JP2707649B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2707649B2 JP63276315A JP27631588A JP2707649B2 JP 2707649 B2 JP2707649 B2 JP 2707649B2 JP 63276315 A JP63276315 A JP 63276315A JP 27631588 A JP27631588 A JP 27631588A JP 2707649 B2 JP2707649 B2 JP 2707649B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、支持体上にセレン系感光層と保護層を設け
てなる電子写真感光体に関する。
従来の技術 従来、Se、Se−Te合金、Se−As合金などの蒸着層を有
する電子写真感光体においては、感光体を繰返し使用す
るとき、転写紙の剥離或いは残留トナーのクリーニング
などで損傷を受け易く、又感光層が摩耗し易く、特性劣
化以前の比較的早い時期に感光体を交換しなければなら
ないという問題があり、そしてこの問題点を改善する為
に、感光体表面に保護層を設けることが知られている。
この場合、帯電→像露光のいわゆるカールソンプロセス
に適用できる様にするために、保護層には導電性を付与
する必要があるが、従来、導電性微粉末を結着樹脂中に
分散させて保護層を形成することが試みられている。
(例えば特開昭53−3338、同53−44028号公報など) 発明が解決しようとする課題 ところが、上記のような導電性微粉末を結着樹脂中に
分散してなる保護層を有する電子写真感光体をカールソ
ンプロセスに適用する場合、保護層による残留電位の増
加を避けることができないという問題があった。
従来、残留電位を低く抑える為には、膜厚を薄くす
ること、導電性微粉末の添加量を増加すること、導
電性微粉末の粒径を増大させること、結着樹脂を硬化
するための硬化剤の量を減少させること、等の手段が知
られている。
しかしながら、膜厚を薄くする場合には、感光体の寿
命が短くなるという問題があった。また、導電性部粉末
の添加量を増加させたり、粒径を増大させる場合には、
高湿度下での解像力や感度が低下するという問題があっ
た。また、硬化剤の量を減少させる場合には、保護膜の
強度が低下し、感光体の寿命が短くなると共に、画質の
維持性も劣化するという問題があった。いずれにして
も、残留電位を低く抑え、かつ電子写真感光体に要求さ
れる上記諸要求を充分に満足させることはできなかっ
た。
本発明は、従来の技術における上記のような問題点に
鑑みてなされたものである。
したがって、本発明の目的は、導電性微粉末を結着樹
脂中に分散してなる保護層を有する電子写真感光体にお
いて、残留電位を低い値に維持し、画質の維持性その他
の電子写真特性の優れた電子写真感光体を提供すること
にある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、鋭意検討した結果、電子写真感光体の
表面層に分散させる金属酸化物微粉末を、結着樹脂の溶
液に分散させる直前に、高温に加熱処理することによっ
て、上記の目的が達成されることを見出し、本発明を完
成するに至った。
即ち、本発明は、支持体上に、セレン系感光層と導電
性粉末を分散してなる保護層とを有する電子写真感光体
において、該保護層が金属酸化物微粉末を結着樹脂溶液
中に分散させてなる塗布液を塗布することによって形成
されたものであって、かつ、該金属酸化物微粉末が、結
着樹脂溶液中に分散される直前に650〜750℃の温度で熱
処理されたものであることを特徴とする。
以下、本発明について詳細に説明する。
第1図は、本発明の電子写真感光体の一例の模式的断
面図である。1は支持体、2はセレン系感光層、3は中
間層、4は保護層、5は金属酸化物微粉末である。
本発明の電子写真感光体において、支持体としては、
公知のものが使用できる。例えば、アルミニウム、ステ
ンレススチール等の導電性支持体、及びポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート等の合成樹脂よりなる
絶縁性支持体等があげられる。絶縁性支持体を用いる場
合には、セレン系感光層を設ける面に導電処理を施すの
が望ましい。
又、セレン系感光層としては、公知の種々のものが使
用できる。例えば、Se、Se−Te合金、Se−As合金、Se−
Sb合金、Se−Bi合金等の蒸着膜等を使用することができ
る。本発明におけるこれらセレン系感光層は、公知の方
法によって形成することができる。
セレン系感光層の上には、保護層が形成される。保護
層は、導電性粉末を結着樹脂中に分散させてなるもの
で、導電性粉末としては特に限定されるものではない
が、例えば、ZnO、TiO2、SnO2、InO2、BiO2、SnO2とSb2
O3との混合物又は組成物、Fe2O3、Cr2O3等があげられ
る。又、結着樹脂としては、可視光に対して透明で、電
気絶縁性、機械強度、接着性に優れたものが望ましく、
例えばポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、シリコーン樹脂、アルキッド
樹脂、塩化ビニル樹脂、環化ブタジエンゴム、フッ素樹
脂等があげられる。この中でも特にウレタン樹脂が好ま
しく使用できる。
保護層の膜厚は、1〜30μmの範囲が適当である。し
かしながら、光による電荷担体の生成は、セレン系感光
層で行われるから、保護層は、セレン系感光層が感光す
る光の波長領域に対して、実質的に透明でなければなら
ない。
本発明において、上記導電性微粉末は、それを結着樹
脂溶液中に分散する直前、即ち、分散前2時間以内に熱
処理される必要がある。熱処理は、650〜750℃で1時間
以上実施するのが好ましい。熱処理温度が650℃よりも
低くなると、残留電位が高くなる。次いで、加熱処理さ
れた導電性微粉末は、結着樹脂の溶液中に添加され、任
意の手段によって分散して保護層形成用塗布液を得る。
この塗布液をセレン系感光層上に塗布することによって
保護層が形成される。
本発明の電子写真感光体において、セレン系感光層と
その上に形成される保護層との間には、必要に応じて中
間層を設けてもよい。中間層は、電荷注入阻止層として
の役割のほか、セレン系感光層と保護層の接着層として
の機能を持たせることもできる。中間層に適する材料に
は、高分子化合物を主成分とするもの、あるいは無機化
合物を主成分とするものがある。高分子化合物の例とし
ては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン樹脂、硝化綿、塩化ビニリデン樹脂、
シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ジルコニウムアルコキサ
イドとシランカップリング剤との硬化物等があげられ、
無機化合物の例としては、酸化ジルコニウム、シリカ、
Se、S、As2O3等があげられる。
実施例 以下、本発明を実施例によって説明する。
アルミニウム基体上に基板温度200℃においてAs2Se3
を蒸着させ、膜厚60μmの感光層を有する感光体ドラム
を形成した。その上に、ジルコニウムアセチルアセトネ
ート(ZC150:松本交商社製)4重量%、エタノール70重
量%、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
(KBM503、信越化学(株)製)2重量%、n−ブタノー
ル32重量%からなる溶液を、スプレー塗布法によって塗
布し、135℃において6時間乾燥して、膜厚0.2μmの中
間層を形成した。
次いで、酸化錫と酸化アンチモンの固溶体粉末(配合
比85:15、三菱金属(株)製、T−1)を、電気炉又は
乾燥器で、後記表に示す温度において1時間熱処理し、
導電性微粉末(試料No.1〜4)を得た。約20分間空冷し
た後、これ等の導電性微粉末を、ポリウレタン樹脂クリ
ヤーベース(レタン#4000:関西ペイント(株)製)70g
にウレタン樹脂固形分に対して35重量%になるように添
加し、更にキシレン系希釈剤を添加した。混合物をボー
ルミルを用いて23時間粉砕処理して、平均粒径0.3μm
になるように分散させた。次いで硬化剤(ヘキサメチレ
ンジイソシアネート)10gを添加して、保護層形成用塗
布液を調製した。
これ等の塗布液を、上記中間層の上にスプレー塗布法
によって塗布し、135℃に加熱して硬化させ、膜厚5μ
mの透明保護層を形成した。
得られた電子写真感光体について残留電位を測定した
ところ、下記表に示す結果が得られた。尚、残留電位
は、24℃、40%RHにおいて、電子写真感光体表面をコロ
トロンによって1000Vに帯電させ、ネオングロー管で露
光した後の表面電位を測定したものである。
発明の効果 本発明においては、上記のように、保護層に分散させ
る金属酸化物微粉末として、分散直前に高温に加熱処理
したものを使用するから、本発明の電子写真感光体は、
保護層表面の残留電位が低い値に維持でき、しかも画質
の維持性その他の電子写真特性も優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の電子写真感光体の一例の模式的断面
図である。 1……支持体、2……セレン系感光層、3……中間層、
4……保護層、5……金属酸化物微粉末。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、セレン系感光層と導電性粉末
    を分散してなる保護層とを有する電子写真感光体におい
    て、該保護層が金属酸化物微粉末を結着樹脂溶液中に分
    散させてなる塗布液を塗布することによって形成された
    ものであって、かつ、該金属酸化物微粉末が、結着樹脂
    溶液中に分散される直前に熱処理されたものであること
    を特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】金属酸化物微粉末の熱処理が、650〜750℃
    の温度で1時間以上行われる特許請求の範囲第1項に記
    載の電子写真感光体。
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