JP2707239B2 - シアノアルキルーヘテロ環式化合物及び殺虫剤 - Google Patents

シアノアルキルーヘテロ環式化合物及び殺虫剤

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JP2707239B2 JP21410796A JP21410796A JP2707239B2 JP 2707239 B2 JP2707239 B2 JP 2707239B2 JP 21410796 A JP21410796 A JP 21410796A JP 21410796 A JP21410796 A JP 21410796A JP 2707239 B2 JP2707239 B2 JP 2707239B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シアノアルキル−
ヘテロ環式化合物、その製法及びその殺虫剤としての利
用に関する。 【0002】 【従来の技術】本願出願日前公知の特開昭48−910
64号公報には、下記一般式で表される化合物が記載さ
れており、該化合物が、殺菌性、抗糖尿病性、ビールス
鎮静性および利尿性の活性物質製造における中間物質と
して有用である旨、記載されている。 【化3】 (式中、基R1 およびR2 は水素原子または1ないし4
個の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状の低級アル
キル基、…………、R3 およびR4 は水素原子、1ない
し4個の炭素原子を有する直鎖状または分枝状の低級ア
ルキル基、…………、R5 は、水素原子、1ないし6個
の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状低級アルキル
基、2ないし3個の炭素原子を有するヒドロキシアルキ
ル基、ハロゲン原子、1または2個の炭素原子を有する
低級アルキルまたはアルコキシ基によって任意にモノ−
またはジ−置換されたフェニル基、ハロゲン原子によっ
て任意にモノ置換されたベンジルまたはフェネチル基を
表す…………、Xは酸素またはイオウ原子またはその窒
素原子が1ないし4個の炭素原子を有する、直鎖状また
は分枝鎖状の低級アルキル基またはベンジルまたは任意
に置換されるイミノ基であり、かつnは0または1に等
しい) 【0003】同じく、英国特許出願公告第2,055,
796−A号には、下記式で表される化合物が殺虫活性
を有する旨、記載されている。 【化4】 (式中、Xは、NH−、−N(アルキル)−、−S−又
は−CH2 −、Rは水素、アルキル又はアルキルカルボ
ニルそしてnは2又は3を示し、Rが水素又はXが−N
H−の場合、その互変異性を有する) 【0004】 【課題を解決するための手段】この度、本発明者等は下
記式(I)のシアノアルキル−ヘテロ環式化合物を見い
出した。 式: 【化5】 式中、Rはシアノアルキル基を示し、Aは、任意に置換
されていてもよい炭素数2〜3の飽和炭化水素鎖の2価
の基、若しくは、任意に置換されていてもよい炭素数2
〜3の不飽和炭化水素鎖の2価又は3価の基を示し、A
とXとの結合手「→」は、1価又は2価を示し、XはN
H、N、O、S、CH又はCH2 を示し、そしてYはシ
アノ基又はニトロ基を示す。ここで、XがNHを示すと
き、Aは任意に置換されていてもよい炭素数2〜3の不
飽和炭化水素鎖の2価の基を示し、又XがNを示すと
き、Aは任意に置換されていてもよい炭素数2〜3の不
飽和炭化水素鎖の3価の基を示し、且つAとXとの結合
手「→」は2価を示す。 【0005】本発明式(I)の化合物は例えば下記の方
法により合成できる。 製法a): 式 【化6】 式中、A、X及びYは前記と同じ、で表される化合物
と、 式 R−Hal (III) 式中、Rは前記と同じ、そしてHalはハロゲン原子を
示す、で表される化合物とを反応させることを特徴とす
る、前記式(I)のシアノアルキル−ヘテロ環式化合物
の製造方法。 【0006】製法b):〔式(I)中、Aが任意に置換
されていてもよい炭素数2〜3の飽和炭化水素鎖の2価
の基を示し、XがO又はSを示す場合、AをA1とし、
XをX1 とする〕 式: R−NH−A1 −X1 H (IV) 式中、R、A1 及びX1 は前記と同じ、で表される化合
物と、式: 【化7】 式中、Yは前記と同じ、そしてBはメチルチオ基又はア
ミノ基を示す、で表される化合物とを反応させることを
特徴とする、 式: 【化8】 式中、R、A1 、X1 およびYは前記と同じ、で表され
るシアノアルキル−ヘテロ環式化合物の製造方法。 【0007】本発明式(I)のシアノアルキル−ヘテロ
環式化合物は、強力な殺虫作用を示す。本発明によれ
ば、式(I)のシアノアルキル−ヘテロ環式化合物は意
外にも、驚くべきことには、例えば前掲の刊行物記載の
化合物に比較し、実質的に極めて卓越した殺虫作用を現
す。 【0008】本発明式(I)の化合物に於いて、好まし
くは、Rは、炭素数1〜5のアルキルを有するシアノア
ルキルを示し、Aはアルキル置換されていてもよい炭素
数2〜3の飽和炭化水素鎖の2価の基、若しくは、アル
キル置換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水
素鎖の2価又は3価の基を示し、AとXとの結合手
「→」は1価又は2価を示し、XはNH、N、O、S、
CH又はCH2 を示し、そしてYはシアノ又はニトロを
示し、ここでXがNHを示すとき、Aはアルキル置換さ
れていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖の2価
の基を示し、又XがNを示すとき、Aはアルキル置換さ
れていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖の3価
の基を示す。 【0009】更には、式(I)に於いて、特に好ましく
は、Rは炭素数1〜3のアルキルを有するシアノアルキ
ルを示し、Aはメチル置換されていてもよい炭素数2〜
3の飽和炭化水素鎖の2価の基、若しくはメチル置換さ
れていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖の2価
又は3価の基を示し、AとXとの結合手「→」は1価又
は2価を示し、XはNH、N、O、S、CH又はCH2
を示し、そしてYはシアノ又はニトロを示し、ここでX
がNHを示すとき、Aはメチル置換されていてもよい炭
素数2〜3の不飽和炭化水素鎖の2価の基を示し、又X
がNを示すとき、Aはメチル置換されていてもよい炭素
数2〜3の不飽和炭化水素鎖の3価の基を示す。 【0010】そして本発明式(I)の化合物の具体例と
しては、特には下記の化合物を例示できる。3−(2−
シアノエチル)−2−シアノイミノテトラヒドロ−1,
3−チアジン、3−(2−シアノエチル)−2−シアノ
イミノチアゾリジン、3−(2−シアノエチル)−2−
ニトロイミノテトラヒドロ−1,3−チアジン、3−
(2−シアノエチル)−2−シアノイミノオキサゾリジ
ン、3−(2−シアノエチル)−2−シアノイミノテト
ラヒドロ−1,3−オキサジン、1−(2−シアノエチ
ル)−2−ニトロイミノ−1,2−ジヒドロピリジン、
1−(2−シアノエチル)−2−シアノイミノ−1,2
−ジヒドロピリジン、3−(2−シアノエチル)−2−
シアノイミノチアゾリジン、3−(3−シアノプロピ
ル)−2−シアノイミノテトラヒドロ−1,3−チアジ
ン、1−(3−シアノプロピル)−2−ニトロイミノピ
ロリジン、1−(3−シアノプロピル)−2−ニトロイ
ミノ−1,2−ジヒドロピリミジン。 【0011】製法a)に於いて、原料として、例えば、
2−シアノイミノテトラヒドロ−1,3−チアジンと、
3−クロロプロピオニトリルとを用いると、下記の反応
式で表される。 【化9】【0012】製法b)に於いて、原料として例えば、3
−(2−ヒドロキシエチル)アミノプロピオニトリル
と、ジメチルN−シアノジチオイミノカーボネートとを
用いると、下記の反応式で表される。 【化10】 【0013】上記製法a)に於いて、原料である式(I
I)の化合物は前記、A、X及びYの定義に基づいたも
のを意味する。式(II)に於いて、A、X及びYは好ま
しくは、前記の好ましい定義と同義を示す。式(II)の
化合物は、有機化学の分野ですでに文献公知のものであ
り、その具体例としては、2−シアノイミノテトラヒド
ロ−1,3−チアジン、2−シアノイミノテトラヒドロ
−1,3−オキサジン、2−ニトロイミノテトラヒドロ
−1,3−チアジン、2−ニトロイミノチアゾリジン、
2−シアノイミノチアゾリジン、2−シアノイミノピロ
リジン、2−シアノイミノピペリジン、2−ニトロイミ
ノピロリジン、2−ニトロイミノピペリジン、2−シア
ノアミノチアゾリン、2−ニトロアミノピリジン等を例
示できる。 【0014】同様に、製法a)の原料である式(III)の
化合物は、前記R及びHalの定義に基づいたものを意
味する。式(III)に於いて、Rは、好ましくは、前記の
好ましい定義と同義を示し、Halは好ましくは、クロ
ル又はブロムを示す。式(III)の化合物は、有機化学の
分野でよく知られたものであり、その具体例としては、
2−クロロアセトニトリル、2−クロロプロピオニトリ
ル等を例示できる。 【0015】上記製法b)に於いて、原料である式(I
V)の化合物は、前記、R、A1 及びX1 の定義に基づ
いたものを意味する。式(IV)に於いて、R、A1 及び
1 は好ましくはRについては、前記の好ましい定義と
同義を示し、A1 及びX1 については、夫々、前記A及
びXの好ましい定義中のそれぞれに対応する定義と同義
を示す。式(IV)の化合物は、例えば、 J. Am. Chem.
Soc. (ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサ
エティー)、72巻、1814〜1815頁又は、J. P
ham. Sci. (ジャーナル オブ ファーマシューティカ
ル サイエンス)、59巻、1350〜1352頁等に
記載される公知化合物を包含する。その具体例として
は、例えば、3−(2−メルカプトエチル)アミノプロ
ピオニトリル、3−(2−ヒドロキシエチル)アミノプ
ロピオニトリル等を例示できる。製法b)に於いて、同
様に原料である式(V)の化合物は公知のものであり、
その具体例としては、ジメチルN−シアノイミノジチオ
カーボネート、ニトログアニジン、N−ニトロS−メチ
ルイソチオウレアを例示できる。 【0016】上記製法a)の実施に際しては、適当な希
釈剤としてすべての不活性な溶媒を挙げることができ
る。かかる希釈剤の例としては、水;脂肪族、環脂肪族
および芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されて
もよい)例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エー
テル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メ
チレンクロライド、クロロホルム、四塩化炭素、エチレ
ンクロライドおよびトリクロロエチレン、クロロベンゼ
ン;その他、エーテル類例えば、ジエチルエーテル、メ
チルエチルエーテル、ジ−iso −プロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、プロピレンオキサイド、ジオキサン、
テトラヒドロフラン;ニトリル類例えば、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル、アクリロニトリル;アルコール
類例えば、メタノール、エタノール、 iso−プロパノー
ル、ブタノール、エチレングリコール;酸アミド類例え
ば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド;ス
ルホン、スルホキシド類例えば、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン;および塩基例えば、ナトリウムハイド
ライド、カリウムハイドライド等の水素化物、アルカリ
金属の水酸化物、炭酸塩、及びトリエチルアミン等の三
級アミンをあげることができる。 【0017】上記製法a)は、広い温度範囲内において
実施することができ、一般には、約0℃〜約100℃、
好ましくは約10℃〜約80℃の間で実施できる。ま
た、反応は常圧の下で行なうのが好ましいが、加圧また
は減圧の条件の下で行なうこともできる。上記製法a)
を実施するに当たっては、例えば、式(II)の化合物1
モルに対し、塩基として、ナトリウムハイドライドを、
約1.1倍〜1.2倍モル量、式(III)の化合物を等モ
ル量〜約1.2倍モル量、好ましくは等モル量〜約1.
1倍モル量を、不活性溶媒、例えばジメチルホルムアミ
ド中で反応させることにより、目的の化合物を得ること
ができる。 【0018】上記製法b)の実施に際しては、適当な希
釈剤として、製法a)で例示したと同様のすべての不活
性な溶媒を挙げることができる。上記製法b)は、広い
温度範囲内において実施することができ、例えば、約0
℃〜約100℃の間、好ましくは約30℃〜約80℃の
間で実施できる。また、反応は常圧の下で行なうのが好
ましいが、加圧または減圧の条件の下で行なうこともで
きる。上記製法b)を実施するに当たっては、例えば式
(IV)の化合物1モルに対し、式(V)の化合物を等モ
ル量〜約1.2倍モル量、好ましくは等モル量〜約1.
1倍モル量、不活性溶媒、例えばアルコール(例えば、
メタノール、エタノール)溶媒中で、メルカプタン及び
/又はアンモニアの発生の止むまで、反応させることに
よって、目的の新規化合物を得ることができる。 【0019】本発明の式(I)化合物は強力な殺虫作用
を現す。従って、それらは殺虫剤として使用することが
できる。そして、本発明の式(I)活性化合物は、栽培
植物に対し薬害を与えることなく、有害昆虫に対し的確
な防除効果を発揮する。また本発明化合物は広範な種々
の害虫、有害な吸液昆虫、かむ昆虫およびその他の植物
寄生害虫、貯蔵害虫、衛生害虫等の防除のために使用で
き、それらの駆除撲滅のために適用できる。 【0020】そのような害虫類の例としては、以下の如
き害虫類を例示することができる。昆虫類として、鞘翅
目害虫、例えばアズキゾウムシ(Callosobruchus chine
nsis) 、コクゾウムシ (Sitophilus zeamais)、コクヌ
ストモドキ (Tribolium castaneum)、オオニジュウヤホ
シテントウ (Epilachna vigintioctomaculata)、トビイ
ロムナボソコメツキ (Agriotes fuscicollis)、ヒメコ
ガネ (Anomala rufocuprea)、コロラドポテトビートル
(Leptinotarsa decemlineata)、ジアブロテイカ (Diab
rotica spp.)、マツノマダラカミキリ (Monochamus alt
ernatus)、イネミズゾウムシ (Lissorhoptrus oryzophi
lus)、ヒラタキクイムシ (Lyctus bruneus);鱗翅目
虫、例えばマイマイガ (Lymantria dispar) 、ウメケム
シ(Malacosoma neustria)、アオムシ (Pieris rapa
e)、ハスモンヨトウ (Spodoptera litura)、ヨトウ(M
amestrabrassicae) 、ニカメイチュウ(Chilo suppress
alis) 、アワノメイガ (Pyrausta nubilalis) 、コナマ
ダラメイガ (Ephestia cautella)、コカクモンハマキ
(Adoxophyes orana) 、コドリンガ (Carpocapsa pomone
lla) 、カブラヤガ (Agrotis fucosa) 、ハチミツガ (G
alleria mellonella)、コナガ (Plutella maculipenni
s)、ミカンハモグリガ (Phyllocnistis citrella) ; 【0021】半翅目虫、例えばツマグロヨコバイ (Neph
otettix cincticeps) 、トビイロウンカ (Nilaparvatal
ugens) 、クワコナカイガラムシ (Pseudococcus comsto
cki) 、ヤノネカイガラムシ (Unaspis yanonensis) 、
モモアカアブラムシ (Myzus persicae) 、リンゴアブラ
ムシ (Aphis pomi) 、ワタアブラムシ (Aphis gossypi
i) 、ニセダイコンアブラムシ (Rhopalosiphum pseudob
rassicas)、ナシグンバイ (Stephanitis nashi)、アオ
カメムシ (Nezara spp.)、トコジラミ (Cimex lectular
ius)、オンシツコナジラミ (Trialeurodes vaporarioru
m)、キジラミ(Psylla spp.);直翅目虫、例えば、チャ
バネゴキブリ (Blatella germanica) 、ワモンゴキブリ
(Periplaneta americana)、ケラ (Gryllotalpa africa
na) 、バッタ (Locusta migratoria migratoriodes) ;
等翅目虫、例えば、ヤマトシロアリ (Deucotermes sper
atus) 、イエシロアリ (Coptotermes formosanus) ;双
翅目虫、例えば、イエバエ (Musca domestica)、ネッタ
イシマカ(Aedes aegypti)、タネバエ (Hylemia platur
a)、アカイエカ (Culex pipiens)、シナハマダラカ(An
opheles slnensis) 、コガタアカイエカ (Culex tritae
niorhynchus)、等を挙げることができる。 【0022】更に、獣医学の医薬分野においては、本発
明の新規化合物を種々の有害な動物寄生虫 (内部および
外部寄生虫) 、例えば、昆虫類およびぜん虫に対して使
用して有効である。このような動物寄生虫の例として
は、以下の如き害虫を例示することができる。昆虫類と
しては例えば、ウマバエ (Gastrophilus spp.)、サシバ
エ (Stomoxys spp.)、ハジラミ (Trichodectes spp.)、
サシガメ (Rhodnius spp.)、イヌノミ (Ctenocephalide
s canis)等を挙げることができる。本発明ではこれらす
べてを包含する虫類に対する殺虫作用を有する物質とし
て殺虫剤と呼ぶことがある。 【0023】本発明の式(I)活性化合物は通常の製剤
形態にすることができる。そして斯かる形態としては、
液剤、エマルジョン、懸濁剤、粉剤、泡沫剤、ペース
ト、粒剤、エアゾール、活性化合物浸潤−天然及び合成
物、マイクロカプセル、種子用被覆剤、燃焼装置を備え
た製剤(例えば燃焼装置としては、くん蒸及び煙霧カー
トリッジ、かん並びにコイル)、そしてULV〔コール
ドミスト (cold mist)、ウォームミスト (warm mist)〕
を挙げることができる。これらの製剤は、公知の方法で
製造することができる。斯かる方法は、例えば、活性化
合物を、展開剤、即ち、液体希釈剤;液化ガス希釈剤;
固体希釈剤又は担体、場合によっては界面活性剤、即
ち、乳化剤及び/又は分散剤及び/又は泡沫形成剤を用
いて、混合することによって行なうことができる。展開
剤として水を用いる場合には、例えば、有機溶媒はまた
補助溶媒として使用することができる。 【0024】液体希釈剤又は担体の例としては、例え
ば、芳香族炭化水素類(例えば、キシレン、トルエン、
アルキルナフタレン等)、クロル化芳香族又はクロル化
脂肪族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン類、塩化エ
チレン類、塩化メチレン等)、脂肪族炭化水素類〔例え
ば、シクロヘキサン等、パラフィン類(例えば鉱油留分
等)〕、アルコール類(例えば、ブタノール、グリコー
ル及びそれらのエーテル、エステル等)、ケトン類(例
えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン又はシクロヘキサノン等)、強極性溶媒(例え
ば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)
そして水も挙げることができる。液化ガス希釈剤又は担
体は、常温常圧でガスであり、その例としては、例え
ば、ブタン、プロパン、窒素ガス、二酸化炭素、そして
ハロゲン化炭化水素類のようなエアゾール噴射剤を挙げ
ることができる。固体希釈剤としては、土壌天然鉱物
(例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石
英、アタパルガイド、モンモリロナイト、又は珪藻土
等)、土壌合成鉱物(例えば、高分散ケイ酸、アルミ
ナ、ケイ酸塩等)を挙げることができる。粒剤のための
固体担体としては、粉砕且つ分別された岩石(例えば、
方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石等)、無機及び
有機物粉の合成粒、そして細粒体又は有機物質(例え
ば、おがくず、ココやしの実のから、とうもろこしの穂
軸そしてタバコの茎等)を挙げることができる。 【0025】乳化剤及び/又は泡沫剤としては、非イオ
ン及び陰イオン乳化剤〔例えば、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエ
ーテル(例えば、アルキルアリールポリグリコールエー
テル、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリー
ルスルホン酸塩等)〕、アルブミン加水分解生成物を挙
げることができる。分散剤としては、例えば、リグニン
サルファイト廃液そしてメチルセルロースを包含する。
固着剤も、製剤(粉剤、粒剤、乳剤)に使用することが
でき、斯かる固着剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースそして天然及び合成ポリマー(例えば、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコールそしてポリビニルアセテート
等)を挙げることができる。着色剤を使用することもで
き、斯かる着色剤としては、無機顔料(例えば酸化鉄、
酸化チタンそしてプルシアンブルー)、そしてアリザリ
ン染料、アゾ染料又は金属フタロシアニン染料のような
有機染料そして更に、鉄、マンガン、ボロン、銅、コバ
ルト、モリブデン、亜鉛のそれらの塩のような微量要素
を挙げることができる。 【0026】該製剤は、例えば、前記活性成分を0.1
〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%含有する
ことができる。本発明の式(I)活性化合物は、それら
の商業上有用な製剤及び、それらの製剤によって調製さ
れた使用形態で、他の活性化合物、例えば、殺虫剤、毒
餌、殺菌剤、殺ダニ剤、殺センチニウ剤、殺カビ剤、生
長調整剤又は除草剤との混合剤として利用することもで
きる。ここで、上記殺虫剤としては、例えば、有機リン
剤、カーバメート剤、カーボキシレート系薬剤、クロル
化炭化水素系薬剤、微生物より生産される殺虫性物質を
挙げることができる。更に、本発明の式(I)活性化合
物は、共力剤との混合剤としても利用することができ、
斯かる製剤及び使用形態は、商業上有用なものを挙げる
ことができる。該共力剤は、それ自体、活性である必要
はなく、活性化合物の作用を増幅する化合物である。本
発明の式(I)活性化合物の商業上有用な使用形態にお
ける含有量は、広い範囲内で変えることができる。本発
明の式(I)活性化合物の使用上の濃度は、例えば0.00
00001〜100重量%であって、好ましくは 0.0001〜
1重量%である。本発明の式(I)化合物は、使用形態
に適合した通常の方法で使用することができる。衛生害
虫、貯蔵物に対する害虫に使用される際には活性化合物
は、石灰物質上のアルカリに対する良好な安定性はもち
ろんのこと、木材及び土壌における優れた残効性によっ
て際立たされている。 【0027】 【発明の実施の形態】次に実施例により本発明の内容を
具体的に説明するが、本発明はこれのみに限定されるべ
きものではない。 【0028】 【0029】製造実施例: 実施例1 【化12】 2−ニトロアミノピリジン(2.8g)、3−クロロプ
ロピオニトリル(1.8g)、トリエチルアミン(2.
2g)、エタノール(50ml)の溶液を攪拌しなが
ら、3時間還流させる。エタノールを減圧で留去後、残
渣に水を加え、ジクロロメタンで抽出する。ジクロロメ
タン層を水及び1%塩酸で洗浄後、乾燥する。ジクロロ
メタンを濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製すると、目的の1−(2−シアノエチル)
−2−ニトロイミノ−1,2−ジヒドロピリジン(0.
8g)が得られる。 mp.136〜140℃ 【0030】 【0031】実施例1と同様の方法により製造される本
発明式(I)の化合物を、実施例1の化合物とともに下
記第1表に示す。 【0032】 【0033】 【表2】【0034】 【0035】生物試験例: 比較化合物 【化14】 【0036】実施例(生物試験) 有機リン剤抵抗性ツマグロヨコバイに対する試験 供試薬液の調製 溶剤: キシロール3重量部 乳化剤: ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル1重量部 適当な活性化合物の調合物を作るために活性化合物1重
量部を前記量の乳化剤を含有する前記量の溶剤と混合
し、その混合物を水で所定濃度まで希釈した。 試験方法: 直径12cmのポットに植えた草丈10cm位の稲に、
上記のように調製した活性化合物の所定濃度の水希釈液
を1ポット当たり10ml散布した。散布薬液を乾燥
後、直径7cm、高さ14cmの金網をかぶせ、その中
に有機リン剤に抵抗性を示す系統のツマグロヨコバイの
雌成虫を30頭放ち、恒温室に置き2日後に死虫数を調
べ殺虫率を算出した。代表例をもってその結果を第2表
に示す。 【0037】 【表4】 【0038】 【0039】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/76 A01N 43/76 43/78 43/78 F 43/86 102 43/86 102 C07D 211/72 C07D 211/72 211/84 211/84 213/76 213/76 233/88 233/88 239/18 239/18 239/22 239/22 263/28 263/28 263/48 263/48 265/08 265/08 277/18 277/18 277/38 277/38 279/06 279/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.式: 【化1】 式中、Rは炭素数1〜5のアルキルを有するシアノアル
    キルを示し、Aはアルキル置換されていてもよい炭素数
    2〜3の飽和炭化水素鎖の2価の基、若しくは、アルキ
    ル置換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素
    鎖の2価又は3価の基を示し、 AとXとの結合手「→」は1価又は2価を示し、XはN
    H、N、O、S、CH又はCH2 を示し、そしてYはニ
    トロを示し、ここでXがNHを示すとき、Aはアルキル
    置換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖
    の2価の基を示し、又XがNを示すとき、Aはアルキル
    置換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖
    の3価の基を示し、且つAとXとの結合手「→」は2価
    を示す、で表されるシアノアルキル−ヘテロ環式化合
    物。 2.Rが炭素数1〜3のアルキルを有するシアノアルキ
    ルを示し、Aがメチル置換されていてもよい炭素数2〜
    3の飽和炭化水素鎖の2価の基、若しくはメチル置換さ
    れていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖の2価
    又は3価の基を示し、 AとXとの結合手「→」が1価又は2価を示し、XがN
    H、N、O、S、CH又はCH2 を示し、そしてYがニ
    トロを示し、ここでXがNHを示すとき、Aがメチル置
    換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖の
    2価の基を示し、又XがNを示すとき、Aがメチル置換
    されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖の3
    価の基を示す請求項1記載の化合物。 3.式: 【化2】 式中、Rは炭素数1〜5のアルキルを有するシアノアル
    キルを示し、Aはアルキル置換されていてもよい炭素数
    2〜3の飽和炭化水素鎖の2価の基、若しくは、アルキ
    ル置換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素
    鎖の2価又は3価の基を示し、 AとXとの結合手「→」は1価又は2価を示し、XはN
    H、N、O、S、CH又はCH2 を示し、そしてYはニ
    トロを示し、ここでXがNHを示すとき、Aはアルキル
    置換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖
    の2価の基を示し、又XがNを示すとき、Aはアルキル
    置換されていてもよい炭素数2〜3の不飽和炭化水素鎖
    の3価の基を示し、且つAとXとの結合手「→」は2価
    を示す、で表されるシアノアルキル−ヘテロ環式化合物
    を有効成分として含有する殺虫剤。
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