JP2706883B2 - ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法 - Google Patents

ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法

Info

Publication number
JP2706883B2
JP2706883B2 JP30185192A JP30185192A JP2706883B2 JP 2706883 B2 JP2706883 B2 JP 2706883B2 JP 30185192 A JP30185192 A JP 30185192A JP 30185192 A JP30185192 A JP 30185192A JP 2706883 B2 JP2706883 B2 JP 2706883B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
whiskers
aluminum borate
mol
mixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30185192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06122600A (ja
Inventor
昌則 長船
桂三 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Chemicals Corp
Original Assignee
Shikoku Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shikoku Chemicals Corp filed Critical Shikoku Chemicals Corp
Priority to JP30185192A priority Critical patent/JP2706883B2/ja
Publication of JPH06122600A publication Critical patent/JPH06122600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2706883B2 publication Critical patent/JP2706883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直径0.05μm未満
の微細なウィスカーの生成を抑え、より均一な大きさの
ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法に関するもの
であり、本発明方法により得られるホウ酸アルミニウム
ウイスカーは、形状が揃っているためプラスチック、金
属、セラッミクッス等の強化材としてその配合性を高め
ることができる。
【0002】
【従来の技術】ホウ酸アルミニウムウイスカ−の製造方
法として、特開昭63ー319298号公報に9Al2
3 ・2B2 3 の化学式を有するホウ酸アルミニウム
ウィスカ−、また特開昭63ー319299号公報に2
Al2 3 ・B2 3 の化学式を有するホウ酸アルミニ
ウムウィスカ−が開示されており、酸化アルミニウム供
給成分と無水ホウ酸供給成分をアルカリ金属塩の溶融剤
の存在下、所定温度に加熱して均一で微細なホウ酸アル
ミニウムウイスカ−を育成することが提案されている。
【0003】しかしながら、前記の製造方法によれば再
現性が不十分であり、原料の粒径、原料の混合状態ある
いは加熱条件等のわずかな変動により、生成されるウイ
スカーの形状が大きく変動し、特に直径が0.05μm
以下の微細なウイスカーが多量に混入するなどの問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】外部溶融剤法によって
育成されるホウ酸アルミニウムウィスカ−は安定であ
り、多くのプラスチック、金属、セラミックス等の強化
材として有用であることが確認されている。ところが実
際の工業化段階において、品質の安定性、特に微細なウ
ィスカーの混入が大きな障害となり、ウイスカーの歩留
りが上がらない難点があった。
【0005】本発明の目的は、ホウ酸アルミニウムウイ
スカ−として直径が0.05μm未満の微細なホウ酸ア
ルミニウムウイスカ−が混入せず、均一な大きさの形状
であり、且つ安定して生産しうる製造方法を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
事情に鑑み、鋭意試験研究を重ねた結果、酸化アルミニ
ウム供給成分と無水ホウ酸供給成分をアルカリ金属塩か
らなる溶融剤の存在下、600〜1200℃の温度に加
熱してホウ酸アルミニウムウイスカーを生成するに当
り、反応系に少量の不純物を混在させれば、直径が0.
05μm以下の微細な混入が少なく且つ均一な大きさの
ホウ酸アルミニウムウイスカーが安定、且つ再現性良く
得られることを見い出し、本発明方法を完遂した。
【0007】本発明方法の実施において用いられる酸化
アルミニウム供給成分としては、加熱することにより酸
化アルミニウムになるものであればどのような化合物で
もよく、その代表的な化合物としては、酸化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム14〜18水
和物、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムカ
リウム12水和物、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸
アルミニウムナトリウム12水和物、硫酸アルミニウム
アンモニウム、硫酸アルミニウムアンモニウム12水和
物、硝酸アルミニウム、硝酸アルミニウム9水和物、塩
化アルミニウム、塩化アルミニウム6水和物、水酸化ア
ルミニウム、ベーマイト、ジアスポア、ドーダイト及び
炭酸アルミニウム等であり、これらは単独で用いてもよ
いし、2種類以上混合して用いてもよい。
【0008】また本発明方法の実施において用いられる
無水ホウ酸供給成分としては、加熱することにより無水
ホウ酸となるものであればどのような化合物でもよく、
その代表的な化合物としては、酸化ホウ素、オルトホウ
酸(H3 BO3 )、四ホウ酸(H2 4 7 )、メタホ
ウ酸(HBO2 )、四ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸カリ
ウム、ピロホウ酸ナトリウム、ピロホウ酸カリウム、メ
タホウ酸ナトリウム、メタホウ酸カリウム等であり、こ
れらは単独で用いてもよいし、2種類以上混合して用い
てもよい。
【0009】本発明方法の実施において、反応系に添加
される不純物の代表的なものとしては、(1)遷移元
素、遷移元素の酸化物あるいは遷移元素の塩、例えばT
i,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu等の金属粉末
あるいはこれらの酸化物、硫酸塩、ピロ硫酸塩、硝酸
塩、塩化物、炭酸塩等、(2)亜鉛等の金属粉末及びそ
の酸化物並びに塩類、(3)アンモニア水、アンモニア
の硫酸塩、ピロ硫酸塩、硝酸塩、塩化物及び炭酸塩等で
あり、これらの化合物は単独で用いてもよいし、2種類
以上混合して用いてもよい。なお、本発明方法において
用いられる不純物は、後処理の際に使用される中性、酸
性あるいはアルカリ性の水溶液に溶解するものが望まし
い。
【0010】本発明方法の実施において用いられる溶融
剤としては、ナトリウムの硫酸塩、ピロ硫酸塩、硝酸
塩、塩化物、炭酸塩あるいはカリウムの硫酸塩、ピロ硫
酸塩、硝酸塩、塩化物、炭酸塩等であり、これらは単独
で用いてもよいし、2種類以上混合して用いてもよい。
【0011】本発明方法の実施に当たって、酸化アルミ
ニウム供給成分と無水ホウ素供給成分の混合比率は、ア
ルミニウムとホウ素のモル比が1:4ないし9:1の範
囲であり、遷移元素粉末、遷移元素の酸化物あるいは遷
移元素塩を添加する割合はアルミニウムに対する遷移元
素等のモル比で100:1ないし5:1、また亜鉛等及
びその酸化物並びにその塩を用いる場合もアルミニウム
に対する亜鉛等のモル比は同様である。さらにアンモニ
アあるいはアンモニウム塩の添加する割合はアルミニウ
ムに対するアンモニアのモル比を100:1ないし2:
1の範囲にすべきである。なお、アルカリ金属塩からな
る溶融剤の量は、全重量の10〜95重量%の範囲で添
加することが好ましい。
【0012】前記の所定割合で得られた混合物は、その
まま坩堝(アルミナ及び石英等)に入れるか、水等で練
って成形するか、あるいは乾式のまま圧縮成形したの
ち、毎分2〜50℃の温度範囲で昇温し、最終的に60
0〜1,200℃の温度で30分ないし8時間保持する
ことにより、直径0.05μm以下の微細なウイスカー
の混入が少なく、均一な形状の良いホウ酸アルミニウム
ウイスカーを再現性良く製造することができる。
【0013】本発明方法により得られるホウ酸アルミニ
ウムの代表的なものとしては、9Al2 3 ・2B2
3 及び2Al2 3 ・B2 3 の化学式を有するものが
挙げられる。遷移元素の粉末、遷移元素の酸化物あるい
は遷移元素塩を用いた場合、Cu及びCr等はホウ酸ア
ルミニウムとの固溶体を生成するが、これらは微量用い
るので、ホウ酸アルミニウムウイスカーの有用性を損な
うことはない。
【0014】ホウ酸アルミニウムウイスカーを育成した
のちの後処理としては、アルカリ金属からなる溶融剤の
重量に対して10〜100倍程度の水、各種の酸水溶液
あるいは各種のアルカリ水溶液を用いて溶融剤を溶解除
去したのち、溶け残った物を十分に水洗することによ
り、精製されたホウ酸アルミニウムウイスカーを得るこ
とができる。溶融剤の除去に際して使用される溶液は室
温で用いてもよいし、また加熱して用いてもよい。
【0015】また、遷移元素粉末、遷移元素の酸化物あ
るいは遷移元素塩を用いた場合、その酸化物等が育成さ
れたホウ酸アルミニウムウイスカーに混入することがあ
るが、各種の酸やアルカリ等を用いて精製することによ
りホウ酸アルミニウムウイスカーのみを単離することが
できる。
【0016】
【作用】ホウ酸アルミニウムウイスカ−を生成する際
に、酸化アルミニウム供給成分、無水ホウ酸供給成分及
びアルカリ金属塩の溶融剤の3成分が混合されている
が、均一な大きさのウイスカーを再現性良く生成するた
めには、これらの原料が均一に混合されていることが不
可欠である。ところが、原料を均一に混合した場合、ホ
ウ酸アルミニウムの合成反応が系全体で同時に起こり、
反応の起点となる核が多量に生成され、全ての核がウイ
スカーとして成長するだけの充分な量のホウ酸アルミニ
ウムが供給し難いために、成長しきれない微細なホウ酸
アルミニウムが混入することになる。
【0017】そのために、反応の起点となる核の生成を
助ける物質を介在させれば、優先的に核が生成され、そ
ののち系内においてホウ酸アルミニウムの合成が始ま
り、核が充分に成長する。本発明方法においては、この
核の生成を助ける物質として遷移元素等の少量の不純物
を用いている。なお、アンモニアあるいはアンモニア塩
等は加熱により気化逸散するが、その際に起こる化学反
応によって反応系にある種の不純物が生じると思われ
る。
【0018】遷移元素及びアンモニア等は微量であって
も充分な効果を発揮しうるが、過剰に添加した場合は核
が余剰にできるために微細な混入品を増やすことにな
る。そのため、選定する原料によって核生成を助ける物
質の適正量を厳密にする必要があり、この適正値をはず
れると合成が不安定になるので望ましくない。
【0019】
【実施例】
(実施例1)硫酸アルミニウム13.69g(0.08
Alモル)、オルトホウ酸1.24g(0.02Bモ
ル)、ニッケル金属粉末0.294g(0.005Ni
モル)及び硫酸カリウム13.94g(0.16Kモ
ル)を窒素パージしたボールミルを用いて粉砕混合した
のち、この混合物を内容量50mlのアルミナ坩堝に入
れて電気炉中で毎分8℃ずつ昇温し、1100℃の温度
で4時間反応させた。この反応物を冷却し、500ml
の水を加え80℃で攪拌して残留溶融剤を溶解除去し
た。次いで、水洗、乾燥処理を行ない、ホウ酸アルミニ
ウムウイスカー4.45gを得た。得られたウイスカー
を走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、直径0.
05μm未満のものは観察されなかった。また、このウ
イスカーの比表面積値は3.18m2 /gであった。
【0020】(実施例2)水酸化アルミニウム6.24
g(0.08Alモル)、オルトホウ酸1.24g
(0.02Bモル)、硫酸第一鉄7水和物0.556g
(0.002Feモル)及び硫酸ナトリウム11.36
g(0.16Naモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、実
施例1と同様の処理を行なったところ、ホウ酸アルミニ
ウムウイスカー4.31gが得られた。このウイスカー
を走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、直径0.
05μm未満のものが少量観察されたが、ウイスカーの
比表面積値は4.10m2 /gであった。
【0021】(実施例3)酸化アルミニウム4.08g
(0.08Alモル)、四ホウ酸ナトリウム1.01g
(0.02Bモル)、塩化第一銅0.099g(0.0
1Cuモル)及び塩化カリウム11.93g(0.16
Kモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、30mmφのディ
スク状に加圧成形した。この成形物を内容量50mlの
アルミナ坩堝に入れて電気炉中で毎分8℃ずつ昇温し、
1000℃の温度で4時間反応させた。この反応物を冷
却し、500mlの水を加え80℃で攪拌して残留溶融
剤を溶解除去した。次いで、水洗、乾燥処理を行ない、
ホウ酸アルミニウムウイスカー4.12gを得た。得ら
れたウイスカーを走査型電子顕微鏡を用いて観察したと
ころ、直径0.05μm未満のものが少量観察され、こ
のウイスカーの比表面積値は5.11m2 /gであっ
た。
【0022】(実施例4)塩化アルミニウム6水和物1
9.33g(0.08Alモル)、四ホウ酸ナトリウム
1.01g(0.02Bモル)、酸化亜鉛0.407g
(0.005Znモル)及び塩化ナトリウム9.35g
(0.16Naモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、水
5.0gを添加して球状に成形加工した。この成形物を
90℃の温度で24時間乾燥したのち、内容量50ml
のアルミナ坩堝に入れて電気炉中で毎分8℃ずつ昇温
し、900℃の温度で4時間反応させた。この反応物を
冷却し、500mlの水を加え80℃で攪拌して残留溶
融剤を溶解除去した。次いで、水洗、乾燥処理を行な
い、ホウ酸アルミニウムウイスカー3.98gを得た。
得られたウイスカーを走査型電子顕微鏡を用いて観察し
たところ、直径0.05μm未満のものがやや多く観察
され、ウイスカーの比表面積値は5.93m2 /gであ
った。
【0023】(実施例5)硫酸アルミニウム13.69
g(0.08Alモル)、オルトホウ酸1.24g
(0.02Bモル)、及び硫酸カリウム13.94g
(0.16Kモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、この混
合物に25%アンモニア水2.00ml(0.029N
3 モル)を添加して良く混練したのち、実施例1と同
様の処理を行なったところ、ホウ酸アルミニウムウイス
カー4.40gが得られた。このウイスカーを走査型電
子顕微鏡を用いて観察したところ、直径0.05μm未
満のものは見当たらず、またウイスカーの比表面積値は
2.98m2 /gであった。
【0024】(実施例6)水酸化アルミニウム6.24
g(0.08Alモル)、オルトホウ酸1.24g
(0.02Bモル)、塩化アンモニウム0.267g
(0.005NH3 モル)及び硫酸ナトリウム11.3
6g(0.16Naモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、
実施例1と同様の処理を行なったところ、ホウ酸アルミ
ニウムウィスカー4.36gが得られた。このウイスカ
ーを走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、直径
0.05μm未満のものが少量観察されたが、ウイスカ
ーの比表面積値は4.22m2 /gであった。
【0025】(比較例1)硫酸アルミニウム13.69
g(0.08Alモル)、オルトホウ酸1.24g
(0.02Bモル)及び硫酸カリウム13.94g
(0.16Kモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、実施例
1と同様の処理を行なったところ、ホウ酸アルミニウム
ウイスカー4.37gが得られた。このウイスカーを走
査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、実施例1に比
べて直径0.05μm未満のものが多少観察され、この
ウイスカーの比表面積値は4.12m2 /gであった。
【0026】(比較例2)水酸化アルミニウム6.24
g(0.08Alモル)、オルトホウ酸1.24g
(0.02Bモル)及び硫酸ナトリウム11.36g
(0.16Naモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、実施
例1と同様の処理を行なったところ、ホウ酸アルミニウ
ムウイスカー4.32gが得られた。このウイスカーを
走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、直径0.0
5μm未満のものが多量に混入しており、ウイスカーの
比表面積値は7.51m2 /gであった。
【0027】(比較例3)酸化アルミニウム4.08g
(0.08Alモル)、四ホウ酸ナトリウム1.01g
(0.02Bモル)及び塩化カリウム11.93g
(0.16Kモル)を乳鉢で粉砕混合したのち、実施例
3と同様の処理を行なったところ、ホウ酸アルミニウム
ウイスカー4.01gが得られた。このウイスカーを走
査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、直径0.05
μm未満のものが多量に確認され、ウイスカーの比表面
積値は8.39m2 /gであった。
【0028】(比較例4)塩化アルミニウム6水和物1
9.33g(0.08Alモル)、四ホウ酸ナトリウム
1.01g(0.02Bモル)及び塩化ナトリウム9.
35g(0.16Naモル)を乳鉢で粉砕混合したの
ち、実施例4と同様の処理を行なったところ、ホウ酸ア
ルミニウムウイスカー3.89gが得られた。このウイ
スカーを走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、直
径0.05μm未満のものが多量に確認され、ウイスカ
ーの比表面積値は9.00m2 /gであった。
【0029】
【発明の効果】本発明方法によれば、直径0.05μm
未満の微細なウイスカーの混入が少ない、均一形状のホ
ウ酸アルミニウムウイスカーを高収率で製造できるの
で、本発明方法により得られるホウ酸アルミニウムウイ
スカーは、プラスチック、金属、セラミックス等の強化
材として有用である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化アルミニウム供給成分と無水ホウ酸
    供給成分をアルカリ金属塩からなる溶融剤の存在下、6
    00〜1200℃の温度に加熱してホウ酸アルミウムウ
    イスカーを生成するに当り、反応系に少量の不純物を混
    在させることを特徴とする直径0.05μm以上の均一
    なホウ酸アルミニウムウイスカ−の製造方法。
  2. 【請求項2】 不純物として遷移元素及びその酸化物並
    びにその塩からなる群から選ばれる物質を用いることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 不純物としてアンモニアあるいはアンモ
    ニウム塩を用いることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 不純物として亜鉛、酸化亜鉛あるいは亜
    鉛の塩を用いることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
JP30185192A 1992-10-13 1992-10-13 ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法 Expired - Fee Related JP2706883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30185192A JP2706883B2 (ja) 1992-10-13 1992-10-13 ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30185192A JP2706883B2 (ja) 1992-10-13 1992-10-13 ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06122600A JPH06122600A (ja) 1994-05-06
JP2706883B2 true JP2706883B2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=17901927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30185192A Expired - Fee Related JP2706883B2 (ja) 1992-10-13 1992-10-13 ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2706883B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0754659B1 (en) * 1995-07-18 2000-09-27 Nichias Corporation Porous inorganic material and metal-matrix composite material containing the same and process therefor
JP4555946B2 (ja) * 2007-02-14 2010-10-06 日立化成工業株式会社 銅箔付き絶縁材料及びこれを用いた多層プリント配線板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06122600A (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4241037A (en) Process for purifying silicon
JPS60151202A (ja) 窒化ホウ素の製造方法
JP2003503300A (ja) 高密度及び大きな粒径の水酸化コバルト又はコバルト混合水酸化物の製造方法及びこの方法により製造される製造物
JPH01284496A (ja) 懸濁安定性の優れたアルミニウム材料のろう付け用フラックスとその製造方法
JP2706883B2 (ja) ホウ酸アルミニウムウイスカーの製造方法
US4724131A (en) Method for producing α-form silicon nitride
US4774068A (en) Method for production of mullite of high purity
JPS63239104A (ja) β相含有窒化ケイ素微粉末の製造方法
US5441694A (en) Preparation of high α-type silicon nitride powder
JPH1135322A (ja) ジルコニア粉およびその製造方法
JPH075308B2 (ja) 酸化亜鉛の製造方法
JPH01502975A (ja) セラミック粉の製造方法および得られた粉末
US2733134A (en) Method for making titanium carbide
JPH06107414A (ja) 高純度アルミナの製造方法
US2964388A (en) Method for the production of zirconium boride
JPS5849611A (ja) 炭化珪素及びその製造方法
JPS61295211A (ja) 高純度非晶質窒化硼素微粉末の製造法
JPS6148506A (ja) 気相法微粒子の精製方法
Du et al. Synthesis of MgO powders from molten salts
JP2639687B2 (ja) 針状晶窒化ケイ素の製造方法
JPH07330499A (ja) 硼酸アルミニウムウィスカー粒状集合体
JPS60145902A (ja) サイアロン質粉末の製造法
US3052521A (en) Process of preparing calcium aluminide
JPS6278112A (ja) ジルコニア微粉末の製造方法
JPH05139899A (ja) 表面にアルミナ層を形成したホウ酸アルミニウムウイスカー及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees