JP2706840B2 - 線状体の結束装置 - Google Patents

線状体の結束装置

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JP2706840B2 JP2206282A JP20628290A JP2706840B2 JP 2706840 B2 JP2706840 B2 JP 2706840B2 JP 2206282 A JP2206282 A JP 2206282A JP 20628290 A JP20628290 A JP 20628290A JP 2706840 B2 JP2706840 B2 JP 2706840B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば複数本のケーブルやワイヤ等の線
状体群の外周に結束用バンドを巻付けるとともに、締付
けてそれら線状体群を一体に束ねるように用いられる線
状体の結束装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、この種の装置では、合成樹脂製の帯状ストリ
ップの長手方向に等間隔で並設されて、該ストリップを
介して連設された多数の結束用バンドを有するリボンか
ら、順次的に単一毎のバンドを切り離して、これを線状
体の結束部側へ整列送給し、この線状体の結束部に搬入
された結束用バンドを複数本の線状体群の外周に巻回さ
せ、かつ締付けるように構成されている。
従来、上記結束用バンドを線状体の外周側に巻回させ
るには、特公昭60-500706号公報に示すように、本体に
回動可能に枢支されて各内面側で上記結束用バンドのス
トラップ側を案内する上部および下部ジョーを用いてい
た。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記結束用バンドの締付ヘッド部にストラ
ップ側を挿通するには、上記締付ヘッド部の位置決めは
もとより、ストラップ側の周回ガイドを正確に行なわせ
る必要がある。
しかるに、上記従来のものでは、上部および下部ジョ
ーの双方が回動可能に構成され、かつ両者が巻き込みガ
イドを行なうようになっているので、結束用バンドのス
トラップ側が案内され易い回動位置に両ジョーを設定さ
せるための制御が煩しく、この適正回動位置がラフであ
れば、線状体の結束不良を招くおそれがあった。
この発明は上記従来の課題を解決するためになされた
もので、結束用バンドの案内制御が容易で、かつ結束不
良のおそれもない線状体の結束装置を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] この発明に係る線状体の結束位置は、締付ヘッド部お
よびこれに連なるストラッップからなる結束用バンドが
上記ストラップ側を前方にして送られる案内通路をもっ
た基台の前端に前後移動可能に配設され、前進位置で上
記案内通路からの結束用バンドの締付ヘッド部を位置決
めする略マガ玉形のバンド位置決めガイド部材と、上記
バンド位置決めガイド部材に対向する位置で上記基台に
回動可能に枢支されて、第1段目の回動位置で上記結束
用バンドのストラップを、上記バンド位置決めガイド部
材との間を横切る複数の線状体の外側に巻き込ませると
共に、上記バンド位置決めガイド部材とで結束用バンド
の締付ヘッド部に挿通するまで案内し、第2段目の回動
位置で上記線状体を圧接する略マガ玉形のバンド巻き込
みガイド部材と、上記バンド巻き込みガイド部材が第1
段目の回動位置に回動した際に上記締付ヘッド部を挿通
したストラップを挟み込み、第2段目の回動位置に回動
した際に上記ストラッップを下方へ引張って線状体を締
め付けるチャック部材と、このチャック部材で下方へ引
張られたストラップを水平方向に切断するカッタとを具
備し、上記カッタで切断された不要切断片を上記チャッ
ク部材から挟み解除して下方に落下させるように構成し
たものである。
[作用] この発明においては、バンド位置決めガイド部材の前
進位置で結束用バンドを位置決めし、かつバンド巻き込
みガイド部材の第1段目の回動位置で結束用バンドのス
トラップを線状体周りに巻回させるので、結束工程に入
る前に結束バンドの位置決めが確実になされ、この状態
を確立してからバンド巻き込みガイド部材を第2段目に
回動させて線状体の結束を行なうので、良好な結束状態
が得られることになり、また、バンド巻き込みガイド部
材のみを回動させるだけで、バンド位置決めガイド部材
は回動させず、単に前後に移動させればよいから、所定
の結束時における動作制御が容易となる。さらに、結束
動作時に線状体を締付けるために結束用バンドのストラ
ップをチャック部材を介して下方へ引張り、その引張り
状態でストラップの不要部分がカッタにより水平方向に
切断されると共に、チャック部材から挟み解除されて、
不要切断片が下方に落下されるので、不要切断片が装置
内部に入り込んで次の結束動作時に各部材の動作に支障
を来すなどのトラブルを発生することもない。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図はこの発明に係る線状体の結束装置の一例を示
す全体の斜視図である。
同図において、装置本体1の上方から、多数の結束用
バンド2を有するリボン3を巻装した繰り出しリール4
が配設されている。5は上記装置本体1上に設けられて
上記リボン3を一定方向へ搬送しながら結束用バンド2
を1本ずつ切り離す結束用バンド搬送・分離部、6は上
記装置本体1に設けられて上記結束用バンド2を搬送方
向と直交方向へ送り込む結束バンド整列送給部、7は上
記装置本体1に設けられて整列送給された結束用バンド
2で複数本の線状体、たとえばケーブルMを束ねるケー
ブル結束部である。8は上記ケーブルMを結束した状態
の結束用バンド2の不要部分を切り取って回収する回収
部、9は上記繰り出しリール4からのリボン3の厚さ方
向のガイドローラである。
上記リボン3は、第2図に示すように互いに平行な1
対の合成樹脂製の帯状ストリップ3a,3bの長手方向に上
記多数の結束用バンド2を等間隔に並設するとともに、
被切断部としてのタブ3c,3dを介して上記ストリップ3a,
3bに一体的に連設したものである。上記結束用バンド2
は、第3図に示すように締付ヘッド部2aとこの締付ヘッ
ド部2aに挿通されるストラップ2bとから構成されてい
る。
第4図は上記結束用バンド搬送・分離部5の構成を示
すものである。
同図において、11は上記繰り出しリール4から繰り出
されたリボン3を平面的に受け止める長方形のリボン送
り用支持台であり、その幅方向両側には、上記リボン3
の両側を案内するガイド壁12A,12Bが矢印aで示す送給
方向(長方方向)へ沿って設けられており、またその上
面には、その一側部に位置して、第5図および第8図に
示すように結束用バンド2の締付ヘッド部2aを嵌入して
摺動させる溝条13が上記長手方向に沿って形成されてい
る。
14は上記支持台11の長手方向一端部に対向配設されて
支持台11の上面との間に上記リボン3を入り込ませる規
制板である。
15は上記支持台11の上面に対向配設された門形のリボ
ン用搬送子であり、この搬送子15の幅方向の両側下面に
は、第6図に示すように規制板14に形成された切欠孔16
A,16Bを通して上記リボン3における先端側の複数の結
束用バンド2に噛み合い可能な複数の送り歯17が形成さ
れており、矩形運動により上記リボン3を支持台1の一
端側へ向けて間欠送りするように構成されている。18,1
9はそれぞれ上記搬送子15を矩形運動させるための上下
方向および水平方向の駆動アクチュエータである。
上記規制板14の幅方向両側には、第7図に示すように
リボン3の送り方向へ下降傾斜して上記リボン3の幅方
向両側部位に対応する結束用バンド2に弾性的に押圧す
る1対の蛇行防止用板ばね20(20A,20B)が取り付けら
れている。21(21A,21B)は上記支持台11の一端部上面
に突出してリボン3が間欠送りされる毎に上記リボン3
における両タブ3c,3dを切断するカッタである。22は上
記支持台1の一端部上面において、リボン3の送り方向
と直交方向(矢印b方向)へ沿って形成されたバンド整
列溝であり、上記リボン3から切断・分離された結束用
バンド2が嵌入されるようになっている。
23は上記バンド整列溝22に対応して上記搬送子15に取
り付けられた押えばねであり、バンド整列溝22内の結束
用バンド2が後述する送り出し棒で突き出される際に方
向ずれを防止するためのものである。
つぎに、上記整列溝22からの結束用バンド2を用いて
複数のケーブルMを結束する結束部7の構成を第9図お
よび第10図により説明する。
同図において、24は上記リボン3の送り方向に対して
直交する方向(矢印b方向)へ延びる案内通路25が形成
された結束バンド送り込み用基台である。26は上記整列
溝22に嵌入された結束用バンド2の締付ヘッド部2aを突
いて上記案内通路25へ送り込む突き出し棒であり、突き
出し用シリンダ装置27のプランジャ28に連結杆29を介し
て連結されている。
上記基台24における上記送り込み方向の前端には、上
記案内通路25の前端に連なる結束用バンド設定溝30が形
成され、その設定溝30の付近には上記バンド2を上方か
ら規制する板ばね31が配設されている。
32は上記板ばね31を介して上記基台24上に前後移動可
能に配設された略マガ玉形のバンド位置決めガイド部材
であり、その内周面には、前進位置で結束用バンド2の
ストラップ2b側が後述するバンド巻き込みガイド部材で
案内された後を引き継いで、締付ヘッド部2aに挿通する
まで案内する案内溝32aが形成されている。33は上記バ
ンド位置決めガイド部材32の押え台、34は上記基台24に
配置されて上記バンド位置決め部材32を駆動するシリン
ダ装置である。
35は上記バンド位置決めガイド部材32に対向して上記
基台24の前端に回動可能に枢支されたバンド巻き込みガ
イド部材であり、その内周面には上記ガイド部材32の先
端に近接する巻き込み回動位置で上記結束用バンド2の
ストラップ2bをケーブルMの下面から上面川へ周回させ
てバンド位置決め用ガイド部材32側の案内溝32aへ受け
渡す案内溝35aが形成されており、また結束時には、そ
の先端側が上記バンド位置決め用ガイド部材32の内面段
差部36に嵌入してケーブルMに圧接する位置(第2段目
の回動位置)まで回動するようになっている。37,38は
それぞれ上記基台24に取り付けられて上記バンド巻き込
みガイド部材35に対する巻き込み回動位置までの回動用
および圧接位置までの回動用シリンダ装置であり、その
ピストンロッド39の先端は上記バンド巻き込みガイド部
材35の基端に駆動レバー40を介して連結されている。
41は上記巻き込み位置での結束用バンド2の締付ヘッ
ド部2aに対応して上記基台24の下側に上下動可能に配設
されたチヤック本体、42は上記基台24に枢着されて上記
チヤック本体41の先端とで締付ヘッド部2aに挿通された
ストラップ2b側を離脱可能に挟着するチヤック爪であ
り、両者41,42によりチヤック部材43を構成している。4
4は上記基台24に設けられたチヤック駆動用シリンダ装
置である。このシリンダ装置44で駆動される回動アーム
45に形成されたピン46に上記チヤック本体41の長孔47を
嵌合させてあり、これらチヤック部材43、シリンダ装置
44および回動アーム45等により、結束用バンド2のスト
ラップ2b側を引張ってケーブルMを締めつけるバンド締
付手段48を構成している。
49は上記基台24に前後移動可能に設けられて締付後の
結束用バンド2のストラップ2bを所定個所で切断するカ
ッタ、50はカッタ駆動用シリンダ装置である。51は上記
基台24の下方に配設されて上記切断後にチヤック部材43
のチヤック爪42を突いて挟着状態を開放させる挟着解除
棒、52は挟着解除棒51を駆動するシリンダ装置である。
53は上記チヤック部材43の挟着解除時に圧縮エアーN
を吹きつけて結束用バンド2の不要ストラップ2bの不要
部分2c(第12c図)を回収部8へ吹き飛ばすエアーノズ
ルである。
なお、図中54は上記回動アーム45に対する回動位置で
の衝撃を吸収させる緩衝装置である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
繰り出しリール4から繰り出されたリボン3はガイド
ローラ9で案内されてリボン送り用支持台11と規制板14
との間に進入される。一方、アクチュエータ18,19によ
り搬送子15が駆動されて第11a図〜第11d図に示す矩形運
動を行なうので、その下降時に送り歯17がリボン3の複
数の結束用バンド2間に噛み合い、その前進にともない
リボン3を前方へ送給し、これの繰り返しによりリボン
3は間欠的に平面上を送給される。このリボン3が間欠
送給される毎に最先端の結束用バンド2と帯状ストリッ
プ3a,3bとを連結するタブ3c,3dがカッタ21A,21Bにより
切断されるので、上記結束用バンド2はリボン3から順
次分離されてバンド整列溝22に移入される。
ここで、従来のように、外周にストラインが形成され
たシリンダを用いてリボンを搬送する場合は、シリンダ
径の部分の占めるスペースが大きく小形化を進めにく
い。
これに対して、上記のように搬送子15を矩形運動させ
てリボン3を搬送する構成では、搬送子15の送り歯17が
リボン3の結束用バンド2に噛合・離反するだけの高さ
寸法を確保すればよいので、薄形化が可能となる。さら
に、上記搬送子15の矩形運動によりリボン3を間欠送り
するので、シリンダを用いた場合のような慣性等の影響
が少ないので、制御に工夫を凝らさなくとも正確な間欠
送りが可能となる。
ところで、上記リボン3が繰り出しリール4から繰り
出されているうちに、支持台11上におけるリボン3も上
記リール4側の張力で直進性が保たれているが、上記リ
ール4から全部が繰り出されてしまうと、リボン3は後
方からの規制がなくなって蛇行するおそれがある。
これに対して、この実施例では、上記規制板14に取り
付けられた1対の板ばね20A,20Bの自由端部がリボン3
の幅方向両側部を押圧しているので、搬送子15で搬送さ
れるリボン3には摺動抵抗が与えられ、蛇行や上下のふ
らつきが抑制され、したがって、上記搬送子15による適
正な搬送動作が保証されることになる。
また、上記結束用バンド2は合成樹脂で形成されてお
り、締付ヘッド部2aに比してストラップ2b側は薄片状と
なっているので、リボン3から分離されて整列溝22に移
された場合、上記ストラップ2b側が成形癖や巻き癖で反
り返っていると、突き出し棒26で突かれた際、案内通路
25からはずれるおそれがある。
しかし、上記構成では、搬送子15に取り付けた押えば
ね23により、結束用バンド2が整列溝22に入り込むと同
時に上記押えばね23で方向規制されるので、該バンド2
を上記反り変形等に左右されることなく、整列溝22から
案内通路25側へ正確に送り込むことができる。
シリンダ装置27に駆動される突き出し棒26によりバン
ド整列溝22から突き出された結束用バンド2は案内通路
25内へ送られる。これに先立ってシリンダ装置34が作動
してバンド位置決めガイド部材32が第12a図鎖線で示す
待機位置から同図実線で示す所定ガイド位置まで前進す
る。これと同時に、シリンダ装置37も作動してピストン
ロッド39が前進し、駆動レバー40を介してバンド巻き込
みガイド部材35が時計方向へ回動して第12a図に示す第
1段目である巻き込み回動位置に設定される。
この状態で上記結束用バンド2が案内通路25を通って
結束用バンド設定溝30まで送られる。すなわち、結束用
バンド2の締付ヘッド部2aが上記バンド位置決めガイド
部材32の下部で位置決めされた状態で結束用バンド2の
ストラップ2b側がバンド巻き込みガイド部材35の内周面
の案内溝35aに沿って案内された後、バンド位置決めガ
イド部材32の内面周の案内溝32aに案内されてケーブル
Mの外側を周回した後に第12b図のように締付ヘッド部2
aに挿通される。この締付ヘッド部2aを挿通した上記ス
トラップ部2bはチャック本体41とチャック爪42との間に
挿入されて両者41,42間に挟み込まれる。
結束用バンド2がケーブルMの外側を周回状に案内さ
れると、シリンダ装置38が作動してバンド巻き込みガイ
ド部材35がケーブルMを圧接するように第2段目の回動
位置としてバンド位置決めガイド部材32側へ入り込み、
これに応動してシリンダ装置44が作動して回動アーム45
を反時計方向へ回動させるので、上記結束用バンド2の
ストラップ2bが下方へ引っ張られる。この結果、ケーブ
ルMは該バンド2で巻き締められて束ねられる。
上記ストラップ2bが下方へ引っ張られると、シリンダ
装置50によりカッタ49が前進して第12c図のようにスト
ラップ2bが所定個所で水平方向に切断される。一方、シ
リンダ装置52により挟着解除棒51が突出してチャック爪
42を回動させるので、ストラップ2bの切断片(不要部)
2cに対する挟着が解除されて不要切断片2cは下方に落下
する。この時、エアーノズル53からエアーNが噴出する
ので、上記切断片2cはチャック部材43から確実に引き離
されて回収部8へ回収される。
この後、バンド位置決めガイド部材32、バンド巻き込
みガイド部材35およびバンド締付手段48等は原状に復帰
する。
上記ケーブルMを結束する工程において、結束用バン
ド2の締付ヘッド部2aをバンド位置決めガイド部材32が
前進位置で位置決めする一方、バンド巻き込み部材35が
第1段目の回動位置まで回動して、両ガイド部材32,35
により結束用バンド2のストラップ2b側に対して巻込周
回ルートを成立させるので、結束用バンド2のストラッ
プ2bはケーブルMの外周側をスムースに周回して締付ヘ
ッド部2aに挿通することができる。
しかも、この結束用バンド2のストラップ2b側が確実
に巻き込まれた状態で巻き込みガイド部材35が第2の段
目回動位置まで回動してケーブルMを圧接するので、締
付ヘッド部2aを挿通したストラップ2b側をチャック部材
43で引張ってケーブルMを締め付ける動作も順調になさ
れ、結束ミス等を招くおそれもない。とくに、上記両ガ
イド部材32,35のうちのバンド巻き込みガイド部材35側
だけを回動させ、かつ上記結束用バンド2の巻き込みと
結束とを時間的にずらして行なうので、上記ガイド部材
35の動作のタイミングもとりやすくなる。
ところで、上記ケーブルMの結束時にバンド巻き込み
ガイド部材35が1回の回動動作でそのままケーブルMに
圧接すると、その衝撃でケーブルMに損傷を与えるおそ
れがあるが、上記のようにバンド巻き込みガイド部材35
を2段で回動させることにより、衝撃も比較的緩和され
て損傷が防止される。
なお、上記の実施例では、線状体Mとしてケーブルを
例に説明したが、ワイヤ等の他の線状体を結束する場合
でも同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、結束用バンド
の送り込み方向へ前後進可能なバンド位置決めガイド部
材の前進位置で結束バンドを位置決めする一方、回動可
能に設定されたバンド巻き込みガイド部材の第1段目の
回動位置で、結束用バンドのストラップ側を巻き込みガ
イドさせるので、線状体の外側に結束用バンドを適確に
セットでき、さらに結束用バンドを確実に巻き込みガイ
ドしてから、バンド巻き込みガイドの第2の回動位置で
線状体に対する締め付けを行なわせるので、単純な結束
動作で良好な結束状態を得ることができる。また、結束
バンドの巻き込み時および締付時はバンド巻き込みガイ
ド部材のが回動するので、動作タイミングの制御も比較
的容易となる。
さらに、バンド巻き込みガイド部材を第2段目の回動
で線状体に圧接させるので、線状体への衝撃も少なく、
該線状体を保護することができる。
その上、結束動作時に線状体を締付けるためにチャッ
ク部材を介して下方へ引張られたストラップの不要部分
をカッタにより水平方向に切断すると共に、チャック部
材から挟み解除して、不要切断片を下方に落下させるよ
うにしているので、ストラップの不要切断片が装置内部
に入り込んで残ったり、いずれかの部材に引掛かるなど
次の結束動作時における各部材の動作に支承を来すなど
のトラブルの発生を回避することができ、多くの線状体
を連続して結束する場合にも結束不良を招くことなく、
確実良好な結束作業を能率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る線状体の結束装置の一例を示す
全体の斜視図、第2図は多数の結束用バンドをもったリ
ボンを示す平面図、第3図は結束用バンドを示す断面
図、第4図は同装置における結束用バンド搬送・分離部
を示す斜視図、第5図はリボン送り用支持台を示す斜視
図、第6図はリボン送り用の搬送子の説明図、第7図は
第4図のVII-VII線断面図、第8図は第4図のVIII-VIII
線断面図、第9図は同装置の側面図、第10図は同装置の
ケーブル結束部分の一部破断平面図、第11a図〜第11d図
はそれぞれ搬送子の動作説明図、第12a図〜第12c図はそ
れぞれケーブル結束工程の動作説明図である。 2……結束用バンド、2a……締付ヘッド部、2b……スト
ラップ、24……基台、25……案内通路、32……バンド位
置決めガイド部材、35……バンド巻き込みガイド部材、
43……チャック部材、M……線状体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】締付ヘッド部およびこれに連なるストラッ
    ップからなる結束用バンドが上記ストラップ側を前方に
    して送られる案内通路をもった基台の前端に前後移動可
    能に配設され、前進位置で上記案内通路からの結束用バ
    ンドの締付ヘッド部を位置決めする略マガ玉形のバンド
    位置決めガイド部材と、上記バンド位置決めガイド部材
    に対向する位置で上記基台に回動可能に枢支されて、第
    1段目の回動位置で上記結束用バンドのストラップを、
    上記バンド位置決めガイド部材との間を横切る複数の線
    状体の外側に巻き込ませると共に、上記バンド位置決め
    ガイド部材とで結束用バンドの締付ヘッド部に挿通する
    まで案内し、第2段目の回動位置で上記線状体を圧接す
    る略マガ玉形のバンド巻き込みガイド部材と、上記バン
    ド巻き込みガイド部材が第1段目の回動位置に回動した
    際に上記締付ヘッド部を挿通したストラップを挟み込
    み、第2段目の回動位置に回動した際に上記ストラッッ
    プを下方へ引張って線状体を締め付けるチャック部材
    と、このチャック部材で下方へ引張られたストラップを
    水平方向に切断するカッタとを具備し、上記カッタで切
    断された不要切断片を上記チャック部材から挟み解除し
    て下方に落下させるように構成したことを特徴とする線
    状体の結束装置。
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