JP2706758B2 - 散布機の繰出機構制御装置 - Google Patents
散布機の繰出機構制御装置Info
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Description
おける繰出ロール回転数の制御装置に関するものであ
る。
と、このタンクの下部に連設されて散布物を繰出す繰出
機構と、この繰出機構により繰出された散布物を散布す
る噴口とを備え、さらに前記繰出機構はロール軸により
駆動される繰出ロールが大中小(繰出量の容積)に分か
れた構造になっている。
速度を決定するのに、五つの要素(散布量,散布幅,散
布速度,密度,繰出ロールの大きさ)により算出してい
る。つまり、上記五つの要素を簡単に表現するために、
乱数表または数表により表示し、これらから適切な数値
を読み取るか,計算することにより、散布速度に合わせ
て吐出量を定めるか,または吐出量に合わせて散布速度
を定めるかしている。このようにして所望の10アール
当りの散布量を散布している。
のように乱数表または数表から適切な数値を読み取る
か,計算することにより吐出量または散布速度を決定
し、所望の10アール当りの散布量を散布しているの
で、見にくく理解しづらい乱数表または数表の読み取り
に間違いが生じ、さらには計算違いも生じて、計算通り
の吐出量または散布速度が得られず、所望の10アール
当りの散布量が散布できないという問題点があった。
なされたもので、前記した五つの要素を入力することの
みで繰出ロールの回転数が自動的に決定されて所望の散
布量が散布できる散布機の繰出機構制御装置を得ること
を目的とする。
繰出機構制御装置は、外部からの入力要素として、面積
当りに散布する散布量Qを設定する散布量のツマミと、
散布する噴口の有効な散布幅Lを設定する散布幅のツマ
ミと、散布速度Vを設定する散布速度のツマミと、散布
物の密度σを設定する密度のツマミと、繰出ロールの大
きさ(繰出量の容積P1)を設定する繰出ロールのツマ
ミとを備え、前記各ツマミを設定することにより、まず
前記散布量と散布幅と散布速度とにより前記噴口からの
1分間の吐出量qが算出され、この吐出量を前記密度で
割って前記散布物の1分間の繰出量の容積Pが算出さ
れ、この繰出量の容積を前記繰出ロールの繰出量容積で
割って繰出ロールの回転数Rtが算出され、この回転数
で前記繰出ロールを回転させるものである。
度とを基にして噴口からの1分間の吐出量が算出され、
この吐出量を密度で割って散布物の1分間の繰出量の容
積が算出され、この繰出量の容積を繰出ロールの繰出量
容積で割って繰出ロールの回転数が算出されるので、こ
のように五つの要素を入力するのみでロール軸の回転数
が制御される。
御装置が使用される散布機の一例を図1〜図3について
説明する。図1は一部破断した要部図、図2は図1の線
II−IIの断面図、図3は図1の線III −III の断面図で
ある。
落下口1aに連設される繰出機構のケースで、左右に側
蓋3を有している。4はケース2の繰出口2aに連設し
た噴口に通じる散布通路で、矢印方向に送風されてい
る。5は両側蓋3に軸方向にスライド可能かつ回転可能
に貫挿されたロール軸、6はロール軸5をスライドさせ
るためのフォークガイド、7,8,9はロール軸5にそ
れぞれ回転可能に並設された繰出量の異なる3個の繰出
ロールで、繰出ロール7は繰出量が多くなるように繰出
量容積を大きく、繰出ロール8は繰出ロール7よりも軸
方向を短寸として繰出量が少なくなるように繰出量容積
を小さく、繰出ロール9は前記2個の繰出ロール7,8
とは大幅に形状を変えて繰出量が微量となるように繰出
量容積を極めて小さくしてある。10は繰出ロール7,
8に対向状に形成したクラッチ爪、11はロール軸5の
外周に固定した爪クラッチA、12は繰出ロール9の側
面に設けたクラッチ爪、13はロール軸5の端部に軸方
向にスライド可能に装着された状態で側蓋3に回転可能
に支持されるクラッチBで、クラッチ爪12に対向する
クラッチ爪13aを有している。14はクラッチB13
をスライドさせるためのフォークガイド、15は繰出ロ
ール7,8,9の間にそれぞれ遊嵌した仕切板で、リン
グ状になっている。16はロール軸5を回転駆動するモ
ータで、モータ制御部17により回転数を制御される。
18はこの発明の制御装置で、モータ制御部17にモー
タ回転速度指令信号を送信する。19は後記するトラク
ターなどのエンジン回転または作業速度に比例するPT
O軸回転(以下、「PTO軸回転」とする)検出部であ
る。
トラクターまたは田植機などに搭載されて走行し、装備
される散布管または散布竿に複数個固定した噴口により
散布する。
態ではクラッチA11もクラッチB13も切れているの
で、ロール軸5がモータ16により回転しても、各繰出
ロール7,8,9は回転しない。
を右方向にスライドさせると、爪クラッチA11が繰出
ロール7のクラッチ爪10に噛み合うので、ロール軸5
と共に繰出ロール7のみがクラッチA11を介して回転
し、繰出量の多い繰出しが行われる。すなわち繰出ロー
ルを「大」の大きさにセットした状態となる。
を左方向にスライドさせると、爪クラッチA11が繰出
ロール8のクラッチ爪10に噛み合うので、ロール軸5
と共に繰出ロール8のみがクラッチA11を介して回転
し、繰出量の少ない繰出しが行われる。すなわち繰出ロ
ールを「中」の大きさにセットした状態となる。
チB13を右方向にスライドさせると、クラッチB13
のクラッチ爪13aが繰出ロール9のクラッチ爪12に
噛み合うので、ロール軸5と共に繰出ロール9のみがク
ラッチB13を介して回転し、繰出量のきわめて少ない
繰出しが行われる。すなわち繰出ロールを「小」の大き
さにセットした状態となる。
を図4,図5について説明する。図4はコントロールボ
ックスの正面図、図5は制御過程を説明するためのフロ
ーチャートである。
20を回して散布量Qを30kg/1000m2に設定
し、散布幅のツマミ21を回して散布幅Lを7mに設定
し、散布速度のツマミ22を回して散布速度Vを0.5
m/秒に設定し、密度のツマミ23を回して密度σを
0.8g/cm 3 に設定し、繰出ロールのツマミ24を
上げて大(繰出ロール7)に設定したときの、ロール軸
5の回転数Rtが算出される制御過程を説明する。
によって噴口からの1分間の吐出量qが; この式(1)により算出される。
出量の容積Pが; この式(2)により算出される。
出量の容積P1が仮に300cm3/1回転とすると、
繰出ロール7(大)の回転数Rtは; この式(3)により算出される。
(rpm)を、モータ回転速度指令信号としてモータ制
御部17に送信することにより、モータ16によりロー
ル軸5が所定の回転数Rtで制御(回転)される。
4により設定するだけで、ロール軸5の回転数が所定の
回転数に制御されて、所望の散布量が散布できる。
り算出された吐出量q(kg/分)は、繰出ロールの回
転数により調整できる。また、散布速度に合った吐出量
q(kg/分)は、繰出ロールの回転数を決定すること
により決定される。
たは田植機などのエンジンまたはPTO軸の回転検出部
19を設けて、これから制御装置18にエンジンまたは
PTO軸回転速度信号を送る(入力要素として)と、次
のような効果が得られる。
により設定された繰出ロールの回転数Rtは、予め設定
した散布速度(トラクターなどの走行速度)により算出
したものである。ところが、トラクターなどの走行障害
により散布速度(エンジン回転数)が変化すると、設定
された繰出ロールの回転数Rtが一定では、定められた
10アール当りの散布量が異なることになる。
PTO軸の回転数信号をキャッチし、自動的に繰出ロー
ルの回転数を制御することができるようにした。こうす
ることによって、走行障害による散布速度の変化にも対
応でき、定められた10アール当りの散布量通りの散布
が行えるようになるのである。
要素を入力することのみで繰出ロールの回転数が自動的
に決定されて所望の散布量が散布できるという効果が得
られる。
である。
正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 外部からの入力要素として、面積当りに
散布する散布量Q(kg/1000m 2 )を設定する散
布量のツマミと、散布する噴口の有効な散布幅L(m)
を設定する散布幅のツマミと、散布速度V(m/秒)を
設定する散布速度のツマミと、散布物の密度σ(g/c
m 3 )を設定する密度のツマミと、繰出ロールの大きさ
[繰出量の容積P1 (cm 3 /1回転)]を設定する繰
出ロールのツマミとを備え、 前記各ツマミを設定すると、制御過程において、まず前
記散布量のツマミと散布幅のツマミと散布速度のツマミ
との設定により噴口からの1分間の吐出量q(kg/
分)が、 この式(1)により算出され、 次に、前記密度のツマミの設定により散布物の1分間の
繰出量の容積P(cm3/分)が、 この式(2)により算出され、 さらに、前記繰出ロールのツマミの設定により繰出ロー
ルの回転数Rt(rpm)が、 この式(3)により算出され、 そして、最終的にこの回転数Rtで前記設定した繰出ロ
ールが回転するようにしたことを特徴とする散布機の繰
出機構制御装置。 - 【請求項2】 散布機がトラクターまたは田植機などに
搭載されるものであって、トラクターなどのエンジン回
転数または作業速度に比例して回転するPTO軸の回転
数を検出してこれを入力要素としたことを特徴とする請
求項1記載の散布機の繰出機構制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20816294A JP2706758B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 散布機の繰出機構制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20816294A JP2706758B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 散布機の繰出機構制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0851913A JPH0851913A (ja) | 1996-02-27 |
JP2706758B2 true JP2706758B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=16551686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20816294A Expired - Lifetime JP2706758B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 散布機の繰出機構制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2706758B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006020507A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | National Agriculture & Bio-Oriented Research Organization | 施肥機 |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
JP4918379B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2012-04-18 | 井関農機株式会社 | 粒状肥料等の散布装置 |
JP4801803B2 (ja) * | 2007-03-08 | 2011-10-26 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 粒状肥料等の散布制御装置 |
JP2011083247A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 農作業機 |
JP5802724B2 (ja) * | 2013-10-18 | 2015-10-28 | 株式会社タイショー | Gps車速連動散布システム |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP20816294A patent/JP2706758B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006020507A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | National Agriculture & Bio-Oriented Research Organization | 施肥機 |
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---|---|
JPH0851913A (ja) | 1996-02-27 |
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