JP2706410B2 - 漂白安定性香料を含有する洗浄剤組成物を用いる洗濯方法 - Google Patents

漂白安定性香料を含有する洗浄剤組成物を用いる洗濯方法

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JP2706410B2
JP2706410B2 JP4313002A JP31300292A JP2706410B2 JP 2706410 B2 JP2706410 B2 JP 2706410B2 JP 4313002 A JP4313002 A JP 4313002A JP 31300292 A JP31300292 A JP 31300292A JP 2706410 B2 JP2706410 B2 JP 2706410B2
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    • C11D3/50Perfumes

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、特殊の脱臭特性を有し
かつ漂白用組成物の存在下で安定である香料に関するも
のである。さらに、本発明はこの種の香料を含有する漂
白用組成物を用いる洗濯方法に関するものである。これ
らの組成物は、限定はしないが、特に布地の漂白に適し
ており、この目的でさらに洗浄活性化合物を含有するこ
とができる。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、古くから布地の漂白用組成物の配合には、香料が使
用前の貯蔵の際に安定に保たれかつ漂白により変化した
り或いは破壊されたりすることなく、香料が漂白された
布地に有効に移行しうるようにこの種の組成物を有効に
着香させることが困難であるという問題が存在してい
る。 【0003】既に漂白されかつ洗濯されている布地の効
果的着香は、勿論、漂白工程のゆすぎまたは乾燥の段階
で加えるべき布地コンディショナーに適当な香料を配合
しても達成しうるが、これは洗濯プロセス中に追加ステ
ップの導入を必要とし、このことは使用者にとって不便
となりうる。 【0004】脱臭効果を有する洗剤製品が米国特許第4,
304,679 号明細書に開示されている。これらの製品は非
石鹸洗浄活性化合物と、香料技術で一般に使用されてい
るが客観的試験により評価して脱臭能力を持つような物
質よりなる脱臭組成物とからなる。これら試験の少なく
とも一つに合格する物質はその化学構造および性質によ
り分類され、一群の規則にしたがって組み合されて脱臭
組成物を提供し、その脱臭効果は客観的パネル試験によ
り評価される。 【0005】布地の洗濯に特に適した脱臭効果を有する
石鹸製品が米国特許第4,289,641号明細書に開示されて
いる。これらの石鹸製品は、洗剤ビルダーおよび/また
は漂白剤並びに米国特許第4,304,679号明細書に記載さ
れた種類の脱臭組成物を含有する。 【0006】上記2つの従来技術に示された種類の脱臭
組成物の効果は、非石鹸洗浄活性化合物、並びに漂白剤
としての過硼酸ナトリウム四水塩と漂白活性剤としての
N,N,N′,N′−テトラアセチルエチレンジアミン
(TAED)とよりなる漂白系を含有する布地洗濯用粉
末製品において徹底的に試験されており、脱臭組成物を
構成している香料物質の多くは不安定であって、その結
果製品の貯蔵に際し香料および脱臭特性の両者の損失を
伴なうことが示されている。 【0007】その結果については本明細書の後記に示す
通りであり、上記特許明細書に示され、かつ脱臭能力を
有する香料物質の多くは漂白剤の存在下で不安定性を示
す。比較の目的で、さらに従来脱臭能力は報告されてい
ないが漂白安定性を示す香料物質の他に、脱臭能力を有
することが上記特許明細書で確認された香料物質の漂白
安定性を確認する結果をも示す。 【0008】 【課題を解決するための手段】今回、特殊な種類の香料
が見出され、これは粉末化もしくは粒状化漂白用組成物
に加えると芳香を殆ど損失することなく何ヶ月もこれら
組成物中で安定性が保持されるだけでなく、漂白用組成
物で処理した際に布地(特に汚れた布地)に対し芳香を
付与し、かつ汚れに関連する残留悪臭が布地から相当に
減少され或いは完全に除去されるように漂白布地を脱臭
しうることが見い出された。さらに、このように処理さ
れた、たとえばシャツまたはチョッキのような布地衣料
は、この衣料を皮膚に直接着衣した場合に体臭を減少さ
せる能力を保持し、したがって衣料における特殊脱臭香
料の存在を乾燥、アイロン掛けおよび着用前の保存の後
にさえも確認しうることが見い出された。 【0009】この現象を特性化する試みの過程で、先ず
第1に脱臭能力を有することを示す能力につき、また第
2に或る種の布地洗濯製品で使用されるような過硼酸ナ
トリウム四水塩およびTAEDの存在下での貯蔵に耐え
うる能力につき、極めて多くの種類の香料物質をスクリ
ーニングした。これらスクリーニング試験の結果、香料
の配合に理想的な一群の脱臭特性と漂白剤の存在下の安
定性とを有するべき漂白安定性脱臭香料物質を選択する
ことができた。これを確認するため、漂白安定性脱臭香
料物質からなる香料を、過硼酸ナトリウム四水塩とTA
EDとを含有する粉末洗剤におけるその安定性につき試
験し、さらに洗濯布地に対し強力な脱臭特性を付与しう
るその能力を評価するために試験した。 【0010】これら新規な香料を、以下「漂白安定性脱
臭香料」と呼ぶ。 【0011】したがって、本発明は、漂白安定性試験に
したがい過硼酸ナトリウム四水塩およびN,N,N′,
N′−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)の
存在下に安定であると判定される漂白安定性脱臭香料物
質(i)を含み、悪臭減少値試験により測定して0.2
5〜3.0の悪臭減少値を有することを特徴とする漂白
安定性脱臭香料を提供する。 【0012】詳細には、本発明の漂白安定性脱臭香料
は、(i) 漂白安定性試験にしたがい過硼酸ナトリウム四
水塩およびN,N,N′,N′−テトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)の存在下に安定であると判定さ
れる漂白安定性脱臭香料物質55〜100重量%と(ii)
他の香料物質0〜45重量%とからなり、悪臭減少値試
験により測定して0.25〜3.0の悪臭減少値を有
し、漂白安定性脱臭香料物質(i)のそれぞれが少なく
とも50%のリポキシダ−ゼ阻害能力又は少なくとも
1.1のラウール変動比を有し、前記物質が次の5種: 種類1:フェノール性物質; 種類2:アルデヒドおよびケトン; 種類3:窒素含有化合物; 種類4:酢酸o−t−ブチルシクロヘキシル、 フタル酸ジエチル、 ノナンジオール−1,3−二酢酸、 ノナノライド−1,4、 酢酸i−ノニル、 蟻酸i−ノニル、 フェニル酢酸フェニルエチルから選択されるエステル; 種類5:シンナムアルコール、 2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オールと2,6
−ジメチル−7−オクテン−2−イルホルメートとの混
合物、 1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,
7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベン
ゾピラン、 ヒドロキシメチル−イソプロピルシクロペンタン、 3a−メチル−ドデカヒドロ−6,6,9a−トリメチ
ルナフト−2(2,1−b)フラン、 3,7−ジメチル−3−オクタノールと2,6−ジメチ
ル−2−オクタノールの混合物から選択されるアルコー
ルおよびエーテル; の1種に該当し、ただし漂白安定性脱臭香料物質(i)
が2種以上に該当することができるときにはこの物質は
より数の小さいもしくは最小の番号を有する種類に該当
するものとし、前記物質(i)を、 (a) 漂白安定性脱臭香料が少なくとも5つの物質
(i)を含有し; (b) 物質(i)が前記種類1〜5のうちの少なくと
も4種から選択され; (c) 漂白安定性脱臭香料の0.5重量%未満の濃度
で前記香料中に存在する物質(i)は(a)および
(b)の要件から除外される; ように選択される。 【0013】漂白安定性脱臭香料 本発明の漂白安定性脱臭香料の特性化は困難である。何
故なら、これは特定構造の物質および特定割合の組合せ
物として単独に規定しえないからである。しかしなが
ら、この漂白安定性脱臭香料の必須物質を試験により同
定しうる方法が見い出された。 【0014】漂白安定性脱臭香料に必ず配合される脱臭
香料物質は、少なくとも50%のリポキシダーゼ阻害能
力を有するもの、或いは少なくとも1.1のラウール変
動比を有するものであり、さらに過硼酸ナトリウム四水
塩とTAEDとの存在下に安定であると判定されるもの
である。これらの性質は、リポキシダーゼ試験、モルホ
リン試験および漂白安定性試験とそれぞれ呼ばれる次の
試験により決定される。 【0015】リポキシダーゼ試験またはモルホリン試験
のいずれか1つ或いは両方の試験に合格し、かつ漂白安
定性試験により漂白安定性であると判定される多くの物
質を本明細書に後記し、これらを以下「漂白安定性脱臭
香料物質(i)」と呼び、これに対しこれらの必要条件
に合致しない物質を単に「香料物質(ii)」と呼ぶ。
しかしながら、後記するように異なる化学種類の脱臭香
料物質(i)から香料を作成する規則にしたがう限り漂
白安定性脱臭香料は「漂白安定性脱臭香料物質(i)」
と「香料物質(ii)」との両者を含有し得ることが了
解されよう。 【0016】リポキシダーゼ試験 この試験では過酸化水素を生成するリポキシダーゼ(E
C1.13 1.13)によるリノール酸の酸化を阻害
する物質の能力を測定する。 【0017】0.2モルの硼酸ナトリウム水溶液(pH
9.0)を緩衝剤として使用する。 【0018】無水エタノール(60ml)中にリノール
酸(2ml)を溶解し、これを蒸留水で100mlまで
希釈し、次いで硼酸塩緩衝液(100ml)と無水エタ
ノール(300ml)を加えることにより、対照基質溶
液を作成する。 【0019】この対照基質溶液と同様にして試験基質溶
液を作成するが、ただし無水エタノール(300ml)
の代りに同容量の試験すべき物質のエタノール中0.5
重量%溶液を使用する。 【0020】1ml当り15,000〜40,000単
位の活性を有する硼酸塩緩衝液中の酵素リポキシダーゼ
の溶液を作成する。 【0021】リノール酸の酸化を触媒するリポキシダー
ゼの活性を先ず最初に対照を用いて分光光度法により分
析する。自動連続記録式分光光度計を使用し、234n
m(過酸化水素に対するピーク)の吸光値の増加を測定
して酸化の経過を追跡し、この場合使用する酵素濃度は
234nmにおける光学密度(ΔOD)の増加が毎分
0.6〜1.0単位の範囲となるようにする。次の物質
を2個の3mlキュベットに入れる: 【0022】 【表1】 【0023】リポキシダーゼ溶液を最後に対照キュベッ
トに加え、そして直ちに反応を分光光度法によって約3
分間追跡し、234nmにおける光学密度の増加をグラ
フ状に曲線として記録する。 【0024】次いで酵素と基質と脱臭物質とを含有する
試験試料につき酸化を阻害する物質の能力を測定する。
次の成分を2個の3mlキュベットに入れる。 【0025】 【表2】 【0026】試験試料をキュベットへ最後にリポキシダ
ーゼ溶液を加え、直ちに反応の経過を上記と同様に追跡
する。 【0027】次に、この物質のリポキシダーゼ阻害能力
を式100(S1 −S2 )/S1 [ここで、S1 は対照
につき得られる曲線の傾斜であり、S2 は試験試料につ
き得られる曲線の傾斜である]から計算し、したがって
阻害%として表わされる。この試験において少なくとも
50%の阻害を示す物質を、以下少なくとも50%のリ
ポキシダーゼ阻害能力(LIC値)を有するという。 【0028】モルホリン試験 この試験においては、ラウールの法則で必要とされるよ
りも大きくモルホリンの蒸気分圧を抑制する物質の能力
を測定する。モルホリンと化学反応する物質、たとえば
アルデヒドはこの試験から排除されるものと見なす。 【0029】モルホリン(1g)を容量20mlの試料
壜に導入し、この壜にセラムキャップを装着する。次い
で、この壜を37℃にて30分間保温して、平衡に達せ
しめる。毛細管針でセラムキャップを刺通してそこから
37℃の窒素を通して標準量だけ壜内の圧力を増大さ
せ、過剰圧力により上部空間から試料をガスクロマトグ
ラフ装置中へ注入することにより壜の上部空間の気体を
分析する。前記ガスクロマトグラフ装置は前記ガスを分
析し、モルホリンによるピークに関しクロマトグラフで
追跡し、その下方の面積は試料中のモルホリンの量に比
例する。 【0030】モリホリン単独の代りにモルホリン(0.
25g)と試験すべき物質(1g)とを用いて、さらに
モルホリンピークに干渉するかどうかを検査するためモ
ルホリンなしに物質(1g)を用いて正確に同じ条件で
手順を反復する。 【0031】再現性のある結果が得られるまでこの手順
を反復する。モルホリンピークの下の面積を測定し、こ
の物質による干渉に基づき必要な補正を行なう。 【0032】上記手順を行なうのに適する装置は、上部
空間分析にはパーキン−エルマー(Perkin−El
mer)自動GCマルチフラクトF40型である。この
方法の詳細は、Kolbにより「CZ−Chemie−
Technik」第1巻、第2号、第87−91頁(1
972)に記載され、さらにJentzsch等により
「Z.Anal.Chem.」第236巻、第96−1
18頁(1968)に記載されている。 【0033】モルホリン濃度を示す測定面積は、壜の上
部空間におけるモルホリンの蒸気分圧に比例する。Aを
モルホリンのみを試験したときのモルホリンピークより
下の面積とし、かつA′を試験物質が存在するときのモ
ルホリンによる面積とすれば、この物質によるモルホリ
ンの蒸気分圧の総体的低下は1−A′/Aで示される。 【0034】ラウールの法則によれば、所定温度におい
て液体モルホリンの上方の空気と平衡しているモルホリ
ンの蒸気分圧がpであるとすれば、同じ温度におけるモ
ルホリンと物質との均質液体混合物におけるモルホリン
により示される蒸気分圧p′はpM/(M+PC)[式
中、MおよびPCはモルホリンおよび物質のモル濃度で
ある]となる。したがって、ラウールの法則によれば、
モルホリンの蒸気分圧の相対的低下(p−p′)/pは
1−M/(M+PC)で示され、これは試験の環境下に
おいて87/(87+m/4)[ここで、mは香料物質
の分子量である]となる。 【0035】混合物の性質がラウールの法則から外れる
程度は、比: 【0036】 【数1】 【0037】で示される。 【0038】ラウール変動比と呼ぶ上記の比をこの試験
結果から計算する。物質が化合物の混合物である場合
は、計算され或いは実験的に測定された平均分子量をm
につき使用する。ラウールの法則で必要とされるよりも
少なくとも10%多くモルホリンの蒸気分圧を抑圧する
物質は、ラウール変動比(RVR値)が少なくとも1.
1である物質である。 【0039】漂白安定性試験 漂白用組成物の存在に対する香料物質の安定性を標準試
験にしたがって評価し、この標準試験は個々の香料物質
を布地粉末洗剤における過硼酸ナトリウム四水塩とTA
EDとの混合物に対し貯蔵の標準条件下で露出させるこ
とを含む。 【0040】この試験を行なうため、粒状製品を作成す
るための標準吹込技術により洗剤粉末ベースを作成す
る。洗剤粉末ベースの組成は次の通りである: 【0041】 【表3】【0042】次いで、選択した香料物質を洗剤粉末ベー
スの1部と混合することにより配合して、最終濃度を仕
上製品の0.2重量%となし、これを密封容器内で20
℃にて1週間貯蔵し、その間時々混合して粉末全体に対
する香料物質の均一濃度を確保する。次いで、試料を2
つの部分に分け、他の成分を混入して次の試験粉末およ
び対照粉末を作成する: 【0043】 【表4】 【0044】この試験では、粒子の大部分が75〜15
0μmの粒度を有し、75μm未満の粒子の含量が50
%を超えず、50μm未満の粒子の含量が20%を超え
ず、150μmを超える粒子の含量が20%を超えない
ような粒度分布を有するTAED粒子を使用するのが適
当である。これらの粒子は平均粒度700〜900μm
となるようにトリポリリン酸ナトリウムとトリポリリン
酸カリウムとを用いて顆粒化され、その組成は65%T
AED、20%トリポリリン酸ナトリウム、8%トリポ
リリン酸カリウムおよび7%水から成る。しかしながら
TAEDと他の物質の含量は臨界的なものでなく、トリ
ポリリン酸塩の代わりに他の水溶性物質を顆粒化のため
に使用することもできる。顆粒の外側にはいかなるコー
ティングも設けられていない。 【0045】次いで、選択香料物質を含有する粉末の各
対照バッチおよび試験バッチの100g試料を容器に封
入し、45℃にて1週間貯蔵する。次いで、各試料を次
の手順にしたがって強制的選択トライアングル試験で評
価する:試験バッチから1個と対照バッチから2個、或
いは試験バッチから2個と対照バッチから1個のいずれ
かからなる3個の粉末試料を20名の測定員からなるパ
ネルにより評価し、これらの測定員は3個の試料のうち
どれかが「異なるもの」であるかを嗅いで選択するよう
指示される。 【0046】漂白安定性香料物質を含有する試料の香気
は過硼酸塩およびTAEDの存在下での保温の後に変化
してはならず、したがって測定員の1/3が対照もしく
は試験試料を「異なるもの」として正確に選択するチャ
ンスがある。 【0047】漂白安定性でない香料物質を含有する試料
は過硼酸塩およびTAEDの存在下で香気強さの顕著な
減少或いは変化を示し、したがって測定員の2/3より
多くが対照または試験試料を「異なるもの」として選択
するチャンスがある。 【0048】トライアングル試験法は、the American S
ociety for Testing and Materialsにより1969年に
発行された「Manual on Sensory Testing Methods」に
記載かつ検討されている。 【0049】各トライアングル試験の結果は次のように
計算される:20名の測定員のうち10名もしくはそれ
以上が3個の試料から「異なるもの」を正確に選択した
場合、この試験香料物質は漂白剤の存在下で不安定であ
ると判定される。しかしながら、20名の測定員のうち
9名までが3個の試料から「異なるもの」を正確に選択
した場合、この試験香料物質は漂白剤の存在下で安定で
あると判定される。 【0050】漂白安定性脱臭香料物質(i)の分類 漂白安定性の他に脱臭香料脱臭香料物質(i)は化学的
に規定された5種類に分類される。 【0051】しかしながら、この分類を詳細に規定する
前に、先ず或る種の脱臭香料物質(i)を化学的種類に
分類する際に使用する用語の幾つかを説明する必要があ
る。これは、先ず4種のカテゴリーに脱臭香料物質
(i)を記載することにより行なわれ、そのそれぞれを
各カテゴリーに入るべき脱臭香料物質(i)の例と共に
下記に示す。 【0052】(1) 天然であっても合成であってもよ
い単一の化合物、たとえばイソオイゲノール:これら脱
臭香料物質(i)の大部分がこのカテゴリーに入る。 【0053】(2) 合成反応生成物(反応の生成
物)、異性体および必要に応じその同族体の混合物、た
とえばα−イソメチルヨノン。 【0054】(3) 天然油および抽出物、たとえばク
ローブ葉の油。 【0055】(4) 合成油:このカテゴリーは天然油
の厳密な同族体ではなく、或る種の天然油を模倣復元し
または改良する試みから生ずる物質であるような物質を
包含し、たとえばベルガモット AB 430およびゲ
ラニウム AB 76である。 【0056】カテゴリー(3)および(4)の脱臭香料
物質(i)はしばしば化学的に特性化されていないが、
市販されている。 【0057】従来から物質が混合物として、たとえばフ
タル酸ジエチルで希釈されたp−t−アミルシクロヘキ
サノンとして便利に供給され或いは使用される場合、本
発明の目的のために2種の脱臭香料物質(i)を存在さ
せ、このケトン1部とフタル酸ジエチル9部との配合物
5%の使用はケトン0.5%およびフタル酸ジエチル
4.5%として示される。 【0058】最も効果的な漂白安定性脱臭香料を配合す
る際、リポキシダーゼ試験またはモルホリン試験を満足
させかつ漂白安定性であると判定されると同様にさらに
他の条件を満たす脱臭香料物質(i)を使用するのが有
利であると判定した。これらの条件は次の通りである: (i)少なくとも5つの異なる脱臭香料物質(i)が存
在しなければならないこと、 (ii)少なくとも4種の異なる化学種類(下記に規定す
る)から脱臭香料物質(i)が構成されねばならないこ
と、 (iii)漂白安定性脱臭香料の少なくとも55%、好ま
しくは60〜100重量%が脱臭香料物質(i)から構
成されねばならないこと、および (iv)脱臭香料物質(i)が、0.5重量%未満の濃度
で香料中に存在する場合、漂白安定性脱臭香料の効果に
貢献しないと考えられること。 【0059】各脱臭香料物質(i)は5種類のうちの1
種に該当せねばならない。これらの種類は次の通りであ
る: 種類1−フェノール性物質、 2−アルデヒドおよびケトン、 3−窒素含有化合物、 4−エステル、 5−アルコールおよびエーテル。 【0060】脱臭香料物質(i)を分類する場合、次の
規則を守らねばならない。脱臭香料物質(i)を3種類
以上に該当させうる場合は、この脱臭香料物質(i)を
先ず上記した順序で示した種類に該当させる。たとえ
ば、窒素含有化合物であるアンスラニル酸メチルはエス
テルとしては種類4に該当するはずであるが、種類3に
入れる。同様に、性質がフェノール性であるサリチル酸
エチルは種類4でなく種類1に該当する。 【0061】少なくとも50%のリポキシダーゼ阻害能
力(LIC値)または少なくとも1.1のラウール変動
比(RVR比)のいずれかを有し、さらに9までのパネ
ルの尺度の漂白安定性試験(BST)を有して漂白安定
性であると判定される漂白安定性脱臭香料物質(i)の
例は次の通りである。これらの種類、分子量(m)並び
に上記した試験により測定されるLIC値およびRVR
値およびBSTパネル尺度をも示す。 【0062】下記の漂白安定性脱臭香料物質(i)およ
び実施例1の香料組成物に見られる香料成分に採用され
る名称はできる限りSteffan Arctande
rにより「Perfume and Flavour Chemicals (Aroma Ch
emicals)」第1巻および第2巻(1969)並びに同じ著
者により「Perfume & Flavour Materials of NaturalOr
igin」(1960)に使用されたものとする。漂白安定性脱
臭香料物質(i)または香料物質(ii)をArcta
nderにしたがって記載しない場合は化学名を示す
か、或いはこれが未知である場合には香料技術コード名
(perfume house speciality code name)を示す。 【0063】漂白安定性脱臭香料物質(i)の特定例は
次の通りである: 【0064】 【表5】【0065】 【表6】 【0066】 【表7】 【0067】 【表8】【0068】 【表9】 【0069】 【表10】【0070】任意に、合成油を上記した漂白安定性脱臭
香料(i)に加えて使用することもできる。合成油は以
下に示すように漂白安定性ではあるが、本発明の漂白安
定性脱臭香料(i)のカテゴリーに属さないと見なされ
る。 【0071】「AB」として示す合成油はProprietary
Perfumes & Flavours International Limited から入手
できる。 【0072】漂白安定性でなく、したがって漂白物質の
存在下で配合した場合に香料の脱臭特性にほとんど貢献
しないと思われる香料物質(ii)の例は次の通りであ
る: 【0073】 【表11】 【0074】上記したように、漂白安定性脱臭香料は少
なくとも5つの異なる漂白安定性脱臭香料物質(i)を
含有せねばならない。しかしながら、香料を配合する場
合、6つ以上の異なる漂白安定性脱臭香料物質(i)を
使用することもでき、実際には一般に有利である。理想
的には、全部ではなくても殆どの香料が漂白安定性脱臭
香料(i)から構成される。 【0075】同様に、漂白安定性脱臭香料では少なくと
も4種の異なる種類の脱臭香料物質(i)を含有せねば
ならないといわれている。しかしながら、優れた香料は
5種類を示した場合に得ることができる。したがって、
好ましくは5種類全部を漂白安定性脱臭香料中に配合す
ることができる。 【0076】多くの漂白安定性脱臭香料の作成、検査お
よび試験により、最良の結果は上記規則を守って得られ
ることが示された。たとえば、55%の脱臭香料物質
(i)の最小濃度以下を含有する漂白安定性脱臭香料
は、後記する悪臭減少値として表わして充分な脱臭特性
を有する香料を与えないと思われる。 【0077】脱臭効果を得る以外の目的、たとえば酸化
防止剤のような添加剤の目的で漂白安定性脱臭香料に存
在させる脱臭香料物質(i)は、この脱臭香料物質
(i)が他の目的に要求される程度まで前記指針の操作
から排除される。添加剤を慣用的に香料中に或いは香料
を添加する製品中に存在させる量は、慣用の物質につい
ては充分確立されており、かつ新規な物質についても容
易に決定することができるので、上記例外の適用が困難
ではない。 【0078】悪臭減少の測定 本発明の漂白安定性脱臭香料は、後に人間の皮膚と接触
させる布地に施した場合、脱臭試験に合格するものでな
ければならない。布地に移行する体臭が減少する平均量
が漂白安定性脱臭香料の悪臭減少値として表わされる。
したがって、本発明の漂白安定性脱臭香料は0.25〜
3.0の悪臭減少値を有する。0.25未満の悪臭減少
値を有する香料は本発明の範囲外であり、人間の皮膚か
ら布地へ移行する体臭を大して減少させ得ないと考えら
れる。 【0079】悪臭減少値試験 この試験においては、漂白安定性脱臭香料の悪臭減少値
は、布地に施したときに、処理した布地を人間パネルの
腋の下と接触させてそこに標準的時間にわたり保持した
際に、体臭を減少する効果を評価することにより測定さ
れる。熟練測定員による嗅覚試験から悪臭減少値を計算
して、試験漂白安定性香料の脱臭剤としての効果の有効
性を測定することができる。 【0080】漂白安定性脱臭香料で処理した布地の作成 100%バルクのポリエステルシャツ布地をこの試験用
に選択し、20cm×20cmに切断し、次いでこれを
フロントローディングのドラム型洗濯機において次の成
分を含有する標準的な非着香粉末洗剤で洗濯する: 【0081】 【表12】 【0082】次いで洗濯した布地片を冷水でゆすぎ最後
に乾燥する。このように得られたシャツ布地片は「未処
理」布地、すなわち香料、その他の脱臭物質、ドレッシ
ング剤および後に悪臭減少値試験に悪影響を与えるよう
な他の水溶性物質を含まない布地を示す。 【0083】未処理布地片を2つのバッチに分け、その
一方はさらに洗濯処理を施さず、試験における対照布地
とする。他方の布地片バッチは、0.2重量%の試験漂
白安定性香料が添加されている以外上記と同じ標準的布
地粉末洗剤を用い洗濯機で再び洗濯する。香料で処理さ
れた布地片を次いで冷水によりゆすぎ、再び乾燥する。
このように得られたシャツ布地片は「処理」布地、すな
わち試験漂白安定性脱臭香料が付与された布地を示す。 【0084】悪臭減少試験の実施 20才〜40才の範囲の3名の白人女性測定員よりなる
チームを嗅覚試験用に選択し、この場合各測定員は下表
に示すイソバレリン酸の一連の標準水溶液の臭気レベル
を正確に順序づけることができ、これら溶液の1つの臭
気強さに応じて、男性検体が標準時間にわたり腋の下領
域に着用した後のこのシャツ挿入物の体臭へ数値尺度を
該当させうるものとする。 【0085】この試験に参加する40人のパネルは、2
0才〜55才の範囲の白人男性検体で構成する。スクリ
ーニングによって、腋の下の体臭が異常には強烈でない
者および一方の腋の下が他方の腋の下より強力な体臭を
発生しない者を選択する。たとえば、カレーまたはニン
ニクを含む食事により異常に強い体臭を発生する者はパ
ネル用として選択しない。 【0086】試験開始前の2週間にわたり、これらパネ
ル検体に洗濯の時にそれのみを使用するように非着香の
非脱臭性石鹸棒を与え、他のいかなる種類の脱臭剤また
は発汗防止剤をも使用しないよう指示する。この期間の
後、40名を無作為に20名よりなる2群に分ける。 【0087】次いで、「処理」シャツ布地片および「未
処理」シャツ布地片を40枚の綺麗なポリエステル綿の
シャツの腋の下領域に縫い込み、この場合20枚のシャ
ツでは未処理(対照)布地片を左側腋の下領域の内側に
取り付け、かつ「処理」(試験)布地片を右側腋の下領
域に取り付ける。 【0088】残り20枚のシャツでは、対照および試験
の布地片の取り付けを逆転させる。 【0089】次いで40名のパネル員が縫い込み布地片
を有するシャツを5時間着衣し、その間各パネル員は不
必要な運動をすることなく正常な仕事を行なう。 【0090】この5時間の後、シャツを脱いで挿入物を
取り外し、ポリエチレン袋に入れて熟練測定員パネルに
より評価する。 【0091】各布地挿入物の悪臭強度を3名の測定員全
員により評価するが、これら測定員はどの挿入物が「処
理」のものであり、どれが「未処理」のものであるか知
らされず、又他の測定員の与えた尺度を知ることなく、
各布地片の臭いを嗅いでこれに尺度0〜5(0は臭気な
しを示し、5は極めて強い臭気を示す)にしたがう臭気
の強さに応じて尺度を付与する。 【0092】尺度1,2,3,4および5のそれぞれに
対応するイソバレリン酸の標準水溶液を比較用として設
け、測定員の悪臭評価に役立てる。これらを下記第I表
に示す: 【0093】 【表13】 【0094】各布地片につき各測定員により記録された
尺度を平均し、そして「処理」(試験)布地片の平均尺
度を「未処理」(対照)布地片の平均尺度から引算し
て、漂白安定性脱臭香料の悪臭減少値を与える。 【0095】パネル員の選択が試験の操作に満足しうる
かどうかのチェックとして、対照布地片による平均尺度
は2.5〜3.0の範囲でなければならない。 【0096】広義において本発明は0.25〜3.0の
悪臭減少値を有する漂白安定性脱臭香料を提供するが、
好適な漂白安定性脱臭香料は少なくとも0.30もしく
は0.40もしくは0.50もしくは0.60もしくは
0.70もしくは1.00の悪臭減少値を有するもので
ある。最少値が高い程、その漂白安定性香料は脱臭減少
値試験において測定員により記録された脱臭剤としてよ
り効果的である。さらに、熟練測定員でない消費者が自
己評価により、たとえばシャツや下着のような悪臭減少
値が少なくとも0.30である汚れた布地における悪臭
の顕著な減少を検出しうることも認められ、悪臭減少値
がこの数値より高い程、脱臭効果がより顕著となる。 【0097】要するに、漂白安定性脱臭香料の定義は2
つの基準に基づく。第1に、少なくとも55%、好まし
くは60〜100重量%の漂白安定性脱臭香料物質
(i)を含むことであり、第2に、この量の脱臭香料物
質(i)を含む香料が0.25〜3.0の悪臭減少値を
有することである。この種の香料が100重量%未満の
漂白安定性脱臭香料物質(i)を含有する場合は、存在
する香料物質の残部は香料物質(ii)としうることを了解
すべきである。従って、漂白安定性脱臭香料は、漂白物
質の存在下で不安定であってもよい香料物質(ii)を
0〜45重量%含むこともできる。これら不安定性物質
は、漂白物質に露出するとその香料特性を失うが、この
露出に生き残るような脱臭香料物質(i)が総合的に少
なくとも0.25の悪臭減少値を示しうれば充分であ
る。 【0098】本発明の漂白安定性脱臭香料は、上記した
香料物質(ii)の代わりに又はそれに加えてベルガモ
ット AB430、ゲラニウム AB76、ローズ AB380お
よびローズ AB409から選択される合成油を任意に含ん
でいても良い。 【0099】洗浄剤組成物 本発明の洗浄剤組成物は、5〜40重量%、好ましくは
8〜30重量%のセッケン、非セッケンの洗浄活性化合
物およびそれらの混合物から選択される洗浄活性な化合
物; 合計が5〜30重量%、好ましくは5〜20重量%の過
酸化漂白化合物とその活性剤(過酸化漂白化合物とその
活性剤との重量比は30:1から1:1である); 5〜75重量%の水不溶性アルミノ珪酸塩を含むビルダ
ー;および0.01〜5重量%、好ましくは0.2〜
0.5重量%の上に定義した漂白安定性脱臭香料; を含む。 【0100】この組成物は、20〜60℃の比較的低い
洗濯温度にて布地を洗浄しかつ漂白するのに使用するこ
とができる。また、この組成物を布地以外の硬質表面、
たとえば台所および浴室に見られるような硬質表面を清
浄するにも使用することもできる。 【0101】洗浄活性な化合物 洗剤活性な化合物は石鹸および非石鹸のアニオン性、カ
チオン性、非イオン性、両性もしくはツビッターイオン
性の洗浄活性化合物およびそれらの混合物から選択され
る。多くの適する洗浄活性化合物が市販されており、た
とえばSchwartz,PerryおよびBerch
により「表面活性剤および洗剤」第1巻および第2巻に
詳しく記載されている。 【0102】使用しうる好適な洗浄活性化合物は石鹸お
よび合成非石鹸のアニオン性および非イオン性化合物で
ある。 【0103】石鹸は水溶性または水分散性の有機酸アル
カリ金属塩であり、好適石鹸はナトリウム塩もしくはカ
リウム塩であり、或いは有機酸の対応するアンモニウム
もしくは置換アンモニウム塩である。適する有機酸の例
は10〜22個の炭素原子を有する天然もしくは合成の
脂肪族カルボン酸、特にたとえば獣脂、椰子油および菜
種油のようなトリグリセライド油の脂肪酸である。 【0104】最も好適な石鹸は菜種油からの石鹸であ
る。獣脂脂肪酸から得られる石鹸を選択する場合は、獣
脂脂肪(たとえば牛脂、羊脂、ラード)、パーム油およ
び或る種の植物性バターからの脂肪酸を選択することが
できる。ナット油(たとえば椰子油および椰子核油)か
ら得られるナット油脂肪酸のナトリウム石鹸を約30重
量%まで、好ましくは10〜20重量%までの少量でナ
トリウム獣脂石鹸と混合して、その起泡性および溶解特
性を所望に応じ向上させることもできる。獣脂脂肪酸は
主としてC14-18の脂肪酸であるのに対し、ナット油脂
肪酸はそれより短い鎖長を有し、主としてC10-14の脂
肪酸である。 【0105】合成のアニオン性非石鹸洗浄活性化合物を
使用する場合は、これは一般に有機サルフェートおよび
スルホネートの水溶性アルカリ金属塩であって、そのア
ルキル基は約8〜22個の炭素原子を有する[アルキル
という用語は高級アリール基のアルキル部分を包含する
よう使用する]。 【0106】適するアニオン性洗剤化合物の好適例はナ
トリウムおよびカリウムのアルキル硫酸塩特にたとえば
獣脂または椰子油から生成される高級(C8 −C18)ア
ルコールを硫酸化して得られるものの塩;ナトリウム、
カリウムおよびアンモニウムのアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、特にアルキル鎖中に10〜16個、殊に11〜
13個の炭素原子を有する直鎖状アルキルベンゼンスル
ホン酸塩;ナトリウムアルキルグリセリルエーテル硫酸
塩、殊にエーテルは獣脂もしくは椰子油から得られる高
級アルコールおよび石油から得られる合成アルコールの
エーテル;ナトリウム椰子油脂肪酸モノグリセライド硫
酸塩およびスルホン酸塩;高級(C9 −C18)脂肪アル
コール−アルキレンオキサイド、特に酸化エチレン反応
生成物の硫酸エステルのナトリウムおよびカリウム塩;
たとえば椰子油脂肪酸のような脂肪酸をイセチオン酸で
エステル化し、かつ水酸化ナトリウムで中和した反応生
成物;メチルタウリンの脂肪酸アミドのナトリウムおよ
びカリウム塩;アルカンモノスルホン酸塩、たとえばα
−オレフィン(C8−C20)を重亜硫酸ナトリウムと反
応させて誘導されたものおよびパラフィンをSO2およ
びCl2 と反応させ、次いで塩基により加水分解してラ
ンダムなスルホン酸塩を生成させることにより得られた
もの;オレフィンのスルホン酸塩(この用語は特にC10
−C20α−オレフィンをSO3と反応させ、次いで中和
しかつ反応生成物を加水分解することにより作られた物
質を意味するために使用される);またはそれらの混合
物である。好適なアニオン性洗剤化合物は(C11
15)アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよび
(C16−C18)アルキル硫酸ナトリウムである。 【0107】使用しうる適当な非イオン性洗剤化合物の
例は、酸化アルキレン(一般に酸化エチレン)とアルキ
ル(C6−C22)フェノールとの反応生成物、一般に1
分子当り5〜25EO、すなわち5〜25単位の酸化エ
チレン;脂肪族(C8−C18)一級もしくは二級の線状
もしくは分枝鎖アルコールと酸化エチレンとの縮合生成
物(一般に4〜30EO)、および酸化プロピレンおよ
びエチレンジアミンの反応生成物と酸化エチレンとの縮
合により得られる生成物を包含する。他のいわゆる非イ
オン性洗剤化合物は長鎖の三級アミン酸化物、長鎖のタ
ーシャリーホスフィン酸化物およびジアルキルスルホキ
シドを包含する。 【0108】たとえば、アニオン性化合物同士のまたは
アニオン性化合物と非イオン性化合物との混合物のよう
な洗浄活性化合物の混合物を洗浄剤組成物に使用するこ
とができ、特に後者の場合には低い泡立ち性を調節する
ことができる。これは、泡立ちに非許容性の自動洗濯機
に使用することを目的とした製品に有利である。 【0109】必要に応じカチオン性、両性またはツビッ
ターイオン性の洗浄活性化合物も洗浄剤組成物に使用し
うるが、これは一般に比較的高価であるため望ましくな
い。カチオン性、両性またはツビッターイオン性の洗浄
活性化合物を使用する場合、一般にこれはより一般的に
使用される合成アニオンおよび/または非イオン洗浄活
性化合物に対し少量で洗浄剤組成物中に存在させる。 【0110】過酸化漂白化合物およびその活性化剤 適する過酸化漂白化合物の典型的な例は、たとえばアル
カリ金属過硼酸塩(四水塩および一水塩の両者)、アル
カリ金属過炭酸塩、過珪酸塩および過燐酸塩並びにそれ
らの混合物のような無機の過酸塩である。過硼酸ナトリ
ウムが好適な無機過酸塩であり、特に過硼酸ナトリウム
一水塩および過硼酸ナトリウム四水塩が好適である。無
機過酸塩は活性酸素を溶液中に放出する作用を有し、そ
の活性化剤は一般に1個もしくはそれ以上の反応性アシ
ル基を有する有機化合物であって、過酸の生成を促し、
過酸は低温度、すなわち20〜60℃の範囲において、
無機の過酸塩のみを使用した場合に比してより効果的な
漂白作用を与える。 【0111】過酸化漂白化合物の活性剤は英国特許第8
36988号、第855735号、第907356号、
第907358号、第907950号、第100331
0号および第1246339号、米国特許第3,33
2,882号および第4,128,494号、カナダ特
許第844481号および南アフリカ特許第68/63
44号などの明細書にも記載されている。特に適する活
性剤は次のものを包含する: (a) N−ジアシル化およびN,N′−ポリアシル化
アミン、たとえばN,N,N′,N′−テトラアセチル
メチレンジアミンおよびN,N,N′,N′−テトラア
セチルエチレンジアミン。N,N−ジアセチルアニリ
ン、N,N−ジアセチル−p−トルイジン; 1,3−ジアシル化ヒダントイン、たとえば1,3−ジ
アセチル−5,5−ジメチルヒダントインおよび1,3
−ジプロピオニルヒダントイン; α−アセトキシ−(N,N′)−ポリアシルマロンアミ
ド、たとえばα−アセトキシ−(N,N′)−ジアセチ
ルマロンアミド; (b) N−アルキル−N−スルホニルカルボンアミ
ド、たとえばN−メチル−N−メシル−アセタミド、N
−メチル−N−メシル−ベンズアミドおよびN−メチル
−p−ニトロベンズアミドおよびN−メチル−N−メシ
ル−p−メトキシベンズアミド; (c) N−アシル化環式ヒドラジド、アシル化トリア
ゾンまたはウラゾール、たとえばモノアセチルマレイン
酸ヒドラジド; (d) O,N,N−三置換ヒドロキシルアミン、たと
えばO−ベンゾイル−N,N−スクシニルヒドロキシル
アミン、O−アセチル−N,N−スクシニルヒドロキシ
ルアミン、O−p−メトキシベンゾイル−N,N−スク
シニルヒドロキシルアミン、O−p−ニトロベンゾイル
−N,N−スクシニルヒドロキシルアミンおよびO,
N,N−トリアセチルヒドロキシルアミン; (e) N,N′−ジアシル−スルフリルアミド、たと
えばN,N′−ジメチル−N,N′−ジアセチルスルフ
リルアミドおよびN,N′−ジエチル−N,N′−ジプ
ロピオニルスルフリルアミド; (f) トリアシルシアヌレート、たとえばトリアセチ
ルシアヌレートおよびトリベンゾイルシアルヌレート; (g) 無水カルボン酸、たとえば無水安息香酸、無水
m−クロル安息香酸、無水フタル酸および無水4−クロ
ルフタルル酸; (h) 糖エステル、たとえばグルコース五酢酸; (i) p−フェノールスルホン酸エステルのナトリウ
ム、たとえばアセトキシベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、
および高アシル誘導体、たとえば線状もしくは分枝鎖の
オクタノイルおよびノナノイルフェノールスルホン酸
塩; (j) 1,3−ジアシル−4,5−ジアシルオキシ−
イミダゾリン、たとえば、1,3−ジホルミル−4,5
−ジアセトキシ−イミダゾリン、1,3−ジアセチル−
4,5−ジアセトキシ−イミダゾリン、1,3−ジアセ
チル−4,5−ジプロピオニルオキシ−イミダゾリン; (k) N,N′−ポリアシル化グリコールウリル、た
とえばN,N,N′,N′−テトラアセチルグリコール
ウリルおよびN,N,N′,N′−テトラプロピオニル
グリコールウリル; (l) ジアシル化−2,5−ジケトピペラジン、たと
えば1,4−ジアセチル−2,5−ジケトピペラジン、
1,4−ジプロピオニル−2,5−ジケトピペラジンお
よび1,4−ジプロピオニル−3,6−ジメチル−2,
5−ジケトピペラジン; (m) プロピレンジ尿素または2,2−ジメチル−プ
ロピレンジ尿素のアシル化生成物(2,4,6,8−テ
トラアザジシクロ−(3,3,1)−ノナン−3,7−
ジオンまたはその9,9−ジメチル誘導体)、特にテト
ラアセチル−もしくはテトラプロピオニル−プロピレン
ジ尿素またはそのジメチル誘導体; (n) カルボン酸エステル、たとえばp−(エトキシ
カルボニルオキシ)−安息香酸およびp−(プロポキシ
−カルボニルオキシ)−ベンゼンスルホン酸のナトリウ
ム塩。 【0112】上記(a)に挙げたN−ジアセチル化およ
びN,N′−ポリアセチル化アミンが特に興味があり、
殊にN,N,N′,N′−テトラアセチルエチレンジア
ミン(TAED)が好適である。 【0113】上記活性剤の1種もしくはそれ以上の混合
物を使用することもできる。 【0114】過酸化漂白剤の活性剤は粒状で使用するの
が好適であり、特に英国特許第2,053,998号明
細書に記載されたような微細な形態で存在させるときに
好適である。特に、150μm未満の平均粒子を有する
活性剤を使用するのが好適であり、これは漂白効果に顕
著な改善を与える。150μm未満の平均粒子寸法を有
する活性剤を用いた場合に沈降損失は相当に減少する。
活性剤の平均粒子寸法が100μm未満であれば、一層
良好な漂白性能が得られる。しかしながら、粒子寸法が
小さ過ぎると分解、粉塵形成および取扱いの問題が増大
し、100μm未満の粒子寸法は漂白効果の改善をもた
らしうるが、望ましくは活性剤は50μm未満の寸法を
有する粒子を20重量%以上含有してはならない。他
方、活性剤は150μmより大きい寸法の粒子を或る量
含有しうるが、300μmより大きい粒子を5重量%よ
り多く含有してはならず、かつ150μmより大きい粒
子を20重量%より多くしてはならない。針状結晶の活
性剤粒子を使用する場合、これらの寸法は針状直径を意
味する。これら粒子寸法は粒子中に存在する活性剤に関
するものであり、粒子自身に関するものではないことを
了解すべきである。後者は一般に平均して100〜20
00μm、好ましくは250〜1000μmの粒子寸法
を有する。1600μmより大きい粒子寸法を有する粒
子を5重量%までおよび250μm未満の粒子を10重
量%まで許容し得る。好ましくは、この微細な形状の活
性剤を含む粒子は、たとえばトリポリ燐酸ナトリウムお
よび/またはトリポリ燐酸カリウムのような適当なキャ
リア材料と共に活性剤を粒状化して得ることができる。
たとえば有機および/または無機粒状化助剤を用いる他
の粒状化法も有利に使用することができる。粒子はその
後、必要に応じ乾燥することができる。一般に、粒状化
法はこの粒子が活性剤を含有する限りかつ粒子中に存在
する他の物質が活性化剤を阻害しないかぎり適用するこ
とができる。 【0115】過酸化漂白化合物対その活性化剤の重量比
は約30:1〜1:1、好ましくは15:1〜2:1の
範囲で変化することができる。 【0116】ビルダー ビルダーは石鹸、無機および有機の水溶性ビルダー塩、
並びに各種の水不溶性およびいわゆる「種晶」ビルダー
を包含し、その作用は水硬度の原因となるカルシウムお
よびそれより僅かのマグネシウム塩を可溶化させ或いは
他の手段(たとえば金属封鎖もしくは沈澱)により除去
して硬水を軟化させ、それにより洗浄性を改善すること
である。 【0117】洗剤ビルダーとして作用しうる石鹸は、洗
浄活性化合物としても作用しうるものとして前記したも
のである。 【0118】無機の洗剤ビルダーは、たとえば燐酸塩、
ピロ燐酸塩、オルト燐酸塩、ポリ燐酸塩、ホスホン酸塩
およびポリホスホン酸塩などの水溶性塩類を包含する。
無機燐酸塩ビルダーの特定例はナトリウムおよびカリウ
ムのトリポリ燐酸塩、燐酸塩およびヘキサメタ燐酸塩を
包含する。特にポリホスホン酸塩は、たとえばエチレン
ジホスホン酸のナトリウムおよびカリウム塩、エタン−
1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸のナトリウムお
よびカリウム塩、並びにエタン−1,1,2−トリホス
ホン酸のナトリウムおよびカルウム塩を包含することが
できる。トリポリ燐酸ナトリウムが特に好適な水溶性無
機ビルダーである。 【0119】さらに、燐を含有しない無機水溶性の金属
封鎖剤も洗剤ビルダーとして使用するために選択するこ
とができる。この種の燐を含有しない無機ビルダーの特
定例は硼酸塩、珪酸塩およびアルミン酸塩を包含する。
アルルカリ金属塩、特にナトリウムもしくはカリウム塩
が特に好適である。 【0120】有機の燐を含有しない水溶性洗剤ビルダー
は、たとえばアルカリ金属、アンモニウムおよび置換ア
ンモニウムのポリ酢酸塩、カルボン酸塩、ポリカルボン
酸塩、コハク酸塩、蓚酸塩およびポリヒドロキシスルホ
ン酸塩を包含する。ポリ酢酸塩およびポリカルボン酸塩
ビルダーの特定例はエチレンジアミンテトラ酢酸、ニト
リロトリ酢酸、オキシジコハク酸、メリト酸、ベンゼン
ポリカルボン酸、クエン酸、カルボキシメトキシコハク
酸、カルボキシメトキシマロン酸およびそれらの混合物
のナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウムおよ
び置換アンモニウム塩を包含する。 【0121】特に好適な燐を含有しない有機水溶性ビル
ダーは珪酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、オキシジ
コハク酸ナトリウム、メリト酸ナトリウム、ニトリロト
リ酢酸ナトリウムおよびエチレンジアミンテトラ酢酸ナ
トリウムを包含する。 【0122】本発明の洗浄剤組成物に有用な他の種類の
洗剤ビルダー材料は、水硬度カチオンと水不溶性反応生
成物を形成しうる水溶性物質、たとえばアルカリ金属ま
たはアンモニウムの炭酸塩、重炭酸塩およびセスキ炭酸
塩からなり、これを必要に応じこの反応生成物に対し成
長部位を形成しうる種晶と組み合せる。 【0123】使用しうる他の種類のビルダーは洗濯機の
硬度含有量をイオン交換法により低下させうる実質的な
水不溶性の各種の物質を包含する。 【0124】この種のイオン交換物質の例は錯アルミノ
珪酸塩、すなわちゼオライト型物質であって、カルシウ
ムイオンの除去により水を軟化させる有用なよび浸漬用
もしくは洗浄用添加剤である。天然および合成の「ゼオ
ライト」、特にゼオライトAおよび水和したゼオライト
A物質がビルダーとして有用である。 【0125】漂白安定性脱臭香料 漂白安定性脱臭香料は本発明の洗浄剤組成物中に0.0
1〜5重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%、特に
好ましくは0.2〜0.4重量%含まれる。0.01重
量%未満の漂白安定性脱臭香料を使用すれば、漂白剤含
有洗浄剤組成物の使用は汚れた布地に対し顕著なレベル
の残留芳香または脱臭性を与えず、或いはこのような低
レベルの漂白安定性脱臭香料は本発明の組成物で処理し
た後に着用した布地の体臭を顕著には減少させないこと
が明らかである。5重量%より多い漂白安定性脱臭香料
を用いても、漂白剤含有洗浄剤組成物の使用により処理
布地に対しより高レベルで見られたよりも大きく減少さ
せることはないと思われる。 【0126】他の洗剤添加剤 本発明の洗浄剤組成物に適宜使用しうる他の洗剤添加物
は過脂剤(たとえば遊離の長鎖脂肪酸)、起泡性ブース
ター、たとえばアルカノールアミド、特に椰子核脂肪酸
および椰子油脂肪酸から誘導されるモノエタノールアミ
ド;起泡調節剤、たとえば炭化水素、油およびワックス
を含有する消泡性粒剤およびアルキルホスフェートおよ
びシリコーン;沈降防止剤、たとえばナトリウムカルボ
キシルメチルセルローズ、ポリビニルピロリドンおよび
セルロースエーテル、たとえばメチルセルロースおよび
エチルヒドロキシエチルセルロース;安定化剤、たとえ
ばエチレンジアミンテトラメチレンホスホネートおよび
ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート;布
地柔軟剤;無機塩、たとえば硫酸ナトリウムおよび硫酸
マグネシウム;並びに極少量で一般に存在する艶出剤、
蛍光剤、酵素固化防止剤、増粘剤、殺菌剤および着色剤
を包含する。 【0127】各種の汚れやしみを分解し或いは除去する
能力が当業界で周知の各種の洗剤酵素も適宜本発明の洗
浄剤組成物に使用することができる。洗剤酵素は一般に
これら組成物に対し約0.1〜約1.0重量%の濃度で
使用される。典型的な酵素は各種のプロテアーゼ、リパ
ーゼ、アミラーゼおよびそれらの混合物を包含し、これ
らは布地から各種の汚れやしみを除去するよう設計され
る。 【0128】さらに、本発明の洗浄剤組成物には1種も
しくはそれ以上の付着防止剤を包含させて、洗濯布地に
対し無機付着物を形成する傾向を減少させるのが望まし
い。この種の付着防止剤の量は、使用する場合、一般に
組成物に対し0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜
2.5重量%である。好適な付着防止剤はアニオン性の
高分子電解質、特に高分子脂肪族カルボン酸塩または有
機ホスホン酸塩である。 【0129】さらに、本発明の洗浄剤組成物には、或る
量のアルカリ金属珪酸塩、特にオルト−、メタ−もしく
は好ましくは中性もしくはアルカリ性の珪酸ナトリウム
を含ませるのが望ましい。製品に対し少なくとも1重量
%、好ましくは5〜15重量%のレベルでこの種のアル
カリ金属珪酸塩を存在させることが、洗濯機における金
属部品の腐食を減少させるのに有利であり、さらに処理
特性および一般に向上した粉末特性を与える手段とな
る。よりアルカリ性の高いオルト−およびメタ−珪酸塩
は一般にこの範囲内の下限量でのみ使用され、中性もし
くはアルカリ性珪酸塩と混合される。 【0130】本発明の洗浄剤組成物は、一般にアルカリ
性とする必要があるが、強度のアルカリ性としてはなら
ない。何故なら、これは布地の破損をもたらし、さらに
家庭用には有害となるからである。実用上、これら製品
は好ましくは洗濯水で使用する場合、約8.5〜約11
のpHを与えるべきである。特に、家庭用製品において
は約9.0〜約10.5のpHを与えるのが好適であ
る。何故なら、それより低いpH値は最適な洗浄力に対
し効果が低くなるからであり、またそれより高いアルカ
リ性製品は間違って使用すると有害になりうるからであ
る。pHは12°H(Ca)(フランス永久硬度、カル
シウムのみ)の水において50℃で製品に対し0.1W
/V%という一般的に最も低い使用濃度で測定され、し
かも充分なアルカリ性が通常の製品濃度で使用する際に
確保されうるものとする。 【0131】本発明の洗浄剤組成物に配合しうる洗剤添
加剤の総量は、上記した必須成分を含む洗浄剤組成物の
残部を構成する。 【0132】洗浄剤組成物の種類 本発明の洗浄剤組成物は固体製品として、たとえば洗濯
石鹸または粉末の形態で布地洗濯に使用しうるものとし
て処方することができる。或いは、この組成物は布地洗
濯用の液体、ゲルまたはペーストの形態を採用すること
もできる。 【0133】上記した洗浄剤組成物の形態は脱臭洗剤製
品が採用しうる形態の例であると了解すべきであり、当
業界で知られた他の製品形態も本発明の範囲内に包含さ
れるべきである。 【0134】洗浄剤組成物の製造 本発明の洗浄剤組成物の製造方法は、各種成分を混合す
ることからなる。洗浄活性化合物と漂白成分を包含する
洗剤添加剤との選択、および本発明の方法に使用するそ
れぞれの量は、所望の製品形態(たとえば固体または液
体)および所望の使用目的(たとえば、硬質表面の清浄
または布地洗濯)に依存する。 【0135】一般に、たとえば加熱工程の際に生じうる
ような揮発性成分の損失を最小化するように漂白安定性
脱臭香料をその製造の終りに近い段階で洗剤製品に加え
るのが便利である。 【0136】さらに、漂白安定性脱臭香料は他の成分と
充分に混合しかつ洗剤製品全体に均一分布されるように
配合するのが一般的である。しかしながら、特にたとえ
ばマーブル状の石鹸棒および斑入りもしくは斑点入りの
固体もしくは液体製品を用いて、漂白安定性脱臭香料を
カプセル化し、後の放出を遅延させるような場合には漂
白安定性脱臭香料が洗剤製品の他の成分と均一かつ均質
に混合されておらずかつこの種の製品のマーブル状帯ま
たは斑入りもしくは斑点部分に集中しているような洗剤
製品を生成させることもできる。 【0137】液状製品は、単に成分を所望順序で混合し
て製造することもできるが、漂白安定性脱臭香料を包含
する揮発性成分を混合工程の終り頃添加して、これら揮
発性成分の蒸発による損失を抑制するのが好適である。
一般に、不溶性成分の適切な分散および可溶性成分の適
切な溶解を確保するには或る程度の撹拌が必要である。 【0138】粉末状の固体製品は、先ず熱に鋭敏なも
の、揮発性のもの、或いは他の熱に不安定なもの、たと
えは漂白安定性脱臭香料を除き、組成物の全成分と水と
のスラリーを作成することにより製造される。 【0139】例として、典型的なスラリーは水中におけ
る下記の比による溶液もしくは分散液としての次の物質
からなっている: 【0140】 【表14】 【0141】ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムと
アルカリ性珪酸塩とは水を含有し、かつ硫酸マグネシウ
ムはスラリー中で反応して噴霧乾燥の後の製品中に珪酸
マグネシウムを与えることに注目すべきである。スラリ
ーの固形物含有量は46%である。 【0142】次いで、水性スラリーを慣用技術により噴
霧乾燥して、18重量%以下、好ましくは6〜12重量
%の水分を含有する洗剤粒子を生成させる。 【0143】次いで噴霧乾燥された洗剤粒子と漂白安定
性脱臭香料、漂白剤および漂白活性剤を包含する他の成
分を混合する。 【0144】典型例において、最終製品は次の組成を有
する: 【0145】 【表15】 【0146】棒またはタブレットの形態の固体製品は、
先ず熱安定性の不揮発性物質を混合し、次いで熱不安定
な揮発性物質、たとえば漂白安定性脱臭香料を工程の後
期、好ましくは押し出しおよびスタンピングの直前に加
えて製造することができる。 【0147】洗浄剤組成物の用途 本発明の洗浄剤組成物は、洗濯機を便利に使用する一般
的な家庭用またはその他の洗濯に使用することができ
る。この組成物は洗濯されている布地から汚れを除去し
たり布地漂白したり、或いは布地に対し脱臭有効量の漂
白安定性脱臭香料を付与するのに効果的であることを意
図している。洗浄剤組成物の「脱臭有効量」という用語
は、皮膚と接触させて着用するシャツの形態の布地を洗
浄剤組成物を用いる洗濯処理にかけた場合、体臭(悪臭
減少値試験により測定して)を減少させるのに充分な製
品の量と定義される。 【0148】大抵の目的で、洗浄剤組成物は洗濯液に対
し、0.05〜5重量%の濃度で使用することができ
る。好ましくは、洗濯における濃度は、洗濯液に対し約
0.2〜2重量%、特に好ましくは0.3〜1重量%で
ある。 【0149】布地洗濯製品として洗浄剤組成物を使用す
る好適方法によれば、たとえば水洗濯、ゆすぎおよび乾
燥を含む慣用の洗濯処理にしたがって衣料に適用するこ
とができる。充分量の漂白安定性脱臭香料を洗濯衣料の
布地に与えてそこに保持させ、体臭の減少によりその脱
臭効果を着用者が享受し得ることが明らかである。 【0150】以下の洗濯法は、シャツに対し洗浄剤組成
物を適用する例を示す。 【0151】ポリエステル綿製のコート型ボタン付きシ
ャツを自動洗濯機において、過硼酸ナトリウム四水塩と
TAEDと0.2重量%の濃度の漂白安定性脱臭香料と
を含有する布地洗濯粉末洗剤を用いて洗濯した。洗濯液
における製品の濃度は洗濯液の0.4重量%とした。シ
ャツ布地(乾燥重量)対洗濯液の比は洗濯液1l当り4
0gの布地とした。 【0152】シャツを洗濯液中で50℃の温度にて10
分間撹拌し、次いでゆすぎ、かつ遠心分離して水分含有
量約50%となし、最後に乾燥して10%以下の水分含
有量にした。 【0153】シャツを折り畳み、そして使用に供するま
で保存した。 【0154】以下、実施例により本発明をさらに説明す
るが、これらのみに限定されない。 【0155】 【実施例】実施例1 漂白安定性脱臭香料A7を次の漂白安定性脱臭香料物質
(i)および香料物質(ii)から作成した: 【0156】 【表16】【0157】 脱臭香料物質(i)の全量 56.25%w/w 存在する物質(i)の数 9 示した種類数 4 この香料を上記した悪臭減少値試験にかけて次の結果を
得た: 【0158】 【表17】 【0159】上記した結果から、悪臭減少値は0.59
と算出される。 【0160】本明細書中に規定した0.25〜3.0の
範囲内の悪臭減少値は、脱臭香料A7がまさに本発明に
よる漂白安定性脱臭香料であることを確認した。 【0161】実施例2 この実施例は、漂白物質を含有する粉末洗剤における実
施例1の漂白安定性脱臭香料A7の使用を示している。 【0162】漂白物質を含有する噴霧乾燥した粒状非石
鹸洗剤を慣用の噴霧乾燥技術にしたがって製造した。こ
の漂白物質は過酸化漂白化合物と漂白活性剤とさらに噴
霧乾燥後に洗剤と混合する脱臭香料とからなる。洗浄用
組成物は次の組成を有していた: 【0163】 【表18】【0164】この粉末洗剤は、たとえばシャツや下着の
ような汚れた布地衣料並びに敷布の洗濯に使用して、さ
わやかな芳香を有しかつ汚れた布地に伴なう悪臭のない
綺麗な布地を与えることができる。このように洗濯した
布地衣料および敷布は、その後に着衣したり或いは人間
皮膚と接触した使用した後でさえも悪臭なしにそのさわ
やかさを保持する。 【0165】通常の香料を不安定にするような漂白成分
のTAEDと過硼酸ナトリウム四水塩との両者が粉末洗
剤中に存在するにもかかわらず、体臭を減少させる漂白
安定性脱臭香料の能力は阻害されないと結論することが
できる。 【0166】実施例3 本発明による布地洗濯用の洗浄剤組成物は次の組成を有
していた: 【0167】 【表19】
フロントページの続き (72)発明者 ジヨージ・アーサー・ジヨンソン イギリス国、マージーサイド・エル・ 60・3・アール・テイー、ウイラル、ゲ イトン、ポーロツク・クローズ・12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.洗浄剤組成物を用いてアルカリpH条件下で布地を
    洗濯する方法であって、前記洗浄剤組成物が、 5〜40重量%のセッケン、非セッケンの洗浄活性な化
    合物およびそれらの混合物から選択される洗浄活性な化
    合物; 合計が5〜30重量%の過酸化漂白化合物とその活性剤
    (過酸化漂白化合物とその活性剤との重量比は30:1
    から1:1である); 5〜75重量%の水不溶性アルミノ珪酸塩を含むビルダ
    ー; 0.01〜5重量%の漂白安定性脱臭香料; からなり、 前記漂白安定性脱臭香料が、(i) 漂白安定性試験にした
    がい過硼酸ナトリウム四水塩およびN,N,N′,N′
    −テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)の存在
    下に安定であると判定される漂白安定性脱臭香料物質5
    5〜100重量%と(ii)他の香料物質0〜45重量%と
    からなり、悪臭減少値試験により測定して0.25〜
    3.0の悪臭減少値を有する漂白安定性脱臭香料であっ
    て、 漂白安定性脱臭香料物質(i)のそれぞれが少なくとも
    50%のリポキシダ−ゼ阻害能力又は少なくとも1.1
    のラウール変動比を有し、前記物質が次の5種: 種類1:フェノール性物質; 種類2:アルデヒドおよびケトン; 種類3:窒素含有化合物; 種類4:酢酸o−t−ブチルシクロヘキシル、 フタル酸ジエチル、 ノナンジオール−1,3−二酢酸、 ノナノライド−1,4、 酢酸i−ノニル、 蟻酸i−ノニル、 フェニル酢酸フェニルエチルから選択されるエステル; 種類5:シンナムアルコール、 2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オールと2,6
    −ジメチル−7−オクテン−2−イルホルメートとの混
    合物、 1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,
    7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベン
    ゾピラン、 ヒドロキシメチル−イソプロピルシクロペンタン、 3a−メチル−ドデカヒドロ−6,6,9a−トリメチ
    ルナフト−2(2,1−b)フラン、 3,7−ジメチル−3−オクタノールと2,6−ジメチ
    ル−2−オクタノールの混合物から選択されるアルコー
    ルおよびエーテル; の1種に該当し、ただし漂白安定性脱臭香料物質(i)
    が2種以上に該当することができるときにはこの物質は
    より数の小さいもしくは最小の番号を有する種類に該当
    するものとし、 前記脱臭香料物質(i)を、 (a) 漂白安定性脱臭香料が少なくとも5つの物質
    (i)を含有し; (b) 物質(i)が前記種類1〜5のうちの少なくと
    も4種から選択され; (c) 漂白安定性脱臭香料の0.5重量%未満の濃度
    で前記香料中に存在する物質(i)は(a)および
    (b)の要件から除外される; ように選択することを特徴とする方法。 2.漂白安定性脱臭香料が、0.40〜3.0の悪臭減
    少値を有する、特許請求の範囲第1項に記載の洗濯方
    法。 3.漂白安定性脱臭香料が、0.60〜3.0の悪臭減
    少値を有する、特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
    の洗濯方法。 4.漂白安定性脱臭香料が、1.00〜3.0の悪臭減
    少値を有する、特許請求の範囲第1項から第3項のいず
    れかに記載の洗濯方法。 5.種類1〜3の漂白安定性脱臭香料物質(i)が、 種類1:フェノール性物質 サリチル酸イソアミル、 カルバクロール、 クローバ葉の油、 サリチル酸エチル、 イソオイゲノール、 サリチル酸ヘキシル、 タイム油レッド; 種類2:アルデヒドおよびケトン; 6−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチル
    テトラヒドロナフタレン、 p−t−アミルシクロヘキサノン、 2−n−ヘプチルシクロペンタノン、 α−イソメチルヨノン、 β−メチルナフチルケトン; 種類3:窒素含有化合物; イソブチルキノリン、 アンスラニル酸メチル; から選択される特許請求の範囲第1項から第4項のいず
    れかに記載の洗濯方法。
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