JP5745729B2 - 洗濯洗剤組成物およびその使用 - Google Patents

洗濯洗剤組成物およびその使用 Download PDF

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Description

関連出願のクロスリファレンス
この出願は2008年9月8日に出願された、米国仮出願第61/095,302の優先権を請求する。その出願全体は本明細書中に参考として援用される。
技術分野
本発明はリナロールを含む洗濯洗剤組成物およびその使用に関する。
発明の背景
伝統的な洗濯洗剤は、洗濯の間に布帛に加えられると、洗濯される織物表面から、汚れ、土、シミを物理的に除去することを補助する組成物である。洗濯洗剤組成物は液体と粉体の両方の形状であることができ、一般にクリーニング特性を改良するために、いろいろな成分が加えられているアニオン型およびノニオン型界面活性剤の混合物を含む。しばしば、洗濯洗剤組成物は、洗浄された織物に芳香を付与する、例えばリナロールをはじめとする多くの芳香剤を含んでいる。
芳香性化合物は、それらが急速に蒸発するのを防ぐためには安定化を必要とする非常に揮発性の物質である。洗濯洗剤組成物における芳香剤は、洗濯の過程で持続するだけではなく、乾燥工程の後に織物に残っているように持続的で一定の香り効果が作用するように制御された態様で気化するべきである。
洗剤のために芳香剤を配合する化学および技術はよく開発されている。様々な石油系添加剤が、芳香剤の蒸発速度を遅らせるために芳香性化合物に加えられる必要がある。例えば、制御された放出を達成するために、芳香剤は担体材料上に堆積されるか、化合物中にカプセル化されるか、または組み込むことができる。石油系添加剤を含むようには変成されていない芳香剤は、洗浄プロセスの後に織物の上に芳香剤を残すことができない。なぜなら芳香剤は洗浄サイクルの間に蒸発してしまうからである。
一般に、芳香剤は洗浄プロセスに貢献する活性的な薬剤であるとは考えられていないので、洗濯洗剤組成物は単に洗浄された織物に芳香を付与するのに十分な少量の加工された芳香剤を含んでいるだけである。
最近、天然の環境に優しい洗濯洗剤組成物を生産することに主要な焦点が当てられている。多くの環境団体が、芳香剤の蒸発を防ぐのに必要である石油系添加剤が人の皮膚極めて接近した場合には不健康であると考えられていて、生物分解性物質でないので、芳香剤が洗剤への不要で有害な成分であると考えられている。従って、また織物を洗濯するだけではなく、環境に優しい洗濯洗剤組成物の開発への継続的な関心がある。洗剤の品質/特性を改良する、非芳香の、天然製品を使用する洗濯洗剤組成物を開発することは、特に望ましい。
発明の要約
本明細書に開示された内容は、リナロールを含む洗濯洗剤組成物とその用途に関する。
上に要約されたように、本発明の洗濯洗剤組成物は、布帛をコンディショニングし、洗剤残留物を取り除くことを助けるのに有効な量のリナロールを含んでいる。本発明の一態様では、布帛から洗剤残留物を減少させる布帛コンディショニング剤として機能するリナロールを洗濯洗剤に組み入れる。ある態様では、組成物に有効な量の天然リナロールが提供され、他の態様では合成のリナロールを含む。
一般に、洗濯洗剤には、新鮮であるかまたは清潔なにおいを織物に提供するためにしばしば芳香剤を加える。これらの洗剤では、芳香剤は蒸発速度を制御し、快いにおいが洗浄の後に布帛の上に残ることができるように変更された。例えば、しばしば芳香剤を保護し、制御された方法で芳香剤を放出するために、カプセル化して提供される。これは本発明で提供されるリナロールと非常に異なっている。
本発明の組成物で使用されるリナロールは芳香を持たず、また変成されず、また蒸発速度が制御された配合物中に提供されない。本発明の組成物は洗浄される布帛に吸着するリナロールを配合物中に含み、布帛に加えられた芳香剤として機能しない。本明細書に記載された組成物および方法による吸着されたリナロールは、布帛をより柔らかくコンディショニングし、布帛に残る洗剤残留物の量を減少させることを助ける。
ある態様では、有効な量のリナロールを含んでいる香りのない洗濯洗剤組成物が提供され、洗浄プログラムの間、布帛をコンディショニングするのにリナロールが有効に作用する。有効な量のリナロールは0.004から0.012%の範囲である。他の態様では、有効な量のリナロールは0.012%である。ある態様では、リナロールは天然のリナロールであることができ、他の態様ではリナロールは合成のリナロールである。
ある態様では、30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルの有効な量を含む香りのない洗濯洗剤組成物が提供され、該エッセンシャルオイルは芳香を提供するようには配合されず、該エッセンシャルオイル中のリナロールの量は、洗浄プログラムの間、布帛をコンディショニングするのに有効な量である。リナロールを含むエッセンシャルオイルの有効な量は0.1から0.3%の範囲である。他の態様では、リナロールを含むエッセンシャルオイルの有効な量は0.2%である。
他の態様では、洗濯洗剤中のリナロールの有効濃度は0.008から0.015グラムの範囲である。ある例では、有効濃度は、0.008g、0.009g、0.0lg、0.011g、0.012g、0.013g、0.014g、または0.015gであることができる。他の態様では、リナロールの有効濃度は0.012gであることができる。
洗濯洗剤組成物は0.02gから0.05gの範囲のエッセンシャルオイルの有効濃度を有することができる。他の態様では、エッセンシャルオイルは0.03gの有効濃度を有することができる。もう一つの態様では、エッセンシャルオイルはラベンダーオイルであることができる。
いくつかの態様では、洗浄の間に洗濯洗剤は布帛をコンディショニングする。もう一つの態様では、洗浄された布帛は、リナロールを含まない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤で洗浄された布帛よりも、柔らかい。
もう一つの態様では、リナロールを含まない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤に比較して、本発明の洗剤組成物は洗浄した布帛の石鹸残留物を減少させる。
もう一つの態様では、リナロールを含まない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤と比較して、本発明の洗剤組成物は、洗浄された布帛の保色性を改良する。
もう一つの態様では、リナロールを含まない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤と比較して、本発明の洗剤組成物は、洗浄された布帛の静電気を減少させる。
ある態様では、洗濯洗剤組成物は粉末洗剤である。他の態様では、洗濯洗剤組成物は液体洗剤である。
本発明の態様は、洗浄された布帛の石鹸残留物の減少方法に関する。本発明の方法は、30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルの有効な量を含む香りのない洗剤組成物を布帛に加えることを含んでいる。本発明の方法は、洗浄された布帛が、リナロールを含まない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤の場合と比較して、より少ない洗剤残留物を有し、コンディショニングされている、布帛の洗浄方法に関する。
本発明の態様は.004%から.012%の範囲の有効な量のリナロールを含む香りのない洗濯洗剤組成物であって、該リナロールが洗浄プログラムの間、布帛をコンディショニングするの有効である洗濯洗剤組成物を含む。ある態様では、リナロールは合成のリナロールである。
本発明の洗濯洗剤組成物は、担体材料上に保持され、化合物でカプセル化され、または化合物中に埋め込まれた、洗浄および乾燥の間蒸発速度を制御するためのリナロールまたはエッセンシャルオイルを含まない。
本発明の態様は、洗浄サイクルの間、布帛に芳香を付与しないが、その代わり布帛をコンディショニングして柔らかくする目的のために、洗濯洗剤組成物にリナロールを含むエッセンシャルオイルを提供することを含んでいる。
もう一つの態様では、洗濯洗剤組成物はさらに洗剤残留物の除去を改良する。ある例では、リナロールが洗剤残留物を取り除くのに非常に効果的であるので、追加すすぎが残留物を取り除くために必要とされない。
発明の詳細な説明
さらに詳細に本発明について説明する前に、本発明は説明した特定の実施例に限定されず、変更することができることが理解されるべきである。また、本明細書に使用された術語は特定の実施例について説明する目的のためのものであり、何ら制限する意図がないことが理解されるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ制限される。
数値範囲が記載された場合、それぞれの挟まれた値、文脈上明らかに述べられている場合を除き、これらの上限と下限との間、単位の10分の1まで、および他の記載されたまたは挟まれた値が本発明の範囲に包含される。これらのより小さい範囲内の上下限は、より小さい範囲として独立して含むことができて、また、述べられた範囲内のすべての明確に除かれた限界値を除いて本発明の範囲に含まれる。述べられた範囲が1つまたは両方の限界値を含む場合、どちらか又は両方の限界値を除く範囲もまた本発明に含まれる。
別途定義されない限り、本明細書に用いられる全ての技術的及び科学的用語は、本発明の属する当業者により一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと類似のまたはそれと等価のすべての方法及び材料を本発明を実施し又はテストするのに用いることができるが、好ましい方法及び材料が記載される
明細書に引用されるすべての刊行物と特許は、すべての刊行物と特許がそれぞれ個別に参照され組み込まれるかのように、参照され、組み込まれる。またこの刊行物と特許が開示する方法および/または材料も、参照され、組み込まれる。すべての刊行物の引用は本出願の出願前のものであるが、本発明が先願発明によってそのような先行する公表により権利を与えられないと理解されるべきでない。さらに、提供された公表の期日は実際の公表期日と異なっているかもしれず、独自に確認される必要があるかもしれない。
この開示を読めば当業者には明らかであるように、本明細書に説明され示したそれぞれの個々の実施態様はそれぞれの要素と特徴を備え、本発明の範囲または精神から逸脱せずに、これらは他のいくつかの実施態様の任意の特徴から分離し、またはこれらと組み合わせることができる。引用されたすべての方法は、引用された順番でも、また論理的に可能ないかなる他の順番でも行うことができる。
本明細書および特許請求の範囲において、特記のない限り、単数の表現は複数も含む。したがって、例えば、「薬剤」はひとつの薬剤を意味するだけではなく、二個以上の異なった薬剤の組み合わせも意味する。同様に、「界面活性剤」は単一の界面活性剤、および界面活性剤の組み合わせも意味する。特記の無い限り、本明細書に用いられる全ての技術的及び科学的用語は、本発明の属する当業者により一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと似た又はそれと等価のいずれかの方法及び材料を本発明を実施し又はテストするのに用いることができるが、好ましい方法及び材料が記載される。特別に本発明の説明に重要な術語は以下で定義される。
リナロール
本明細書に記載された洗濯洗剤組成物は、有効な量のリナロール(linalol)(リナロオール(lonalool)または3,7−ジメチル−l,6−オクタジエン−3−オルとしても知られている)を含んでいる。それは、以下の化学構造式を有する。
Figure 0005745729
リナロールは、様々な植物のエッセンシャルオイルから蒸留される無色の液体である。該エッセンシャルオイルとしては、一例としては、たとえばローズウッド、ベルガモット、コリアンダー、ラベンダーなどのエッセンシャルオイルがあげられる。本発明の洗濯洗剤組成物で使われるエッセンシャルオイルは、少なくとも30%のリナロールから成る。ある態様では、本発明の洗濯洗剤組成物は少なくとも30%から60%のリナロールから成るエッセンシャルオイルを含むことができる。例えば、本発明の洗濯洗剤組成物は少なくとも30%、32%、34%、36%、38%、40%、42%、44%、46%、48%、50%、52%、54%、56%、58%または60%のリナロールから成るエッセンシャルオイルを含むことができる。
エッセンシャルオイルが芳香剤として洗濯洗剤に加えられるとき、通常エッセンシャルオイルは、リナロールの割合を低下させるようにされる。これはリナロールはそれ自体では、においが本質的にはないからである。リナロールは、言い換えれば芳香を提供せず、新鮮で清潔なにおいを織物に付与することができない。このため、芳香剤として洗濯洗剤に加えられるエッセンシャルオイルは、典型的には低い重量%のリナロールを含むように配合される。例えば、芳香剤として加えられるために配合されたエッセンシャルオイルは、30%未満のリナロールを通常含む。本発明で使用されるエッセンシャルオイルは少なくとも30−60%のリナロールを含んでいるので、これは本発明の洗濯洗剤配合物と識別可能である。
洗濯洗剤組成物では、芳香剤は蒸発、洗剤の他の成分との反応、たとえば酸化および化学分解に影響されやすい。そのため、芳香が洗浄の後に布帛の上に残るように十分に蒸発速度が制御された配合物に芳香剤が通常提供される。例えば、洗浄と乾燥工程の間、芳香剤を保護して放出するために制御された方法で、芳香剤を担体材料上に堆積させるか、化合物中にカプセル化されるか、または組み込むことができる。これらの配合物におけるそのような芳香剤は、より遅い速度で蒸発して、洗浄された織物布帛に快いにおいを付与する。
本発明の洗濯洗剤がリナロールを含むエッセンシャルオイルを含むとき、エッセンシャルオイルは、蒸発速度を制御するようには変成されないし配合もされない。そのため、エッセンシャルオイルは、変えられた蒸発速度を有しないし、また洗浄後に布帛に芳香を残さない。言い換えれば、洗濯洗剤組成物にリナロールを含むエッセンシャルオイルが含まれることができるが、洗浄と乾燥工程の間、芳香剤を保護して制御された方法で放出するために、芳香剤を担体材料上に堆積させるか、化合物中にカプセル化されるか、または組み込まれてはいない。すなわち、洗濯洗剤組成物におけるリナロールを含むエッセンシャルオイルは、芳香剤として機能しないで、また本質的に芳香を有していない。
ある態様では、洗濯洗剤組成物は洗浄の間、布帛をコンディショニングすることが予想外に見いだされたリナロール配合物の有効な量を含んでいる。言い換えれば、本発明の洗濯洗剤組成物は洗浄プロセスの間、布帛に芳香を付与しないが、代わりに柔らかくして、コンディショニングすることができるリナロール配合物の有効な量を含んでいる。ある態様では、洗濯洗剤組成物において存在するリナロールの量は、リナロール配合物を含んでいない洗濯洗剤組成物または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含んでいる洗濯洗剤組成物と比較した時に、布帛をよりよくコンディショニングするのに有効な量である。他の態様では、洗濯洗剤組成物におけるリナロールの存在の量は、ASTM D5237−92(本明細書では、”ASTM”と呼ばれる)を使用したテストで、柔軟性で3.7よりも大きな点を得るのに有効な量である。他の態様では、洗濯洗剤組成物におけるリナロールの存在の量は、ASTMを使用したテストで、柔軟性で4.0よりも大きな点を得るのに有効な量である。他の態様では、洗濯洗剤組成物におけるリナロールの存在の量は、ASTMを使用したテストで、柔軟性で4.3よりも大きな点を得るのに有効な量である。他の態様では、洗濯洗剤組成物におけるリナロールの存在の量は、ASTMを使用したテストで、柔軟性で5.0よりも大きな点を得るのに有効な量である。
クリーニングの後に、しばしば布帛の上に洗剤が残る結果、布帛がかたく荒く感じることがある。洗濯洗剤組成物がコンディショニングすることができ、洗浄の後に布帛を柔らかくすることができるので、予想外にも本発明の組成物は洗剤残留物の除去を改良することが見いだされた。そのため、洗濯洗剤組成物は芳香を付与しないが、代わりに洗浄プロセスの間、洗剤残留物を取り除くことができるリナロール配合物の有効な量を含んでいる。ある態様では、リナロール配合物を含んでいない洗濯洗剤組成物または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗濯洗剤組成物と比較して、洗濯洗剤組成物に存在するリナロール配合物の量は、布帛から洗剤残留物をよりよく取り除くのに有効な量である。
任意の異なる態様では、洗濯洗剤組成物は洗剤残留物を取り除くのに効果的で、追加のすすぎ工程が洗浄サイクルの間に実行される必要はないほどである。この異なる態様では、洗浄プロセスの間の水使用の効率を向上させ、洗浄プロセスの間、環境に排出される水分量を減少させる。
異なる態様では、洗濯洗剤組成物が退色から布帛の色を保護することが予想外に見いだされた。洗濯洗剤組成物は芳香を付与しないが、代わりに洗浄プロセスの間、退色から布帛の色を保護するリナロール配合物の有効な量を含むことができる。ある態様では、洗濯洗剤組成物に存在するリナロール配合物の量は、リナロール配合物を含んでいない洗濯洗剤組成物または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤組成物と比較すると、退色から布帛をよりよく保護するのに有効な量である。異なる態様では、洗濯洗剤組成物に存在するリナロールの量は、ASTMを使用して保色性をテストした時に4.7以上の点を与えるのに有効な量である。異なる態様では、洗濯洗剤組成物に存在するリナロールの量は、ASTMを使用して保色性をテストした時に5.0以上の点を与えるのに有効な量である。異なる態様では、洗濯洗剤組成物に存在するリナロールの量は、ASTMを使用して保色性をテストした時に5.3以上の点を与えるのに有効な量である。
異なる態様では、洗濯洗剤組成物が布帛における静電気を減少させることが予想外に見いだされた。洗濯洗剤組成物は芳香を付与しないが、代わりに洗浄プロセスの間に発生される静電気の量を低減することができるリナロール配合物の有効な量を含む。ある態様では、洗濯洗剤組成物に存在するリナロール配合物の量は、リナロール配合物を含んでいない洗濯洗剤組成物または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤組成物と比較すると、発生する静電気の量を減少させることができる量である。他の態様では、洗濯洗剤組成物に存在するリナロールの量は、リナロール配合物を含んでいない洗濯洗剤組成物またはリナロールを芳香剤として含むエッセンシャルオイルを含んでいる洗濯洗剤と比べて、発生する静電気をASTMによるテストで42%以上減少させるのに有効である量である。
理論によって拘束されることは望まないが、リナロールを含んでいるエッセンシャルオイルなどの芳香剤を含んでいる洗濯洗剤組成物は、リナロールの有効な量、すなわち30%以上のリナロールを提供しない。さらに、芳香剤は洗浄サイクルの間、それらの蒸発速度を低下させるように変成され、またそのような変成は、本発明の洗濯洗剤組成物と比べると、芳香剤が布帛のコンディショニング、石鹸残留物の減少、色の保持、および発生する静電気の量の減少に効果的でない役割を果たす。
配合物
一般に、有効な量は、後述される説明において、成分の範囲または量として記載されたものである。特に記載していない限り、%は重量パーセントである。
ある態様では、本発明の洗濯洗剤組成物に提供されるリナロールは、0.004%から0.012%までの範囲である。ある態様では、洗濯洗剤組成物は少なくとも0.004%、0.005%、0.006%、0.007%、0.008%、0.009%、0.01%、0.011%、または0.012%のリナロールを含んでいる。洗濯洗剤組成物はリナロール自体を含むことができる。そして、ある態様では、リナロールは合成リナロールであることができる。
本発明の他の態様では、洗濯洗剤組成物はリナロールのソースとしてエッセンシャルオイルを含むことができる。これらの実施態様では、エッセンシャルオイルの量は0.1%から0.3%であることができる。ある態様では、エッセンシャルオイルの有効濃度は、少なくとも0.1%、0.15%、0.2%、0.25%、または0.3%である。本発明の洗濯洗剤配合物は少なくとも30−60%のリナロールを提供するエッセンシャルオイルを含む。
ある例では、洗濯洗剤組成物におけるリナロールの量またはエッセンシャルオイルの量は、本明細書において有効濃度として言及される。当業者に知られているように、有効濃度は洗剤中の成分の重量パーセントを乗じた洗剤の推奨用量である。当業者に知られているように、洗剤の推奨用量は使用される洗濯機のサイズに依存する。
他の態様では、洗濯洗剤中のリナロールの有効濃度は0.008から0.015グラムである。ある例では、有効濃度は、0.008g、0.009g、0.01g、0.011g、0.012g、0.013g、0.014g、または0.015gであることができる。異なる態様では、リナロールの有効濃度は0.012gであることができる。ある態様では、加えられたリナロールは天然のリナロールであることができ、そして、他の態様ではリナロールは合成のリナロールであることができる。
本発明の洗濯洗剤配合物は0.02から0.05グラムの範囲のエッセンシャルオイルの有効濃度を有することができる。ある例では、エッセンシャルオイルの有効濃度は、0.02g、0.03g、0.04gまたは0.05gであることができる。1つの態様では、洗濯洗剤のエッセンシャルオイルの有効濃度は0.03gである。
当業者には明らかであるように、洗濯洗剤組成物は、当業者に知られているように、リナロールの多くのさまざまなソースを含むことができる。本発明のある態様では、リナロールのソースはローズウッドオイル、ベルガモットオイルまたはコリアンダオイル由来であることができる。もう一つの態様では、リナロールのソースはラベンダーオイル由来であることができる。
洗濯洗剤成分のさらなる説明
本発明の洗濯洗剤組成物は、リナロールを含んでいるだけではなく、洗濯洗剤製品において知られている公知の追加成分を含むことができる。ある態様では、洗濯洗剤組成物は表面活性界面活性剤、ビルダー物質、有機および/または無機のペルオキシ化合物に基づく漂白剤、漂白活性剤、pH調節剤、蛍光増白剤、グレイイング防止剤、および発泡調節剤を含むことができる。
本発明による製品は1つの界面活性剤、およびある例においては二種以上の界面活性剤を含むことができる。洗濯洗剤組成物に使用される界面活性剤は当技術分野で周知である。様々な界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、双性イオン界面活性剤、および両性界面活性剤を含むことができる。界面活性剤は、布帛から汚れの除去を可能にする、湿潤、乳化、分散特性を提供する有機化学薬品である。界面活性剤の例としては、脂肪アルコールエトキシレート類、ノニルフェノールエトキシレート類のような非イオン性タイプ;ナトリウムドデシルベンゼンスルホネートおよびナトリウムラウリルスルホナートのようなアニオンタイプがあげられるが、これらに限定されるものではない。
界面活性剤のさらなる例は、アルキルベンゼンスルホネート類、アルキルスルホネート類、アルキル−およびアルキルエーテルスルフェート類、一級アルキルスルフェート類、アルコキシル化アルコール類、脂肪酸および脂肪酸エステルのアルファ−スルホネート類、アルキルベタイン類、およびアルキルポリグリコシド類があげられ、これらは当業者には公知である。当業者には、対象の組成物において存在する界面活性剤の量は容易に明らかにできるであろう。ある態様では、界面活性剤の量は、組成物の重量に基づいて、少なくとも15%であるが、ある例では少なくとも15%、20%、25%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または99%である。「組成物の重量に基づく%」とは、溶剤などを含むすべての組成物成分の重量に対してとの意味である。
またある態様では、本発明の洗濯洗剤組成物はビルダーを含むことができる。ビルダーは、カルシウムのような多価カチオンの可溶化またはまたは除去により硬水を柔らかくする機能を有し、また水の硬度を上げるマグネシウム塩の量を低減し、たとえば可溶性の無機ビルダーとしては、トリポリリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、および炭酸ナトリウムがあげられる。したがって、ビルダーは、洗浄性への多価カチオンの有害な影響に対抗するために洗濯洗剤配合物に加えられるが、またそれらは、洗剤としての界面活性剤の効率と効果を増加させて、汚れ除去へのそれらの有益な効果を補うのに使用される。汚れの分散は、浴中において界面活性剤の溶解牲を減少させるビルダーによって達成される。ビルダーは基体および汚れ粒子への界面活性剤の吸着を促進する。また、高いpHは汚れた基体における負電位を増加させて、クリーニングを促進するので、ビルダーはアルカリ化および緩衝のために使用される。緩衝は、汚れと基体成分がpHを下げるのを防止し、結果として表面電位を下げるのに必要である。洗濯洗剤組成物のpHは、7から12の範囲内であり、ある例では7から9の範囲であってもよい。ある態様では、洗濯洗剤組成物のpHは、7、8、9、10、11、または12であることができる。
例えば、ゼオライト、クエン酸ナトリウム、ポリアクリレート、トリポリリン酸ナトリウム、EDTA、NTA、およびグルコン酸ナトリウムのような、当技術分野で知られているすべてのビルダーも、対象の組成物中に存在することができる。組成物の重量に基づいて、洗濯用液体洗剤のビルダー成分は好ましくは7%から50%までの範囲内で存在するが、ある例では少なくとも7%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、または50%であることができる。
本発明の洗剤組成物は、pHを上げるか、または制御するためにさらに1種以上のアルカリ性ソースを含むことができる。アルカリ性ソースは当業者に公知である。アルカリ性ソースの例は炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウムを含むが、これらに限定されない。残余の成分を混合することによっては自動的に得ることのできない希望のpH値を確立するために、本発明による製品はシステムと適合性があり、環境面で適合性がある酸類を含むことができ、特にはクエン酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸および/またはアジピン酸、並びに無機酸、特には硫酸、または塩基、特にはアンモニウムまたはアルカリ金属水酸化物を含むことができる。本発明の組成物において、好ましくは組成物の重量に基づいて、そのようなpH調整剤は20重量%以下で含まれることができ、ある例では少なくとも1%、2%、5%、7%、10%、15%、17%、または20%で存在することができる。ある態様では、洗濯洗剤組成物は、より利用可能な濃度に洗剤を希釈するために1種以上の充填剤を含むことができる。対象の組成物における使用のための充填剤は当業者に公知である。本発明の組成物において使用可能な充填剤の例としては、塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウムのような中性塩があげられるがこれらに限定されるものではない。
異なる態様では、洗濯洗剤組成物は、すすぎ特性を改良するために1種以上の汚れ分散剤を含むことができる。対象の組成物における使用のための汚れ分散剤は当業者に公知である。本発明の組成物と共に使用できる汚れ分散剤の例としては、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および陰イオン性ポリマー、たとえばポリアクリル酸ナトリウムなどがあげられるが、これらに限定されない。
本発明の洗剤組成物はさらに有機過酸素酸または有機酸の過酸素酸塩などのペルオキシ化合物を含むことができる。ある態様では、洗濯洗剤組成物はフタルイミドペルカプロン酸、過安息香酸またはジペルドデカンジオイック酸の塩、過酸化水素、並びに洗浄条件の下で過酸化水素を放出する、たとえば過ほう酸塩、ペルカルボネート、ペルシリケート、および/またはペルスルフェート、たとえば過硫酸ナトリウム(caroate)などの無機塩を含むことができる。本発明による製品がペルオキシ化合物を含んでいる場合には、望ましくは、これらは1から30重量%の範囲で存在する。しかしある例においては、少なくとも1%、2%、5%、10%、11%、12%、13%、14%15%、20%、25%、27%または30%であることができる。ある態様では、洗濯洗剤組成物は漂白剤安定剤、たとえば亜リン酸塩、ホウ酸塩またはメタほう酸塩、およびメタケイ酸塩、たとえば硫酸マグネシウム塩などのマグネシウム塩を含むことができる。
対象の洗濯洗剤組成物に使用できる漂白活性剤は、加加水分解(perhydrolysis)条件のもとで、望ましくは1から10の炭素原子、特には2から4個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキシカルボン酸をもたらす化合物、および/または任意に置換された過安息香酸を含む。適当な物質は、O、および/またはN−アシル基を有し、上記の数の炭素原子を有するもの、および/または任意に置換されたベンゾイル基である。好ましい物質は、繰り返されたアシル化アルキレンジアミン、特にはテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特には1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−l,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にはテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アクリイミド、特にはN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にはn−ノナノイル、またはイソノナノイル オキシベンゼンスルホネート(n−、またはiso−NOBS)、カルボン酸無水物、特には無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にはトリアセチン、二酢酸エチレングリコール、2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン、エノールエステル、アセチル化ソルビトールおよびマンニトールである。そのような漂白活性剤は、特には上に述べられた過酸化水素を放出する漂白剤の存在下で、公知の量、好ましくは1重量%から50重量%の範囲で存在することができる。ある例では、全体の製品に関して、組成物の少なくとも1%、1.5%、2%、2.5%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%または50%で存在することができるが、唯一の漂白剤として過カルボン酸が使用されているときには、望ましくは含まれない。
グレイイング防止剤は、紡織繊維から溶解された汚れを液体中に懸濁させる役割を有する。主に有機的な性質の水溶性コロイドはこの目的のために適当であり、たとえばデンプン、糊、ゼラチン、セルロースまたはでんぷんのカルボン酸エーテル塩もしくはスルホン酸エーテル塩、またはでんぷんもしくはセルロースの硫酸エステルの酸性塩があげられる。また、酸性基を含む水溶性ポリアミドもこのために適当である。さらにアルデヒドスターチのような、上に述べられたもの以外のでんぷんの誘導体を使用できる。カルボキシメチルセルロースなどのセルロースエーテル(Na塩)、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよび混合エーテル、たとえばメチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、およびそれらの混合物が好ましく使用され、たとえば0.1から5重量%の量で使用される。しかしある例では、製品に関する組成物の重量に基づいて少なくとも0.1%、0.2%、0.3%、0.5%、0.75%、1%、1.5%、2%、2.5%、3%、4%または5%であることができる。
本発明による洗濯洗剤組成物は、望ましくは色物洗浄剤としての使用のために蛍光増白剤を全く含まないが、蛍光増白剤としてジアミノスチルベン・ジスルホン酸の誘導体またはそのアルカリ金属塩を含むことができる。適当な化合物としては、例えば、4,4’−ビス(2−アニリノ−4−モルホリノ−l,3,5−トリアジニル−6−アミノ)スチルベン 2,2’−ジスルホン酸、またはモルホリノグループの代わりにジエタノールアミノ基、メチルアミノ基、アニリノ基、または2−メトキシエチルアミノ基を有する、類似構造を有する化合物があげられる。置換されたジフェニルスチリルタイプの光沢剤がさらに存在することができる。たとえば、4,4’−ビス(2−スルホスチリル)−ジフェニル、4,4’−ビス(4−クロロ−3−スルホスチリル)−ジフェノール、または4−(4−クロロスチリル)−4’−(2−スルホスチリル)−ジフェニルのアルカリ金属塩が使用できる。また、上に述べられた任意の蛍光増白剤の混合物を使用できる。洗濯洗剤組成物における光沢剤の量は0.1から2重量%の範囲内であることができる。ただし、ある例では、製品に関する組成物の重量に基づいて少なくとも0.1%、0.2%、0.3%、0.5%、0.75%、1%、1.5%、または2%であってもよい。
本発明の洗濯洗剤組成物はさらに発泡防止剤を含むことができる。適当な発泡防止剤は、たとえば天然または合成の起源の石鹸であり、C18−C24脂肪酸の高い割合を含む。適当な非界面活性剤発泡防止剤は、例えば、オルガノポリシロキサン類、それらと微粒子の、任意にシラナイズドされたシリカとの混合物、並びにパラフィン、ワックス、マイクロクリスタリンワックス、およびそれらとシラナイズドされたシリカまたはビステアリルエチレンジアミド類との混合物があげられる。異なった発泡防止剤の混合物、例えば、シリコーン系、パラフィン類またはワックス類の混合物も、本発明の洗濯洗剤組成物に使用できる。発泡防止剤、特にシリコーン系、および/またはパラフィンを含む発泡防止剤は、水に可溶性であるかまたは分散可能である粒塊キャリヤー物質に結合することができる。洗濯洗剤組成物における、発泡防止剤の量は0.1から2重量%の範囲内であることができる。ただし、ある例では、製品に対する組成物の重量に基づいて少なくとも0.1%、0.2%、0.3%、0.5%、0.75%、1%、1.5%、または2%であってもよい。
洗濯洗剤組成物は、固体、液体、ゲルまたはそれの任意の組み合わせなどのすべての形態であることができる。組成物はマルチコンパートメントパウチを含むタブレットまたはパウチの形態であってもよい。組成物は自由流動性粉末、たとえば凝集物、スプレードライされた粉末、カプセル化物、押出物、針、ヌードル、フレーク、またはそれの任意の組み合わせの形態であることができる。しかしながら、組成物は望ましくは液体の形である。さらに、組成物は等方性の、または異方性の形態であってもよい。任意の変法においては、洗濯洗剤組成物、または少なくともその一部分はラメラ相であってもよい。
本発明による洗濯洗剤組成物の例を以下に提供する。これらの組成物は例示的な実施態様として提供され、限定的な例示として解釈されない。本発明によれば、有効な量のリナロールが以下の組成物に0.004%から0.012%の範囲で加えられる。ある態様では、洗濯洗剤組成物は少なくとも0.004%、0.005%、0.006%、0.007%、0.008%、0.009%、0.01%、0.011%、または0.012%のリナロールを含んでいる。洗濯洗剤組成物はリナロール自体を含むことができる。そして、ある態様ではリナロールは合成のリナロールであることができる。
本発明の他の態様では、洗濯洗剤組成物は30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含むことができる。これらの実施態様では、エッセンシャルオイルの量は0.1%から0.3%までの範囲であることができる。ある態様では、エッセンシャルオイルの有効濃度は、少なくとも0.1%、0.15%、0.2%、0.25%、または0.3%である。
当業者には明らかであるように、本発明の洗濯洗剤組成物はリナロールを含む多くの異なったエッセンシャルオイルを含むことができる。本発明のある態様では、リナロールを含むエッセンシャルオイルは、ローズウッドオイル、ベルガモットオイルまたはコリアンダオイル由来であることができる。異なる態様では、リナロールを含むエッセンシャルオイルは、ラベンダーオイルであることができる。エッセンシャルオイルは芳香を付与するように配合されず、また変成されないが、有効な量のリナロールを提供するために洗濯洗剤組成物に含まれる。
当業者には、配合物に含まれるリナロールの量によって、以下の量が調整されるのは、明らかであるだろう。
1. 粉末、非−リン酸塩洗濯洗剤
53.9部 炭酸ナトリウム
30部 メタけい酸ナトリウム
15部 非イオン性 界面活性剤、Tomadol 600(登録商標)
1.0部 カルボキシメチルセルロース
0.1部 光学染料チノパールCBS(登録商標)
0.1−3部 リナロール
2.粉末にされた、非−リン酸塩酸素漂白洗濯洗剤
49部 炭酸ナトリウム
20部 過ホウ酸ナトリウム1水塩
20部 メタけい酸ナトリウム
10部 非イオン性界面活性剤Tomadol 600(登録商標)
1.0部 カルボキシメチルセルロース
0.1−3部 リナロール
3. 粉末にされたリン酸塩ホスフェート洗濯洗剤
30部 トリポリリン酸ナトリウム
19部 メタけい酸ナトリウム
35部 炭酸ナトリウム
15部 非イオン性界面活性剤 Tomadol 600(登録商標)
1.0部 カルボキシメチルセルロース
0.1−3部 リナロール
4. 液体の中性pH洗濯洗剤
55部 水
15部 Tomadol 900(登録商標)
25部 ナトリウムキシレンスルホネート 40%溶液
5.0部 クエン酸ナトリウム
0.1−3部 リナロール
5. 液体のアルカリ性pH洗濯洗剤
42部 水
20部 メタけい酸ナトリウム五水和物
10部 Tomadol 900(登録商標)
25部 ナトリウムキシレンスルホネート 40%
3部 グルコン酸ナトリウム
0.1−3部 リナロール
6. 2成分 液体製品
成分は独立して洗濯溶液に投入される。
パートA
70部 水
30部 Tomadol 900(登録商標)
パートB
60部 水
35部 N シリケート(水ガラス)
5.0部 グルコン酸ナトリウム
0.1−3部 リナロール
7. 液体洗濯洗剤
75.4部 脱イオン水
10.0部 Glucopan 625UP(登録商標)
10.0部 Tomadol 900(登録商標)
3.40部 BayPure CX100 liquid(登録商標)
1.00部 Alcosperse 747(登録商標)
0.20部 エッセンシャルオイル(30%以上のリナロール)
洗濯プロセスの説明
布帛洗濯方法において上記の洗濯洗剤組成物を使うことができる。
本発明の態様は、洗濯洗剤を投与することによって布帛をコンディショニングする方法を含んでいる。ある態様では、本発明はリナロールを含み、洗濯の間に布帛をコンディショニングすることが可能であり、洗剤残留物の除去を改良することができる洗濯洗剤組成物を投与することを含む、布帛のコンディショニング方法に関する。
商業洗濯は特定の生産必要高を満たす大きさの市販の洗濯機を利用する。これらは20ポンドから数100ポンドの範囲の乾燥重量マシンが使用される。これらのマシンの大部分がフロント・ローディングである。それらはサイクルの間に水を抽出するために高速で回転するので、洗濯脱水機(washer extractor)と呼ばれる。
洗濯脱水機の例は、UnimacからのUnimac model UW60TV、およびWascomatからのWascomat Super 140G force があげられるが、これに制限されるものではない。
多くの洗濯機では、複数の予備洗い、洗濯、漂白およびすすぎサイクルの形式をプログラムできる。他のマシンには、固定洗濯コースがある。
以下に洗濯プログラムが例示されるが、これは制限的なものではない。
冷水予洗 2−4分
排水
5−15分間洗濯サイクル、温水
排水
漂白剤サイクル、温水/冷水混合、5−10分間
排水、回転脱水
すすぎ1、冷水、3分間
排水
すすぎ2、冷水、3分間
排水
すすぎ1、温水、3分間
排水、脱水
洗剤と他の洗濯化学物質は、洗濯機に操作可能に接続された一体化された化学物質ディスペンサによって加えられる。
本発明の態様は、布帛を投入した洗濯機に30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルの有効な量を含む香りのない洗濯洗剤組成物を加えることによって、洗浄される布帛への石鹸残留物を減少させる方法をさらに含んでいる。次いで洗濯機は、布帛を洗浄するために動かされる。そこでは、前記洗浄された布帛は、リナロールを含まない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤で洗濯された布帛と比べると、コンディショニングされて、より少ない洗剤残留物を有している。
この発明を、下記の実施例により更に説明するが、これらを制限と解すべきではない。この出願中のすべての引用された参考文献、特許及び公開された特許出願の内容を、本明細書中に参考として援用する。以下の例は、本発明に関連する製造方法と使用方法に関して完全な開示と説明を当業者に提供するために示され、発明者が発明と見なすものの範囲を限定する意図ではない。数値(例えば、量、温度など)については、正確性を確実にするための努力がなされているが、いくつかの誤差および偏差が考慮に入れられるべきである。特記の無い限り、部は重量に基づき、分子量は重量平均分子量であり、温度は摂氏であり、圧力は大気圧または大気圧の近傍である。
実施例1
粉末石鹸の調製法
炭酸ナトリウムはリボンミキサーなどの適当なミキサーに加えられる。そして、ミキサーは始動される。液体Tomadol(登録商標)はゆっくり炭酸塩に加えられ、ミキサーで混合される。次に、30%以上のリナロールを含んでいるエッセンシャルオイルの0.1%から0.3%がミキサーに加えられる。残りの成分を順不同に加えて、次に均一になるまで混合する。製品は防湿層を有する適当な容器中にパッケージされる。
実施例2
液体洗剤のための調製法
液体洗剤は、適当な混合作用を発生する適当な撹拌器を有するステンレスミックスタンクの中で混合される。水が最初にミックスタンクに加えられ、撹はんが開始される。次に、30%以上のリナロールを含んでいるエッセンシャルオイルの0.1%から0.3%がミキサーに加えられる。残りの成分を順不同に加えて、次に透明溶液が形成されるまで混合される。製品は適当なプラスチックコンテナ中にパッケージされる。
実施例3
保色性と布帛の柔軟性が改良されるリナロール洗濯洗剤組成物
品質および静電気の減少
テストデータはリナロール配合物の洗濯洗剤への添加に関連する、新しくて予期外の特性の組み合わせを示す。これらの結果は改良された布帛の柔軟性、保色性、および減少した静電気を、30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルが添加された洗濯洗剤について示す。
布帛の柔軟性と保色性(変色の無いこと)は洗濯洗剤のための重要な属性である。洗剤はクリーニング性能に加え、布帛の柔軟性および保色性をはじめとする全体的効果を提供しなければならない。
以下の洗剤は柔軟性と保色性の効果を示した。
リナロールを有する製品A
75.4% 脱イオン水
10.0% Glucopan 625UP(登録商標)
10.0% Tomadol 900(登録商標)
3.40% BayPure CX100 liquid(登録商標)
1.00% Alcosperse 747(登録商標)
0.20パーセント ラベンダーオイル(30%またはより多くのパーセントのリナロール)
(Orchidiaコード#50−6155−01から購入)
ラベンダーオイルを含まない製品B
75.60% 脱イオン水
10.0% Glucopan 625UP(登録商標)
10.0% Tomadol 900(登録商標)
3.40% BayPure CX100 liquid(登録商標)
1.00% Alcosperse 747(登録商標)
これらの製品は機械的なスターラを使用して、ガラスのビーカー中で1000グラムのバッチに混合された。すべての原料は、電子天秤を使用して測定された。そして、総バッチサイズは、合計1000グラムの3グラム以内であることが確認された。
Tomadol 900(登録商標)はAir Products、米国の製品である。
Glucopan 625(登録商標) UpはCognis化学の製品である。
BayPure CX 100(登録商標)はバイエル化学の製品である。
Alcosperse 747(登録商標)はアルコ化学の製品である。
製品A中のリナロールの存在を除いて、これらの製品はあらゆる点で同じであった。
これらの2種の製品がASTM D−5237−05を使用して、1洗濯サイクルあたり0.50液体オンスの洗剤投与量を有する5サイクルの洗浄テストでテストされた。他の化学薬品は全く洗濯テストで使用されなかった。
柔軟性と保色性のための結果は以下の通りであった:
Figure 0005745729
これらの結果は0−5スケールで測定された。最も良い結果は5である。洗濯洗剤のラベンダーオイルの有効濃度は.03グラムであった。リナロールの有効濃度は1洗濯サイクルあたり0.012グラムであった。
上記のデータから示されるように、30%以上のリナロールを含んだ洗剤で洗浄された、洗濯物は、より大きい軟化および色の保持特性を示した。
さらに、リナロールを含まない洗剤で洗たくした洗濯物と比べると、リナロールを含む洗剤で洗濯した洗濯物は静電気の発生を42%減少させた。
実施例4
リナロールを含む洗濯洗剤組成物による布帛の柔軟性および保色性の改良
品質および静電気の減少
テストデータはリナロール配合物が洗剤に優れた柔軟性を提供することを示す。これは洗濯洗剤においてリナロールを芳香剤として使用した際には見られない。これらのテストにおいてはラベンダーオイルとしてリナロールが提供される。(Orchidia Code#50−6155−01から購入されたラベンダーオイル)
バスカ社製無芳香洗剤(Vaska Unscented detergent)と競合する4種の洗剤が、ASTMD5237−92により、5サイクルの洗濯によりテストされた。バスカ社製無芳香洗剤は30%以上のリナロールを含むラベンダーオイルを含んでいる。評価された性能属性は、布帛の柔軟性であった。
すべての場合において、洗剤は1洗濯サイクルあたり0.75液量オンスの使用量で使用された。
布帛の柔軟性の評価は、ASTM D5237−92により5点を利用して、評価された。5は非常に柔らかく、4は柔らかく、3はわずかに柔らかく、2はわずかに堅く、1は堅いとして評価された。
競合品「A」、「B」、および「C」はラベンダーオイル芳香剤を含み、競合品「D」は芳香剤を全く含まず、対照として機能した。
以下の結果は、ASTM D5237−92テストを行う資格を備えた、独立しているテスト実験室を使用することにより行った。
製品柔軟特性付け
ラベンダーオイル(30%以上のリナロールを有する)を有する洗濯洗剤:4.2
競合品A(ラベンダーの芳香剤)3.8
競合品B(ラベンダーの芳香剤)3.8
競合品C(ラベンダーの芳香剤)3.5
競合品D(芳香剤がなく、リナロールもない)4.0
布帛柔軟剤を評価するための布帛柔軟剤5サイクルテスト−シャスターテスト方法PS187BおよびASTM D5237−92標準指針
パフォーマンスの特性:5
サイクルバンドルテスト、水温37.8℃(100度F)、水硬度150ppm、7lbの洗濯物 (タオル/ハーフシャツ) がテスト用試料で洗浄されて乾燥された
上記のデータから示されるように、芳香剤としてリナロールを含んでいた洗剤と比べると、芳香剤として配合されなかった30%以上のリナロールを含む洗剤で洗濯された洗濯物は、より優れた軟化特性を示した。
本願発明はその実施態様として以下を含む。
第1項: 30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルの有効な量を含む香りのない洗濯洗剤組成物であって、該エッセンシャルオイルは洗濯物に芳香を付与するように機能せず、洗浄プログラムの間、布帛をコンディショニングするのに、有効な量でリナロールが存在する洗濯洗剤組成物。
第2項: エッセンシャルオイルの有効な量が0.1から0.3重量%の範囲である、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第3項: エッセンシャルオイルの有効な量が0.2重量%である、第2項記載の洗濯洗剤組成物。
第4項: エッセンシャルオイルがラベンダーオイルである、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第5項: ラベンダーオイルが0.01から0.05gの範囲の有効濃度を有する、第4項記載の洗濯洗剤組成物。
第6項: ラベンダーオイルが0.03gの有効濃度を有する、第5項記載の洗濯洗剤組成物。
第7項: リナロールのない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤で洗濯した布帛と比較して、洗濯された布帛が柔らかい、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第8項: リナロールのない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤と比較して、洗濯された布帛の石鹸残留物を減少させる、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第9項: リナロールのない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤と比較して、洗濯された布帛の保色性を改良する、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第10項: リナロールのない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤と比較して、洗濯された布帛における静電気が減少される、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第11項: 洗剤が粉末洗剤である、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第12項: 洗剤が液体洗剤である、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第13項: エッセンシャルオイルは、洗浄および乾燥の間の蒸発速度のコントロールのために、担体材料上に堆積されず、カプセル化されず、化合物中に組み込まれない、第1項記載の洗濯洗剤組成物。
第14項: 以下を含む洗濯された布帛上の石鹸残留物の減少方法:
a)30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルの有効な量を含む香りのない洗濯洗剤組成物を布帛に加えること、および
b) 該布帛を洗浄することを含み、洗濯された該布帛が、リナロールを含まない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含んでいる洗剤で洗濯された布帛と比較して、よりコンディショニングされ、より少ない洗剤残留物を有する、
第15項: エッセンシャルオイルの有効な量が0.1から0.3重量%の範囲である、第14項記載の方法。
第16項: エッセンシャルオイルの有効な量が0.2重量%である、第15項記載の方法。
第17項: エッセンシャルオイルがラベンダーオイルである、第14項記載の方法。
第18項:ラベンダーオイルが0.01から0.05gまで及ぶ有効濃度を有する、第17項記載の方法。
第19項: ラベンダーオイルが0.03gの有効濃度を有する、第18項記載の方法。
第20項: リナロールのない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤で洗濯した布帛と比較して、洗濯された布帛が柔らかい、第14項記載の方法。
第21項:リナロールのない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤と比較して、洗濯された布帛の保色性を改良する、第14項記載の方法。
第22項: リナロールのない洗剤または30%未満のリナロールを含むエッセンシャルオイルを含む洗剤と比較して、洗濯された布帛における静電気が減少される、第14項記載の方法。
第23項: リナロールの有効量が0.004%から0.012%までの範囲であり、該リナロールが洗浄プログラムの間、布帛をコンディショニングするのに有効である、香りのない洗濯洗剤組成物。
第24項: リナロールが合成のリナロールである、第23項記載の洗濯洗剤組成物。

Claims (1)

  1. 30%以上のリナロールを含むエッセンシャルオイルを0.1から0.3重量%の範囲で含む香りのない洗濯洗剤組成物であって、該エッセンシャルオイルは担体材料上に堆積されず、カプセル化されず、化合物中に組み込まれない洗濯洗剤組成物。
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