JP2705490B2 - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JP2705490B2
JP2705490B2 JP4315765A JP31576592A JP2705490B2 JP 2705490 B2 JP2705490 B2 JP 2705490B2 JP 4315765 A JP4315765 A JP 4315765A JP 31576592 A JP31576592 A JP 31576592A JP 2705490 B2 JP2705490 B2 JP 2705490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検者が横臥される
寝台の下部側方に設けたカセッテ挿入孔に各種サイズの
カセッテを装填するように構成したX線撮影装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のX線撮影装置には、撮影部位に
応じた種々のサイズのカセッテが利用されるので、カセ
ッテの中心を撮影位置(X線撮影中心)に一致させた
り、カセッテサイズに応じてX線照射野を調整するため
にコリメータの開き量を制御する必要性から、装填され
たカセッテのサイズを検出するための機構を備えてい
る。
【0003】そして、カセッテを支持したキャリッジ
は、カセッテ中心がX線撮影中心に一致するように、検
出したカセッテサイズに応じて前進移動制御され、ま
た、撮影が完了するとキャリッジが元の装填位置まで復
帰後退移動されるように構成され、かつ、この装填位置
(取り出し位置)は、最小長さサイズのカセッテが装填
されたときに、その後端がカセッテ挿入孔から掴み出す
に足りる適当長さだけ突出するように設定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、前端基準でカセッテを支持するキャリッジのカセッ
テ装填位置と撮影済みカセッテの取り出し位置とが同じ
であり、長さの大きいカセッテが使用された際には、撮
影済みカセッテの取り出し時に、カセッテ挿入孔からカ
セッテが大きく突出して戻されることになり、寝台から
降りようとする被検者が接触してカセッテを損傷するお
それがあった。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、カセッテ装填は小サイズのカセッテ
を基準にして容易に行えるようにしながら、カセッテ取
り出しはカセッテサイズに関係なく大きい飛び出しのな
い状態で行えるようにして、不当な接触事故を未然に回
避できるようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明に係るX線撮影装置は、カセッテを装填し
て装填位置および取り出し位置と撮影位置との間を移動
するキャリッジと、装填されたカセッテのサイズを検出
する検出機構と、カセッテ中心がX線撮影中心に一致す
るようにカセッテサイズに応じて前記キャリッジを前進
移動させる前進移動制御手段と、カセッテサイズにかか
わらずカセッテ後端位置がカセッテ挿入孔から所定量だ
け突出する一定位置となるように、前記キャリッジを各
カセッテサイズに対応して設定された取り出し位置まで
後退移動させる後退移動制御手段と、前記キャリッジと
ともに移動可能に前記キャリッジに設けられ、前記キャ
リッジの移動方向に直交する方向に接離可能に構成され
て、装填されたカセッテを挟持してカセッテの位置決め
を行う一対の挟み部材からなる位置決め手段とを備え、
前記キャリッジが前記装填位置から前記撮影位置に移動
されるように駆動源からの駆動力が前記キャリッジに伝
動されるとき、前記挟み部材が接近する方向に移動され
るように駆動源からの駆動力が前記挟み部材に伝動さ
れ、前記キャリッジが前記撮影位置から前記取り出し位
置に移動されるように駆動源からの駆動力が前記キャリ
ッジに伝動されるとき、前記挟み部材が離間する方向に
移動されるように駆動源からの駆動力が前記挟み部材に
伝動されるように、1つの駆動源からの駆動力を、前記
キャリッジと前記キャリッジに設けられた前記挟み部材
とに伝動するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】上記構成によると、図6に示すように、カセッ
テ装填時にはキャリッジ9は一定の装填位置にあり、サ
イズにかかわらずカセッテCはその前端を基準位置に合
わせて装填されることになる。この装填位置は、最小サ
イズのカセッテCがカセッテ挿入孔6から掴み代分だけ
突出する位置に設定してある。従って、大きいサイズの
カセッテCはカセッテ挿入孔6から大きく突出した状態
で装填されることになるが、カセッテ装填時は撮影オペ
レータが寝台脇のカセッテ挿入孔の前に居るので、被検
者がカセッテ挿入孔6から突出しているカセッテCに接
触するおそれはない。
【0008】カセッテCが装填されると、駆動源に駆動
されて、挟み部材が初期位置から接近してそのカセッテ
Cを挟持して位置決めを行い、キャリッジ9が前進移動
し、装填したカセッテCのサイズが検出されて、そのカ
セッテ中心がX線撮影中心XCに一致するようにキャリ
ッジ9が移動制御される。
【0009】X線撮影が完了すると、駆動源に逆駆動さ
れて、キャリッジ9が取り出し位置に後退移動し、挟み
部材が初期位置に復帰するが、この際、カセッテサイズ
に応じて取り出し位置が変更される。つまり、大きいサ
イズのカッセッテCほどX線撮影中心XCからの後退量
が小さくなり、カッセッテサイズにかかわらず、カセッ
テCがカセッテ挿入孔6から掴み出しに足る所定長さt
だけ突出するように、取り出し位置のカセッテ後端が一
定位置に規制されるのである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1はカセッテを用いたX線撮影装置の概略
構成を示した正面図である。図示しない被検者が横臥さ
れる寝台1上に支柱2が立設され、この支柱2の先端部
分にX線管3と、X線照射野を調整するためのコリメー
タ4とが取り付けられている。X線管3の下方にあたる
寝台1の下部にカセッテ搬送機構5が取り付けられると
ともに、その側部にカセッテを挿入するためのカセッテ
挿入孔6が設けられている。
【0011】以下、カセッテ搬送機構5の構成を図2な
いし図4を参照して説明する。ここで、図2はカセッテ
搬送機構5の平面図、図3は図2のA−A矢視断面図、
図4は図2のB−B矢視断面図である。
【0012】図2において、符号7はカセッテ搬送機構
5が設けられる機枠であり、図2の上側がカセッテ挿入
孔6側にあたり、図中の符号XCはX線撮影中心(X線
撮影位置)にあたる。前記機枠7上には、カセッテ挿入
孔6側からX線撮影位置XCに向かって一対のガイドレ
ール8a,8bが並設されており、このガイドレール8
a,8bの上に、図中に二点鎖線で示したカセッテCが
載置されるキャリッジ9が摺動自在に搭載されている。
【0013】前記キャリッジ9上には、キャリッジ移動
方向に直交する方向に移動して、カセッテCを両側から
挟持する一対の挟み枠10a,10bが設けられてい
る。また、機枠7上には、モータ11によって正逆転駆
動される駆動プーリ12と、従動プーリ13とが設けら
れ、これらプーリ12,13に無端ベルト14が巻回さ
れている。この無端ベルト14は、キャリッジ9上に設
けられたプーリ15a,15b,15cにも巻回されて
いる。そして、プーリ15aからプーリ15bに至る無
端ベルト14の一部が一方の前記挟み枠10bに連結さ
れるとともに、プーリ15bからプーリ15cに至る無
端ベルト14の一部が他方の前記挟み枠10aに連結さ
れている。
【0014】キャリッジ9の奥側(撮影位置XC側)に
は、挿入されたカセッテCの前端を受け止めるための受
け止め部材16があり、この受け止め部材16に、カセ
ッテCが受け止め部材16に当接したことを検出するた
めのセンサとしてのマイクロスイッチ17が取り付けら
れている。
【0015】また、機枠7上には、カセッテ装填位置
(図2に示したキャリッジ9の位置)においてキャリッ
ジ9の移動を停止するためのストッパ機構18が設けら
れている。このストッパ機構18は、ソレノイド19
と、ソレノイド19のロッドに一端が連結されて揺動駆
動されるL形のレバー20と、レバー20の他端に取り
付けられた係止ピン21とによって構成されている。さ
らに、機枠7の前側(カセッテ挿入孔6側)には、カセ
ッテCが撮影位置XCに送り込まれるときに、カセッテ
Cの後端を検出するための反射式の光センサ22が取り
付けられている。
【0016】図5は、上述したカセッテ搬送機構5に装
填されたカセッテCのサイズの検出、キャリッジ9の移
動制御等を行う制御系の構成を示したブロック図であ
る。実施例装置の制御系は、大きく分けて、カセッテC
の幅を検出する幅検出回路30と、カセッテCの長さを
検出する長さ検出回路40と、キャリッジ9の位置制御
を司る装置制御回路50等を含む。
【0017】幅検出回路30は、モータ11の回転数を
検出する検出手段としてのポテンショメータ31と、A
/D変換器32と、現在の回転数を保持する現在値ホー
ルド回路33と、前回の回転数を保持する前回値ホール
ド回路34と、回転数の取り込みタイミングを与えるパ
ルス発生回路35と、回転数の現在値と前回値とを比較
する比較制御回路36と、カセッテCの幅を判別する幅
判別回路37とを含む。ここで、モータ11の回転数を
検出する検出手段としては、ポテンショメータ31を利
用する他に、例えば、ロータリエンコーダとカウンタ等
で構成することも可能である。
【0018】長さ検出回路40は、回転数の現在値と前
回値とが一致したときの回転数を保持する基準値ホール
ド回路41と、光センサ22でカセッテCの後端が検出
されたときの回転数と基準値ホールド回路41に保持さ
れた回転数との差分を算出する差分回路42と、この差
分回路42の出力に基づいてカセッテCの長さを判別す
る長さ判別回路43とを含む。
【0019】以下、上述した構成を備えたX線撮影装置
の動作を説明する。初期状態(カセッテCを装填する
際)において、キャリッジ9は図2に示すようにカセッ
テ装填位置にあり、ストッパ機構18のソレノイド19
がレバー20を押すことにより、係止ピン21によって
キャリッジ9の動きが規制されている。また、挟み枠1
0a,10bは、予め設定された開状態位置(初期位
置)にある。この状態で、オペレータがカセッテCをカ
セッテ挿入孔6から差し入れる。カセッテCの前端が受
け止め部材16に当接すると、マイクロスイッチ17が
これを検出して、装置制御回路50へカセッテ挿入信号
aを送る。これに基づき、装置制御回路50は、モータ
11を正方向(図2における時計回り)に駆動するため
のモータ駆動信号bをモータ駆動回路23に送る。これ
により、ベルト14が駆動され、挟み枠10a,10b
は互いに接近するように移動し、カセッテCを両側から
挟持することにより、カセッテCが位置決めされる。
【0020】上述した挟み枠10a,10bの挟持動作
に伴い、幅検出回路30は、以下のようにカセッテCの
幅を検出する。すなわち、挟み枠10a,10bが移動
している間、つまり、モータ11が回転することによ
り、その回転数をポテンショメータ31が検出する。ポ
テンショメータ31から出力された回転数検出信号は、
A/D変換器32でデジタル信号に変換された後、現在
値ホールド回路33に送られる。現在値ホールド回路3
3は、パルス発生回路35から与えられたタイミング
(例えば、0.1秒ごとのタイミングパルス)ごとに、
前記回転数検出信号を保持する。比較制御回路36は、
パルス発生回路35から与えられた前記と同じタイミン
グで、現在値ホールド回路33に保持された現在の回転
数検出信号と、前回値ホールド回路34に保持されてい
る前回に取り込まれた回転数検出信号とを比較する。な
お、モータ駆動信号bがOFF状態(すなわち、モータ
11が回転していない初期状態)では、比較制御回路3
6からのリセット信号cにより、前回値ホールド回路3
4はリセットされている。
【0021】現在値ホールド回路33と前回値ホールド
回路34の両回転数検出信号が一致していない場合、比
較制御回路36は前回値ホールド回路34へホールド信
号dを送る。これにより、現在値ホールド回路33に保
持されていた回転数検出信号が前回値ホールド回路34
に保持される。そして、パルス発生回路35からの次の
タイミングパルスで、新たな回転数検出信号が現在値ホ
ールド回路33に保持され、その回転数検出信号と、前
回値ホールド回路34に保持された前回の回転数検出信
号とが比較制御回路36で比較される。以下、同様にし
て、一定の時間ごとに取り込まれたモータ11の回転数
検出信号の現在値と前回値とが比較される。挟み枠10
a,10bが移動している間、すなわち、カセッテCを
未だ挟持してない間は、ポテンショメータ31で検出さ
れたモータ11の回転数は変化し続け、現在値ホールド
回路33および前回値ホールド回路34の内容は一致し
ないので、それぞれの内容が上述のように逐次変更され
る。
【0022】挟み枠10a,10bがカセッテCを挟持
すると、それ以上、モータ11が回転しなくなるので、
ポテンショメータ31の出力信号(回転数検出信号)が
変化しなくなる。これにより、現在値ホールド回路33
に保持された回転数検出信号の現在値と、前回値ホール
ド回路34に保持された回転数検出信号の前回値とが一
致し、比較制御回路36は一致信号eを出力する。この
一致信号eに基づき、幅判別回路37は現在値ホールド
回路33に保持された回転数検出信号を取り込む。この
回転数検出信号は、図2に示すように、初期位置にあっ
た挟み枠10a,10bがカセッテCを挟持するまでの
移動量Wに相当する。挟み枠10a,10bの移動量W
は、カセッテCの幅に応じて変化するので、移動量W、
すなわち、一致信号eが出力されたときの回転数検出信
号は、カセッテCの幅に応じた値となる。幅判別回路3
7は、カセッテCの幅に対応づけた回転数検出信号のテ
ーブルを備えており、このテーブルを参照することによ
り、取り込んだ回転数検出信号に基づいて、装填された
カセッテCの幅を判別する。判別された幅検出信号fは
装置制御回路50に与えられる。以上の動作により、カ
セッテCの幅サイズの検出が完了する。
【0023】比較制御回路36から一致信号eを与えら
れた装置制御回路50は、挟み枠10a,10bによっ
てカセッテCが位置決め挟持されたものと判断して、ソ
レノイド19の駆動信号gを送り、ストッパ機構18を
解除する。その結果、モータ11が再び回転して、ベル
ト14がキャリッジ9上のプーリ15aを係止した状態
でキャリッジ9が撮影位置XC方向に移動する。また、
前記一致信号eは長さ検出回路40の基準値ホールド回
路41にも与えられる。これにより、基準値ホールド回
路41は、そのときに現在値ホールド回路33に保持さ
れている回転数検出信号(以下、基準検出信号という)
を保持する。
【0024】ストッパ機構18を解除されキャリッジ9
が移動している間、ポテンショメータ31の回転数検出
信号が変化し、その値は一定時間ごとに現在値ホールド
回路33に保持されている。そして、その回転数検出信
号は長さ検出回路40の差分回路42に送られる。キャ
リッジ9が撮影位置XC方向へ移動中、光センサ22が
カセッテCの後端を検出すると、光センサ22から装置
制御回路50へ後端検出信号hが送られる。これによ
り、装置制御回路50は、差分回路42および長さ判別
回路43にタイミング信号iを出力する。これにより、
差分回路42は、基準値ホールド回路41に保持されて
いる基準検出信号(すなわち、キャリッジ9が移動を開
始した時点の回転数検出信号)と、光センサ22がカセ
ッテCの後端を検出したときの回転数検出信号との差分
信号を出力する。この差分信号は、図2に示すように、
光センサ22からカセッテCの後端までの長さlに対応
する。この長さlは、装填されたカセッテCの長さLに
応じて変化するから、前記差分信号に基づいて、カセッ
テCの長さLを判別することができる。長さ判別回路4
3は、差分信号とカセッテCの長さを対応づけたテーブ
ルを備えており、このテーブルを参照することにより、
差分回路42から与えられた差分信号に基づいて、装填
されたカセッテCの長さLを判別する。判別された長さ
検出信号jは装置制御回路50に与えられる。以上の動
作により、カセッテCの長さサイズの検出が完了する。
【0025】以上のようにして、カセッテCのサイズが
判れば、既に位置決めされているカセッテCの中心を、
撮影位置XCにまで移動させるのに必要なモータ11の
回転数を導き出すことができる。具体的には、装置制御
回路50は、カセッテサイズに応じて、各カセッテCの
中心を撮影位置XCにまで移動させるのに必要なモータ
回転数をテーブルとして備えており、A/D変換器32
から入力された回転数検出信号が、検出されたカセッテ
サイズに対応した回転数に一致したときに、モータ駆動
信号bをOFF状態にすることにより、モータ11を停
止させる。これにより、カセッテCの中心が自動的に撮
影位置XCにセットされる。
【0026】カセッテCが撮影位置XCにセットされる
と、装置制御回路50は、検出されたカセッテサイズに
応じたX線照射野が得られるように、図1に示したコリ
メータ4を制御した後、被検体のX線撮影を行う。
【0027】撮影が完了すると装置制御回路50は、モ
ータ11を逆転させてキャリッジ9をカセッテ取り出し
位置に戻すとともに、挟み枠10a,10bの間隔を初
期状態に復帰させる。
【0028】ここで前記カセッテ取り出し位置は、各種
カセッテサイズに対応して異なったものに予め設定され
ている。つまり、装置制御回路50は、先に検出したカ
セッテ長さLに応じて各カセッテCの後端がカセッテ挿
入孔6から所定量tだけ突出する一定位置にまで移動さ
せるのに必要な戻し用モータ回転数をテーブルとして備
えており、A/D変換器32から入力された回転数検出
信号が、検出されたカセッテ長さLに対応した戻し用の
回転数に一致したときに、モータ駆動信号bをOFF状
態にすることにより、モータ11の逆転を停止させる。
これにより、図7に示すように、あらゆるサイズのカセ
ッテCの後端が自動的にカセッテ挿入孔6外方の一定位
置まで突出される。
【0029】そして、カセッテ挿入孔6から撮影済みカ
セッテCが取り出されると、これがマイクロスイッチ1
7で検出され、これに基づいてキャリッジ9が図2に示
す元の装填位置にまで復帰移動して初期状態となる。
【0030】従って、図6に示すように、装填時には各
カセッテCは一定の装填位置にあるキャリッジ9に前端
基準で装填され、長さの大きいもの程、カセッテ挿入孔
6から大きく突出する状態となる。そして、図7に示す
ように、取り出し時の撮影済みカセッテCは長さLに関
係なくカセッテ挿入孔6からの突出量tが予め設定され
た一定量となるように戻される。なお、装填位置は最小
サイズのカセッテCに対応して設定するので、この最小
サイズのカセッテCの装填位置と取り出し位置は同一と
する。
【0031】なお、この発明は、次のような形態で実施
することもできる。 (1) カセッテ装填時にはカセッテCを挿入最後まで
掴んでおく必要は必ずしもないので(手のひらで押し込
むことができるので)、最小サイズの装填位置を、カセ
ッテ挿入孔6からカセッテCがほとんど突出しない状態
に設定するとともに、取り出し位置のカセッテCがカセ
ッテ挿入孔6から掴み出しに足る一定量だけ突出するよ
うに設定する。
【0032】(2) キャリッジ9が撮影位置XCから
取り出し位置に復帰移動する際の移動量を、カセッテC
の後端が光センサ22を通過してから設定量だけ後退移
動する距離として判別することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のX線撮影装置によると、カセッテ装填時には従来と
同様に、最小サイズのカセッテをカセッテ挿入孔に容易
に挿入できるものでありながら、撮影済みカセッテの取
り出し時には、いかなるサイズのカセッテもカセッテ挿
入孔から所定量だけ突出した位置まで戻すことができ、
大きいサイズのカセッテを使用した場合でも、取り出し
位置の撮影済みカセッテがカセッテ挿入孔から大きく突
出して被検者が誤って接触するようなことを未然に回避
することができるようになった。また、位置決め手段を
備えているので装填されたカセッテの位置決めも行え、
さらに、キャリッジが装填位置から撮影位置に移動され
るように駆動源からの駆動力がキャリッジに伝動される
とき、挟み部材が接近する方向に移動されるように駆動
源からの駆動力が挟み部材に伝動され、キャリッジが撮
影位置から取り出し位置に移動されるように駆動源から
の駆動力がキャリッジに伝動されるとき、挟み部材が離
間する方向に移動されるように駆動源からの駆動力が挟
み部材に伝動されるように、1つの駆動源からの駆動力
を、キャリッジとキャリッジに設けられた挟み部材とに
伝動するように構成したので、キャリッジの移動と挟み
部材の接離動を1つの駆動源で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るX線撮影装置の概略
構成を示す正面図である。
【図2】カセッテ搬送機構の平面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】図2のB−B矢視断面図である。
【図5】カセッテサイズ検出部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】各種サイズのカセッテの装填状態を示す概略平
面図である。
【図7】各種サイズのカセッテの取り出し状態を示す概
略平面図である。
【符号の説明】
6 カセッテ挿入孔 9 キャリッジ C カセッテ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセッテを装填して装填位置および取り
    出し位置と撮影位置との間を移動するキャリッジと、装
    填されたカセッテのサイズを検出する検出機構と、カセ
    ッテ中心がX線撮影中心に一致するようにカセッテサイ
    ズに応じて前記キャリッジを前進移動させる前進移動制
    御手段と、カセッテサイズにかかわらずカセッテ後端位
    置がカセッテ挿入孔から所定量だけ突出する一定位置と
    なるように、前記キャリッジを各カセッテサイズに対応
    して設定された取り出し位置まで後退移動させる後退移
    動制御手段と、前記キャリッジとともに移動可能に前記
    キャリッジに設けられ、前記キャリッジの移動方向に直
    交する方向に接離可能に構成されて、装填されたカセッ
    テを挟持してカセッテの位置決めを行う一対の挟み部材
    からなる位置決め手段とを備え、前記キャリッジが前記
    装填位置から前記撮影位置に移動されるように駆動源か
    らの駆動力が前記キャリッジに伝動されるとき、前記挟
    み部材が接近する方向に移動されるように駆動源からの
    駆動力が前記挟み部材に伝動され、前記キャリッジが前
    記撮影位置から前記取り出し位置に移動されるように駆
    動源からの駆動力が前記キャリッジに伝動されるとき、
    前記挟み部材が離間する方向に移動されるように駆動源
    からの駆動力が前記挟み部材に伝動されるように、1つ
    の駆動源からの駆動力を、前記キャリッジと前記キャリ
    ッジに設けられた前記挟み部材とに伝動するように構成
    したことを特徴とするX線撮影装置。
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