JP3042159U - カセット挿入制御装置 - Google Patents

カセット挿入制御装置

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JP3042159U
JP3042159U JP1997002498U JP249897U JP3042159U JP 3042159 U JP3042159 U JP 3042159U JP 1997002498 U JP1997002498 U JP 1997002498U JP 249897 U JP249897 U JP 249897U JP 3042159 U JP3042159 U JP 3042159U
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房夫 石口
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の単なる操作ミスによる操作上の異常
である場合には、その後の動作を継続させることによっ
て、不必要なメカ異常の報知を行わないようにしたカセ
ット挿入制御装置を提供する。 【解決手段】 カセット挿入動作及びカセット排出動作
を行うローディングメカ機構部4と、このローディング
メカ機構部4のカセット挿入動作とカセット排出動作と
を制御するシステムコントローラ1と、カセットCの挿
入時には挿入開始及び挿入完了を検知し、カセットCの
排出時には排出開始及び排出完了を検知するスタートセ
ンサ6と、ローディングメカ機構部4のローディング状
態を検知するローディングセンサ5とで構成され、シス
テムコントローラ1は、メカ異常によるカセット排出動
作中に、カセットCが再度押し込まれた場合には、ロー
ディングメカ機構部4を制御して再びカセット挿入動作
を行わせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はカセット挿入制御装置に係り、より詳細には、カセット挿入時のメカ 異常を検知した場合に、本当のメカ異常と使用者の誤操作による見かけ上のメカ 異常とを区別して、その後のカセットの挿入動作を制御するカセット挿入制御装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオカセットレコーダ(VCR)やビデオカセットプレーヤ(VCP )といったAV機器では、デッキの特徴としてカセット挿入動作が円滑に行える ように工夫されている。つまり、使用者がカセットをカセット挿入口に差し込ん で軽く押すだけで、スムーズなカセット挿入動作が行われるようになっている。 このような工夫は、使用者にとっては使い勝手が良く、好ましい機能である。 しかしながら、カセット挿入操作がスムーズになったことによって、新たな問 題も発生している。
【0003】 すなわち、このようなAV機器では、カセットがスムーズに押し込めることか ら、最初、使用者がカセットを軽く押し込んだときに、カセットが途中で引っ掛 かり、カセットホルダだけがカセット挿入完了位置まで移動した場合には、メカ 異常(1回目のメカ異常)と判断して自動的に排出動作(イジェクト動作)を行 うことになる。ところが、このメカ異常による排出動作が行われていることを使 用者が気づかずに、再度カセットを押し込むと、以前のAV機器では入らなかっ たカセットが、改良されたAV機器では入ることになる。
【0004】 つまり、デッキのマイコンはカセットの排出動作を行っているのに、使用者の 押し込み操作によってカセットが挿入方向に動くので、カセット排出動作が正常 に行われないため、マイコンは2回目のメカ異常(排出異常)と判断して排出動 作を停止し、使用者に異常を報知することになる。 このようなカセットの挿入異常(メカ異常)の検知は、図3に示すスタートセ ンサの検知信号とローディングセンサの検知信号との組み合わせで行っている。
【0005】 スタートセンサは、スタート/エンドプリズムから照射される光を検知するも ので、カセットが機器本体のカセット挿入口から挿入されるまでは光を直接検知 して「H」(図3中、符号51により示す)、カセットが挿入されるとこれに連 動して機構的にスライドするスライド板によって光が遮蔽される結果「L」(図 3中、符号52により示す)となる。また、カセットが機器本体のカセットホル ダに保持された状態でカセット挿入完了位置まで挿入されると、スライド板によ る光の遮蔽は解除され、今度はカセットの供給リール側から巻取リール側に引き 出されているテープによって光が遮断されて、そのまま「L」(図3中、符号5 3により示す)状態を維持することになる。
【0006】 一方、カセットが機器本体のカセットホルダに保持されず、途中で引っ掛かっ た状態でカセットホルダだけがカセット挿入完了位置まで移動すると、スライド 板による光の遮蔽が解除され、かつカセットホルダにカセットが無いために、テ ープによる光の遮断も無く、スタートセンサはこの時点で「H」(図3中、符号 54により示す)となる。
【0007】 つまり、スタートセンサの検知信号は、カセットがカセット挿入完了位置まで 挿入される正常動作の場合には、カセット挿入前「H」、カセット挿入中及びカ セット挿入完了時共に「L」となり、カセットがカセット挿入完了位置まで挿入 されない(すなわち、途中で引っ掛かった)異常動作の場合には、カセット挿入 前「H」、カセット挿入中「L」、カセット挿入完了(すなわち、カセットホル ダ挿入完了)時「H」となる。なお、カセット排出動作時には、検知信号はこれ と全く逆の信号となる。つまり、正常動作の場合には、カセット排出開始時(す なわち、カセット挿入完了時)「L」、カセット排出中「L」、カセット排出完 了時(すなわち、カセット挿入開始前)「H」となり、異常動作の場合には、カ セット排出開始時(すなわち、カセット挿入完了時)「H」、カセット排出中「 L」、カセット排出完了時(すなわち、カセット挿入開始前)「H」となる。
【0008】 また、ローディングセンサは、ローディングメカ機構部のローディング状態を 検知するもので、モータの回転に連動して回転するカムの回転位置を例えば4箇 所で検知(4個のセンサでそれぞれ検知)することにより、間接的にカセットの 各挿入位置(挿入開始位置、2箇所の挿入途中位置、挿入完了位置)を検知する ようになっている。つまり、ローディングセンサは、カセットがカセットホルダ に保持されているか、カセットホルダから外れて途中で引っ掛かっているかに関 係なく、ローディングメカ機構部(別言すれば、カセットホルダ)の動作状態だ けを検知している。そのため、カセットホルダさえカセット挿入完了位置まで移 動すると、その中にカセットが保持されているか否かに係わらず、カセット挿入 完了位置を検知して検知信号「H」(図3中、符号55により示す)を出力する ようになっている。
【0009】 次に、このようなスタートセンサの検知信号とローディングセンサの検知信号 とに基づくカセット挿入時のメカ異常の検知動作について、図4に示すフローチ ャートを参照して説明する。 すなわち、スタートセンサの検知信号が「H」から「L」に切り換わる(図3 中、符号56により示す)ことでカセットの挿入を検知し、カセット挿入動作を 開始する(ステップS51,S52)。この後、ローディングセンサがローディ ングメカ機構部のカセット挿入完了位置を検知して検知信号「H」を出力((図 3中、符号57により示す)したとき(ステップS53)、スタートセンサの検 知信号が「H」である場合にカセットの挿入異常(1回目のメカ異常)と判断し て、排出動作を行う(ステップS54,S55,S56)。
【0010】 そして、この排出動作中(すなわち、スタートセンサによってカセット排出完 了を検知する前)に使用者によって排出動作中のカセットが再度押し込まれた場 合には、一定時間(例えば、3秒等)経過してもスタートセンサの検知信号が「 L」からカセット排出完了を示す「H」に切り換わらないため(ステップS57 ,S58)、この時点で排出不可(2回目のメカ異常)と判断して(ステップS 59)、その時点で動作を停止する(ステップS60)。そして、LEDを点滅 させたり、表示管にメカ異常の発生したことを表示して、使用者にメカ異常を報 知するようになっている(ステップS61)。
【0011】 なお、ステップS54において、スタートセンサの検知信号が「L」である場 合には、カセット挿入動作が正常に行われたと判断して、挿入動作を継続する( ステップS62)。また、ステップS58において、スタートセンサの検知信号 が「H」となった場合には、カセット排出動作が正常に行われたと判断して、排 出動作を停止する(ステップS63)。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このようなカセット挿入時のメカ異常、特に2回目のメカ異常は、 使用者がカセットを押し込む操作をしたことによって起こったいわば操作上の異 常であり、厳密にはローディングメカ機構部自体が異常になったわけではない。 つまり、ローディングメカ機構部は、次の何らかの操作によって正常に動作でき る状態にある。 しかしながら、従来のAV機器では、この時点で動作を停止し、使用者にメカ 異常を報知するため、使用者の単なる操作ミスによる操作上の異常を、メカ異常 として扱ってしまうといった問題があった。
【0013】 本考案はこのような問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、使用 者の単なる操作ミスによる操作上の異常である場合には、その後の動作を継続さ せることによって、不必要なメカ異常の報知を行わないようにしたAV機器のカ セット挿入制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の請求項1記載のカセット挿入制御装置は、 カセット挿入動作及びカセット排出動作を行うローディングメカ機構部と、この ローディングメカ機構部のカセット挿入動作とカセット排出動作とを制御するメ カ機構制御部と、カセット挿入時の前記ローディングメカ機構部の異常を検知す るメカ異常検知手段とを備え、前記メカ機構制御部は、前記メカ異常検知手段に よってカセット挿入時のメカ異常を検知したとき、前記ローディングメカ機構部 を制御してメカ異常によるカセット排出動作を行わせるとともに、このカセット 排出動作中に手動によるカセット挿入操作が行われた場合には、前記ローディン グメカ機構部を制御して再びカセット挿入動作を行わせるものである。 また、本考案の請求項2記載のカセット挿入制御装置は、請求項1記載のもの において、前記メカ異常検知手段は、カセットの挿入時には挿入開始及び挿入完 了を検知し、カセットの排出時には排出開始及び排出完了を検知するスタートセ ンサと、前記ローディングメカ機構部のローディング状態を検知するローディン グセンサとで構成され、前記メカ機構制御部は、前記ローディングセンサによっ てカセットの挿入完了を検知したとき、前記スタートセンサによってカセットの 挿入完了を検知していない場合にはメカ異常と判断し、前記ローディングメカ機 構部を制御してカセット排出動作を行わせ、このカセット排出動作が予め設定さ れた一定時間経過したとき、前記スタートセンサによってカセットの排出完了を 検知していない場合には、前記ローディングメカ機構部を制御して再びカセット 挿入動作を行わせるものである。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は、本考案のカセット挿入制御装置の電気的構成を示すブロック図である 。 同図において、デッキ全体の動作制御を行うシステムコントローラ1の出力は 、モータ駆動部2に導かれており、モータ駆動部2の出力は、ローディングメカ 機構部4を動作させる機構駆動用モータ3に導かれている。
【0016】 すなわち、システムコントローラ1は、モータ駆動部2を介して機構駆動用モ ータ3を回転駆動することにより、カセット挿入口から押し込まれたカセットC をデッキ内に引き込むローディングメカ機構部4の動作を制御するようになって いる。 また、システムコントローラ1には、駆動機構用モータ3の回転に連動して回 転するカム(図示省略)の回転位置を検出するローディングセンサ5の出力と、 スタート/エンドプリズム8から照射される光を検知するスタートセンサ6及び エンドセンサ7の出力とが導かれている。
【0017】 ローディングセンサ5は、従来の技術で示したものと同じであって、駆動機構 用モータ3の回転に連動して回転するカムの回転位置を例えば4箇所で検知(4 個のセンサでそれぞれ検知)することにより、間接的にカセットCの各挿入位置 (挿入開始位置、2箇所の挿入途中位置、挿入完了位置)を検知するようになっ ている。
【0018】 スタート/エンドプリズム8は、機構的にはカセットホルダに保持されたカセ ットCがカセット挿入完了位置(図中、二点鎖線で示す位置)まで挿入されたと き、カセットCの中央内部に侵入する位置に設けられている。また、スタートセ ンサ6とエンドセンサ7とは、カセットCがカセット挿入完了位置まで挿入され たとき、カセットCの左右両外側に位置するように設けられており、カセットC の左右側板に形成された小開口部を通じて、スタート/エンドプリズム8から左 右2方向に分散照射される光をそれぞれ受光できるようになっている。
【0019】 また、スタート/エンドプリズム8とスタートセンサ6との間には、カセット Cが挿入されるとこれに連動して機構的にスライドするスライド板11が設けら れている。ただし、図1中には、カセットCとスライド板11との連動関係のみ を模式的に示しており、機構的な部分の詳細については従来周知の構造であるの で図示を省略している。
【0020】 すなわち、このスライド板11は、カセットCが挿入される前は図1中に実線 で示す位置(スタート/エンドプリズム8からの照射光を遮断しない位置)にあ り、カセットCが挿入されるとスタート/エンドプリズム8とスタートセンサ6 との間に侵入して(図1中に一点鎖線で示す位置)、スタート/エンドプリズム 8からの照射光を遮断し、カセットCが機器本体のカセットホルダ(図示省略) に保持された状態でカセット挿入完了位置まで挿入されると(図1中に二点鎖線 で示す位置)、スタート/エンドプリズム8とスタートセンサ6との間から退出 して、スタート/エンドプリズム8からの照射光の遮断を解除するようになって いる。
【0021】 また、カセットCがカセット挿入完了位置まで挿入されると、今度はカセット Cの供給リール21側から巻取リール22側に引き出されているテープTによっ てスタートセンサ6又はエンドセンサ7のいずれか一方又は両方への照射光の入 力が遮断されるようになっている。すなわち、テープTが供給リール21側に完 全に巻き取られている場合には、スタートセンサ6への照射光の入力が遮断され 、エンドセンサ7へは照射光が入力される。また、テープTが巻取リール22側 に完全に巻き取られている場合には、スタートセンサ6へは照射光が入力され、 エンドセンサ7への照射光の入力が遮断される。また、テープTが供給リール2 1側及び巻取リール22側のいずれにも完全に巻き取られていない場合には、ス タートセンサ6及びエンドセンサ7の両方への照射光の入力が遮断されることに なる。
【0022】 システムコントローラ1は、これらローディングセンサ5、スタートセンサ6 及びエンドセンサ7からの検知信号に基づいて、カセット挿入時のローディング メカ機構部4のメカ異常を検知するようになっている。つまり、システムコント ローラ1が請求項1又は2に記載のメカ機構制御部に対応しているとともに、シ ステムコントローラ1、ローディングセンサ5、スタートセンサ6及びエンドセ ンサ7によって請求項1又は2に記載のメカ異常検知手段を構成している。
【0023】 次に、上記構成のカセット挿入制御装置におけるカセット挿入動作について、 図2に示すフローチャートを参照して説明する。なお、スタートセンサ6及びエ ンドセンサ7の検知信号のタイミングは、図3に示した従来のものと全く同様で あるので、必要である場合には図3中に付した符号を用いて検知信号の説明を行 うものとする。 すなわち、システムコントローラ1は、スタートセンサ6の検知信号が「H」 から「L」に切り換わる(図3中の符号56)ことでカセットCの挿入を検知す ると、モータ駆動部2を制御してローディングメカ機構部4を動作させ、カセッ ト挿入動作を開始させる(ステップS1,S2)。
【0024】 この後、ローディングメカ機構部4のカセット挿入動作によって、カセットC がカセット挿入完了位置まで移動したことを示す検知信号「H」(図3中の符号 57)がローディングセンサ5から入力されたとき(ステップS3)、スタート センサ6から入力される検知信号が「H」である場合、システムコントローラ1 はカセットCの挿入異常(1回目のメカ異常)と判断し、ローディングメカ機構 部4を制御して排出動作を行わせる(ステップS4,S5,S6)。
【0025】 そして、この排出動作中(すなわち、スタートセンサ6によってカセット排出 完了を検知する前)に使用者によってカセットCが再度押し込まれた場合には、 一定時間(例えば、3秒等)経過してもスタートセンサ6の検知信号が「L」か らカセット排出完了を示す「H」(図3中の符号56)に切り換わらないため( ステップS7,S8)、この時点で排出不可(2回目のメカ異常)と判断する( ステップS9)。ここまでの動作は、従来の動作と全く同様である。
【0026】 本考案では、この2回目のメカ異常を確認すると、モータ駆動部2を制御して ローディングメカ機構部4に再度カセット挿入動作を行わせる(ステップS10 )。この場合、2回目のメカ異常は、カセットCの排出動作中に使用者がカセッ トCを押し込む操作をしたことによって起こったいわば操作上の異常であり、厳 密にはローディングメカ機構部4自体が異常になったわけではない。つまり、ロ ーディングメカ機構部4は、次の何らかの操作によって正常に動作できる状態に ある。
【0027】 そのため、ローディングメカ機構部4に再度カセット挿入動作を行わせた場合 、カセットCがカセット挿入完了位置まで移動したことを示す検知信号「H」が ローディングセンサ5から入力されたとき(ステップS11)、スタートセンサ 6から入力される検知信号が「L」のままとなるので、この場合にはステップS 12からステップS15へと動作を進めて、その後の挿入動作(すなわち、テー プTをカセットCから引き出す動作)を継続することになる。
【0028】 ただし、ステップS11において、カセットCがカセット挿入完了位置まで移 動したことを示す検知信号「H」がローディングセンサ5から入力されたとき、 スタートセンサ6から入力される検知信号が「H」である場合には、本当のメカ 異常と判断できるので、システムコントローラ1は、その時点でローディングメ カ機構部4の動作を停止する(ステップS13)。そして、LEDを点滅させた り、表示管にメカ異常の発生したことを表示して、使用者にメカ異常を報知する (ステップS14)。
【0029】 なお、ステップS4において、スタートセンサ6の検知信号が「L」である場 合には、カセット挿入動作が正常に行われたと判断して、挿入動作を継続する( ステップS15)。また、ステップS8において、スタートセンサ6の検知信号 が「H」となった場合には、カセット排出動作が正常に行われたと判断して、排 出動作を停止する(ステップS16)。
【0030】 なお、上記実施形態では、カセットCがカセット挿入完了位置まで移動したこ とを示す検知信号「H」がローディングセンサ5から入力されたとき、スタート センサ6の検知信号が「H」である場合にカセットCの挿入異常と判断している が(ステップS3,S4)、カセットCのテープが巻取リール22側に完全に巻 き取られている場合には、カセットCがカセットホルダに保持された状態でカセ ット挿入完了位置まで挿入されると、スタートセンサ6の検知信号が「L」から 「H」に切り換わることになる。つまり、正常動作であるにも係わらず、メカ異 常と判断する信号パターンとなる。
【0031】 そこで、このようなテープTが巻取リール22側に完全に巻き取られていた場 合の誤動作を防止すべく、システムコントローラ1は、実際にはこの時点でのエ ンドセンサ7の検知信号をも含めてメカ異常の判断を行っている。 つまり、カセットCが途中で引っ掛かってカセット挿入完了位置まで移動しな かった場合には、カセットホルダだけがカセット挿入完了位置まで移動した時点 でスタートセンサ6及びエンドセンサ7共に検知信号は「H」となる。一方、テ ープTが巻取リール22側に完全に巻き取られた状態のカセットCがカセット挿 入完了位置まで移動した場合には、スタートセンサ6の検知信号は「H」である が、エンドセンサ7の検知信号は「L」となる。
【0032】 そこで、システムコントローラ1は、ローディングセンサ5がローディングメ カ機構部4のカセット挿入完了位置を検知して検知信号「H」を出力したとき、 スタートセンサ6の検知信号が「H」である場合には、エンドセンサ7の検知信 号を確認し、エンドセンサ7の検知信号が「L」である場合には、テープTが巻 取リール22側に完全に巻き取られた状態のカセットCがカセット挿入完了位置 まで移動したと判断し、メカ異常とは判断しないようになっている。
【0033】
【考案の効果】
本考案のカセット挿入制御装置は、カセット挿入動作及びカセット排出動作を 行うローディングメカ機構部と、このローディングメカ機構部のカセット挿入動 作とカセット排出動作とを制御するメカ機構制御部と、カセット挿入時のローデ ィングメカ機構部の異常を検知するメカ異常検知手段とを備え、メカ機構制御部 は、メカ異常検知手段によってカセット挿入時のメカ異常を検知したとき、ロー ディングメカ機構部を制御してメカ異常によるカセット排出動作を行わせるとと もに、このカセット排出動作中に手動によるカセット挿入操作が行われた場合に は、ローディングメカ機構部を制御して再びカセット挿入動作を行わせるように 構成したので、使用者の単なる操作ミスによる操作上の異常である場合には、そ の後の動作を継続させることによって、不必要なメカ異常の報知を防止すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカセット挿入制御装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】本考案のカセット挿入制御装置におけるカセッ
ト挿入動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】スタートセンサの検知信号とローディングセン
サの検知信号とのタイミングチャートである。
【図4】従来のカセット挿入制御装置におけるカセット
挿入動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 システムコントローラ 2 モータ駆動部 3 機構駆動用モータ 4 ローディングメカ機構部 5 ローディングセンサ 6 スタートセンサ 7 エンドセンサ 8 スタート/エンドプリズム C カセット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット挿入動作及びカセット排出動作
    を行うローディングメカ機構部と、 このローディングメカ機構部のカセット挿入動作とカセ
    ット排出動作とを制御するメカ機構制御部と、 カセット挿入時の前記ローディングメカ機構部の異常を
    検知するメカ異常検知手段とを備え、 前記メカ機構制御部は、前記メカ異常検知手段によって
    カセット挿入時のメカ異常を検知したとき、前記ローデ
    ィングメカ機構部を制御してメカ異常によるカセット排
    出動作を行わせるとともに、このカセット排出動作中に
    手動によるカセット挿入操作が行われた場合には、前記
    ローディングメカ機構部を制御して再びカセット挿入動
    作を行わせることを特徴とするカセット挿入制御装置。
  2. 【請求項2】 前記メカ異常検知手段は、カセットの挿
    入時には挿入開始及び挿入完了を検知し、カセットの排
    出時には排出開始及び排出完了を検知するスタートセン
    サと、前記ローディングメカ機構部のローディング状態
    を検知するローディングセンサとで構成され、前記メカ
    機構制御部は、前記ローディングセンサによってカセッ
    トの挿入完了を検知したとき、前記スタートセンサによ
    ってカセットの挿入完了を検知していない場合にはメカ
    異常と判断し、前記ローディングメカ機構部を制御して
    カセット排出動作を行わせ、このカセット排出動作が予
    め設定された一定時間経過したとき、前記スタートセン
    サによってカセットの排出完了を検知していない場合に
    は、前記ローディングメカ機構部を制御して再びカセッ
    ト挿入動作を行わせることを特徴とする請求項1記載の
    カセット挿入制御装置。
JP1997002498U 1997-04-04 1997-04-04 カセット挿入制御装置 Expired - Lifetime JP3042159U (ja)

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