JP2704190B2 - 降雪センサ - Google Patents

降雪センサ

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JP2704190B2
JP2704190B2 JP63255347A JP25534788A JP2704190B2 JP 2704190 B2 JP2704190 B2 JP 2704190B2 JP 63255347 A JP63255347 A JP 63255347A JP 25534788 A JP25534788 A JP 25534788A JP 2704190 B2 JP2704190 B2 JP 2704190B2
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弘 森岡
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日成ビルド工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、雪が降り始めたことを電気的に確実に検
出することができる降雪センサに関する。
従来技術 積雪地方においては、道路や建築物の屋根等に融雪装
置を設備することが少なくない。このものは、融雪の対
象となる広い面積に亘って、地下水を散水したり、消雪
ヒータを敷設したりすることにより、雪を積極的に融か
すものであるから、冬季における生活環境の向上に大き
く貢献することができる。
かかる融雪装置は、一般に、多量の積雪があった後に
運転するのでは融雪に要する時間が長くなり過ぎるため
に、降雪とともに運転を開始することにより、積もった
雪を融かすのではなく、降りつつある雪を積もる前に融
かすようにしなければならないが、従来は、雪の降始め
を検出する適切な降雪センサがなかったために、このよ
うな運転制御は、専ら手動制御によらざるを得なかっ
た。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、一般に、雪は、気温の低下する夜間か
ら夜明け前にかけて積もることが多いから、かかる手動
制御では、操作が極めて煩雑であるばかりでなく、融雪
装置の運転開始のタイミングを失してしまうことも少な
くないという問題がある。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に
鑑み、雪が融けてできた水滴を受けるヒータ付きの電極
板を設けることによって、雪が降り始めたことを適確に
検出することができる新規の降雪センサを提供すること
にある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、降雪
時の雪の温度を検出する温度検出器と、細隙を介して対
向する一対の電極を絶縁基板上に面状に形成する電極板
と、電極板を加温するヒータと、雪が融けてできる水滴
によって電極が橋絡されたことを検出する検出回路とを
備えてなり、絶縁基板は、メタルコアプリント板とし、
ヒータは、メタルコアプリント板のベース金属板によっ
て形成することをその要旨とする。
作 用 かかる発明の構成によるときは、電極板は、これを屋
外に露出して設置することにより、雪が降り始めたと
き、雪は電極板上に付着するが、この雪は、ヒータによ
って加温されている電極板により直ちに融けて水滴を形
成する。そこで、この水滴により電極間が電気的に橋絡
され、これを検出回路によって検出することにより、雪
の降始めを適確に検出して報知することができる。ま
た、温度検出器は、雪の温度を検出するので、検出回路
が作動したとき、それが雨によるものではなく雪による
ものであることを明瞭に判別することができる。なお、
雪は、電極板以外の別部材上に受けて融解し、その水滴
を電極板上に滴下するようにしてもよい。
一方、電極板をメタルコアプリント板とし、そのベー
ス金属板によってヒータを形成すれば、格別なヒータ素
子を付加する必要がないので、電極板の構成を著るしく
簡略化することができる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
降雪センサは、電極板11と、検出回路12と、温度検出
器13とを主要部材としてなる(第1図)。
電極板11は、絶縁基板11aの上面に面状の電極面11bを
形成して構成されている。ただし、絶縁基板11aは、鉄
・アルミニウム等からなるベース金属板11a1の表面に、
ほうろう(琺瑯)やエポキシ樹脂等からなる絶縁層11a2
を形成するメタルコアプリント板とする(第2図)。そ
こで、絶縁基板11aのベース金属板11a1は、外部から直
接通電することにより、ヒータとして作動し、電極板11
の全体を一定温度に加温することができる。また、電極
面11bは、細隙dを介して相対向する一対の電極11b1、1
1b1を櫛歯状に設け(第3図)、それぞれの電極11b1、1
1b1からリード線11b2、11b2を引き出して形成されてい
る。
リード線11b2、11b2の一方は接地し(第1図)、他方
は検出回路12に入力されている。また、検出回路12の出
力は、出力信号Sとして外部に出力されている。ただ
し、検出回路12は、電極11b1、11b1間の電気絶縁抵抗値
が、設定器12aによって設定される所定値以下に低下
し、しかも、そのときの温度検出器13の出力が0℃以下
を示すときに、出力信号Sを出力することができる。
温度検出器13は、電極板11の上方に設置する漏斗状の
雪受け13aの底部に挿着されている。雪受け13aの底部
は、ネット13bを介して下方に開口しており、降雪があ
ったときは、ネット13b上に雪SNが溜まり、温度検出器1
3は、雪SNの温度を検知することができる。なお、雪受
け13a内の雪SNは、一定温度に加温されている電極板11
の余熱を受けて短時間のうちに融解し、そのときにでき
る水滴が、ネット13bを介して電極板11の電極面11bに滴
下するようになっている。
いま、電極面11bが上面となるようにして電極板11を
屋外に設置しておくと、降雪があれば、雪SNが雪受け13
a内に溜まり、温度検出器13によってその温度を検出す
ることができる。一方、雪SNは短時間のうちに融解し、
そのときにできる水滴Wは、電極板11上に滴下し、電極
11b1、11b1間の細隙dは、水滴Wを介して橋絡される
(第4図)。このとき、電極11b1、11b1間の電気絶縁抵
抗値は極端に低下するから、検出回路12は、これを検出
し、温度検出器13の検出温度が0℃以下であるとき、出
力信号Sを出力することができる。検出回路12は、温度
検出器13の検出温度が0℃を超えるときは、水滴Wが雪
ではなく雨によるものと判断し、出力信号Sを出力しな
い。
検出回路12は、たとえば電極11b1、11b1間に検出用の
直流電圧を印加することにより、その間の電気絶縁抵抗
値に対応する入力電圧を得、これを増幅し、設定器12a
によって設定される標準電圧と比較し、さらに温度検出
器13の出力によって開閉するゲートを設けることによっ
て所定の機能を実現することができる。また、検出回路
12には、出力信号Sの不必要なハンチングを防止するた
めに、適当な時限特性ないしデッドバンド特性を包含さ
せてもよい。
検出回路12には、タイマ素子を縦続してもよい。電極
板11は、その全体が一定温度に加温されているから、雪
受け13aから滴下した水滴Wは、短い時間t内に蒸発し
て消滅し、したがって、雪の降始めにおける電極11b1、
11b1間の絶縁抵抗値は、たとえば第5図のような時間的
変化を示す。すなわち、雪の降始めのうちは、水滴Wの
滴下によって高い絶縁抵抗値R1が低い絶縁抵抗値R2に急
落し、これが短い時間t内に回復するが、雪の降り方が
強くなるに従って、その間隔Tが次第に短くなり、終い
には、電極板11の全体が濡れてしまうために、絶縁抵抗
値が回復しなくなる。そこで、たとえば、間隔Tが所定
値より長い一定時間内になったことを検知するタイマ素
子を検出回路12に縦続することにより、雪の降始めを一
層適確に検出することができ、さらには、間隔Tが所定
値より極端に長くなったことを検知して、雪が止んだこ
とも簡単に検出することが可能である。
なお、電極面11bは、細隙dを介して対向する電極11b
1、11b1を面状に配置することができればよく、櫛歯状
に形成するに代えて、円形または多角形の渦巻き状を含
む任意の形状に形成することができる(第6図(A)、
(B))。
温度検出器13を取り付ける雪受け13aは、図示以外の
任意の形状であってもよく、たとえば電極板11の上面を
覆うネット状であってもよい。また、雪受け13aは、電
極板11と離して設置してもよい。すなわち、電極板11
は、降雪する雪SNを直接受けるようにし、雪受け13a
は、電極板11から独立に設置して、その形状を任意に設
定することができる。ただし、このときの雪受け13a
も、そこに溜まる雪SNを速やかに融解させるために低温
のヒータを付設し、温度検出器13が雪SNに深く埋れ、単
に雪中温度を計測することになってしまう事態を排除す
ることが好ましい。
また、温度検出器13は、単に大気温度を検出する温度
検出器に代えてもよく、さらには、両者を併用してもよ
いものとする。大気温度のみを検出するときは、たとえ
ば大気温度が数度C以下であるときの水滴Wは、雨では
なく雪によるものと判断すればよく、両者を併用すると
きは、温度検出器13の検出温度が0℃以下であり、しか
も、大気温度が数度C以下であるときに雪と判断するこ
とにより、一層適確な降雪情報を得ることができる。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、細隙を介し
て対向する一対の電極を絶縁基板上に面状に形成する電
極板と、電極板を加温するヒータと、雪の温度を検出す
る温度検出器と、雪が融けてできた水滴により電極が橋
絡されたことを検出する検出回路とを組み合わせること
によって、降雪の際には、電極間の絶縁抵抗値が水滴に
よって低下し、これを検出回路によって検出することが
できるので、雪の降始めを適確に検知して報知すること
ができる上、絶縁基板をメタルコアプリント板とし、ベ
ース金属板によってヒータを形成することによって、電
極板の耐候性を向上させ、電極板の全体構成を著るしく
簡略化することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は実施例を示し、第1図は全体構成
系統図、第2図絶縁基板の構成概念図、第3図は電極板
の上面図、第4図は第3図の縦断面相当の要部拡大断面
説明図、第5図は動作説明線図である。 第6図(A)、(B)は、それぞれ別の実施例を示す第
3図相当図である。 SN……雪 W……水滴 d……細隙 11……電極板 11a……絶縁基板 11a1……ベース金属板 11b1……電極 12……検出回路 13……温度検出器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】降雪時の雪の温度を検出する温度検出器
    と、細隙を介して対向する一対の電極を絶縁基板上に面
    状に形成する電極板と、該電極板を加温するヒータと、
    雪が融けてできる水滴によって前記電極が橋絡されたこ
    とを検出する検出回路とを備えてなり、前記絶縁基板
    は、メタルコアプリント板とし、前記ヒータは、前記メ
    タルコアプリント板のベース金属板によって形成するこ
    とを特徴とする降雪センサ。
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