JPS6237183Y2 - - Google Patents

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JPS6237183Y2
JPS6237183Y2 JP17199780U JP17199780U JPS6237183Y2 JP S6237183 Y2 JPS6237183 Y2 JP S6237183Y2 JP 17199780 U JP17199780 U JP 17199780U JP 17199780 U JP17199780 U JP 17199780U JP S6237183 Y2 JPS6237183 Y2 JP S6237183Y2
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JP
Japan
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snowfall
snow
output
signal
heater
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JP17199780U
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JPS5793882U (ja
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、消雪設備を有効且つ経済的に作動し
得る自動降雪検知装置に係るものにして、一実施
例を示す添付図面を参照にしてその構成を詳述す
ると次の通りである。
雪を捕捉する受雪板1の上面に2個の電極2,
3を所定間隔離して対向状態に付設し、受雪板1
の下面側に受雪板1上の雪を融かすためのヒータ
ー4を付設し、この受雪板1上の融雪水により電
極2,3間を導通させて降雪強度により変化する
電極2,3間抵抗が設定以下に到達したとき降雪
検知信号を出力する降雪検知器aと、外気温度を
検出して降雪となる推定降雪温度以下に到達した
とき降雪推定信号を出力する気温測定器bと、降
雪検知信号若しくは降雪推定信号のいずれか一方
の信号が出力されたとき上記ヒーター4に低容量
の電力を供給し、降雪検知信号及び降雪推定信号
がどちらも出力されたとき上記ヒーター4に高容
量の電力を供給するヒーター制御回路とc、同じ
く降雪検知信号及び降雪推定信号がどちらも出力
されたとき消雪設備を運転させる消雪運転信号を
出力する消雪電力回路dと、より成るものであ
る。
本図は、傾斜した樹脂の受雪板1の表面に含炭
素合成樹脂により櫛形に形成した電極2,3を噛
合状態に接着した場合を図示している。
図中符号5は本体制御盤、6は積算電力計、7
は消雪設備制御盤である。
また、気温測定器bとしてはサーミスターを利
用したものを図示している。
第2図は、新潟県長岡市における昭和38年〜昭
和45年の8年間の冬期間(平均値)の気温と天候
の関係を示したものである。
この図から、0℃以下では100%が雪、1℃以
下では90%が雪で、みぞれ又は雨が10%となり、
又3℃以上でも雪は降るがデーター上積雪とはな
らないということが分かる。
これが雪と気温の相関関係(但し地域、時期に
よつて多少異なる。)である。
また、第3図は電極2,3間抵抗と降雪強度
(g/m2・sec)との関係を示したものである。
この図から、降雪強度が大きくなれば当然融雪
水量が多くなるから濡れ面積は増加し、電極間抵
抗は低下することが分かる。
これが降雪強度と電極間抵抗との相関関係であ
る。この第2図、第3図の降雪(水)特性及び温
度特性を本考案の受雪板感知方式の降雪検知装置
は利用したものである。
即ち、第2図、第3図において消雪設備の動作
点をTp(℃)Rp(Ω)、復帰点をTq(℃)Rq
(Ω)と設定すると、気温がTp(℃)以下になつ
たとき及び電極間抵抗がRp(Ω)以下になつた
とき降雪と認知して、消雪設備作動の出力信号を
出力し、逆に気温がTq(℃)以上若しくは電極
間抵抗がRq(Ω)以上になるかの少なくともど
ちらか一方が復帰点を超えると降雪が止んだと認
知して出力信号を停止する。このようにして降雪
を検知し、消雪設備を運転するようにしたもので
ある。
然し、このような従来のタイプの降雪検知装置
には欠点があつた。
即ち、降り始めなどの降雪強度の小さいときで
も確実に降雪を検知することができるように受雪
板1の電極2,3面温度を低くし、電極面温度に
より融雪水の蒸発を極力抑えた状態にして置く
と、逆に降雪が止んでいるのにも拘わらず受雪板
1上には未だ融雪水が蒸発せずに残つた状態とな
り、而して電極間抵抗が設定抵抗以下の状態のま
まになつて消雪設備は雪が止んでいるのに作動し
てしまう。また更には、降雪強度が大きくなる
と、受雪板1の電極面温度では融解熱が不充分と
なり、正確な電極間抵抗が得られなくなり、遂に
は受雪板1上面が雪で覆われてしまい、検知不能
の状態になつてしまう。
そこで、降雪強度が大きくなつても確実に消雪
設備が停止するように電極面温度を高くすると、
今度は逆に降雪強度が小さいとき降雪は直ぐに蒸
発し、電極間抵抗は低下せずに降雪を検知しな
く、降雪があるにも拘わらず消雪設備が停止した
状態となる。
また、一方降雪検知の感度を上げる(降雪が少
しでもあるとすぐに検知するように)ためには
Rpを上げるかTpを上げるかのいずれかが考えら
れる。
然し、Tpを上げると雨でも雪と誤認する恐れ
があるから、Rpを上げるのが普通であり、そこ
でRpを上げ過ぎるとそれに伴つてRqも上昇する
ため降雪が止んでも復帰しなくなる恐れがでてく
る。このような理由で従来のタイプの降雪検知装
置には問題点が内在していた。
本考案はこのような問題を解消するため、降雪
検知信号を出力する降雪検知器aと、降雪推定信
号を出力する気温測定器bと、降雪検知信号若し
くは降雪推定信号のいずれか一方の信号が出力さ
れたとき上記ヒーター4に低容量の電力を供給
し、降雪検知信号及び降雪推定信号がどちらも出
力されたとき上記ヒーター4に高容量の電力を供
給するヒーター制御回路cと、同じく降雪検知信
号及び降雪推定信号がどちらも出力されたとき消
雪設備を運転させる消雪運転信号を出力する消雪
出力回路dと、で構成したから、従来は電極面温
度が一定であつたために第3図の降雪特性図の曲
線が1本、例えば電極面温度低の曲線だけであつ
たが、本考案の場合には電極面温度が2段階とな
り、電極面温度低・高の2本の曲線が得られるこ
とになる。
第4図、第5図を参照にして説明すると、降雪
の無い状態での電極面温度は当然外気温度と同じ
温度である。
ここで外気温度が降雪となる推定降雪温度以下
に低下して気温測定器bより降雪推定信号が出力
されるか、若しくは降雨水により電極間抵抗が設
定抵抗以下に低下して降雪検知器aより降雪検知
信号が出力されるか、即ち降雪検知信号若しくは
降雪推定信号のどちらか一方が出力されると
(OR状態)、ヒーター制御回路cにより低容量の
電力が上記ヒーター4に供給され、温度慣性を置
いて徐々に電極面温度は低容量の電力により低い
一定温度で加熱される。
即ち、電極面温度を低くして、降り始めの少量
の雪でも鋭敏に感応するように融雪水の蒸発を極
力抑えて有効に電極間抵抗が低下する状態にして
待機させる。
そして、降雪があり降雪検知信号及び降雪推定
信号のどちらも(一般には先に降雪判別信号が出
力され、のち降雪検知信号が出力される。)出力
されたとき(AND状態)、ヒーター制御回路cに
より今度は高容量の電力がヒーター4に供給され
る。と同時に消雪運転信号が消雪出力回路dより
出力され、消雪設備は運転を開始する。
即ち、降雪強度Wpの動作点まで電極間抵抗が
低下したときヒーター制御回路cにより高容量の
電力が供給され、電極面温度低の曲線から電極面
温度高の曲線へと移動し、このため復帰点Wqは
Wq′に移動することになる。
このことは消雪出力回路dによる消雪設備を運
転させる消雪運転信号を停止する復帰点Wqが降
雪強度の大きい位置Wq′で復帰することになる
が、ここが重要なことで、降雪が止めば高い電極
面温度で素早く融雪水を蒸発流下させると共に復
帰点が上がることにより即座に出力信号を停止す
ることになる。(本図は遅延タイマーが入れてあ
るのでセツト時間だけ、感知時間が延びる。) この挙動を換言すれば、降雪が開始したら降雪
検知感度を低下させることに他ならない。
即ち、降雪が停止しているにも拘わらず受雪板
1上の融雪水が無くならないことによる誤認を阻
止し得ることになる。
また、この際ヒーター4への供給電力容量を低
容量から高容量へと増加させても電極面温度は温
度慣性により徐々に上昇して即座に電極面温度高
の曲線には到達せず、所定時間経過後にWpから
Wq′に到達し、このため降雪強度がWpとWq′と
の間で連続している場合には降雪検知→停止を繰
り返し(遅延タイマーのセツト時間だけ遅れてか
ら停止する。)、即ち、消雪設備は間欠動作するこ
とになる。
そして降雪強度がWq′以上であれば連続的に降
雪を感知して出力信号を出し続け、降雪が停止す
れば当然Wq以下になつているのであるから上記
のように即座に降雪停止を検知する。
そして降雪停止を検知したら再び電極面温度を
ヒーター制御回路cにより低の状態に復帰させ
る。更に、降雪推定信号及び降雪検知信号のどち
らも出力されなくなると、ヒーター制御回路cよ
りヒーター4への電力供給は停止する。
従つて、電極面温度を2段階に可変調整できる
から、精度の高い降雪検知が行い得ることにな
り、それだけ効率良く且つ経済的に消雪水を無駄
にすることなく消雪設備を運転し得ることにな
る。
更に、派性的には少ない降雪に対しては消雪設
備を回転運転し得ることになり、一層効率良く消
雪設備を運転し得ることになる。
また更には、降雪停止後の復帰を心配すること
なく感度を上げ得ることにもなる。
また、簡素な構成であるから、量産に適し容易
に且つ安価に製作し得ることにもなる。
以上のように本考案によれば、消雪設備を有効
且つ経済的に作動し得る等の秀れた実用上の効果
を奏する自動降雪検知装置を提供することとな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものにして、第
1図は全体外観図、第2図は温度特性図、第3図
は降雪特性図、第4図は電極面温度線図、第5図
は制御ブロツク図である。 1……受雪板、2,3……電極、4……ヒータ
ー、a……降雪検知器、b……気温測定器、c…
…ヒーター制御回路、d……消雪出力回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雪を捕捉する受雪板の上面に2個の電極を所定
    間隔離して対向状態に付設し、受雪板の下面側に
    受雪板上の雪を融かすためのヒーターを付設し、
    この受雪板上の融雪水により電極間を導通させて
    降雪強度により変化する電極間抵抗が設定以下に
    到達したとき降雪検知信号を出力する降雪検知器
    と、外気温度を検出して降雪となる推定降雪温度
    以下に到達したとき降雪推定信号を出力する気温
    測定器と、降雪検知信号若しくは降雪推定信号の
    いずれか一方の信号が出力されたとき上記ヒータ
    ーに低容量の電力を供給し、降雪検知信号及び降
    雪推定信号がどちらも出力されたとき上記ヒータ
    ーに高容量の電力を供給するヒーター制御回路
    と、同じく降雪検知信号及び降雪推定信号がどち
    らも出力されたとき消雪設備を運転させる消雪運
    転信号を出力する消雪出力回路と、より成る自動
    降雪検知装置。
JP17199780U 1980-11-29 1980-11-29 Expired JPS6237183Y2 (ja)

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JP17199780U JPS6237183Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29

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JP17199780U JPS6237183Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS5793882U JPS5793882U (ja) 1982-06-09
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JP17199780U Expired JPS6237183Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29

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JPS59210390A (ja) * 1983-04-06 1984-11-29 Moriaki Tamura 降雪感知器
JP6895696B1 (ja) * 2020-03-31 2021-06-30 株式会社ビーエステクノ 融雪制御システム

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JPS5793882U (ja) 1982-06-09

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