JPH0259958B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0259958B2
JPH0259958B2 JP58060620A JP6062083A JPH0259958B2 JP H0259958 B2 JPH0259958 B2 JP H0259958B2 JP 58060620 A JP58060620 A JP 58060620A JP 6062083 A JP6062083 A JP 6062083A JP H0259958 B2 JPH0259958 B2 JP H0259958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
snow
snowfall
detector
precipitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58060620A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59210390A (ja
Inventor
Moriaki Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6062083A priority Critical patent/JPS59210390A/ja
Publication of JPS59210390A publication Critical patent/JPS59210390A/ja
Publication of JPH0259958B2 publication Critical patent/JPH0259958B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01WMETEOROLOGY
    • G01W1/00Meteorology

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は降雪か降雨かを良好な精度で検知して
判別する降雪感知器に関するものである。
従来より消融雪設備を自動的に降雪時のみ作動
させるために、気温検出器と降水検出器とを組合
わせた降雪検出器が用いられている。
この降雪検出器は、豪雪地帯において、地上気
温(以下気温という)が摂氏零度以下での降水が
殆ど降雪となり、気温が摂氏零度から摂氏数度に
至る気温の範囲での降水は降雪、降雨又はみぞれ
のいずれかとなり、気温が摂氏数度以上での降水
は殆ど降雨となる気象現象に着目したもので、そ
の気温検出器の作動温度を降雪、降雨又はみぞれ
のいずれかの降水となる前記気温の範囲内におけ
る特定の温度(普通は1.0℃から2.0℃までの値)
に設定し、この設定温度以下において降水検出器
が降水の検出信号を出したときをもつて降雪と判
定し、この判定信号で消融雪設備を始動し、又は
停止させている。
しかし、気温が0℃以上で気温検出器が作動状
態にあれば、降雪と異なる降雨の場合にも、この
降雪検出器は降雪と誤判定し、実際には雨が降つ
ているにも拘らず、消融雪設備を誤作動させてし
まう欠点があつた。また降雪、降雨又はみぞれの
いずれかの降水となる気温の範囲においては、気
温が低いほど降雪頻度が大きく且つ降雨頻度が小
さくなる傾向があり、逆に気温が高いほど降雪頻
度が小さく且つ降雨頻度が大きくなる傾向がある
という観測事実が明らかにされているので、気温
検出器の設定温度を0℃以上の0℃に近い温度、
例えば0.2℃から0.5℃までほどの狭い範囲に設定
すれば、誤動作を大幅に減少させることができる
ことになる。
しかし、このような設定を行うと、設定温度を
越える気温での降雪をこの降雪検出器がみのが
し、消融雪設備を作動させない前記と逆の不都合
を生じる欠点があつた。
本発明はかかる欠点を解消しようとするもの
で、次に、その構成を一実施例を示す添付図面を
参照して詳述する。
複数個の小孔1を散在状態に穿設した雪受2を
設け、この雪受2に捕捉された積雪の温度を検知
する感温素子3を雪受2のほぼ中央部に設けた雪
温検出器aと、降雪降雨検出器bとを組合わせ、
雪温検出器aの感温素子3が摂氏零度以上摂氏1
度以下の範囲で設定された基準温度より低い雪温
を検知し、且つ、降雪降雨検出器bが降水を検知
したとき降雪と判定して降雪信号を出力するよう
に構成したことを特徴とする降雪感知器に係るも
のである。
図面の雪受2は、熱伝導性を良好とするため
に、金属板により、逆円錐台周面形状に形成した
雪受部4の下周縁に支持筒5を連設し、かかる雪
受部4と支持筒5とのそれぞれの周壁に雪片が通
過し得ない程の大きさの小孔1を散在穿設した場
合を示し、前記支持筒5の下部に底壁6を形成
し、この底壁6の中心部に細長円筒状の感温素子
3をその頂部が略雪受部4の上縁の高さと同程度
になる状態にして立設することにより雪温検出器
aを形成した場合を示している。
図面は、この感温素子3としてサーミスタを用
いているが、熱電対、トランジスタなどの感温素
子3を用いても同様であるし、又、雪受2は、網
材、板材により製作しても同様であり、形状は平
面状、V状でも機能は同じである。
また図面の降雪降雨検出器bは、傾斜させた絶
縁板7上面に導電性線条8を傾斜線方向と直交す
る方向に適当間隔を置いて多数本付設し、この導
電性線条8を1本置に接続して2つの電極を構成
し、更にこの絶縁板7の下側にヒーターを配した
もので、降雨時には絶縁板7上を流下する雨水に
より、降雪時にはヒーターの熱で絶縁板7上の雪
を融解してその融雪水を絶縁板7上に流下させる
ことにより2つの電極を導通させて降雨若しくは
降雪を検出するもので、この方式の降雪降雨検出
器bの詳細については、この発明の出願人の発明
に係る特許第1054384号を参照すると良い。
尚、降雪降雨検出器bは前記のものに限られ
ず、感雨器のような降水を検出する装置又は、雨
量計、雨雪量計等を採用しても同様である。
図中符号9は取付腕管、10は支柱である。
次に本発明により消雪設備、融雪装置などの被
制御器11を作動させる電気回路部について説明
する。第2図はその一実施例を説明するもので、
降水を検出した降雪降雨検出器bの検出信号は、
増幅回路12で増幅され、この増幅回路12の出
力信号が論理和回路13に入力される。
又、雪温検出器aの感温素子3からの検出信号
は、検出回路14を介して論理和回路13に入力
される。この2入力の論理和をとる論理和回路1
3の出力信号でリレー回路15を駆動し、このリ
レー回路15の出力信号で被制御器11を断続制
御するように構成した場合を示している。
尚、前記検出回路14には、雪温検出器aに雪
温検出温度を設定する温度設定部を設けると良
い。
この電気回路部の作動は、前記に従つて降雪降
雨検出器bが降雨若しくは降雪を検出したこと
と、雪温検出器aがほぼ摂氏零度に至つたことを
検出したこととの2つの条件が揃つたときのみ、
論理和回路13及びリレー回路15を作動させ、
これによつて被制御器11即ち消融雪設備を作動
するように設計することは勿論である。
本発明は上述の様に構成したから基準温度以上
のときに降雪があると、雪受2が雪片を捕捉し、
この雪受2の感温素子3の温度を外気温より低い
摂氏零度近く、即ち基準温度以下まで低下させる
ことになる。
従つて感温素子3の基準温度を摂氏零度付近即
ち、摂氏零度以上摂氏1度以下に検出回路14で
設定しておいても、気温が比較的高い場合におい
ては、積雪の温度をこの雪温検出器aが検出する
ことになるから、基準温度より低い温度を検知し
て降雪を確実に判定できることとなる。
このように雪温検出器aに降雪降雨検出器bを
併用するから、気温が摂氏零度付近に低下しても
降雨降雪のない場合は、降雪降雨検出器bが作動
しないので、降雪でないと判定され、誤つて被制
御器11例えば消融雪設備を作動させることは防
止される。
又、気温が比較的低温度において降雨である場
合は、雪受2に雨滴が入つても小孔1より外部に
流出し、感温素子3は降雪の時程には温度が低下
しないので、前述同様従来のように誤つて被制御
器11を作動させることは防止されることにな
る。
よつて従来に比し、降雪検知精度が向上し、降
雨による検知誤差がより少ないものとなる。
また降雪が止み、気温が上昇し、0℃以上の気
温がしばらく続くと、雪受2に積もつた雪は、大
気から熱を吸収し、或るいは周囲から輻射熱を吸
収して融解し、水となつて小孔1から外部へ流出
し、雪受2は雪のない状態に戻り、次の降雪のた
めの準備状態に自然に復帰することとなる。
尚また氷点下の気温で雪が降り続くと、雪受2
に次々に雪片が降りかかるが、雪受2の外径が実
施例では数cmと小さいので、その上に降り積もる
雪の量には限界があり、大量には堆雪しない。
従つてしばらくの間(略数時間)0℃以上の気
温が続けば、そう長い時間を要せずに雪受2の堆
雪は融解、蒸発して消滅し、前記同様雪受2は準
備状態に復帰することになる。
以上述べたように本発明によれば、降雨で被制
御器11を誤動作させることは防止でき、比較的
気温が高い場合での降雪をより確実に降雪と判定
でき、感温素子3の設定温度を電気回路部で地域
差に関係なく設定することができるうえ、この電
気回路部も簡易で済み、雪温検出器aも降雪降雨
検出器bも上述の様に簡単であるので廉価に提供
できることになるなどの幾多の秀れた効果を発揮
する降雪感知器を提供することとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものにして、第
1図は斜視図、第2図は結線説明図である。 a……雪温検出器、b……降雪降雨検出器、1
……小孔、2……雪受、3……感温素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数個の小孔1を散在状態に穿設した雪受2
    を設け、この雪受2に捕捉された積雪の温度を検
    知する感温素子3を雪受2のほぼ中央部に設けた
    雪温検出器aと、降雪降雨検出器bとを組合わ
    せ、雪温検出器aの感温素子3が摂氏零度以上摂
    氏1度以下の範囲で設定された基準温度より低い
    雪温を検知し、且つ、降雪降雨検出器bが降水を
    検知したとき降雪と判定して降雪信号を出力する
    ように構成したことを特徴とする降雪感知器。
JP6062083A 1983-04-06 1983-04-06 降雪感知器 Granted JPS59210390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6062083A JPS59210390A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 降雪感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6062083A JPS59210390A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 降雪感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59210390A JPS59210390A (ja) 1984-11-29
JPH0259958B2 true JPH0259958B2 (ja) 1990-12-13

Family

ID=13147502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6062083A Granted JPS59210390A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 降雪感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59210390A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5744711A (en) * 1996-11-01 1998-04-28 University Corporation For Atmospheric Research Winter precipitation measuring system
US6546353B1 (en) 1999-09-13 2003-04-08 University Corporation For Atmospheric Research Hot plate precipitation measuring system

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237183Y2 (ja) * 1980-11-29 1987-09-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59210390A (ja) 1984-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106526711B (zh) 雨雪露霜监测仪
US6711521B1 (en) Hot plate precipitation measuring system
US20070267397A1 (en) System and method of deactivating a fluid receptacle deicer
US4051466A (en) Arrangement for detecting the presence of snow, ice and other freezing precipitation, particularly on railway track structures, and the like
US4656333A (en) Thin profile snow, sleet and moisture sensing detector
JPH0259958B2 (ja)
WO1995010826A1 (en) Device for indicating ice formation
US3408477A (en) Detector and system for removing ice and snow
JP6569607B2 (ja) 温室屋根の積雪検知方法、装置、及び、これを用いた温室屋根の融雪方法、装置
CA1082335A (en) Snow and sleet detector
JP3202324B2 (ja) 降雪検知装置
JP2704190B2 (ja) 降雪センサ
JPH0434441Y2 (ja)
JPS6237183Y2 (ja)
US20230280496A1 (en) Method and Apparatus for Detecting Subcooled Liquid Precipitation
JP2004354217A (ja) 降雨検出方法及び降雨検出装置
JPH09171084A (ja) 天候検知方法およびその装置
JPS61254843A (ja) 降雪検知器
SU1130932A1 (ru) Сигнализатор гололеда
JPS56114781A (en) Snowfall sensor
JPS631535B2 (ja)
JP2004361374A (ja) 屋根積雪検出方法及び検出装置
JP2000013656A (ja) カメラケース装置
US4463346A (en) Creosote detector
JP2860820B2 (ja) 天候センサ