JP2704189B2 - 降雨センサ - Google Patents
降雨センサInfo
- Publication number
- JP2704189B2 JP2704189B2 JP63252295A JP25229588A JP2704189B2 JP 2704189 B2 JP2704189 B2 JP 2704189B2 JP 63252295 A JP63252295 A JP 63252295A JP 25229588 A JP25229588 A JP 25229588A JP 2704189 B2 JP2704189 B2 JP 2704189B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode plate
- rain
- detection circuit
- insulating substrate
- electrodes
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、雨が降り始めたことを電気的に確実に検
出することができる降雨センサに関する。
出することができる降雨センサに関する。
従来技術 天日によって物品を乾燥処理する場合には、乾燥中の
物品を雨に合わさないように細心の注意を払うことが必
要である。また、物品によっては、一度雨に合うと品質
が著るしく劣化してしまい、全く商品価値がなくなって
しまう場合も少なくない。
物品を雨に合わさないように細心の注意を払うことが必
要である。また、物品によっては、一度雨に合うと品質
が著るしく劣化してしまい、全く商品価値がなくなって
しまう場合も少なくない。
家庭生活においても、たとえば洗濯物の乾燥等は、天
日乾燥が主流であり、その仕上りも良好である。
日乾燥が主流であり、その仕上りも良好である。
かかる天日乾燥を行なう場合には、天候の急変によっ
て雨が降り始めたとき、これを適確に検出して報知する
ための降雨センサがあれば極めて便利であるが、従来、
かかる目的に使用し得る降雨センサは、市場に全く見出
すことができなかった。
て雨が降り始めたとき、これを適確に検出して報知する
ための降雨センサがあれば極めて便利であるが、従来、
かかる目的に使用し得る降雨センサは、市場に全く見出
すことができなかった。
発明が解決しようとする課題 そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に
鑑み、雨滴を受ける電極板を設けることによって、雨が
降り始めたことを適確に検出することができる降雨セン
サを提供することにある。
鑑み、雨滴を受ける電極板を設けることによって、雨が
降り始めたことを適確に検出することができる降雨セン
サを提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、細隙
を介して対向する一対の電極を絶縁基板上に面状に形成
する電極板と、電極板を加温するヒータと、電極が雨滴
によって橋絡されたことを検出する検出回路とを備えて
なり、絶縁基板は、メタルコアプリント板とし、ヒータ
は、メタルコアプリント板のベース金属板によって形成
することをその要旨とする。
を介して対向する一対の電極を絶縁基板上に面状に形成
する電極板と、電極板を加温するヒータと、電極が雨滴
によって橋絡されたことを検出する検出回路とを備えて
なり、絶縁基板は、メタルコアプリント板とし、ヒータ
は、メタルコアプリント板のベース金属板によって形成
することをその要旨とする。
作 用 かかる発明の構成によるときは、電極板は、これを屋
外に露出して設置しておくことにより、雨が降り始めた
とき、雨滴が当って電極間が電気的に橋絡され、それを
検出回路によって検出することができるので、雨の降始
めを適確に検出して報知することができる。また、電極
板に付設するヒータは、電極板上の雨滴を所定の短時間
内に蒸発させる。そこで、検出回路は、電極が雨滴によ
って短絡される時間間隔をチェックすることにより雨滴
の密度を検出し、雨が本降りになって来つつあることを
検出することができる。
外に露出して設置しておくことにより、雨が降り始めた
とき、雨滴が当って電極間が電気的に橋絡され、それを
検出回路によって検出することができるので、雨の降始
めを適確に検出して報知することができる。また、電極
板に付設するヒータは、電極板上の雨滴を所定の短時間
内に蒸発させる。そこで、検出回路は、電極が雨滴によ
って短絡される時間間隔をチェックすることにより雨滴
の密度を検出し、雨が本降りになって来つつあることを
検出することができる。
なお、電極板をメタルコアプリント板とし、そのベー
ス金属板によってヒータを形成すれば、格別なヒータ素
子を付加する必要がないので、電極板の構成を著るしく
簡略化することができる。
ス金属板によってヒータを形成すれば、格別なヒータ素
子を付加する必要がないので、電極板の構成を著るしく
簡略化することができる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
降雨センサは、電極板11と、検出回路12とからなる
(第1図)。
(第1図)。
電極板11は、絶縁基板11a上に面状の電極面11bを形成
して構成されている。ただし、絶縁基板11aは、鉄・ア
ルミニウム等からなるベース金属板11a1の表面に、ほう
ろう(琺瑯)やエポキシ樹脂等からなる絶縁層11a2を形
成するメタルコアプリント板とする(第2図)。また、
電極面11bは、細隙dを介して相対向する一対の電極11b
1、11b1を櫛歯状に設け(第3図)、それぞれの電極11b
1、11b1からリード線11b2、11b2を引き出して形成され
ている。
して構成されている。ただし、絶縁基板11aは、鉄・ア
ルミニウム等からなるベース金属板11a1の表面に、ほう
ろう(琺瑯)やエポキシ樹脂等からなる絶縁層11a2を形
成するメタルコアプリント板とする(第2図)。また、
電極面11bは、細隙dを介して相対向する一対の電極11b
1、11b1を櫛歯状に設け(第3図)、それぞれの電極11b
1、11b1からリード線11b2、11b2を引き出して形成され
ている。
リード線11b2、11b2の一方は接地し(第1図)、他方
は検出回路12に入力されている。また、検出回路12の出
力は、出力信号Sとして外部に出力されている。ただ
し、検出回路12は、電極11b1、11b1間の電気絶縁抵抗値
が、設定器12aによって設定される所定値以下に低下し
たときに、出力信号Sを出力することができる。
は検出回路12に入力されている。また、検出回路12の出
力は、出力信号Sとして外部に出力されている。ただ
し、検出回路12は、電極11b1、11b1間の電気絶縁抵抗値
が、設定器12aによって設定される所定値以下に低下し
たときに、出力信号Sを出力することができる。
いま、電極面11bが上面となるようにして電極板11を
屋外に設置しておくと降雨があって雨滴Wが絶縁基板11
a上に付着することにより、電極11b1、11b1間の細隙d
が雨滴Wを介して橋絡される(第4図)。このとき、電
極11b1、11b1間の電気絶縁抵抗値は極端に低下するか
ら、検出回路12は、これを検出して出力信号Sを出力す
ることができる。ここで、検出回路12は、たとえば電極
11b1、11b1間に検出用の直流電圧を印加することによ
り、その間の電気絶縁抵抗値に対応する入力電圧を得、
これを増幅し、設定器12aによって設定される標準電圧
と比較することによって所定の機能を実現することがで
きる。また、検出回路12には、出力信号Sの不必要なハ
ンチングを防止するために、適当な時限特性ないしデッ
ドバンド特性を包含させてもよい。
屋外に設置しておくと降雨があって雨滴Wが絶縁基板11
a上に付着することにより、電極11b1、11b1間の細隙d
が雨滴Wを介して橋絡される(第4図)。このとき、電
極11b1、11b1間の電気絶縁抵抗値は極端に低下するか
ら、検出回路12は、これを検出して出力信号Sを出力す
ることができる。ここで、検出回路12は、たとえば電極
11b1、11b1間に検出用の直流電圧を印加することによ
り、その間の電気絶縁抵抗値に対応する入力電圧を得、
これを増幅し、設定器12aによって設定される標準電圧
と比較することによって所定の機能を実現することがで
きる。また、検出回路12には、出力信号Sの不必要なハ
ンチングを防止するために、適当な時限特性ないしデッ
ドバンド特性を包含させてもよい。
なお、電極板11の電極面11bの大きさは、降雨の際の
雨滴Wの平均密度を考慮して、数10cm2以上とすること
が好ましいが、その最大面積は、一般に100cm2を超える
必要はない。また、細隙dは、0.1≦d≦0.5(mm)程度
に定めることにより、いわゆる霧雨や春雨・梅雨といわ
れる弱い雨の場合にもよく適応することができる。ただ
し、電極板11の上方に、たとえば漏斗状の雨受けを設
け、雨受けの底部からの水滴が電極板11上に落下するよ
うにすれば、電極面11bは、格段に小さいものでもよ
い。
雨滴Wの平均密度を考慮して、数10cm2以上とすること
が好ましいが、その最大面積は、一般に100cm2を超える
必要はない。また、細隙dは、0.1≦d≦0.5(mm)程度
に定めることにより、いわゆる霧雨や春雨・梅雨といわ
れる弱い雨の場合にもよく適応することができる。ただ
し、電極板11の上方に、たとえば漏斗状の雨受けを設
け、雨受けの底部からの水滴が電極板11上に落下するよ
うにすれば、電極面11bは、格段に小さいものでもよ
い。
また、絶縁基板11aのベース金属板11a1は、外部から
直接通電することにより、ヒータとして作動させる(第
2図)。すなわち、ベース金属板11a1は、電極板11の全
体を一定温度に加温し、付着した雨滴Wを短い時間t内
に蒸発させて消滅させることができるから、雨の降始め
における電極11b1、11b1間の絶縁抵抗値は、たとえば第
5図のような時間的変化を示す。すなわち、雨の降始め
のうちは、雨滴Wの付着によって高い絶縁抵抗値R1が低
い絶縁抵抗値R2に急落し、これが短い時間t内に回復す
るが、雨が強くなるに従って、その間隔Tが次第に短く
なり、終いには、電極板11の全体が濡れてしまうため
に、絶縁抵抗値が回復しなくなる。そこで、たとえば、
間隔Tが所定値より長い一定時間内になったことを検知
するタイマ素子を検出回路12に縦続することにより、雨
の降始めを一層適確に検出することができ、さらには、
間隔Tが所定値より極端に長くなったことを検知して、
雨が止んだことも簡単に検出することが可能である。
直接通電することにより、ヒータとして作動させる(第
2図)。すなわち、ベース金属板11a1は、電極板11の全
体を一定温度に加温し、付着した雨滴Wを短い時間t内
に蒸発させて消滅させることができるから、雨の降始め
における電極11b1、11b1間の絶縁抵抗値は、たとえば第
5図のような時間的変化を示す。すなわち、雨の降始め
のうちは、雨滴Wの付着によって高い絶縁抵抗値R1が低
い絶縁抵抗値R2に急落し、これが短い時間t内に回復す
るが、雨が強くなるに従って、その間隔Tが次第に短く
なり、終いには、電極板11の全体が濡れてしまうため
に、絶縁抵抗値が回復しなくなる。そこで、たとえば、
間隔Tが所定値より長い一定時間内になったことを検知
するタイマ素子を検出回路12に縦続することにより、雨
の降始めを一層適確に検出することができ、さらには、
間隔Tが所定値より極端に長くなったことを検知して、
雨が止んだことも簡単に検出することが可能である。
なお、電極面11bは、細隙dを介して対向する電極11b
1、11b1を面状に配置することができればよく、櫛歯状
に形成するに代えて、円形または多角形の渦巻き状を含
む任意の形状に形成することができる(第6図(A)、
(B))。
1、11b1を面状に配置することができればよく、櫛歯状
に形成するに代えて、円形または多角形の渦巻き状を含
む任意の形状に形成することができる(第6図(A)、
(B))。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、細隙を介し
て対向する一対の電極を絶縁基板上に面状に形成する電
極板と、電極板に付設するヒータと、電極が雨滴によっ
て橋絡されたことを検出する検出回路とを組み合わせる
ことによって、降雨の際には、電極間の絶縁抵抗値が雨
滴によって低下し、これを検出回路によって検出するこ
とができるので、雨の降始めを適確に検知して報知する
ことができる上、絶縁基板をメタルコアプリント板と
し、ベース金属板によってヒータを形成することによっ
て、電極板の耐候性を向上させ、電極板の全体構成を著
るしく簡略化することができるという優れた効果があ
る。
て対向する一対の電極を絶縁基板上に面状に形成する電
極板と、電極板に付設するヒータと、電極が雨滴によっ
て橋絡されたことを検出する検出回路とを組み合わせる
ことによって、降雨の際には、電極間の絶縁抵抗値が雨
滴によって低下し、これを検出回路によって検出するこ
とができるので、雨の降始めを適確に検知して報知する
ことができる上、絶縁基板をメタルコアプリント板と
し、ベース金属板によってヒータを形成することによっ
て、電極板の耐候性を向上させ、電極板の全体構成を著
るしく簡略化することができるという優れた効果があ
る。
第1図ないし第5図は実施例を示し、第1図は全体構成
系統図、第2図は絶縁基板の構成概念図、第3図は電極
板の上面図、第4図は第3図の縦断面相当の要部拡大断
面説明図、第5図は動作説明線図である。 第6図(A)、(B)は、それぞれ別の実施例を示す第
3図相当図である。 W……雨滴 d……細隙 11……電極板 11a……絶縁基板 11a1……ベース金属板 11b1……電極 12……検出回路
系統図、第2図は絶縁基板の構成概念図、第3図は電極
板の上面図、第4図は第3図の縦断面相当の要部拡大断
面説明図、第5図は動作説明線図である。 第6図(A)、(B)は、それぞれ別の実施例を示す第
3図相当図である。 W……雨滴 d……細隙 11……電極板 11a……絶縁基板 11a1……ベース金属板 11b1……電極 12……検出回路
Claims (1)
- 【請求項1】細隙を介して対向する一対の電極を絶縁基
板上に面状に形成する電極板と、該電極板を加温するヒ
ータと、前記電極が雨滴によって橋絡されたことを検出
する検出回路とを備えてなり、前記絶縁基板は、メタル
コアプリント板とし、前記ヒータは、前記メタルコアプ
リント板のベース金属板によって形成することを特徴と
する降雨センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63252295A JP2704189B2 (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 降雨センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63252295A JP2704189B2 (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 降雨センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0298657A JPH0298657A (ja) | 1990-04-11 |
JP2704189B2 true JP2704189B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=17235271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63252295A Expired - Fee Related JP2704189B2 (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 降雨センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704189B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6625132B2 (ja) * | 2015-10-15 | 2019-12-25 | 株式会社日立製作所 | 飽和水蒸気検出素子、ガス検出装置及び呼気検査システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5133691A (ja) * | 1974-09-17 | 1976-03-22 | Hitachi Ltd | Furooseru |
JPS5216976U (ja) * | 1975-07-24 | 1977-02-05 | ||
JPS5315874A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-14 | Oshima Youhei | Device for detecting moment of rain and snow |
JPS5477095U (ja) * | 1977-11-11 | 1979-06-01 | ||
JPS5793243A (en) * | 1980-11-29 | 1982-06-10 | Niigata Denki Kk | Automatic snow detecting device |
-
1988
- 1988-10-06 JP JP63252295A patent/JP2704189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0298657A (ja) | 1990-04-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |