JP2703674B2 - リボン巻取装置 - Google Patents

リボン巻取装置

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JP2703674B2
JP2703674B2 JP3179799A JP17979991A JP2703674B2 JP 2703674 B2 JP2703674 B2 JP 2703674B2 JP 3179799 A JP3179799 A JP 3179799A JP 17979991 A JP17979991 A JP 17979991A JP 2703674 B2 JP2703674 B2 JP 2703674B2
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晴生 左山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ等におい
て、長尺状のリボンの巻き取りを行うリボン巻取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、プリンタに適用されるリ
ボン巻取装置は、巻き取りを停止したときに逆転を防止
するために、巻取軸を線バネで締め付けたり、逆転防止
ツメを設け、そのツメに逆転防止ロックツメを噛み合わ
せるなどしていた。
【0003】図3は、上述の線バネで締め付けて逆転防
止するリボン巻取装置の巻取軸近傍の概略図であり、同
図(A)は上からの平面図、同図(B)は断面図であ
る。
【0004】巻取軸60は、その同軸上に巻取ギヤ61
を有し、この巻取ギヤ61へ図示せぬ駆動ラックから切
換ギヤを介して駆動力が伝達される。また巻取軸60の
下部には円盤部62を有し、その部分に線バネ63が巻
き付いている。線バネの曲げ半径は円盤部62の半径よ
りやや小さく形成されている。従って、線バネ63は円
盤部62を少し締め付け、その摩擦力で巻取軸60の逆
転を防止している。
【0005】図4は、逆転防止ツメにより逆転防止を行
うリボン巻取装置の要部の概略図である。同図(A)は
リボン巻き取り時の状態の上からの平面図であり、同図
(B)は断面図である。また、同図(C)は逆転防止状
態の平面図である。
【0006】巻取軸70は、その同軸上に巻取ギヤ71
を有し、この巻取ギヤ71へ駆動ラック76から切換ギ
ヤ75を介して駆動力が伝達される。また巻取軸70の
下部の円盤部72の下方には逆転防止ツメ73を設け、
さらにその下に切換レバー74が設けられている。切換
レバー74には逆転防止ロックツメ77が、切換レバー
74の変位と連動して支点77aを中心に回動自在にな
るようその端部77bで支持されている。逆転防止ロッ
クツメ77の他端はロックツメ部77cである。切換レ
バー74の切換ギヤの軸の部分からは腕74aが形成さ
れていて、腕74aの先端に引張バネ78が設けられ、
巻き取り時(図4(A))に、カム79が短径部が切換
レバー74に接しているときに、切換ギヤ75が駆動ラ
ック76に噛み合うよう付勢している。逆転防止時(図
4(B))には、カム79の長径部が切換レバー74を
押し変位させると、逆転防止ロックツメ77が支点77
aを中心に回転してロックツメ部77cが逆転防止ツメ
73に噛み合い、逆転が防止されるとともに、引張バネ
78は伸びて、切換ギヤ75は駆動ラック76から離れ
巻き取りを停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなリボン巻取装置では、逆転防止機構において次の
ような問題点がある。
【0008】図3のような線バネを利用して逆転防止を
行うものでは、線バネの曲げ半径が巻取軸の円盤部の半
径より少し小さいので巻き取り時にも摩擦力が働き、動
作負荷が増大してしまう。動作負荷を少なくすると逆転
防止力も小さくなり確実性がなくなってしまう。
【0009】図4のような逆転防止ツメとロックツメを
噛み合わせるものでは、逆転防止ツメとロックツメを噛
み合えば逆転防止の確実性がある。しかし、ロックツメ
と逆転防止ツメの山が当たると、ロックツメが逆転防止
ツメの谷に噛み合うまでは逆転可能である。そしてロッ
クツメと逆転防止ツメの山に当たるか谷に噛み合うかは
確実性がない。また、巻取軸に逆転防止ツメを設けるた
め巻取軸の軸の長さが長くなり小型化が難しい。さら
に、逆転防止ロックツメや引張バネなどの部品を必要と
して、コストや組立作業の観点からも好ましくない。
【0010】そこで、この発明の目的は、逆転防止動作
が確実であるとともに、部品点数を増やさずに簡単な機
構のリボン巻取装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、駆動力が駆
動ラック、切換ギヤ、巻取ギヤへと順次伝達されること
により、前記巻取ギヤと同軸上の円盤部を有する巻取軸
によりリボンを巻き取るとともに、前記巻取ギヤと前記
切換ギヤの両軸が回転自在に支持される切換レバーを変
位させることにより、前記切換ギヤを前記駆動ラックか
ら離してリボンの巻き取りを停止するリボン巻取装置に
おいて、円盤部の半径よりやや大きい曲げ半径のカーブ
部分を有し、一端が前記切換レバーの先端部にスライド
自在に支持され、前記円盤部にその接線方向から巻き付
き、前記カーブ部分が円盤部をほぼ半周巻き、他端がそ
のまま接線方向へ延びた状態で固定され、前記切換ギヤ
を前記駆動ラックから離す方向への前記切換レバーの変
位にともなって、一端がカーブ部分の曲げ半径を小する
方向に弾性的に変位する線バネを設けたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】この発明に係るリボン巻取装置では、巻取軸の
下部の円盤部に、その半径よりやや大きい曲げ半径のカ
ーブ部分を有する線バネを巻き付け、切換レバーを変位
させて巻き取りを停止したときに、線バネの一端がカー
ブ部分の半径小さくる方向に弾牲的に変位するよう
にし、他端を固定位置に固定した。これにより、巻き取
りを停止するときに切換レバーを変位させると線バネの
一端も同様に変位し、他端は固定されているのでカーブ
部分の半径が小さくなり円盤部を締め付け巻取軸が逆
転するのを防止する。これと同時に切換ギヤ駆動ラ
ックから離れ巻き取りを停止する。再び巻き取りを開
始するときには、切換レバーの押さえ(カムなど)を外
すことにより、緊張状態にあった線バネの反発力で切換
レバーは元の位置に戻り、切換ギヤは駆動ラックと噛み
って巻き取りを行う。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の実施例であるリボン巻取
装置の要部の概略図であり、巻き取りの状態を表してい
る。同図(A)は平面図であり、同図(B)は断面図で
ある。
【0014】巻取軸31は、その下部に円盤部33を有
し、また同軸上には巻取ギヤ32が配設されている。巻
取ギヤ32は切換ギヤ41と噛み合い、切換ギヤ41は
駆動ラック51と噛み合っている。切換レバー20は巻
取軸31から切換ギヤ41の軸42へと伸び、反対側は
自由端となってレバー部分となっている。切換レバー2
0のレバー部分にはカム52の短径側が当接している。
カム52が回転して長径側が切換レバー20を押すと、
切換レバー20は巻取軸31を支点に矢印aの方向に変
位し、切換ギヤ41は矢印bの方向へと変位し、駆動ラ
ック51から離れることになる。切換えレバー20に
は、線バネ10が取り付けられている。線バネ10はカ
ーブ部分11を有し、そのカーブ部分の曲げ半径は巻取
軸31の円盤部33の半径よりやや大きく形成されてい
て、一端12が切換レバー20の端の固定部材21によ
りスライド自在に支持されている。また他端13は完全
に固定されている。
【0015】以上の状態で、駆動ラック51、切換ギヤ
41、巻取ギヤ32は噛み合っており巻き取りを行って
いる。線バネ10のカーブ部分11は円盤部33の径よ
り大きくできているので、円盤部33を締め付けること
はなく動作に負荷は掛からない。
【0016】図2は、同リボン巻取装置の巻き取り停止
の状態の概略平面図である。各部の説明は図1と同様で
あるので説明を省略する。
【0017】カム52が回転して長径側が切換レバー2
0に当接すると、切換レバー20は変位する。これによ
り切換えレバー20が巻取軸31を支点に上述の通り回
転して切換ギヤ41は駆動ラック51から離れ、巻き取
りを停止する。これと同時に、線バネ10の一端12が
変位するが他端13は固定されているので、カーブ部分
11の曲げ半径が小さくなる。これにより線バネが巻取
軸の円盤部を締め付け逆転防止を行う。さらに再び巻き
取り動作にもどるとき、カム52を回転させ短径側が切
換レバー20に当接するようにすれば、線バネ10の反
発力で切換レバー20はもとの位置に戻る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、リボ
ン巻取装置において、巻取軸の下部の円盤部に、その半
径よりやや大きい曲げ半径のカーブ部分を有する線バネ
を巻き付け、巻き取り停止時のみ線バネを締め付けるよ
うにしたため、巻取軸が逆転するのを防止できる。従来
のように巻き取り時に負荷がかかったり、タイミングに
よって不確実になることなく、確実な逆転防止ができ
る。
【0019】同時に、巻き取り停止の状態から再び巻き
取りを開始するさい、切換レバーの押さえ(カムなど)
を外すことにより、緊張状態にあった線バネの反発力で
切換レバーは元の位置に戻り、切換ギヤは駆動ラックと
噛み合うので、切換レバーを元に戻すための引張バネな
どの部品が不要となり、線バネひとつで逆転防止と切換
レバーの復帰を行うことができる。
【0020】従って、性能の向上、装置の小型化、部品
点数の削減と組立作業の容易化によるコストダウンを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるリボン巻取装置の要部
の巻き取り動作時の概略図であり、(A)は平面図であ
り、(B)は断面図である。
【図2】同リボン巻取装置の巻き取り停止の状態の概略
平面図である。
【図3】従来の線バネで締め付けて逆転防止するリボン
巻取装置の巻取軸近傍の概略図であり、(A)は上から
の平面図、(B)は断面図である。
【図4】従来の逆転防止ツメにより逆転防止を行うリボ
ン巻取装置の要部の概略図であり、(A)はリボン巻き
取り時の平面図で、(B)は断面図で、(C)は逆転防
止状態の平面図である。
【符号の説明】
10−線バネ 11−カーブ部分 20−切換レバー 31−巻取軸 32−巻取ギヤ 33−円盤部 41−切換ギヤ 51−駆動ラック
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−205789(JP,A) 特開 平1−269584(JP,A) 実開 昭60−141257(JP,U) 実開 平1−72367(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力が駆動ラック、切換ギヤ、巻取ギ
    ヤへと順次伝達されることにより、前記巻取ギヤと同軸
    上の円盤部を有する巻取軸によりリボンを巻き取るとと
    もに、 前記巻取ギヤと前記切換ギヤの両軸が回転自在に支持さ
    れる切換レバーを変位させることにより、前記切換ギヤ
    を前記駆動ラックから離してリボンの巻き取りを停止す
    るリボン巻取装置において、 円盤部の半径よりやや大きい曲げ半径のカーブ部分を有
    し、一端が前記切換レバーの先端部にスライド自在に支
    され、前記円盤部にその接線方向から巻き付き、前記
    カーブ部分が円盤部をほぼ半周巻き、他端がそのまま接
    線方向へ延びた状態で固定され、前記切換ギヤを前記駆
    動ラックから離す方向への前記切換レバーの変位にとも
    なって、一端がカーブ部分の曲げ半径を小する方向に弾
    性的に変位する線バネを設けたことを特徴とするリボン
    巻取装置。
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CH647981A5 (fr) * 1982-05-14 1985-02-28 Hermes Precisa International Cassette a ruban d'impression pour machine a ecrire.
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JPH01269584A (ja) * 1988-04-21 1989-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd リボン張力安定装置

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