JP2703122B2 - 防犯のための異常検出方法およびその装置 - Google Patents

防犯のための異常検出方法およびその装置

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JP2703122B2
JP2703122B2 JP3008999A JP899991A JP2703122B2 JP 2703122 B2 JP2703122 B2 JP 2703122B2 JP 3008999 A JP3008999 A JP 3008999A JP 899991 A JP899991 A JP 899991A JP 2703122 B2 JP2703122 B2 JP 2703122B2
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憲人 宮本
宏典 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金庫等の警備対象とな
る場所あるいは物品の位置を人あるいは物体が、移動し
ている状態にあるか停止状態または非常に遅い速度で移
動している状態にあるかを判別して、警備対象位置に存
在すべきでない人あるいは物体を検出する防犯方法およ
び防犯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来警備対象位置に光、超音波、マイク
ロ波等を用いて侵入者あるいは侵入物体を検知したり、
放射熱あるいは輻射熱を感知し警備を行っていた。
【0003】また、ITVカメラ等で撮影した画面をモ
ニタテレビで絶えず直接人間が監視したり、絶えずビデ
オ録画したりして警備を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】侵入者あるいは侵入物
体を検知する方法では、関係者が入門あるいは入室する
場合も検知してしまう。
【0005】また、ITV装置を用いる場合、人間によ
る直接あるいは間接的な視は、人手を要すること、見
落としが生ずることなどで確実性に欠ける欠点がある。
またビデオ録画の場合、単に録画するだけで警報として
は利用できないばかりでなく、絶えず録画するために録
画テープの保管場所の確保や、録画テープ等のコストも
無視できない。
【0006】本発明は、従来の防犯方法および防犯装置
における上述の諸欠点をなくし、より確実な防犯を可能
にする方法および装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明に従
い、次の構成により達成される。請求項1の発明になる
方法は、警備対象位置をITVカメラ等の撮影装置で撮
影する。撮影した画面内で、移動する物品の映像は動像
消去手段により消去し、移動しないまたは非常に遅い速
度で移動する物体と背景の映像だけを残す。次に、この
画面内で停止しているまたは非常に遅い速度で移動する
人あるいは物体を検出すべき位置にエリアを設定する。
設定したエリア内の映像信号を部分映像信号として抽出
する。この部分映像信号の振幅が一定値以上となったと
きに、異常検出信号を発する。こうして、警備対象位置
に侵入した人あるいは物体を検出する防犯のための異常
検出方法である。
【0008】請求項2の発明になる装置は、警備対象位
置を撮影する撮影装置と、撮影した画面内で移動する人
あるいは物体の映像を消去するとともに、移動しないま
たは非常に遅い速度で移動する物体と背景の映像だけを
残すための動像消去手段と、この画面内の任意の位置に
任意の大きさのエリアを設定するとともに、設定エリア
内の映像信号を部分映像信号として抽出する信号処理回
路と、抽出した部分映像信号の振幅の大きさを演算する
演算回路と、この演算回路からの画素明暗差信号と前も
って設定した基準値とを比較して画素明暗差信号が基準
値以上になったときに異常検出信号を発する比較回路
と、点検調整のための画像モニタとを有する、停止して
いるまたは非常に遅い速度で移動する人あるいは物体を
検出する防犯のための異常検出装置である。
【0009】
【作用】警備対象位置を、ITVカメラ等撮影装置で撮
影する。撮影した画面内で移動する人あるいは物体の映
像は動像消去手段により消去され、移動しないまたは非
常に遅い速度で移動する人あるいは物体と背景の映像だ
けが残る。次に、信号処理回路によってこの画面内で人
あるいは物体の動きの停止または非常に遅い動きを検出
すべき位置にエリアを設定し、設定したエリア内の信号
を部分映像信号として抽出し、その部分映像信号の振幅
が一定値以上となったときに、警備対象位置に侵入した
人あるいは物体が停止しまたは非常に遅い動きになった
として検出し、警報信号を発する。
【0010】関係者が、例えば金庫等を開ける目的で入
門あるいは入室する場合もあり、このとき関係者は、異
常検出信号が発せられることのないように本発明による
装置を解除して、入門あるいは入室するものである。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であるが、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0012】金庫等の警報対象位置1に静止した人ある
いは物体2を撮影装置3で撮影し、その映像信号Vは動
像消去回路4へ送られる。この撮影装置3としては、I
TVカメラ、家庭用ビデオカメラ等が使用でき、必要に
より赤外線カメラや暗視野カメラを用いることも可能で
ある。
【0013】動像消去回路4は、画面内で移動する人あ
るいは物体の像を消去して、移動しない物体と背景の像
だけを残すための回路で、3つの演算回路5,6および
8と1組のメモリ7によって構成されている。映像信号
Vの輝度信号は、演算回路5により画素ごとに1/N倍
されて輝度信号群Y2となり、演算回路6に送られる。
メモリ7には前回画面の輝度信号群Y0が記憶されてお
り、読出した輝度信号群Y0は、演算回路8により(N
−1)/N倍されて輝度信号群Y1となる。演算回路6
は、輝度信号群Y1と輝度信号群Y2の2つの画面の対応
する画素ごとに加算して、今回画面の輝度信号群Yとす
る。この輝度信号群Yは、メモリ7に記憶されかつ信号
処理回路9に送られる。
【0014】ここで、Nは動像消去定数を示し、N>1
である。このNが大きいほど動像消去効果が大きいが、
電源投入時に画面に像が現れる時間、あるいは画面内で
停止していた人あるいは物体が移動したり、移動してい
た人あるいは物体が停止したときに、その像が消えたり
現れたりするまでの時間もNにより決定されることにな
るので、検出する条件等により適宜定める。本発明を日
本の標準テレビ方式に適用した場合、停止していた人あ
るいは物体が急に移動したときに人あるいは物体の像が
1%残る(99%消失する)時間、あるいは移動してい
た人あるいは物体が急に停止したときに人あるいは物体
の像が99%現れる時間は、Nが10のとき約1.5
秒、Nが100のとき約15秒である。人あるいは物体
の停止に伴う前記の事情は、人あるいは物体が非常に遅
い速度で動く場合にも当て嵌まるものであることは、前
述の説明より明らかである。
【0015】こうして輝度信号群Yの内容には、画面内
で移動する人あるいは物体の像がしだいに薄くなって行
き、移動しない人あるいは物体と背景の像だけが残るこ
とになる。
【0016】信号処理回路9は、輝度信号群Yによる画
面内の任意の位置に任意の大きさのエリアを設定し、設
定したエリアは図2に示すようにマーカ13を表示させ
る。ここで設定されるエリアは、人あるいは物体の停止
または非常に遅い動きを検出したい位置、例えば正常で
あれば移動しない物体、背景のみの位置に設定し、さら
に、移動している人あるいは物体が停止状態にあるとき
には、図3に示すように、人あるいは物体が静止して見
え、しかも背景のコントラストが小さいような位置から
選び、動像消去による画像のマーカ内のコントラスト
が、人あるいは物体2が移動状態にあるときには最小に
なり、停止状態にあるときには最大になることが望まし
い。また前記の決定においては、信号処理回路9の信号
を画像モニタ10によって監視することにより容易に実
施することができる。さらに信号処理回路9は、設定し
たエリア内の映像信号を部分映像信号Aとして抽出し、
演算回路11に送る。この部分映像信号Aは電圧信号で
あっても、電流信号であってもよい。演算回路11は、
部分映像信号Aの振幅を演算し、その結果を画素明暗差
信号Sとして比較回路12に送る。画素明暗差信号Sは
部分映像信号Aの最大値と最小値の差であるから、エリ
ア内の最明部と最暗部の差を表わし、人あるいは物体2
が静止してエリア内に明確な像が現われたとき大きくな
る。この振幅の演算はエリア内を一度に行っても、分割
して行ってもよい。
【0017】比較回路12は、画素明暗差信号Sとあら
かじめ設定した基準値Stとを比較する。人あるいは物
体2が、検出すべき位置まできて停止状態となると、画
素明暗差信号が大きくなり、基準値Stを超え警報信号
ALを発する。この基準値Stは、人あるいは物体2が
移動している状態にあるとき、または人あるいは物体2
がいなくて背景が見えているときの画素明暗差信号Sに
よって、比較回路12が警報信号ALを発しないように
する不感帯レベルに相当し、背景と人あるいは物体2の
移動している状態より適宜決定する。この警報信号AL
によって、警報装置やビデオ録画装置などを作動させる
こともできる。
【0018】なお、画像モニタ10は、点検調整のみな
らず、必要により人あるいは物体2の状態の監視にも使
用できる。前述の実施例では、人あるいは物体が停止す
る場合について説明したが、既述のように、人あるいは
物体が非常に遅く動く場合も像が現出し、そしてこのと
き警報信号を発する必要のあることは停止の場合と同じ
である。
【0019】本発明をより効果的に実施するためには、
撮影場所や範囲、警備対象位置を照明する設備の量、位
置、および角度、また設定エリアの位置、大きさ、およ
び形状などを考慮して、設定エリア内の画素明暗差信号
が、人あるいは物体が移動状態にあるときと停止状態ま
たは非常に遅い速度で移動する状態にあるときとで、で
きるだけ大きく変化するようにして、誤動作を防ぐこと
が好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明の方法および装置によれば、警備
対象位置に人あるいは物体が停止しまたは非常に遅い動
きとなり、通常以外の作業を行っていることを確実かつ
早期に検出し、警報を発することやビデオ録画を開始す
ることが可能となる。これにより、警備対象位置での人
あるいは物体の素通りによる警報誤動作の防止や録画テ
ープの保管が容易となり、更に録画テープのコストも必
要最小限に止めることが可能となり、防犯上の価値は大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は警備対象位置において人が移動している
場合の図1の画像モニタの表示例である。
【図3】図3は警備対象位置において人が停止している
場合の画像モニタ表示の想定図である。
【符号の説明】
1 警備対象位置 2 人あるいは物体 3 撮影装置 4 動像消去回路 5 演算回路 6 演算回路 7 メモリ 8 演算回路 9 信号処理回路 10 画像モニタ 11 演算回路 12 比較回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警備の必要な箇所を撮影装置で撮影し、
    その映像信号を利用して警備対象箇所の異常を検出する
    方法において、撮影装置で撮影した画面内で移動する人
    や物体の映像を消去して移動しない背景の映像だけを残
    し、次にこの画面内の任意の位置に任意の面積のエリア
    を設定し、設定したエリア内の信号を部分映像信号とし
    て抽出し、人や物体等がエリア内で停止または非常に遅
    い速度で移動することにより、その部分映像信号の振幅
    が一定値以上となったときに異常の検出信号を発するこ
    とを特徴とする、防犯のための異常検出方法。
  2. 【請求項2】 警備の必要な箇所を撮影装置で撮影し、
    その映像信号を利用して警備対象箇所の異常を検出する
    装置において、警備対象を撮影する撮影装置と、撮影し
    た画面内で移動する人や物体の映像を消去するととも
    に、移動せずまたは非常に遅い速度で移動する人や物体
    と背景の映像だけを残すための動像消去手段と、この画
    面内の任意の位置に任意の大きさのエリアを設定し、か
    つ設定エリア内の信号を部分映像信号として抽出する信
    号処理回路と、抽出した部分映像信号の振幅の大きさを
    演算する演算回路と、この演算回路からの画素明暗差信
    号と前もって設定した基準値とを比較して画素明暗
    号が基準値以上になったときに異常検出信号を発する比
    較回路と、点検調整のための画像モニタとを有すること
    を特徴とする、防犯のための異常検出装置。
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CN111708049B (zh) * 2020-06-29 2023-07-25 河南天安润信信息技术有限公司 一种利用伪卫星进行无人机导航欺骗的方法

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