JP2702940B2 - 燃料供給装置の校正方法 - Google Patents

燃料供給装置の校正方法

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JP2702940B2 JP62268168A JP26816887A JP2702940B2 JP 2702940 B2 JP2702940 B2 JP 2702940B2 JP 62268168 A JP62268168 A JP 62268168A JP 26816887 A JP26816887 A JP 26816887A JP 2702940 B2 JP2702940 B2 JP 2702940B2
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藤枝  護
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の燃料供給装置の校正方法に係り、
特にセンサ、アクチユエータの特性変化の補償に好適な
校正方法に関する。 〔従来の技術〕 従来の装置は、特願昭60−184294号に記載のように、
エンジン制御のシミユレート内容と目標値とで、偏差が
ある一定値以上で警報を発するとともに、偏差量に基づ
いて、補正をしていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術は、エンジン制御のシミユレート内容と
目標値との偏差量で補正し、システム全体で保障するた
め、センサ及びアクチユエータの個々の特性について
は、保障していない。そのため特性変化に対する保障範
囲が少ないという問題があつた。 本発明の目的は上記従来技術の欠点をなくし、保障範
囲の広い校正方法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、内燃機関の回転数信号出力と、熱式空気
流量センサ出力とを検出し、これら出力より燃料噴射弁
の開弁時間を定めると共に、空燃比センサ出力信号に基
づいて前記燃料噴射弁の開弁時間を閉ループ制御する内
燃機関の燃料供給方法において、前記燃料噴射弁の燃料
流量特性変化の校正に際し、内燃機関の定常運転におけ
る前記燃料噴射弁の開弁時間(Ti)時の空燃比フィード
バック係数(α)と、前記定常運転における前記燃料
噴射弁の開弁時間(Ti)に校正用開弁時間(ΔTi)を加
えた時の空燃比フィードバック係数(α)を求め、前
記空燃比フィードバック係数αとαの2つの係数に
基づいて、前記燃料噴射弁の開弁時間に対する目標燃料
量特性の傾き(K)を求め、この求められた傾きKに基
づいて、前記内燃機関に燃料を供給し、この供給された
燃料に伴う空燃比フィードバック係数(α)に基づい
て、前記燃料噴射弁の初期動作不能時間(無効噴射時
間)相当分を校正することによって達成される。 〔作用〕 センサ,アクチュエータの特性変化は、空燃比制御の
フィードバック補正係数の変化として現われてくる。そ
こで、定常状態においてセンサ出力と空燃比フィードバ
ック補正係数を用いて、特性変化後のセンサ,アクチュ
エータ特性自体を校正することにより、理論空燃比(λ
=1)以外の運転条件においても、センサ及びアクチュ
エータの出力を外挿により補正が可能となる。これによ
りセンサ及びアクチュエータの全体の特性を校正でき、
広い範囲における正しいセンサ及びアクチュエータ出力
を保障できる。 〔実施例〕 第1図に本発明の実施例を示す。空気量センサ1の信
号Qaと回転数センサ7の信号nより噴射弁3の開弁時間
Tiをコントローラ6で演算し、燃料Qfをエンジン2に供
給する。コントローラ6より点火プラク4に点火信号を
供給し、排ガスが排気管8に排出され空燃比センサ5に
より空燃比が検出され、コントローラ6にフイードバツ
クされる。 第2図に実施例のフローチヤートを示す。ステツプ11
で空気量Qa、回転数n、空燃比センサ5の出力λを測定
する。次にTp=Qa/n、フイードバツク補正係数α=λ/
λ(λ0:目標値)を計算する。ステツプ14で噴射時間
Ti=K1(Tp=T0)n・αが計算され、燃料噴射して終了
する。このようなシステムにおいて、空気量センサ1、
噴射弁3の特性変化を補償する。 第3図に噴射弁3の開弁時間Tiと燃料量Qfの関係を示
す。噴射弁の校正前の特性は、第3図点線で示すよう
に、Tiが一定値以下ではQfが零となる、いわゆる無効噴
射時間を有するものである。これに対応するためQa/nよ
り求めたTpの値に一定時間Toを加算し、Ti=Tp+Toとす
ると共に傾きK1とすることにより、実線で示すような特
性に校正してある。しかしながら、この開弁時間Tiに対
する1噴射当りの燃料量Qfの傾き(K)は、エンジン実
装前であると共に噴射弁を構成するバネ及び電磁ソレノ
イド等の特性によりばらつくと共に、前記無効噴射時間
(To)も、噴射弁個々にばらつくものであり、補償校正
する必要がある。 つまり、第3図の校正前及び補償前の特性は Qf=a+bTi ……(1) で示される。噴射弁はエンジンに取り付ける前にTiとQf
の関係を測定し、a,bの値を求めると共に、 Qf=K1・Ti ……(2) Ti=Tp+To ……(3) 上式(2)(3)における係数K1及びToを求め校正を
行うものである(第3図実線)。 本願は、上記エンジン取り付け前の校正に対して実際
にエンジンに装着された、実装状況下での相異及び代表
校正に対する個々のばらつきに対しても補償,校正しセ
ンサ全体の特性を保障するものである。このために、所
定量の燃料を変化させ、これに伴う空燃比センサ信号を
用いて上記(2)式及び(3)式でのK1,Toを補償,校
正するものである。 第4図に、この上述の係数K1,Toを空燃センサ信号を
用いて補償,校正する具体的手法について示す。 第4図ステップ25及びステップ27に求められた(補
正,校正された)K1,Toを*を付加して示している。 以下、第4図のフローを各ステップ毎に説明する。 ステップ21 校正できる条件であるか否かを判断する。下記条件を
満たす時のみ噴射弁特性の校正を行う。 つまり、λ=1、絞り弁の変化速度が設定値以下、回
転数の変化速度が設定値以下という定常状態時に行うも
のである。 ステップ22 噴射弁の開弁時間を故意にΔTi増加して、供給燃料量
をΔGf増加させる。 ここで、Gfは燃料流量(例えばcc/sec)であり、下記
式で表せる。 Gf=Qf×n Qf:1噴射当りの燃料量 n:時間当りの噴射回数(エンジン回転数と等価) Qfの代わりにGfを用いたのは、本フローは定常状態を
基本として考えられる。しかし、実用上、完全な定常状
態はほとんどない。従って、ステップ22,23,26の両辺に
エンジ回転数速度nをかけて、エンジン回転数nのわず
かな変化の影響を回避するように配慮したものである。 ステップ23 空気量が一定で燃料量が増加するので、空燃比センサ
信号はλ=1からずれる。コントローラ6内の空燃比閉
ループ制御により、フィードバック補正係数がαから
αに修正され、空燃比はλ=1に維持される。 ステップ24 ステップ22とステップ23の式を辺々減算すると ΔT1で両辺を割ると (1)式において、右辺の一部を下記のようにおく。 ΔK1≡(Tp1+To)(α−α)/ΔT1 ……(b) ここで初期値として、Tp1≫Toとすることにより ΔK1=Tp1(α−α)/ΔT ……(b′) を得る。 ステップ25 図3のTiに対する の傾斜K1 は、 となるので、ステップ25では、式(c)を求める。 式(3)のK1 が真値に近いK1である(第3図の特性
の傾きに相当)。 ステップ26 ステップ26で求めた真値に近い第3図の傾斜K1 を使
って、空燃比閉ループ制御を行い、フィードバック補正
係数αを得る。 ステップ27 無効噴射時間Toの真値に近いToを求めるステップで
ある。ステップ22で、故意にΔTiを増加する前の燃料量
Gfと開弁時間Tp1+Toの関係は Gf1+K1(Tp+To)nα ……(d) ステップ26で、補正係数αを求めた時の上記関係
は、 Gf2=K1 (Tp1+To)nα ……(e) 式(d)(e)の無効噴射相当部は、Gfがゼロで等し
いので K1Tonα=K1 Tonα ここでK1≒K1 とすると、無効噴射時間相当であるTo
となる。 このToを算出して終了する。 第5図にH/W型空気量センサの特性図を示す。第5図
に示すようにH/W型空気量センサの誤差率ΔQa/Qaは、l
0gQaと直線関係にある。 l0gQa=A+BΔQa/Qa ……(4) そのためA,Bの値を測定すれば、校正できる。 第6図にQa校正のフローチヤートを示す。 ステップ31で校正条件の判定をする校正条件は、λ=
1、絞り弁の変化速度が設定以下、回転数の変化速度が
設定以下であることが必要である。校正条件がYesであ
ればQa1を測定し、フイードバツク補正係数αよりQ′
a1=αQa1を計算する(ステップ32)。 次にステップ33にてQ′a1とQa1との差としてΔQa1
計算し、カウンタを1加えて(ステップ34)、カウンタ
数の判定を行う(ステップ35)。 次に、Q′が2つ以上、つまり異なるエンジン状態
における少なくとも2点の吸入空気量及びそれらの空燃
比フィードバック係数に基づくQ′a1とQ′a2との差を
求め、この差を所定値であるQ′a0と比較する(ステッ
プ36;|Q′a1−Q′a2|>Q′a0)。 この差が設定値Q′a0以上であればQ′a1とQ′a2
(4)式として表わし、これらの連立方程式として、ス
テップ37で(4)式の定数Bを、ステップ38で定数Aを
計算して終了するものである。具体的には、まずエンジ
ンのある運転条件(定常状態)においてH/W型空気流量
信号Qa1(誤差含む)と、この時のフィードバック係数
αより真の空気流量Q′a1を求める(ステップ32)。 次にステップ33においてこれらの空気流量の偏差(誤
差)ΔQa1を求める。 ΔQa1=Q′a1−Qa1 ここで、Q′a1:真の空気流量 Qa1:H/W型空気流量計から得た流量(誤差
含む) これを(4)式に代入して を求め、またエンジンの他の運転条件(他の定常状態)
において、同様に を求める。 ここでΔQa2=Q′a2−Qa2であると共に、 Q′a2:エンジンの他の運転条件における真の空気流
量(Q′a2=α2Qa2) Qa2:エンジンの他の運転条件におけるH/W型空気流
量計から得た流量(誤差含む) ΔQa2 :エンジンの他の運転条件におけるQ′a2とQa2
との偏差(誤差) を示すものである。上記(f),(g)式を連立すると
共にステップ37,ステップ38で(4)式定数A,Bを算出す
る。 また、ステップ36でQ′a1とQ′a2の差(絶対値)が
設定値Q′a0以上であるときに計算を実行するのは、空
気流量が所定値以上異なる2点とすることにより、デー
タの値の差を大きくし、校正精度を高くするためであ
る。 〔発明の効果〕 本発明によれば、センサ、アクチユエータ毎に校正で
きるため、校正範囲を大きくとれる。またλ=1以外の
条件では、λ=1の値を外挿することにより校正でき
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例のブロツク図、第2図は本発明
の実施例の燃料噴射のフローチヤート、第3図は噴射弁
の特性図、第4図は噴射弁の校正のフローチヤート、第
5図はH/W型空気量センサの特性図、第6図はH/W型空気
量センサの校正フローチヤートである。 1……空気量センサ、2……エンジン、3……噴射弁、
5……空燃比センサ、6……コントローラ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.内燃機関の回転数信号出力と、熱式空気流量センサ
    出力とを検出し、これら出力より燃料噴射弁の開弁時間
    を定めると共に、空燃比センサ出力信号に基づいて前記
    燃料噴射弁の開弁時間を閉ループ制御する内燃機関の燃
    料供給方法において、 前記燃料噴射弁の燃料流量特性変化の校正に際し、 内燃機関の定常運転における前記燃料噴射弁の開弁時間
    (Ti)時の空燃比フィードバック係数(α)と、前記
    定常運転における前記燃料噴射弁の開弁時間(Ti)に校
    正用開弁時間(ΔTi)を加えた時の空燃比フィードバッ
    ク係数(α)を求め、 前記空燃比フィードバック係数αとαの2つの係数
    に基づいて、前記燃料噴射弁の開弁時間に対する目標燃
    料量特性の傾き(K)を求め、この求められた傾きKに
    基づいて、前記内燃機関に燃料を供給し、この供給され
    た燃料に伴う空燃比フィードバック係数(α)に基づ
    いて、前記燃料噴射弁の初期動作不能時間(無効噴射時
    間)相当分を校正することを特徴とする燃料供給装置の
    校正方法。 2.特許請求の範囲第1項記載の燃料供給装置の校正方
    法において、前記熱式空気流量センサは、少なくとも2
    点の定常運転状態での吸入空気量(Qa1,Qa2)と空燃比
    フィードバック係数(α1)を求め、 前記求められた定常運転状態での吸入空気量(Qa1,Q
    a2)と、前記空燃比フィードバック係数(α1)よ
    り、燃料流量特性変化前後での吸入空気量の偏差(ΔQa
    1,ΔQa2)を求め、前記偏差と前記吸入空気量が直線関
    係にある前記特性変化の関数を求め、前記求められた特
    性変化の関数に応じて前記熱式空気流量センサの校正を
    行うことを特徴とする燃料供給装置の校正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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