JPH03145549A - 内燃機関の吸気流量測定装置 - Google Patents

内燃機関の吸気流量測定装置

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JPH03145549A
JPH03145549A JP1279887A JP27988789A JPH03145549A JP H03145549 A JPH03145549 A JP H03145549A JP 1279887 A JP1279887 A JP 1279887A JP 27988789 A JP27988789 A JP 27988789A JP H03145549 A JPH03145549 A JP H03145549A
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JP
Japan
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air flow
flow rate
intake air
intake
measurement error
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Application number
JP1279887A
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English (en)
Inventor
Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 、本発明は内燃機関の吸気流量測定装置に関し、詳しく
は、感温抵抗の抵抗値が流体流量に応じて変化すること
を利用して機関の吸入空気流量を測定する吸気流量測定
装置における測定誤差の補正制御に関する。
〈従来の技術〉 感温抵抗を用いた内燃機関の吸気流量測定装置としては
、従来、例えば第9図に示すようなものがある(実開昭
59−78926号公報等参照)。
第9図に示す吸気流量測定装置21において、機関の吸
気通路中に配設される白金からなる感温抵抗R,と、抵
抗R,,R,,R2,R,とによりブリッジ回路が形成
され、このブリッジ回路ヘバッテリBから抵抗R4を介
して供給される電流は、抵抗R2の端子電圧と抵抗R3
の端子電圧との差、即ち、ブリッジ回路の非平衡電圧に
基づき、差動増幅器OP及びトランジスタTRを介して
制御されるようになっている。
例えば、機関の吸入空気流量が増大すると、感温抵抗R
,がより冷却されることによりその抵抗値が減少するが
、このとき抵抗R3の端子電圧が増大して差動増幅器O
Pの出力が低下し、トランジスタTRのベース電流が増
大してコレクタ電流が増大するため、ブリッジ回路への
供給電流■が増大する。つまり、上記構成からなる吸気
流量測定装置は、吸入空気流量の変化に対し感温抵抗R
8の端子電圧を一定に保つように供給電流を変化させる
ことにより、この供給電流に比例した抵抗R1の端子電
圧Umを、測定装置1における吸入空気流量の検出信号
として出力するものである。
そして、前記端子電圧Umをコントロールユニット22
内のA/D変換器23を介してマイクロコンピュータ2
4に人力させ、該マイクロコンピュータ24により端子
電圧Umに対応する吸入空気流量Qを特定するようにな
っている。
また、この種の吸気流量測定装置においては、感温抵抗
RHと共に吸気通路中に配置した温度補償抵抗R8によ
って吸入空気流量の温度変化による流量測定特性の変動
を補償するようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記ような感温抵抗R,を用いる吸気流量測
定装置においては、感温抵抗Rイの汚れや素子劣化等の
経時変化による測定誤差が第10図に示すような特性で
発生する。
これらの測定誤差は、吸入空気流量の測定値に基づいて
機関への燃料供給量を制御したときに、所期の空燃比と
異なる空燃比が実際に得られることによって検出される
が、図に示すように、吸入空気流量の変化に対して比例
又は反比例の関係になるものではなく、二次曲線的に変
化する。このため、例えば吸入空気流量Qを複数領域に
分けて、各領域毎に測定誤差を検出して補正値を学習し
たり、吸入空気流量Qの複数サンプリングポイントにお
ける測定誤差を検出してポイント間を補間演算により推
定して補正する場合には、いずれの場合も吸入空気流量
Qの変化に対する測定誤差の変化を直線的に近似するこ
とになるから、第1O図に示すように測定誤差の検出エ
ラー及び測定誤差検出に基づく補正エラーが大きいとい
う問題がある。
かかる直線近似による不具合を解消すべく、吸入空気流
IQに対する測定誤差の関係を二次曲線式として近似設
定するように構成すると、エラーは減少するものの、直
線近似の場合に比ベニ次曲線式を解く演算が複雑である
ために、マイクロコンピュータの演算時間が長くなった
り、プログラム容量が増大してしまうという問題がある
また、実際の空燃比の所期空燃比に対するずれを検出し
て、吸気流量測定装置の測定誤差を求める場合には、吸
気流量測定装置の測定誤差以外を原因とする空燃比ずれ
も含んで測定誤差が特定されることになるから、空燃比
ずれが全て吸入空気流量の測定誤差によるものであると
して、求めた測定誤差に細かく追従した補正制御を実行
すると、空燃比の補正制御性にバラツキを生じるという
問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、吸気流
量測定装置の測定誤差を、該測定誤差の特性に精度良く
合致させて一次関数式で近似設定できるようにして、測
定誤差を補正する制御の精度を簡便に向上させることを
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、内燃機関の
吸気通路中に配設した感温抵抗と複数の抵抗とにより形
成したブリッジ回路と、機関吸入空気流量に応した前記
感温抵抗の抵抗値変化により変化するブリッジ回路の非
平衡電圧に基づいてブリッジ回路への供給電流を制御す
る制御回路とを備え、前記供給電流に対応する電圧を吸
入空気流量の検出信号として出力するようにした内燃機
関の吸気流量測定装置において、 吸気流量測定装置における測定誤差を、この吸気流量測
定装置により測定した吸入空気流量に基づき燃料供給制
御した結果の空燃比誤差として検出する測定誤差検出手
段と、この測定誤差検出手段で検出された測定誤差を吸
入空気流量測定値の対数に対応させて記憶する測定誤差
記憶手段と、吸入空気流量測定値の対数を変数として吸
入空気流量測定値の補正値を算出する一次関数式を、測
定誤差記憶手段に記憶された測定誤差に基づき近似設定
する一次関数式設定手段と、この一次関数式設定手段で
設定された一次関数式に吸入空気流量測定値の対数を代
入して算出される補正値に基づいて吸入空気流量の測定
値を補正して最終的な測定結果として出力する測定値補
正手段と、を設けるようにした。
ここで、一次関数式設定手段が、吸入空気流量測定値の
対数から補正値を算出するための一次関数式を最小二乗
法を用いて設定するよう構成することが好ましい。
〈作用〉 かかる構成によると、吸気通路中に配設した感温抵抗の
抵抗値変化に基づいて吸入空気流量を測定する吸気流量
測定装置において、測定誤差検出手段は、吸入空気流量
の測定値に基づき燃料供給制御した結果の空燃比誤差と
して前記吸気流量測定装置における測定誤差を検出し、
これによって検出された測定誤差は、測定誤差記憶手段
が吸入空気流量測定値の対数に対応させて記憶する。
そして、一次関数設定手段は、吸入空気流量測定値を補
正するための補正値を吸入空気流量測定値の対数を変数
として算出するための一次関数式を、前述のように吸入
空気流量測定値の対数に対応させて記憶されている測定
誤差に基づいて近似設定する。即ち、吸入空気流量測定
値に対応して測定誤差及び補正値を設定するのではなく
、吸入空気流量測定値の対数に対応させて測定誤差及び
補正値を設定することにより、吸入空気流量測定値に対
しては二次曲線式で表される測定誤差及び要求補正値を
、直線近似できるようにしたものである。
このようにして吸入空気流量測定値の対数に基づく補正
値を算出する一次関数式が設定されると、測定値補正手
段は、かかる一次関数式に吸入空気流量測定値の対数を
代入して補正値を算出し、この補正値に基づいて吸入空
気流量の測定値を補正して最終的な測定結果として出力
する。
また、前記−次関数を設定するに当たっては、吸入空気
流量測定値の対数に対応して記憶されている測定誤差に
基づき最小二乗法を用いて設定することで、一次関数式
の近似設定における誤差を最小として、換言すれば、測
定誤差以外を原因とする空燃比ずれの影響を極力排除し
て、吸入空気流量測定値の対数に対する測定誤差の特性
を一次関数式として精度良く設定できる。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関1には、エア
クリーナ2から吸気ダクト3.スロットル弁4及び吸気
マニホールド5を介して空気が吸入される。吸気マニホ
ールド5のブランチ部には、各気筒毎に燃料噴射弁6が
設けられている。この燃料噴射弁6は、ソレノイドに通
電されて開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴
射弁であって、コントロールユニット12からの駆動パ
ルス信号により通電されて開弁し、図示しない燃料ポン
プから圧送されてプレッシャレギュレータにより所定の
圧力に調整された燃料を噴射供給する。
機関1の各気筒の燃焼室には、それぞれ点火栓7が設け
られていて、これにより火花点火して混合気を着火燃焼
させる。
そして、機関1からは、排気マニホールド8゜排気ダク
ト9.三元触媒10及びマフラー11を介して排気が排
出される。
コントロールユニット12は、CPU、ROM。
RAM、A/D変換器及び入出力インタフェイス等を含
んで構成されるマイクロコンピユータラ備え、各種のセ
ンサからの人力信号を受け、後述の如く演算処理して、
燃料噴射弁6の作動を制御する。
前記各種のセンサとしては、吸気ダクト3中に配設した
感温抵抗により機関1の吸入空気流量Qを測定するエア
フローメータ(吸気流量測定装置)13が設けられてい
る。このエアフローメータ13は、前記説明した第9図
に示すようなハードウェア構成により、機関1の吸入空
気流量Qに対応する電圧Us(第9図ではUm)を検出
信号として出力するものであり、詳細な説明は上記を参
照し省略する。
また、クランク角センサ14が設けられていて、4気筒
の場合、クランク角180°毎の基準信号REFと、ク
ランク角1°又は2°毎の単位信号PO3とを出力する
。ここで、前記基準信号REFの周期、或いは、所定時
間内における単位信号PO3の発生数を計測することに
より、機関回転速度Nを算出可能である。
機関1のウォータージャケットには、冷却水温度Twを
検出する水温センサ15が設けられている。
更に、排気マニホールド8の集合部には排気中の酸素濃
度を検出する酸素センサ16が設けられ、排気中の酸素
濃度を介して機関1に吸入される混合気の空燃比を検出
する。前記酸素センサ16は、理論空燃比を境として排
気中の酸素濃度が急変することを利用して、理論空燃比
に対する実際の空燃比のリッチ・リーンを判別する公知
のセンサである。
かかる構成において、コントロールユニット12に内蔵
されたマイクロコンピュータは、吸入空気流量Qと機関
回転速度Nとに基づいて基本燃料噴射量TPを演算する
と共に、前記酸素センサ16によって検出される空燃比
に基づき実際の空燃比を目標空燃比(理論空燃比)に近
づけるように前記基本燃料噴射ILTpを補正するため
の空燃比フィードバック補正係数LMDを設定し、基本
燃料噴射量Tpを前記空燃比フィードバック補正係数L
MDやその他の運転条件に基づいて設定した補正値によ
って補正することで最終的な燃料噴射量Tiを設定する
。そして、かかる燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の
駆動パルス信号を燃料噴射弁6に対して所定タイ、ミン
クで出力して、機関1への燃料供給を制御する。
ココで、コントロールユニット12による各11制御処
理を、第3図〜第7図のフローチャートにそれぞれ示す
プログラムに従って説明する。尚、本実施例において、
測定誤差検出手段、一次関数設定手段、測定値補正手段
としての機能は、前記第3図〜第7図のフローチャート
に示すようにソフトウェア的に備えられており、測定誤
差記憶手段は、コントロールユニットI2に内蔵された
マイクロコンピュータのRAMが相当するものとする。
まず、コントロールユニット12による空燃比フィード
バック補正係数LMD及び燃料噴射量Tiの設定制御を
、第3図〜第5図のフローチャートにそれぞれ示すプロ
グラムに従って説明する。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、機関1の
1回転毎に実行され、実際の空燃比を目標空燃比(理論
空燃比)に近づけるように基本燃料噴射量Tpを補正す
るための空燃比フィードバック補正係数LMDを設定す
るものである。
まず、ステップ1(図中ではSlとしである。
以下同様)では、現在の運転状態が空燃比のフィードバ
ック制御を実行する運転領域に含まれるか否かを判別す
る。
フィードバック制御を実行する運転領域に含まれないと
きには、そのまま本プログラムを終了させて空燃比フィ
ードバック補正係数LMDをクランプするが、フィード
バック制御運転領域内であるときには、ステップ2以降
へ進み、空燃比フィードバック補正係数LMD (初期
値=1)の設定制御を行う。
ステップ2では、基本燃料噴射ITpと機関回転速度N
とをパラメータとして区分される運転領域毎に、予め補
正係数LMDを比例積分制御するときに用いる定数(比
例定数P、積分定数■〉を記憶したマツプから、現状の
運転条件(Tp、N)に見合った定数を検索して求める
。尚、基本燃料噴射量Tpは、後述する第5図のフロー
チャートに示すプログラムで演算されたものを用いるよ
うにすれば良い。
ステップ3では、酸素センサ16から排気中の酸素濃度
に応じて出力される電圧信号VOWを読み込む。
そして、次のステップ4では、前記電圧信号vo!と、
目標空燃比である理論空燃比相当の基準電圧V REF
とを比較し、実際の空燃比が目標空燃比に対してリッチ
であるかリーンであるかを判別する。
ここで、目標よりもリッチであると判別されると、ステ
ップ5で今回のリッチ判別が初回であるか否かを判別し
、初回であるときには、ステップ6で前回までの補正係
数LMDの値をHにセットする。リッチ判別が初回であ
るということは、前回まではり−ン判別がなされ、この
リーン判別を受けて補正係数LMDは増大制御されてい
たものであり、今回のリッチ判別を受けて今度は補正係
数LMDを減少設定するから、ここでHにセットされる
補正係数LMDは最大値ということになる。
ステップ6で最大値Hのセットを行った後は、次のステ
ップ7で前回までの補正係数LMDからステップ2で求
めた比例定数Pを減算して補正係数LMDを更新設定す
る。
一方、ステップ5でリッチ判別が初回でないと判別され
たときには、ステップ8へ進んで前回までの補正係数L
MDからステップ2で求めた積分定数Iを減算して補正
係数LMDを更新設定する。
また、ステップ4で空燃比がリーンであると判別された
ときには、リッチ判別時と同様に、ステップ9でリーン
判別が初回であるか否かを判別し、初回であるときには
ステップ10へ進んで前回までの補正係数LMDを最小
値としてLにセットし、次のステップ11では前回まで
の補正係数LMDに比例定数Pを加算して更新設定する
。更に、ステップ9でリーン判別が初回でないと判別さ
れたときには、ステップ12へ進み、前回までの補正係
数LMDに積分定数Iを加算して更新する。
上記プログラムでサンプリングされた補正係数LMDの
最大・最小値に相当するH、Lは、第4図のフローチャ
ートに示すプログラムで処理されて学習補正係数KBL
RC(初期値=1)が学習設定される。
第4図のフローチャートに示すプログラムは、バックグ
ラウンドジョブ(BGJ)として実行されるものであり
、まず、ステップ21では、機関回転速度Nと基本燃料
噴射量TPとによって区分される運転領域毎に学習補正
係数KBLRCを記憶するマツプから、現状の運転条件
に対応して記憶されている学習補正係数KBLRCを検
索して求める。
そして、次のステップ22では、ステップ21で求めた
学習補正係数KBLRCと、H,Lの平均値とを、加重
重みXを用いて以下の式に従って加重平均し、その結果
を当該運転条件に対応する学習補正係数KBLRCの更
新値としてセットする。
次のステップ23では、上記ステップ22で更新した学
習補正係数KBLRCに基づいて当該運転条件のマツプ
データの書き換えを行う。
(H十L)/2は、実際の空燃比を目標空燃比に近づけ
るように比例積分制御される空燃比フィードバック補正
係数LMDの中心値に相当するから、上記学習補正係数
KBLRCを加重平均演算によって運転条件毎に徐々に
更新させていくことにより、学習補正係数KBLRCに
よって運転条件毎の空燃比ズレを補正でき、補正係数L
MDによる補正なしで略目標空燃比を得られるようにな
る。機関1の初期状態においては、補正係数LMDによ
る大きな補正を必要としないで略目標空燃比が得られる
ように燃料制御をマツチングさせるから、前記学習補正
係数KBLRCの初期値(1)からの偏差は、経時変化
による空燃比ズレの増大を示すことになり、エアフロー
メータ13を構成する感温抵抗の汚れ等によって吸入空
気流量Qの測定誤差が拡大した場合などには、かかる吸
入空気流量Qの測定誤差によって空燃比ずれが生じて、
学習補正係数KBLRCにかかる空燃比ずれを補正係数
LMDで補償した結果が反映されることになる。
第5図のフローチャートに示すプログラムは、最終的な
燃料噴射量Tiの設定制御を示すものであり、微小時間
(例えば10m5)毎に実行されるようになっている。
まず、ステップ31では、エアフローメータ13からの
検出信号に基づく吸入空気流量Qの測定値に後述するよ
うな各種処理を施して最終設定された吸入空気流量Qa
V#ni1 と、機関回転速度Nとに基づいて基本燃料
噴射1tTp(←Qmvm−a / N X K;には
定数)を演算する。
また、ステップ32では、水温センサ15により検出さ
れる冷却水温度Twに基づき設定される基本補正係数K
TWや始動増量補正係数KAS等を含んで構成される各
種補正係数C0EFの設定を行う。
次のステップ33では、燃料噴射弁6の電a<バッテリ
)電圧変化による有効噴射時間の変化を補正するための
電圧補正分子sを設定する。
更に、ステップ34では、前記第3図のフローチャート
に従って設定される空燃比フィードバック補正係数LM
D、及び、第4図のフローチャートに従って学習記憶さ
れる学習補正係数KBLRCのマツプから現状の運転条
件に対応するデータをそれぞれ読み込む。
ステップ35では、ステップ31で演算した基本燃料噴
射量Tpを、前記各種補正係数C0EF、電圧補正分子
s、空燃比フィードバック補正係数LMD、学習補正係
数KBLRCによって補正して最終的な燃料噴射量T 
i (←TpXLMDXKBLRCXC0EF+Ts)
を設定する。
次に、エアフローメータ13により測定される吸入空気
流量Qの補正制御を、第6図及び第7図のフローチャー
トにそれぞれ示すプログラムに従って説明する。
第6図のフローチャートに示すプログラムは、微小時間
(例えば4 ms)毎に実行されるものであり、まず、
ステップ41では、エアフローメータ(AFM)13か
らの検出信号(アナログ電圧信号)をA/D変換してそ
のデジタルデータ(を圧)をUsにセットする。
次のステップ42では、前記電圧値Usを変換マツプを
用いて吸入空気流1tQに変換し、ステップ43では、
上記ステップ42で求めた吸入空気流量Qと、前回まで
の加重平均値Qmvとの加重平均演算を、加重重み2を
用いて以下の式に従って行って吸入空気流量Qの加重平
均値Q□を更新し、吸入空気流量Qの測定値に含まれる
脈動を平滑化する。
Q0←Q−z+ (1−Z)Q、。
そして、ステップ44では、ステップ43において更新
された加重平均吸入空気流量QmVを、変換マツプを用
いて置数をlOとする対数値log Qに変換する。
ステップ45では、加重平均吸入空気流量Qavを補正
するための補正係数(補正値)Yを、前記対数値log
 Qに基づき算出する一次関数式(Y4−amvXlo
gQ+b□)に、ステップ44で変換された対数値lo
g Qを代入し、現状の加重平均吸入空気流量Q m 
vに対応する補正係数Yを算出する。このように、補正
係数Yは、一次関数式に基づいて算出されるから、二次
関数式を解く場合などに比べ短く演算時間で補正係数Y
を算出できる。
ステップ46では、ステップ45で算出した補正係数Y
を、加重平均吸入空気流IQ、vに乗算して補正し、補
正結果を基本燃料噴射量Tpの演算に用いる最終処理さ
れた吸入空気流tQ□。4にセットする。
上記のように、対数(flog Qを用いて補正係数Y
を設定させるのは、吸入空気流IQ。に対する測定誤差
率の関係が第10図に示すように直線近似させることが
できないため、吸入空気流量QavO代わりに対数4a
Iog Qをパラメータとすることで、第8図に示すよ
うに、測定誤差率と対数値log Qとの関係が一次関
数式で表される直線近似が行えるようにしたものである
。従って、対数値の置数は、前記10に限るものではな
く、吸入空気流量Qavに対して感温抵抗の汚れや素子
劣化等による測定誤差率の発生特性を予め求めておき、
対数値1ogQに対する測定誤差率の関係が直線式で近
似できるように、置数を適宜設定するようにすると良い
第7図のフローチャートに示すプログラムは、パックグ
ラウンドジョブ(BGJ)として実行すれるものであり
、まず、ステップ51では、前記ステップ44で求めら
れる対数値log Qが、該対数値log Qを複数ブ
ロックに分ける所定ブロックのどこに含まれるかを判別
するために、格子間隔値に相当する所定値で除算して、
現状の対数値log Qが含まれるブロック番号(アド
レス)■を特定する。
ステップ52では、前記ブロック位置Iで区別されるQ
エラー(r)に現状の運転条件に対応して学習記憶され
ている学習補正係数KBLRCをセットし、ブロック位
置I (対数値log Q領域)と学習補正係数KBL
RCとを対応させることができるようにする。前記学習
補正係数KBLRCは、上記のように、運転条件毎の空
燃比ズレの状態を示すものであるから、現状の対数値l
og Qが含まれるブロックでは、QエラーN)相当の
空燃比ずれが発生していて、Qエラー(1)にセットさ
れる学習補正係数KBLRCによる補正を必要としてい
ることを示す。
次のステップ53では、ステップ51で求めたブロック
番号■に、空燃比ずれ量、即ち、吸入空気流IQに基づ
く燃料制御エラー量に相当する学習補正係数KBLRC
がセットされたことを区別するためのフラグF (1)
に1をセットする。従って、ステップ51で求めたブロ
ック番号Iに関連して、学習補正係数KBLRCとフラ
グF (1)とが一対として設定されることになり、フ
ラグF (1)がゼロであるブロックについては学習補
正係数KBLRCがサンプリングされていないことにな
る。
次のステップ54では、前記一次関数式(Y +a□X
 log Q 十b mv)における定数a alT+
  b mvを最小二乗法を用いて設定するときの各種
パラメータを全てゼロリセットする。
そして、ステップ55では、上記ステップ54でゼロリ
セットされるブロックカウンタiが最大の16であるか
否かを判別する。
ブロックカウンタiが16でないときには、ステップ5
6へ進み、そのブロックカウンタiに相当するブロック
番号Iが付されているフラグF(i)が1であるか否か
を判別する。フラグF (i)が1であるということは
、そのブロック番号Iに対応して学習補正係数KBLR
Cが記憶されていることを示し、ブロック番号Iで示さ
れる対数値log Q領域では、対応して記憶されてい
る学習補正係数KBLRCによる補正で目標空燃比が得
られていることになる。
ステップ56で現在のブロックカウンタiで示される対
数値logQeI域に対応するフラグF (i)に1が
セットされていると判別されると、次のステップ57で
、最小二乗法によって関数式Y 4−a a vXIo
gQ+b□を求めるための観測値のサンプリングを行う
。前記学習補正係数KBLRCは基本燃料噴射量Tpに
乗算されるものであり、基本燃料噴射量TPはK X 
Q/Nで演算されるから、学習補正係数KBLRCはQ
を補正演算していることと同義であり、前記関数式で求
められるYが学習補正係数KBLRCを直線近似したも
のであれば、エアフローメータ13の測定誤差による空
燃比ずれを、学習補正係数KBLRCに代わって補償す
ることができる。
従って、ステップ57では、学習補正係数KBLRCが
セットされているQエラーCI)をYにセットすると共
に、このYの積算値ΣYを求め、また、前記Yにブロッ
クカウンタiを乗算した値の積算値を求める。更に、ス
テップ57では、ブロックカウンタi及びこのブロック
カウンタiの二乗値をそれぞれ積算し、また、サンプリ
ングブロック数をカウントするためのカウンタnをカウ
ントアツプする。
次のステップ58では、ブロックカウンタiを1アツプ
して、再びステップ55へ戻り、全ブロックについてフ
ラグF (i)の判別及び該フラグF〔i〕が1であっ
たときには観測値のサンプリングを行う。
そして、ステップ55でブロックカウンタiが16まで
カウントアツプされたことが判別されると、ステップ5
9では、ステップ57でサンプリングした各種データに
基づき、下式の行列式を解いて定数a、、a、を求める
次のステップ60では、上記行列式に従って求めたao
にサンプリング数であるnを乗算した値をbにセットし
、また、alをaにセットする。そして、次のステップ
61では、上記ステップ60で求めたa、bを加重重み
Zを用いて下式に従って前回まで加重平均値a fiV
r  b mVとそれぞれ加重平均し、その結果を新た
に加重平均値a□、b□としてセットする。
any’−aav (I  Z) + a X Zb 
mv←bsvN−z)+bxz ここで求められたa llV+  b mVが補正係数
Yを求める一次関数式における定数として用いられ、Y
←amvXlog Q+b、、に対数値log Qを代
入することで、補正係数Yが求められる。
即ち、Y4−amvXIOg Q+bsvの定数aM 
V r  b & Vを決定するために、対数(Ii!
log Qと、この対数値log Qに対応して記憶さ
れている学習補正係数KBLRCとを、複数の対数値l
og Qブロックについてサンプリングして、対数値l
og Qを前記補正係数Yを求める一次関数式に代入し
たときに、前記学習補正係数KBLRC相当値が算出さ
れるように、最小二乗法を用いて誤差Y  a mv 
X log Q  b avの二乗の和が最小となるよ
うに、定数a mVl  b IIVを精度良く決定す
るものである。
このようにして、対数値log Qに対する学習補正係
数にBLRCの変化を一次関数式により直線近似して補
正係数Yの算出式を決定すれば、補正係数Yの算出処理
が簡便であると共に、対数値log Qを用いることに
より第8図に示すように略直線特性となるように変換さ
れた特性を近似するから、近似エラーが少ない。また、
学習補正係数KBLRCに対してエアフローメータ13
の測定誤差以外を原因とする空燃比ずれが反映されてい
ても、エアフローメータ13の測定誤差に沿った特性(
対数値logQを用いることにより直線となると予測さ
れる特性)で近似させることができるから、空燃比補正
制御性が良い、更に、学習補正係数KBLRCが学習さ
れないフィードバック制?IIeI域以外の運転領域に
ついても、前記のような直線近似で測定誤差の発生状況
を予測して、補正係数Yを設定させることができる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、吸気流量測定装
置の測定誤差を補正するための補正値を、一次関数式(
直線近似)に従って精度良く算出させることができるた
め、測定誤差の発生による空燃比ずれを防止でき、また
、直線近似により測定誤差のサンプリング運転領域以外
についても測定誤差を予測できる。また、補正値が一次
関数式に従って算出されるから、吸入空気流量に対応さ
せた二次関数式(曲線近似)により補正値を求める場合
よりも、処理負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム図、第3図〜第7図はそれ
ぞれ同上実施例における制御内容を示すフローチャート
、第8図は吸入空気流量の対数値と測定誤差率との関係
を示すグラフ、第9図は同上実施例と従来例とに共通の
感温抵抗を用いた吸気流量測定装置(エアフローメータ
)の回路図、第10図は吸入空気流量と測定誤差率との
関係を示すグラフである。 1・・・機関  6・・・燃料噴射弁  12・・・コ
ントロールユニット  13・・・エアフローメータ(
吸気流量測定装置)14・・・クランク角センサ  1
6・・・酸素センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の吸気通路中に配設した感温抵抗と複数
    の抵抗とにより形成したブリッジ回路と、機関吸入空気
    流量に応じた前記感温抵抗の抵抗値変化により変化する
    ブリッジ回路の非平衡電圧に基づいてブリッジ回路への
    供給電流を制御する制御回路とを備え、前記供給電流に
    対応する電圧を吸入空気流量の検出信号として出力する
    ようにした内燃機関の吸気流量測定装置において、 前記吸気流量測定装置における測定誤差を、該吸気流量
    測定装置により測定した吸入空気流量に基づき燃料供給
    制御した結果の空燃比誤差として検出する測定誤差検出
    手段と、 該測定誤差検出手段で検出された測定誤差を吸入空気流
    量測定値の対数に対応させて記憶する測定誤差記憶手段
    と、 前記吸入空気流量測定値の対数を変数として吸入空気流
    量測定値の補正値を算出する一次関数式を、前記測定誤
    差記憶手段に記憶された測定誤差に基づき近似設定する
    一次関数式設定手段と、該一次関数式設定手段で設定さ
    れた一次関数式に吸入空気流量測定値の対数を代入して
    算出される補正値に基づいて吸入空気流量の測定値を補
    正して最終的な測定結果として出力する測定値補正手段
    と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の吸気流量測定装置
  2. (2)前記一次関数式設定手段が、吸入空気流量測定値
    の対数から補正値を算出するための一次関数式を最小二
    乗法を用いて設定するよう構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の内燃機関の吸気流量測定装置。
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