JP2702715B2 - リッツ線用の通電装置 - Google Patents

リッツ線用の通電装置

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JP2702715B2
JP2702715B2 JP62129339A JP12933987A JP2702715B2 JP 2702715 B2 JP2702715 B2 JP 2702715B2 JP 62129339 A JP62129339 A JP 62129339A JP 12933987 A JP12933987 A JP 12933987A JP 2702715 B2 JP2702715 B2 JP 2702715B2
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wire
electrode
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thin
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健 鎗田
和義 大坪
竜彦 金山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ブラウン管偏向ヨークの巻線機等に用いら
れ、絶縁被覆銅線に電流を流すためのリッツ線用の通電
装置に関するものである。 従来の技術 ブラウン管偏向ヨークに使われるくら形コイルは特殊
な形状であり、その巻線には特殊な方法が用いられる。
そしてその1つの方法として次のようなものがある。す
なわち、予めエナメル等で被覆された絶縁被覆銅線に熱
溶融性塗料を塗っておき、金型にこの銅線を巻き上げ、
その後で巻いた銅線に通電し、この銅線を発熱させて上
記熱溶融性塗料を解かし、銅線の束を固着させるという
方法である。 第5図は金型に巻かれた絶縁被覆銅線に電流を流すた
めの通電装置の一部でその銅線の端部を挟んで銅線と電
源とを通電させる電極を示すものである。第5図におい
て19はエアーシリンダ駆動装置、20はその駆動アームの
先端に設けられた移動ベースであり、その先端にエッジ
を有する電極21が取り付けられている。22は機器に固定
された固定ベースであり、銅線23は固定ベース22と移動
ベース20との間に挟まれ、電極21の先端のエッジが銅線
23にくい込んで導通が得られる。24は固定ベース22の先
端面の両側部に設けられたスペーサであり、電極21はス
ペーサ24の間にて銅線23に当たることとなり、銅線23が
ある程度逃げて電極21が銅線23に大きな傷を与えること
が無いようになっている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら以上のような構成では、特に0.1mm程度
の細い導線を用いる場合に問題がある。つまり、このよ
うな細い導線に電極用エッジが大きくくい込むと導線は
非常に切れ易くなってしまう。それで、電極用エッジが
絶縁被覆を確実に破る反面、その下の導体部への傷は最
少限にくい止めるように、精度よく電極用エッジの停止
位置を設定する必要がある。ところが、このような細い
絶縁被覆導線では、一般に内部の導体の細さの割に絶縁
被覆層は厚い。そして、その絶縁被覆層の厚さは均一な
わけではなく、極度に厚い部分もあれば極度に薄い部分
もある。しかしその差が導体の細さの割に大きい。この
ような導線を固定ベース上に置き、電極と固定ベースと
で挟んだ際に、固定ベースに接する部分の絶縁被覆層が
厚い場合は、その分内部の導体は固定ベースから離れて
電極を載せた移動ベース側へ寄ることとなる。一方、そ
の部分の絶縁被覆が薄い場合は、前述の場合とは反対に
導体は移動ベースから離れることとなる。導体が移動ベ
ースへ近付きすぎる場合にはエッジが導体に大きくくい
込んで大きな傷ができてしまい、一方導体が移動ベース
から遠すぎる場合にはエッジが導体に届かない場合があ
る。 このように従来の構成では、たとえ機械的精度を向上
させて電極用エッジの停止位置を正確に設定しても、非
常に細い絶縁被覆導線を用いる場合には、その導線自体
のばらつきの影響を受けてしまい、導線切断や導通不良
等が生じてしまっていた。 本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、
非常に細い絶縁被覆導線も問題なく用いることが可能な
リッツ線用の通電装置を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、電極の接触部に複数のエッジをリッツ線の
ピッチより長くかつエッジの数をリッツ線を構成する導
線の本数より多く並べて配設し、かつ導線を支えるベー
ス板上に弾性シートを設け、リッツ線を上記接触部と上
記弾性シートとの間に挟むようにした。 作 用 上記構成により、導線の長手方向に伸びるある程度長
い区間内に複数の導通点を分散して形成することが可能
となる。そのため、たとえ絶縁被覆層の厚さが不均一で
あって部分的に電極用エッジが内部の導体に届かなくて
も、他の部分に形成された導通点によって導通が確保さ
れることとなり、このためたとえ導線を挟む力を弱くし
ても導通が確保されることとなる。また、導線を挟んだ
際には弾性シートは導線表面の凹凸に従って変形するこ
ととなり、上記区間内において、内部の導体に生じる傷
の深さを均一にすることができる。つまり、導線の絶縁
被覆層のベース板側向く部分に極度に厚い部分があって
も弾性シートのそれが当たる部分は大きく縮むこととな
り、その反対に極度に薄い部分があっても弾性シートの
それが当たる部分の縮み量はわずかなものとなる。その
ため、たとえば絶縁体被覆導線のベース板側に向く部分
に絶縁被覆層の極度に厚い部分があると、弾性シート上
のそれが当たる部分は前述したように大きく縮み、その
分だけ内部導体が電極用エッジから後退することにな
り、内部導体に生じる傷が大きくなり過ぎることはな
い。 また、導線の絶縁被覆層の極度に薄い部分があって
も、その部分では弾性シートの縮みは小さく、電極用エ
ッジは内部導体へ届いて十分な導通が得られることとな
る。このように、導体に生じる傷の深さが均一となり、
かつ複数の電極用エッジによって確実な導通が保たれる
ので、確実な導通を保ちながらも導線を挟む力を非常に
小さくして内部の導体に与える傷を最少限にくい止める
事が出来、非常に細い絶縁被覆導線においても使用する
ことが可能となる。 実 施 例 以下、本発明におけるリッツ線用の通電装置の一実施
例について説明する。第1図は通電用電極を有する可動
部、第2図は固定部を示すものである。第1図において
1はエアーシリンダ駆動装置(図示せず)によって移動
するアームであり、2はアーム1の先端に固定された移
動ベースである。3,4は移動ベース2に形成された凹部
に収容される電極ホルダーで、取り替え可能なように着
脱自在になっている。電極ホルダー3,4には、導線にく
い込むようにエッジが形成された電極5,6がそれぞれ固
定されている。 電極5は、第3図に示されるように先端にエッジが形
成された複数の金属板を重ねて構成されており、各エッ
ジが導線に同時に、かつエッジ部の幅に等しい区間全域
にわたって当たるようになっている。また電極6につい
ても電極5と同様に構成されている。 第2図において7は固定ベース、8は受け板、9は受
け板8に突設されたガイドシャフトである。10は受け板
8の表面に貼付された弾性シートであり、導線は弾性体
シート10を介して前記移動ベース2と受け板8とに挟ま
れることとなる。そして固定ベース7はガイドシャフト
9をスライド可能に保持している。11は導線をはさんだ
時に固定ベース7と受け板8との間に介在するように設
けられた弾性体のクッションであり、固定ベース7の前
面に取り付けられている。12はスプリングである。 以上のように構成されたリッツ線用の通電装置は第3
図に示されるように非常に細い絶縁被覆導線を用いた場
合に有用である。つまり第3図のように導線14の弾性シ
ート10に接する側の側部に絶縁被覆層の塊15があって
も、弾性シート10のそれが当たる部分は他の部分より大
きく縮むこととなり、その部分にて導体16にエッジ5が
深くくい込むことはない。また絶縁被覆層が薄い部分で
は弾性シート10の縮み量は小さく、エッジ5は導体16へ
届くこととなる。 また本装置は、複数の細い絶縁被覆銅線をより合わせ
たリッツ線に非常に有用である。第4図は4本の線をよ
り合わせたて作られたリッツ線11に通電させる場合を示
すものである。第4図において17はリッツ線である。K
はこのリッツ線17のピッチを示すものであり、リッツ線
の一方の側面のみを見た場合に、そのリッツ線を構成す
る細線、たとえば細線18はこのピッチKの間隔で現れる
こととなる。この4本の細線全てに電流を流すためには
4本の細線全てにエッジが当たるようにする必要があ
る。本実施例では、電極5のエッジ部の幅Lはリッツ線
17のピッチKより大きく、かつ幅Lの区間内に細線の数
すなわち4よりも多数のエッジが設けられている。具体
的には、L=6mm、その中のエッジ数は15本である。一
方本実施例におけるリッツ線17のピッチはK=4mmであ
る。そのためリッツ線17のどの部分を本通電装置で挟ん
でも、4本の細線全てにエッジが当たることとなり、し
かも1本の細線には少なくとも3ケ所の導通点が形成さ
れることとなる。 ところで、複数の線をより合わせたリッツ線の外径は
端から端まで均一であるとは言い難く、これと同等の電
流容量を有する通常の絶縁体被覆導線と比べるとかなり
の凹凸が生じている場合が多い。しかし、本実施例にお
ける通電装置は、固定部側の弾性体シート10がその凹凸
を吸収することとなり、部分的に電極用エッジが深くく
い込んでしまって大きな傷が生じてしまうことはない。 発明の効果 以上のように本発明は、電極の接触部に複数のエッジ
を並べて配設し、かつ導線を支えるベース板上に弾性シ
ートを設け、導線を上記接触部と上記弾性シートとの間
に挟むようにしたことにより、非常に細く、絶縁被覆層
の厚さが均一でないような絶縁体被覆導線であっても導
線切断等を招く可能性は少ない。特に、細い導線をより
合わせて構成されたリッツ線に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例における導線通電装置の移動部
を示す斜視図、第2図は同導線通電装置の固定部を示す
斜視図、第3図は同導線通電装置の使用状態を示す部分
断面図、第4図は同導線通電装置の使用状態を示す側面
図、第5図は従来の導線通電装置の平面図である。 1……アーム、2……移動ベース 3,4……電極ホルダ、5,6……電極 7……固定ベース、8……受け板 10……弾性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金山 竜彦 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−18266(JP,U) 実開 昭62−89775(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.リッツ線と接触する電極を設けた第1のベース部材
    と、弾性シートを設けた第2のベース部材とを備え、前
    記電極が複数のエッジが並べて構成されているととも
    に、前記複数のエッジと前記弾性シートの間にリッツ線
    を挟みこんでリッツ線に通電するリッツ線用の通電装置
    であって、前記電極の長さはリッツ線のピッチより長い
    とともに、前記電極を構成するエッジの数はリッツ線を
    構成する導線の本数より多いことを特徴とするリッツ線
    用の通電装置。
JP62129339A 1987-05-26 1987-05-26 リッツ線用の通電装置 Expired - Lifetime JP2702715B2 (ja)

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JPS63293808A JPS63293808A (ja) 1988-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5596122A (en) * 1979-01-16 1980-07-22 Tokico Ltd Sweeper head
US4642722A (en) * 1984-02-07 1987-02-10 Minnesota Mining And Manufacturing Company Spring mechanism for lid of video cassette

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