JP2700451B2 - 校正プリント作成機能を有するレイアウト装置 - Google Patents
校正プリント作成機能を有するレイアウト装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、編集された画像データを昇華転写プリンタ
を用いて校正刷りを行うことができるレイアウト装置に
関するものである。 (従来の技術) 近年レイアウトスキャナと呼ばれる編集機能を備えた
システムを用いて印刷用フイルム原版を作成することが
盛んに行われている。これは、スキャナによって取り込
んだ画像データをレイアウトコンピュータを使用してト
リミング、レイアウト、各種修正、その他印刷製版に必
要な作業を行い、その結果をフイルム原版に出力するも
のである。そしてこのレイアウトコンピュータを使用し
て行われる上記各種作業は、取り込んだ画像データをデ
イスプレイ上に表示してレイアウト、修正等の作業結果
を確認しながら行うことができるようになっている。 ここで、デイスプレイ上に表示された画像状態は、画
像精度、色あい、階調等が実際の印刷状態とはかなり相
違している。したがって、印刷機による印刷に先立ち、
最終確認として校正刷りが行われる。 (従来技術の問題点) ところでこの校正刷りは次のようにして行われる。ま
ず、上記レイアウトコンピュータで編集された画像デー
タを、一旦スキャナの露光ドラムにセットされたフイル
ムに露光してフイルム原版を作成する。次いで、このフ
イルム原版に基づいて印刷版を作成し、印刷インキを使
用して校正用の印刷が行われることとなる。すなわち校
正刷りを行うためには、フイルム原版の作成、印刷版の
作成および印刷インキを使用した印刷という煩雑な工程
を経なければならないという問題が生じていた。 (発明の目的) 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、編
集された画像データから、フイルム原版を作成すること
なく直接昇華転写プリンタにて、高精度、高品質の校正
用カラーハードコピーを極めて効率よく作成することが
できるレイアウト装置を提供することを目的とする。 (発明の概要) この目的達成のため本発明は、スキャナより入力され
た画像データを記憶手段に記憶して、この記憶された画
像データに対して指示手段を用いて指定されたトリミン
グ範囲などに基づいて、トリミング・レイアウトするこ
とにより印刷製版用に編集された多階調の画像データを
作成するレイアウト手段と、このレイアウト手段で作成
された前記多階調のカラー画像データを所定の画像密度
に変換する画素密度変換器と、この画素密度変換器から
出力される画像データを各色毎に転写インキの特性に合
わせて修正する色修正器と、この色修正器から出力され
る各色データの階調を修正する階調修正器と、この階調
修正器から出力される多階調の並列データを直列データ
に変換する並直変換器と、この並直変換器からの出力に
応じて昇華転写シートから受像紙に転写を行う印刷部と
からなる校正プリント作成手段と、よりなる校正プリン
ト作成機能を有するレイアウト装置を提供する。 (実施例) 以下図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。 第1図は本発明の一例を示した校正プリント作成機能
を有するレイアウト装置の概略構成図であり、図におい
てAはレイアウトスキャナ、Bは昇華転写プリンタであ
る。図示の如く、レイアウトスキャナAはコンピュータ
1とこれに接続されているメモリ2、3、デイスプレイ
4、ジョイステック5、キーボード6、タブレットデジ
タイザー7、および、スキャナ部8より構成され、昇華
転写プリンタBは画素密度変換器10、色修正器11、階調
修正器12、バッファ13、並直変換器14、ドライバー15、
転写ヘッド16および転写ドラム17から構成されている。
タブレットデジタイザー7はカーソル71、入力面72から
なり、入力面には台紙領域73、メニュー領域74が設定さ
れている。スキャナ部8は入力ドラム81、出力ドラム8
2、リニアエンコーダ83、ロータリエンコーダ84および
インタフェイス85、86より構成され、インタフェイス8
5、86はコンピュータ1に接続されている。なお、コン
ピュータ1は入力コンピュータ、レイアウトコンピュー
タおよび出力コンピュータ(いずれも図示せず)より構
成されている。 画素密度変換器10は、コンピュータ1から入力される
画像データの間引きあるいは補間を行い、任意の大きさ
の画像が転写ヘッド16より出力されるように画素密度の
変換を行うものであり、通常はレイアウトスキャナAの
出力ドラム82に出力される画像と転写ヘッド16から出力
される画像とは同じ大きさになるよう画素密度変換を行
う。 色修正器11はレイアウトスキャナAで印刷インキの特
性に合わせて修正されたY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)およびK(スミ)の各色データを、
転写フイルムWの特性に合うように修正するものであ
る。 階調修正器12は色修正器11から入力されるY、M、
C、Kの各色毎のデータの階調を必要に応じて修正する
もので、グラデーション回路(図示せず)等が設けら
れ、ハイライトを強調したり、シャドウを強調したりす
ることができる。 バッファ13は転写ヘッド16の1ライン分のデータを書
き込むもので、第1バッファおよび第2バッファ(図示
せず)より構成されている。この第1バッファ、第2バ
ッファは、一方が書込まれているとき他方が読み出され
るように交互に書込みおよび読出しを行うもので、これ
により画像データの書込み動作とその読出し動作の干渉
を防止している。 第2図は並直変換器14の概略構成図であり、図示の如
くコンパレータ22の一方の入力側にはバッファ13のから
の並列データが与えられ、他方の入力側にはカウンタ23
からの出力が与えられ、コンパレータ22はこれらの入力
に基づき直列データを出力し、ドライバ15に与えるよう
になっており、ドライバ15はこの直列データに基づき転
写ヘッド16を駆動させるようになっている。 第3図は転写ヘッド16の詳細回路図であり、図示の如
く、コンパレータ22からの直列データがシフトレジスタ
SRに与えられると、この直列データはラッチ回路LTによ
りラッチされた後、一方からストローブ信号が与えられ
るナンドゲートNAを介して発熱素子HEに与えられるよう
になっている。 第4図および第5図は転写ヘッド16と転写ドラムに17
よる受像紙への転写機構を示したもので、転写ドラム17
の周面には受像紙Pが巻き付けてあり、その所定位置に
転写ヘッド16が転写フイルムWを介して当接し、転写フ
イルムWの染料を加熱昇華させ受像紙に付着させる。 第6図は第5図の部分拡大図であり、転写ドラム17に
転写フイルムWおよび受像紙Pを挟んで転写ヘッド16が
当接している状態を示している。転写フイルムWは耐熱
層31、ベース材32、転写層33が順次重ねられてなり、一
方受像紙Pは受像層34および基材35が重ねられている。 ここで転写フイルムWの耐熱層31としては、ベースの
裏面に金属層あるいは耐摩耗層として酸化ケイ素層を設
ける方法(特開昭54−143152号公報、特開昭57−74195
号公報)、シリコーンあるいはエポキシなどの耐熱樹脂
層を設ける方法(特開昭57−7467号公報)、常温で固体
または半固体の界面活性剤などを添加した樹脂層を設け
る方法(特開昭57−12978号公報)あるいは活性無機顔
料を耐熱性樹脂中に含有させた層を設ける方法(特開昭
56−15579号公報)などが提案されている。 また基材32としては、ポリエステルフイルム、ポリス
チレンフイルム、ポリサルフォンフイルム、ポリビニル
アルコールフイルム、セロファンなどのフイルムが用い
られ、特に、耐熱性の点からポリエステルフイルムが好
ましい。その厚みは、0.5〜50μm、好ましくは、3〜1
0μmであることが望ましい。 さらに熱転写層33としては、昇華性の染料がバインダ
ー樹脂中に含有されてなる熱昇華転写層であって昇華性
の染料がバインダー樹脂中に含有されてこの層の厚みと
しては、0.2〜5.0μm、好ましくは0.4〜2.0μm程度で
あることが望ましい。転写層33に含まれる染料として
は、分散染料であることが望ましく、この染料は約150
〜400程度の分子量を有することが望ましい。この染料
と、熱昇華温度、色相、耐候性、バインダー樹脂中での
安定性などを考慮して選択され、具体的には次のような
ものが例示される。 Miketon Polyester Yellow−YL(三井東圧製、C.I.Di
sperse Yellow−42)、Kayaset Yellow−G(日本化薬
製、C.I.Disperse Yellow 77)、PTY−52(三菱化成
製、C.I.Solvent Yellow 14−1)、Miketon Polyester
Red B−SF(三井東圧製、C.I.Disperse Red 111)、Ka
yaset Red B(日本化薬製、C.I.Disperse Red B)、PTR
−54(三菱化成製、C.I.Disperse Red 50)、Miketon P
olyester Blue FBL(三井東圧製、C.I.Disperse Blue 5
6)、PTB−67(三菱化成製、C.I.Disperse Blue 24
1)、Kayaset Blue 906(日本化薬製、C.I.Solvent 11
2)などである。 染料の昇華温度、発色した状態でのカバリングパワー
の大小にもよるが、染料は転写層中に通常5〜70重量%
好ましくは10〜60重量%程度の量で存在する。 バインダー樹脂としては、通常耐熱性が高く、しかも
加熱された場合に染料の移行を妨げないものが選択さ
れ、例えば以下のようなものが用いられる。 (1)セルロース系樹脂 エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エ
チルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セル
ロースなど。 (2)ビニル系樹脂 ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリエステル、ポ
リアクリルアミドなど。 このような熱転写層33をベース材32上に設けるには、
溶剤に染料およびバインダー樹脂を溶解するかあるいは
染料だけは分散状態にして昇華転写層形成用インキ組成
物を調製し、これを適当な印刷方法あるいは塗布方法に
よりベース材32上に設ければ良い。なお、必要に応じ
て、昇華転写層形成用インキには任意の添加剤を加えて
も良い。 一方、受像紙Pとしては、紙、合成紙、織布、不織
布、樹脂フイルムないしシート、あるいは、樹脂フイル
ム、紙および金属箔を任意に組み合わせた複合材、さら
には、金属板、木材等が用途に応じて適宜選択される。 なお、第6図に示す受像紙Pは基材35に受像層34が設
けられたものであるが、受像紙Pは基材34のみでもよく
受像層34は必要に応じて設ければよい。 また、受像層34を構成する樹脂としては、 (イ)エステル結合を有するもの ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンア
クリレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂な
ど。 (ロ)ウレタン結合を有するもの ポリウレタン樹脂など。 (ハ)アミド結合を有するもの ポリアミド樹脂など。 (ニ)尿素結合を有するもの 尿素樹脂など (ホ)その他極性の高い結合を有するもの ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂
など。 上記のような合成樹脂に加えて、これらの混合物ある
いは共重合体なども使用し得る。 次に第1図に示す校正プリント作成機能を有するレイ
アウト装置の動作について説明するが、まずレイアウト
スキャナAの動作について説明する。 レイアウトスキャナAでは各種原稿、割付指定紙、そ
の他の指示書に基づいて画像データの編集作業等が次の
ようにして行われる。まずスキャナ部8の入力ドラム21
上に原稿を貼り、リニアエンコーダ23からX方向位置デ
ータPXおよびロータリエンコーダ24からY方向位置デー
タPYと共に、原稿の画像データをインタフェイス25を介
してコンピュータ1の入力コンピュータ(図示せず)に
取込み、メモリ2に記憶させる。画像データは割付指定
紙(図示せず)に基づき原稿の適当範囲について取込ん
でおき、後にコンピュータ1のレイアウトコンピュータ
(図示せず)でトリミングする。ここで、インタフェイ
ス25は色修正、階調修正等の修正機能を有しており、こ
の修正機能により取り込んだ原稿の画像データに対して
は、印刷インキの特性に合うような修正処理がなされ
る。 この修正処理された画像データが書込まれたメモリ2
は入力コンピュータから切り離されてレイアウトコンピ
ュータに接続される。これによりデイスプレイ4にはメ
モリ2に書込まれている画像データが表示される。この
表示画像をオペレータが観察し、割付指定紙を参照しな
がらジョイスティック5を操作してカーソルを移動させ
トリミング範囲を指定したり網ふせの位置等を指定す
る。また、キーボード6により変倍率、版面色、網%等
の指定を行う。 これらのデータとメモリ3に書込まれるので、書込み
終了後にメモリ3をレイアウトコンピュータから切り離
し、コンピュータ1の出力コンピュータ(図示せず)に
接続する。これによりメモリ3のデータは出力コンピュ
ータから出力されることとなる。このメモリ3のデータ
からフイルム原版を作成する場合は、インタフェイス26
を介してスキャナ部8の出力ドラム上にセットされたフ
イルムに出力すればよい。 また、ジョイスティック5およびキーボードを使用し
て行った上記の作業は、タブレットデジタイザー7を操
作して行うこともできる。すなわち、タブレットデジタ
イザー7の台紙領域に上記割付指定紙をセットして、カ
ーソル71を操作して、割付指定紙に描画された絵柄の位
置データおよびメニュー領域74に設定された各種メニュ
ーを選択して入力すればよい。 このようにして編集された画像データは、出力コンピ
ュータから昇華転写プリンタBに転写ヘッド16の1ライ
ン毎に入力される。 次に昇華転写プリンタBの動作について説明する。ま
ず、レイアウトスキャナAから転写ヘッド16の1ライン
分の画像データが画素密度変換器10に入力されると、画
素密度変換器10はこの画像データを昇華転写プリンタB
の画素密度に変換して色修正器4に入力する。レイアウ
トスキャナAから出力される画像データの画素密度は通
常12〜20本/mm程度と昇華転写プリンタBの画素密度よ
り多いため、画素密度変換器10では通常間引き処理が行
われる。なお、昇華転写プリンタBの画素密度は10本/m
m程度以上が好ましい。 次いで色修正器11にて入力された画像データの修正が
行われる。レイアウトスキャナAから昇華転写プリンタ
Bに与えられる画像データはY、M、CおよびKのデー
タであるが、色修正器11では主にY、M、Cのデータの
修正を行う。ここで、色修正器11に入力される各色のデ
ータをY0、M0、C0およびk0とすると、Y0、M0、C0のデー
タは1次色修正回路(図示せず)に入力されて1次修正
データY1、M1、C1が計算され、さらにこの1次修正デー
タY1、M1、C1が2次色修正回路(図示せず)に入力さ
れ、2次修正データY2、M2、C2が色修正器11からのY、
M、Cの出力データとなる。 1次色修正回路は印刷インキと転写インキの単色特性
の相違を補正するため、この補正に必要な1次修正デー
タY1、M1、C1を算出する働きをするもので、元のデータ
Y0、M0、C0を次式のようにマトリクス演算して1次修正
データY1、M1、C1の計算を行う。 Y1=−k11・C0−k12・M0+k13・Y0 M1=−k21・CP+k22・M0+k23・Y0 C1=k31・C0−k32・M0−k33・Y0 但し、kij:重み係数 i=1〜3 j=1〜3 2次色修正回路は印刷インキと転写インキの混色特性
の相違を補正するため、1次修正データY1、M1、C1に対
して所定の補正を加えた2次修正データY2、M2、C2を算
出する働きをするもので、1次修正データを次式のよう
にマトリクス演算して2次修正データY2、M2、C2の計算
を行う。 Y2=Y1・l11・ΔB+l12・ΔC+l13・ΔG +l14・ΔY+l15・ΔR+l16・ΔM M2=M1・l21・ΔB+l22・ΔC+l23・ΔG +l24・ΔY+l25・ΔR+l26・ΔM C2=C1+l31・ΔB+l32・ΔC+l33・ΔG +l34・ΔY+l35・ΔR+l36・ΔM 但し、lij:重み係数 i=1〜3 j=1〜6 ΔB、ΔC、ΔG、ΔY、ΔR、ΔM:特色データ したがって、1次色修正回路において重み係数kijを
選択してやれば、単色における昇華転写プリンタBで印
刷される画像上のインキの印刷インキからのずれを任意
に修正することができ、2次修正回路による重み係数l
ijを選択してやれば、混色における昇華転写プリンタB
で印刷される画像上のインキの印刷インキからのずれを
任意に修正することができる。 なお、スミデータK0についても次式により修正データ
K2を計算し、色修正器11のKの出力データとしてもよ
い。 K2=K+m1・ΔB+m2・ΔC+m3・ΔG +m4・ΔY+m5・ΔR+m6・ΔM 但し、MI:重み係数 i=1〜6 このようにして色修正器11から出力されるY、M、
C、Kのデータは階調修正器11に入力され、各データ毎
に階調の修正が行われる。 第7図は階調修正器12で行われる修正の説明図であ
り、f0は標準特性曲線、f1はハイライト強調曲線、f2は
シャドウ強調曲線、f3はハイライト・シャドウ強調曲
線、f4は中間調強調曲線である。図示の如く、色データ
の濃度と昇華転写プリンタ1で印刷される印刷物の濃度
との関係を決定する調子再現特性を必要に応じてに設定
することにより、原画像に近い調子を再現することがで
きる。すなわち、修正しない場合は曲線f0を使用し、修
正する場合は強調したい階調部分に応じてf1〜f4の曲線
を適宜使用すればよい。また、調子再現性特性曲線は図
示のものに限定されず任意に設定することができる。そ
して、例えばこの調子再現特性による階調修正の制御は
グラデーション回路(図示せず)により行われ、ハイラ
イト、中間調、シャドウの各々について個別に設けられ
ているつまみ(図示せず)を調整することにより、調子
再現特性が設定されることとなる。 次いで、階調修正器12で修正されたY、M、C、Kの
データはバッファ13に書込まれる。バッファ13は書込み
および読出しの動作を交互に行う第1バッファおよび第
2バッファ(図示せず)より構成されているため、この
第1バッファ、第2バッファから読出されたデータは、
並列データとして並直変換器14に入力され直列データに
変換される。 このようにして並列データから変換された直列データ
は、第3図に示すシフトレジスタSRにn画素分与えら
れ、ラッチ回路LTによりラッチされた上でナンドゲート
NAに入力される。そして、ストローブ信号STがナンドゲ
ートNAに入力されると上記n画素分のデータは発熱素子
HEに与えられる。 第8図は各画素毎の信号を示した説明図であり、図に
示すものは1画素目は最高階調でn画素目が最低階調
で、2画素目乃至(n−1)画素目は直線的に変化する
例を示している。 次に並直変換器14の動作について説明する。まず、第
2図に示すように並列データである画素データA(A0〜
A7からなる並列8ビットデータ)はコンパレータ22の一
方の入力に与えられ、コンパレータ22の他方の入力には
カウンタ23の出力B(B0〜B7からなる8ビットインクリ
メント出力)が与えられる。カウンタ23はクロックをイ
ンクリメント計数してその出力B0〜B7を逐一変化する。 コンパレータ22はこれらの2つの入力AとBとを比較
し、カウンタ13のインクリメント出力Bが画素データA
と一致するまでつまりA>BおよびA=Bの場合に
「1」出力を継続し、それ以後は「0」出力を生じる。
すなわち画素データAが有する濃度の重みに対応したカ
ウンタ23のインクリメント値が与えられるまでコンパレ
ータ22は「1」を出力し続ける。例えば画素データAが
256階調における128階調の濃度であれば「1」が128個
連続し以後「0」が128個続く直列データが得られる。 この直列データはコンパレータ22のA>BおよびA=
B出力がオアゲート24を経てA≧Bとして取り出される
ものであり、この例では256階調が表現されている。こ
の階調は少ないものとすることができる。例えばインク
リメントするビットをB0ではなくB1とすれば128階調、B
2とすれば64階調となり、簡単に階調設定を変えること
ができる。 このようにカウンタ23ノ出力Bを1づつインクリメン
トすることにより画素データAとカウンタ23の出力Bと
の関係がA=Bとなるまで「1」が続き、それ以後
「0」となる直列データが得られる。この直列データは
第3図と第8図との対比で説明したものである。 このように、転写ヘッド16の1ライン毎にバッファ13
に格納されたデータは並直変換器14に与えられて直列デ
ータに変換され、ドライバー15を介して転写ヘッド16に
与えられて、転写ドラム17上の受像紙Pに記録される。 第9図は本発明の昇華転写プリンタBの動作を示すフ
ローチャートである。 これについて説明すると、まず用紙セットおよびリボ
ン頭出し等の前準備を行い(S1)、印字スタートすると
(S2)、いづれかの色つまりC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、B(黒)のいづれかの色につい
て1ラインづつライン更新しつつ印字を行う(S3、S
4)。ある1色について印字が終了すると(S5)、転写
シートを他の色のもの変え(S6)、他の3色について印
字を行う。各色について受像紙は所定位置から印字を開
始する(S8)。そして4色の印字が終了したら排紙して
(S9)動作終了する。 第10図は第1図に示す色修正器11および階調修正器12
の別態様における信号処理動作の説明図であり、この実
施例では、 画像データの前処理。 前処理済み信号に基づく3属性データの分離変換処
理。 3属性データの合成処理。 の3つの処理により入力画像データに対する色修正済み
のデータを得るようになっており、第1図に示す画素密
度変換器10から出力される画像データの各画素毎の色デ
ータを(c,m,y)とする。 〔前処理〕 この処理ではまず入力される色データ(c,m,y)のお
おきさを0(輝度が低い)かち1(輝度が高い)の間に
正規化する。すなわち、 0≦c,m,y≦1 次いで、色データ(c,m,y)をソーテイング(並べ替
え)して大きい順に並べ、一番大きなものをa1、二番目
のものをa2、三番目のものをa3と定義する。 ここで(a1,a2,a3)を前処理済みデータという。 〔分離変換処理〕 この処理は、前処理済みのデータ(a1,a2,a3)に基づ
き、それぞれ並列に進む色相データ(c1,m1,y1)の分離
変換処理、にごりデータ(c1′,m1′,y1′)の分離変換
処理、および階調データのgの分離変換処理の3つの処
理からなる。 まず、色データの分離変換処理について説明する。こ
こで、色相を決定する因子を次のように定める。 I(a1−a3)及び(a2−a3) 但し、a2≠a3の場合。 II(a1−a3) 但し、a2=a3の場合。 これは次の理由による。すなわち、a2≠a3のときのデ
ータa3、およびa2=a3のときのデータa2、a3はそれぞれ
にごり成分としてしか機能せず、色相を変化させる因子
とはならないからである。 そして。上記Iの場合での色相は(a2−a3)/(a1−
a3)から第11図に示すように、色相を波長順に循環して
並べた図上での実数直線を内分した点のうち、データa1
となっている(c,m,y)のいずれかの直前の点となり、
上記IIの場合にはデータa1となっている(c,m,y)のい
ずれかそのものの位置する点となる。 例えば、データ(c,m,y)がc=0.3、m=0.1、y=
0であったとすると、この場合、a1=c=0.3、a2=m
=0.1、a3=y=0となり、したがって、a2≠a3なので
(a2−a3)/(a1−a3)=1/3、かつa1=cから第11図
の点*が上記データの色相となる。 ここで、第12図に示すように横軸に波長順の色相を、
縦軸に各色相での最高階調時での転写インキ量(濃度)
をとった色相テーブルを用意し、これを上記した色相位
置を参照して変換すれば、転写ヘッド16にて転写フイル
ムWから受像紙P転写を行う際に各色に必要な最高階調
時での濃度に対応した色相データ(c1,m1,y1)を得るこ
とができる。 次に、にごりデータの分離変換処理について説明す
る。にごり量はある色に対してそれに含まれている反対
色(補色)の量で表される。したがって、入力データ
(c,m,y)に関する反対色は(1−c,1−m,1−y)とな
る。これをソーテイングして大きい順に並べると(a3,a
2,a1)となり、a3/a1が色相データ(c1,m1,y1)に加え
るべきにごりの割合となる。そこで、上記の処理で求め
た各色に必要な最高階調時での濃度に対応した色相デー
タ(c1,m1,y1)とデータa1、a3とにより、 (c1′,m1′,y1′)=(a3/a1)× (1−c,1−m,1−y) (1) を計算し、にごりデータ(c1′,m1′,y1′)を得るよう
にする。 次に、階調データの分離変換処理について説明する。
まず、階調はデータa1の値そのもので表すことができ
る。なぜなら、前処理において、色データ(c,m,y)
は最小値=0から最大値=1に正規化されており、その
色相の最大階調は必ずa1=1のときとなるかちである。
つまり、階調はそのときのデータa1とこのデータa1の最
大値の比じ与えられるが、データa1の最大値が1なの
で、階調は(a1/1)=a1となるのである。 次いで、第13図に示すような階調変換テーブルを用意
し、データa1によりこのテーブルを参照することにより
所望の特性の階調データgを得る。 〔合成処理〕 この処理はスミデータK以外の各色に必要な濃度c2,m
2,y2を得るためのもので、以下の計算処理となってい
る。 こうして得たデータにより転写ヘッド16により転写フ
イルムWから受像紙Pに転写を行えば、所望の発色をも
った印刷物、すなわち、印刷インキを使用した印刷物と
同等のものを得ることができる。そして、この場合の色
の修正作業は、色相に対しては第12図に示した色相テー
ブルの特性を選択する作業となり、にごりに対しては上
記(1)におけるa3/a1の大きさをそれぞれの色毎に調
整する作業となり、階調に対しては第13図の階調テーブ
ルの特性の選択となり、いずれも相互に独立した作業と
なる上、知覚上の色の3つの属性と対応しているため、
極めて容易にしかも適確に行うことができる。 (発明の効果) 以上のように本発明の校正プリント作成機能を有する
レイアウト装置は、印刷製版用に編集された多階調の画
像データを、転写インキの特性に合わせて色修正および
階調修正を施した後、昇華転写シートから受像紙に転写
を行うことにより、編集された画像が出力された校正用
の印刷物を得るものである。 したがって、本発明によると、印刷版作成に用いられ
るフイルム原版を作成する製版工程において、校正刷り
に必要なフイルム原版を作成する作業が不要となるとい
う効果を奏する。なお、この得られた校正用の印刷物
は、昇華転写プリンタが本来有する階調再現及び分解能
の良さとあいまって、印刷インキを使用した実際の印刷
物と同等の高精度、高品質のものである。
を用いて校正刷りを行うことができるレイアウト装置に
関するものである。 (従来の技術) 近年レイアウトスキャナと呼ばれる編集機能を備えた
システムを用いて印刷用フイルム原版を作成することが
盛んに行われている。これは、スキャナによって取り込
んだ画像データをレイアウトコンピュータを使用してト
リミング、レイアウト、各種修正、その他印刷製版に必
要な作業を行い、その結果をフイルム原版に出力するも
のである。そしてこのレイアウトコンピュータを使用し
て行われる上記各種作業は、取り込んだ画像データをデ
イスプレイ上に表示してレイアウト、修正等の作業結果
を確認しながら行うことができるようになっている。 ここで、デイスプレイ上に表示された画像状態は、画
像精度、色あい、階調等が実際の印刷状態とはかなり相
違している。したがって、印刷機による印刷に先立ち、
最終確認として校正刷りが行われる。 (従来技術の問題点) ところでこの校正刷りは次のようにして行われる。ま
ず、上記レイアウトコンピュータで編集された画像デー
タを、一旦スキャナの露光ドラムにセットされたフイル
ムに露光してフイルム原版を作成する。次いで、このフ
イルム原版に基づいて印刷版を作成し、印刷インキを使
用して校正用の印刷が行われることとなる。すなわち校
正刷りを行うためには、フイルム原版の作成、印刷版の
作成および印刷インキを使用した印刷という煩雑な工程
を経なければならないという問題が生じていた。 (発明の目的) 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、編
集された画像データから、フイルム原版を作成すること
なく直接昇華転写プリンタにて、高精度、高品質の校正
用カラーハードコピーを極めて効率よく作成することが
できるレイアウト装置を提供することを目的とする。 (発明の概要) この目的達成のため本発明は、スキャナより入力され
た画像データを記憶手段に記憶して、この記憶された画
像データに対して指示手段を用いて指定されたトリミン
グ範囲などに基づいて、トリミング・レイアウトするこ
とにより印刷製版用に編集された多階調の画像データを
作成するレイアウト手段と、このレイアウト手段で作成
された前記多階調のカラー画像データを所定の画像密度
に変換する画素密度変換器と、この画素密度変換器から
出力される画像データを各色毎に転写インキの特性に合
わせて修正する色修正器と、この色修正器から出力され
る各色データの階調を修正する階調修正器と、この階調
修正器から出力される多階調の並列データを直列データ
に変換する並直変換器と、この並直変換器からの出力に
応じて昇華転写シートから受像紙に転写を行う印刷部と
からなる校正プリント作成手段と、よりなる校正プリン
ト作成機能を有するレイアウト装置を提供する。 (実施例) 以下図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。 第1図は本発明の一例を示した校正プリント作成機能
を有するレイアウト装置の概略構成図であり、図におい
てAはレイアウトスキャナ、Bは昇華転写プリンタであ
る。図示の如く、レイアウトスキャナAはコンピュータ
1とこれに接続されているメモリ2、3、デイスプレイ
4、ジョイステック5、キーボード6、タブレットデジ
タイザー7、および、スキャナ部8より構成され、昇華
転写プリンタBは画素密度変換器10、色修正器11、階調
修正器12、バッファ13、並直変換器14、ドライバー15、
転写ヘッド16および転写ドラム17から構成されている。
タブレットデジタイザー7はカーソル71、入力面72から
なり、入力面には台紙領域73、メニュー領域74が設定さ
れている。スキャナ部8は入力ドラム81、出力ドラム8
2、リニアエンコーダ83、ロータリエンコーダ84および
インタフェイス85、86より構成され、インタフェイス8
5、86はコンピュータ1に接続されている。なお、コン
ピュータ1は入力コンピュータ、レイアウトコンピュー
タおよび出力コンピュータ(いずれも図示せず)より構
成されている。 画素密度変換器10は、コンピュータ1から入力される
画像データの間引きあるいは補間を行い、任意の大きさ
の画像が転写ヘッド16より出力されるように画素密度の
変換を行うものであり、通常はレイアウトスキャナAの
出力ドラム82に出力される画像と転写ヘッド16から出力
される画像とは同じ大きさになるよう画素密度変換を行
う。 色修正器11はレイアウトスキャナAで印刷インキの特
性に合わせて修正されたY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)およびK(スミ)の各色データを、
転写フイルムWの特性に合うように修正するものであ
る。 階調修正器12は色修正器11から入力されるY、M、
C、Kの各色毎のデータの階調を必要に応じて修正する
もので、グラデーション回路(図示せず)等が設けら
れ、ハイライトを強調したり、シャドウを強調したりす
ることができる。 バッファ13は転写ヘッド16の1ライン分のデータを書
き込むもので、第1バッファおよび第2バッファ(図示
せず)より構成されている。この第1バッファ、第2バ
ッファは、一方が書込まれているとき他方が読み出され
るように交互に書込みおよび読出しを行うもので、これ
により画像データの書込み動作とその読出し動作の干渉
を防止している。 第2図は並直変換器14の概略構成図であり、図示の如
くコンパレータ22の一方の入力側にはバッファ13のから
の並列データが与えられ、他方の入力側にはカウンタ23
からの出力が与えられ、コンパレータ22はこれらの入力
に基づき直列データを出力し、ドライバ15に与えるよう
になっており、ドライバ15はこの直列データに基づき転
写ヘッド16を駆動させるようになっている。 第3図は転写ヘッド16の詳細回路図であり、図示の如
く、コンパレータ22からの直列データがシフトレジスタ
SRに与えられると、この直列データはラッチ回路LTによ
りラッチされた後、一方からストローブ信号が与えられ
るナンドゲートNAを介して発熱素子HEに与えられるよう
になっている。 第4図および第5図は転写ヘッド16と転写ドラムに17
よる受像紙への転写機構を示したもので、転写ドラム17
の周面には受像紙Pが巻き付けてあり、その所定位置に
転写ヘッド16が転写フイルムWを介して当接し、転写フ
イルムWの染料を加熱昇華させ受像紙に付着させる。 第6図は第5図の部分拡大図であり、転写ドラム17に
転写フイルムWおよび受像紙Pを挟んで転写ヘッド16が
当接している状態を示している。転写フイルムWは耐熱
層31、ベース材32、転写層33が順次重ねられてなり、一
方受像紙Pは受像層34および基材35が重ねられている。 ここで転写フイルムWの耐熱層31としては、ベースの
裏面に金属層あるいは耐摩耗層として酸化ケイ素層を設
ける方法(特開昭54−143152号公報、特開昭57−74195
号公報)、シリコーンあるいはエポキシなどの耐熱樹脂
層を設ける方法(特開昭57−7467号公報)、常温で固体
または半固体の界面活性剤などを添加した樹脂層を設け
る方法(特開昭57−12978号公報)あるいは活性無機顔
料を耐熱性樹脂中に含有させた層を設ける方法(特開昭
56−15579号公報)などが提案されている。 また基材32としては、ポリエステルフイルム、ポリス
チレンフイルム、ポリサルフォンフイルム、ポリビニル
アルコールフイルム、セロファンなどのフイルムが用い
られ、特に、耐熱性の点からポリエステルフイルムが好
ましい。その厚みは、0.5〜50μm、好ましくは、3〜1
0μmであることが望ましい。 さらに熱転写層33としては、昇華性の染料がバインダ
ー樹脂中に含有されてなる熱昇華転写層であって昇華性
の染料がバインダー樹脂中に含有されてこの層の厚みと
しては、0.2〜5.0μm、好ましくは0.4〜2.0μm程度で
あることが望ましい。転写層33に含まれる染料として
は、分散染料であることが望ましく、この染料は約150
〜400程度の分子量を有することが望ましい。この染料
と、熱昇華温度、色相、耐候性、バインダー樹脂中での
安定性などを考慮して選択され、具体的には次のような
ものが例示される。 Miketon Polyester Yellow−YL(三井東圧製、C.I.Di
sperse Yellow−42)、Kayaset Yellow−G(日本化薬
製、C.I.Disperse Yellow 77)、PTY−52(三菱化成
製、C.I.Solvent Yellow 14−1)、Miketon Polyester
Red B−SF(三井東圧製、C.I.Disperse Red 111)、Ka
yaset Red B(日本化薬製、C.I.Disperse Red B)、PTR
−54(三菱化成製、C.I.Disperse Red 50)、Miketon P
olyester Blue FBL(三井東圧製、C.I.Disperse Blue 5
6)、PTB−67(三菱化成製、C.I.Disperse Blue 24
1)、Kayaset Blue 906(日本化薬製、C.I.Solvent 11
2)などである。 染料の昇華温度、発色した状態でのカバリングパワー
の大小にもよるが、染料は転写層中に通常5〜70重量%
好ましくは10〜60重量%程度の量で存在する。 バインダー樹脂としては、通常耐熱性が高く、しかも
加熱された場合に染料の移行を妨げないものが選択さ
れ、例えば以下のようなものが用いられる。 (1)セルロース系樹脂 エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エ
チルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セル
ロースなど。 (2)ビニル系樹脂 ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリエステル、ポ
リアクリルアミドなど。 このような熱転写層33をベース材32上に設けるには、
溶剤に染料およびバインダー樹脂を溶解するかあるいは
染料だけは分散状態にして昇華転写層形成用インキ組成
物を調製し、これを適当な印刷方法あるいは塗布方法に
よりベース材32上に設ければ良い。なお、必要に応じ
て、昇華転写層形成用インキには任意の添加剤を加えて
も良い。 一方、受像紙Pとしては、紙、合成紙、織布、不織
布、樹脂フイルムないしシート、あるいは、樹脂フイル
ム、紙および金属箔を任意に組み合わせた複合材、さら
には、金属板、木材等が用途に応じて適宜選択される。 なお、第6図に示す受像紙Pは基材35に受像層34が設
けられたものであるが、受像紙Pは基材34のみでもよく
受像層34は必要に応じて設ければよい。 また、受像層34を構成する樹脂としては、 (イ)エステル結合を有するもの ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンア
クリレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂な
ど。 (ロ)ウレタン結合を有するもの ポリウレタン樹脂など。 (ハ)アミド結合を有するもの ポリアミド樹脂など。 (ニ)尿素結合を有するもの 尿素樹脂など (ホ)その他極性の高い結合を有するもの ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂
など。 上記のような合成樹脂に加えて、これらの混合物ある
いは共重合体なども使用し得る。 次に第1図に示す校正プリント作成機能を有するレイ
アウト装置の動作について説明するが、まずレイアウト
スキャナAの動作について説明する。 レイアウトスキャナAでは各種原稿、割付指定紙、そ
の他の指示書に基づいて画像データの編集作業等が次の
ようにして行われる。まずスキャナ部8の入力ドラム21
上に原稿を貼り、リニアエンコーダ23からX方向位置デ
ータPXおよびロータリエンコーダ24からY方向位置デー
タPYと共に、原稿の画像データをインタフェイス25を介
してコンピュータ1の入力コンピュータ(図示せず)に
取込み、メモリ2に記憶させる。画像データは割付指定
紙(図示せず)に基づき原稿の適当範囲について取込ん
でおき、後にコンピュータ1のレイアウトコンピュータ
(図示せず)でトリミングする。ここで、インタフェイ
ス25は色修正、階調修正等の修正機能を有しており、こ
の修正機能により取り込んだ原稿の画像データに対して
は、印刷インキの特性に合うような修正処理がなされ
る。 この修正処理された画像データが書込まれたメモリ2
は入力コンピュータから切り離されてレイアウトコンピ
ュータに接続される。これによりデイスプレイ4にはメ
モリ2に書込まれている画像データが表示される。この
表示画像をオペレータが観察し、割付指定紙を参照しな
がらジョイスティック5を操作してカーソルを移動させ
トリミング範囲を指定したり網ふせの位置等を指定す
る。また、キーボード6により変倍率、版面色、網%等
の指定を行う。 これらのデータとメモリ3に書込まれるので、書込み
終了後にメモリ3をレイアウトコンピュータから切り離
し、コンピュータ1の出力コンピュータ(図示せず)に
接続する。これによりメモリ3のデータは出力コンピュ
ータから出力されることとなる。このメモリ3のデータ
からフイルム原版を作成する場合は、インタフェイス26
を介してスキャナ部8の出力ドラム上にセットされたフ
イルムに出力すればよい。 また、ジョイスティック5およびキーボードを使用し
て行った上記の作業は、タブレットデジタイザー7を操
作して行うこともできる。すなわち、タブレットデジタ
イザー7の台紙領域に上記割付指定紙をセットして、カ
ーソル71を操作して、割付指定紙に描画された絵柄の位
置データおよびメニュー領域74に設定された各種メニュ
ーを選択して入力すればよい。 このようにして編集された画像データは、出力コンピ
ュータから昇華転写プリンタBに転写ヘッド16の1ライ
ン毎に入力される。 次に昇華転写プリンタBの動作について説明する。ま
ず、レイアウトスキャナAから転写ヘッド16の1ライン
分の画像データが画素密度変換器10に入力されると、画
素密度変換器10はこの画像データを昇華転写プリンタB
の画素密度に変換して色修正器4に入力する。レイアウ
トスキャナAから出力される画像データの画素密度は通
常12〜20本/mm程度と昇華転写プリンタBの画素密度よ
り多いため、画素密度変換器10では通常間引き処理が行
われる。なお、昇華転写プリンタBの画素密度は10本/m
m程度以上が好ましい。 次いで色修正器11にて入力された画像データの修正が
行われる。レイアウトスキャナAから昇華転写プリンタ
Bに与えられる画像データはY、M、CおよびKのデー
タであるが、色修正器11では主にY、M、Cのデータの
修正を行う。ここで、色修正器11に入力される各色のデ
ータをY0、M0、C0およびk0とすると、Y0、M0、C0のデー
タは1次色修正回路(図示せず)に入力されて1次修正
データY1、M1、C1が計算され、さらにこの1次修正デー
タY1、M1、C1が2次色修正回路(図示せず)に入力さ
れ、2次修正データY2、M2、C2が色修正器11からのY、
M、Cの出力データとなる。 1次色修正回路は印刷インキと転写インキの単色特性
の相違を補正するため、この補正に必要な1次修正デー
タY1、M1、C1を算出する働きをするもので、元のデータ
Y0、M0、C0を次式のようにマトリクス演算して1次修正
データY1、M1、C1の計算を行う。 Y1=−k11・C0−k12・M0+k13・Y0 M1=−k21・CP+k22・M0+k23・Y0 C1=k31・C0−k32・M0−k33・Y0 但し、kij:重み係数 i=1〜3 j=1〜3 2次色修正回路は印刷インキと転写インキの混色特性
の相違を補正するため、1次修正データY1、M1、C1に対
して所定の補正を加えた2次修正データY2、M2、C2を算
出する働きをするもので、1次修正データを次式のよう
にマトリクス演算して2次修正データY2、M2、C2の計算
を行う。 Y2=Y1・l11・ΔB+l12・ΔC+l13・ΔG +l14・ΔY+l15・ΔR+l16・ΔM M2=M1・l21・ΔB+l22・ΔC+l23・ΔG +l24・ΔY+l25・ΔR+l26・ΔM C2=C1+l31・ΔB+l32・ΔC+l33・ΔG +l34・ΔY+l35・ΔR+l36・ΔM 但し、lij:重み係数 i=1〜3 j=1〜6 ΔB、ΔC、ΔG、ΔY、ΔR、ΔM:特色データ したがって、1次色修正回路において重み係数kijを
選択してやれば、単色における昇華転写プリンタBで印
刷される画像上のインキの印刷インキからのずれを任意
に修正することができ、2次修正回路による重み係数l
ijを選択してやれば、混色における昇華転写プリンタB
で印刷される画像上のインキの印刷インキからのずれを
任意に修正することができる。 なお、スミデータK0についても次式により修正データ
K2を計算し、色修正器11のKの出力データとしてもよ
い。 K2=K+m1・ΔB+m2・ΔC+m3・ΔG +m4・ΔY+m5・ΔR+m6・ΔM 但し、MI:重み係数 i=1〜6 このようにして色修正器11から出力されるY、M、
C、Kのデータは階調修正器11に入力され、各データ毎
に階調の修正が行われる。 第7図は階調修正器12で行われる修正の説明図であ
り、f0は標準特性曲線、f1はハイライト強調曲線、f2は
シャドウ強調曲線、f3はハイライト・シャドウ強調曲
線、f4は中間調強調曲線である。図示の如く、色データ
の濃度と昇華転写プリンタ1で印刷される印刷物の濃度
との関係を決定する調子再現特性を必要に応じてに設定
することにより、原画像に近い調子を再現することがで
きる。すなわち、修正しない場合は曲線f0を使用し、修
正する場合は強調したい階調部分に応じてf1〜f4の曲線
を適宜使用すればよい。また、調子再現性特性曲線は図
示のものに限定されず任意に設定することができる。そ
して、例えばこの調子再現特性による階調修正の制御は
グラデーション回路(図示せず)により行われ、ハイラ
イト、中間調、シャドウの各々について個別に設けられ
ているつまみ(図示せず)を調整することにより、調子
再現特性が設定されることとなる。 次いで、階調修正器12で修正されたY、M、C、Kの
データはバッファ13に書込まれる。バッファ13は書込み
および読出しの動作を交互に行う第1バッファおよび第
2バッファ(図示せず)より構成されているため、この
第1バッファ、第2バッファから読出されたデータは、
並列データとして並直変換器14に入力され直列データに
変換される。 このようにして並列データから変換された直列データ
は、第3図に示すシフトレジスタSRにn画素分与えら
れ、ラッチ回路LTによりラッチされた上でナンドゲート
NAに入力される。そして、ストローブ信号STがナンドゲ
ートNAに入力されると上記n画素分のデータは発熱素子
HEに与えられる。 第8図は各画素毎の信号を示した説明図であり、図に
示すものは1画素目は最高階調でn画素目が最低階調
で、2画素目乃至(n−1)画素目は直線的に変化する
例を示している。 次に並直変換器14の動作について説明する。まず、第
2図に示すように並列データである画素データA(A0〜
A7からなる並列8ビットデータ)はコンパレータ22の一
方の入力に与えられ、コンパレータ22の他方の入力には
カウンタ23の出力B(B0〜B7からなる8ビットインクリ
メント出力)が与えられる。カウンタ23はクロックをイ
ンクリメント計数してその出力B0〜B7を逐一変化する。 コンパレータ22はこれらの2つの入力AとBとを比較
し、カウンタ13のインクリメント出力Bが画素データA
と一致するまでつまりA>BおよびA=Bの場合に
「1」出力を継続し、それ以後は「0」出力を生じる。
すなわち画素データAが有する濃度の重みに対応したカ
ウンタ23のインクリメント値が与えられるまでコンパレ
ータ22は「1」を出力し続ける。例えば画素データAが
256階調における128階調の濃度であれば「1」が128個
連続し以後「0」が128個続く直列データが得られる。 この直列データはコンパレータ22のA>BおよびA=
B出力がオアゲート24を経てA≧Bとして取り出される
ものであり、この例では256階調が表現されている。こ
の階調は少ないものとすることができる。例えばインク
リメントするビットをB0ではなくB1とすれば128階調、B
2とすれば64階調となり、簡単に階調設定を変えること
ができる。 このようにカウンタ23ノ出力Bを1づつインクリメン
トすることにより画素データAとカウンタ23の出力Bと
の関係がA=Bとなるまで「1」が続き、それ以後
「0」となる直列データが得られる。この直列データは
第3図と第8図との対比で説明したものである。 このように、転写ヘッド16の1ライン毎にバッファ13
に格納されたデータは並直変換器14に与えられて直列デ
ータに変換され、ドライバー15を介して転写ヘッド16に
与えられて、転写ドラム17上の受像紙Pに記録される。 第9図は本発明の昇華転写プリンタBの動作を示すフ
ローチャートである。 これについて説明すると、まず用紙セットおよびリボ
ン頭出し等の前準備を行い(S1)、印字スタートすると
(S2)、いづれかの色つまりC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、B(黒)のいづれかの色につい
て1ラインづつライン更新しつつ印字を行う(S3、S
4)。ある1色について印字が終了すると(S5)、転写
シートを他の色のもの変え(S6)、他の3色について印
字を行う。各色について受像紙は所定位置から印字を開
始する(S8)。そして4色の印字が終了したら排紙して
(S9)動作終了する。 第10図は第1図に示す色修正器11および階調修正器12
の別態様における信号処理動作の説明図であり、この実
施例では、 画像データの前処理。 前処理済み信号に基づく3属性データの分離変換処
理。 3属性データの合成処理。 の3つの処理により入力画像データに対する色修正済み
のデータを得るようになっており、第1図に示す画素密
度変換器10から出力される画像データの各画素毎の色デ
ータを(c,m,y)とする。 〔前処理〕 この処理ではまず入力される色データ(c,m,y)のお
おきさを0(輝度が低い)かち1(輝度が高い)の間に
正規化する。すなわち、 0≦c,m,y≦1 次いで、色データ(c,m,y)をソーテイング(並べ替
え)して大きい順に並べ、一番大きなものをa1、二番目
のものをa2、三番目のものをa3と定義する。 ここで(a1,a2,a3)を前処理済みデータという。 〔分離変換処理〕 この処理は、前処理済みのデータ(a1,a2,a3)に基づ
き、それぞれ並列に進む色相データ(c1,m1,y1)の分離
変換処理、にごりデータ(c1′,m1′,y1′)の分離変換
処理、および階調データのgの分離変換処理の3つの処
理からなる。 まず、色データの分離変換処理について説明する。こ
こで、色相を決定する因子を次のように定める。 I(a1−a3)及び(a2−a3) 但し、a2≠a3の場合。 II(a1−a3) 但し、a2=a3の場合。 これは次の理由による。すなわち、a2≠a3のときのデ
ータa3、およびa2=a3のときのデータa2、a3はそれぞれ
にごり成分としてしか機能せず、色相を変化させる因子
とはならないからである。 そして。上記Iの場合での色相は(a2−a3)/(a1−
a3)から第11図に示すように、色相を波長順に循環して
並べた図上での実数直線を内分した点のうち、データa1
となっている(c,m,y)のいずれかの直前の点となり、
上記IIの場合にはデータa1となっている(c,m,y)のい
ずれかそのものの位置する点となる。 例えば、データ(c,m,y)がc=0.3、m=0.1、y=
0であったとすると、この場合、a1=c=0.3、a2=m
=0.1、a3=y=0となり、したがって、a2≠a3なので
(a2−a3)/(a1−a3)=1/3、かつa1=cから第11図
の点*が上記データの色相となる。 ここで、第12図に示すように横軸に波長順の色相を、
縦軸に各色相での最高階調時での転写インキ量(濃度)
をとった色相テーブルを用意し、これを上記した色相位
置を参照して変換すれば、転写ヘッド16にて転写フイル
ムWから受像紙P転写を行う際に各色に必要な最高階調
時での濃度に対応した色相データ(c1,m1,y1)を得るこ
とができる。 次に、にごりデータの分離変換処理について説明す
る。にごり量はある色に対してそれに含まれている反対
色(補色)の量で表される。したがって、入力データ
(c,m,y)に関する反対色は(1−c,1−m,1−y)とな
る。これをソーテイングして大きい順に並べると(a3,a
2,a1)となり、a3/a1が色相データ(c1,m1,y1)に加え
るべきにごりの割合となる。そこで、上記の処理で求め
た各色に必要な最高階調時での濃度に対応した色相デー
タ(c1,m1,y1)とデータa1、a3とにより、 (c1′,m1′,y1′)=(a3/a1)× (1−c,1−m,1−y) (1) を計算し、にごりデータ(c1′,m1′,y1′)を得るよう
にする。 次に、階調データの分離変換処理について説明する。
まず、階調はデータa1の値そのもので表すことができ
る。なぜなら、前処理において、色データ(c,m,y)
は最小値=0から最大値=1に正規化されており、その
色相の最大階調は必ずa1=1のときとなるかちである。
つまり、階調はそのときのデータa1とこのデータa1の最
大値の比じ与えられるが、データa1の最大値が1なの
で、階調は(a1/1)=a1となるのである。 次いで、第13図に示すような階調変換テーブルを用意
し、データa1によりこのテーブルを参照することにより
所望の特性の階調データgを得る。 〔合成処理〕 この処理はスミデータK以外の各色に必要な濃度c2,m
2,y2を得るためのもので、以下の計算処理となってい
る。 こうして得たデータにより転写ヘッド16により転写フ
イルムWから受像紙Pに転写を行えば、所望の発色をも
った印刷物、すなわち、印刷インキを使用した印刷物と
同等のものを得ることができる。そして、この場合の色
の修正作業は、色相に対しては第12図に示した色相テー
ブルの特性を選択する作業となり、にごりに対しては上
記(1)におけるa3/a1の大きさをそれぞれの色毎に調
整する作業となり、階調に対しては第13図の階調テーブ
ルの特性の選択となり、いずれも相互に独立した作業と
なる上、知覚上の色の3つの属性と対応しているため、
極めて容易にしかも適確に行うことができる。 (発明の効果) 以上のように本発明の校正プリント作成機能を有する
レイアウト装置は、印刷製版用に編集された多階調の画
像データを、転写インキの特性に合わせて色修正および
階調修正を施した後、昇華転写シートから受像紙に転写
を行うことにより、編集された画像が出力された校正用
の印刷物を得るものである。 したがって、本発明によると、印刷版作成に用いられ
るフイルム原版を作成する製版工程において、校正刷り
に必要なフイルム原版を作成する作業が不要となるとい
う効果を奏する。なお、この得られた校正用の印刷物
は、昇華転写プリンタが本来有する階調再現及び分解能
の良さとあいまって、印刷インキを使用した実際の印刷
物と同等の高精度、高品質のものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例を示した校正プリント作成機能を
有するレイアウト装置の概略構成図、第2図は第1図に
示す並直変換器14の概略構成図、第3図は第1図に示す
転写ヘッド16の詳細回路図、第4図および第5図は第1
図に示す転写ヘッド16と転写ドラムに17よる受像紙への
転写機構を示す概略図、第6図と第5図の部分拡大図、
第7図は第1図に示す階調修正器12で行われる修正の説
明図、第8図は第1図に示す転写ヘッド16に与えられる
各画素毎の信号を示した説明図、第9図は第1図に示す
本発明の昇華転写プリンタBの動作を示すフローチャー
ト、第10図は第1図に示す色修正器11および階調修正器
12の別態様を示した説明図、第11図は第10図に示す例に
おける色相決定処理の説明図、第12図は色相テーブルの
一実施例を示す説明図、第13図は階調変換テーブルの一
実施例を示す説明図である。 1……コンピュータ 2、3……メモリ 4……デイスプレイ 5……ジョイスティック 6……キーボード 7……タブレットデジタイザー 8……スキャナ部 16……転写ヘッド 17……転写ドラム 81……入力ドラム 82……出力ドラム A……レイアウトスキャナ B……昇華転写プリンタ W……転写フイルム
有するレイアウト装置の概略構成図、第2図は第1図に
示す並直変換器14の概略構成図、第3図は第1図に示す
転写ヘッド16の詳細回路図、第4図および第5図は第1
図に示す転写ヘッド16と転写ドラムに17よる受像紙への
転写機構を示す概略図、第6図と第5図の部分拡大図、
第7図は第1図に示す階調修正器12で行われる修正の説
明図、第8図は第1図に示す転写ヘッド16に与えられる
各画素毎の信号を示した説明図、第9図は第1図に示す
本発明の昇華転写プリンタBの動作を示すフローチャー
ト、第10図は第1図に示す色修正器11および階調修正器
12の別態様を示した説明図、第11図は第10図に示す例に
おける色相決定処理の説明図、第12図は色相テーブルの
一実施例を示す説明図、第13図は階調変換テーブルの一
実施例を示す説明図である。 1……コンピュータ 2、3……メモリ 4……デイスプレイ 5……ジョイスティック 6……キーボード 7……タブレットデジタイザー 8……スキャナ部 16……転写ヘッド 17……転写ドラム 81……入力ドラム 82……出力ドラム A……レイアウトスキャナ B……昇華転写プリンタ W……転写フイルム
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(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
H04N 1/46 G06F 15/66 310
(56)参考文献 特開 昭59−108453(JP,A)
特開 昭56−162751(JP,A)
特開 昭61−13875(JP,A)
特開 昭60−20694(JP,A)
特開 昭60−9277(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.スキャナより入力された画像データを記憶手段に記
憶して、この記憶された画像データに対して指示手段を
用いて指定されたトリミング範囲などに基づいて、トリ
ミング・レイアウトすることにより印刷製版用に編集さ
れた多階調の画像データを作成するレイアウト手段と、 このレイアウト手段で作成された前記多階調のカラー画
像データを所定の画素密度に変換する画素密度変換器
と、この画素密度変換器から出力される画像データを各
色毎に転写インキの特性に合わせて修正する色修正器
と、この色修正器から出力される各色データの階調を修
正する階調修正器と、この階調修正器から出力される多
階調の並列データを直列データに変換する並直変換器
と、この並直変換器からの出力に応じて昇華転写シート
から受像紙に転写を行う印刷部とからなる校正プリント
作成手段と、 よりなる校正プリント作成機能を有するレイアウト装
置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61036150A JP2700451B2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 校正プリント作成機能を有するレイアウト装置 |
EP86108066A EP0208919B1 (en) | 1985-06-14 | 1986-06-12 | Multicolor sublimation type thermal recording method and device therefor |
DE3650028T DE3650028T2 (de) | 1985-06-14 | 1986-06-12 | Mehrfarbiges thermisches Aufzeichnungsverfahren vom Sublimationstyp und Vorrichtung dafür. |
DE3650577T DE3650577T2 (de) | 1985-06-14 | 1986-06-12 | Mehrfarbiges thermisches Aufzeichnungsverfahren vom Sublimationstyp und Vorrichtung dafür |
EP92108453A EP0506144B1 (en) | 1985-06-14 | 1986-06-12 | Multicolor sublimation type thermal recording method and device therefor |
CA000511527A CA1254386A (en) | 1985-06-14 | 1986-06-13 | Multicolor sublimation type thermal recording method and device therefor |
AU58714/86A AU589973B2 (en) | 1985-06-14 | 1986-06-13 | Multicolor sublimation type thermal recording method and device therefor |
US06/874,648 US4814891A (en) | 1985-06-14 | 1986-06-16 | Multicolor sublimation type thermal recording method including color and gradation correction and device therefor |
US07/272,326 US4967283A (en) | 1985-06-14 | 1988-11-17 | Multicolor sublimation type thermal recording method including color and gradation correction and device therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61036150A JP2700451B2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 校正プリント作成機能を有するレイアウト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62193455A JPS62193455A (ja) | 1987-08-25 |
JP2700451B2 true JP2700451B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=12461756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61036150A Expired - Fee Related JP2700451B2 (ja) | 1985-06-14 | 1986-02-20 | 校正プリント作成機能を有するレイアウト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700451B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6438061U (ja) * | 1987-08-26 | 1989-03-07 | ||
JPH01255543A (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-12 | Hitachi Ltd | カラープリンタ用色補正装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59108453A (ja) * | 1982-12-14 | 1984-06-22 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 画像デ−タの処理方法 |
JPS609277A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-18 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | 電子ファイリングシステム |
JPS6020694A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-01 | Sony Corp | モニタ−装置 |
JPS6113875A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Toshiba Corp | プリンタヘツド駆動回路 |
-
1986
- 1986-02-20 JP JP61036150A patent/JP2700451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62193455A (ja) | 1987-08-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |