JP2700408B2 - カード類のラミネート保護層の硬化装置 - Google Patents

カード類のラミネート保護層の硬化装置

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JP2700408B2 JP9026389A JP9026389A JP2700408B2 JP 2700408 B2 JP2700408 B2 JP 2700408B2 JP 9026389 A JP9026389 A JP 9026389A JP 9026389 A JP9026389 A JP 9026389A JP 2700408 B2 JP2700408 B2 JP 2700408B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、運転免許証、IDカードなどのカード類の制
作にあたり、その表面保護のために紫外線硬化樹脂によ
りラミネートした後、その保護層を硬化させる硬化装置
に関する。
〔従来の技術〕
運転免許証やIDカードなどにおいて、その印刷表面保
護のために、透明プラスチックフィルムをラミネートし
たものが知られている。その製造にあたっては、カード
の原反を所定寸法に打ち抜き、このカードを一端縁部が
相互に固着されたラミネートシート間に挿入し、重ね合
わせた後、熱圧着によりラミネートを行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前述のように、カードを製造する場合には、
製造工程が多くなり、製造コストが嵩む。また、ラミネ
ートの際、ラミネート面に気泡が混入したりする問題も
ある。
そこで、本発明者らは、予め所定寸法に基材を裁断
し、これを搬送する過程でその表面に紫外線硬化樹脂を
塗布し、次いで紫外線硬化樹脂に紫外線を照射すること
で硬化させることが、前記問題を一挙に解決できること
を見出した。
しかるに、紫外線硬化樹脂を塗布する際に、たとえば
グラビアロール72(第1図参照)などの塗布ロールによ
り塗布すると、第3図および第6図に示すように、ラミ
ネート済カード30の尾端に樹脂が回り込んでしまう。こ
のような状態の下で、カード類30の保護層31に対して紫
外線を直角に照射すると、保護層31の尾端31aに紫外線
が十分に照射されず、未硬化のまま搬送手段から排出さ
れてしまう。保護層31の尾端31aが未硬化であると、搬
送手段以降の部材に未硬化樹脂が付着したりしてハンド
リング性を悪化させるとともに、未硬化樹脂部分に塵埃
が付着して得られる製品の商品価値を損なう。
そこで、本発明の主たる目的は、保護層の尾端を確実
に硬化させることができ、もってハンドリング性および
商品価値の悪化を防止できるカード類のラミネート保護
層の硬化装置を提供することにある。
製造コストが低減し、かつ品質的にも優れたカード類
を得ることができるラミネート装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、表面に紫外線硬化樹脂がラミネートされ
た保護層を有するカード類を搬送する過程で前記保護層
側から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させる装
置であって、 前記紫外線照射装置による少なくとも一部の紫外線の
照射方向が、前記カード類の搬送方向に対して斜めに設
定されていることで解決できる。
〔作用〕
本発明に従って、紫外線照射装置による少なくとも一
部の紫外線照射方向が、前記カード類の搬送方向に対し
て斜めに設定されていると、搬送中の保護層の尾端にも
紫外線が照射され、尾端の紫外線硬化が図られる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例によってさらに詳説す
る。
本発明に関連して、予め目的の寸法に裁断したカード
に直接透明樹脂をラミネートすると、製造工程が簡略化
されるため、製造コストを従来例と比較して、大幅に低
減できるとともに、気泡の混入もなくなる点で有効であ
る。また、ラミネート樹脂としては、速やかに硬化する
ものでないと、ラミネート後において、種々の部材にラ
ミネート樹脂が付着するなど、ハンドリング性を悪化さ
せる。そこで、ラミネート樹脂として、紫外線硬化樹脂
を用い、ラミネート後に紫外線を照射すると、速やかに
ラミネート樹脂が硬化し、ハンドリング性が良好とな
る。
さて、まず本発明にかかるカード製造装置例を説明
し、後に紫外線樹脂硬化装置について説明する。
第1図は、同装置全体の正面図であり、図示の各機器
または部材が一つのハウジング1内に収まっている。こ
のハウジング1の上部には、流下孔2aを有する台板2が
設けられ、未塗布カード3は、たとえば垂直に並んで整
列され、その整列群から、順次一枚ごと垂直状態で流下
孔2a位置に移動され、流下孔2aから流下するようになっ
ている。流下孔2aの下方には、第2図に詳細を示すよう
に、横断面H字状の案内振り分け体4が配設されてい
る。
この案内振り分け体4は、図示しないたとえばシリン
ダにより枢軸4Aを正逆転することで、正常カードの場
合、第1図の実線の方法に向き、異常カードの場合、同
図仮想線の方向に向くようになっている。流下孔2aから
落下したカード3は、案内振り分け体4のウェブ4Bに沿
って案内される。
案内振り分け体4の下方には、必要により、ガイド板
5が配置される。さらに、その下方には、一対のゴム製
などの押し込みロール6A、6Bが対向的に配設されてい
る。この押し込みロール6A、6Bの少なくとも一方、好ま
しくは両方が駆動ロールとされる。
押し込みロール6A、6Bの下方には、ラミネート樹脂塗
布装置7が設けられている。この塗布装置7は、紫外線
硬化樹脂からなるラミネート樹脂の塗布液バット70、塗
布液のピックアップロール71、これと接触するグラビア
ロール72、これと対向するバックロール73、グラビアロ
ール72の塗布液を掻き落とすドクターブレード74、塗布
液タンク75、そこから塗布液を前記バット70に供給する
供給ポンプ76、バット70からのオーバーフロー液を回収
する回収液タンク77を備えている。
かかる塗布液装置7によって、片表面にラミネート樹
脂が塗布されたカード30は、塗布装置7下方に水平に配
設された搬送コンベア8上に落下され、塗布面を上にし
て第1図左方へと搬送される。この搬送コンベア8上方
には、紫外線ランプ9Aを一つまたは複数有する紫外線照
射装置9が設置されており、カード30のラミネート樹脂
塗布面に紫外線を照射するようになっている。
搬送コンベア8の出側には、最終製品のストッカー10
が設けられている。なお、11は必要により設けられるカ
ード30の尾端の余分なラミネート樹脂を掻き取る掻き取
り板である。
このように構成されたラミネート装置においては、未
塗布カード3は、流下孔2aから流下し、案内振り分け体
4により押し込みロール6A、6B間に案内され、そこに噛
み込まれる。次いで、押し込みロール6A、6Bによって、
カード3はグラビアロール72、バックロール73間に導か
れる。ここで、押し込みロール6A、6Bのニップ位置と、
グラビアロール72、バックロール73のニップ位置間距離
は、好ましくは予めカード3の長さより短く設定されて
いるため、押し込みロール6A、6Bの押出し力によって、
カード3は、強制的にグラビアロール72、バックロール
73間に供給される。
本発明者らは、前述のように、ラミネート樹脂のカー
ド表面への塗布にあたり、ロールコート法が適切である
ことが、種々の実験から知見した。しかし、この場合、
カードを一対のロールでニップし送りながらラミネート
樹脂を塗布する際、カードが正規の状態でロールにニッ
プされないと、たとえば進行方向線から傾いてニップさ
れると、全面にラミネート樹脂が塗布されず、未塗布部
分に生じたりする、あるいは膜厚不良を生じる。そこ
で、前述の例にしたがって、一対の塗布ロール間にカー
ドを、押し込み手段6A、6Bにより押し込むようにする
と、カードが正規の状態でニップされるようになる。そ
の結果、良好な塗布性が得られる。
一方、塗布装置7では、塗布液がピックアップロール
71からグラビアロール72に転写され、カード3の片面に
ラミネート樹脂が塗布される。塗布済のカード30は搬送
コンベア8により搬送され、その過程で紫外線照射装置
9から紫外線の照射を受けて、紫外線硬化樹脂の硬化が
なされる。紫外線硬化樹脂による保護層31が形成された
カード30はストッカー10に一時貯留される。
本発明においては、前述のように、塗布にあたり、ロ
ールコート法を採用しているので、カード30の搬送方向
尾端31aに紫外線硬化樹脂が回り込む。この回り込んだ
紫外線硬化樹脂を硬化させるために、第3図のように、
搬送コンベア8と平行的にすなわち水平に紫外線ランプ
9Aを配設するとともに、その上流側に反射板9Bを垂直に
設ける。
このように構成すると、紫外線ランプ9Aからの紫外線
は直接未硬化保護層31面に直交的に照射されるととも
に、一部は上方に配置された反射フード9Cで反射した
後、保護層31に照射され、その硬化が図られる。
他方、一部の紫外線は、カード30の搬送方向斜めにも
散乱するので、この散乱した紫外線は反射板9Bで反射さ
れ、第3図のように、搬送されているカード30の尾端に
対して照射される。これによって、保護層31の尾端31a
部分の紫外線硬化樹脂の硬化が図られる。
反射板9Bは、好ましくはミラーからなる。また、その
取り付け角度は、垂直が最適であるが、第3図のよう
に、前後にθ=30度以内の角度で取り付けることもでき
る。さらに、第6図のように、紫外線ランプ9Aそのもの
を傾斜配置し、紫外線を斜め後方から、未硬化保護層31
に対して照射するようにしてもよい。
さらに、第7図のように、紫外線ランプ9Aの後方の下
方にハーフミラー9Dを配設し、そこで一部の紫外線を反
射させ、反射した紫外線を凹面鏡9Eで再び反射させ、未
硬化保護層31の尾端31a部に集中的に紫外線を照射する
ようにしてもよい。
なお、上記例において、金属製グラビアロール72を選
定したのは、ラミネート膜厚が厚い場合に有効であるた
めである。ちなみに、本発明例では、ラミネート膜厚と
して、5〜100μm、特に10〜30μmが好ましい。反
面、平滑なゴムロールでは膜厚として、最大8μmであ
る。バックロールとしては、金属ロールが好ましい。
ピックアップロール71の回転方向は、塗布液が発泡し
にくい場合、図示の実線方向に、発泡し易い場合、仮想
線方向とされる。
本発明において、ラミネート樹脂として用いられる紫
外線硬化樹脂としては、公知の全てのものを用いること
ができる。
紫外線硬化樹脂は、基本的に、光重合性プレポリマ
ー、光重合性モノマー、光重合開始剤を含有する。必要
に応じて、増感剤、顔料、充填剤、不活性有機ポリマ
ー、レベリング剤、チクソトロープ剤、熱重合禁止剤、
溶剤などが添加される。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、保護層の尾端を確実
に効果させることができ、もってハンドリング性および
商品価値の悪化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置例の概略図、第2図は案内振り分け
体の斜視図、第3図は紫外線硬化装置例の概要正面図、
第4図はその左側面図、第5図は斜視図、第6図は他の
硬化装置例の概要正面図、第7図はさらに態様を異にす
る硬化装置例の概要図である。 2a……流下孔、3……カード、4……案内振り分け体 6A、6B……押し込みロール、7……塗布装置 8……搬送コンベア、9……紫外線照射装置 9A……紫外線照射ランプ、9B……反射板 9E……凹面鏡、10……ストッカー、30……ラミネート済
カード、31……保護層、31a……尾端 72……グラビアロール、73……バックロール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に紫外線硬化樹脂がラミネートされた
    保護層を有するカード類を搬送する過程で前記保護層側
    から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させる装置
    であって、 前記紫外線照射装置による少なくとも一部の紫外線の照
    射方向が、前記カード類の搬送方向に対して斜めに設定
    されていることを特徴とするカード類のラミネート保護
    層の硬化装置。
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