JP2700407B2 - カード類の樹脂ラミネート装置 - Google Patents

カード類の樹脂ラミネート装置

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JP2700407B2 JP9026189A JP9026189A JP2700407B2 JP 2700407 B2 JP2700407 B2 JP 2700407B2 JP 9026189 A JP9026189 A JP 9026189A JP 9026189 A JP9026189 A JP 9026189A JP 2700407 B2 JP2700407 B2 JP 2700407B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、運転免許証、IDカードなどのカード類の制
作にあたり、その表面保護のために樹脂ラミネートを行
う装置に関する。
〔従来の技術〕
運転免許証やIDカードなどにおいて、その印刷表面保
護のために、透明プラスチックフィルムをラミネートし
たものが知られている。その製造にあたっては、カード
の原反を所定寸法に打ち抜き、このカードを一端縁部が
相互に固着されたラミネートシート間に挿入し、重ね合
わせた後、熱圧着によりラミネートを行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前述のように、カードを製造する場合には、
製造工程が多くなり、製造コストが嵩む。また、ラミネ
ートの際、ラミネート面に気泡が混入したりする問題も
ある。
そこで、本発明の主たる目的は、製造コストが低減
し、かつ品質的にも優れたケード類を得ることができる
ラミネート装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、カード類の自然落下案内手段と、一対の
ロール間をカード類が通過する際そのカード類表面へ紫
外線硬化樹脂を塗布する塗布手段と、前記案内手段と塗
布手段との間にあって塗布手段の一対のロールニップ位
置とカード類の長さ未満距離離間した少なくとも一方が
駆動される一対のロールを含むカード類の塗布手段への
押し込み手段と、前記紫外線硬化樹脂が塗布されたカー
ド類を塗布面を上にして搬送する搬送手段と、その搬送
路上に配設され塗布面へ紫外線を照射する紫外線照射手
段とを備えたことで解決できる。
〔作用〕
本発明にしたがって、予め目的の寸法に裁断したカー
ドに直接透明樹脂をラミネートすると、製造工程が簡略
化されるため、製造コストを大幅に低減できるととも
に、気泡の混入もなくなる点で有効である。また、ラミ
ネート樹脂は、速やかに硬化しないと、ラミネート後に
おいて、部材にラミネート樹脂が付着するなど、ハンド
リング性を悪化させる。そこで、ラミネート樹脂とし
て、紫外線硬化樹脂を用い、ラミネート後紫外線を照射
すると、速やかにラミネート樹脂が硬化し、ハンドリン
グ性が良好となる。
さらに、ラミネート樹脂のカード表面への塗布にあた
り、ロールコート法が適切であることが、種々の実験か
ら明らかになった。しかし、この場合、カードを一対の
ロールでニップし送りながらラミネート樹脂を塗布する
が、カードが正規の状態でロールにニップされないと、
たとえば進行方向線から傾いてニップされると、全面に
ラミネート樹脂が塗布されず、未塗布部分を生じたりす
る、あるいは膜厚不良を生じる。そこで、本発明にした
がって、一対の塗布ロール間にカードを、押し込み手段
により押し込むようにすると、カードが正規の状態でニ
ップされるようになる。その結果、良好な塗布性が得ら
れる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例によってさらに詳説す
る。
第1図は本発明装置の全体の正面図であり、図示の各
機器または部材が一つのハウジング1内に収まってい
る。このハウジング1の上部には、流下孔2aを有する台
板2が設けられ、未塗布カード3は、たとえば垂直に並
んで整列され、その整列群から、順次一枚ごと垂直状態
で流下孔2a位置に移動され、流下孔2aから流下するよう
になっている。流下孔2aの下方には、第2図に詳細を示
すように、横断面H字状の案内振り分け体4が配設され
ている。
この案内振り分け体4は、図示しないたとえばシリン
ダにより枢軸4Aを正逆転することで、正常カードの場
合、第1図の実線の方向に向き、異常カードの場合、同
図仮想線の方向に向くようになっている。流下孔2aから
落下したカード3は、案内振り分け体4のウェブ部4Bに
沿って案内される。
案内振り分け体4の下方には、必要により、ガイド板
5が配置される。さらに、その下方には、一対のゴム製
などの押し込みロール6A、6Bが対向的に配設されてい
る。この押し込みロール6A、6Bの少なくとも一方、好ま
しくは両方が駆動ロールとされる。
押し込みロール6A、6Bの下方には、ラミネート樹脂塗
布装置7が設けられている。この塗布装置7は、紫外線
硬化樹脂などからなるラミネート樹脂の塗布液バット7
0、塗布液のピックアップロール71、これと接触するグ
ラビアロール72、これと対向するバックロール73、グラ
ビアロール72の塗布液を掻き落とすドクターブレード7
4、塗布液タンク75、そこから塗布液を前記バット70に
供給する供給ポンプ76、バット70からのオーバーフロー
液を回収する液タンク77を備えている。
かかる塗布装置7によって、片表面にラミネート樹脂
が塗布され保護層31が形成されたカード30は、塗布装置
7下方に水平に配設された搬送コンベア8上に落下さ
れ、塗布面を上にして第1図左方へと搬送される。この
搬送コンベア8上方には、紫外線ランプ9Aを一つまたは
複数有する紫外線照射装置9が設置されており、カード
30の保護層31用樹脂塗布面に紫外線を照射するようにな
っている。
搬送コンベア8の出側には、最終製品のストッカー10
が設けられている。なお、11はカード30の尾端の余分な
ラミネート樹脂を掻き取る掻き取り板である。
このように構成されたラミネート装置においては、未
塗布カード3は、流下孔2aから流下し、案内振り分け体
4により押し込みロール6A、6B間に案内され、、そこに
噛み込まれる。次いで、押し込みロール6A、6Bによっ
て、カード3はグラビアロール72、バックロール73間に
導かれる。ここで、押し込みロール6A、6Bのニップ位置
と、グラビアロール72、バックロール73のニップ位置間
距離は、好ましくは予めカード3の長さより短く設定さ
れているため、押し込みロール6A、6Bの押出し力によっ
て、カード3は、強制的にグラビアロール72、バックロ
ール73間に供給される。
塗布装置7では、塗布液がピックアップロール71から
グラビアロール72に転写され、カード3の片面にラミネ
ート樹脂が塗布される。塗布済のカード30は搬送コンベ
ア8により搬送され、その過程で紫外線照射装置9から
紫外線の照射を受けて、ラミネート樹脂の硬化がなされ
る。ラミネート樹脂硬化済カード30はストッカー10に一
時貯留される。
上記例において、金属製グラビアロール72を選定した
のは、ラミネート膜厚が厚い場合に有効であるためであ
る。ちなみに、本発明例では、ラミネート膜厚として、
5〜100μm、特に10〜30μmが好ましい。しかるに、
平滑なゴムロールでは膜厚として、最大8μmである。
バックロールとしては、金属ロールが好ましい。
ピックアップロール71の回転方向は、塗布液が発泡し
にくい場合、図示の実線方向に、発泡し易い場合、仮想
線方向とされる。
一方、前記塗布装置7によりカード3に保護層31用塗
布液が塗布されるとき、第6図のように、カード3の尾
端に塗布液が回り込み、その後の搬送などの取扱過程で
前記回り込んだ塗布液が搬送用部材に付着するなどの種
々のトラブルを生じる虞れがある。
そこで、第3図〜第5図のように、回り込み塗布液の
除去手段、たとえば掻き取り板11を配設するのが好まし
い。この掻き取り板11は、グラビアロール72とバックロ
ール73の中心を結ぶ線と平行にかつその先端がバックロ
ール73のニップ位置における接線に揃うように配設する
のが好適である。バックロール73の直径をR、間隔をl
としたとき、R≦l≦2R、また前記接線の傾きをθとし
たとき、10゜≦θ≦60゜がそれぞれ好ましい。この掻き
取り板11は、装置の架台1に対して取り付られた支持板
12に保持されている。また、掻き取り板11の下方には、
塗布液回収ストッカー13を設けておくのが良好である。
掻き取り板11の先端は、第4図のように、凹状に形成
し、かつ鋭利になっている。
このような掻き取り板11によれば、カード3が落下し
離れるとき、その尾端が掻き取り板11の凹状先端に接触
し、その尾端塗布液が掻き取られるようになる。掻き取
られた塗布液はストッカー13により回収される。
本発明において、ラミネート樹脂としては、紫外線硬
化樹脂が用いられる。この紫外線硬化樹脂としては、公
知の全てのものを用いることができる。
紫外線硬化樹脂は、基本的に、光重合性プレポリマ
ー、光重合性モノマー、光重合開始剤を含有する。必要
に応じて、増感剤、顔料、充填剤、不活性有機ポリマ
ー、レベリング剤、チクソトロープ剤、熱重合禁止剤、
溶剤などが添加される。
〔発明の効果〕
以下のとおり、本発明によれば、製造コストが低減
し、かつ品質的にも優れたカード類を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置例の概略図、第2図は案内振り分け
体の斜視図、第3図は要部拡大図、第4図はその平面
図、第5図はその断面図、第6図はカードの尾端の塗布
液残り状態断面図である。 2a……流下孔、3……カード、4……案内振り分け体 6A、6B……押し込みロール、7……塗布装置 8……搬送コンベア、9……紫外線照射装置 10……ストッカー、72……グラビアロール 73……バックロール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード類の自然落下案内手段と、一対のロ
    ール間をカード類が通過する際そのカード類表面へ紫外
    線硬化樹脂を塗布する塗布手段と、前記案内手段と塗布
    手段との間にあって塗布手段の一対のロールのニップ位
    置とカード類の長さ未満距離離間した少なくとも一方が
    駆動される一対のロールを含むカード類の塗布手段への
    押し込み手段と、前記紫外線硬化樹脂が塗布されたカー
    ド類を塗布面を上にして搬送する搬送手段と、その搬送
    路上に配設され塗布面へ紫外線を照射する紫外線照射手
    段とを備えたことを特徴とするカード類の樹脂ラミネー
    ト装置。
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