JP2698683B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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Description
ートを液透過性表面シートとして使用する生理用ナプキ
ンや紙オムツ等の吸収性物品に関する。
乾燥性、即ちドライタッチ感を提供するために熱可塑性
プラスチックネットや有孔フィルム等のそもそもは疎水
性のプラスチック素材を有孔シートに加工して表面シー
トとして、使用することが、例えば特公昭57−47081、
同64−10225、特開昭62−161364、同64−72745によって
提案されている。
は、有孔シートが高開孔率のものであっても、開孔間に
介在するプラスチック素材部分が着用者の肌に当接した
とき、プラスチックに特有の「ベタツキ感」を与え、こ
れが吸収性物品着用時の不快感となり、時にはカブレ等
の皮膚障害を引き起こすことにもなる。これについて
は、疎水性プラスチック素材が開孔部およびその近傍に
おいて表面乾燥性を発現し易いものの、開孔間のプラス
チック素材部分は、多くの場合にプラスチック素材の非
開孔部ともいえる部分であるが、該部分においては、体
液中の水分や汗が吸収体に移行し得ず、一般的に通気の
悪いことと体温による周囲温度の上昇に助長されて、長
時間水分、水蒸気が滞溜する結果となり、それが肌のム
レ、カブレの原因の一つになるものと見られる。
の問題の発生を軽減することのできる手段の提供を目的
とするものである。
ろは、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シー
ト、およびそれらの間に吸収体を介在させてなる吸収性
物品において、前記表面シートが液透過性の開孔を有す
ると共に通気・液不透過性の微細孔を有することによっ
て前記吸収性物品を構成することにあり、さらには、前
記表面シートを疎水性熱可塑性合成樹脂フィルムとする
こと、および前記液透過性の開孔の前記表面シートにお
ける開孔率を20〜60%とすることを含むものである。
収体に吸収され、前記開孔およびその近傍において表面
シートに表面乾燥性を発現させ、前記開孔間のプラスチ
ック素材部分にあっては、体液や汗による水分は、これ
が蒸発すれば通気・液不透過性の微細孔を介して吸収体
側へ移行し、プラスチック素材に特有のベタツキ感、ム
レおよびカブレの発生を減ずることができる、前記微細
孔は液不透過性であって、仮りに吸収体が多量の水分を
含むことがあっても、肌側への水分の逆流を助長するこ
とはない。
下のとおりである。
い実施態様の一例としての生理用ナプキンを示す。
過性バックシート3と、両シート間に介在させた吸収体
4とを有する。表面シート2は、疎水性の熱可塑性合成
樹脂フィルムで、一般的にはポリオレフィン系のフィル
ムからなり、20〜60%の開孔率を占める、相対的に大き
な孔径の液透過性の開孔5によって液透過性が付与さ
れ、その他に相対的に小さい孔径の通気・液不透過性の
微細孔6とを有する有孔シートである。開孔5の孔径は
0.1〜6mmであって、このような孔径によって体液、汗等
の水分をスムーズに吸収体4に移行させることができ
る。こうした液透過性の開孔5を有するフィルムとして
は特公昭57−17081号公報等に開示の従来公知のフィル
ムを用いることができる。本発明において開孔5の形状
は特に限定しないが、一般的には前記孔径の円、もしく
はそれと同等の開孔面積の楕円等とし、かかる孔径と前
記開孔率とナプキン1の表面シート2に表面乾燥性を発
現させる上で重要である。開孔5間に介在するフィルム
素材部分7では、水分が直接吸収体4へは移行できない
が、それから生じた水蒸気の移行が許容される孔径10μ
以下、好ましくは5〜0.01μの微細孔を、50個/mm2以上
の割合で設ける。これによって表面シート2を介して肌
側から吸収体4側への自由な通気・透湿が可能となっ
て、肌の近辺の水分、湿度の減少、低下、周囲温度の降
下が図られる。表面シート2の微細孔6は、熱可塑性プ
ラスチックフィルムに加熱ピンで穿孔する方法や、無機
物もしくは有機物フィラーを充填した熱可塑性プラスチ
ックフィルムの延伸加工による方法等で得ることができ
る。この工程の後に、もしくはこの工程の前に前記公知
技術等によって開孔5を前記フィルムに設ければよい。
開孔5から吸収体4へ体液、汗を不可逆的に移行させる
役割の繊維層8が配置されている。こうした繊維層8と
しては、親水化処理したメルトブロー不織布や親水性ポ
リエステル繊維からなるエアレイウウエブやカードウエ
ブ等が好適である。
液透過性の開孔を介して吸収体に移行し、表面シートに
表面乾燥性を発現させると共に開孔間のフィルム素材部
分においては、通気性の微細孔を介して、水蒸気となっ
た水分の吸収体側への移行や体温で昇温した周囲空気の
通気が可能なって、吸収性物品着用時のベタツキ感、ム
レ、カブレ等を軽減する効果を生ずる。
図は第1図のXX′線断面図。 1……生理用ナプキン(吸収性物品)、2……表面シー
ト 3……裏面シート、4……吸収体 5……開孔、6……微細孔 7……フィルム素材部分
Claims (4)
- 【請求項1】液透過性の表面シート、液不透過性の裏面
シート、およびそれらの間に吸収体を介在させてなる吸
収性物品であって、 前記表面シートは、液透過性の開孔を有すると共に通気
・液不透過性の微細孔を有する前記吸収性物品。 - 【請求項2】前記表面シートは疎水性熱可塑性合成樹脂
フィルムである請求項1記載の吸収性物品。 - 【請求項3】前記液透過性の開孔の前記表面シートにお
ける開孔率は20〜60%である請求項1記載の吸収性物
品。 - 【請求項4】前記通気・液不透過性の微細孔が孔径10μ
以下で、50個/mm2以上の割合で前記表面シートに存在す
る請求項1記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048608A JP2698683B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048608A JP2698683B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03251244A JPH03251244A (ja) | 1991-11-08 |
JP2698683B2 true JP2698683B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=12808125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2048608A Expired - Lifetime JP2698683B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698683B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3639450B2 (ja) * | 1999-01-20 | 2005-04-20 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨ての体液処理用吸収性物品 |
EP1051959A1 (en) * | 1999-05-14 | 2000-11-15 | The Procter & Gamble Company | Disposable absorbent article having reduced impact on surface tension of acquired liquid |
US7976523B2 (en) | 2002-12-10 | 2011-07-12 | Japan Absorbent Technology Institute | Absorbent product with nonpermeable surface sheet |
KR100743385B1 (ko) * | 2005-06-10 | 2007-07-30 | 가부시키가이샤 니혼규슈다이기쥬쓰겡뀨쇼 | 액불투과성 서페이스 시트를 구비한 흡수체 제품 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP2048608A patent/JP2698683B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03251244A (ja) | 1991-11-08 |
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