JP2698557B2 - 床構造 - Google Patents

床構造

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JP2698557B2
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明宏 寺久保
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレハブ住宅等
において敷居を境にして和室と洋室、あるいは和室と廊
下等が隣合う箇所における床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】敷居を境にして和室と洋室または廊下が
隣合う床の場合、和室には畳を敷く分、床板材仕上げの
洋室や廊下に比べてレベルが高くなり、敷居を境にして
段差が生じる。そのため、老人や乳幼児、あるいは車椅
子を使う身障者等にとっては、和室と洋室または廊下と
の間の移動が大変困難なものとなる。また、家具等の移
動に際しても、段差がじゃまになるという問題があっ
た。
【0003】そこで、和室と洋室または廊下の境におけ
る段差をなくした床構造が提案されている。一例とし
て、図13に特開平6−93702号公報に記載の床構
造を示す。図において、50が和室、51が洋室であっ
て、敷居52にて仕切られている。53は大引であっ
て、大引53に和室の床パネル54ならびに洋室の床パ
ネル55が載置されている。和室の床パネル54は、木
枠56に面材57を貼り、断熱材58を施したものであ
り、洋室の床パネル55も同様に、木枠59,面材6
0,断熱材61にて構成されている。和室の床パネル5
4上には、捨貼合板62を介して畳63が敷かれ、洋室
の床パネル55上には床板材64が施工される。
【0004】畳63は床板材64に比べ厚手であるた
め、その差の分、和室の床パネル54の高さを洋室の床
パネル55より低く形成してある。これによって、和室
50と洋室51の床面が略面一となり、敷居52部分に
て段差が生じない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図13の例で
は、段差をなくすために、和室の床パネル54と洋室の
床パネル55が、それぞれパネル厚の異なる別々の床パ
ネル54,55を使用しなければならず、その分、部品
の種類数が多くなり、在庫管理も困難になるという問題
があった。
【0006】したがって、この発明の目的は、和室と洋
室または廊下の境における段差をなくし、かつ和室の床
パネルと洋室または廊下の床パネルの共通化を図ること
ができる床構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の床構造は、建
物構造体と、この建物構造体の両側に配置し取付孔を形
成した垂直取付片を有する一対の支持金物と、建物構造
体の両側に配置し支持金物の取付孔に固着具にて連結す
る取付孔を有した一対の大引と、各大引に載置した一対
の床パネルと、一方の床パネル上に施工した畳と、他方
の床パネル上に施工した床板材とを備え、畳を施工した
側の大引の上面が床板材を施工した側の大引の上面よ
り、畳と床板材の略厚みの差の分だけ低くなるように、
支持金物と大引にそれぞれ取付孔を配置したことを特徴
とするものである。
【0008】この発明の構成によると、建物構造体を境
にして、一方の畳を施工した側の大引の上面が、他方の
床板材を施工した側の大引の上面より、畳と床板材の略
厚みの差の分だけ低くなるように支持金物を介して建物
構造体に固定したので、大引の上面に床パネルを介して
施工した畳と床板材の各表面が略面一となる。しかも、
両側の大引の上面のレベル差が、畳と床板材の厚みの差
に略等しく、同一の床パネルを使用して、建物構造体の
両側の床面の略面一化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1ない
し図9に基づいて説明する。図2は、床の下地構造を示
す平面図であり、Aが洋室、Bが和室である。10は、
建物構造体となる基礎であって、布基礎11,12,1
3等にて構成されている。14,16は洋室Aにおける
大引、15,17は和室Bにおける大引である。
【0010】図2のI−I断面図を図1に、III 部分の
拡大図を図3に示す。図1および図3において、18,
19は、左右対称形状の支持金物である。例えば、支持
金物18は、図4に示すように、構造体固定片21と垂
下片22からなる略L形金物の垂下片22の外面下部
に、垂下片22と直角に垂直取付片23を一体形成した
ものである。構造体固定片21にはボルト挿通孔24が
形成されており、垂直取付片23には、上下一対のボル
ト挿通孔からなる取付孔25が形成されている。
【0011】支持金物18,19は、図1および図3に
示すように、構造体固定片21を布基礎12の上面に載
置し、垂下片22を布基礎12の側面に沿って垂下させ
て設置する。構造体固定片21と布基礎12との間に
は、スペーサ26,27を介挿する。スペーサ26は、
図5に示すような一対のボルト挿通孔28を有した金属
板であり、スペーサ27は、図6に示すような棒状の金
属板にて構成されている。スペーサ26は、布基礎12
の上面に突設したアンカーボルト29をボルト挿通孔2
8に挿通して、布基礎12の上面に載置する。また、ス
ペーサ27は、布基礎12の上面の両側にそれぞれ載置
する。そして、支持金物18,19の各ボルト挿通孔2
4にアンカーボルト29を挿通して、布基礎12の両側
に支持金物18,19を設置し、アンカーボルト29に
ナット(図示せず)を締結して固定する。
【0012】支持金物18,19には、それぞれ大引1
4,15を固定する。大引14は、図7に示すように、
リップ溝形鋼を背中合わせに溶接してなり、その縦片3
0の両端の略中央と下部にそれぞれボルト挿通孔からな
る取付孔31,32が形成されている。そして、図1に
示すように、縦片30の片面に支持金物18の垂直取付
片23を接し、垂直取付片23の取付孔25と大引14
の取付孔31,32を位置合わせして、ボルト・ナット
33(図3)にて固定する。また、大引15は、大引1
4と同一部材を上下反転させたものであって、支持金物
19の垂直取付片23の取付孔25に、大引15の取付
孔31,32を位置合わせして、ボルト・ナット33に
て固定する。このように、大引14は、取付孔31,3
2を下側に配置して支持金物18に固定し、大引15
は、取付孔31,32を上側に配置して支持金物19に
固定するため、大引15は大引14に比べ下位に設置さ
れる。大引14の上面と大引15の上面のレベル差は、
床板材45と畳46の厚みの差に略等しくなる。
【0013】また、図2のVIII部分の拡大図を図8に示
す。図8において、34,35は、左右対称形状の支持
金物である。例えば、支持金物34は、図9に示すよう
に、構造体固定片36と垂下片37からなる略L形金物
の垂下片37の外面下部に、垂下片37と直角に垂直取
付片39を一体形成したものである。構造体固定片36
にはボルト挿通孔40が形成されており、垂直取付片3
9には、上下一対のボルト挿通孔からなる取付孔41が
形成されている。
【0014】支持金物34,35は、図8に示すよう
に、構造体固定片36を布基礎12の上面に載置してボ
ルト挿通孔40にアンカーボルト29を挿通し、かつ垂
下片37を布基礎12の側面に沿って垂下させて布基礎
12の両側にそれぞれ設置し、アンカーボルト29にナ
ット(図示せず)を締結して固定する。つぎに、支持金
物34,35に、それぞれ大引16,17を固定する。
大引16は大引14と同一部材であって同様に配置さ
れ、大引17は大引15と同一部材であって同様に配置
される。すなわち、大引16は、取付孔31,32を下
側に配置して支持金物34に固定し、大引17は、取付
孔31,32を上側に配置して支持金物35に固定す
る。
【0015】なお、図2において、大引14,16の他
端も、それぞれ支持金物19,35にて、布基礎13に
固定されており、大引15,17の他端についても布基
礎(図示せず)等に支持金物18,34を介して固定さ
れている。そして、図1に示すように、布基礎12の上
面に沿って敷居42を設ける。また、洋室A側には、大
引14,16上に床パネル43を載置し、さらに、床パ
ネル43上に床板材45を固定する。また、和室B側に
は、大引15,17上に床パネル44を載置し、さら
に、床パネル44上に畳46を敷く。床パネル43は、
木枠80の上面に面材81を貼り、内部に断熱材82を
介挿してなり、面材81上に床板材45を固着具にて固
定する。また、床パネル44は、木枠83の上面に面材
84を貼り、内部に断熱材85を介挿してなり、面材8
4上に畳46を敷く。
【0016】このように構成された床構造によると、和
室B側の大引15,17が、洋室A側の大引14,16
より、畳46と床板材45の略厚みの差の分だけ低くな
るように配置されており、それぞれ床パネル43,44
を介して施工した床板材45と畳46の表面が略面一と
なり、敷居42を境に段差が生じない。また、和室B側
の大引15,17が、洋室A側の大引14,16より、
畳46と床板材45の略厚みの差の分だけ低くなるよう
に配置されており、同一の床パネル43,44を使用し
て、敷居42の両側の床板材45と畳46の表面の略面
一化を図ることができ、部品の種類数を削減でき、在庫
管理がし易くなる。
【0017】さらに、大引14,15,16,17は、
全て同一部品を使用することができ、より一層、部品の
種類数を削減できる。なお、洋室A側の大引14,16
と、和室B側の大引16,17の設置高さを変えるた
め、支持金物18,19,34,35の取付孔25,4
1と、大引14〜17の取付孔31,32の配置の仕方
としては、前記実施の形態の例に限らない。例えば、図
10のように、支持金物18,19の垂直取付片23
と、大引14,15にそれぞれ1個ずつ取付孔70,7
1を形成し、大引14,15を上下反転して使用した
り、図11のように、大引14,15の上下に渡って複
数の取付孔72を形成しておき、大引14,15を上下
にずらして垂直取付片23の取付孔73に固定したり、
図12のように、大引14,15には1つの取付孔74
を形成しておき、垂直取付片23に上下に形成した一対
の取付孔75のうち一方を選択して固定する等、各種の
連結が考えられ、いずれの例においても、大引14,1
5の共通化が図れる。
【0018】また、前記実施の形態の建物構造体は布基
礎12であったが、例えば、建物構造体が梁や束等であ
ってもよい。また支持金物は、大引を固定する垂直取付
片を有しておれば形状は特に限定されるものではなく、
支持金物に固定する大引についても建物構造体と平行に
配するものでもよい。さらに、本発明の構成を床板材を
施工する廊下と畳を施工する和室の敷居部分の床構造に
適用したり、あるいは和室と洋室または廊下の境であっ
て敷居のない箇所に適用してもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明の構成によると、建物構造体を
境にして、一方の畳を施工した側の大引の上面が、他方
の床板材を施工した側の大引の上面より、畳と床板材の
略厚みの差の分だけ低くなるように支持金物を介して建
物構造体に固定したので、大引の上面に床パネルを介し
て施工した畳と床板材の各表面が略面一となり、和室と
洋室または廊下の境における段差をなくすことができ
る。また、両側の大引の上面のレベル差が、畳と床板材
の厚みの差に略等しく、同一の床パネルを使用して、建
物構造体の両側の床面の略面一化を図ることができ、部
品の種類数を削減できる。さらに、和室の大引と、洋室
または廊下の大引に、同一の部材を使用することがで
き、より一層部品の種類数を削減でき、在庫管理もし易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における床下地構造の断
面図である。
【図2】この発明の実施の形態における床下地構造の平
面図である。
【図3】図2のIII 部分の拡大平面図である。
【図4】この発明の実施の形態において使用する支持金
物の斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態において使用するスペー
サの斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態において使用するスペー
サの斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態における大引の側面図で
ある。
【図8】図2のVIII部分の拡大平面図である。
【図9】この発明の実施の形態において使用する支持金
物の斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態の変形例の説明図であ
る。
【図11】この発明の実施の形態の変形例の説明図であ
る。
【図12】この発明の実施の形態の変形例の説明図であ
る。
【図13】従来例の断面図である。
【符号の説明】
12 布基礎(建物構造体) 18,19,34,35 支持金物 23,39 垂直取付片 25,31,32,41 取付孔 43,44 床パネル 45 床板材 46 畳

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物構造体と、この建物構造体の両側に
    配置し取付孔を形成した垂直取付片を有する一対の支持
    金物と、前記建物構造体の両側に配置し前記支持金物の
    取付孔に固着具にて連結する取付孔を有した一対の大引
    と、前記各大引に載置した一対の床パネルと、前記一方
    の床パネル上に施工した畳と、前記他方の床パネル上に
    施工した床板材とを備え、 前記畳を施工した側の大引の上面が前記床板材を施工し
    た側の大引の上面より、前記畳と前記床板材の略厚みの
    差の分だけ低くなるように、前記支持金物と前記大引に
    それぞれ前記取付孔を配置したことを特徴とする床構
    造。
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