JP3062716B2 - 居室の床構造 - Google Patents

居室の床構造

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JP3062716B2 JP5259350A JP25935093A JP3062716B2 JP 3062716 B2 JP3062716 B2 JP 3062716B2 JP 5259350 A JP5259350 A JP 5259350A JP 25935093 A JP25935093 A JP 25935093A JP 3062716 B2 JP3062716 B2 JP 3062716B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、居室の床構造、特に、
基礎、壁等の支持部材上に突き合わせ状態で床パネルを
支持し、一方の床パネル上に畳を敷設して第1の居室を
構築すると共に、他方の床パネル上に床仕上材を敷設し
て第2の居室を構築して第1の居室と第2の居室の床の
段差を取り合う構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の和室と洋室の床取り合い構
造を示す縦断面図である。従来の建屋における和室と洋
室の床取り合い構造は、一般的に基礎或いは壁等の支持
部材1上に突き合わせ状態で同一厚さの床パネル2を支
持し、一方の床パネル2上に畳3を敷設して和室4を構
築すると共に、他方の床パネル2上にフローリング5を
敷設して洋室6を構築した構造となっている。このた
め、床仕上材、即ち畳3とフローリング5との厚さの相
違から両室の境目に設置される敷居等の上面材7を境に
段差Hが生ずることになる。
【0003】一方、上記のような段差Hが生じないよう
にする方法としては、洋室側の床パネル2上に根太を配
置してその上にフローリング5を敷設することにより、
和室4の上面と洋室6の上面を略同一にする方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の和室と洋室の床
取り合い構造において、両室の境目に段差Hが生ずる構
造のものにあっては、洋室側から和室側へ入る際に段差
に足を引っかけ、思わぬ怪我をすることがあり、特に、
老人、子供は注意をする必要があると共に、車椅子等は
乗り越えできないため使用できなかった。また、逆に和
室側から洋室側へ入る際には、足の定着点が想像してい
るより深く感ずることがあり、この場合踏み込んだ足に
全体重が瞬間的にかかることになるため、同足を傷める
ことがあるなど多くの問題を含んでいた。
【0005】従って、和室の上面と洋室の上面を同一面
にすることが望ましいが、洋室側の床パネル上に根太を
配置してその上にフローリングを敷設する構造のもので
は、両室の境目に設置される敷居等の上面材との面一性
が出しにくいと共に、きしみが発生し易く、しかも、根
太組みのための施工時間、施工部材が増大してコスト高
になるなど多くの問題があり、床パネル上に畳、フロー
リング等の床仕上材を直接敷設できる構造が望まれてい
た。
【0006】本発明は、上記のような問題を解消するた
めになされたもので、居室の一方を畳、他方をフローリ
ングとするような居室構造において、一方の居室の床面
に直接畳、他方の居室の床面にフローリング等の床仕上
材を敷設でき、しかも、和室と洋室の境目に段差が生じ
ない構造の和室と洋室の床取り合い構造を得ることを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明に係る居室の床構造は、第1の居室の床と
第1の居室に隣り合う第2の居室の床との取り合い構造
であって、第1の居室の床が、第2の居室の床よりも一
段低く段差を介して設けられ、第1の居室の床には両床
間の段差を埋める畳等の敷物を配置すると共に、第1の
居室と第2の居室との境目には、第1の居室の床上に第
2の居室の床の厚さD1から第1の居室の床の厚さH1
を差し引いたD1−H1に相当する厚さを有する埋め込
み材を介装して第2の居室の床の上面との間で上面材を
支持してなることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明に係る居室の床構造は、第1
の居室の床面に畳を設置して和室を構築すると共に、こ
の第1の居室に隣接する第2の居室の床面に床仕上材を
敷設して洋室を構築してなる居室の床構造において、第
1の居室の床面の高さを第2の居室の床面の高さよりも
低くし、これら両居室の床面の段差をG、畳の厚さをH
2としたとき、G=H2に設定すると共に、 第1の居
室の床面と第2の居室の床面との境目には、第1の居室
の床面上に第2の居室の床の厚さD1から第1の居室の
床の厚さH1を差し引いたD1−H1に相当する厚さを
有する埋め込み材を介装して第2の居室の床面との間で
上面材を支持してなることを特徴とするものである
【0009】更に、本発明に係る居室の床構造は、上記
した居室の床構造において、第1の居室の床の高さを第
2の居室の床の高さに対し、畳の厚さH2からフローリ
ングの厚さD2を差し引いた分だけ低くしてなることを
特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明に係る和室と洋室の床取り合い構造は、
上記のように構成されているので、第1の居室及びこの
居室に隣接する第2の居室にそれぞれ畳及びフローリン
グを直接敷設した床構造で、和室の上面と洋室の上面を
同一面にすることができ、又、その境目に設置される上
面材も埋め込み材を介してこれらと同一面に設置するこ
とができる。
【0011】また、和室側床パネルの厚さを洋室側床パ
ネルの厚さに対し、畳の厚さからフローリングの厚さを
差し引いた分だけ薄くすることによって、畳及びフロー
リングの厚さを変えることなく、和室の上面と洋室の上
面を同一面にすることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1乃至図2に基づ
いて説明する。図1は第1の実施例であって第1の居室
である和室と第2の居室である洋室の床取り合い構造を
示す縦断面図、図2は第2の実施例の和室と洋室の床取
り合い構造を示す縦断面図である。図1に示す第1の実
施例においては、建屋の基礎である支持部材1上に厚さ
の異なる和室側床パネル2Aと洋室側床パネル2Bが突
き合わせ状態で支持されている。和室側床パネル2A上
には畳3を直接敷設して和室4を構築し、また、洋室側
パネル2B上にはフローリング5を直接敷設して洋室6
を構築している。
【0013】ここで、和室側床パネル2Aの厚さH1
は、洋室側床パネル2Bの厚さD1に対して、畳3の厚
さH2からフローリングの厚さD2を差し引いた分だけ
薄く構成されており、これら和室側床パネル2Aの厚さ
H1、畳3の厚さH2、洋室側床パネル2Bの厚さD
1、フローリングの厚さD2の関係を、H1+H2=D
1+D2に設定することにより、和室4の上面と洋室6
の上面を同一面にすることができる。
【0014】また、和室4と洋室6の境目には、和室側
床パネル2A上に埋め込み材8を介装して敷居等の上面
材7が設置される。この埋め込み材8は、洋室側床パネ
ル2Bの厚さD1から和室側床パネル2Aの厚さH1を
差し引いた、D1−H1に相当する厚さを有しており、
上面材7を洋室側床パネル2Bの上面との間で支持する
と共に、畳3を上面材7から後退させて敷設させる役割
りを果している。
【0015】しかして、上記第1の実施例によると、和
室側及び洋室側の床パネル2A、2B上にそれぞれ畳
3、フローリング5等の床仕上材を直接敷設した床構造
で、和室4の上面と洋室6の上面を同一面となし、和室
4と洋室6の境目に段差が生じない構造の和室と洋室の
床取り合い構造を得ることができる。また、和室側床パ
ネル2Aの厚さH1を洋室側床パネル2Bの厚さD1に
対し、畳3の厚さH2からフローリング5の厚さD2を
差し引いた分だけ薄くしているため、畳3及びフローリ
ング5の厚さを特に変えることなく、和室4の上面と洋
室6の上面を同一面にすることができる。
【0016】つぎに、図2に示す第2の実施例について
説明する。第2の実施例は建屋の二階以上において実施
する場合に例を示すもので、建屋の壁である支持部材1
上に厚さの異なる和室側床パネル2Aと洋室側床パネル
2Bが突き合わせ状態で支持されている。この和室側床
パネル2A及び洋室側床パネル2Bは、それぞれ支持部
材1への支持部の厚さより他の部分の厚さを厚くした構
成を有しており、このような構成の床パネルを使用する
ことによって、床強度を任意に設定することができる。
【0017】なお、上記構成の床パネルを使用した場
合、和室側床パネル2Aの厚さH1及び洋室側床パネル
2Bの厚さD1は、支持部材1である壁の上面からの厚
さ、即ち支持部材1への支持部の厚さと見ればよく、こ
の実施例によっても、上記第1の実施例と同様、床パネ
ル2A、2B上に畳3、フローリング5等の床仕上材を
直接敷設した床構造で、和室4の上面と洋室6の上面を
同一面となし、和室4と洋室6の境目に段差が生じない
構造の和室と洋室の床取り合い構造を得ることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る和
室と洋室の床取り合い構造によると、和室の上面と洋室
の上面を同一面にすることができ、両室の境目の段差を
なくすることができるため、段差があることに起因して
生じていた前記した種々の問題を全て解消することがで
きる。また、床パネル上に畳、フローリング等の床仕上
材直接敷設した構造とすることができるため、床きしみ
音の発生がなく、しかも、施工が容易で安価にできる。
更に、畳、フローリング等の床仕上材の構造を変える必
要がないため、容易に実施することができるなど多大の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る和室と洋室の床取
り合い構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る和室と洋室の床取
り合い構造を示す縦断面図である。
【図3】従来の和室と洋室の床取り合い構造を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 支持部材 2A 和室側床パネル 2B 洋室側床パネル 3 畳 4 和室(第1の居室) 5 フローリング(床仕上材) 6 洋室(第2の居室) 7 上面材 8 埋め込み材 D1 洋室側床パネルの厚さ D2 フローリングの厚さ H1 和室側床パネルの厚さ H2 畳の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/02 E04F 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の居室の床と第1の居室に隣り合う
    第2の居室の床との取り合い構造であって、 第1の居室の床が、第2の居室の床よりも一段低く段差
    を介して設けられ、第1の居室の床には両床間の段差を
    埋める畳等の敷物を配置すると共に、 第1の居室と第2の居室との境目には、第1の居室の床
    上に第2の居室の床の厚さD1から第1の居室の床の厚
    さH1を差し引いたD1−H1に相当する厚さを有する
    埋め込み材を介装して第2の居室の床の上面との間で上
    面材を支持してなる ことを特徴とする居室の床構造。
  2. 【請求項2】 第1の居室の床面に畳を設置して和室を
    構築すると共に、この第1の居室に隣接する第2の居室
    の床面に床仕上材を敷設して洋室を構築してなる居室の
    床構造において、 第1の居室の床面の高さを第2の居室の床面の高さより
    も低くし、これら両居室の床面の段差をG、畳の厚さを
    H2としたとき、G=H2に設定すると共に、 第1の居室の床面と第2の居室の床面との境目には、第
    1の居室の床面上に第2の居室の床の厚さD1から第1
    の居室の床の厚さH1を差し引いたD1−H1に相当す
    る厚さを有する埋め込み材を介装して第2の居室の床面
    との間で上面材を支持してなる ことを特徴とする居室の
    床構造。
  3. 【請求項3】 第1の居室の床の高さを第2の居室の床
    の高さに対し、畳の厚さH2からフローリングの厚さ
    を差し引いた分だけ低くしてなることを特徴とする請
    求項1記載の居室の床構造。
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