JP3399678B2 - 建物ユニットの床構造 - Google Patents

建物ユニットの床構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物ユニットの床構造
に係り、例えば複数の建物ユニットに跨って形成される
和室や、和室と洋室との床面の境界に段差を無くした和
室出入口に利用できる。
【0002】
【背景技術】通常の軸組み工法による住宅では、和室出
入口の敷居部は、廊下や洋室の床面に対して高くされて
段差が存在しており、特に、老人や病人等の足の不自由
な人にとっては段差を乗り越えて和室に出入りすること
が困難な場合があった。このため、近年、室内における
段差を無くした住宅が施工されるようになった。
【0003】一方、ユニット工法によるユニット式建物
は、柱、上梁、下梁からなる骨組みに壁材等を取り付け
た建物ユニットを複数組み合わせて構成されており、廊
下や洋室等の床面を構成する床材と和室の床面を構成す
る畳とを共に下梁上に配置しているため、床材とその床
材よりも厚い畳との間において段差が生じてしまうとい
う問題があった。
【0004】このユニット式建物における段差を無くし
て和室の出入りを容易に行なえるようにしたものとし
て、特開平6−73802号公報に記載されたものが知
られている。このものは、和室側の建物ユニットの下梁
の高さ寸法を隣接する洋室側の建物ユニットの下梁の高
さ寸法よりも低くし、この寸法差で床材と畳との前記段
差を吸収することにより、洋室の床面と畳上面とを略同
一平面上に一致させて段差を無くしたものである。
【0005】ところで、この場合には、和室用の建物ユ
ニットの下梁と洋室用の建物ユニットの下梁とを高さ寸
法の異なる梁で構成しなければならず、建物ユニットの
骨組みの種類が多くなって製造効率が低下するとい問題
じる。このため、畳をその表面が下梁の上面よりも高く
かつ裏面が下梁の上面よりも低くなるように配置するこ
とにより、畳の上面と洋室の床面とを同じ高さ位置とし
て和室出入口の段差を無くすとともに、和室用と洋室用
との建物ユニットを共通化することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな共通の骨組みにより和室用および洋室用の建物ユニ
ットを形成する場合には、一つの和室を複数の建物ユニ
ットに跨って形成しようとする場合等、和室用の建物ユ
ニット間において、互いに対向する梁の上方に畳を敷設
しなければならず、これらの梁上に敷設される畳と建物
ユニット内に予め敷設された畳との間に段差が生じるた
め、連続した床面を有する和室を複数の建物ユニットに
跨って形成することができないという問題が生じる。
【0007】また、従来のユニット式建物では、和室出
入口が洋室用の建物ユニットと和室用の建物ユニットと
のジョイント部分に形成されているが、段差の無い和室
出入口がそれらの建物ユニットのジョイント部分から離
れて一つの建物ユニット内に形成されているものは知ら
れていない。
【0008】本発明の目的は、和室用の建物ユニットと
その他の建物ユニットとの骨組みを共通化して和室出入
口に段差を無くした場合でも、連続した床面を有する和
室を複数の建物ユニットに跨って形成することができる
建物ユニットの床構造を提供することにある。
【0009】また、本発明の目的は、段差の無い和室出
入口を隣接する他の建物ユニットとのジョイント部分か
ら離れて一つの建物ユニット内に設けることができる建
物ユニットの床構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の建物ユニットの
床構造は、ユニット式建物を構成する互いに隣接配設さ
れた一対の建物ユニットのうちの少なくともいずれか一
方に畳が敷設され、この畳の表面が各建物ユニットの下
梁の上面よりも高い高さ位置とされ、裏面が下梁の上面
よりも低い高さ位置とされているとともに、一対の建物
ユニットの互いに隣接する下梁の上方にはこの畳よりも
薄肉とされ、かつこの畳の表面と表面が連続する接続用
畳が敷設されていることを特徴とする。
【0011】以上において、接続用畳は、前記畳と別体
とされても、また、一体とされていてもよい。
【0012】また、本発明の建物ユニットの床構造は、
互いに対向配置された二本の下梁に根太を架設し、これ
らの根太の上方に床材と畳とを並設した建物ユニットの
床構造であって、この根太は、上端の高さ位置が下梁の
上面の高さ位置と等しく形成された高部と、上端の高さ
位置が下梁の上面の高さ位置よりも低く形成された低部
とを有し、高部の上方には床材が敷設され、低部の上方
には畳が敷設されて、床材と畳との表面が同一高さ位置
とされていることを特徴とする。
【0013】なお、本発明において、同一高さ位置と
は、上面が全く同じ高さ位置の場合だけでなく、寸法誤
差等によって僅かに異なる場合、また意匠や納まり上、
僅かに段差を取る場合も含むものである。
【0014】
【作用】このような本発明においては、一対の建物ユニ
ットのうちの少なくともいずれか一方に、表面が下梁の
上面よりも高くかつ裏面が下梁の上面よりも低くなるよ
うに畳を敷設し、この建物ユニットと隣接する他方の建
物ユニットとの互いに対向する下梁の上方に、前記畳の
表面が連続する薄肉化された接続用畳を敷設したので、
他方の建物ユニットにも同様に畳を敷設すれば、一対の
建物ユニットには床面が連続した和室が形成されるよう
になる。しかも、これらの畳の敷設位置は、従来のよう
に洋室と和室との建物ユニットの骨組みを共通化しても
その境界に段差を生じない場合の敷設位置と同様であ
り、和室が形成されたこれらの建物ユニットに洋室用の
建物ユニットを隣接しても、洋室と和室との境界である
和室出入口に段差を生じることはない。従って、和室用
の建物ユニットと洋室用の建物ユニットとの骨組みを共
通化して和室出入口に段差を無くした場合でも、床面が
連続した和室を複数の建物ユニットに跨って形成するこ
とが可能となる。
【0015】そして、接続用畳を前記一方の畳と別体と
した場合にはその畳を工場で予め建物ユニットに敷設し
ておくことで、建築現場における作業を容易に行なえる
ようになり、また、一体化した場合には、接続用畳を個
別に用意する手間を省けるようになる。
【0016】そして、本発明においては、建物ユニット
の下梁間に架設される根太を、上端の高さ位置が下梁の
上面と等しくされかつ洋室の床材が敷設される高部と、
上端の高さ位置が下梁の上面よりも低くされかつ和室の
畳が敷設される低部とからなる形状としたので、これら
の高部と低部との境界を根太の長手方向の途中に設ける
ことにより、段差の無い和室出入口を隣接する建物ユニ
ットとのジョイント部分から離れて一つの建物ユニット
内に設けることが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、第一実施例に係る建物ユニット1〜
3に共通とされた骨組み10を示すものである。骨組み
10は、四隅に立設された四本の柱11と、これら四本
の柱11の上端間に架け渡された上梁12と、各柱11
の下端間に架け渡された下梁13とから形成されてい
る。そして、図示略のユニット式建物がこの骨組み10
を含んで形成された建物ユニット1〜3の他、同様な建
物ユニットが複数組み合わされることにより建てられて
いる。
【0018】図2は、互いに隣接配設された一対の建物
ユニット1、2の床構造を示すものである。建物ユニッ
ト1(図中中央)の骨組み10における対向配設された
下梁13には、この下梁を形成するチャンネル材の内側
面にブラケット14が溶着されており、このブラケット
14は、チャンネル材の内部から延びた延出部14Aを
有し、この延出部分14Aの上方には下梁13における
上側フランジの端部から矩形に切り欠かれた切欠部14
Bが形成されている。
【0019】互いのブラケット14には根太15が架設
されており、この根太15が各ブラケット14の延出部
分14Aに釘止めされている。そして、根太15の上方
には、例えば木製合板等からなる床下地材16が敷設さ
れ、この床下地材16の上方には畳17が敷設されてい
る。
【0020】畳17は、両端が下梁13の上側フランジ
の端部に当接されているとともに、表面17Aが下梁1
3の上面13Aよりも高い高さ位置とされ、かつ裏面1
7Bが下梁13の上面13Aよりも低い高さ位置とされ
ている。つまり、根太15は畳17が所定の高さ位置と
なるようにその寸法が決められており、ブラケット14
の切欠部14Bが畳17との干渉を避けるために設けら
れている。
【0021】また、建物ユニット2(図中右側)も同様
に形成されているとともに、建物ユニット1との互いに
隣接する下梁13の上方には、各上面13Aに床下地材
16と同材質とされた接続用下地材18が跨設され、こ
の接続用下地材18の上方には、畳17よりも薄肉とさ
れかつ建物ユニット1、2の畳17の表面17Aと連続
する接続用畳19が敷設されて、建物ユニット1、2に
跨る和室が形成されている。
【0022】なお、建物ユニット3(図中左側の二点鎖
線)は、下梁13の内側面に方形のブラケット20を有
し、このブラケット20に根太21が取り付けられてい
る。この根太21は上端の位置が下梁13の上面13A
と同じ高さ位置とされており、これらの根太21の上方
には床下地材22が敷設され、建物ユニット1との互い
の下梁13の上方には接続用下地材23が跨設され、こ
れらの床下地材22、接続用下地材23の上方には床仕
上材24が敷設されて、建物ユニット3内に洋室が形成
されている。
【0023】このような本実施例においては、例えば建
物ユニット1、2に床下地材16および畳17を工場で
予め敷設しておき、建築現場で建物ユニット1、2を組
み合わせた後に各建物ユニット1、2のジョイント部で
ある互いに対向する下梁13間に接続用下地材18およ
び接続用畳19を敷設する。
【0024】このような本実施例によれば以下のような
効果がある。すなわち、建物ユニット1、2に、表面1
7Aが下梁13の上面13Aよりも高い高さ位置とされ
裏面17Bが下梁13の上面13Aよりも低い高さ位置
とされた畳17が敷設されることにより、洋室が形成さ
れる建物ユニット3と和室が形成される建物ユニット
1、2とを共通な骨組み10により形成し、例えば洋室
の床面である床仕上材24の上面と和室の床面である畳
17の表面17Aを同一高さ位置としてその境界に段差
を無くした場合であっても、建物ユニット1、2の互い
に対向する下梁13の上方には各畳17よりも薄肉とさ
れた接続用畳19がそれらの畳17の表面17Aに連続
して敷設されているため、建物ユニット1、2に形成さ
れた和室の床面を段差の無い連続したものとすることが
できる。
【0025】また、接続用畳19は、畳17とは別体で
あるため、畳17を工場で予め建物ユニット1、2に敷
設しておくことにより、建築現場では接続用畳17だけ
を敷設すればよく、建築現場における作業を容易に行な
うことができる。
【0026】図3は、本発明の第二実施例として、和室
が形成された建物ユニット1、2のジョイント部を示す
ものである。この第二実施例においては、根太15の上
方に畳27が敷設されている。なお、前述の第一実施例
と同じ部材には同一符号を付してそれらの説明を省略
し、以下には畳27についてのみ説明する。
【0027】畳27は、床下地材16に敷設される厚肉
部27Aと接続用下地材18に敷設される薄肉部27B
とからなり、これらの厚肉部27Aと薄肉部27Bとの
互いの表面が連続して形成されている。さらに、この薄
肉部27Bの長さは接続用下地材18の長さの略半分と
されており、畳27が建物ユニット1、2に敷設された
際に各薄肉部27Bの端面が接続用下地材13の略中央
で互いに当接するようになっている。そして、この畳2
7は建築現場において建物ユニット1、2に敷設され
る。
【0028】このような実施例では、畳27は互いの表
面が連続した厚肉部27Aと薄肉部27Bとから形成さ
れているため、畳27を建築現場で建物ユニット1、2
に敷設すだけで、建物ユニット1、2に跨る段差の無い
和室を形成することができ、前記第一実施例で示した接
続用畳19を個別に用意する手間を省くことができる。
【0029】図4は、本発明の第三実施例としての床構
造を示すものである。この第三実施例では、建物ユニッ
ト1における対向配設された一対の下梁13間に根太2
5が架設されている。なお、ここでも前述の各第一、第
二実施例と同じ部材には同一符号を付してそれらの説明
を省略あるいは簡略化して説明する。
【0030】建物ユニット1は、対向配設された一対の
下梁13の一方に切欠部14Bを備えたブラケット14
を有し、他方の下梁13に方形のブラケット20を有し
ている。そして、これらのブラケット14、20には根
太25が架設されている。
【0031】図5にも示すように、この根太25は、上
端の高さ位置が下梁13の上面13Aの高さ位置と等し
く形成された高部25Aと、上端の高さ位置が下梁13
の上面13Aの高さ位置よりも低く形成された低部25
Bとからなり、これらの高部25Aと低部25Bとの境
界は段差部25Cとなっている。そして、高部25Aの
上方には床材である床下地材22と床仕上材24とが敷
設され、低部25Bの上方には床下地材16を介して畳
17が敷設されている。
【0032】この床下地材22は接続用下地材23を介
して建物ユニット3にも敷設されており、床仕上材24
がこれらの下地材22、23に敷設されて、建物ユニッ
ト1と建物ユニット3とに跨る洋室の床が形成されてい
る。また、建物ユニット2にも畳17が敷設されてお
り、前述の第一実施例と同様に接続用畳19を有する和
室の床が建物ユニット1と建物ユニット2に跨って形成
されている。
【0033】ここで、床仕上材24と畳17との間であ
って、床下地材23には床仕上材24と略同じ厚さ寸法
とされた敷居28が配設されている。なお、この敷居2
8は本発明に必須のものではなく、例えば敷居28が無
く床仕上材24が畳17まで延びて敷設された場合であ
っても、また、敷居28のかわりに見切り部材等を配設
してもよい。
【0034】このような第三実施例においては、例えば
建物ユニット1に床下地材16、22および畳17を工
場で予め敷設しておき、また、建物ユニット2にも床下
地材16および畳17を工場で予め敷設しておき、そし
て、建物ユニット3に床下地材22を工場で予め敷設し
ておき、建築現場で建物ユニット1〜3を組み合わせた
後に各建物ユニット1〜3のジョイント部である互いに
対向する下梁13間に接続用下地材18、23を跨設す
る。次いで、建物ユニット1と建物ユニット3とを跨い
で床仕上材24を敷設し、この床仕上材24と畳17と
の間に敷居28を配設する。その後、建物ユニット1と
建物ユニット2との間に接続用畳19を敷設する。
【0035】このような第三実施例によれば、根太25
が、上端の高さ位置が下梁13の上面13Aと等しくさ
れた高部25Aと、上端の位置が下梁13の上面よりも
低くされた低部25Bとからなり、これらの高部25A
と低部25Bとにより根太25の長手方向の途中に段差
部25Cが形成されているため、高部25Aに洋室の床
を形成する床下地材22および床仕上材24を敷設し、
低部25Bに和室の床を形成する床下地材16および畳
17を敷設することで、その段差部25Cにより各下地
材あ16、22の厚さ寸法の差、および畳17、床仕上
材24の厚さ寸法の差が吸収され、建物ユニット1内に
建物ユニット3とのジョイント部から離れて段差の無い
洋室と和室との床面の境界、つまりは段差の無い和室出
入口を形成することができる。
【0036】また、このように一つの建物ユニット内に
段差の無い和室出入口を形成することにより、高齢者や
病人等の歩行が安全に行える建物においての間取り設計
の自由度が増すという効果もある。
【0037】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含
み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例え
ば、前記第一、第二実施例では、建物ユニット1、2に
は共に畳17、27が敷設されて和室が形成されていた
が、本発明の床構造においては、畳17、27は建物ユ
ニット1、2のうちの少なくともいずれか一方に敷設さ
れていればよく、例えば洋室の床である建物ユニット2
の床を接続用畳19を介して建物ユニット1の畳17と
連続させてもよい。この場合には、和室の床を建物ユニ
ット2との対向する下梁13の上方まで広げることがで
きる。
【0038】前記第二実施例では、各畳27における薄
肉部27Bの長さは接続用下地材18の長さの略半分と
されていたが、例えば一方の畳の薄肉部を接続用下地材
18の長さと等しくしてもよく、このような場合には、
他方の畳を通常用いられる畳17とすることができ、そ
の畳17を建物ユニットに工場で予め敷設しておくこと
で、建築現場での作業を効率よく行なうことができる。
【0039】前記第三実施例では、高部25Aの長さが
低部25Bの長さよりも短くされて、段差部25Cが建
物ユニット2寄りに形成されていたが、これらの高部2
5A、低部25Bの長さ配分はユニット式建物の間取り
設計に合わせて適宜決められてよい。
【0040】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、表
面が下梁の上面よりも高い位置とされ裏面が下梁の上面
よりも低い位置とされた畳を建物ユニットに敷設し、こ
の建物ユニットに隣接配置された建物ユニットとの互い
に対向する下梁の上方に、その畳と連続した薄肉の接続
用畳を敷設したため、この隣接配設された建物ユニット
にも畳を同様に敷設することで、これらの建物ユニット
の骨組みを他の建物ユニットの骨組みと共通化して和室
出入口に段差を無くした場合であっても、床面が連続し
た和室をこれら一対の建物ユニットに跨って形成するこ
とができるという効果がある。
【0041】また、接続用畳を通常の畳と一体化した場
合には、接続用畳を個別に用意する手間を省くことがで
きるという効果がある。
【0042】さらに、本発明によれば、建物ユニット内
に架設される根太は、上端の高さ位置が下梁の上面と等
しくされた高部と、上端の高さ位置が下梁の上面よりも
低くされた低部とから形成されているため、高部に洋室
の床を形成する床材を敷設し、低部に和室の床を形成す
る畳を敷設することにより、高部と低部との段差で床材
と畳との厚さの差を吸収させたので、段差のない洋室と
和室との床を隣接する他の建物ユニットとのジョイント
部から離れて一つの建物ユニット内に設けることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る建物ユニットの骨組
みを示す全体斜視図である。
【図2】前記第一実施例の床構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第二実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図4】本発明の第三実施例を示す断面図である。
【図5】前記第三実施例の構成部材を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1〜2 建物ユニット 10 建物ユニットの骨組み 13 下梁 13A 下梁の上面 17、27 畳 17A 畳の表面 17B 畳の裏面 19 接続用畳 25 根太 25A 高部 25B 低部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット式建物を構成する互いに隣接配
    設された一対の建物ユニットのうちの少なくともいずれ
    か一方には畳が敷設され、この畳の表面が前記各建物ユ
    ニットの下梁の上面よりも高い高さ位置とされ、裏面が
    前記下梁の上面よりも低い高さ位置とされているととも
    に、前記一対の建物ユニットの互いに隣接する下梁の上
    方には前記畳よりも薄肉とされ、かつ前記畳の表面と表
    面が連続する接続用畳が敷設されていることを特徴とす
    る建物ユニットの床構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された建物ユニットの床
    構造において、前記接続用畳は、前記畳と別体とされて
    いることを特徴とする建物ユニットの床構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された建物ユニットの床
    構造において、前記接続用畳は、前記畳と一体とされて
    いることを特徴とする建物ユニットの床構造。
  4. 【請求項4】 互いに対向配置された二本の下梁に根太
    を架設し、これらの根太の上方に床材と畳とを並設した
    建物ユニットの床構造であって、前記根太は、上端の高
    さ位置が前記下梁の上面の高さ位置と等しく形成された
    高部と、前記上端の高さ位置が前記下梁の上面の高さ位
    置よりも低く形成された低部とを有し、前記高部の上方
    には前記床材が敷設され、前記低部の上方には前記畳が
    敷設されて、前記床材と前記畳との表面が同一高さ位置
    とされていることを特徴とする建物ユニットの床構造。
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