JP3759875B2 - ユニット建物 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の居室部の上に複数の屋根ユニットが搭載されたユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平9−32185号公報に記載のユニット建物は、居室ユニットの上に切妻タイプの屋根ユニットが搭載されているものであって、屋根面の勾配方向が、居室ユニットの長手方向と平面視において平行である。
すなわち、上記屋根ユニットは、屋根ユニットの妻面が居室ユニットの長辺(桁面)と平行にある桁切妻用のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載のユニット建物において、屋根の妻面を複数の屋根ユニットに跨がって形成する場合、屋根ユニット接合部が中心(棟)からずれてしまい、ここに化粧用モール材を取り付けると、左右非対称で違和感が生じる。
【0004】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、妻面の屋根ユニット接合部に違和感を生じない複数の屋根ユニットを搭載したユニット建物を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、建物の居室部の上に複数の屋根ユニットが搭載されたユニット建物において、
隣接する屋根ユニットに跨がって形成された妻面の屋根ユニット接合部を覆って化粧材が取り付けられ、妻面の棟を通る垂直線を対称軸とする前記屋根ユニット接合部の対称位置に、他の化粧材が取り付けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項記載の本発明は、建物の居室部の上に平面視で略長方形の屋根ユニットが複数搭載されたユニット建物において、
平面視における短辺を互いに突き合わせて配置された複数の屋根ユニットの長辺に跨がって第1の妻面が形成された第1の屋根と、第1の妻面と平行であって手前側に第2の妻面が形成された他の屋根ユニットからなる第2の屋根とを備えるとともに、前記第1の妻面の屋根ユニット接合部を覆って化粧材が取り付けられ、前記第1の妻面の棟を通る垂直線を対称軸とする前記屋根ユニット接合部の対称位置に、他の化粧材が取り付けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項記載の本発明は、請求項記載のユニット建物において、前記屋根ユニットの直下には平面視で略同一形状の居室ユニットが配置され、前記妻面は、いずれも、居室ユニットの長辺直上に形成され、第1の屋根と第2の屋根との境界部の直下には、居室ユニット間を区切る壁がなく、前記境界部の両側に配置される居室ユニットの短辺側に耐力壁が設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項記載の本発明は、建物の居室部の上に平面視で略長方形の第1から第4の屋根ユニットが搭載されたユニット建物において、
第1、第2、第3の屋根ユニットを、それぞれの長辺を互いに突き合わせてこの順序で平行に並べ、第1の屋根ユニットで第1の屋根を形成し、第2と第3の屋根ユニットの短辺に第4の屋根ユニットの長辺を突き合わせて、第2、第3、第4の屋根ユニットで第2の屋根を形成し、第2の屋根の第2の妻面が、連続する第2の屋根ユニットの長辺と第4の屋根ユニットの短辺に形成され、第1の屋根の第1の妻面が、第2の妻面と平行で第2の妻面の手前側に形成されていることを特徴とする。
【0011】
(作用)
請求項1記載のユニット建物においては、妻面の屋根ユニット接合部を覆って取り付けられた化粧材と、前記屋根ユニット接合部の対称位置に取り付けられた他の化粧材とによって、妻面の屋根ユニット接合部に違和感を生じないものとなる。
【0013】
請求項記載のユニット建物においては、平面視における短辺を互いに突き合わせて配置された複数の屋根ユニットの長辺に跨がって第1の妻面が形成された第1の屋根と、第1の妻面と平行であって手前側に第2の妻面が形成された他の屋根ユニットからなる第2の屋根とを備えているので、この第1の屋根と第2の屋根の間口寸法の異なる二つの妻面でダブルゲイブルを形成でき、高級感のある建物となる。
【0014】
請求項記載のユニット建物は、さらに、第1の屋根と第2の屋根との境界部の直下には、居室ユニット間を区切る壁がないので、前記境界部の両側に配置される二つの居室ユニットに跨がって広い居室空間が取れる。
【0016】
請求項記載のユニット建物においては、第2の屋根の第2の妻面が、連続する第2の屋根ユニットの長辺と第4の屋根ユニットの短辺に形成され、第1の屋根の第1の妻面が、第2の妻面と平行で第2の妻面の手前側に形成されているので、間口寸法の異なる第1と第2の妻面で、いわゆるダブルゲイブルとなり、高級感のある建物となる。
そしてまた、第1〜第4の屋根ユニットを上記のように配置しているので、ダブルゲイブルの建物を、狭小の敷地にあっても対応できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
図1〜図3は、本発明の一実施例であって、図1はユニット建物の正面図、図2は図1に示すユニット建物の斜視図、図3は図1のユニット建物を分解して示す斜視図である。
【0018】
図1と図2において、1はユニット建物であって、このユニット建物1は2階建てであって、上下階の居室ユニット(7、7)、(8、8)、(9、9)で構成された建物の居室部の上に複数の屋根ユニット3、4、6が搭載されている。上記屋根ユニット3、4、6と上記居室ユニット7、8、9は、図3に示すように、いずれも、平面視長方形になされている。
【0019】
ユニット建物1は、平面視における短辺を互いに突き合わせて配置された二つの屋根ユニット3、4からなる第1の屋根2と、この第1の屋根2の手前側に設けられた第2の屋根5とを備えている。第2の屋根5は、単独の屋根ユニット6でなっている。
第1の屋根2の妻面20(第1の妻面)は、屋根ユニット3、4の長辺に跨がって形成され、第2の屋根5の妻面50(第2の妻面)は、第1の妻面20と平行であってその手前側に形成されている。
【0020】
また、上記ユニット建物1においては、図1に示すように、隣接する屋根ユニット3、4に跨がって形成された第1の妻面20の屋根ユニット接合部を覆って化粧材10(モール材)が取り付けられ、第1の妻面20の棟41を通る垂直線を対称軸とする前記屋根ユニット接合部の対称位置に、別の化粧材11がダミーとして取り付けられている。
【0021】
屋根ユニット3は、図3に示すように、下方に傾斜して貼設される野地板(不図示)と、その上に葺かれる屋根葺き材(不図示)とを支持する屋根支持部31と、この屋根支持部31の長辺側と短辺側に設けられたトラス材32、33とから構成されている。
屋根ユニット4は、棟41の一方側で下方に傾斜する屋根支持部42と、棟41の他方側で下方に傾斜する屋根支持部43と、これら屋根支持部42、43の長辺側と短辺側に設けられたトラス材44、45とから構成されている。上記屋根支持部43の一側(第2の屋根5側)には、入隅部が形成されている。
屋根ユニット6は、棟61を挟む両側で下方に傾斜する屋根支持部62、63と、これら屋根支持部62、63に設けられたトラス材64とから構成されている。
【0022】
そして、前記屋根ユニット3、4、6の直下には、それぞれ、平面視で略同一形状の居室ユニット7、8、9が配置されている。
上記居室ユニット7、8、9は、上下階で同一形状であるから同符号を付けて示している。
上記第1と第2の妻面20、50は、いずれも、居室ユニット3、4、6の長辺直上に形成され、第1の屋根2と第2の屋根5との境界部の直下には、居室ユニット8、9間を区切る壁がなく、前記境界部の両側に配置される居室ユニット8、9の短辺側に耐力壁パネル82、92が設けられている。
【0023】
すなわち、居室ユニット8は、図3に示すように、長方形の床パネル81と、床パネル81の短辺両側に平面視ニ字型に立設された耐力壁パネル82、82とからなっている。
また、居室ユニット9は、長方形の床パネル91と、床パネル91の周縁三方に平面視コ字型に立設された耐力壁パネル92とからなっている。
そしてまた、居室ユニット7は、長方形の床パネル71と、床パネル71の周縁三方に平面視コ字型に立設された耐力壁パネル72とからなっている。
床パネル81の長辺は、床パネル71の長辺より大であるが、床パネル91の長辺とは同じである。また、床パネル71、81、91の短辺は、いずれも、同じである。
【0024】
上記構成になされたユニット建物1の施工方法について説明する。
工場生産された居室ユニット7、8、9と屋根ユニット3、4、6とを建築現場に輸送し、建築現場に予め施工された基礎Kの上に、1階部分の居室部を構成する居室ユニット7、8、9を設置し、その上に2階部分の居室部を構成する居室ユニット7、8、9を設置し、これらを互いに連結固定する。
そして、居室ユニット7の上に屋根ユニット3を搭載し、居室ユニット9の上に屋根ユニット6を搭載する。その後、居室ユニット8の上に屋根ユニット4を搭載し、これらを互いに連結固定する。
【0025】
すると、屋根支持部31と屋根支持部42とが連続して同一面上の屋根面となり、第1の屋根2が形成される。
そして、屋根支持部43の入隅部に屋根ユニット6の屋根支持部63が当接され、屋根支持部43と連続する第2の屋根5が形成される。
【0026】
その後、第1の妻面20の屋根ユニット接合部を覆って化粧材10(モール材)を取り付け、前記屋根ユニット接合部の対称位置に、他の化粧材11(モール材)をダミーとして取り付けて仕上げする。
最後に、それぞれの屋根ユニット3、4、6の野地板(不図示)に屋根葺き材を葺いて屋根仕上げする。
【0027】
(実施例の作用)
本実施例のユニット建物1においては、第1の妻面20の屋根ユニット接合部を覆って取り付けられた化粧材10と、前記屋根ユニット接合部の対称位置にダミーとして取り付けられた他の化粧材11とによって、第1の妻面20の屋根ユニット接合部が違和感を生じないものとなる。
【0028】
また、本実施例のユニット建物1は、短辺を互いに突き合わせて配置された二つの屋根ユニット3、4の長辺に跨がって第1の妻面20が形成された第1の屋根2と、第1の妻面20と平行であって手前側に第2の妻面50が形成された他の屋根ユニット6からなる第2の屋根5とを備えているので、この第1の屋根2と第2の屋根5の間口寸法の異なる二つの妻面20、50で、いわゆるダブルゲイブルを形成でき、高級感のある建物となる。
【0029】
さらに、第1の屋根2と第2の屋根5との境界部の直下には、居室ユニット8、9間を区切る壁がないので、前記境界部の両側に配置される二つの居室ユニット8、9に跨がって広い居室空間が取れる。
【0030】
図4と図5は、本発明の別の実施例であって、図4はユニット建物の斜視図、図5は図4のユニット建物を分解して示す斜視図である。
図において、1Aはユニット建物であって、このユニット建物1Aは、二つの隣接配置された居室ユニット7A、9Aのそれぞれの上に、平面視で長方形の屋根ユニット3A、6Aが搭載されたものである。
【0031】
上記屋根ユニット3A、6Aは、いずれも、平面視における長辺寸法の異なるものである。
そして、上記長辺寸法の異なる屋根ユニット3A、6Aが、それぞれの長辺を互いに突き合わせて配置され、屋根ユニット3Aの妻面32Aと屋根ユニット6Aの妻面62Aとが、屋根ユニット3A、6Aの長辺に形成されている。
なお、屋根ユニット3Aにおいて、31Aは切妻形式の屋根支持部であり、屋根ユニット6Aにおいて、61Aは同じく切妻形式の屋根支持部である。
【0032】
上記居室ユニット7Aは、床パネル71Aと、壁パネル72A、73Aとからなり、居室ユニット9Aは、床パネル91Aと、平面視コ字型に立設された壁パネル92Aとからなっている。
そして、屋根ユニット3A、6Aの境界部の直下では、隣接する居室ユニット7A、9A間に間仕切り壁のない、連続する居室空間が形成されている。
【0033】
(実施例の作用)
本実施例のユニット建物1Aにおいては、長辺寸法の異なる屋根ユニット3A、6Aが、それぞれの長辺を互いに突き合わせて配置され、屋根ユニット3A、6Aの妻面32A、62Aが、屋根ユニット3A、6Aの長辺に形成されているので、屋根ユニット3A、6Aの長辺に間口寸法の異なる二つの妻面32A、62Aを形成した、いわゆるダブルゲイブルとなり、高級感のある建物となる。
そしてまた、長辺寸法の異なる二つの屋根ユニット3A、6Aだけでダブルゲイブルを形成できるので、狭小の敷地にあっても対応できる。
【0034】
図6と図7は、本発明の他の実施例であって、図6(イ)図はユニット建物の斜視図、(ロ)図は(イ)図の平面図であり、図7は図6のユニット建物を分解して示す斜視図である。
図において、1Bはユニット建物であって、このユニット建物1Bは、二つの隣接配置された居室ユニット7B、8Bのそれぞれの上に、平面視で長方形の屋根ユニット3B、4Bが搭載されたものである。
【0035】
上記屋根ユニット3B、4Bは、図6(ロ)図に示すように、平面視における短辺方向の寸法が異なるものであって、屋根ユニット3Bの短辺方向の寸法は、屋根ユニット4Bの短辺方向の寸法の約1/2になされている。
上記屋根ユニット3B、4Bを長辺方向に並べ、短辺を互いに突き合わせて配置しており、それぞれの長辺に互い違いの二つの妻面32B、42Bが形成されている(図7参照)。上記妻面32Bは、隣接する屋根ユニット3B、4Bに跨がって形成される。
なお、屋根ユニット3Bにおいて、31Bは屋根支持部であり、この屋根支持部31Bは切妻形式の第1の屋根の棟から半分を形成するものである。
また、屋根ユニット4Bにおいて、41Bは屋根支持部であり、この屋根支持部41Bは、切妻形式の第1の屋根の棟から他の半分を形成する部分と、切妻形式の第2の屋根を棟違いで形成する部分とからなっている。
【0036】
上記居室ユニット7Bは、床パネル71Bと、平面視コ字形に立設された壁パネル72Bとからなり、居室ユニット8Bは、床パネル81Bと、平面視コ字形に立設された壁パネル82Bとからなっている。
【0037】
(実施例の作用)
本実施例のユニット建物1Bにおいては、平面視における短辺方向の寸法が異なる屋根ユニット3B、4Bを長辺方向に並べ、それぞれの長辺に形成されている二つの妻面32B、42Bでダブルゲイブルを形成でき、高級感のある建物となる。
そしてまた、短辺寸法の異なる二つの屋根ユニット3B、4Bだけでダブルゲイブルを形成できるので、狭小の敷地にあっても対応できる。
【0038】
図8と図9は、本発明の他の実施例であって、図8はユニット建物の斜視図であり、図9は図8のユニット建物の屋根ユニットを取り除いて示した斜視図である。
図8において、1Cはユニット建物であって、このユニット建物1Cは、上下階を構成する6つの居室ユニット8Cと、これら居室ユニット8C群の横に上下階を構成する2つの居室ユニット9Cを隣接配置し、これら居室ユニット8C、9Cのそれぞれの上に、いずれも平面視で長方形の第1〜第4の屋根ユニット3C、5C、6C、7Cが搭載されたものである。
【0039】
上記ユニット建物1Cにおいては、図8に示すように、第1、第2、第3の屋根ユニット3C、5C、6Cを、それぞれの長辺を互いに突き合わせてこの順序で平行に並べ、第1の屋根ユニット3Cで第1の屋根2Cを形成している。
そして、第2と第3の屋根ユニット5C、6Cの短辺に、第4の屋根ユニット7Cの長辺を突き合わせて、第2、第3、第4の屋根ユニット5C、6C、7Cで第2の屋根4Cを形成している。
上記第2の屋根4Cの第2の妻面40Cは、連続する第2の屋根ユニット5Cの長辺と第4の屋根ユニット7Cの短辺に形成されており、第1の屋根2Cの第1の妻面20Cが、第2の妻面40Cと平行で第2の妻面40Cの手前側に形成されている。
【0040】
上記第1の屋根ユニット3C、第2の屋根ユニット5C、第3の屋根ユニット6Cの直下には、図9に示すように、それぞれ、上下の居室ユニット8C、8Cが設置されている。そして、第4の屋根ユニット7Cの下方には、上下の居室ユニット9C、9Cが設置されている。
これら居室ユニット8Cと居室ユニット9Cの平面形状は、その上方の対応する屋根ユニット3C(または5C、6C)、屋根ユニット7Cと略同形状の長方形であり、居室ユニット9Cの長辺長さは、居室ユニット9Cの短辺長さの約2倍になされている。
【0041】
上記居室ユニット9Cの1階部分には、玄関Gが設けられ、この玄関Gから2階に通じる階段Kが、その向きを居室ユニット9Cの長辺方向に向けて設けられている。
【0042】
(実施例の作用)
上記したように、本実施例のユニット建物1Cにおいては、第2の屋根4Cの第2の妻面40Cが、連続する第2の屋根ユニット5Cの長辺と第4の屋根ユニット7Cの短辺に形成され、第1の屋根2Cの第1の妻面20Cが、第2の妻面40Cと平行で第2の妻面40Cの手前側に形成されているので、間口寸法の異なる第1の妻面20Cと第2の妻面40Cで、いわゆるダブルゲイブルとなり、高級感のある建物となる。
そして、第1〜第4の屋根ユニット3C、5C、6C、7Cを上記のように配置しているので、ダブルゲイブルのユニット建物1Cを、狭小の敷地にあっても対応できる。
【0043】
さらにまた、第4の屋根ユニット7Cの下方に設置されている居室ユニット9Cには、上下階に通じる階段Kが設けられ、この階段Kの向きが居室ユニット9Cの長辺方向に向けられているので、階段Kを緩勾配にできる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載のユニット建物によると、妻面の屋根ユニット接合部が違和感を生じないものとなり、意匠性にすぐれる。
【0046】
請求項記載のユニット建物においては、第1の屋根と第2の屋根の間口寸法の異なる二つの妻面でダブルゲイブルを形成でき、高級感のある建物となる。
【0047】
請求項記載のユニット建物は、さらに、第1の屋根と第2の屋根との境界部の直下には、居室ユニット間を区切る壁がないので、前記境界部の両側に配置される二つの居室ユニットに跨がって広い居室空間が取れる。
【0049】
請求項記載のユニット建物においては、間口寸法の異なる第1と第2の妻面で、いわゆるダブルゲイブルとなり、高級感のある建物となる。
そして、このダブルゲイブルの建物を、狭小の敷地にあっても対応させることができるようになる。
また、第4の屋根ユニット下方の居室ユニットを階段室とすれば、この居室ユニットの長辺方向と平行な緩勾配の階段を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、ユニット建物の正面図。
【図2】図1に示すユニット建物の斜視図。
【図3】図1のユニット建物を分解して示す斜視図である。
【図4】本発明の別の実施例であって、ユニット建物の斜視図。
【図5】図4のユニット建物を分解して示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例であって、(イ)図はユニット建物の斜視図、(ロ)図は(イ)図の平面図である。
【図7】図6のユニット建物を分解して示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例であって、ユニット建物の斜視図である。
【図9】図8のユニット建物の屋根ユニットを取り除いて示した斜視図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C ユニット建物
2、2C 第1の屋根
3、4、6、3A、6A、3B、4B、 屋根ユニット
3C、5C、6C、7C 屋根ユニット
5、4C 第2の屋根
7、8、9、7A、9A、7B、8B、8C、9C 居室ユニット
10、11 化粧材
20、20C 第1の妻面
50、40C 第2の妻面
32A、62A、32B、42B 妻面

Claims (4)

  1. 建物の居室部の上に複数の屋根ユニットが搭載されたユニット建物において、
    隣接する屋根ユニットに跨がって形成された妻面の屋根ユニット接合部を覆って化粧材が取り付けられ、妻面の棟を通る垂直線を対称軸とする前記屋根ユニット接合部の対称位置に、他の化粧材が取り付けられていることを特徴とするユニット建物。
  2. 建物の居室部の上に平面視で略長方形の屋根ユニットが複数搭載されたユニット建物において、
    平面視における短辺を互いに突き合わせて配置された複数の屋根ユニットの長辺に跨がって第1の妻面が形成された第1の屋根と、第1の妻面と平行であって手前側に第2の妻面が形成された他の屋根ユニットからなる第2の屋根とを備えるとともに、前記第1の妻面の屋根ユニット接合部を覆って化粧材が取り付けられ、前記第1の妻面の棟を通る垂直線を対称軸とする前記屋根ユニット接合部の対称位置に、他の化粧材が取り付けられていることを特徴とするユニット建物。
  3. 前記屋根ユニットの直下には平面視で略同一形状の居室ユニットが配置され、前記妻面は、いずれも、居室ユニットの長辺直上に形成され、第1の屋根と第2の屋根との境界部の直下には、居室ユニット間を区切る壁がなく、前記境界部の両側に配置される居室ユニットの短辺側に耐力壁が設けられていることを特徴とする請求項記載のユニット建物。
  4. 建物の居室部の上に平面視で略長方形の第1から第4の屋根ユニットが搭載されたユニット建物において、
    第1、第2、第3の屋根ユニットを、それぞれの長辺を互いに突き合わせてこの順序で平行に並べ、第1の屋根ユニットで第1の屋根を形成し、第2と第3の屋根ユニットの短辺に第4の屋根ユニットの長辺を突き合わせて、第2、第3、第4の屋根ユニットで第2の屋根を形成し、第2の屋根の第2の妻面が、連続する第2の屋根ユニットの長辺と第4の屋根ユニットの短辺に形成され、第1の屋根の第1の妻面が、第2の妻面と平行で第2の妻面の手前側に形成されていることを特徴とするユニット建物。
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