JP2698352B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2698352B2
JP2698352B2 JP62105200A JP10520087A JP2698352B2 JP 2698352 B2 JP2698352 B2 JP 2698352B2 JP 62105200 A JP62105200 A JP 62105200A JP 10520087 A JP10520087 A JP 10520087A JP 2698352 B2 JP2698352 B2 JP 2698352B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社 ソフイア
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遊技盤の遊技領域内に補助遊技装置を備
え、該補助遊技装置で行われる補助遊技の結果に関連し
て、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生可能なパ
チンコ遊技機で代表される弾球遊技機に関する。 [従来の技術] ガイドレールで囲まれた遊技領域内に、特定入賞口
(始動口)と補助遊技装置(変動入賞装置、可変表示装
置など)とが設置され、前記特定入賞口への入賞に起因
して前記補助遊技装置により行われる補助遊技の結果に
基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生可
能な弾球遊技機、例えば、第1種(いわゆるセブン
機)、第3種(いわゆる権利物)、他種(いわゆる一般
電役)及び第2種(いわゆる羽根物)のパチコン遊技機
が知られている。 上記補助遊技装置は、遊技者の利益に大きく影響する
重要な遊技を行うものであるため、遊技者にとって見や
すいように、一般に、遊技領域の中央に配置されてい
た。また、上記特定入賞口は、該特定入賞口への入賞に
よって上記補助遊技装置に補助遊技を行わせるものであ
り、遊技者にとって非常に関心の高いものであるため、
遊技球が遊技領域を様々な方向に変化しながら流下する
状態を長く見て楽しめるように、特定入賞口は一般に遊
技領域の下方に配置されることが多くなっている。 そして、従来、遊技領域中に打ち込まれた打球が、遊
技領域中に植設された釘などにより、特定入賞口方向に
程良く案内されて流下するように調整されていた。 [発明が解決しようとする課題] しかし、近時においては、上記補助遊技装置によって
行われる補助遊技の興趣を向上させるために、いわゆる
第1種、第3種、他種などのパチンコ遊技機で代表され
る弾球遊技機では補助遊技装置(例えば、可変表示装
置)を大型化することが行われている。また、同様に、
いわゆる第2種のパチンコ遊技機においても、翼タイプ
の可動部材を備えた補助遊技装置(変動入賞装置)を大
型化することが行われている。 このように、補助遊技装置を大型化すると、遊技領域
に弾発された遊技球は、流下の過程で補助遊技装置に衝
突して、その下部にある特定入賞口周辺に流下し難くな
って補助遊技の作動回数が少なくなり、特別遊技発生の
期待感が薄れて遊技者の遊技離れを起こしてしまうこと
が懸念される。 そのような懸念を解消するため、補助遊技装置に衝突
した遊技球の流下方向に植設されている障害釘を、特定
入賞口方向に遊技球が流下しやすいように大幅に調整す
ることも考えられるが、その調整が難しいだけでなく、
その調整作業に大変手間取ってしまうという問題点があ
る。また、補助遊技装置が大型になると、特定入賞口方
向に流下方向を変える障害釘の植設自体も難しくなる。 [発明の目的] この発明は上記問題点を解消するためになされたもの
で、遊技領域に補助遊技装置を配設しても、大幅な障害
釘の調整を必要としないで、簡単な方法で補助遊技装置
下方の特定入賞口方向に遊技球を流下させることができ
る弾球遊技機を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] この発明に係る弾球遊技機は、上記課題を解決するた
め、 遊技盤(1)に形成された遊技領域(2)に補助遊技
装置(例えば、可変表示装置30、可変表示器33)を備
え、該補助遊技装置で行われる補助遊技(例えば、可変
表示器33の循環作動による遊技)の結果に関連して、遊
技者にとって有利な特別遊技状態を発生可能な弾球遊技
機(例えば、パチンコ遊技機1)において、 前記補助遊技装置を前記遊技領域のほぼ中央に配設す
るとともに、遊技球の入賞に基づいて前記補助遊技を開
始させる特定入賞口(3)を前記補助遊技装置のほぼ直
下方の前記遊技領域における所定箇所に配設し、 前記補助遊技装置は、前記特定入賞口の上方を覆うよ
うに前記特定入賞口における横幅の大きさより大型に構
成し、 前記補助遊技装置の上方側から流下する遊技球を該補
助遊技装置の左右方向に分流させる鎧部(38)を当該補
助遊技装置の上部分に一体的に設け、 前記補助遊技装置の両側近傍を流下する遊技球を前記
特定入賞口方向に流下誘導可能な左右一対の誘導手段
(例えば、流下方向変換部材315、315)を、当該補助遊
技装置に一体的に設けた構成とした。 [作用] 補助遊技装置上部の鎧部などに分流されるなどして補
助遊技装置の両側近傍を流下してくる遊技球が、特別な
釘調整を行わなくても、補助遊技装置に一体的に設けら
れた誘導手段により、補助遊技装置下方の特定入賞口方
向に万便なく流下誘導されてその特定入賞口に入賞し易
くなり、それによって、補助遊技装置を大型にした場合
でも補助遊技装置による補助遊技の適正な作動回数が維
持される。 [実施例] 第2図は、この発明に係る弾球遊技機としてのパチン
コ遊技機の遊技盤1の構成例を示すもので遊技機の下部
に設けられた打球発射装置(図示省略)によって発射さ
れた打球を遊技盤1の上方部まで案内するガイドレール
10が配設されている。このガイドレール10と遊技盤1前
面(盤面)側のガラス板とによって囲まれた空間に遊技
領域2が形成されている。 そして、この遊技領域2の中央上部には、左右に設け
られた第1の特定入賞口313,313または中央部に設けら
れた第2の特定入賞口3への打球の入賞により作動され
る補助遊技手段として例示する可変表示装置30が設置さ
れている。この可変表示装置30の中央上端部には、その
上方に植設された障害釘11によって打球の入賞を制御さ
れた状態で、いわゆる“天”とよばれる入賞口12が設け
られている。 この可変表示装置30の下方には、該可変表示装置30の
特定の作動結果による権利発生(この実施例では大当り
と呼ばれる特別な遊技態様の権利発生)に基づき、開閉
扉41の上部側が前方へ倒れる方向へ回動して所定時間開
放される変動入賞装置40が設置されている。この変動入
賞装置40は入賞球がその中の検出器42を通過することを
継続条件として例えば最高8回まで開放されるようにな
っている。 この変動入賞装置40の左右斜め上方位置にはチューリ
ップ式の一般入賞装置4,4が設置されている。 また、変動入賞装置40の周囲には、転動誘導部材13
(いわゆる風車と呼ばれる打球の方向変換部材)が回転
自在に設置されている。 また、遊技盤1の下部には、遊技領域2を上方から落
下してくる途中で上記入賞部3,4,12等に入賞できなかっ
た打球を遊技盤1の後方へ回収するアウト口14が設けら
れている。 そして、前記可変表示装置30は、第1図および第3図
に示すごとく次のように構成されている。 即ち、可変表示装置30は、遊技盤1の盤面の開口部前
面側に突出した状態に取り付けられる構成基枠31と、該
構成基枠31の裏側に取り付けられるランプ基板32と、こ
れら構成基枠31およびランプ基板32の中央の開口部311,
321を介して遊技盤1の前面側から見えるようにランプ
基板32の裏側に取り付けられる可変表示器33と、該可変
表示器33の裏側からランプ基板32の裏側に取り付けられ
る動力手段取付け枠34と、該動力手段取付け枠34の上部
に設置され前記構成基枠31の中央上部に回転自在に設置
された可動表示部材35に回転動力を付与する動力手段と
してのモータ36と、前記動力手段取付け枠34の裏側部分
に取り付けられた配線基板37とを備えている。 そして、それら各構成部31〜37についてさらに詳しく
説明する。 前記構成基枠31は、その外周部に沿って前後の厚み方
向の略中間部に取付け板部312を備えている。その取付
け板部312が遊技盤1の遊技領域2上部中央に形成され
た開口部の周縁部前面側に密着状態に取り付けられるこ
とにより、構成基枠31の前半部が遊技領域2内に突出し
た状態に設置されている。 この構成基枠31の中央部には前記開口部311が、ま
た、中央上端部には前記入賞口12が、さらに、左右両端
部には前記第1の特定入賞口313,313がそれぞれ設けら
れている。そして、前記開口部311前面側の上縁部に
は、縁色をした透光性の第1〜第3の作動表示部311aa,
311bb,311ccが設けられ(第2図)、下縁部には、赤色
をした透光性の第4〜第6の作動表示部311a,311b,311c
が一定間隔を隔てて設けられている(第1図、第2
図)。 これら第1〜第6の作動表示部311aa,311bb,311cc,31
1a,311b,311cの背面部にはそれぞれランプ嵌入用の開口
部311dが設けられている。そして、下段側の第4〜第6
の作動表示部311a,311b,311c間にはそれぞれ上下2段ず
つ特定入賞記憶表示窓311e〜311hが設けられ(第1
図)、それらの背面部にはそれぞれランプ嵌入用の開口
部311kが設けられている。また、上段側の第1〜第3の
作動表示部311aa,311bb,311cc間には、権利発生表示部3
11iが設けられ、それぞれの中央部にはランプ嵌入口
(図には表れていない)が形成されている。また、各入
賞口12,313の背面部にはそれぞれ入賞球を遊技盤1の裏
面側へ導く流出樋12a,313aが設けられている。 また、構成基枠31の左右両端側には、特別な権利が発
生したことを表示する権利発生表示部314が設けられて
いる。これら権利発生表示部314の前面側は着色された
透光性材料で作られており、それらの背面側にはランプ
嵌入用の開口部314aが設けられている。 また、構成基枠31前面側周縁部には、それぞれリブ31
1lによって凹状に区画された権利発生表示器311mが設け
られ、各権利発生表示器311mにはランプ嵌入用の開口部
311pが設けられている。 また、構成基枠31の中央上部には権利発生表示部を兼
ねた鎧部38が設置されている。この鎧部38の下側に設け
られた空間部内で構成基枠31の中央上部には円形凹状枠
311nが設置されている。この円形凹状枠311n中の中央部
には第4図に示すように権利発生表示ランプ35cが設置
されている。また、この円形凹状枠311n中には、その中
に突設された円板状軸311rを軸芯として前記可変表示部
材35が回転自在に収容されている。可変表示部材35は帽
子型をし、着色された透光性材料で作られている。そし
て、その下部中央には、前記円板状軸311rに摺接する円
型開口部35aが形成され、その外周縁下端部には、動力
手段取付け枠34に軸承された後述の伝達歯車39と噛合す
る歯35bが全周にわたって形成されている。 また、構成基枠31前面側には、前記特定入賞口313,31
3が設けられている他に、前記開口部311の左右両端位置
と前記の特定入賞口313,313の直下位置に、それぞれ遊
技領域2を流下する打球の接触により回転されて、打球
を適宜特定入賞口3方向に誘導する誘導手段として例示
する流下方向変換部材315,315と、回転体316,316が回転
自在に設置されている。 このように、可変表示装置30に特定入賞口313,313と
流下方向変換部材315,315および回転体316,316が一体的
に設けられているので、パチンコ遊技機の製造工程を容
易にできる。また、上記のごとく、鎧部38が設けられる
ことにより可変表示装置30の下方に遊技球が流下しにく
くその分遊技領域2が有効に使われにくくなっているが
前記流下方向変換部材315,315が設置されることによ
り、遊技領域2を流下してくる遊技球が特定入賞口3方
向に、流下方向変換部材315,315によってまんべんなく
誘導されるので、可変表示装置30の適正な作動回数が維
持される。 従って、可変表示装置30を遊技領域2内に配設するこ
とにより障害釘11の植設数が減少したとしても、特定入
賞口3及び変動入賞装置40の配設位置方向に誘導手段
(流下方向変換部材315,315)によって有効に遊技球を
流下させることができる。 また、特定入賞口3及び変動入賞装置40の遠くの障害
釘11を大幅に調整して遊技球の流下方向を調整する手間
が大幅に削減でき、熟練者でなくとも、簡単に特定入賞
口3の方向に遊技球を流下させることができる。 また、可変表示装置20が大型化したとしても可変表示
装置20の下方の特定入賞口3方向へまんべんなく遊技球
を導くことが可能である。 これら流下方向誘導部材315,315は、遊技領域2内を
流下してくる遊技球を強制的に特定入賞口3及び変動入
賞装置40の配設位置方向に誘導流下させるものである。 本実施例の流下方向誘導部材315,315は、風車のよう
なもので記載されているが、遊技球の流下方向を特定入
賞口3及び変動入賞装置40方向に誘導できるものであれ
ば、どのような構成のものであってもよい。 また、誘導手段も電気的駆動源等と連結することによ
り、必要に応じて作動させ、特定入賞口3方向へ誘導す
る様な機能をもたせることも可能である。 権利発生手段としては、可変表示タイプのものに限ら
ず、羽根タイプのものなど、特別遊技状態を発生させる
ものであればどのようなタイプのものであってもよい。 前記回転体316,316は半透光性材料によって作られて
おり、その回転体316,316が設置された箇所に対応する
構成基枠31の裏側部分には入光用開口部311sが設けられ
ている。 また、前記ランプ基板32の中央部には前記開口部321
が設けられ、左右両端部には、構成基枠31の入賞口313,
313裏側の流出樋313a,313aの後端に接するU字状部321
a,321aが形成されている。また、このランプ基板32の上
部枠と下部枠部分の裏側にはランプ取付け板322,323が
取り付けられ、これらランプ取付け板322,323の前面側
には、それぞれ3個ずつの作動表示ランプ322aおよび32
3aが設置されている。これら作動表示ランプ322aおよび
323aはそれぞれランプ基板32の開口孔および構成基枠31
の前記開口部311d(上段側は図面に表れていない)を介
して構成基枠31上下の前記作動表示部311aa,311bb,311c
c,311a,311b,311c中に嵌入している。 また、ランプ基板32の左右の縦枠部分から左右の横枠
部分にかけての前面側に3つのランプ取付け基板324,32
5,326が取り付けられている。これらランプ取付け基板3
24,325,326の前面側、および前記ランプ基板322の前面
側で、かつ、上段側の3つの作動表示ランプ322a間に、
それぞれ権利発生用表示ランプ324a,325a,326a,322bが
取り付けられ、それら権利発生用表示ランプ324a,325a,
326a,322bが構成基枠31の前記開口部311pを介して構成
基枠31前面側の前記権利発生表示部311m(第1図)およ
び311i(第2図)の前面側に突出している。 これら表示ランプ324a,325a,326a,322bが点灯される
ことによって、遊技領域2と表示装置30との境界を明確
にし、遊技者に対し表示装置30の視認性を認める。ま
た、遊技盤1の装飾効果も高める。 また、前記下段側のランプ取付け板323前面側の前記
3つの作動表示ランプ323a間にはそれぞれ上下2段ずつ
ランプ取付け板32の前方へ突出する特定入賞記憶表示ラ
ンプ323bが取り付けられ、これら特定入賞記憶表示ラン
プ323bは構成基枠31の開口部311kを介して前記特定入賞
記憶表示窓311e〜311h中に嵌入している。 さらに、ランプ基板32の左右両端部の裏側には、ラン
プ取付け板327,328が設置されている。これらランプ取
付け板327,328の前面側に、権利発生表示用ランプ327a,
328a,327b,328bがそれぞれ取り付けられている。そし
て、それらのうち、ランプ327a,328aがそれぞれ構成基
枠31の開口部314a,314aを介して前記権利発生表示部31
4,314中に嵌入している。また、ランプ327b,328bはそれ
ぞれ構成基枠31の入光用開口部311s,311sの直後に位置
している。 また、前記可変表示器33は、第5図〜第7図に詳しく
示すように、次のように構成されている。 即ち、可変表示器33は、前記ランプ基板32の裏面側に
取り付けられる可変表示器本体331と、その前面側に重
畳配置される数字板332と、該数字板332の前面側から数
字板332を保持するように可変表示器本体331の前面側に
取り付けられるカバー333とを備えている。 そして、前記可変表示器本体331は、前記ランプ基板3
2への取付け部331aを有する配線基板331bと該配線基板3
31bの前面側に固定された表示枠331cとを備え、表示枠3
31cには「8」の字状に配列された7セグメント型透孔
部331d〜331jが横に3列並んで設けられている。これら
セグメント型透光部331d〜331j中の配線基板331bの前面
側には、それぞれ、複数個ずつ交互に発光色を異にする
(例えば緑と赤)2種類の表示ランプとしての発光ダイ
オード331k,331lが設置されている。発光色は2種類以
上何種類にしてもよい。 また、前記数字板332は非透光性生地に「8」の字状
に配列された7セグメント型透光部332d〜332jが横に3
数字分並んで設けられている。この数字板332が表示枠3
31cの前面に重畳配置されることにより、各透光部332d
〜332j位置が各透光部331d〜331j位置と一致している。 また、前記カバー333は透光性材料からコ字状に作ら
れている。そして、前記数字板332が可変表示器本体331
の前面側に重畳配置されたさらに前面側から数字板332
を保持するようにして、カバー333が可変表示器本体331
の前面側に取り付けられている。 このように構成された可変表示器33は、後述するよう
に、可変表示器33の表示部A,B,Cへの表示態様に応じて
発光色が変化される。 また、前記動力手段取付け枠34はハウス型に作られ、
可変表示器33の後ろ側からランプ基板32の裏面側に取り
付け固定されている。この取付け枠34の中央上端部に
は、前記可動表示部材35の歯35bと常時噛合する伝達歯
車39が回転自在に軸承されている。 また、前記モータ36は駆動歯車36aを備え、その本体
部分36bが前記取付け枠34の裏面側へ取り付けられてい
る。そして、その駆動歯車36aが前記取付け枠34の上部
中央に形成された開口部34aを介して取付け枠34の前方
に至り、前記伝達歯車39と常時噛合している。 また、前記配線基板37は前記モータ36の下方位置で前
記取付け枠34の裏側にうまく納まるように取付け固定さ
れている。この配線基板37の裏側には、図示省略のリー
ド線を介して前記ランプ322a,322b,323a,323b,324a,325
a,326a,327a,327b,328a,328b、発光ダイオード331k,331
およびモータ36等に配電するための接続コネクター37a
が設置されている。これにより、配線処理が簡略化され
ている。 次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機の作用
・動作について説明する。 パチンコ遊技機下部の打球発射装置(図示省略)によ
り遊技領域2内に打球が打ち込まれて、その打球が第1
の特定入賞口313,313または第2の特定入賞口3中に入
賞すると、可変表示装置30に接地された可変表示器33の
数字表示部A,B,Cの数字表示(a,b,c)がそれぞれ独立し
て循環作動(変換作動)される。 この可変表示器33の数字表示a,b,cの循環作動中に、
上記特定入賞口313,313もしくは3中にさらに打球が入
賞した場合には、その個数が可変表示器の未処理個数と
して、未処理個数記憶回路(図示省略)に記憶されてい
る。この記憶された未処理個数が、前記可変表示装置30
前面側の4つの特定入賞表示窓311e〜311hに次のように
して1個〜8個まで表示されるようになっている。 即ち、特定入賞表示窓311e〜311h中のランプ32bが前
記記憶された未処理個数と対応する個数だけ、左上から
イ、ロ、ハ、ニの順で点灯することにより、1個〜4個
までの表示がなされる。 そして、その記憶された未処理個数が4個を超える
と、すべての特定入賞表示窓311e〜311h中のランプ32b
が一旦消灯した後、その4個を超えた未処理個数分だ
け、左上からイ、ロ、ハ、ニの順で特定入賞表示窓311e
〜311h中のランプ323bが点滅し、合計8個までの個数の
表示が可能である。 ただし、これら特定入賞表示窓311e〜311hに表示可能
な8個を超える場合でも、すべての入賞未処理個数は図
示省略の未処理個数記憶回路に記憶されていて、その個
数分の全ての回数だけ可変表示器33が作動されるように
なっている。 そして、可変表示器33が循環作動されているときは、
各数字表示部A,B,Cの上下位置にある第1〜第6の作動
表示部311aa,311bb,311cc,311a,311b,311c中の作動表示
ランプ322aおよび323aが点滅され、その点滅光が作動表
示部311aa〜311cc,311a〜311cを介して外部から視認さ
れ得る状態となる。 そして、可変表示器33が一定時間(または、遊技者に
より遊技機に設置された図外のストップボタンが押され
てストップされるまでの時間)ランダムに循環作動され
て変化し、数字表示部A,B,Cが同時もしくは順に停止さ
れると、各数字表示部A,B,Cと対応する作動表示部311aa
〜311cc,311a〜311c中の作動表示ランプ322aおよび323a
が同時もしくは順に消灯される。このように各数字表示
部A,B,C中の作動表示ランプ322a,323aが点灯または点滅
されることにより、各数字表示部A,B,Cの作動停止が明
瞭となる。 その結果、停止されたときの作動表示部311a〜311cに
おける数字表示(a,b,c)の組合せもしくは数字表示
(a,b,c)相互の各セグメントの発光色の組合せ如何に
よって、後述するように、一定の権利(大当り、中当た
り、小当たりの各権利)が発生されるようになってい
る。 そして、その発生した権利の種類によって、後述する
ように、権利発生を知らせる表示および効果音が異な
る。 特に、大当りと呼ばれる特別な遊技態様の権利が発生
したときには、後述のように、可動表示部材35が回転駆
動される。 そして、後述するように、発生した権利の種類に応じ
て、変動入賞装置40の開閉扉41が所定時間、所定回数開
放される。 特に、大当りと呼ばれる特別な遊技態様が発生したと
きには、1回の特別な遊技態様に対して最高10回まで継
続した開放がなされる。その各開放の継続条件として
は、開閉扉41の開放中にその中の流入した打球が開閉扉
41中の略真中を通って、継続検出器42に検出されること
が要求される。 第8図(A),(B)および第9図には、第1の特定
入賞口313,313もしくは第2の特定入賞口3へ打球が入
賞してから特別な遊技態様が発生するまでのCPU(マイ
クロコンピュータ)からなる制御装置(図示省略)によ
って実行される遊技の制御手順のそれぞれ異なった例を
示す。 第8図(A),(B)の場合、CPU内には特定入賞口3
13,3への打球の n個(nは任意の定数)までの入賞を記録する記憶カウ
ンタが用意され、可変表示器33を可変駆動させて特定の
作動結果(例えば(3,3,3),(7,7,7)などの奇数のぞ
ろ目)を検出し、その作動結果に基づいて、特別な遊技
態様を発生させるルーチンを実行する。 遊技機の電源が投入されて遊技が開始されると、先ず
ステップR1において記憶カウンタがリセッチされ、ステ
ップR2において構成基枠31周囲の権利発生表示部311m,3
11j中のランプ322b,323b,324a,325a,326aが一定方向へ
点滅移動される。 そして、ステップR3において特定入賞口313または3
中に打球が入賞したか否か判定される。特定入賞口313
または3中に打球が入賞したと判定(YES)されると、
ステップR4に移行して記憶カウンタの記憶個数が既に最
高の「n」に達しているか否か判定され、「n」に達し
ていなければステップR5で記憶カウンタを「+1」加算
した上で、また、既に「n」に達していればそのまま、
ステップR7に移行する。 一方、前記ステップR3で特定入賞口313または3への
新たな打球の入賞がない(NO)と判定されたときは、ス
テップR6へ移行して記憶カウンタが「0」より大である
か否か、即ち、以前に特定入賞口313または3中に入賞
して未処理になっているものがあるか否か判定され、
「0」より大である(YES)と判定されると、ステップR
7へ移行する。しかし、ステップR6において記憶カウン
タが「0」より大でないと判定されると、再びステップ
R3に戻って、特定入賞口313または3に打球が入賞する
まで上記ステップR3,R6のループが繰り返される。 ステップR7では、可変表示器33の変換作動が開始さ
れ、その作動が一定時間(例えば6秒)にセットされる
(ステップR8)。そして、一定時間(例えば6秒)経過
するか、ストップボタン(SW)が押されるまで変換作動
され、一定時間経過するかストップボタン(SW)が押さ
れると次のステップR11に移行する(ステップR9,R1
0)。 ステップR11において先ずセグメント表示部Aが停止
され、次のステップR12においてその表示部Aの数字表
示aが「奇数」であるか否かが判定される。そして、
「奇数」である(YES)と判定されると、可変表示器33
の数字表示aが緑色に点灯されて(ステップR16)、
「ピンポン」という効果音(電子音)が発生される(ス
テップR17)。さらに、緑色の作動表示部311aa中の作動
表示ランプ322aが点灯されて(ステップR18)次のステ
ップR19に移行する。一方、表示部Aの数字表示aが
「奇数」でない(NO)と判断されると、可変表示器33の
数字表示aが赤色に点灯されて(ステップR13)、「ブ
ー」という効果音(電子音)が発生される(ステップR1
4)。そして、赤色の作動表示部311a中の作動表示ラン
プ323aが点灯されて(ステップR15)、次のステップR19
に移行する。 次に、一定のウェイトタイム(例えば、1秒)を経た
(ステップR19)後、可変表示器33の数字表示Bが停止
されて(ステップR20)、次のステップR21に移行する。 ステップR21では、可変表示器33の数字表示が「a=
b」でかつ「奇数」であるか否か判定され、数字表示が
「a=b」でかつ「奇数」であるYES)と判定される
と、可変表示器33の数字表示bが緑色に点灯されて(ス
テップR26)、「ピンポン」という効果音が発生される
(ステップR27)。そして、さらに、緑色の作動表示部3
11bbが点灯されて、次のステップR29に移行する。 一方、上記ステップR21において数字表示が「a=
b」または「奇数」でない(NO)と判定されると、可変
表示器33の数字表示bが赤色に点灯されて「ブー」とい
う効果音(電子音)が発生される。そして、ステップR2
4に移行してさらに赤色の作動表示部311b中の作動表示
ランプ323aが点灯されて、次のステップR29に移行す
る。 そして、ステップR29において一定のウェイトタイム
(例えば、1秒)が経過した後、可変表示器33の可変表
示部Cが停止されて(ステップR30)、次のステップR31
に移行する。 ステップR31では、数字表示が「a=b=c」でかつ
「奇数」であるか否か判定される。そして、数字表示が
「a=b=c」でかつ「奇数」(YES)であれば、ステ
ップR37に移行して可変表示器33の数字表示Cが緑色に
点灯し、「ピンポン」という効果音(電子音)が発生さ
れる。そして、緑色の作動表示部311ccが点灯され(ス
テップR39)、ファンファーレの効果音が発生される
(ステップR40)。そして、ステップR41に移行して権利
発生表示用の可動表示部材35が回転作動されるとともに
その中の権利発生表示ランプ35cが点灯され、さらにス
テップR42に移行する。 ステップR42では、構成基枠31周囲の権利発生表示部3
11m,311jの権利発生表示用ランプ322b,323b,324a,325a,
326aの流れが止まり、定位置で点灯または点滅される。
そして、鎧部38中の権利発生表示用ランプ(図示省
略)、権利発生表示部314中の権利発生用ランプ327a,32
8aおよび回転体316部分の権利発生表示用ランプ327b,32
8bが点灯または点滅される。 そして、特別な遊技態様が発生する。この特別な遊技
態様の制御手順については後述する。 一方、ステップR31において、可変表示器33の数字表
示が「a=b=c」でないかもしくは「奇数」でないと
きには、ステップR32に移行し、可変表示器33の数字表
示cが赤色に点灯される。そして、ステップR33に移行
して「ブー」という効果音が発生され、次のステップR3
4に移行して赤色の作動表示部311c中の作動表示ランプ3
23aが点灯される。そして、次のステップR35に移行して
記憶カウンタが「1」減算された上で、前記R3に戻り、
数字表示が「a=b=c」でしかも「奇数」になるまで
上記ステップR3〜R35のループを繰り返す。 一方、第9図の場合、CPU内には特定入賞口313,3への
打球のn個(nは任意の定数)までの入賞を記憶する記
憶カウンタが用意され、可変表示器33を可変駆動させて
特定の作動結果(例えば(3,3,3),(7,7,7)などの奇
数のぞろ目)を検出し、その作動結果に基づいて、特別
な遊技態様を発生させるルーチンを実行する。 遊技機の電源が投入されて遊技が開始されると、先ず
ステップR50において記憶カウンタがリセットれ、ステ
ップR51において構成基枠31周囲の権利発生表示部311m,
311j中のランプ322b,324a,325a,326aが一定方向へ点滅
移動される。 そして、ステップR52において特定入賞口313または3
中に打球が入賞したか否か判定される。特定入賞口313
または3中に打球が入賞したと判定(YES)されると、
ステップR54に移行して記憶カウンタの記憶個数が既に
最高の「n」に達しているか判定される。そして、記憶
個数が「n」に達していなければ、ステップR55で記憶
カウンタを「+1」加算した上で、また、既に「n」に
達していればそのままステップR56に移行する。 一方、前記ステップR52で特定入賞口313または3への
新たな打球の入賞がない(NO)と判定されたときは、ス
テップR53へ移行して記憶カウンタが「0」より大であ
るか否か、即ち、以前に特定入賞口313または3中に打
球が入賞して未処理になっているものがあるか否か判定
され、「0」より大である(YES)と判定されると、ス
テップR56へ移行する。しかし、ステップR53において記
憶カウンタが「0」より大でないと判定されると、再び
ステップR52に戻って、特定入賞口313または3に打球が
入賞するまで、上記ステップR52,R53のループが繰り返
される。 ステップR56では、可変表示器33の変換作動が開始さ
れ、その作動が一定時間(例えば、6秒)にセットされ
る。その変換作動中において数字表示部A,B,Cの数字表
示a,b,cが別個独立してランダムに変化する際、同一数
字において赤→緑→赤→緑というように数字表示a,b,c
の発光色が変化する。そして、一定時間(例えば、6
秒)経過するか、ストップボタン(SW)が押されるまで
変換作動され、一定時間経過するか、ストップボタン
(SW)が押されると次のステップR59に移行する(ステ
ップR57,R58)。 ステップR59において可変表示部A,B,Cが停止され、次
のステップR60で可変表示部A,B,Cの停止結果としての数
字表示が「a=b=c」でかつ「奇数」であるか否かが
判定される。 そして、数字表示が「a=b=c」でかつ「奇数」で
ある場合は、ステップR63に移行し、中当りまたは大当
りの可能性が生ずる。しかし、そうでない場合は、ステ
ップR61に移行して数字表示が「a=b=c」でかつ
「偶数」になっているか否かが判定される。そして、数
字表示が「a=b=c」でかつ「偶数」になっている
と、ステップR80に移行するが、そうなっていないとき
には、ステップR62に移行し記憶カウンタが「1」減算
された上で、可変表示器33の停止結果としての数字表示
が「a=b=c」でかつ奇数または偶数になるまで、上
記ステップR52〜R62のループが繰り返される。 そして、上記のごとく数字表示が「a=b=c」でか
つ「偶数」になってステップR80に移行したときは、そ
のステップR80において効果音(メロディ2)が発生さ
れ、次のステップR81で、上述した第8図におけるステ
ップR42の特別な遊技態様発生表示と同様の権利発生表
示がなされてステップR82に移行し“小当り”となる。 このようにして、“小当り”が発生したときには、変
動入賞装置40の開閉扉41が3秒間開放される。 そして、3秒間経過して開閉扉41が閉じられた後、ス
テップR83に移行して小当り発生表示をOFFにする。そし
て、さらにステップR62に移行して記憶カウンタを
「1」減算した後、ステップR52に戻りステップR52以下
の経路をたどる。 一方、上記のごとくステップR60において、可変表示
器33の停止結果としての数字表示が「a=b=c」でか
つ「奇数」となって、ステップR63に移行したときは、
該ステップR63において数字表示a,b,cの全てが緑色であ
るか否か判定される。そして、全ての数字表示a,b,cが
緑色であると判定されたときは、ステップR70に移行し
て緑色の作動表示部311aa〜311cc中の作動表示ランプ32
2aが点滅もしくは点灯される。しかる後、ステップR72
に移行する。 しかし、ステップR63において、数字表示a,b,cのうち
1つでも緑色になっていない場合は、ステップR64に移
行し、該ステップR64において数字表示a,b,cの全てが赤
色になっているか否か判定され、全て赤色になっていれ
ば、ステップR71に移行する。一方、数字表示a,b,cのう
ち、1つでも赤色になっていなければ、ステップR65に
移行し、“中当り”を知らせる効果音(メロディー1)
が発生される。そして、ステップR66に移行して権利発
生可動表示部材35が回転され、次のステップR67で中当
り発生表示(第8図(B)のステップR42の特別遊技態
様発生表示と同様)がなされる。 このようにして、“中当り”が発生すると、次のステ
ップR68に移行して変動入賞装置40の開閉扉41が15秒間
開放される。 そして、その15秒が経過して開閉扉41が閉状態に戻さ
れた後、ステップR69に移行して中当り発生表示がOFFさ
れる。そして、その後、ステップR62に移行して記憶カ
ウンタが「1」減算され、しかる後、ステップR52に戻
って、ステップR52以下のステップが実行される。 一方、前述のごとく可変表示器33の停止結果として数
字表示が「a=b=c」でかつ「奇数」であって数字表
示の全てが「緑色」または「赤色」の同一色となったと
きは、それぞれステップR70において緑色の作動表示部3
11aa〜311cc中の作動表示ランプ322aが点滅または点灯
されるか、もしくはステップR71において赤色の作動表
示部311aa〜311cc中の作動表示ランプ322aが点滅または
点灯されるかした後、ステップR72に至って“大当り”
を知らせる効果音(ファンファーレ)が発生される。そ
して、ステップR73に至って権利発生可動表示部材35が
回転されると共にその中の権利発生表示ランプ35cが点
灯され、大当り表示(第8図(B)のステップR42の特
別遊技態様表示と同様である)がなされ、大当りと呼ば
れる特別遊技態様が発生する。 この特別な遊技態様においては、後述する一連のルー
チンが実行される。 そして、その一連のルーチンが終了した後、ステップ
R62に移行して記憶カウンタが「1」減算された後、再
びステップR52に戻って、ステップR52以下のステップが
実行される。 次に、第11図および第12図に基づいて可変表示器33の
変換作動による権利発生の有無を視認させる数字表示a,
b,cの発光色の表示形態の変形例を説明する。 第11図には、その変形例の1を示す。この変形例にお
いては、可変表示器33の変換作動中数字表示部A,B,Cの
各セグメントごとの発光色が赤色と緑色とに交互に高速
で変化している。 そして、可変表示器33の変換作動が停止し数字表示a,
b,cが確定したときに数字表示が「a=b=c」のぞろ
目であれば、大当りと呼ばれる特別な遊技態様の権利の
発生とする他、「a=b=c」のぞろ目以外の数字表示
のときは、各数字表示a,b,cにおける同じ場所のセグメ
ントの発光色が、第11図に示すごとく、同じとなってい
る箇所が1箇所でもあれば小当りとする。 このようにすることにより、例えば、数字表示a,b,c
が(5,3,7)など、数字表示a,b,cの組合せ(ぞろ目は除
く)いかんに関係なく、各数字表示a,b,cのセグメント
の発光色の共通性によって小当りを定めることができる
ので、小当り状態が遊技者により良く視認できるように
なる。 第12図(A),(B)にはその変形例の2を示す。こ
の変形例においては、上記変形例の1の場合と同様、可
変表示器33の変換作動中、数字表示部A,B,Cの各セグメ
ントごとの発光色が赤色と緑色に交互に高速で変化して
いる。 そして、可変表示器33の変換作動が停止し数字表示a,
b,cが確定したとき、例えば、第12図(A)および
(B)に示すごとく、各数字表示a,b,cにおける同じ場
所のセグメントの発光色が全て同じになっている場合
に、大当りと呼ばれる特別な遊技態様の権利を発生させ
る。 この例においては、各数字表示a,b,cにおけるセグメ
ントの発光色によって権利の発生の有無を定めるように
なっているので、権利の発生の有無を視認し易い。 これら変形例1,2においては数字表示a,b,cに限定せ
ず、記号その他のものとしても良い。 第10図には、特別な遊技態様が発生した後の制御装置
(CPU)によって実行される特別遊技の制御手順の一例
を示す。 この制御を行えるようにするため、CPU内には、予め
特別な遊技態様の継続回数をカウントする継続回数カウ
ンタ、特別な遊技態様の制限時間を設定するタイマカウ
ンタ、変動入賞装置40への打球の入賞個数をカウントす
る入賞個数カウンタ、継続条件の成立を識別するフラグ
を用意しておく。 特別な遊技態様の発生時における制御をCPUが開始す
ると、先ず各種カウンタや継続条件の成立を識別するフ
ラグをリセットする等の初期設定を行う(ステップR100
〜R103)。 そして、一定の準備期間(約2秒)をおいた(ステッ
プR104)後、変動入賞装置40の開成駆動源(図示省略)
をオン(ON)し(ステップR105)、タイマカウンタをス
タートさせた(ステップR106)後、ステップR107に移行
する。 ステップR107では、変動入賞装置40の開放時にその中
に打球が入賞することにより継続検出器42がオン(ON)
されたか否か、即ち、特別遊技態様の継続条件が満たさ
れたか否かが判定される。そして、継続検出器42がオン
(ON)されて、継続条件が満たされたと判定されると、
ステップR108に移行する。 ステップR108では、継続条件の成立を識別するフラグ
が「0」であるか否か判定される。そしてフラグが
「1」ならそのままステップR113へ、またフラグが
「0」ならステップR109に移行する。ただし、最初にス
テップR108へ来たときは、初期設定によりフラグが
「0」になっているため、必ずステップR108からR113へ
移行する。 ステップR109では、継続回数カウンタを「+1」カウ
ントアップし、次のステップR100に移行する。 ステップR110では、継続回数カウンタが既に継続回数
の上限である「10」になっているか否かが判定される。
そして「10」になっていれば、次のサイクルの特別遊技
態様の継続をさせる必要がないのでそのままステップR1
13へ移行する。しかし、未だ「10」に達していないなら
ば、ステップR111により継続条件成立表示ランプ(図示
省略)をオン(ON)し、かつ、ステップR112により継続
条件の成立を示すフラグを「1」にすることによって、
そのサイクルの特別遊技態様の終了後に次のサイクルの
特別遊技態様が開始されるようにセットしてからステッ
プR113に移行する。 ステップR113では、開放状態にある変動入賞装置40中
に打球が入賞することによりカウント検出器(図示省
略)がオン(ON)となったか否かが判定される。そし
て、オンとなっていれば、ステップR114に移行して入賞
個数カウンタを「+1」カウントアップし、しかる後、
ステップR115へ移行する。一方、開放中の変動入賞装置
40中には打球が入賞しないでカウント検出器(図示省
略)がオン(ON)となっていない場合は、入賞個数カウ
ンタのカウントアップがなされず、そのままステップR1
15に移行する。 ステップR115では、1サイクルの特別遊技態様中の変
動入賞装置40中に打球が10個入賞して入賞個数カウンタ
が上限の「10」に達しているか否かが判定される。そし
て、「10」に達していなければ、次のステップR116に移
行してタイマカウンタにより1サイクルの特別遊技態様
の制限時間(30秒)が経過したか否かが判定される。そ
して、制限時間が「30秒」に達していない場合は、再度
ステップR105のところに戻ってそれ以降のルーチンが繰
り返される。 しかして、入賞個数カウンタが「10」に達するか、も
しくは時間表示器の時間表時が「30」に達したときに
は、ステップR117に移行して駆動源としてのソレノイド
(図示省略)をオフ(OFF)して変動入賞装置40の開閉
扉41を閉じてから、ステップR118に移行して特別遊技態
様表示をオフ(OFF)してそのサイクルの特別遊技を終
了する。 しかる後、ステップR119に移行して継続条件の成立を
示すフラグが「0」であるか否か、つまり、次のサイク
ルの継続条件が満たされていないか否かが判定される。
そして、そのフラグが「0」でないとき、即ちステップ
R107で継続条件の成立が検出されてステップR112でフラ
グが「1」にセットされているときには、ステップR119
からステップR101のところに戻って、上記と同様に継続
カウンタ以外のカウンタやフラグのリセットを行ってか
ら次のサイクルの特別遊技が繰り返される。 このように、1サイクル中に継続条件が成立されれば
最大10サイクルまで上記特別遊技を繰り返して行なうこ
とができる。 しかして、次のサイクルの特別遊技の継続の条件が成
立せず、フラグが「0」のままであることが、ステップ
R119のところで判定されると、次のサイクルへの移行が
中止されてその時点で特別遊技が完全に終了し、第8図
(A)のステップR3のところへ戻るのである。 [発明の効果] この発明によれば、補助遊技装置上部の鎧部などに分
流されるなどして補助遊技装置の両側近傍を流下してく
る遊技球が、特別な釘調整を行わなくても、誘導手段に
より、補助遊技装置の下方の特定入賞口方向に万便なく
流下誘導されてその特定入賞口に入賞し易くなり、それ
によって、補助遊技装置を大型にした場合でも、補助遊
技装置による補助遊技の適正な作動回数が維持される。
従って、大型の補助遊技装置を遊技領域内に配設するこ
とによって障害釘の植設数が減少したとしても、特定入
賞口の配設位置方向に誘導手段によって有効に遊技球を
流下させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第10図は、この発明の実施例を示すもので、そ
れらのうち、 第1図は、パチンコ遊技機の遊技盤の可変表示装置、 第2図は、パチンコ遊技機の遊技盤の構成を示す正面
図、 第3図は、パチンコ遊技機の可変表示装置の分解斜視
図、 第4図は、可動表示部材とその動力伝達機構を示す説明
図、 第5図は、可変表示器の斜視図、 第6図は、可変表示器の分解斜視図、 第7図は、可変表示器本体の正面図、 第8図(A),(B)は、パチンコ遊技機の特別な遊技
態様が発生するまでの動作タイミングに従った制御をCP
Uにより実現するための第1の例を示すフローチャー
ト、 第9図は、パチンコ遊技機の特別な遊技態様が発生する
までの動作タイミングに従った制御をCPUにより実現す
るための第2の例を示すフローチャート、 第10図はパチンコ遊技機の特別な遊技態様が発生してか
ら終了するまでの動作タイミングに従った制御をCPUに
より実現するための手順を示すフローチャート、 第11図は、可変表示器の表示部の数字表示の第1の変形
例を示す説明図、 第12図(A),(B)は可変表示器の表示部の数字表示
の第2の変形例を示す説明図である。 1……遊技盤、2……遊技領域、3……特定入賞口、30
……可変表示装置(補助遊技装置)、315……流下方向
変換部材(誘導手段)。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.遊技盤に形成された遊技領域に補助遊技装置を備
    え、該補助遊技装置で行われる補助遊技の結果に関連し
    て、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生可能な弾
    球遊技機において、 前記補助遊技装置を前記遊技領域のほぼ中央に配設する
    とともに、遊技球の入賞に基づいて前記補助遊技を開始
    させる特定入賞口を前記補助遊技装置のほぼ直下方の前
    記遊技領域における所定箇所に配設し、 前記補助遊技装置は、前記特定入賞口の上方を覆うよう
    に前記特定入賞口における横幅の大きさより大型に構成
    し、 前記補助遊技装置の上方側から流下する遊技球を該補助
    遊技装置の左右方向に分流させる鎧部を当該補助遊技装
    置の上部分に一体的に設け、 前記補助遊技装置の両側近傍を流下する遊技球を前記特
    定入賞口方向に流下誘導可能な左右一対の誘導手段を、
    当該補助遊技装置に一体的に設けたことを特徴とする弾
    球遊技機。
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