JP2695391B2 - 操作レバーのアシスト装置 - Google Patents

操作レバーのアシスト装置

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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D2025/081Hydraulic devices that initiate movement of pistons in slave cylinders for actuating clutches, i.e. master cylinders

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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動二輪車のクラッ
チレバー等、操作レバーのアシスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチレバー等では、一定のレバー比
を確保することにより操作力の軽減を図っているが、排
気量の大型化に伴い、クラッチ容量も増加し、操作力も
増大しているので、操作力の軽減化が望まれている。
【0003】これに対して、特開平2−14991号に
記載されている操作レバーは、操作レバーの一部とハン
ドルとの間にコイルばねを張設あるいは縮設して、支点
越え機構を利用することにより、戻り位置から一定量回
動後に上記ばね荷重が操作方向側へと変更するようにし
て、レバー操作時の操作力を軽減している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に
は、裸状のばねを縮設あるいは張設している構造しか開
示されていない。コイルばねは、レバー操作時にレバー
の回動に伴ってその姿勢が変化すると同時に伸縮するの
で、たとえば縮設構造の場合では、ばねが湾曲したりね
じれたりして、ばね押圧力の大きさ及びその方向が変動
し、アシスト作用が低下するおそれがある。また、ばね
自体の寿命を縮めることにもなる。
【0005】張設する構造においては、直接に回動支軸
を横切るようにばねを配置する必要から、回動支軸に干
渉しないように操作レバーの上方あるいは下方へ突出す
るピンなどを設けて該ピンにばねを係合するため、ばね
部材が上方あるいは下方に張り出した位置にセットされ
ることになり、他の部材にこすれて、伸縮動作が低下し
たりすると共に、それによりばねの寿命も短くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願請求項1記載の発明は、ハンドルに回動支軸を介
して回動自在に支持され、戻り位置から操作方向に回動
することにより被操作機構を操作する操作レバーのアシ
スト装置において、操作レバーの回動支軸から離れた部
分に、前記回動支軸と平行な回動ドラムを介してガイド
ロッドまたはボス部材の一方を回動自在に支持し、ハン
ドルには、ガイドロッドまたはボス部材の他方を回動ド
ラムを介して回動自在に支持し、ガイドロッドとボス部
材とを長さ方向に摺動自在に嵌合接続すると共にそれぞ
ればね受け座を形成し、ガイドロッドの外周にこれと同
一軸芯に嵌挿したコイルばねを上記両ばね受け座間に縮
設し、操作レバーが戻り位置の時には、ばね軸芯線は、
回動支軸芯に対して、ばねによる押圧力が操作レバーの
戻し方向にかかる側に位置し、操作レバーを戻り位置か
ら操作方向に回動する途中において、ばね軸芯線が回動
支軸芯を越えることにより、ばねの押圧力が操作方向側
にかかるようにしていることを特徴とする操作レバーの
アシスト装置である。
【0007】請求項2記載の発明は、ハンドルに回動支
軸を介して回動自在に支持され、戻り位置から操作方向
に回動することにより被操作機構を操作する操作レバー
のアシスト装置において、操作レバーには上記回動軸芯
から離れた箇所にカムを形成し、ハンドル側には、筒形
ばねケース内に縮設されたばねによりばね軸芯線方向に
付勢されて上記カムに圧接するボールあるいはローラ等
のカム用押付部材を配置し、カムは、頂点部と、該頂点
部から回動支軸回りの一側へと連続する保持用の第1の
カム面と、他側へと連続する第2のカム面とからなり、
操作レバーが戻り位置の時には、第1カム面がカム用押
圧部材に圧接することにより操作レバーが戻り方向R側
へと付勢され、操作レバーを戻し位置から少し回動した
時点で頂点部がばね軸芯線を通過して第2カム面がカム
用押圧部材に圧接することにより操作レバーは操作方向
側へと押圧されるようになっていることを特徴とする操
作レバーのアシスト装置である。
【0008】
【作用】操作レバーが戻り位置の時には、アシスト装置
のばねの押圧力は戻り方向に作用し、戻り位置の状態を
保持する。
【0009】操作レバーを一定量回動すると、ばねの押
圧力は操作方向に作用するように変化し、これにより運
転者の操作力を軽減する。
【0010】特に請求項1記載のアシスト装置では、ば
ねはロッド部材及びボス部材により、常にばね荷重がば
ね軸芯線上で直線状に作用するように保持され、また、
両端の回動部材により、操作レバーの回動に伴うロッド
部材の姿勢変化を円滑にすることができ、所定のアシス
ト作用が得られる。
【0011】請求項2記載のアシスト装置では、操作レ
バーの回動に対してばねが姿勢変化することはなく、ば
ね及びカム用押付部材は、定位置のばね軸芯上を直線状
に伸縮あるいは移動するだけであり、これらに対して押
付部材が当接する操作レバーのカム面のみが移動するの
で、ばねのねじれや湾曲が生じるのを防ぐことができ
る。
【0012】
【第1の実施例】図1〜図3は、本願請求項1記載の発
明を適用した自動2輪車のクラッチ用操作レバーであ
り、水平断面図を示す図1において、自動2輪車の左側
ハンドル1にシリンダケース2が固定されており、該シ
リンダケース2の油室3は、管ボルト継手5及び油管6
を介して被操作機構であるクラッチアッセンブリのレリ
ーズ用ピストン室等に連通している。油室3内は、常
時、クラッチアッセンブリのクラッチばねによる背圧を
受けており、該油室3内のピストン8は左端側へと押し
戻されている。上記ピストン8を右方へ移動することに
より、油室3からクラッチアッセンブリに作動油を圧送
し、クラッチばねの荷重に抗してクラッチを切りように
なっている。
【0013】シリンダケース2の左端部には前方へ突出
する上下1対のブラケット(下側ブラケットのみ図示)
10が形成され、該ブラケット10に設けられた回動支
軸11に操作レバー12が回動自在に支持されている。
該操作レバー12は、左方へと延びる本体部12aと、
回動支軸部分から後方へと突出する作用部12bと、回
動支軸部分から右方へと突出する突起部12cを一体的
に備えている。
【0014】作用部12bには、回動支軸11と平行な
嵌合孔14に回動ドラム15が回動動自在に嵌合支持さ
れている。該回動ドラム15には径方向の底付き穴17
が形成され、該底付き穴17には押圧ロッド16が挿入
係止され、該押圧ロッド16はピストン8に係合してい
る。
【0015】本願の要部であるアシスト装置は、コイル
ばね18と、ガイドロッド19と、上記ガイドロッド1
9の両端部を支持する1対の回動ドラム21,22等か
ら構成されている。
【0016】左側の回動ドラム21は、操作レバー突起
部12cの右端部に回動支軸芯O1と平行に形成された
ボス部12dの嵌合孔24に回動自在に嵌合しており、
上記回動ドラム21には径方向の底付き穴25が形成さ
れ、該底付き穴25にガイドロッド19が挿入係止され
ている。ボス部12dにはガイドロッド19を挿通させ
るためのスリット23が形成されている。
【0017】シリンダケース2の右端部には、L字形ブ
ラケット20が前記管ボルト継手5により固定されてお
り、該ブラケット20には、前記突起部12cから一定
距離右方に離れた箇所にボス部20aが一体に形成さ
れ、該ボス部20aには、回動軸芯と平行な嵌合孔28
が形成され、該嵌合孔28に上記右側の回動ドラム22
が回動自在に嵌合支持されている。右側回動ドラム22
には径方向の貫通孔33が形成され、該貫通孔33にガ
イドロッド19の右端部が摺動自在に貫通支持されてい
る。ボス部20aにはガイドロッド19に嵌合するボス
部材36を挿通するためのスリット39が形成されてい
る。
【0018】ガイドロッド19は、図3に示すように左
端寄りの部分に左側ばね受け座34を一体に有すると共
に、右側部分に上記ボス部材36が摺動自在に嵌合して
おり、ボス部材36は右側ばね受け座35を一体に有す
ると共に右側回動ドラム22に係止されている。
【0019】両ばね受け座34,35の間にコイルばね
18がガイドロッド19と同一軸芯で縮設されており、
これによりガイドロッド19をばね軸芯線C1方向の左
方向へと付勢している。
【0020】操作レバー12の突起部12cの嵌合孔2
4の形成位置は、図1のように操作レバー12が戻り位
置の時には、ばね軸芯線C1が回動支軸芯O1の後ろ近
傍を通過し、戻り位置から少し回動後に上記ばね軸芯線
C1が前方へ越えるように設定されている。
【0021】作動を説明する。図1は操作レバー12を
握っていない状態で、操作レバー12は戻り位置にあ
り、ばね軸芯線C1はその延長線が回動軸芯O1よりも
少し後方を通過する姿勢となっている。該状態では、ば
ね18による押圧力は突起部12cを介して操作レバー
12をリターン方向R側に回動させるモーメントとして
働き、これと油圧シリンダの背圧により、操作レバー1
2を戻り位置側へ付勢し、突起部12cのストッパ面3
7をシリンダーケース2に当接させ、戻り位置を維持し
ている。
【0022】操作レバー12を握って図1の状態から操
作方向N側へ回動すると、回動初期においては、ばね1
8の押圧力がリターン方向R側に作用しており、これに
抗して操作レバー12を操作することになるが、油圧シ
リンダの圧縮初期過程においては、クラッチアッセブリ
からの反力が小さく、大きな操作力が必要となることは
ない。
【0023】ばね軸芯線C1が回動軸芯O1を前側へ越
えると、ばね18による押圧力は操作方向N側に作用す
ることになり、運転者の操作力が軽減される。しかも、
ガイドロッド19によりばね軸芯線C1が曲がらないよ
うにガイドすると共に、両端の回動ドラム21,22に
よりガイドロッド19を円滑に姿勢変更でき、また、ガ
イドロッド19を介して操作レバー12を押圧している
ので、操作中にばね18がねじれたり湾曲したりするこ
となく、常に所定のアシスト力を付与でき、操作力を軽
減することができる。
【0024】
【第2の実施例】図4及び図5は、本願請求項2記載の
発明を適用した例であり、操作レバー12の突起部12
cに形成されたカム41と、カム用押付部材としてのボ
ール(鋼球)42と、筒形ばねケース43と、コイルば
ね44等からなるアシスト装置を備えている。
【0025】油圧シリンダ及び操作レバーの回動支持構
造等は、前記第1の実施例と同じであるので、同じ部品
には同じ符号を付してその説明は省略する。
【0026】筒形ばねケース43は左右方向に延びるよ
うにシリンダケース2の前面に配置され、L字形ブラケ
ット45を介してシリンダケース2に固定されている。
ばねケース43は、左端縁が開口し、右端部には蓋46
が螺着され、該蓋46は止めリング47により左右方向
移動不能に係止され、ばねケース43の内周面にはスリ
ーブ48が筒芯方向移動可能に嵌合している。スリーブ
48の左端部にはテーパー孔50を有する玉受け部51
が形成され、該玉受け部51に上記ボール42が嵌合支
持され、玉受け部51と蓋46の間にばね44が縮設さ
れ、これにより、ボール42をばね軸芯方向左方へと付
勢し、カム41に押し付けている。
【0027】カム41は、頂点部41aと、該頂点部4
1aから前左方へと連続する保持用の第1カム面41b
と、後左方へと連続するアシスト用の第2カム面41c
とから構成されており、操作レバー12の戻り位置で
は、第1カム面41bにボール42が圧接して、ばね4
4の押圧力により操作レバー12を戻り方向R側へと付
勢している。
【0028】前記頂点部41aの位置は、操作レバー1
2が戻し位置にあるときに、ばね軸芯線C1の近傍後方
にくるように形成されており、操作レバー12を少し回
動した時点でばね軸芯線C1を前方へと通過し、続いて
第2カム面41cにボール42が当接して、操作レバー
12を操作方向N側へと押圧するようになっている。
【0029】作用を説明する。操作レバー12の戻り位
置では、保持用の第1カム面41bにボール42が圧接
して、操作レバー12を戻り方向R側へと付勢し、戻り
状態を維持している。
【0030】操作初期においては、ばね44の押圧力は
リターン方向R側に作用しており、これに抗して操作レ
バー12を操作することになるが、油圧シリンダの圧縮
初期過程においては、クラッチアッセブリからの反力が
小さく、大きな操作力が必要となることはない。
【0031】カム41の頂点部41aがばね軸芯線C1
を前方に越えると、ばね44による押圧力は、第2カム
面41cを介して操作方向N側に作用することになり、
クラッチの操作力を軽減する。
【0032】しかも、ばね44は、その姿勢が変化する
ことのないいわゆる定置式となっているので、常に同じ
軸芯線C1上で伸縮し、かつ、ボール42を介してカム
41に当接するので、ばね軸芯線C1の湾曲が生じ難
く、所定のアシスト力を付与できる。要するに、前記頂
点部41aの位置は、操作レバー12が戻し位置にある
ときに、ばね軸芯線C1の近傍後方にくるように形成さ
れており、操作レバー12を少し回動した時点でばね軸
芯線C1を前方へと通過し、続いて第2カム面41cに
ボール42が当接して、操作レバー12を操作方向N側
へと回動するように作用する。
【0033】
【別の実施例】
(1)第2の実施例のようなカム機構を備えたアシスト
装置において、ボールの代わりにカム用のローラを備え
ることもできる。
【0034】(2)クラッチレバーの他に、ブレーキレ
バー等各種操作レバーに適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本願請求項1及び2
記載の発明によると、ばねによる押圧力は、操作レバー
戻り位置では、戻り方向側に作用し、初期回動後には、
操作方向側に変わるようになっているので、非操作時に
は、ばねの押圧力により操作レバーを戻り位置に保持
し、振動等によりがたつくことはなく、一方、操作の後
半では、ばねは操作レバーの回動をアシストすることに
なり、操作力の軽減になる。
【0036】請求項1記載の発明では、ハンドル1と操
作レバー12との間に、ガイドロッド19及びボス部材
36を伸縮自在に備え、上記両部材19,36に備えた
ばね受け座34,35間にばね18を縮設し、ガイドロ
ッド19とボス部材36を回動軸芯と平行な回動ドラム
21,22を介して支持しているので、圧縮形式のばね
18の位置が操作レバー12の回動に応じて変化するに
もかかわらず、ばね軸芯を常に直線状に保つことがで
き、操作中にばねが湾曲したりねじれたりすることな
く、アシスト作用が得られ、ばねの寿命も延びる。
【0037】請求項2記載の発明では、ばね18はその
軸芯線が変更されることのないいわゆる定置式に設置さ
れると共に筒形ばねケース43内に縮設され、かつ、ボ
ール42等の押付部材を介して操作レバー12のカム面
を押圧すように構成しているので、操作レバー回動操作
中におけるばねのねじれあるいは湾曲を防止したアシス
ト作用を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願請求項1記載の発明を適用した操作レバ
ーの水平断面図である。
【図2】 図1の操作レバーの最大回動位置の状態を示
す水平断面図である。
【図3】 図1のIII−III断面図である。
【図4】 本願請求項2記載の発明を適用した操作レバ
ーの水平断面図である。
【図5】 図4の操作レバーの最大回動位置の状態を示
す水平断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドル 11 回動支軸 12 操作レバー 18 コイルばね 19 ガイドロッド(ロッド部材) 21,22 回動ドラム 34,35 ばね受け座 36 ボス部材 41 カム 41b,41c カム面 42 ボール(カム用押付部材) 44 コイルばね

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルに回動支軸を介して回動自在に
    支持され、戻り位置から操作方向に回動することにより
    被操作機構を操作する操作レバーのアシスト装置におい
    て、操作レバーの回動支軸から離れた部分に、前記回動
    支軸と平行な回動ドラムを介してガイドロッドまたはボ
    ス部材の一方を回動自在に支持し、ハンドルには、ガイ
    ドロッドまたはボス部材の他方を回動ドラムを介して回
    動自在に支持し、ガイドロッドとボス部材とを長さ方向
    に摺動自在に嵌合接続すると共にそれぞればね受け座を
    形成し、ガイドロッドの外周にこれと同一軸芯に嵌挿し
    たコイルばねを上記両ばね受け座間に縮設し、操作レバ
    ーが戻り位置の時には、ばね軸芯線は、回動支軸芯に対
    して、ばねによる押圧力が操作レバーの戻し方向にかか
    る側に位置し、操作レバーを戻り位置から操作方向に回
    動する途中において、ばね軸芯線が回動支軸芯を越える
    ことにより、ばねの押圧力が操作方向側にかかるように
    していることを特徴とする操作レバーのアシスト装置。
  2. 【請求項2】 ハンドルに回動支軸を介して回動自在に
    支持され、戻り位置から操作方向に回動することにより
    被操作機構を操作する操作レバーのアシスト装置におい
    て、操作レバーには上記回動軸芯から離れた箇所にカム
    を形成し、ハンドル側には、筒形ばねケース内に縮設さ
    れたばねによりばね軸芯線方向に付勢されて上記カムに
    圧接するボールあるいはローラ等のカム用押付部材を配
    置し、カムは、頂点部と、該頂点部から回動支軸回りの
    一側へと連続する保持用の第1のカム面と、他側へと連
    続する第2のカム面とからなり、操作レバーが戻り位置
    の時には、第1カム面がカム用押圧部材に圧接すること
    により操作レバーが戻り方向R側へと付勢され、操作レ
    バーを戻し位置から少し回動した時点で頂点部がばね軸
    芯線を通過して第2カム面がカム用押圧部材に圧接する
    ことにより操作レバーは操作方向側へと押圧されるよう
    になっていることを特徴とする操作レバーのアシスト装
    置。
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