JP2694266B2 - 着色塗料液の色合わせ方法 - Google Patents
着色塗料液の色合わせ方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は着色液の色合わせ方法にかかり、さらに詳し
くは液膜の分光反射率が既知の見本色に対し、着色液就
中塗料、インキ等をCCM法により乾燥塗膜を作ることな
く、湿式で色合わせする方法に関するものである。 従来技術 塗料、インキなどの調色において目視調色あるいはコ
ンピューターカラーマッチング(CCM)調色などが行わ
れているが、従来の調色方法では精密な色合わせ段階に
なると検色用の乾燥塗板を作製し、見本乾燥塗板と目視
比較あるいは測色色差計による色差測定を行って、合否
判定を行っている。通常、見本板との色差が合格になる
までに2〜4回の検色用乾燥塗板の作製が行われ、時間
と労力を要し、また乾燥塗板作製時のバラツキが品質精
度に影響を及ぼし、工程時間の長大化をきたしている。 CCMによるこの様な調色作業自体は公知であるが、従
来法ではいづれも塗料を基体に適用し、所定条件下で乾
燥塗板を作製し、その分光反射率を例えば積分球接触型
分光光度計を用いて測定しサンダーソンの補正式 (式中、Roは実測反射率、k1は外部界面反射率、k2は内
部界面反射率、R∞は固有反射率)クーベルカ・ムンク
の基本式 (式中、Kは吸収係数、Sは散乱係数)およびダンカン
の加成式 (式中Ciは原色iの顔料濃度、kiは原色iの吸収係数、
Siは原色iの散乱係数、Cwは白色顔料の顔料濃度、Kwは
白色顔料の吸収係数、Swは白色顔料の散乱係数、(K/S)
mixは1〜qの着色顔料と白色顔料を混合した時の(K/
S)値)を用い、白色顔料の散乱係数Sw=1として相対
二定数理論に基づき白色、黒色、各原色のK値およびS
値を求め、各原色の顔料濃度と共にプライマリーデータ
ーとして高速デジタルコンピューターに入力しておき、
調色に際しては第1次調色配合を行い、調色板を作製
し、その分光反射率を測定すると共に色差を測定し、見
本板との実測色差が許容範囲内にない場合、例えば第1
次調色配合のサンプルの反射率からその三刺激値を計算
して見本との理論色差を求め、見本との色差ΔX≒Oと
する各顔料の追加濃度Ciを 式ΔCi=[TEDΦ]-1・ΔX (式中TはCIEスペクトル三刺激値マトリックス;Eは照
明光源の分光分布マトリックス;Dは微係数(dRs/d(K/
S)s)のマトリックス;Rsは見本の反射率値のベクト
ル;ΔX=Xs−XM;Xsは見本の三刺激値(X,Y,Z)のベ
クトル;XMはサンプルの三刺激値のベクトル)により計
算して修正配合を求め、さらに調色板を作製し、反射率
と色差を実測する方法を見本板との色差が許容範囲内に
入るまで繰り返すことにより、着色液を調製している。
従って各原色のプライマリーデーターを求める際に、塗
板作製に長時間を要し、さらに第1次配合調色から修正
配合調色の都度、塗板作製、分光反射率測定、計算を繰
り返す必要があり、また塗板作製条件を厳密に制御せね
ばならなぬ点とあいまって、CCM法による調色方法の最
大のネックポイントとされていた。 発明が解決しようとする問題点 そこで液膜の分光反射率が既知の見本色に対し着色液
を色合わせする方法であって、塗板作製の繁雑な工程を
可及的に排除し、容易な手段で短時間内に色合わせしう
る方法が要望されており、かかる課題に応えることが本
発明目的である。 問題点を解決するための手段 本発明に従えば上記目的が、所定条件下に液膜を作
り、且つ非接触型分光光度計で分光反射率を測定して、
CCM(コンピューターカラーマッチング)法で液膜の分
光反射率が既知の見本色に対し、着色液を色合わせする
方法により達成せられる。 塗料などにおいては、通常着色液と乾燥塗膜の色相が
異なることが多く、また塗装方法、乾燥塗膜の作製条件
などによっても色相が異なってくるため色合わせを塗板
塗色で判定することが半ば常識化しており、着色液の段
階で厳密な色合わせを行うことは殆ど考慮されていなか
った。さらにまた、分光光度計も例えば積分球方式の如
く、接触型のものが殆どで、非接触型で精度大なる測定
器具が開発されておらず、着色液自体の刻々に変化する
分光反射率を測定しようとする試みも殆どなされていな
かったのが現況である。 しかしながら着色液と乾燥塗板との色相変化が的確に
把握されておれば、着色液同志の色合わせにより乾燥塗
板同志の色合わせが容易に予測せられるであろう。また
着色液の反射率も条件を一定に制御することにより管理
可能であるし、分光反射率の測定も非接触型の分光光度
計により可能である。 上記に鑑み、研究の結果、本発明者らは所定条件下に
液膜を作り、一定条件下に非接触型分光光度計で分光反
射率を測定した結果を用い、既存の乾式CCM理論に基づ
いて着色液の色合わせを行った場合、着色液同志の色合
わせでもって乾燥塗板同志の色差を許容範囲内に制御す
ることが可能であり、従来の如く乾燥塗板を用いたCCM
による色合わせが不要であるとの重要な発見をなし、本
発明を完成することができた。 すなわち本発明に従えば、各原色のプライマリーデー
ター作製時の分光反射率測定ならびに第1次配合調色
液、修正配合調色液の分光反射率測定がいづれも乾燥塗
板を作ることなく、液状のまま実施せられる。既に述べ
た如く、着色液の分光反射率は時間経過と共に変化する
ので、測定時の条件は一定に制御せられねばならない。
従って本発明にあっては、液膜が所定条件下に作られる
ことを必須とする。 本発明の好ましい一具体例にあって、この液膜はアー
ト紙、ブリキ板など適当な基材上にドクターブレード、
バーコーターなどを用い、手動式であるいは好ましくは
自動アプリケーターを用いて一定速度で一定膜厚の完全
隠蔽塗膜を作る方法により作製せられる。また別の具体
例にあっては、塗料液中に回転ドラムあるいは基板を浸
漬し、回転もしくは引き上げで、ドラム上もしくは基板
上に液膜を形成せしめてもよい。さらに塗料タンク中の
液面を液膜とすることも可能である。 このようにして得られた液膜を本発明にあってはその
調製から一定時間内、例えば20秒、30秒あるいは1分内
の所定時間に非接触型分光光度計でもって分光反射率を
測定する。またタンク壁面に設けたサイトガラスを通し
て着色液の分光反射率を測定することも可能である。 本発明で使用せられる非接触型分光光度計としては、
従来公知の積分球型分光光度計を非接触で使用すること
もできるが、外乱光の影響が大であるため、光源をより
強力にするなどの工夫を要する。そこでより好ましいも
のとして、添付図第1図に示されるライトガイド式非接
触型分光光度計を用いることが推奨せられる。しかしな
がら該ライドガイド式分光光度計の如く、試料よりの正
反射光を含まずに受光する分光光度計にあっては、CCM
理論基本式中のサンダーソン補正式を Ro=f(R) (式中Rは同上分光光度計による実測反射率、Roはサン
ダーソン補正式に適用すべき実測反射率)の補正を行っ
て、適用すべきことが本発明者らにより見出されてい
る。添付図の分光光度計にあっては、例えば Ro=0.95R+0.05 の補正が必要である。さらにまた、投受光条件を45°、
6方向照明とし、0°受光とした6分岐型の非接触型分
光光度計などを利用することもできる。 本発明者らは、上記の如く所定条件下に液膜を作り、
且つ非接触型分光光度計を用いて得た分光反射率を用
い、通常の乾式CCM理論をそのまま適用することにより
湿式で色合わせが可能であることを見出した。また、こ
のように見本液と配合液とをCCM法により色合わせすれ
ば、見本色と配合色の乾燥塗板の色差をも許容範囲内に
制御しうるとの重要な知見を得た。 従って本発明にあっては、各原色のプライマリーデー
ターの作製時にも、またCCMによる配合塗料、修正配合
塗料の分光反射率測定においても乾燥塗板を一切必要と
せず、液膜形成から分光反射率測定まで極めて短時間に
操作され、着色液の色合わせを極めて迅速、且つ短時間
に、しかも信頼性をもって実施することができ、塗料、
インキなど着色液作製の分野で有用な発明を構成する。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例1 呼び厚20ミルのドクターブレードを有する自動アプリ
ケーターを一定速度で走行させ、塗料液をアート紙に塗
装する方法で液膜を作り、塗装後20秒±1秒後に第1図
の非接触型分光光度計で分光反射率を求め、下記溶剤型
塗料7原色について液膜プライマリーデーターを作製し
た。 上記原色を用い、白とその他3原色の計4原色で見本
色を任意に設定し、設定した見本色の液膜を測定し、CC
M法により第1次配合を求めた。CCM法により得られた第
1次配合により、原色を調合し、この試料の液膜を測定
してCCM法により修正配合を求めた。得られた修正配合
により原色を追加調合した。 見本色と試料との液膜での色差がFMCII色差でΔE≦
0.5以内になるまで原色追加調合、液膜測定によるCCMを
繰り返した。FMCII色差がΔE≦0.5以内になった時点で
色合わせを完了し試料および見本色を20ミルドクターブ
レードでアート紙に塗装し、90℃×20分間焼付後、乾燥
膜の色差を測色色差計で測定した。 結果を第1表に示す。 実施例2〜6 実施例1の原色塗料を第1表に示した配合で見本色を
作り、以下実施例1と同様方法で色合わせを行い、修正
配合塗料を得ると共に、見本色と修正配合塗料の乾燥塗
板の色差を比較した。 結果を第1表に示す。
くは液膜の分光反射率が既知の見本色に対し、着色液就
中塗料、インキ等をCCM法により乾燥塗膜を作ることな
く、湿式で色合わせする方法に関するものである。 従来技術 塗料、インキなどの調色において目視調色あるいはコ
ンピューターカラーマッチング(CCM)調色などが行わ
れているが、従来の調色方法では精密な色合わせ段階に
なると検色用の乾燥塗板を作製し、見本乾燥塗板と目視
比較あるいは測色色差計による色差測定を行って、合否
判定を行っている。通常、見本板との色差が合格になる
までに2〜4回の検色用乾燥塗板の作製が行われ、時間
と労力を要し、また乾燥塗板作製時のバラツキが品質精
度に影響を及ぼし、工程時間の長大化をきたしている。 CCMによるこの様な調色作業自体は公知であるが、従
来法ではいづれも塗料を基体に適用し、所定条件下で乾
燥塗板を作製し、その分光反射率を例えば積分球接触型
分光光度計を用いて測定しサンダーソンの補正式 (式中、Roは実測反射率、k1は外部界面反射率、k2は内
部界面反射率、R∞は固有反射率)クーベルカ・ムンク
の基本式 (式中、Kは吸収係数、Sは散乱係数)およびダンカン
の加成式 (式中Ciは原色iの顔料濃度、kiは原色iの吸収係数、
Siは原色iの散乱係数、Cwは白色顔料の顔料濃度、Kwは
白色顔料の吸収係数、Swは白色顔料の散乱係数、(K/S)
mixは1〜qの着色顔料と白色顔料を混合した時の(K/
S)値)を用い、白色顔料の散乱係数Sw=1として相対
二定数理論に基づき白色、黒色、各原色のK値およびS
値を求め、各原色の顔料濃度と共にプライマリーデータ
ーとして高速デジタルコンピューターに入力しておき、
調色に際しては第1次調色配合を行い、調色板を作製
し、その分光反射率を測定すると共に色差を測定し、見
本板との実測色差が許容範囲内にない場合、例えば第1
次調色配合のサンプルの反射率からその三刺激値を計算
して見本との理論色差を求め、見本との色差ΔX≒Oと
する各顔料の追加濃度Ciを 式ΔCi=[TEDΦ]-1・ΔX (式中TはCIEスペクトル三刺激値マトリックス;Eは照
明光源の分光分布マトリックス;Dは微係数(dRs/d(K/
S)s)のマトリックス;Rsは見本の反射率値のベクト
ル;ΔX=Xs−XM;Xsは見本の三刺激値(X,Y,Z)のベ
クトル;XMはサンプルの三刺激値のベクトル)により計
算して修正配合を求め、さらに調色板を作製し、反射率
と色差を実測する方法を見本板との色差が許容範囲内に
入るまで繰り返すことにより、着色液を調製している。
従って各原色のプライマリーデーターを求める際に、塗
板作製に長時間を要し、さらに第1次配合調色から修正
配合調色の都度、塗板作製、分光反射率測定、計算を繰
り返す必要があり、また塗板作製条件を厳密に制御せね
ばならなぬ点とあいまって、CCM法による調色方法の最
大のネックポイントとされていた。 発明が解決しようとする問題点 そこで液膜の分光反射率が既知の見本色に対し着色液
を色合わせする方法であって、塗板作製の繁雑な工程を
可及的に排除し、容易な手段で短時間内に色合わせしう
る方法が要望されており、かかる課題に応えることが本
発明目的である。 問題点を解決するための手段 本発明に従えば上記目的が、所定条件下に液膜を作
り、且つ非接触型分光光度計で分光反射率を測定して、
CCM(コンピューターカラーマッチング)法で液膜の分
光反射率が既知の見本色に対し、着色液を色合わせする
方法により達成せられる。 塗料などにおいては、通常着色液と乾燥塗膜の色相が
異なることが多く、また塗装方法、乾燥塗膜の作製条件
などによっても色相が異なってくるため色合わせを塗板
塗色で判定することが半ば常識化しており、着色液の段
階で厳密な色合わせを行うことは殆ど考慮されていなか
った。さらにまた、分光光度計も例えば積分球方式の如
く、接触型のものが殆どで、非接触型で精度大なる測定
器具が開発されておらず、着色液自体の刻々に変化する
分光反射率を測定しようとする試みも殆どなされていな
かったのが現況である。 しかしながら着色液と乾燥塗板との色相変化が的確に
把握されておれば、着色液同志の色合わせにより乾燥塗
板同志の色合わせが容易に予測せられるであろう。また
着色液の反射率も条件を一定に制御することにより管理
可能であるし、分光反射率の測定も非接触型の分光光度
計により可能である。 上記に鑑み、研究の結果、本発明者らは所定条件下に
液膜を作り、一定条件下に非接触型分光光度計で分光反
射率を測定した結果を用い、既存の乾式CCM理論に基づ
いて着色液の色合わせを行った場合、着色液同志の色合
わせでもって乾燥塗板同志の色差を許容範囲内に制御す
ることが可能であり、従来の如く乾燥塗板を用いたCCM
による色合わせが不要であるとの重要な発見をなし、本
発明を完成することができた。 すなわち本発明に従えば、各原色のプライマリーデー
ター作製時の分光反射率測定ならびに第1次配合調色
液、修正配合調色液の分光反射率測定がいづれも乾燥塗
板を作ることなく、液状のまま実施せられる。既に述べ
た如く、着色液の分光反射率は時間経過と共に変化する
ので、測定時の条件は一定に制御せられねばならない。
従って本発明にあっては、液膜が所定条件下に作られる
ことを必須とする。 本発明の好ましい一具体例にあって、この液膜はアー
ト紙、ブリキ板など適当な基材上にドクターブレード、
バーコーターなどを用い、手動式であるいは好ましくは
自動アプリケーターを用いて一定速度で一定膜厚の完全
隠蔽塗膜を作る方法により作製せられる。また別の具体
例にあっては、塗料液中に回転ドラムあるいは基板を浸
漬し、回転もしくは引き上げで、ドラム上もしくは基板
上に液膜を形成せしめてもよい。さらに塗料タンク中の
液面を液膜とすることも可能である。 このようにして得られた液膜を本発明にあってはその
調製から一定時間内、例えば20秒、30秒あるいは1分内
の所定時間に非接触型分光光度計でもって分光反射率を
測定する。またタンク壁面に設けたサイトガラスを通し
て着色液の分光反射率を測定することも可能である。 本発明で使用せられる非接触型分光光度計としては、
従来公知の積分球型分光光度計を非接触で使用すること
もできるが、外乱光の影響が大であるため、光源をより
強力にするなどの工夫を要する。そこでより好ましいも
のとして、添付図第1図に示されるライトガイド式非接
触型分光光度計を用いることが推奨せられる。しかしな
がら該ライドガイド式分光光度計の如く、試料よりの正
反射光を含まずに受光する分光光度計にあっては、CCM
理論基本式中のサンダーソン補正式を Ro=f(R) (式中Rは同上分光光度計による実測反射率、Roはサン
ダーソン補正式に適用すべき実測反射率)の補正を行っ
て、適用すべきことが本発明者らにより見出されてい
る。添付図の分光光度計にあっては、例えば Ro=0.95R+0.05 の補正が必要である。さらにまた、投受光条件を45°、
6方向照明とし、0°受光とした6分岐型の非接触型分
光光度計などを利用することもできる。 本発明者らは、上記の如く所定条件下に液膜を作り、
且つ非接触型分光光度計を用いて得た分光反射率を用
い、通常の乾式CCM理論をそのまま適用することにより
湿式で色合わせが可能であることを見出した。また、こ
のように見本液と配合液とをCCM法により色合わせすれ
ば、見本色と配合色の乾燥塗板の色差をも許容範囲内に
制御しうるとの重要な知見を得た。 従って本発明にあっては、各原色のプライマリーデー
ターの作製時にも、またCCMによる配合塗料、修正配合
塗料の分光反射率測定においても乾燥塗板を一切必要と
せず、液膜形成から分光反射率測定まで極めて短時間に
操作され、着色液の色合わせを極めて迅速、且つ短時間
に、しかも信頼性をもって実施することができ、塗料、
インキなど着色液作製の分野で有用な発明を構成する。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例1 呼び厚20ミルのドクターブレードを有する自動アプリ
ケーターを一定速度で走行させ、塗料液をアート紙に塗
装する方法で液膜を作り、塗装後20秒±1秒後に第1図
の非接触型分光光度計で分光反射率を求め、下記溶剤型
塗料7原色について液膜プライマリーデーターを作製し
た。 上記原色を用い、白とその他3原色の計4原色で見本
色を任意に設定し、設定した見本色の液膜を測定し、CC
M法により第1次配合を求めた。CCM法により得られた第
1次配合により、原色を調合し、この試料の液膜を測定
してCCM法により修正配合を求めた。得られた修正配合
により原色を追加調合した。 見本色と試料との液膜での色差がFMCII色差でΔE≦
0.5以内になるまで原色追加調合、液膜測定によるCCMを
繰り返した。FMCII色差がΔE≦0.5以内になった時点で
色合わせを完了し試料および見本色を20ミルドクターブ
レードでアート紙に塗装し、90℃×20分間焼付後、乾燥
膜の色差を測色色差計で測定した。 結果を第1表に示す。 実施例2〜6 実施例1の原色塗料を第1表に示した配合で見本色を
作り、以下実施例1と同様方法で色合わせを行い、修正
配合塗料を得ると共に、見本色と修正配合塗料の乾燥塗
板の色差を比較した。 結果を第1表に示す。
【図面の簡単な説明】
添付第1図は本発明方法の実施に用いられる好ましい型
の非接触型分光光度計の円環状センサー部の側断面図
で、第2図はその底面図である。 尚、図中1は受光部、2は照射部、3はキャップ、ミラ
ー内壁部。
の非接触型分光光度計の円環状センサー部の側断面図
で、第2図はその底面図である。 尚、図中1は受光部、2は照射部、3はキャップ、ミラ
ー内壁部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 福田 全宏
寝屋川市池田中町19番17号 日本ペイン
ト株式会社内
(56)参考文献 特開 昭53−100852(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.所定条件下に基材上に一定膜厚の液膜を作製し、こ
の液膜作製から60秒以内の所定時間に非接触型分光光度
計で分光反射率を測定して、CCM(コンピューターカラ
ーマッチング)法で液膜の分光反射率が既知の見本色に
対して色合わせすることを特徴とする着色塗料液の色合
わせ方法。 2.非接触型分光光度計が、試料からの正反射光を含ま
ずに受光しうる型の分光光度計であり、CCM理論基本式
中、サンダーソンの補正式が Ro=f(R) (式中Rは実測反射率、Roはサンダーソン補正式に適用
すべき反射率) の補正を行って適用されるものである特許請求の範囲第
1項記載の着色塗料液の色合わせ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61252445A JP2694266B2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | 着色塗料液の色合わせ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61252445A JP2694266B2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | 着色塗料液の色合わせ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63104900A JPS63104900A (ja) | 1988-05-10 |
JP2694266B2 true JP2694266B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17237474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61252445A Expired - Lifetime JP2694266B2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | 着色塗料液の色合わせ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694266B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101506633B (zh) * | 2006-08-22 | 2011-08-03 | 纳幕尔杜邦公司 | 配色方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2805511B2 (de) * | 1977-02-11 | 1979-11-22 | Pfizer Inc., New York, N.Y. (V.St.A.) | Verfahren zum Angleichen einer hergestellten Anstrichfarbe an eine Standard-Anstrichfarbe |
-
1986
- 1986-10-22 JP JP61252445A patent/JP2694266B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63104900A (ja) | 1988-05-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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