JP2693652B2 - 免震二重床 - Google Patents
免震二重床Info
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- JP2693652B2 JP2693652B2 JP11979391A JP11979391A JP2693652B2 JP 2693652 B2 JP2693652 B2 JP 2693652B2 JP 11979391 A JP11979391 A JP 11979391A JP 11979391 A JP11979391 A JP 11979391A JP 2693652 B2 JP2693652 B2 JP 2693652B2
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Description
どに用いられる免震二重床の構造に関するものである。
床について、二重床部分と建物躯体との間をバネおよび
ダンパーなどで連結し、床部分に免震機能を持たせたも
のが知られている。
たもので、二重床の剛性を確保するH形鋼などからなる
格子状のフレーム44をステンレス板43とフッ素樹脂
板42などからなる滑動装置41を介して水平に支持
し、その上に支持脚46を立て、支持脚46の高さ調節
をして床パネル47を載せている。フレーム44は建物
躯体に対し、バネ45などで連結され、水平方向につい
て所定の固有振動数が与えられている。滑動装置41の
ステンレス板43はフレーム44の水平方向の移動量に
対処できる大きさを有する平板であり、その上をフレー
ム44の下面に取付けたフッ素樹脂板42が滑動するよ
うになっている。
しては、例えば特公昭62−21946号公報記載のも
のがあり、上床を構成するフレームを上下方向および水
平方向のコイルバネおよび流体ダンパーを有する支持装
置で支持したものが開示されている。
にフッ素樹脂板とステンレス板の組合せによる滑動装置
は従来から知られているが、従来は必要な滑動量に合わ
せた大きさを有するステンレス板が下側にあり、その上
に比較的小さいフッ素樹脂板がくるため、ステンレス板
上にほこりなどが付きやすく、そのためのメンテナンス
が必要であった。
することは難しく、例えば15m程度のスパンのコンク
リート床スラブでは、10mm〜20mm程度の不陸が生ず
るのはやむを得ない場合が多い。これに対し、従来の構
造では下側にくるステンレス板が滑動量に見合う大きさ
を有していなければならないため、敷モルタルなどで高
さ調節するにしても、ステンレス板を水平に設置するに
は、精度の確保が難しいという問題がある。
ような問題を解決することを目的としたものである。
のフレーム (b) 床スラブに対し前記フレームを水平方向に滑動させ
るために、床スラブ上に所定間隔をおいて設置された複
数の滑動手段 (c) フレーム上に設置される高さ調節可能な支持脚 (d) 支持脚上に設置される床パネル (e) フレームを建物躯体に連結するバネ手段 を構成要素とする免震二重床において、滑動手段とし
て、上面を水平とした低摩擦部材と、該低摩擦部材の上
面に設置され、フレーム下面を支持し、かつ該フレーム
の必要移動量を確保する広さを有する平滑な板とで構成
される滑動装置を用いたものである。滑動手段の低摩擦
部材は、同一球面状の一方の凹部と他方の凸部を摺動可
能に当接させた下側の基部と上側の可動部とからなる受
座の可動部の上面に設置されており、このような球面の
受座を介して床スラブ上に設置されている。低摩擦部材
としては、フッ素樹脂などが一般的であり、またこの上
を摺動する平滑な板としてはステンレス板などが適当と
考えられるが、摩擦の少ない状態で滑動できるものであ
ればよく、特にこれらに限定されるものではない。
般的であり、またこの上を摺動する平滑な板としてはス
テンレス板などが適当と考えられるが、摩擦の少ない状
態で滑動できるものであればよく、特にこれらに限定さ
れるものではない。
もので、床スラブ面Aに低摩擦部材としてのフッ素樹脂
板2と、鏡面仕上げした平滑な面を有するステンレス板
3とからなる滑動装置1を所定間隔で設け、その上にフ
レーム4を設置し、フレーム4上に高さ調節可能な支持
脚6を立て、支持脚6の上端の高さを一致させた状態で
支持脚6間に二重床の上面を形成する床パネル7を取付
けている。
に設置される滑動装置1部分の構造を示したものであ
る。滑動装置1の下側部分を構成するフッ素樹脂板2の
下方に、球面の受座12を設け、間に鋼板などを介在さ
せて支持する。受座12は、同一球面状の一方の凹部と
他方の凸部を摺動可能に当接させた下側の基部と上側の
可動部とからなり、滑動装置1のフッ素樹脂板1が受座
12の可動部の上面に設置されている。この受座12は
フッ素樹脂板2の上面を水平に調整するためのものであ
り、調整後は固定してもよい。フッ素樹脂板2上には、
滑動装置1の上側部分を構成するステンレス板3が載
り、この位置でフレーム4を含む二重床の上載荷重を支
持する。
示したもので、図3は床スラブ面Aに低摩擦部材として
のフッ素樹脂板2を設置した状態、図4はその上にフレ
ーム4を設置した状態、図5はフレーム4上に支持脚6
を立てた後、床パネル7を設置した状態である。
単位フレーム5の継手板5cどうしをボルト9で連結し
て構成されている。各単位フレーム5は溶接などで十字
状に組み合わせた溝形鋼5a、補剛のために溝形鋼5a
の下面に取付けた略矩形の鋼板5b、溝形鋼5aの各端
部に溶接され、ボルト孔8を有する継手板5c、および
中央上面に設けた支持脚取付け装置5dとからなる。ま
た、鋼板5bの下面にはあらかじめ滑動装置1の上側の
部材を構成するステンレス板3が取付けられている。な
お、本実施例では図4に示すように、各単位フレーム5
間に生じる空隙を薄いプレート10で塞いでいる。
状態を示したもので、滑動装置1のフッ素樹脂板2とス
テンレス板3との間では摩擦係数が非常に小さいため、
振動に対しフレーム4から上の部分が容易に滑動できる
ようになっている。
ム5の中央に設けられ、雌ねじの孔を形成したブロック
状の支持脚取付け装置5dに支持脚6の下端をねじ込
み、締め付けナット13で固定しているが、支持脚6の
取付け構造は特に限定されない。
位フレーム5を連結して構成したものであるが、本発明
の免震二重床におけるフレームはこれに限定されない。
すなわち、前述した図7の従来例のようにH形鋼などか
らなる一体の格子状フレームにも適用することができ、
その場合、ステンレス板3は例えば格子状フレームの格
子位置下面などに設ければよい。その他、フレームに関
しては、形鋼を構成部材とした格子状のフレームに限ら
ず、二重床の剛性を確保できるものであればよく、形式
や形状は特に限定されない。
側に、滑動量に合わせた大きさを有する平滑な板を滑動
面を下向きにして設置してあるため、ほこりが付き難
く、メンテナンスのための滑動面の清掃がほとんど不要
となる。
合わせた大きさを有するため、これと接する低摩擦部材
側については小さくてよく、水平の調整も球面の受け座
により簡単に行うことができる。
示す鉛直断面図である。
す平面図である。
断面図である。
…ステンレス板、4…フレーム、5…単位フレーム、5
a…溝形鋼、5b…鋼板、5c…継手板、5d…支持脚
取付け装置、6…支持脚、7…床パネル、8…ボルト
孔、9…ボルト、10…プレート、11…ボルト孔、1
2…受座、13…締め付けナット、
Claims (1)
- 【請求項1】 二重床の剛性を確保するためのフレーム
と、床スラブ上に所定間隔をおいて複数設置され、前記
フレームを水平方向に滑動させるための滑動手段と、前
記フレームを建物躯体に連結するバネ手段と、前記フレ
ーム上に設置される支持脚と、前記支持脚上に設置され
る床パネルとからなる免震二重床において、前記滑動手
段は、上面を水平とした低摩擦部材と、該低摩擦部材の
上面に設置され、前記フレーム下面を支持し、かつ該フ
レームの必要移動量を確保する広さを有する平滑な板と
から構成され、該滑動手段の低摩擦部材を、同一球面状
の一方の凹部と他方の凸部を摺動可能に当接させた下側
の基部と上側の可動部とからなる受座の前記可動部の上
面に設置することで、該受座を介して床スラブ上に設置
してあることを特徴とする免震二重床。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11979391A JP2693652B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 免震二重床 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11979391A JP2693652B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 免震二重床 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30762689A Division JPH0721247B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 免震二重床およびその施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518098A JPH0518098A (ja) | 1993-01-26 |
JP2693652B2 true JP2693652B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=14770365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11979391A Expired - Fee Related JP2693652B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 免震二重床 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693652B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5619834A (en) * | 1995-12-05 | 1997-04-15 | Chen; Laurance | Slate positioning device |
JP5164344B2 (ja) * | 2006-07-06 | 2013-03-21 | 株式会社竹中工務店 | 機器免震装置 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP11979391A patent/JP2693652B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0518098A (ja) | 1993-01-26 |
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