JP2693461B2 - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
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- JP2693461B2 JP2693461B2 JP62304189A JP30418987A JP2693461B2 JP 2693461 B2 JP2693461 B2 JP 2693461B2 JP 62304189 A JP62304189 A JP 62304189A JP 30418987 A JP30418987 A JP 30418987A JP 2693461 B2 JP2693461 B2 JP 2693461B2
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
この発明は、複数の給紙部を有するプリンタに関す
る。 従来技術 デイジープリンタのような活字型プリンタ,ワイヤド
ツトインパクトプリンタ等のメカニカルプリンタ,サー
マルプリンタ,サーマル転写プリンタ,インクジエツト
プリンタ等のドツトプリンタ、あるいはレーザプリン
タ,LEDプリンタ,LCS(液晶シヤツタ)プリンタ等の光プ
リンタのような各種のプリンタにおいて、異なるサイズ
の用紙を供給する複数の給紙部を有するものがある。 このような複数の給紙部を有するプリンタにおいて用
紙を選択する場合、従来は予め各給紙部に装着される給
紙カセツト又はトレイにそれぞれ収納する用紙のサイズ
(用紙の寸法と送り方向とを含む)を決めて置き、プリ
ントする際に、ホストマシンから希望するサイズの用紙
を収納してある給紙部のコード(番号あるいは記号)を
指定するコマンドを出力させ、プリンタはそのコマンド
によつて指定された給紙部を選択して用紙を給紙してい
た。 しかしながら、このような従来の給紙制御方法によれ
ば、次のような問題点があつた。 (1)ホストマシンに印刷プログラムを組む時に、希望
するサイズの用紙がどの給紙部のカセツトに収納されて
いるかを知つていなければならない。 (2)用紙を収納する時に、各給紙部のカセツトにサイ
ズを間違いなく収納しなければならない。 (3)ホストマシンとプリンタとの組合せを変更する時
に、用紙サイズとその給紙カセツトが装着されている給
紙部のコードとの関係をチエツクし、異なつている場合
には給紙カセツトを装着し直したり、プログラムを修正
したりしなければならない。 そして、上記(1)〜(3)のいずれか1個所にミス
があつても、間違つたサイズの用紙にプリントされ、資
材と時間のロスを招く結果となつた。 目 的 この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、誤
操作をなくすことにより、プログラマ,オペレータの負
担を軽減し、資材と時間の無駄を防止することを目的と
する。 構 成 この発明によるプリンタは、上記の目的を達成するた
め、異なるサイズの用紙を供給する複数の給紙部と、該
各給紙部毎に供給される用紙のサイズを検知するサイズ
検知手段と、該サイズ検知手段による検知結果とホスト
マシンから入力する用紙のサイズの指定コマンドとによ
つて、指定されたサイズの用紙を給紙可能な給紙部があ
るか否かを判別する判別手段と、その判別結果により、
指定されたサイズの用紙を給紙可能な給紙部がある場合
は該給紙部を選択して給紙させ、ない場合は指定された
サイズに近いサイズの用紙を給紙可能な給紙部を選択し
て給紙させる給紙部選択手段と、該手段によつて選択さ
れた給紙部から給紙される用紙に前記ホストマシンから
入力するデータを1頁分ずつ印刷する印刷手段とを備
え、その印刷手段が、上記給紙部選択手段によつて選択
された給紙部によつて給紙される用紙のサイズが指定さ
れたサイズより小さい場合には、1頁分の印刷内容をそ
の用紙に収まるように縮小する手段を有するものであ
る。 したがつて、給紙される用紙のサイズが指定されたサ
イズより小さい場合でも、1頁分の印刷内容をその用紙
に漏れなく納めるように印刷することができる。 さらに、上記給紙部選択手段が、指定されたサイズに
近いサイズの用紙を給紙可能な給紙部を選択したとき、
その選択サイズを表示し、作業続行が指示されて指定サ
イズの変更が指示されなければ上記選択した給紙部に給
紙させ、指定サイズの変更が指示された場合は、上記判
別手段に指定されたサイズの用紙を給紙可能な給紙部が
あるか否かの判別を再度行なわせ、その判別結果により
前記給紙部の選択動作を再度実行する手段を有するよう
にするとよい。 以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。 第2図は、この発明を実施したレーザプリンタを示す
全体構成図である。 本体1には、その一方の側面にそれぞれ異なるサイズ
の用紙を収納した2個の給紙カセツト2,3が着脱可能に
装着されている。 給紙カセツト2は、本体1内の装着された個所にある
呼び出しローラ4及び給紙ローラ6等と組合わされて第
1の給紙部Iを構成し、給紙カセツト3は、呼び出しロ
ーラ5及び給紙ローラ7等と組合わされて第2の給紙部
IIを構成している。 さらに、この本体1内には、OPC(感光体)ベルト8,
帯電部9,図示しないレーザ光源及びポリゴンミラー等よ
りなる書込み装置10,現像部11,転写部12,定着部13,排紙
ローラとペーパガイド板からなる排紙用搬送路14,及び
レジストローラ15等が設けられている。 印刷する場合には、給紙カセツト2又は3から選択さ
れた呼び出しローラ4又は5によつて用紙が呼び出さ
れ、給紙ローラ6又は7によつて給紙される。そして、
レジストローラ15によつて所定のタイミングでOPCベル
ト8へ搬送される。 その用紙には転写部12において、書込み装置10により
OPCベルト8上に書込まれ現像部11により現像された画
像(トナー像)が転写され、それが定着部13を通つて定
着された後、排紙用搬送路14を通つて本体1の上部の排
紙トレー16上に排出される。 なお、本体1内には後述するコントローラ20を構成し
たプリント基板、及びエンジンドライバ30を構成したプ
リント基板も搭載されている。 第3図は、給紙カセツトに挿着したサイズ検知用遮光
板と、それに対応する用紙サイズ検知用の多連のフオト
インタラプタとの関係を示す上方から見た平面図であ
る。 このプリンタには、本体1側の各給紙カセツト装着位
置に、それぞれ例えば5連のフオトインタラプタ17が取
付けられている。 一方、その5連のフオトインタラプタ17に対応する給
紙カセツト2の先端部2aには、カセツト内に収納される
用紙サイズに対応させてその形状とその位置を異ならせ
た遮光部18aを有する遮光板18が差込み溝2bに挿着され
ている。 なお、第2図の給紙カセツト3の先端部にも、遮光部
の形状が異なる他の遮光板が挿着されている。 5連のフオトインタラプタ17およびそれに対応する遮
光板18の遮光部18aに、第3図で左側から順に〜の
番号を付けると、例示した遮光板18は,,の位置
に遮光部を形成している。 ここで、遮光板の形状を、遮光部のない部分すなわち
対応するフオトインタラプタがONになる部分を「○」、
遮光部があつてフオトインタラプタがOFFになる部分を
「×」で示すと、給紙カセツトに収納する用紙のサイズ
(用紙の寸法と送り方向とを含む)と遮光板の形状との
関係は、例えば次表に示すように設定される。なお、送
り方向は用紙の長辺が給紙方向と一致する向きを「タ
テ」、給紙方向に直交する向きを「ヨコ」とする。 すなわち、遮光部は用紙の送り方向を示し、「○」
ならばタテ送り、「×」ならばヨコ送りである。遮光部
はA版,B版の別を示し、「○」ならばB版,「×」な
らばA版である。遮光部〜は用紙の大きさを示すよ
うになつている。 従つて、第3図に例示した遮光板18を挿着している給
紙カセツト2には、B5版の用紙がヨコ送り方向の向きで
収納される。 給紙カセツト2,3及び予備の給紙カセツトの外観は収
納する用紙の表示を除いて同一形状でもよいが、内部に
用紙の寸法と方向とを規正する仕切板を設けて、誤つて
他のサイズ・方向の用紙を収納することがないようにす
る。 後述するエンジンドライバ30のマイクロコンピユータ
(以下「CPU」という)は、各給紙部に設けられている
フオトインタラプタ17の出力を判定することにより、ど
の給紙部に如何なるサイズの用紙を収納した給紙カセツ
トが装着されているか、あるいは給紙カセツトが装着さ
れていない(フオトインタラプタ〜がすべてオン)
かを判別する。 もし、給紙カセツトが装着されていても、給紙カセツ
ト内の用紙がなくなつている場合には、図示しない公知
のペーパエンドセンサからの信号でそれを知ることがで
きる。 第4図は、このプリンタの制御部の一例を示すブロツ
ク図である。 コントローラ20は、メインのCPU21と、そのCPU21が必
要とするプログラム,データ等をメモリしてあるROM22
と、一時的なデータをメモリするRAM23と、データの入
出力を制御するI/O24と、そのI/O24を介してCPU21と接
続される操作パネル25(本体1の前面等に設けられてい
る)と、内部インタフエース(I/F)26とから構成さ
れ、互にデータバス,アドレスバス等で接続されてい
る。 また、プリント命令や印字データを出力するホストマ
シン40も、I/O24を介してCPU21に接続される。 エンジンドライバ30は、サブのCPU31と、そのCPU31が
必要とするプログラム,データ等をメモリしてあるROM3
2と、一時的なデータをメモリするRAM33と、データの入
出力を制御するI/O34とから構成され、互にデータバ
ス,アドレスバス等で接続されている。 I/O34は、コントローラ20の内部インタフエース26に
接続され、コントローラ20から画像信号や操作パネル25
上の各種スイツチの状態を入力したり、ペーパーエンド
等のステータス信号をコントローラ20へ出力する。 また、エンジンドライバ30はI/O34を介して、プリン
タエンジン50を構成する書込み装置10,OPCベルト8等を
駆動するモータ・クラツチ等のシーケンス機器群51,前
述のフオトインタラプタ17(2個)を含む各種のセンサ
類52とも接続されている。 コントローラ20は、ホストマシン40からプリント命令
や文字データ,画像データを受信して、それらのデータ
を編集し、文字データならばROM22に記憶している文字
フオントによつて画像書込みに必要なビデオ信号に変換
し、内部インタフエース26を介してエンジンドライバ30
へ出力する。 また、操作パネル25上には、オペレータが指定するた
めの図示しないスイツチや同じく図示しない表示器があ
り、オペレータからの指示によりデータを制御したり、
その情報をエンジンドライバ30に伝えたり、プリンタの
状況を表示器に表示したりする。 エンジンドライバ30は、コントローラ20からのデータ
・信号に応じて、CPU31からの指令によりプリンタエン
ジン50のシーケンス機器群51を制御したり、画像書込み
に必要なビデオ信号を書込み装置10に出力すると共に、
多数のセンサ類52からエンジン各部の状態を示す信号を
入力し、必要な情報やエラー状況例えばペーパーエンド
等のステータス信号をコントローラ20へ出力する。 CPU31はまた、印刷データに先立つてホストマシン40
からコントローラ20を介して入力される用紙サイズの指
定コマンドに応じて、第2図に示した第1,第2の給紙部
I,IIのうちの指定されたサイズの用紙を収納する給紙カ
セツトが装着された給紙部を選択したり、希望するサイ
ズの用紙が収納されていない場合のエラー処理等も行な
う。 以下、このCPU31によるこの発明に係る処理について
説明する。 第1図は、この発明の前提となる基本的な給紙制御処
理を示すフロー図である。 ホストマシン40から用紙サイズの指定コマンドが入力
されると、第2図に示した第1,第2の給紙部I,IIの給紙
カセツト2,3に収納されている用紙のサイズをチエツク
し、サイズが一致する用紙があるか否かを判定する。 指定サイズの用紙が収納されている場合は、エラー表
示がなされていればそれを消去してから、指定サイズの
用紙を供給できる給紙部のコードをメモリする(指定サ
イズの用紙選択)。 次に、メモリしたコードの指定する給紙部を起動して
指定されたサイズの用紙を給紙させ、ホストマシン40か
ら入力する文字データ,画像データ等を1頁分ずつ印刷
する。すべてのデータを印刷し終えれば処理を終了す
る。 いずれの給紙部の給紙カセツトにも指定サイズの用紙
が収納されていない場合は、操作パネル25上の図示しな
い表示器にエラーを表示してAに戻る。すなわち、何ら
かの割込みが入らない限り、エラーを表示したままダイ
ナミツクストツプの状態になつている。 オペレータがエラー表示に気付いて、指定サイズの用
紙を収納している給紙カセツトをいずれかの給紙部に装
着すれば、指定サイズの用紙があると判定されて、エラ
ー表示を消去し、前述した指定サイズの用紙選択(給紙
部のコードをメモリする)を行なつて印刷を続行する。 この実施例によれば、印刷プログラムを組む時あるい
は印刷する時に、ホストマシン側から印刷する用紙のサ
イズを指定すればプリンタが指定サイズの用紙を選択す
るから、指定サイズの用紙がどの給紙部に収納されてい
るかを考える必要がない。また、給紙カセツトを装着す
る場合に、どの給紙部にどのサイズの用紙を収納した給
紙カセツトを装着しても差し支えない。 従つて、ホストマシンから給紙部のコードを指定する
従来の方法による場合のような誤りが発生することがな
い。また、ホストマシンとプリンタとを任意に組合せる
ことが可能となり、複数のホストマシンと複数のプリン
タとを効率よく運用したい場合に特に効果的である。 第5図は、この発明によるプリンタの給紙制御処理の
一例を示すフロー図である。 ホストマシン40から用紙サイズの指定コマンドが入力
されると、指定サイズの用紙があるか否かを判定し、あ
れば指定サイズの用紙を供給できる給紙部のコードをメ
モリ(指定サイズの用紙選択)した後、エラー表示がな
されていれば消去して、前述の例と同様にメモリしたコ
ードの指定する給紙部を起動して印刷を続行する。 指定サイズの用紙を供給できる給紙部がない場合は、
エラーを表示して、操作パネル25上の図示しない作業続
行スイツチがオンになつているか否かを判定する。作業
続行スイツチがオフであればAへ戻る。 従つて、前述の場合と同様にエラーが表示されたまま
ダイナミツクストツプの状態になるから、指定サイズの
用紙が収納された給紙カセツトをいずれかの給紙部に装
着すればよい。 もし、指定サイズの用紙がなかつた場合に、オペレー
タの判断により作業続行スイツチを押して作業の続行を
指示(ホストマシンからのコマンドで指示してもよい)
をすれば、プリンタにセツトされている用紙の中から、
指定サイズに近い用紙を収納している給紙カセツトを装
着した給紙部のコードをメモリ(用紙選択)した後、B
へ進んでエラー表示を消去して印刷を続行する。 このようにすれば、指定されたサイズの用紙がないた
めに作業を中止することがなく、簡単に代替用紙を使つ
て印刷することが出来る。 ここで、指定サイズに近い用紙の選択とは、例えば次
のような選択方法がある。すなわち、供給可能な用紙の
中から、 (1)縦横寸法ともより大きい用紙があれば、そのうち
最小の用紙を選択する。 例えば、指定サイズがB5(ヨコ)であれば、B5R(タ
テ),A4R(タテ)は不可で、A4(ヨコ),B4(タテ)が
あればA4(ヨコ)を選択し、B4(タテ),A3(タテ)が
あればB4(タテ)を選択する。 (2)縦横寸法ともより大きい用紙が収容されていなけ
れば、セツトされている用紙のうち、最大の用紙を選択
する。 上記(1)の例で、B5R,A4RがあればA4Rを選択する。 ただし、この場合にはオペレータが選択された用紙に
印刷内容が収まるか否かを判断して、そのまま作業を続
行するか否かを決定しなければならない。 ドツトのピツチが細かくなつている最近のプリンタに
おいては、文字のサイズを小さく変更出来るものがあ
る。このようなプリンタでは、より小さい用紙を選択し
た場合には、CPUが文字の縮小率を計算して、1頁分の
内容がその用紙に収まるように縮小して印刷する。 (3)横寸法が一致してサイズが大きい用紙を収納され
ていれば、その用紙を選択してそのまま1頁分印刷する
か、2頁分まとめて印刷することも出来る。 上記(1)の例ではB4を選択する。印刷後、用紙を中
央部で切断すれば指定サイズ通りのものが1頁分あるい
は2頁分得られる。 (4)横寸法が一致してサイズが小さい用紙が収納され
ていれば、その用紙を選択する。 例えば、指定サイズがB4(タテ)であれば、B5(ヨ
コ)を選択する。 この場合、印刷される内容にもよるが、1頁分の内容
を2頁に分けて印刷しても差支えないことが多い。但
し、枠組みをもつた表のような内容では不可であるの
で、そのまま作業を続行するか否かはオペレータの判断
による。 第6図は、第5図に示した給紙制御処理を更に具体的
にした給紙制御処理例を示すフロー図であり、上記
(1),(2)で説明した選択方法によるものである。 スタートすると、先づホストマシン40からの指定サイ
ズを表示する。 続いて、指定サイズの用紙があるか否かを判定し、あ
れば前述の給紙制御処理例と同様に指定サイズの用紙を
供給できる給紙部を選択(以下これを「用紙を選択」と
称す)して印刷を続行する。そして、すべてのデータを
印刷し終つた後、サイズ表示等の表示を消去して処理を
終了する。 指定サイズの用紙が収納されていない場合はエラーを
表示して、指定サイズよりも大きい用紙があるか否かを
判定する。指定サイズより大きい用紙があれば、その中
で最小サイズの用紙を選択し、指定サイズより大きい用
紙がなければ、供給可能な用紙の中から最大サイズの用
紙を選択する。 次に、選択された用紙のサイズを表示してから、作業
続行スイツチがオンになつているか否かを判定する。作
業続行スイツチがオフであればAへ戻つて、ダイナミツ
クストツプ状態になる。 そこで、給紙部に装着されている給紙カセツトを交換
して、指定サイズの用紙が収納された給紙カセツトを装
着すると、指定サイズの用紙が有るかの判定でYESにな
り、選択サイズの表示を消去する。 その後の処理は前述の給紙制御処理例と同様であり、
作業続行スイツチの判定でYESの場合もBへ進み、同じ
処理を実行する。 このように、指定サイズの用紙がない場合に用紙を選
択すると、指定サイズと選択サイズの両サイズが表示さ
れるから、オペレータがそのまま作業を続行するか用紙
を交換するかを判断するのに有効である。この場合、指
定サイズと選択サイズとを区別し易いように、例えばそ
れぞれ定められた位置に分けて表示するか、色を変えで
表示するとよい。 第7図は、このプリンタによる給紙制御処理の更に他
の例を示すフロー図であり、指定サイズ変更機能を加え
たものである。 すなわち、指定サイズの用紙がないために、指定サイ
ズと選択サイズが表示されてダイナミツクストツプ状態
になつている時に、オペレータは給紙カセツトを指定サ
イズの用紙を収納したものに交換するか、選択サイズの
まま作業を続行するかを選択する以外に、指定サイズの
変更をすることができる。 指定サイズの用紙を収納した給紙カセツトがなく、プ
リンタが選択した用紙サイズ使用不可、あるいは使用可
能であるがより望ましいサイズの用紙が他にあるとオペ
レータが判断した場合、ホストマシンからのコマンドあ
るいはプリンタの操作パネル25上の図示しない用紙サイ
ズ指定ボタンを押すことにより指定サイズを変更する。 次に、作業続行ボタンを押せばダイナミツクストツプ
のループから脱出して、指定サイズの変更が行なわれた
か否かを判定する。 変更がなければ、選択サイズによる作業続行と判断し
てBへ行く。指定サイズの変更があれば、Cへ戻つて指
定サイズの表示を変更した後、通常のルーチンへ入る。
通常のルーチンは、第6図に示した給紙制御処理と同じ
である。 このように、始めに指定したサイズの用紙がない場合
に、オペレータの判断により次善のサイズの用紙を選択
することが出来る。 以上説明した給紙制御処理の各例においては、指定サ
イズに近いサイズの用紙の選択方法の一部の例について
説明したが、他の選択方法も同様に実施することが出来
る。 また、上記給紙制御処理の各例はこの発明をレーザプ
リンタに適用した場合を例に説明したが、他のプリンタ
にも同様に適用することが出来る。 さらに、給紙部の数は2段に限らず、さらに多くの給
紙部を多段に設けたプリンタにこの発明を適用すればよ
り有効である。 効 果 以上説明したように、この発明によれば、用紙選択の
誤動作がなく、プログラマやオペレータの負担を軽減
し、資材と時間の無駄を防止することが出来る。 そして、給紙される用紙が指定されたサイズより小さ
い場合でも、1頁分の印刷内容がその用紙に収まるよう
に縮小して印刷されるので、印刷内容が失われるような
恐れはない。 また、指定されたサイズに近いサイズの用紙を給紙可
能な給紙部を選択したときには、その選択サイズを表示
し、作業続行が指示されて指定サイズの変更が指示され
なければ上記選択した給紙部に給紙させるが、指定サイ
ズの変更が指示された場合は、給紙可能な用紙の判別動
作および給紙部の選択動作を再度実行するようにすれ
ば、所望のサイズの用紙に印刷することが可能になる。
る。 従来技術 デイジープリンタのような活字型プリンタ,ワイヤド
ツトインパクトプリンタ等のメカニカルプリンタ,サー
マルプリンタ,サーマル転写プリンタ,インクジエツト
プリンタ等のドツトプリンタ、あるいはレーザプリン
タ,LEDプリンタ,LCS(液晶シヤツタ)プリンタ等の光プ
リンタのような各種のプリンタにおいて、異なるサイズ
の用紙を供給する複数の給紙部を有するものがある。 このような複数の給紙部を有するプリンタにおいて用
紙を選択する場合、従来は予め各給紙部に装着される給
紙カセツト又はトレイにそれぞれ収納する用紙のサイズ
(用紙の寸法と送り方向とを含む)を決めて置き、プリ
ントする際に、ホストマシンから希望するサイズの用紙
を収納してある給紙部のコード(番号あるいは記号)を
指定するコマンドを出力させ、プリンタはそのコマンド
によつて指定された給紙部を選択して用紙を給紙してい
た。 しかしながら、このような従来の給紙制御方法によれ
ば、次のような問題点があつた。 (1)ホストマシンに印刷プログラムを組む時に、希望
するサイズの用紙がどの給紙部のカセツトに収納されて
いるかを知つていなければならない。 (2)用紙を収納する時に、各給紙部のカセツトにサイ
ズを間違いなく収納しなければならない。 (3)ホストマシンとプリンタとの組合せを変更する時
に、用紙サイズとその給紙カセツトが装着されている給
紙部のコードとの関係をチエツクし、異なつている場合
には給紙カセツトを装着し直したり、プログラムを修正
したりしなければならない。 そして、上記(1)〜(3)のいずれか1個所にミス
があつても、間違つたサイズの用紙にプリントされ、資
材と時間のロスを招く結果となつた。 目 的 この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、誤
操作をなくすことにより、プログラマ,オペレータの負
担を軽減し、資材と時間の無駄を防止することを目的と
する。 構 成 この発明によるプリンタは、上記の目的を達成するた
め、異なるサイズの用紙を供給する複数の給紙部と、該
各給紙部毎に供給される用紙のサイズを検知するサイズ
検知手段と、該サイズ検知手段による検知結果とホスト
マシンから入力する用紙のサイズの指定コマンドとによ
つて、指定されたサイズの用紙を給紙可能な給紙部があ
るか否かを判別する判別手段と、その判別結果により、
指定されたサイズの用紙を給紙可能な給紙部がある場合
は該給紙部を選択して給紙させ、ない場合は指定された
サイズに近いサイズの用紙を給紙可能な給紙部を選択し
て給紙させる給紙部選択手段と、該手段によつて選択さ
れた給紙部から給紙される用紙に前記ホストマシンから
入力するデータを1頁分ずつ印刷する印刷手段とを備
え、その印刷手段が、上記給紙部選択手段によつて選択
された給紙部によつて給紙される用紙のサイズが指定さ
れたサイズより小さい場合には、1頁分の印刷内容をそ
の用紙に収まるように縮小する手段を有するものであ
る。 したがつて、給紙される用紙のサイズが指定されたサ
イズより小さい場合でも、1頁分の印刷内容をその用紙
に漏れなく納めるように印刷することができる。 さらに、上記給紙部選択手段が、指定されたサイズに
近いサイズの用紙を給紙可能な給紙部を選択したとき、
その選択サイズを表示し、作業続行が指示されて指定サ
イズの変更が指示されなければ上記選択した給紙部に給
紙させ、指定サイズの変更が指示された場合は、上記判
別手段に指定されたサイズの用紙を給紙可能な給紙部が
あるか否かの判別を再度行なわせ、その判別結果により
前記給紙部の選択動作を再度実行する手段を有するよう
にするとよい。 以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。 第2図は、この発明を実施したレーザプリンタを示す
全体構成図である。 本体1には、その一方の側面にそれぞれ異なるサイズ
の用紙を収納した2個の給紙カセツト2,3が着脱可能に
装着されている。 給紙カセツト2は、本体1内の装着された個所にある
呼び出しローラ4及び給紙ローラ6等と組合わされて第
1の給紙部Iを構成し、給紙カセツト3は、呼び出しロ
ーラ5及び給紙ローラ7等と組合わされて第2の給紙部
IIを構成している。 さらに、この本体1内には、OPC(感光体)ベルト8,
帯電部9,図示しないレーザ光源及びポリゴンミラー等よ
りなる書込み装置10,現像部11,転写部12,定着部13,排紙
ローラとペーパガイド板からなる排紙用搬送路14,及び
レジストローラ15等が設けられている。 印刷する場合には、給紙カセツト2又は3から選択さ
れた呼び出しローラ4又は5によつて用紙が呼び出さ
れ、給紙ローラ6又は7によつて給紙される。そして、
レジストローラ15によつて所定のタイミングでOPCベル
ト8へ搬送される。 その用紙には転写部12において、書込み装置10により
OPCベルト8上に書込まれ現像部11により現像された画
像(トナー像)が転写され、それが定着部13を通つて定
着された後、排紙用搬送路14を通つて本体1の上部の排
紙トレー16上に排出される。 なお、本体1内には後述するコントローラ20を構成し
たプリント基板、及びエンジンドライバ30を構成したプ
リント基板も搭載されている。 第3図は、給紙カセツトに挿着したサイズ検知用遮光
板と、それに対応する用紙サイズ検知用の多連のフオト
インタラプタとの関係を示す上方から見た平面図であ
る。 このプリンタには、本体1側の各給紙カセツト装着位
置に、それぞれ例えば5連のフオトインタラプタ17が取
付けられている。 一方、その5連のフオトインタラプタ17に対応する給
紙カセツト2の先端部2aには、カセツト内に収納される
用紙サイズに対応させてその形状とその位置を異ならせ
た遮光部18aを有する遮光板18が差込み溝2bに挿着され
ている。 なお、第2図の給紙カセツト3の先端部にも、遮光部
の形状が異なる他の遮光板が挿着されている。 5連のフオトインタラプタ17およびそれに対応する遮
光板18の遮光部18aに、第3図で左側から順に〜の
番号を付けると、例示した遮光板18は,,の位置
に遮光部を形成している。 ここで、遮光板の形状を、遮光部のない部分すなわち
対応するフオトインタラプタがONになる部分を「○」、
遮光部があつてフオトインタラプタがOFFになる部分を
「×」で示すと、給紙カセツトに収納する用紙のサイズ
(用紙の寸法と送り方向とを含む)と遮光板の形状との
関係は、例えば次表に示すように設定される。なお、送
り方向は用紙の長辺が給紙方向と一致する向きを「タ
テ」、給紙方向に直交する向きを「ヨコ」とする。 すなわち、遮光部は用紙の送り方向を示し、「○」
ならばタテ送り、「×」ならばヨコ送りである。遮光部
はA版,B版の別を示し、「○」ならばB版,「×」な
らばA版である。遮光部〜は用紙の大きさを示すよ
うになつている。 従つて、第3図に例示した遮光板18を挿着している給
紙カセツト2には、B5版の用紙がヨコ送り方向の向きで
収納される。 給紙カセツト2,3及び予備の給紙カセツトの外観は収
納する用紙の表示を除いて同一形状でもよいが、内部に
用紙の寸法と方向とを規正する仕切板を設けて、誤つて
他のサイズ・方向の用紙を収納することがないようにす
る。 後述するエンジンドライバ30のマイクロコンピユータ
(以下「CPU」という)は、各給紙部に設けられている
フオトインタラプタ17の出力を判定することにより、ど
の給紙部に如何なるサイズの用紙を収納した給紙カセツ
トが装着されているか、あるいは給紙カセツトが装着さ
れていない(フオトインタラプタ〜がすべてオン)
かを判別する。 もし、給紙カセツトが装着されていても、給紙カセツ
ト内の用紙がなくなつている場合には、図示しない公知
のペーパエンドセンサからの信号でそれを知ることがで
きる。 第4図は、このプリンタの制御部の一例を示すブロツ
ク図である。 コントローラ20は、メインのCPU21と、そのCPU21が必
要とするプログラム,データ等をメモリしてあるROM22
と、一時的なデータをメモリするRAM23と、データの入
出力を制御するI/O24と、そのI/O24を介してCPU21と接
続される操作パネル25(本体1の前面等に設けられてい
る)と、内部インタフエース(I/F)26とから構成さ
れ、互にデータバス,アドレスバス等で接続されてい
る。 また、プリント命令や印字データを出力するホストマ
シン40も、I/O24を介してCPU21に接続される。 エンジンドライバ30は、サブのCPU31と、そのCPU31が
必要とするプログラム,データ等をメモリしてあるROM3
2と、一時的なデータをメモリするRAM33と、データの入
出力を制御するI/O34とから構成され、互にデータバ
ス,アドレスバス等で接続されている。 I/O34は、コントローラ20の内部インタフエース26に
接続され、コントローラ20から画像信号や操作パネル25
上の各種スイツチの状態を入力したり、ペーパーエンド
等のステータス信号をコントローラ20へ出力する。 また、エンジンドライバ30はI/O34を介して、プリン
タエンジン50を構成する書込み装置10,OPCベルト8等を
駆動するモータ・クラツチ等のシーケンス機器群51,前
述のフオトインタラプタ17(2個)を含む各種のセンサ
類52とも接続されている。 コントローラ20は、ホストマシン40からプリント命令
や文字データ,画像データを受信して、それらのデータ
を編集し、文字データならばROM22に記憶している文字
フオントによつて画像書込みに必要なビデオ信号に変換
し、内部インタフエース26を介してエンジンドライバ30
へ出力する。 また、操作パネル25上には、オペレータが指定するた
めの図示しないスイツチや同じく図示しない表示器があ
り、オペレータからの指示によりデータを制御したり、
その情報をエンジンドライバ30に伝えたり、プリンタの
状況を表示器に表示したりする。 エンジンドライバ30は、コントローラ20からのデータ
・信号に応じて、CPU31からの指令によりプリンタエン
ジン50のシーケンス機器群51を制御したり、画像書込み
に必要なビデオ信号を書込み装置10に出力すると共に、
多数のセンサ類52からエンジン各部の状態を示す信号を
入力し、必要な情報やエラー状況例えばペーパーエンド
等のステータス信号をコントローラ20へ出力する。 CPU31はまた、印刷データに先立つてホストマシン40
からコントローラ20を介して入力される用紙サイズの指
定コマンドに応じて、第2図に示した第1,第2の給紙部
I,IIのうちの指定されたサイズの用紙を収納する給紙カ
セツトが装着された給紙部を選択したり、希望するサイ
ズの用紙が収納されていない場合のエラー処理等も行な
う。 以下、このCPU31によるこの発明に係る処理について
説明する。 第1図は、この発明の前提となる基本的な給紙制御処
理を示すフロー図である。 ホストマシン40から用紙サイズの指定コマンドが入力
されると、第2図に示した第1,第2の給紙部I,IIの給紙
カセツト2,3に収納されている用紙のサイズをチエツク
し、サイズが一致する用紙があるか否かを判定する。 指定サイズの用紙が収納されている場合は、エラー表
示がなされていればそれを消去してから、指定サイズの
用紙を供給できる給紙部のコードをメモリする(指定サ
イズの用紙選択)。 次に、メモリしたコードの指定する給紙部を起動して
指定されたサイズの用紙を給紙させ、ホストマシン40か
ら入力する文字データ,画像データ等を1頁分ずつ印刷
する。すべてのデータを印刷し終えれば処理を終了す
る。 いずれの給紙部の給紙カセツトにも指定サイズの用紙
が収納されていない場合は、操作パネル25上の図示しな
い表示器にエラーを表示してAに戻る。すなわち、何ら
かの割込みが入らない限り、エラーを表示したままダイ
ナミツクストツプの状態になつている。 オペレータがエラー表示に気付いて、指定サイズの用
紙を収納している給紙カセツトをいずれかの給紙部に装
着すれば、指定サイズの用紙があると判定されて、エラ
ー表示を消去し、前述した指定サイズの用紙選択(給紙
部のコードをメモリする)を行なつて印刷を続行する。 この実施例によれば、印刷プログラムを組む時あるい
は印刷する時に、ホストマシン側から印刷する用紙のサ
イズを指定すればプリンタが指定サイズの用紙を選択す
るから、指定サイズの用紙がどの給紙部に収納されてい
るかを考える必要がない。また、給紙カセツトを装着す
る場合に、どの給紙部にどのサイズの用紙を収納した給
紙カセツトを装着しても差し支えない。 従つて、ホストマシンから給紙部のコードを指定する
従来の方法による場合のような誤りが発生することがな
い。また、ホストマシンとプリンタとを任意に組合せる
ことが可能となり、複数のホストマシンと複数のプリン
タとを効率よく運用したい場合に特に効果的である。 第5図は、この発明によるプリンタの給紙制御処理の
一例を示すフロー図である。 ホストマシン40から用紙サイズの指定コマンドが入力
されると、指定サイズの用紙があるか否かを判定し、あ
れば指定サイズの用紙を供給できる給紙部のコードをメ
モリ(指定サイズの用紙選択)した後、エラー表示がな
されていれば消去して、前述の例と同様にメモリしたコ
ードの指定する給紙部を起動して印刷を続行する。 指定サイズの用紙を供給できる給紙部がない場合は、
エラーを表示して、操作パネル25上の図示しない作業続
行スイツチがオンになつているか否かを判定する。作業
続行スイツチがオフであればAへ戻る。 従つて、前述の場合と同様にエラーが表示されたまま
ダイナミツクストツプの状態になるから、指定サイズの
用紙が収納された給紙カセツトをいずれかの給紙部に装
着すればよい。 もし、指定サイズの用紙がなかつた場合に、オペレー
タの判断により作業続行スイツチを押して作業の続行を
指示(ホストマシンからのコマンドで指示してもよい)
をすれば、プリンタにセツトされている用紙の中から、
指定サイズに近い用紙を収納している給紙カセツトを装
着した給紙部のコードをメモリ(用紙選択)した後、B
へ進んでエラー表示を消去して印刷を続行する。 このようにすれば、指定されたサイズの用紙がないた
めに作業を中止することがなく、簡単に代替用紙を使つ
て印刷することが出来る。 ここで、指定サイズに近い用紙の選択とは、例えば次
のような選択方法がある。すなわち、供給可能な用紙の
中から、 (1)縦横寸法ともより大きい用紙があれば、そのうち
最小の用紙を選択する。 例えば、指定サイズがB5(ヨコ)であれば、B5R(タ
テ),A4R(タテ)は不可で、A4(ヨコ),B4(タテ)が
あればA4(ヨコ)を選択し、B4(タテ),A3(タテ)が
あればB4(タテ)を選択する。 (2)縦横寸法ともより大きい用紙が収容されていなけ
れば、セツトされている用紙のうち、最大の用紙を選択
する。 上記(1)の例で、B5R,A4RがあればA4Rを選択する。 ただし、この場合にはオペレータが選択された用紙に
印刷内容が収まるか否かを判断して、そのまま作業を続
行するか否かを決定しなければならない。 ドツトのピツチが細かくなつている最近のプリンタに
おいては、文字のサイズを小さく変更出来るものがあ
る。このようなプリンタでは、より小さい用紙を選択し
た場合には、CPUが文字の縮小率を計算して、1頁分の
内容がその用紙に収まるように縮小して印刷する。 (3)横寸法が一致してサイズが大きい用紙を収納され
ていれば、その用紙を選択してそのまま1頁分印刷する
か、2頁分まとめて印刷することも出来る。 上記(1)の例ではB4を選択する。印刷後、用紙を中
央部で切断すれば指定サイズ通りのものが1頁分あるい
は2頁分得られる。 (4)横寸法が一致してサイズが小さい用紙が収納され
ていれば、その用紙を選択する。 例えば、指定サイズがB4(タテ)であれば、B5(ヨ
コ)を選択する。 この場合、印刷される内容にもよるが、1頁分の内容
を2頁に分けて印刷しても差支えないことが多い。但
し、枠組みをもつた表のような内容では不可であるの
で、そのまま作業を続行するか否かはオペレータの判断
による。 第6図は、第5図に示した給紙制御処理を更に具体的
にした給紙制御処理例を示すフロー図であり、上記
(1),(2)で説明した選択方法によるものである。 スタートすると、先づホストマシン40からの指定サイ
ズを表示する。 続いて、指定サイズの用紙があるか否かを判定し、あ
れば前述の給紙制御処理例と同様に指定サイズの用紙を
供給できる給紙部を選択(以下これを「用紙を選択」と
称す)して印刷を続行する。そして、すべてのデータを
印刷し終つた後、サイズ表示等の表示を消去して処理を
終了する。 指定サイズの用紙が収納されていない場合はエラーを
表示して、指定サイズよりも大きい用紙があるか否かを
判定する。指定サイズより大きい用紙があれば、その中
で最小サイズの用紙を選択し、指定サイズより大きい用
紙がなければ、供給可能な用紙の中から最大サイズの用
紙を選択する。 次に、選択された用紙のサイズを表示してから、作業
続行スイツチがオンになつているか否かを判定する。作
業続行スイツチがオフであればAへ戻つて、ダイナミツ
クストツプ状態になる。 そこで、給紙部に装着されている給紙カセツトを交換
して、指定サイズの用紙が収納された給紙カセツトを装
着すると、指定サイズの用紙が有るかの判定でYESにな
り、選択サイズの表示を消去する。 その後の処理は前述の給紙制御処理例と同様であり、
作業続行スイツチの判定でYESの場合もBへ進み、同じ
処理を実行する。 このように、指定サイズの用紙がない場合に用紙を選
択すると、指定サイズと選択サイズの両サイズが表示さ
れるから、オペレータがそのまま作業を続行するか用紙
を交換するかを判断するのに有効である。この場合、指
定サイズと選択サイズとを区別し易いように、例えばそ
れぞれ定められた位置に分けて表示するか、色を変えで
表示するとよい。 第7図は、このプリンタによる給紙制御処理の更に他
の例を示すフロー図であり、指定サイズ変更機能を加え
たものである。 すなわち、指定サイズの用紙がないために、指定サイ
ズと選択サイズが表示されてダイナミツクストツプ状態
になつている時に、オペレータは給紙カセツトを指定サ
イズの用紙を収納したものに交換するか、選択サイズの
まま作業を続行するかを選択する以外に、指定サイズの
変更をすることができる。 指定サイズの用紙を収納した給紙カセツトがなく、プ
リンタが選択した用紙サイズ使用不可、あるいは使用可
能であるがより望ましいサイズの用紙が他にあるとオペ
レータが判断した場合、ホストマシンからのコマンドあ
るいはプリンタの操作パネル25上の図示しない用紙サイ
ズ指定ボタンを押すことにより指定サイズを変更する。 次に、作業続行ボタンを押せばダイナミツクストツプ
のループから脱出して、指定サイズの変更が行なわれた
か否かを判定する。 変更がなければ、選択サイズによる作業続行と判断し
てBへ行く。指定サイズの変更があれば、Cへ戻つて指
定サイズの表示を変更した後、通常のルーチンへ入る。
通常のルーチンは、第6図に示した給紙制御処理と同じ
である。 このように、始めに指定したサイズの用紙がない場合
に、オペレータの判断により次善のサイズの用紙を選択
することが出来る。 以上説明した給紙制御処理の各例においては、指定サ
イズに近いサイズの用紙の選択方法の一部の例について
説明したが、他の選択方法も同様に実施することが出来
る。 また、上記給紙制御処理の各例はこの発明をレーザプ
リンタに適用した場合を例に説明したが、他のプリンタ
にも同様に適用することが出来る。 さらに、給紙部の数は2段に限らず、さらに多くの給
紙部を多段に設けたプリンタにこの発明を適用すればよ
り有効である。 効 果 以上説明したように、この発明によれば、用紙選択の
誤動作がなく、プログラマやオペレータの負担を軽減
し、資材と時間の無駄を防止することが出来る。 そして、給紙される用紙が指定されたサイズより小さ
い場合でも、1頁分の印刷内容がその用紙に収まるよう
に縮小して印刷されるので、印刷内容が失われるような
恐れはない。 また、指定されたサイズに近いサイズの用紙を給紙可
能な給紙部を選択したときには、その選択サイズを表示
し、作業続行が指示されて指定サイズの変更が指示され
なければ上記選択した給紙部に給紙させるが、指定サイ
ズの変更が指示された場合は、給紙可能な用紙の判別動
作および給紙部の選択動作を再度実行するようにすれ
ば、所望のサイズの用紙に印刷することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の前提となる基本的な給紙制御処理を
示すフロー図、 第2図はこの発明を実施したレーザプリンタの全体構成
図、 第3図は同じくその用紙サイズ検知手段の一例を示す部
分平面図、 第4図は同じくその制御部の一例を示すブロツク図、 第5図乃至第7図はこの発明による給紙制御処理の異な
る例を示すフロー図である。 1……本体、2,3……給紙カセツト 4,5……呼び出しローラ、6,7……給紙ローラ 8……OPCベルト、10……書込み装置 17……フオトインタラプタ、18……遮光板 20……コントローラ、21……CPU(メイン) 30……エンジンドライバ、31……CPU(サブ) 40……ホストマシン、50……プリンタエンジン I……第1の給紙部、II……第2の給紙部
示すフロー図、 第2図はこの発明を実施したレーザプリンタの全体構成
図、 第3図は同じくその用紙サイズ検知手段の一例を示す部
分平面図、 第4図は同じくその制御部の一例を示すブロツク図、 第5図乃至第7図はこの発明による給紙制御処理の異な
る例を示すフロー図である。 1……本体、2,3……給紙カセツト 4,5……呼び出しローラ、6,7……給紙ローラ 8……OPCベルト、10……書込み装置 17……フオトインタラプタ、18……遮光板 20……コントローラ、21……CPU(メイン) 30……エンジンドライバ、31……CPU(サブ) 40……ホストマシン、50……プリンタエンジン I……第1の給紙部、II……第2の給紙部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.異なるサイズの用紙を供給する複数の給紙部と、 該各給紙部毎に供給される用紙のサイズを検知するサイ
ズ検知手段と、 該サイズ検知手段による検知結果とホストマシンから入
力する用紙のサイズの指定コマンドとによつて、指定さ
れたサイズの用紙を給紙可能な給紙部があるか否かを判
別する判別手段と、 その判別結果により、指定されたサイズの用紙を給紙可
能な給紙部がある場合は該給紙部を選択して給紙させ、
ない場合は指定されたサイズに近いサイズの用紙を給紙
可能な給紙部を選択して給紙させる給紙部選択手段と、 該手段によつて選択された給紙部から給紙される用紙に
前記ホストマシンから入力するデータを1頁分ずつ印刷
する印刷手段とを備え、 前記印刷手段が、前記給紙部選択手段によつて選択され
た給紙部によつて給紙される用紙のサイズが指定された
サイズより小さい場合には、1頁分の印刷内容をその用
紙に収まるように縮小する手段を有することを特徴とす
るプリンタ。 2.前記給紙部選択手段が、指定されたサイズに近いサ
イズの用紙を給紙可能な給紙部を選択したとき、その選
択サイズを表示し、作業続行が指示されて指定サイズの
変更が指示されなければ前記選択した給紙部に給紙さ
せ、指定サイズの変更が指示された場合は、前記判別手
段に指定されたサイズの用紙を給紙可能な給紙部がある
か否かの判別を再度行なわせ、その判別結果により前記
給紙部の選択動作を再度実行する手段を有することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62304189A JP2693461B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62304189A JP2693461B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01145946A JPH01145946A (ja) | 1989-06-07 |
JP2693461B2 true JP2693461B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17930100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62304189A Expired - Fee Related JP2693461B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693461B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0323128A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-01-31 | Nec Corp | プリンタ装置 |
JP2895120B2 (ja) * | 1989-12-26 | 1999-05-24 | カシオ電子工業株式会社 | プリンタ装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58107850U (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-22 | シャープ株式会社 | 用紙給紙装置 |
JPS61206748A (ja) * | 1985-03-09 | 1986-09-13 | Ricoh Co Ltd | 用紙サイズ選択装置 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62304189A patent/JP2693461B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01145946A (ja) | 1989-06-07 |
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