JP2693090B2 - 燃料タンクの注入口蓋 - Google Patents

燃料タンクの注入口蓋

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JP2693090B2
JP2693090B2 JP4208956A JP20895692A JP2693090B2 JP 2693090 B2 JP2693090 B2 JP 2693090B2 JP 4208956 A JP4208956 A JP 4208956A JP 20895692 A JP20895692 A JP 20895692A JP 2693090 B2 JP2693090 B2 JP 2693090B2
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fuel tank
inlet
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injection port
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博 加藤
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小松ゼノア株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの燃料タンクの
注入口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンクの注入口蓋には脱落防
止のため紐、バンド、鎖等の紐体によって注入口に連結
されていた。一般に注入口蓋は注入口の外径に螺合し、
中心部に通気孔が設けられ、逆止弁(ブリーザー弁)ま
たはフィルターを内蔵しているので、従来は紐体は図5
に示すように注入口蓋の外部と注入口の外部とを連結し
ていた。このため注入口蓋の着脱の際に、この紐体が作
業の邪魔になり、また損傷のおそれがあり、外観上も好
ましくなかった。すなわち、図5は従来例を示すもの
で、燃料タンク1の注入口3には、外径に形成されたね
じ5に注入口蓋7が螺合している。注入口蓋7の中心に
は通気孔9が開口し、通気孔9を覆ってスポンジ等の多
孔性材料よりなるフィルター11が、開口部に鍔部13
を備えた凹形の合成樹脂の筒体15内に支持されてい
る。筒体15はパッキン17を介して注入口3の端面に
挟持され、内方向に設けた底部18には通気用の小孔1
9が開口している。注入口蓋7の外面中心には、根元外
周に溝部21を設けた突起23が形成され、溝部21に
係合する係合孔25を備えた合成樹脂製の連結バンド2
6の他端に形成された環部27は注入口3の外径に設け
た溝部29に係合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は注入口の外部
と注入口蓋の外部とを連結する脱落防止用の連結バンド
を注入口蓋の内部と注入口の内部を通過させ、注入口蓋
の着脱の際の障害を防止しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、注入口蓋の内
部に開口端部を係合し、内方向端部に底部を設けた凹形
の筒体を設け、注入口から燃料タンク内に挿入して係止
される脱落防止用の係止体に一端を連結する紐体の他端
に球状体を設け、この球状体を筒体の底部の中心部に開
口する係止孔に挿入して係止孔と紐体との間にて空気が
通るようにして設けたものである。
【0005】
【作用】組み付けに際しては、紐体の端部の係止体を注
入口から燃料タンク内に押し込んで係止し、他端の球状
体を筒体の底部の係止孔に押圧して挿入する。脱落防止
用の紐体等はすべて注入口蓋と注入口の内部に隠される
ので、注入口蓋を回動させる際に手先が触れる等の支障
を生じない。又、係止孔と紐体の間にて空気が通るの
で、燃料消費に基づくタンク内圧力低下を生ぜず、燃料
供給に支障を生じさせない。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
詳細に説明する。図1、図2において、燃料タンク31
の注入口33には、外径に形成されたねじ35に注入口
蓋37が螺合している。注入口蓋37の中心には通気孔
39が開口し、通気孔39には、内方向にのみ連通する
ゴム製の逆止弁41が設けられ、合成樹脂製のホルダー
43内に支持されている。ホルダー43は内径の軸方向
に通気溝44を備えた円筒状に形成され、一端の鍔部4
5は注入口蓋37の内ねじ47の末端部に係止された環
状のゴム製のパッキン49を介して注入口蓋37の端面
に締め付けられる。パッキン49には内方向に底部51
を備えた円筒状の筒体53が一体に形成され、ホルダー
43の外周に嵌合している。
【0007】注入口33から燃料タンク31内に押し込
んで内部に係止させる脱落防止用の適宜形状の係止体5
5は合成樹脂で形成され、この係止体55に一端を連結
して一体に形成された断面円形の紐体57の他端には球
状体59が一体に形成され、球状体59から内方に適宜
の距離に球状の位置決め部61が一体に形成されてい
る。球状体59は筒体53の底部51の中央に開口する
係止孔63に押し込んで挿入する形状に形成され、係止
孔63と紐体57とは通気できるような形状、寸法に形
成されている。
【0008】注入口蓋37を着脱するには、注入口蓋3
7の外周部を把持して回動させるが、紐体57が外部に
露出していないので、手に触れることがなく、着脱作業
の支障とならない。また、注入口蓋37を取り外したと
き、紐体57、係止体55によって燃料タンク31に係
止されているので、落下、紛失のおそれがない。
【0009】なお、注入口蓋37を装着したとき、エン
ジンの作動によって燃料タンク31内の燃料が減少する
と、その分だけ空気が逆止弁53を通って吸入されるの
で燃料タンク31内の圧力が低下することはない。ま
た、燃料タンク31がエンジンの熱あるいは外気温度に
よって加温されて内部圧力が上昇すると、通気溝44を
経て逆止弁41の根元部を押しのけて圧力が放出される
ものである。
【0010】図3は第2の実施例で筒体53はホルダー
43と一体に合成樹脂で形成され、底部51は別体に形
成されたものである。
【0011】また、図4は第3の実施例で、逆止弁、ホ
ルダーは備えておらず、合成樹脂製の筒体53内にスポ
ンジ状のフィルター65を支持している。また、紐体5
7に形成する球状の係止部にかえて、球状体59が係合
する係止孔63の内側を囲って凹部67を形成し凹部の
底面を係止部69として通気孔71を設けている。
【0012】なお、図3、図4において図1、図2と同
一の符号は同一の構成部分を表すものである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、注入口蓋の着脱の際に
脱落防止用の紐体等が邪魔にならず、着脱作業が容易と
なり、しかも注入口蓋を取り外したときに、落下、紛失
のおそれがない。また、外観もよく、構造簡単で、製
作、組み付けが容易である。
【0014】なお、位置決め部を設けることにより、注
入口蓋と紐体の結合が安定するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図である。
【図2】係止体の正面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の側断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の側断面図である。
【図5】従来例の側断面図である。
【符号の説明】
31 燃料タンク 33 注入口 37 注入口蓋 41 逆止弁 49 パッキン 51 底部 53 筒体 55 係止体 57 紐体 59 球状体 61 位置決め部 63 係止孔 65 フィルター

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク31の管状の注入口33の外
    径に螺合する注入口蓋37の内部に開口端部をパッキン
    49を介して係合し、内方向端部に底部51を形成する
    凹形の筒体53を設け、前記注入口33から前記燃料タ
    ンク31内に挿入して係止される脱落防止用の係止体5
    5に一端を連結する紐体57の他端に球状体59を設
    け、前記球状体59を前記筒体53の底部51の中心部
    に開口する係止孔63に挿入して係止するように、か
    つ、その係止状態で係止孔63と紐体57との間を空気
    が通り燃料タンク31側と蓋37の外側とが筒体53の
    内部を経て連通するように設けたことを特徴とする燃料
    タンクの注入口蓋。
  2. 【請求項2】 前記紐体57を前記筒体53に挿入する
    挿入方向の位置決めのための位置決め部61を設けてな
    る請求項1の燃料タンクの注入口蓋。
  3. 【請求項3】 注入口33のパッキン49を前記筒体5
    3と一体に形成してなる請求項1および2の燃料タンク
    の注入口蓋。
  4. 【請求項4】 前記筒体53の内部に逆止弁41を支持
    せしめてなる請求項1および2の燃料タンクの注入口
    蓋。
  5. 【請求項5】 前記筒体53の内部にフィルター65を
    支持せしめてなる請求項1および2の燃料タンクの注入
    口蓋。
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JP2012197088A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Makita Corp エンジン用液体タンクのキャップの抜防止部材

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JPS59155961U (ja) * 1983-04-05 1984-10-19 トヨクニ株式会社 燃焼器具用タンク
JPS61156653U (ja) * 1985-03-19 1986-09-29
JPS6290348U (ja) * 1985-11-27 1987-06-09

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