JP2691977B2 - 筒状コンクリート製品用型枠 - Google Patents
筒状コンクリート製品用型枠Info
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- JP2691977B2 JP2691977B2 JP7122992A JP12299295A JP2691977B2 JP 2691977 B2 JP2691977 B2 JP 2691977B2 JP 7122992 A JP7122992 A JP 7122992A JP 12299295 A JP12299295 A JP 12299295A JP 2691977 B2 JP2691977 B2 JP 2691977B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンクリート集
水桝等の筒状コンクリート製品用の型枠に係り、特に中
子を割型構造とする必要がない筒状コンクリート製品用
型枠に関する。
水桝等の筒状コンクリート製品用の型枠に係り、特に中
子を割型構造とする必要がない筒状コンクリート製品用
型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート集水桝等の筒状コ
ンクリート製品を成型する場合には、下端枠の中央部に
中子を設置するとともに、下端枠の外周部に外枠を設置
し、中子と外枠との間の筒状空間内にコンクリートを投
入する方法が採られている。
ンクリート製品を成型する場合には、下端枠の中央部に
中子を設置するとともに、下端枠の外周部に外枠を設置
し、中子と外枠との間の筒状空間内にコンクリートを投
入する方法が採られている。
【0003】ところで、この種の筒状コンクリート製品
用型枠においては、コンクリートの養生後に脱型する必
要があるが、中子は、筒状コンクリート製品の内側に配
されているため、そのままでは脱型できないという問題
がある。
用型枠においては、コンクリートの養生後に脱型する必
要があるが、中子は、筒状コンクリート製品の内側に配
されているため、そのままでは脱型できないという問題
がある。
【0004】そこで従来は、複数の中子片を組合わせて
構成される割型構造の中子を用い、脱型時には、各中子
片を筒状コンクリート製品の中心側に順次取外して脱型
するようにしている。
構成される割型構造の中子を用い、脱型時には、各中子
片を筒状コンクリート製品の中心側に順次取外して脱型
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の筒状コンク
リート製品型枠においては、中子が割型構造となってい
るため、構造が複雑となってコスト高となるとともに、
型組および脱型作業が容易でなく、生産効率が悪いとい
う問題がある。
リート製品型枠においては、中子が割型構造となってい
るため、構造が複雑となってコスト高となるとともに、
型組および脱型作業が容易でなく、生産効率が悪いとい
う問題がある。
【0006】また、コンクリート集水桝等は、製品とし
て使用する際に、内周面側が人目に触れることになる
が、分割構造の中子を用いた製品の場合には、各中子片
の接続部分に継ぎ目跡が生じてしまい、製品の価値が低
下するという問題もある。
て使用する際に、内周面側が人目に触れることになる
が、分割構造の中子を用いた製品の場合には、各中子片
の接続部分に継ぎ目跡が生じてしまい、製品の価値が低
下するという問題もある。
【0007】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、構造が簡単で安価に製作できるとともに、型組およ
び脱型作業が容易で生産性を向上させることができ、ま
た製品の内周面に継ぎ目跡が生ぜず商品価値を高めるこ
とができる筒状コンクリート製品用型枠を提供すること
を目的とする。
で、構造が簡単で安価に製作できるとともに、型組およ
び脱型作業が容易で生産性を向上させることができ、ま
た製品の内周面に継ぎ目跡が生ぜず商品価値を高めるこ
とができる筒状コンクリート製品用型枠を提供すること
を目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、外枠の型組および脱
型作業が容易で、型組状態を安定させることができる筒
状コンクリート製品用型枠を提供するにある。
型作業が容易で、型組状態を安定させることができる筒
状コンクリート製品用型枠を提供するにある。
【0009】本発明の他の目的は、コンクリートの型枠
への投入が容易で、しかも型組および脱型作業に支障を
来たすおそれが全くない筒状コンクリート製品用型枠を
提供するにある。
への投入が容易で、しかも型組および脱型作業に支障を
来たすおそれが全くない筒状コンクリート製品用型枠を
提供するにある。
【0010】本発明の他の目的は、コンクリートの型枠
への投入が容易で、メンテナンスも容易な筒状コンクリ
ート製品用型枠を提供するにある。
への投入が容易で、メンテナンスも容易な筒状コンクリ
ート製品用型枠を提供するにある。
【0011】本発明の他の目的は、中子の昇降を確実に
行なうことができきる筒状コンクリート製品用型枠を提
供するにある。
行なうことができきる筒状コンクリート製品用型枠を提
供するにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、中子の脱型
を、中子の自重を利用して小さな力で行なうことができ
る筒状コンクリート製品用型枠を提供するにある。
を、中子の自重を利用して小さな力で行なうことができ
る筒状コンクリート製品用型枠を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、上面に下端枠が設けられた基台と;下端枠の
外周部に配置された外枠と;下端枠の中央部を貫通して
外枠の内側に配置され、少なくとも周面の一部に、下端
よりも上端の方が稍小寸法となる抜き勾配が設けられた
筒状の中子と;中子を型組時の上昇位置から脱型時の下
降位置まで昇降させる昇降機構と;をそれぞれ設け、前
記外枠を、周方向に分割された複数の外板で構成し、各
外板を、その下端部を基台に枢着して外方に揺動できる
ように構成するとともに、各外板の上端部に、型組時に
合体して漏斗を構成する漏斗片を設けるようにしたこと
を特徴とする。
本発明は、上面に下端枠が設けられた基台と;下端枠の
外周部に配置された外枠と;下端枠の中央部を貫通して
外枠の内側に配置され、少なくとも周面の一部に、下端
よりも上端の方が稍小寸法となる抜き勾配が設けられた
筒状の中子と;中子を型組時の上昇位置から脱型時の下
降位置まで昇降させる昇降機構と;をそれぞれ設け、前
記外枠を、周方向に分割された複数の外板で構成し、各
外板を、その下端部を基台に枢着して外方に揺動できる
ように構成するとともに、各外板の上端部に、型組時に
合体して漏斗を構成する漏斗片を設けるようにしたこと
を特徴とする。
【0014】本発明はまた、中子の上端部に、着脱可能
な蓋体を設けるようにしたことを特徴とする。
な蓋体を設けるようにしたことを特徴とする。
【0015】本発明はまた、昇降機構を、中子内の中央
部に固設された雌ねじ部材と;この雌ねじ部材に螺装さ
れて垂直に配置され、下端部が回転自在に基台に取付け
られた送りねじ軸と;から構成するようにしたことを特
徴とする。
部に固設された雌ねじ部材と;この雌ねじ部材に螺装さ
れて垂直に配置され、下端部が回転自在に基台に取付け
られた送りねじ軸と;から構成するようにしたことを特
徴とする。
【0016】本発明はさらに、昇降機構を、基台に固設
されて中子内を立上がる支柱と;この支柱に水平軸廻り
に所定角度回動可能に取付けられた昇降駆動部材と;下
端部が下端枢着部を介し中子に枢着されるとともに、上
端部が上端枢着部を介し昇降駆動部材に枢着され、昇降
駆動部材の回動に伴なう上端枢着部の上下動により、中
子を昇降させる連動リンクと;から構成するようにした
ことを特徴とする。
されて中子内を立上がる支柱と;この支柱に水平軸廻り
に所定角度回動可能に取付けられた昇降駆動部材と;下
端部が下端枢着部を介し中子に枢着されるとともに、上
端部が上端枢着部を介し昇降駆動部材に枢着され、昇降
駆動部材の回動に伴なう上端枢着部の上下動により、中
子を昇降させる連動リンクと;から構成するようにした
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明においては、筒状の中子が用いられ、こ
の中子は、昇降機構により型組時の上昇位置から脱型時
の下降位置まで昇降駆動される。ところで、中子の少な
くとも周面の一部には、下端よりも上端の方が稍小寸法
となる抜き勾配が設けられている。このため、割型構造
とすることなく、筒状の中子を昇降させるだけで型組お
よび脱型作業が完了する。また、構造の簡素化が可能
で、製品の内周面に継ぎ目跡が生じることもない。
の中子は、昇降機構により型組時の上昇位置から脱型時
の下降位置まで昇降駆動される。ところで、中子の少な
くとも周面の一部には、下端よりも上端の方が稍小寸法
となる抜き勾配が設けられている。このため、割型構造
とすることなく、筒状の中子を昇降させるだけで型組お
よび脱型作業が完了する。また、構造の簡素化が可能
で、製品の内周面に継ぎ目跡が生じることもない。
【0018】また外枠が、周方向に分割された複数の外
板で構成され、各外板は、下端部が基台に枢着されて外
方に揺動可能となっているため、外枠の型組および脱型
作業が容易で、型組状態を安定させることが可能とな
り、また製品が角筒状の場合のみならず、円筒状をなす
場合にも対応することが可能となる。
板で構成され、各外板は、下端部が基台に枢着されて外
方に揺動可能となっているため、外枠の型組および脱型
作業が容易で、型組状態を安定させることが可能とな
り、また製品が角筒状の場合のみならず、円筒状をなす
場合にも対応することが可能となる。
【0019】また各外板の上端部に、型組時に合体して
漏斗を構成する漏斗片が設けられているため、型枠内へ
のコンクリートの投入が容易で、しかも漏斗の存在によ
り脱型等の作業に支障をきたすことがない。
漏斗を構成する漏斗片が設けられているため、型枠内へ
のコンクリートの投入が容易で、しかも漏斗の存在によ
り脱型等の作業に支障をきたすことがない。
【0020】本発明においてはまた、中子の上端部に、
着脱可能な蓋体が設けられている。このため、投入した
コンクリートが中子の内部に落下することがなく、また
蓋体を取外すことにより、中子内部のメンテナンスを簡
単に行なうことが可能となる。
着脱可能な蓋体が設けられている。このため、投入した
コンクリートが中子の内部に落下することがなく、また
蓋体を取外すことにより、中子内部のメンテナンスを簡
単に行なうことが可能となる。
【0021】本発明においてはまた、昇降機構が、雌ね
じ部材と送りねじ軸とから構成され、送りねじ軸の正逆
回転により中子を昇降させるようにしている。このた
め、中子の昇降を確実に行なうことが可能となり、また
永年の使用により中子の上死点位置に狂いが生じた場合
であっても、送りねじ軸の回動量の調節により、これを
吸収することが可能となる。
じ部材と送りねじ軸とから構成され、送りねじ軸の正逆
回転により中子を昇降させるようにしている。このた
め、中子の昇降を確実に行なうことが可能となり、また
永年の使用により中子の上死点位置に狂いが生じた場合
であっても、送りねじ軸の回動量の調節により、これを
吸収することが可能となる。
【0022】本発明においてはさらに、昇降機構が、支
柱と昇降駆動部材と連動リンクとから構成され、昇降駆
動部材の正逆回動により、中子を昇降させるようにして
いる。このため、脱型の際に、中子をその自重を有効に
利用して下降させることが可能となり、小さな力で脱型
作業を行なうことが可能となる。
柱と昇降駆動部材と連動リンクとから構成され、昇降駆
動部材の正逆回動により、中子を昇降させるようにして
いる。このため、脱型の際に、中子をその自重を有効に
利用して下降させることが可能となり、小さな力で脱型
作業を行なうことが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。図
1ないし図4は、本発明の第1実施例に係る筒状コンク
リート製品用型枠を示すもので、この型枠1は、上面に
下端枠3が設けられた基台2と、下端枠3の外周部に配
設された外枠4と、下端枠3の中央部を貫通して外枠4
の内側に配設された中子5と、この中子5を昇降させる
昇降機構6とを備えており、後に詳述するように、昇降
機構6による中子5の昇降により中子5の型組および脱
型が行なわれるようになっている。
1ないし図4は、本発明の第1実施例に係る筒状コンク
リート製品用型枠を示すもので、この型枠1は、上面に
下端枠3が設けられた基台2と、下端枠3の外周部に配
設された外枠4と、下端枠3の中央部を貫通して外枠4
の内側に配設された中子5と、この中子5を昇降させる
昇降機構6とを備えており、後に詳述するように、昇降
機構6による中子5の昇降により中子5の型組および脱
型が行なわれるようになっている。
【0024】前記基台2は、図1ないし図3に示すよう
に、上下に開口する方形枠状をなしており、その上面に
は下端枠3が溶着され、外枠4は、この下端枠3の周囲
を取囲むように配設されている。
に、上下に開口する方形枠状をなしており、その上面に
は下端枠3が溶着され、外枠4は、この下端枠3の周囲
を取囲むように配設されている。
【0025】この外枠4は、図1ないし図4に示すよう
に、周方向に分割された第1外板4a,第2外板4b,
第3外板4cおよび第4外板4dの4つの外板で構成さ
れており、これら各外板4a,4b,4c,4dは、垂
直状態の型組位置から下端を支点として外側に倒すこと
により、脱型されるようになっている。
に、周方向に分割された第1外板4a,第2外板4b,
第3外板4cおよび第4外板4dの4つの外板で構成さ
れており、これら各外板4a,4b,4c,4dは、垂
直状態の型組位置から下端を支点として外側に倒すこと
により、脱型されるようになっている。
【0026】すなわち、前記各外板4a,4b,4c,
4dは、図1ないし図4に示すように、中央部に内側に
突出する屈曲部7aを有する面板7と、面板7の上端背
面側に固着された上端部材8と、面板7の下端背面側に
固着された下端部材9と、面板7の背面側に上下方向に
配された例えば2本の補強部材10とを備えており、前
記下端部材9の下面側には、例えば2個のブラケット1
1が固着され、これら各ブラケット11は、前記基台2
の外面に固着した2個のブラケット12に取付ピン13
を介して枢着されている。そして、各外板4a,4b,
4c,4dは、この取付ピン13位置を支点として、垂
直状態の型組位置から外側に倒れた脱型位置まで、内外
方向に揺動するようになっている。
4dは、図1ないし図4に示すように、中央部に内側に
突出する屈曲部7aを有する面板7と、面板7の上端背
面側に固着された上端部材8と、面板7の下端背面側に
固着された下端部材9と、面板7の背面側に上下方向に
配された例えば2本の補強部材10とを備えており、前
記下端部材9の下面側には、例えば2個のブラケット1
1が固着され、これら各ブラケット11は、前記基台2
の外面に固着した2個のブラケット12に取付ピン13
を介して枢着されている。そして、各外板4a,4b,
4c,4dは、この取付ピン13位置を支点として、垂
直状態の型組位置から外側に倒れた脱型位置まで、内外
方向に揺動するようになっている。
【0027】前記各外板4a,4b,4c,4dにはま
た、図1ないし図4に示すように、前記上端部材8の上
面に漏斗片14a,14b,14c,14dがそれぞれ
固着されており、これら各漏斗片14a,14b,14
c,14dは、型組の際に合体して漏斗14を構成する
ようになっている。そしてこの漏斗14により、型枠1
内にコンクリートを投入する際に、コンクリートを型枠
1内に確実に案内できるようになっている。
た、図1ないし図4に示すように、前記上端部材8の上
面に漏斗片14a,14b,14c,14dがそれぞれ
固着されており、これら各漏斗片14a,14b,14
c,14dは、型組の際に合体して漏斗14を構成する
ようになっている。そしてこの漏斗14により、型枠1
内にコンクリートを投入する際に、コンクリートを型枠
1内に確実に案内できるようになっている。
【0028】外枠4を構成する4つの外板のうちの第2
外板4bには、図1,図2および図4に示すように、各
外板4a,4b,4c,4dを型組状態で連結固定する
ための連結機構15が設けられており、また他の外板4
a,4b,4c,4dには、この連結機構15の受け金
具16a,16c,16dがそれぞれ設けられている。
外板4bには、図1,図2および図4に示すように、各
外板4a,4b,4c,4dを型組状態で連結固定する
ための連結機構15が設けられており、また他の外板4
a,4b,4c,4dには、この連結機構15の受け金
具16a,16c,16dがそれぞれ設けられている。
【0029】前記連結機構15は、図1,図2および図
4に示すように、固定軸17を介し第2外板4bの各補
強部材10の外側にそれぞれ固定された上向きのU形金
具18を備えており、これら各U形金具18には、両U
形金具18に通しで配された支点軸19を介し揺動金具
20の基端部が上下に揺動自在に取付けられ、この揺動
金具20の先端部には、締付ボルト21の基端部が固着
されている。そして、揺動金具20を揺動させて、後に
詳述する各受け金具16a,16c,16dに締付ボル
ト21を装着するとともに、締付ナット22を締付ける
ことにより、各外板4a,4b,4c,4dが一体の外
枠4として型組されるようになっている。
4に示すように、固定軸17を介し第2外板4bの各補
強部材10の外側にそれぞれ固定された上向きのU形金
具18を備えており、これら各U形金具18には、両U
形金具18に通しで配された支点軸19を介し揺動金具
20の基端部が上下に揺動自在に取付けられ、この揺動
金具20の先端部には、締付ボルト21の基端部が固着
されている。そして、揺動金具20を揺動させて、後に
詳述する各受け金具16a,16c,16dに締付ボル
ト21を装着するとともに、締付ナット22を締付ける
ことにより、各外板4a,4b,4c,4dが一体の外
枠4として型組されるようになっている。
【0030】前記各受け金具16a,16c,16d
は、図2ないし図4に示すように、前記締付ボルト21
を嵌入係止するための嵌入溝23を有する板状に形成さ
れており、これら各受け金具16a,16c,16d
は、各外板4a,4c,4dの補強部材10に固着され
ている。
は、図2ないし図4に示すように、前記締付ボルト21
を嵌入係止するための嵌入溝23を有する板状に形成さ
れており、これら各受け金具16a,16c,16d
は、各外板4a,4c,4dの補強部材10に固着され
ている。
【0031】また、前記U形金具18の内底部には、図
1,図2および図4に示すように、支持棒24が固定さ
れており、この支持棒は、揺動金具20を図1において
時計廻りに揺動させた際に揺動金具20を下面側から支
持し、揺動金具20の必要以上の揺動を規制できるよう
になっている。
1,図2および図4に示すように、支持棒24が固定さ
れており、この支持棒は、揺動金具20を図1において
時計廻りに揺動させた際に揺動金具20を下面側から支
持し、揺動金具20の必要以上の揺動を規制できるよう
になっている。
【0032】一方、前記中子5は、図1ないし図4に示
すように、隅丸の四角筒状に形成されており、この中子
5の4つの各面には、下端よりも上端の方が稍小寸法と
なる抜き勾配がそれぞれ設けられている。そしてこの抜
き勾配により、中子5を割型構造とすることなく昇降さ
せるだけで、型組および脱型を行なうことができるよう
になっている。
すように、隅丸の四角筒状に形成されており、この中子
5の4つの各面には、下端よりも上端の方が稍小寸法と
なる抜き勾配がそれぞれ設けられている。そしてこの抜
き勾配により、中子5を割型構造とすることなく昇降さ
せるだけで、型組および脱型を行なうことができるよう
になっている。
【0033】この中子5の下端部には、図1ないし図3
に示すように、板状のストッパ25が設けられており、
このストッパ25は、中子5を図1に鎖線で示す上死点
位置まで上昇させて型組状態とした際に、図2に示すよ
うに、前記下端枠3の下面に当接して中子5のそれ以上
の上昇を阻止するようになっている。
に示すように、板状のストッパ25が設けられており、
このストッパ25は、中子5を図1に鎖線で示す上死点
位置まで上昇させて型組状態とした際に、図2に示すよ
うに、前記下端枠3の下面に当接して中子5のそれ以上
の上昇を阻止するようになっている。
【0034】また、前記中子5の上端内周面には、図1
および図2に示すように、リング状の支持材26が固着
されており、この支持材26と中子5の上端内周面とで
形成される段部により、中子5の上端部を閉止する蓋体
27を、着脱可能に位置決め保持できるようになってい
る。
および図2に示すように、リング状の支持材26が固着
されており、この支持材26と中子5の上端内周面とで
形成される段部により、中子5の上端部を閉止する蓋体
27を、着脱可能に位置決め保持できるようになってい
る。
【0035】この蓋体27は、図1ないし図4に示すよ
うに、下端の形状が中子5の上端形状に倣った截頭角錐
状をなしており、その上端部には逆U字状の把手28が
設けられている。そしてこの蓋体27は、前記漏斗14
と同様、コンクリートを型枠1内に投入する際の案内と
して機能するようになっている。
うに、下端の形状が中子5の上端形状に倣った截頭角錐
状をなしており、その上端部には逆U字状の把手28が
設けられている。そしてこの蓋体27は、前記漏斗14
と同様、コンクリートを型枠1内に投入する際の案内と
して機能するようになっている。
【0036】前記昇降機構6は、図1および図2に示す
ように、前記中子5内の中央部にL形材29を介し固設
された雌ねじ部材30と、この雌ねじ部材30に螺装さ
れて垂直に配置された送りねじ軸31とを備えており、
送りねじ軸31の下端部は、軸受部材32および支持部
材33を介し、前記基台2に回転自在に支持されてい
る。送りねじ軸31の上端部には、駆動リング34が取
付けられており、この駆動リング34にパイプ材(図示
せず)等を挿入して送りねじ軸31を正逆回転させるこ
とにより、雌ねじ部材30を介し中子5が昇降し、中子
5の型組および脱型が行なわれるようになっている。
ように、前記中子5内の中央部にL形材29を介し固設
された雌ねじ部材30と、この雌ねじ部材30に螺装さ
れて垂直に配置された送りねじ軸31とを備えており、
送りねじ軸31の下端部は、軸受部材32および支持部
材33を介し、前記基台2に回転自在に支持されてい
る。送りねじ軸31の上端部には、駆動リング34が取
付けられており、この駆動リング34にパイプ材(図示
せず)等を挿入して送りねじ軸31を正逆回転させるこ
とにより、雌ねじ部材30を介し中子5が昇降し、中子
5の型組および脱型が行なわれるようになっている。
【0037】次に、本実施例の作用について説明する。
図5および図6に示す筒状コンクリート製品35を成形
する場合には、まず図1に示す状態から送りねじ軸31
を回転させ、下降位置にある脱型状態の中子5を、鎖線
で示す上死点位置まで上昇させる。これにより、中子5
が型組状態となる。そこでその後、中子5上に蓋体27
を装着する。
図5および図6に示す筒状コンクリート製品35を成形
する場合には、まず図1に示す状態から送りねじ軸31
を回転させ、下降位置にある脱型状態の中子5を、鎖線
で示す上死点位置まで上昇させる。これにより、中子5
が型組状態となる。そこでその後、中子5上に蓋体27
を装着する。
【0038】次いで、外側に倒れている各外板4q,4
b,4c,4dを内側に揺動させて垂直に起こし、これ
らを連結機構15で連結して一体の外枠4を構成する。
これにより、外枠4の型組が完了する。この際、各漏斗
片14a,14b,14c,14dも合体して漏斗14
が構成される。図2ないし図4はこの状態を示す。
b,4c,4dを内側に揺動させて垂直に起こし、これ
らを連結機構15で連結して一体の外枠4を構成する。
これにより、外枠4の型組が完了する。この際、各漏斗
片14a,14b,14c,14dも合体して漏斗14
が構成される。図2ないし図4はこの状態を示す。
【0039】このようにして型枠1の型組作業が完了し
たならば、型枠1内にコンクリートを投入するととも
に、必要に応じ型枠1に振動を加える。そしてその後、
この型枠1を蒸気養生設備まで搬送して、コンクリート
の蒸気養生を行ない、養生後に脱型作業を行なう。
たならば、型枠1内にコンクリートを投入するととも
に、必要に応じ型枠1に振動を加える。そしてその後、
この型枠1を蒸気養生設備まで搬送して、コンクリート
の蒸気養生を行ない、養生後に脱型作業を行なう。
【0040】この脱型に際しては、まず連結機構15の
締付ナット22を緩めて、締付ボルト21を各受け金具
16a,16c,16dから外し、その後各外板4a,
4b,4c,4dを図1に示すように外側に倒す。これ
により、外枠4の脱型が完了する。
締付ナット22を緩めて、締付ボルト21を各受け金具
16a,16c,16dから外し、その後各外板4a,
4b,4c,4dを図1に示すように外側に倒す。これ
により、外枠4の脱型が完了する。
【0041】次いで、蓋体27を中子5から取外すとと
もに、昇降機構6の駆動リング34にパイプ材(図示せ
ず)等を挿入し、このパイプ材等を用いて送りねじ軸3
1を回転させる。すると、図2に示す上死点位置の中子
5が、図1に示すように雌ねじ部材30とともに、下降
位置まで下降する。
もに、昇降機構6の駆動リング34にパイプ材(図示せ
ず)等を挿入し、このパイプ材等を用いて送りねじ軸3
1を回転させる。すると、図2に示す上死点位置の中子
5が、図1に示すように雌ねじ部材30とともに、下降
位置まで下降する。
【0042】ところで、中子5の4つの各面には、前述
のように下端よりも上端の方が稍小寸法となる抜き勾配
がそれぞ設けられているので、中子5の下降により筒状
コンクリート製品35は容易に中子5から分離し、これ
により中子5の脱型が完了する。なお、中子5の下降位
置には規制がなく、中子5下端のストッパ25が接地す
るまでは下降させることができるが、送りねじ軸31を
回転させるのに必要な力が極端に小さくなった時点で、
中子5が筒状コンクリート製品35から分離したことが
確認できるので、中子5の下降操作は、通常はこの時点
で停止させる。
のように下端よりも上端の方が稍小寸法となる抜き勾配
がそれぞ設けられているので、中子5の下降により筒状
コンクリート製品35は容易に中子5から分離し、これ
により中子5の脱型が完了する。なお、中子5の下降位
置には規制がなく、中子5下端のストッパ25が接地す
るまでは下降させることができるが、送りねじ軸31を
回転させるのに必要な力が極端に小さくなった時点で、
中子5が筒状コンクリート製品35から分離したことが
確認できるので、中子5の下降操作は、通常はこの時点
で停止させる。
【0043】このようにして、外枠4および中子5の脱
型操作が完了したならば、筒状コンクリート製品35を
上方に引上げて型枠1から取出す。図5および図6は、
筒状コンクリート製品35がコンクリート集水桝である
場合を示しているが、その内孔は、中子5の抜き勾配に
符合して、上端(実使用上は下端)の一辺の長さW1よ
りも下端(実使用上は上端)の一辺の長さW2の方が大
寸法となっており、ストレートの孔ではない。ところで
実際は、W1が234mm,W2が240mmで、上下
寸法Lが360mm程度であるので、抜き勾配を設けた
ことに伴なう実使用上の不都合は全くない。
型操作が完了したならば、筒状コンクリート製品35を
上方に引上げて型枠1から取出す。図5および図6は、
筒状コンクリート製品35がコンクリート集水桝である
場合を示しているが、その内孔は、中子5の抜き勾配に
符合して、上端(実使用上は下端)の一辺の長さW1よ
りも下端(実使用上は上端)の一辺の長さW2の方が大
寸法となっており、ストレートの孔ではない。ところで
実際は、W1が234mm,W2が240mmで、上下
寸法Lが360mm程度であるので、抜き勾配を設けた
ことに伴なう実使用上の不都合は全くない。
【0044】しかして、中子5を割型構造にする必要が
ないので、構造を簡素化できるとともに、型組および脱
型作業が容易となって生産効率を向上させることがで
き、また筒状コンクリート製品35の内面に継ぎ目跡が
生じないので、製品価値を高めることができる。
ないので、構造を簡素化できるとともに、型組および脱
型作業が容易となって生産効率を向上させることがで
き、また筒状コンクリート製品35の内面に継ぎ目跡が
生じないので、製品価値を高めることができる。
【0045】図7および図8は、本発明の第2実施例を
示すもので、前記第1実施例における昇降機構6に代
え、昇降機構36を用いるようにしたものである。
示すもので、前記第1実施例における昇降機構6に代
え、昇降機構36を用いるようにしたものである。
【0046】すなわち、この昇降機構36は、図7およ
び図8に示すように、取付部材37を介し基台2に固設
されて中子5内を立上がる支柱38を備えており、この
支柱38の先端部には、水平方向の中心軸39廻りに所
定角度回動可能に昇降駆動部材40が取付られ、この昇
降駆動部材40は、ハンドル41の操作により、図7に
示す位置と図8に示す位置との間で回動するようになっ
ている。
び図8に示すように、取付部材37を介し基台2に固設
されて中子5内を立上がる支柱38を備えており、この
支柱38の先端部には、水平方向の中心軸39廻りに所
定角度回動可能に昇降駆動部材40が取付られ、この昇
降駆動部材40は、ハンドル41の操作により、図7に
示す位置と図8に示す位置との間で回動するようになっ
ている。
【0047】一方、中子5内には、図7および図8に示
すように、L形材42を介してガイド筒43が固設され
ており、このガイド筒43内には、取付部材44を介し
下端部を基台2に固定したガイドシャフト45の上端部
がスライド自在に挿入されている。そして中子5は、こ
のガイドシャフト45をガイドとして昇降するようにな
っている。
すように、L形材42を介してガイド筒43が固設され
ており、このガイド筒43内には、取付部材44を介し
下端部を基台2に固定したガイドシャフト45の上端部
がスライド自在に挿入されている。そして中子5は、こ
のガイドシャフト45をガイドとして昇降するようにな
っている。
【0048】前記ガイド筒43の上端部には、図7およ
び図8に示すように、ブラケット46が固設されてお
り、このブラケット46には、連動リンク47の下端部
が下端枢着ピン48を介し枢着され、連動リンク47の
上端部は、前記昇降駆動部材40の下端部に上端枢着ピ
ン49を介し枢着されている。そして、昇降駆動部材4
0の回動に伴なう上端枢着ピン49の上下動により、中
子5が脱型位置と型組位置との間で昇降するようになっ
ている。また、上端枢着ピン49は、図8に示す型組状
態において、中心線Oの図中右側に位置しており、この
状態では、昇降駆動部材40に、ハンドル41を支柱3
8上に押圧する方向に回転モーメントが作用し、したが
って中子5はこの状態で安定に保持されるようになって
いる。なお、その他の点については、前記第1実施例と
同一構成となっており、作用も同一である。
び図8に示すように、ブラケット46が固設されてお
り、このブラケット46には、連動リンク47の下端部
が下端枢着ピン48を介し枢着され、連動リンク47の
上端部は、前記昇降駆動部材40の下端部に上端枢着ピ
ン49を介し枢着されている。そして、昇降駆動部材4
0の回動に伴なう上端枢着ピン49の上下動により、中
子5が脱型位置と型組位置との間で昇降するようになっ
ている。また、上端枢着ピン49は、図8に示す型組状
態において、中心線Oの図中右側に位置しており、この
状態では、昇降駆動部材40に、ハンドル41を支柱3
8上に押圧する方向に回転モーメントが作用し、したが
って中子5はこの状態で安定に保持されるようになって
いる。なお、その他の点については、前記第1実施例と
同一構成となっており、作用も同一である。
【0049】しかして、ハンドル41を把持して昇降駆
動部材40を回動させることにより中子5が昇降するの
で、前記第1実施例と同様の効果が得られるとともに、
脱型の際には中子5の自重も利用できるので、より小さ
な力で作業を行なうことができる。また、図8に示す状
態から図7に示す脱型状態に移行する間に、上端枢着ピ
ン49は中心線O位置で一旦持ち上げられることになる
ので、この際に中子5も持ち上げられ、筒状コンクリー
ト製品35を下端枠3から剥離させることができる。こ
のため、脱型後の筒状コンクリート製品35を引上げて
型枠1から取出す際に、型枠1も持上げてしまうといっ
たおそれがない。
動部材40を回動させることにより中子5が昇降するの
で、前記第1実施例と同様の効果が得られるとともに、
脱型の際には中子5の自重も利用できるので、より小さ
な力で作業を行なうことができる。また、図8に示す状
態から図7に示す脱型状態に移行する間に、上端枢着ピ
ン49は中心線O位置で一旦持ち上げられることになる
ので、この際に中子5も持ち上げられ、筒状コンクリー
ト製品35を下端枠3から剥離させることができる。こ
のため、脱型後の筒状コンクリート製品35を引上げて
型枠1から取出す際に、型枠1も持上げてしまうといっ
たおそれがない。
【0050】なお、前記各実施例においては、中子5を
昇降機構6,36で昇降させる場合について説明した
が、これ以外の構造の昇降機構で中子5を昇降させるこ
ともできる。また、筒状コンクリート製品35は、コン
クリート集水桝に限らないことは云うまでもない。
昇降機構6,36で昇降させる場合について説明した
が、これ以外の構造の昇降機構で中子5を昇降させるこ
ともできる。また、筒状コンクリート製品35は、コン
クリート集水桝に限らないことは云うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、筒状の中
子を用い、この中子を昇降機構により昇降駆動するとと
もに、中子の少なくとも周面の一部に、下端よりも上端
の方が稍小寸法となる抜き勾配を設けるようにしている
ので、割型構造とすることなく、筒状の中子を昇降させ
るだけで、型組および脱型作業を完了させることができ
る。このため、生産性を向上させることができるととも
に、製品の内周面に継ぎ目後が生ぜず商品価値を高める
ことができる。また、構造を簡素化できる。
子を用い、この中子を昇降機構により昇降駆動するとと
もに、中子の少なくとも周面の一部に、下端よりも上端
の方が稍小寸法となる抜き勾配を設けるようにしている
ので、割型構造とすることなく、筒状の中子を昇降させ
るだけで、型組および脱型作業を完了させることができ
る。このため、生産性を向上させることができるととも
に、製品の内周面に継ぎ目後が生ぜず商品価値を高める
ことができる。また、構造を簡素化できる。
【0052】また外枠を周方向に分割された複数の外板
で構成し、各外板を、下端部を基台に枢着して外方に揺
動可能としているので、外枠の型組および脱型作業が容
易で、型組状態を安定させることができる。また、製品
が角筒状の場合のみならず、円筒状をなす場合にも対応
することができる。
で構成し、各外板を、下端部を基台に枢着して外方に揺
動可能としているので、外枠の型組および脱型作業が容
易で、型組状態を安定させることができる。また、製品
が角筒状の場合のみならず、円筒状をなす場合にも対応
することができる。
【0053】また各外板の上端部に、型組時に合体して
漏斗を構成する漏斗片を設けるようにしているので、型
枠内へのコンクリートの投入が容易であり、しかも漏斗
を設けたことにより脱型等の作業に支障をきたすことも
ない。
漏斗を構成する漏斗片を設けるようにしているので、型
枠内へのコンクリートの投入が容易であり、しかも漏斗
を設けたことにより脱型等の作業に支障をきたすことも
ない。
【0054】本発明はまた、中子の上端部に、着脱可能
な蓋体を設けるようにしているので、投入したコンクリ
ートが中子の内部に落下することがなく、また蓋体を取
外すことにより、中子内部のメンテナンスを簡単におこ
なうことができる。
な蓋体を設けるようにしているので、投入したコンクリ
ートが中子の内部に落下することがなく、また蓋体を取
外すことにより、中子内部のメンテナンスを簡単におこ
なうことができる。
【0055】本発明はまた、昇降機構を雌ねじ部材と送
りねじ軸とから構成し、送りねじ軸の正逆回転により、
中子を昇降させるようにしているので、中子の昇降を確
実に行なうことができ、また永年の使用により中子の上
死点位置に狂いが生じた場合であっても、送りねじ軸の
回動量の調節により、これを吸収することができる。
りねじ軸とから構成し、送りねじ軸の正逆回転により、
中子を昇降させるようにしているので、中子の昇降を確
実に行なうことができ、また永年の使用により中子の上
死点位置に狂いが生じた場合であっても、送りねじ軸の
回動量の調節により、これを吸収することができる。
【0056】本発明はさらに、昇降機構を支柱と昇降駆
動部材と連動リンクとから構成し、昇降駆動部材の正逆
回動により、中子を昇降させるようにしているので、脱
型の際に、中子をその自重を有効に利用して下降させる
ことができ、小さな力で脱型作業を行なうことができ
る。
動部材と連動リンクとから構成し、昇降駆動部材の正逆
回動により、中子を昇降させるようにしているので、脱
型の際に、中子をその自重を有効に利用して下降させる
ことができ、小さな力で脱型作業を行なうことができ
る。
【図1】本発明の第1実施例に係る筒状コンクリート製
品用型枠を示す脱型状態の部分断面図である。
品用型枠を示す脱型状態の部分断面図である。
【図2】図1と同様の型組状態の部分断面図である。
【図3】図2を側方から見た部分断面図である。
【図4】図2を上方から見た構成図である。
【図5】図1の型枠で成形される筒状コンクリート製品
の構成図である。
の構成図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す脱型状態の要部構成
図である。
図である。
【図8】図7と同様の型組状態の要部構成図である。
1 型枠 2 基台 3 下端枠 4 外枠 4a 第1外板 4b 第2外板 4c 第3外板 4d 第4外板 5 中子 6,36 昇降機構 13 取付ピン 14 漏斗 14a,14b,14c,14d 漏斗片 15 連結機構 27 蓋体 29,42 L形材 30 雌ねじ部材 31 送りねじ軸 32 軸受部材 33 支持部材 34 駆動リング 35 筒状コンクリート製品 37 取付部材 38 支柱 39 中心軸 40 昇降駆動部材 41 ハンドル 43 ガイド筒 44 取付部材 45 ガイドシャフト 46 ブラケット 47 連動リンク 48 下端枢着ピン 49 上端枢着ピン O 中心線
Claims (4)
- 【請求項1】 上面に下端枠が設けられた基台と;下端
枠の外周部に配置された外枠と;下端枠の中央部を貫通
して外枠の内側に配置され、少なくとも周面の一部に、
下端よりも上端の方が稍小寸法となる抜き勾配が設けら
れた筒状の中子と;中子を型組時の上昇位置から脱型時
の下降位置まで昇降させる昇降機構と;を備え、前記外
枠は、周方向に分割された複数の外板で構成され、各外
板は、下端部が基台に枢着されて外方に揺動可能となっ
ているとともに、各外板は、その上端部に、型組時に合
体して漏斗を構成する漏斗片を有していることを特徴と
する筒状コンクリート製品型枠。 - 【請求項2】 中子は、その上端部に、着脱可能な蓋体
を有していることを特徴とする請求項1記載の筒状コン
クリート製品用型枠。 - 【請求項3】 昇降機構は、中子内の中央部に固設され
た雌ねじ部材と;この雌ねじ部材に螺装されて垂直に配
置され、下端部が回転自在に基台に取付けられた送りね
じ軸と;を備えていることを特徴とする請求項1または
2記載の筒状コンクリート製品用型枠。 - 【請求項4】 昇降機構は、基台に固設されて中子内を
立上がる支柱と;この支柱に水平軸廻りに所定角度回動
可能に取付けられた昇降駆動部材と;下端部が下端枢着
部を介し中子に枢着されるとともに、上端部が上端枢着
部を介し昇降駆動部材に枢着され、昇降駆動部材の回動
に伴なう上端枢着部の上下動により、中子を昇降させる
連動リンクと;を備えていることを特徴とする請求項1
または2記載の筒状コンクリート製品用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7122992A JP2691977B2 (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 筒状コンクリート製品用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7122992A JP2691977B2 (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 筒状コンクリート製品用型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08290414A JPH08290414A (ja) | 1996-11-05 |
JP2691977B2 true JP2691977B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=14849611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7122992A Expired - Lifetime JP2691977B2 (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 筒状コンクリート製品用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2691977B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS588505Y2 (ja) * | 1980-08-01 | 1983-02-16 | 株式会社 近藤製作所 | 基礎コンクリ−ト用中子連動組枠 |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP7122992A patent/JP2691977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08290414A (ja) | 1996-11-05 |
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