JP2691865B2 - 極紫外線縮小投影露光装置 - Google Patents

極紫外線縮小投影露光装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リソグラフィ技術や、
マイクロメカニクス分野において、半導体素子や量子効
果素子等のULSIの製造、或いはマイクロロボット用
部品の製造でパターン形成に使用される極紫外線縮小投
影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプラズマや固体レーザ、SR光源
等から得られる真空紫外線やX線等の極紫外線を露光々
としてパターン形成を行う露光技術では、マスクの精度
によって転写性能が左右される等倍方式の欠点に鑑み
て、拡大したマスクパターンを縮小してウェハ等の試料
に転写する縮小投影露光方式の採用が検討されるように
なった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような極紫外線縮
小投影露光法(EUVL)では、露光波長が4.4〜1
00nmの領域であるため、光路上にある大気やHe等
による光の減衰が著しく、図3に示すように、照明光学
系4、マスク5、結像光学系6aや6b、ウェハ等の試
料7を含む露光構成を、チャンバ3中で高真空に保つ必
要がある。
【0004】このようなエネルギーレベルの高い極紫外
線の照射によってマスク5や上記試料7に熱が発生した
場合、高真空中であるため熱の逃げ場がなく、これらの
温度が上昇し、露光精度が低下することになる。
【0005】またマスク5や試料7の交換の際、大気圧
程度まで一旦開放してからその交換を行うため、作業終
了後再び高真空域まで真空引きを行う必要があり、作業
効率が低下する。更に上記露光々の照射により試料7の
パターン結像面に塗布されたレジスト等が分解し、その
分解物が結像光学系6aや6bに到達して付着するた
め、該光学系が汚染されて反射率が低下し、照度が低下
する結果、露光スループットが低下する。
【0006】通常ウェハへの露光は、露光フィールドと
呼ばれるある面積でウェハの一部分を露光し、該ウェハ
を所定位置に移動させ、別の領域を露光し、再度ウェハ
の移動を順次繰り返してウェハ全面を露光する。ところ
が該結像光学系が徐々に汚染されて照度が低下する経時
変化のため、ウェハ面内の露光フィールド毎やウェハ毎
でレジストに同一露光量を与えることが困難となる。
【0007】またSR光を光源として用いる場合、SR
光の発光点の位置が経時変化して、発光点から下流の光
学系の所定の位置にSR光が届かず、露光照度が変動す
る問題がある。
【0008】一方上記縮小投影露光法では結像光学系6
aや6bに反射光学系が用いられており、露光領域を広
げるために同期走査機構8により輪帯照明領域に対する
マスク5及び試料7の高精度な同期走査を行う必要があ
る。しかし高真空中での上述した同期走査は困難を極
め、露光精度を更に低下せしめることになる。
【0009】本発明は従来技術の以上のような問題に鑑
み創案されたもので、露光精度、露光スループット、作
業効率の低下を来すことのない極紫外線縮小投影露光装
置の構成を提案せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の極紫外
線縮小投影露光装置の構成は、図1に示されるように、
露光々に極紫外線の用いられる照明光学系4が配置され
る空間と露光パターンの描かれたマスク5が配置される
空間との間、上記露光パターンを縮小投影しながら結像
せしめる結像光学系6a、6bが配置される空間と該マ
スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
像面を有する試料7が配置される空間と該結像光学系配
置空間との間に、差動排気機構1又は薄膜窓2の少なく
とも一つを設け、これらの空間の間を分離したことを基
本的特徴としている。
【0011】また上記構成に加え、露光領域を広げるた
めに輪帯照明領域に対するマスク5及び試料7の高精度
な同期走査を行う同期走査機構8を更に設けた構成も併
せて提案する。
【0012】雰囲気圧力が変動すると、該雰囲気中の光
路における露光々の減衰率が変化するため、試料面に到
達する露光々の強度が変動する。そのため、図2に示さ
れるように、マスク配置空間及び/又は試料配置空間に
圧力センサ13a、13bを設け、圧力センサ13a、
13bと同期走査機構8とを連係制御させることで、雰
囲気圧力の変動に応じてマスク5及び試料7の移動速度
を変化させて、一試料の全面、或いは2以上の試料間に
おける照射面に到達する露光々の強度が常に同じになる
ように制御し、このような構成によって更に高精度な露
光量の制御を行うことができる。
【0013】一方上記構成に加え、図2に示されるよう
に、光路途中にビームモニタ11a(11b、11c、
11dについても同じ)を設け、更に該ビームモニタ1
1aと照明光学系4a及び/又は4bとを連係制御させ
ることで、SR発光点の位置の経時的変動に追随させる
ことができるようになり、露光照度を安定化させること
ができる。
【0014】更に同図に示すように、薄膜窓21の前後
に少なくとも一対のビームモニタ11b、11c、11
dを設ければ、薄膜窓21前後の光強度差の経時変化を
調べることによって薄膜窓21の汚れや破損を確認で
き、薄膜窓21の交換時期を正確に知ることができる。
【0015】加えて薄膜窓21の前後に窓付きゲートバ
ルブ10を設けると、該薄膜窓21の交換の際、前後の
ゲートバルブ10を閉じることで、この薄膜窓21の近
傍の空間のみ大気圧にすることができるようになる。
【0016】これらの構成については、マスク配置空間
と試料配置空間とを同一空間としてその構成を組み立て
ても良いし、また照明光学系配置空間と結像光学系配置
空間とを同一空間としてその構成を組み立てても良い。
【0017】
【作用】これらの構成では、照明光学系配置空間とマス
ク配置空間との間、結像光学系配置空間と該マスク配置
空間との間、試料配置空間と該結像光学系配置空間との
間に、差動排気機構1や薄膜窓2で構成される雰囲気乃
至雰囲気圧の分離機構が導入されることになる。そのた
め、照明光学系配置空間と結像光学系配置空間とは排気
系9a、9bによって高真空に保たれる一方で、マスク
配置空間と試料配置空間とは大気圧又は減圧雰囲気に調
整でき、このような雰囲気中でのマスク5への照明及び
試料7への露光が可能となる。
【0018】尚上記構成中、照明光学系4の構成として
は、レーザプラズマや固体レーザ、SR光源等から得ら
れる真空紫外線やX線等の極紫外線を露光々とする場合
に用いられる透過・反射型等の光学系で構成されてお
り、例えば凸面と凹面の組み合わせた2面の非球面反射
光学系等がある。マスク5の構成としては、上記露光々
に対応した構成が用いられており、例えば露光々が波長
5nmであればSiC基板上にクロム(Cr)とカーボ
ン(C)を夫々1.2nm、1.2nmの厚さで交互に数
十層重ねた多層膜を形成し、ドライエッチングにより多
層膜を加工してマスクパターンとしたものが用いられ
る。結像光学系6a、6bの構成としては、上記露光々
の減衰率の少ない反射光学系(例えば5nm露光々用に
は膜厚1.2nmのCrと1.2nmのCが交互に百数十
層ずつ積層された多層膜が蒸着しているものが用いられ
る)で構成され、凸面構成及び凹面構成等の組み合わせ
でマスクパターンの縮小投影ができるようになってい
る。試料7の構成としては、半導体ウェハ等の構成が用
いられ、その結像面側には上記露光々に感光するレジス
ト[例えばSR光用のAZ-PN100(ヘキスト社
製)]等が塗布されている。差動排気機構1は公知の差
動排気構成が利用可能であり、例えば光路方向に複数段
の狭い空間が設けられ、それらの空間にスリット乃至管
で接続された他側でロータリポンプ、ターボ分子ポン
プ、クライオポンプ、イオンポンプ等の真空ポンプが設
置される構成が使用可能である。薄膜窓2の構成は、露
光々が透過可能で且つ透過減衰率のできるだけ低い材質
(例えば露光波長が5nmの場合、ダイヤモンド薄膜や
ダイヤモンドとアモルファスカーボンの積層膜)で構成
され、光路上で十分露光が可能な程度の面積にした場合
に、その両面の差圧に十分耐えられる可能な限り薄い構
成のものが良い。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例につき説明する。図1
はSR光縮小投影用の露光装置である本願第5発明に係
る実施例構成を示す装置概要図であり、3は本露光装置
の構成が設置されたチャンバ、4はSR光の照明光学
系、5はSR光用露光マスク、6a及び6bはSR光縮
小投影用結像光学系、7は結像面にレジストの塗布され
た試料たるウェハ、8はマスク5及びウェハ7の同期走
査機構、9a及び9bは排気系を各示している。
【0020】本実施例では、照明光学系配置空間とマス
ク配置空間との間、該マスク配置空間と結像光学系配置
空間との間、該結像光学系配置空間とウェハ配置空間と
の間の夫々に差動排気機構1や薄膜窓2で構成される雰
囲気乃至雰囲気圧の分離機構が設けられている。
【0021】そして上記差動排気機構1の構成は、光路
方向に各3段#1〜#3及び#4〜#6の狭い空間が設
けられ、それらの空間に開放される円弧状スリット及び
それに続く管で接続され、他側で除振設備(図示せず)
を有しているロータリポンプ及びターボ分子ポンプが設
置された構成からなり、照明光学系配置空間とマスク配
置空間との間、及び該マスク配置空間と結像光学系配置
空間との間に設けられる差動排気機構1は一つの構成#
1〜#3で兼ねられている。
【0022】薄膜窓2の構成は、SR光の内5nm近傍
の光が透過可能で且つ透過減衰率のできるだけ低い材質
であるダイヤモンドとアモルファスカーボンの積層膜で
構成され、光路上で十分露光が可能な程度の面積にした
場合でも、これらの片面側における差動排気のために殆
ど差圧がかからないので、§1〜§3とも100nmと
極めて薄くできる。
【0023】上記照明光学系4は、裏面より冷媒流路を
有する反射鏡保持器(図示せず)に固定されている。ま
たその構成は、鏡面研磨された石英反射鏡からなり、S
Rリング(図示なし)から放射されたSR光を斜入射角
4度でその鏡面で反射せしめて、§1の薄膜窓2を透過
させ、該放射光を#1〜#3の差動排気機構1の空間を
通過させて、マスク5に照射せしめている。尚照明光学
系配置空間の出口近傍には上述の排気系9aが設けら
れ、SRリングの真空域と略同様な高真空が保たれてい
る。
【0024】マスク5は、SiC基板上にクロム(C
r)とカーボン(C)を夫々1.2nm、1.2nmの厚
さで交互に150層重ねた多層膜を形成し、ドライエッ
チングにより多層膜を加工してマスクパターンとしたも
のが用いられている。このマスク配置空間にはHeガス
雰囲気が満たされており、常に1気圧になるように管理
されている。また上記マスクパターンの設けられた面と
#1の差動排気機構1の壁面との間隙は1mmである。
【0025】結像光学系6a及び6bは照明光学系4と
同様に、裏面より冷媒流路を有する反射鏡保持器(図示
せず)に固定されており、ここでは凸面構成(6a)及
び凹面構成(6b)の組み合わせでマスクパターンの縮
小投影ができるようになっている。該結像光学系6に
は、マスク5と同様に直入射近傍で波長5nmの軟X線
が効率よく反射するように膜厚を調整したCrとCが交
互に150層ずつ積層された多層膜が蒸着している。尚
この結像光学系配置空間には上述の排気系9bが設けら
れ、上記差動排気機構1及び薄膜窓2の構成による雰囲
気圧の分離機構の構成も手伝って、10-8Torrの真
空度に保たれている。
【0026】ウェハ7は、シリコンウェハで構成される
ものが用いられ、その結像面側には縮小投影されて進入
してくるSR光に感光するAZ-PN 100(ヘキスト
社製)のレジストがスピンコートされている。このウェ
ハ配置空間にもHeガス雰囲気が満たされており、同様
に常に1気圧になるように管理されている。また上記レ
ジスト塗布側の面と#6の差動排気機構1の壁面との間
隙は1mmである。
【0027】同期走査機構8は、露光領域を広げるため
に輪帯照明領域に対するマスク5及びウェハ7の高精度
な同期走査を行うマスク駆動装置8a及びウェハ駆動装
置8bの他、制御系8cを有する装置構成であり、これ
によりマスク5とウェハ7は同一方向に移動するが、前
記結像光学系6a及び6bによる縮小投影分、マスク5
の移動量に対してウェハ7の移動量は小さくなる。即ち
マスクとウェハは縮小率に応じた速度比で移動する。
【0028】上記本実施例構成で、照明光学系4から入
射されてきたSR光は、§1の薄膜窓2を透過して、#
3〜#1の差動排気機構1の壁面に夫々設けられた開口
部を通ってマスク5のパターン形成面に照射される。そ
してマスクパターンに応じてコントラストの異なる状態
で反射された上記放射光は、更に同じく#1〜#3の差
動排気機構1の壁面の開口部を通過し、§2の薄膜窓2
を透過して前記結像光学系6aに至る。放射光はその凸
反射鏡面で反射され、向かい側の結像光学系6bの凹反
射鏡面に至り、その間に上記マスクパターンが縮小投影
された状態になって該凹反射鏡面から反射される。その
後該放射光は、§3の薄膜窓2を透過し、#6〜#4の
差動排気機構1の壁面開口部を通過して、ウェハ7のレ
ジスト塗布面に照射され、前記マスクパターンを結像せ
しめる。この照射によってウェハ7に到達する露光々は
波長5nm近傍のX線である。また以上の照射の最中に
同期走査機構8は、マスク5とウェハ7を上述のように
同期走査させて、その露光量域を広げるようにこれらを
移動せしめる。
【0029】また上述の差動排気機構1の各空間は、夫
々の差動排気により、#1と#4が10Torr、#2
と#5が0.01Torr、#3と#6が10-5Tor
rの真空度になるよう制御され、それらの作用と前記排
気系9bによって結像光学系配置空間は前述のように1
-8Torrの真空度に調整されている。
【0030】本実施例構成による特有な作用効果は、マ
スク5及びウェハ7の各配置空間がHe雰囲気で満たさ
れ、且つ1気圧に制御された状態であるので、これらマ
スク5及びウェハ7の温度上昇も起こらず、高い露光精
度が実現できると共に、同期走査機構8によるマスク5
及びウェハ7の同期走査も高精度に実施できる。またマ
スク配置空間及びウェハ配置空間におけるHe雰囲気中
の1mm光路長及び1気圧の雰囲気圧による5nmの露
光々の減衰は10%未満と少なかった。更に§1〜§3
の各薄膜窓2の厚さは、上記#1〜#6の差動排気機構
1の差動排気により殆ど差圧がかからないので、上述の
ように100nmと極めて薄くでき、露光々の減衰が更
に小さくでき、結果的に露光強度が大きくなるので、露
光スループットが稼げることとなった。加えて結像光学
系配置空間の真空度が10-8Torr台に保たれ、且つ
#2と#3の薄膜窓2によりマスク配置空間やウェハ配
置空間と分離されているので、レジスト等の分解物によ
る該光学系の汚染がない。
【0031】次に本発明の別の実施例につき説明する。
図2はSR光縮小投影用の露光装置である本願第6乃至
第9発明に係る実施例構成を示す装置概要図であり、3
は本露光装置の構成が設置されたチャンバ、4a、4b
はSR光の照明光学系、5は露光マスク、6a及び6b
は縮小投影用結像光学系、7は結像面にレジストの塗布
された試料たるウェハ、8はマスク5及びウェハ7の同
期走査機構、9a及び9bは排気系、10は窓付きゲー
トバルブ(図2ではバルブが閉の状態を図示してい
る)、11a、11b、11c、11dはビームモニ
タ、12は照明光学系4bを所定の位置および角度に設
定するための連係制御系、13a、13bは圧力セン
サ、22は薄膜フィルタを各示している。
【0032】本実施例では、照明光学系配置空間とマス
ク配置空間との間、該マスク配置空間と結像光学系配置
空間との間、該結像光学系配置空間とウェハ配置空間と
の間の夫々に差動排気機構1や薄膜窓21で構成される
雰囲気乃至雰囲気圧の分離機構が設けられている。
【0033】そして上記差動排気機構1の構成は、光路
方向に各3段#1〜#3及び#4〜#6の狭い空間が設
けられ、それらの空間に開放される円弧状スリット及び
それに続く管で接続され、他側で除振設備(図示せず)
を有しているロータリポンプ及びターボ分子ポンプが設
置された構成からなり、照明光学系配置空間とマスク配
置空間との間、及び該マスク配置空間と結像光学系配置
空間との間に設けられる差動排気機構1は一つの構成#
1〜#3で兼ねられている。
【0034】薄膜窓21の構成は、SR光が透過可能で
且つ透過減衰率のできるだけ低い材質である窒化ケイ素
(SiN)膜で構成され、光路上で十分露光が可能な程
度の面積にした場合でも、これらの片面側における差動
排気のために殆ど差圧がかからないので、§11は〜§
13とも100nmと極めて薄くできる。薄膜フィルタ
22は100nm厚の窒化ケイ素膜と500nm厚のベ
リリウム(Be)膜の積層膜であり、光軸から退避移動
できるようになっている。ベリリウム(Be)膜により
SR光の可視光および紫外線成分をカットする。薄膜フ
ィルタ22は必要に応じて露光装置の複数の場所に設け
てもよい。
【0035】上記照明光学系4a及び4bは裏面より冷
媒流路を有する反射鏡保持器(図示せず)に固定されて
おり、ここでは鏡面研磨された白金(Pt)反射鏡が図
示されている。照明光学系4bは、SRリング(図示な
し)から放射されたSR光を斜入射でその鏡面で反射せ
しめて、照明光学系4aの所定の位置にSR光を送る。
照明光学系4bの前後にはSR光の位置とエネルギー強
度を検出できるビームモニタ11aが設置されている。
ビームモニタ11aは光軸から退避移動できるようにな
っている。照明光学系4bには、SR光の発光位置が変
動しても、照明光学系4aの所定の位置にSR光を送る
ことができるように、このビームモニタ11aで検出さ
れた位置に応じて白金反射鏡が所定の位置および角度に
なるような連係制御系12が設けられている。通常、レ
ジストの塗布された試料たるウェハにマスクのパターン
を焼き付ける前、即ち露光する前に、ビームモニタ11
aでSR光の位置を確認し、所定の位置にSR光が来る
ように照明光学系4bを調節する。そしてビームモニタ
11aを光軸から退避して露光を行い、露光と露光の
間、例えばウェハの交換時間に再度、ビームモニタ11
aでSR光の位置を確認する。これらの操作を繰り返す
ことにより、SR光の発光点の変動に対して追随でき
る。
【0036】またビームモニタは照明光学系4bの前後
のみだけでなく、SR光発光点近傍、マスク面近傍、ウ
ェハ面近傍、薄膜窓22の前後に設置してもよい。例え
ば薄膜窓22の前後にビームモニタ11b、11c、1
1dを設け、薄膜窓前後の光強度差の経時変化を調べる
ことにより薄膜窓の汚れや破損を確認でき、薄膜窓の交
換時期を正確に知ることができる。
【0037】上記照明光学系4aは、図面では鏡面研磨
された石英反射鏡からなり、該照明光学系4aは、照明
光学系4bから反射してきたSR光を斜入射角4度でそ
の鏡面で反射せしめて、§11の薄膜窓21を透過さ
せ、薄膜22フィルタ、該放射光を#1〜#3の差動排
気機構1の空間を通過させて、マスク5に照射せしめて
いる。尚照明光学系配置空間の出口近傍には上述の排気
系9aが設けられ、SRリングの真空域と同様な高真空
が保たれている。
【0038】薄膜窓21の前後に窓付きゲートバルブ1
0が配置されている。窓付きゲートバルブ10の窓は厚
さ5mmの石英の板である。図2では窓付きゲートバル
ブ10が閉の状態を示しているが、露光の際は開の状態
で使用する。該薄膜窓21の前後に窓付きゲートバルブ
10が配置されていると、薄膜窓21を交換する際、薄
膜窓21の近傍の空間のみ大気圧にできる。また薄膜窓
21を交換する際、SR光が薄膜窓21の所定の位置を
通過するように薄膜窓21及び照明光学系4bを調節し
ておく必要があるが、薄膜窓21の前後に石英窓付きゲ
ートバルブ10が配置されているので、該バルブ10が
閉の状態でSR光の可視光領域を用いて光軸出しを行
い、SR光が薄膜窓21の所定の位置を通過するように
薄膜窓21及び照明光学系4bを調節できる。
【0039】マスク5は、石英基板上にモリブデン(M
o)とケイ素(Si)を夫々2.7nm、4nmの厚さ
で交互に60層重ねた多層膜が形成され、その最上層に
所定の構造を有する厚さ100nmの金(Au)の吸収
体パターンが配置されている。このマスク配置空間には
圧力センサ13aが設置されていて、Heガス雰囲気が
満たされており、常に100Torrの圧力になるよう
に管理されている。また上記マスクパターンの設けられ
た面と#1の差動排気機構1の壁面との間隙は0.5m
mである。
【0040】結像光学系6a及び6bは、マスク5と同
様に直入射近傍で最大の反射率を与える波長が13nm
近傍の軟X線となるように一層当りの膜厚を調節したM
oとSiを交互に60層重ねた多層膜を蒸着している反
射光学系のものが用いられ、前記照明光学系4a及び4
bと同様に、裏面より冷媒流路を有する反射鏡保持器
(図示せず)に固定されており、本実施例では凸面構成
(6a)及び凹面構成(6b)の組み合わせでマスクパ
ターンの縮小投影ができるようになっている。尚この結
像光学系配置空間には上述の排気系9bが設けられ、上
記差動排気機構1及び薄膜窓21の構成による雰囲気圧
の分離機構の構成も手伝って、10-8Torrの真空度
に保たれている。
【0041】ウェハ7は、シリコンウェハで構成される
ものが用いられ、その結像面側には縮小投影されて進入
してくるSR光に感光するSAL601(シップレイ社
製)のレジストがスピンコートされている。このウェハ
配置空間にも圧力センサ13aが設置されていて、He
ガス雰囲気が満たされており、同様に常に100Tor
rの圧力になるように管理されている。また上記レジス
ト塗布側の面と#6の差動排気機構1の壁面との間隙は
0.5mmである。
【0042】同期走査機構8は、露光領域を広げるため
に輪帯照明領域に対するマスク5及びウェハ7の高精度
な同期走査を行うマスク駆動装置8a及びウェハ駆動装
置8bの他、制御系8cを有する装置構成であり、これ
によりマスク5とウェハ7は同一方向に移動するが、前
記結像光学系6a及び6bによる縮小投影分、マスク5
の移動量に対してウェハ7の移動量は小さくなる。即ち
マスクとウェハは縮小率に応じた速度比で移動する。
【0043】またウェハ面に到達する露光々の強度はウ
ェハの移動速度に依存する。マスク配置空間およびウェ
ハ配置空間の雰囲気圧力は圧力センサ13a、13bで
モニタされている。雰囲気圧力が変動すると、He雰囲
気中の0.5mmの光路長における露光々の減衰率が変
化するため、ウェハ面に到達する露光々の強度が変動す
る。圧力センサ13a、13bは同期走査制御系8cと
連係しており、雰囲気圧力の変動に応じてマスク駆動装
置8a及びウェハ駆動装置8bの移動速度を変化させ
て、複数枚のウェハ間、一枚のウェハに形成される複数
のチップ間におけるウェハ面に到達する露光々の強度が
常に同じになるように制御する。さらに同期走査制御系
8cとビームモニタ11を連係し、露光々の強度に応じ
てマスクとウェハの移動速度を変えることもできる。こ
こでビームモニタ11の位置はウェハのできるだけ近い
ものが望ましい。
【0044】上記本実施例構成で、照明光学系4から入
射されてきたSR光は、§11の薄膜窓21を透過し
て、#3〜#1の差動排気機構1の壁面に夫々設けられ
た開口部を通り、更に薄膜フィルタ21を透過して、マ
スク5のパターン形成面に照射される。そしてマスクパ
ターンに応じてコントラストの異なる状態で反射された
上記放射光は、更に同じく#1〜#3の差動排気機構1
の壁面の開口部を通過し、§12の薄膜窓21を透過し
て前記結像光学系6aに至る。放射光はその凸反射鏡面
で反射され、向かい側の結像光学系6bの凹反射鏡面に
至り、その間に上記マスクパターンが縮小投影された状
態になって該凹反射鏡面から反射される。その後該放射
光は、§13の薄膜窓21を透過し、#6〜#4の差動
排気機構1の壁面開口部を通過して、ウェハ7のレジス
ト塗布面に照射され、前記マスクパターンを結像せしめ
る。この照射によってウェハ7に到達する露光々は波長
13nm近傍のX線である。また以上の照射の最中に同
期走査機構8は、マスク5とウェハ7を上述のように同
期走査させて、その露光量域を広げるようにこれらを移
動せしめる。
【0045】また上述の差動排気機構1の各空間は、夫
々の差動排気により、#1と#4が1Torr、#2と
#5が0.01Torr、#3と#6が10-5Torr
の真空度になるよう制御され、それらの作用と前記排気
系9bによって結像光学系配置空間は前述のように10
-8Torrの真空度に調整されている。
【0046】本実施例構成による特有な作用効果は、マ
スク5及びウェハ7の各配置空間がHe雰囲気で満たさ
れ、且つ100Torrに制御された状態であるので、
これらマスク5及びウェハ7の温度上昇も起こらず、高
い露光精度が実現できると共に、同期走査機構8による
マスク5及びウェハ7の同期走査も高精度に実施でき
る。またマスク配置空間及びウェハ配置空間におけるH
e雰囲気圧力100Torrで0.5mm光路長におけ
る13nmの露光々の減衰は20%未満と少なかった。
更に§11〜§13の各薄膜窓21の厚さは、上記#1
〜#6の差動排気機構1の差動排気により殆ど差圧がか
からないので、上述のように100nmと極めて薄くで
き、露光々の減衰が更に小さくでき、結果的に露光強度
が大きくなるので、露光スループットが稼げることとな
った。加えて結像光学系配置空間の真空度が10-8To
rr台に保たれ、且つ#2と#3の薄膜窓21によりマ
スク配置空間やウェハ配置空間と分離されているので、
レジスト等の分解物による該光学系の汚染がない。また
ビームモニタ11aでSR光の位置を確認し、所定の位
置にSR光が来るように照明光学系4bを調節している
ので、SR光発光点の位置の変動による下流の光学系へ
のSR光の位置が変わらず、照度の変化はない。薄膜窓
21の前後にビームモニタ11b、11c、11dを設
け、薄膜窓前後の光強度差の経時変化を調べているの
で、薄膜窓の汚れや破損を確認でき、薄膜窓の交換時期
を正確に知ることができる。薄膜窓21の前後に窓付き
ゲートバルブ10が配置されているので、薄膜窓21を
交換する際、該薄膜窓21の近傍の空間のみ大気圧にで
きる。薄膜窓21を交換する際、SR光が薄膜窓21の
所定の位置を通過するように薄膜窓21及び照明光学系
4bを調節するために、該バルブ10が閉の状態でSR
光の可視光領域を用いて光軸出しを行い、SR光が薄膜
窓21の所定の位置を通過するように薄膜窓21及び照
明光学系4bを調節できる。また圧力センサ13a、1
3bを同期走査制御系8cと連係して設けることによ
り、雰囲気圧力の変動に応じてマスク駆動装置8a及び
ウェハ駆動装置8bの移動速度を変化させて、ウェハ
毎、露光フィールド毎におけるウェハ面に到達する露光
々の強度が常に同じになるように制御できる。
【0047】尚、二つの実施例では、光源としてSR光
の場合を説明したが、レーザプラズマや固体レーザを光
源として用いた場合でも同様な効果が得られるのは言う
までもない。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る極紫外線縮小投影露光装置
によれば、露光精度、露光スループットが向上し、また
マスク、試料、薄膜窓の交換に伴う露光作業効率の低下
も来すことがなくなることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SR光縮小投影用の露光装置である本願第5発
明に係る実施例構成を示す装置概要図である。
【図2】SR光縮小投影用の露光装置である本願第6乃
至第9発明に係る実施例構成を示す装置概要図である。
【図3】従来の極紫外線縮小投影露光装置構成を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 差動排気機構 2、21 薄膜窓 3 チャンバ 4 照明光学系 5 マスク 6a、6b 結像光学系 7 ウェハ 8 同期走査機構 9a、9b 排気系 10 窓付きゲートバルブ 11a、11b ビームモニタ 11c、11d 〃 12 連係制御系 13a、13b 圧力センサ 22 薄膜フィルタ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、差動排気機構又は薄膜窓の少なくとも一
    つを設けてこれらの空間の間を分離したことを特徴とす
    る極紫外線縮小投影露光装置。
  2. 【請求項2】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、差動排気機構又は薄膜窓の少なくとも一
    つを設けてこれらの空間の間を分離すると共に、更に光
    路途中にビームモニタを設け、該ビームモニタと前記照
    明光学系とを連係制御することを特徴とする極紫外線縮
    小投影露光装置。
  3. 【請求項3】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、少なくとも薄膜窓を設けてこれらの空間
    の間を分離すると共に、該薄膜窓の前後に少なくとも一
    対のビームモニタを設けることを特徴とする極紫外線縮
    小投影露光装置。
  4. 【請求項4】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、少なくとも薄膜窓を設けてこれらの空間
    の間を分離すると共に、該薄膜窓の前後に窓付きゲート
    バルブを設けることを特徴とする極紫外線縮小投影露光
    装置。
  5. 【請求項5】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、差動排気機構又は薄膜窓の少なくとも一
    つを設けて、これらの空間の間を分離すると共に、露光
    領域を広げるために輪帯照明領域に対するマスクと前記
    試料の同期走査機構が設けられたことを特徴とする極紫
    外線縮小投影露光装置。
  6. 【請求項6】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、差動排気機構又は薄膜窓の少なくとも一
    つを設けてこれらの空間の間を分離し、且つ露光領域を
    広げるために輪帯照明領域に対するマスクと前記試料の
    同期走査機構を設けると共に、マスク配置空間及び/又
    は試料配置空間に圧力センサ設けて該圧力センサと前記
    同期走査機構とを連係制御することを特徴とする極紫外
    線縮小投影露光装置。
  7. 【請求項7】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、差動排気機構又は薄膜窓の少なくとも一
    つを設けてこれらの空間の間を分離し、且つ露光領域を
    広げるために輪帯照明領域に対するマスクと前記試料の
    同期走査機構を設けると共に、更に光路途中にビームモ
    ニタを設け、該ビームモニタと前記照明光学系とを連係
    制御することを特徴とする極紫外線縮小投影露光装置。
  8. 【請求項8】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、少なくとも薄膜窓を設けてこれらの空間
    の間を分離し、且つ露光領域を広げるために輪帯照明領
    域に対するマスクと前記試料の同期走査機構を設けると
    共に、該薄膜窓の前後に少なくとも一対のビームモニタ
    を設けることを特徴とする極紫外線縮小投影露光装置。
  9. 【請求項9】 露光々に極紫外線の用いられる照明光学
    系が配置される空間と露光パターンの描かれたマスクが
    配置される空間との間、上記露光パターンを縮小投影し
    ながら結像せしめる結像光学系が配置される空間と該マ
    スク配置空間との間、縮小投影による上記パターンの結
    像面を有する試料が配置される空間と該結像光学系配置
    空間との間に、少なくとも薄膜窓を設けてこれらの空間
    の間を分離し、且つ露光領域を広げるために輪帯照明領
    域に対するマスクと前記試料の同期走査機構を設けると
    共に、該薄膜窓の前後に窓付きゲートバルブを設けるこ
    とを特徴とする極紫外線縮小投影露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項第1項乃至第9項記載の極紫外
    線縮小投影露光装置において、マスク配置空間と試料配
    置空間とを同一空間にしたことを特徴とする請求項第1
    項乃至第9項記載の極紫外線縮小投影露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項第1項乃至第10項記載の極紫
    外線縮小投影露光装置において、照明光学系配置空間と
    結像光学系配置空間とを同一空間にしたことを特徴とす
    る請求項第1項乃至第10項記載の極紫外線縮小投影露
    光装置。
  12. 【請求項12】 請求項第1項乃至第11項記載の極紫
    外線縮小投影露光装置において、マスク配置空間及び/
    又は試料配置空間を、大気圧または減圧雰囲気としたこ
    とを特徴とする請求項第1項乃至第11項記載の極紫外
    線縮小投影露光装置。
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