JPH06151281A - X線露光装置 - Google Patents

X線露光装置

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JPH06151281A
JPH06151281A JP4295457A JP29545792A JPH06151281A JP H06151281 A JPH06151281 A JP H06151281A JP 4295457 A JP4295457 A JP 4295457A JP 29545792 A JP29545792 A JP 29545792A JP H06151281 A JPH06151281 A JP H06151281A
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ray
rays
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】X線露光装置の光学素子表面への炭素析出を防
ぎ、該装置のスループットおよび解像力を向上させる。 【構成】所望のパターンが形成されたマスク2および光
学素子12からなり、該マスクにX線6を照射して前記
パターンをウエハ5上に投影するX線光学系と、該X線
光学系を真空空間中に保持する真空容器7とを有するX
線露光装置において、光学素子およびマスクの表面の少
なくとも1つの面に対し、その面への炭素の析出を防止
する手段1を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線リソグラフィー等
に使用するX線露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路素子の微細化に伴
い、光の回折限界によって制限される光学系の解像力を
向上させるために、従来の紫外線に代わりこれより波長
の短い軟X線(以下、単にX線と略す)を用いた投影リ
ソグラフィー(X線リソグラフィー)技術が開発されて
いる。この技術に使用されるX線露光装置は、X線源、
所望のパターンが形成されたマスク、前記X線源から出
射したX線をマスクに照射するための照明光学系、マス
クを反射または透過したX線をウエハ上に照射するため
の結像光学系(縮小投影光学系)、ウエハを支持するウ
エハステージ、およびこれら各構成要素を収納してX線
の光路を真空中に維持する真空容器によって構成されて
いた。
【0003】X線源としては、放射光(Synchrotron Ra
diation )またはレーザープラズマX線源が使用され
る。照明光学系は、斜入射ミラー、多層膜ミラー、分光
フィルタ等の光学素子によって構成され、前記X線源を
出射したX線から所望の波長を有するX線を取り出して
前記マスク上に照射する。マスクには、透過型マスクと
反射型マスクがあり、透過型マスクはX線をよく透過す
る物質からなる薄いメンブレン(SiN )とこのメンブレ
ン上に形成されたX線を吸収する物質(例えば、Au)と
で所望のパターンが形成されている。これに対して反射
型マスクは、X線を反射する多層膜とこの膜上に形成さ
れた反射率の低い部分とで所望のパターンが形成されて
いる。前記照明光学系によってマスク上に照射されたX
線は、透過型マスクの場合は該マスクを透過した後、ま
た反射型マスクの場合は該マスクを反射した後、複数の
多層膜ミラー等で構成された縮小投影光学系に入射す
る。そして、この縮小投影光学系によって前記X線がウ
エハ上に照射されることで、前記マスクに形成されたパ
ターンがウエハ上に結像する。これにより、ウエハ表面
に塗布されたフォトレジストに前記マスクのパターンが
縮小されて転写される。
【0004】ところで、X線は大気中ではこの大気中の
成分(特に窒素)によって吸収されて減衰するため、そ
の光路は全て所定の真空度に保つ必要がある。X線露光
装置におけるX線源からウエハまでの距離は通常数m程
度となるため、この間をX線が吸収されずに進行するた
めには真空容器内を10-4Torr程度の真空度に維持する必
要がある。そのため、X線露光装置では真空ポンプ等の
排気手段を用いて、前記真空容器内が所望の真空度(約
10-4Torr)以上となるようにこの容器内を排気してい
た。ただし、ウエハに塗布されたレジストからはガスが
放出されるため、このガスの圧力の影響により10-10Tor
r 程度の高真空に維持することは困難であった。そこ
で、放射光のような高真空(圧力10-10Torr 程度)を要
するX線源を用いた際は、例えば、X線源部とウエハが
設置される縮小投影光学系の周囲との間に差動排気系や
真空分離フィルタ等を設け、これによりX線源部とは別
に、縮小投影光学系周囲の真空度を適切な値(例えば、
10-6〜10-7Torr)に設定していた。また、レーザプラズ
マX線源のような高真空を必要としないX線源を用いた
際は、X線源部を含めた真空容器内全体の真空度を10-4
Torr程度に設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
X線露光装置においては、ウエハが設置される部分の真
空度は、放射光の場合は10-6〜10-7Torr、レーザプラズ
マX線源の場合は10-4Torr程度に設定されていた。しか
し、この程度の真空度においてもウエハ上に塗布された
レジストからはガスが放出されていた。このガスの主成
分はレジストの溶媒である有機化合物であり、この有機
化合物が露光装置の光学素子やマスクの表面に付着(吸
着)してこの付着部分にX線が照射されると、X線のエ
ネルギーによって前記有機化合物が分解して炭素が析出
されていた。そのため、露光を行うと前記照明光学系や
縮小投影光学系を構成する多層膜ミラーやマスク等の光
学素子およびマスクの表面に炭素が析出するという現象
が生じていた。
【0006】多層膜ミラーの表面に炭素が析出すると、
該ミラーの反射率が低下してしまう。反射率の低下の度
合いは析出した炭素の膜厚に依存するため、露光により
X線が照射される度にミラー表面に析出される炭素の量
(膜厚)は増加し、それとともに反射率は徐々に低下し
ていく。その結果、ウエハに到達するX線の強度が低下
するようになり、露光に必要なX線強度を得るために露
光時間を長くする必要が生じる。そのため、X線線露光
装置の効率(スループット)が低下するという問題が生
じていた。また、露光の度にレジストに照射されるX線
のドーズ量(単位面積当たりのX線の強度)が変化して
しまうため、レジスト上に露光されたマスクのパターン
の再現性が低下するという問題もあった。
【0007】透過型マスクに炭素が析出するとメンブレ
ン部分の透過率が低下する。また、反射型マスクに炭素
が析出するとX線を反射すべき部分の反射率が低下す
る。いずれの場合においても、マスクを経た後ウエハに
到達するX線の強度は低下するため、該マスクのパター
ンのコントラストが悪化するという問題が生じる。この
ことは、レジストに転写されるパターンの像を著しく劣
化させる原因となる。
【0008】これらの問題を解決する方法として、露光
中に10-3Torr程度の酸素(O2 )ガスを前記光学素子に
吹き付ける方法が提案された(J.Vac.Sci.Technol.B9,1
991,p3193 )。この方法によると、炭素の析出量を従来
の10分の1程度に抑えることができるが、露光中にこの
ような高い圧力の酸素ガスを真空容器内に導入すると、
このガスによって吸収されるX線の割合が大きくなる。
そのため、この方法を用いてもウエハに到達するX線の
強度が低下してしまい、露光装置のスループットの大幅
な低下を招いてしまう。露光中は酸素ガスの導入を止
め、露光をしていない時に酸素ガスを吹き付けることも
考えられるが、既に光学素子の表面に析出した炭素に酸
素ガスを吹き付けてもこの炭素を取り除くことはできな
かった。
【0009】本発明は、このような問題を解決すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、請求
項1記載の発明(以下、第1発明という)では、所望の
パターンが形成されたマスクおよび光学素子からなり、
該マスクにX線を照射して前記パターンをウエハ上に投
影するX線光学系と、該X線光学系を真空空間中に保持
する真空容器とを有するX線露光装置において、前記光
学素子およびマスクの表面の少なくとも1つの面に酸素
のイオンビームを照射する手段を設けた。
【0011】また、請求項2記載の発明(以下、第2発
明という)では、所望のパターンが形成されたマスクお
よび光学素子からなり、該マスクにX線を照射して前記
パターンをウエハ上に投影するX線光学系と、該X線光
学系を真空空間中に保持する真空容器とを有するX線露
光装置において、前記光学素子およびマスクの表面の少
なくとも1つの面にオゾンを照射する手段を設けた。
【0012】さらに、請求項3記載の発明(以下、第3
発明という)では、所望のパターンが形成されたマスク
および光学素子を有し該マスクにX線を照射して前記パ
ターンをウエハ上に投影するX線光学系と、該X線光学
系を真空空間中に保持する真空容器からなるX線露光装
置において、前記X線光学系を構成する少なくとも一つ
の光学素子表面およびマスク表面を加熱する加熱手段を
設けた。
【0013】さらにまた、請求項4記載の発明(以下、
第4発明という)では、所望のパターンが形成されたマ
スクおよび光学素子からなり、該マスクにX線を照射し
て前記パターンをウエハ上に投影するX線光学系と、該
X線光学系を真空空間中に保持する真空容器とを有する
X線露光装置において、前記光学素子およびマスクの表
面の少なくとも1つの面に炭素を付着し難くする処理を
施すようにした。
【0014】
【作用】光学素子やマスクの表面に付着(吸着)した有
機化合物は照射されたX線のエネルギーによって分解さ
れ、これにより原子状の炭素が析出する。この原子状の
炭素は、酸素と反応するとCO等の炭酸ガスとなって気
化するので、前記素子表面から除去される。しかし、酸
素ガス(O2 )は比較的安定しているため炭素と反応し
難く、炭酸ガスを形成させるには大量に供給する必要が
あった。また、既に析出してしまった炭素とは反応しな
いので、露光中に真空容器内に導入しなければ炭素の付
着を防止できない。
【0015】これに対し、前記第1および第2発明で用
いる酸素イオンビーム(O+ )や酸素のラジカルの一種
であるオゾンガス(O3 )は、非常に活性で炭素との反
応性が高く、既に析出した炭素を除去することも可能で
ある。そのため、これら酸素イオンビームやオゾンガス
を光学素子やマスクの表面に照射すれば、少ない照射量
(圧力が10-5〜10-4Torr程度)で効率的に炭素の析出を
防止することが可能である。その結果、これらのビーム
およびガスを真空容器内に導入しても、X線が吸収され
ることで生じるX線強度の低下の割合を問題とならない
程度に抑えることができる。
【0016】ところで、物体表面への分子の吸着の凝縮
係数あるいは付着確率は、一般に、温度が高いほど低く
なる。物体表面に付着(吸着)した分子の平均滞在時間
τは、物体表面の温度をT、表面から脱離するための活
性化エネルギーをEd、ボルツマン定数をkとすると、下
式のように表すことができる。
【0017】
【数1】
【0018】従って、物体表面の温度Tが高いほど、付
着した分子の平均滞在時間τは小さくなり、この分子は
短い時間で表面から蒸発してしまう。そこで、前記第3
発明においては、光学素子やマスクの表面を予め加熱し
ておくことで、レジストから放出されたガスの主成分で
ある有機化合物の付着を防止するようにした。これによ
り、光学素子やマスク表面への化合物の付着を大幅に低
減でき、炭素の析出も防ぐことができる。この場合、光
学素子やマスクの加熱温度が高いほど、有機化合物の付
着防止効果も高くなるが、実施に際しては光学素子やマ
スクの耐熱性を考慮してその温度を設定する。例えば、
窒化珪素(SiN )等のメンブレンとこの上に成膜したタ
ンタル(Ta)やタングステン(W )等の高融点金属のX
線吸収体とで透過型マスクのパターンを形成した場合、
このマスクは1000℃近くまで加熱することが可能であ
る。多層膜を使用した反射型マスクや多層膜ミラーで
は、多層膜を構成する材料によって耐熱温度が異なる。
比較的耐熱性の低いMoとSiの組み合わせの多層膜を用い
た場合、加熱温度は200 ℃程度に制限されるが、MoとC
を組み合わせた多層膜を用いた場合には500 ℃程度まで
加熱することができる。
【0019】前記第4発明では、光学素子やマスクの表
面に光学素子の表面自由エネルギーを低くするような表
面処理を施しているため、炭素の析出を防止することが
できる。例えば、光学素子やマスクの表面にフッ素系プ
ラスチックの薄い被膜を形成すると、素子やマスクの表
面自由エネルギーが低くなり他の物質が付着し難くな
る。その結果、有機化合物の付着あるいはこの化合物が
分解して生成された炭素の付着を防止することができ
る。前記フッ素系プラスチックとしては、例えば、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリクロルトリフルオロエチ
レン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、テフ
ロン(テトラフルオルエチレンとフェキサフルオルプロ
ピレンとの共重合体)などを使用できる。これらフッ素
系プラスチックは、真空蒸着により形成することができ
る。フッ素系プラスチックの被覆の厚さは数10〜数100
Å程度でよい。
【0020】上記第1〜第4発明のいずれか1つ、また
はそのうちの幾つかを組み合わせることにより、露光装
置の光学系を構成する光学素子やマスクの表面への炭素
の析出を効果的に防止することができる。なお、このよ
うな処置は必ずしも露光装置を構成する光学系の全ての
光学素子に施す必要はない。通常は、単位面積あたりに
照射されるX線強度が特に大きい光学素子、即ち光学系
の上流側(光源に近い側)の光学素子および光束が細く
絞られて入射するミラーに対してのみに行えば、充分な
効果を得ることができる。
【0021】
【実施例1】図1は、前記第1発明の一実施例を示す概
略構成図であり、反射型マスクを用いた縮小投影型のX
線露光装置の主要部を示している。本実施例のX線露光
装置は、X線源を出射したX線から所定の波長(本実施
例では 130Å付近)のX線だけを選択する照明光学系
(図示せず)、反射型マスク2、縮小投影露光系(結像
光学系)を構成するシュバルツシルドミラー12、ウエ
ハ5を載置するためのウエハステージ(図示せず)およ
びこれら各構成要件を収納する真空容器7とで構成され
ている。真空容器7には、X線の経路を所定の真空度に
維持するためにイオンポンプ等の排気手段(図示せず)
が設けられている。
【0022】前記縮小投影光学系として用いたシュバル
ツシルドミラー12は、鏡筒9とその内部に設置された
凸面鏡4と凹面鏡3の2枚のミラーとで構成されてい
る。これら各ミラーの反射面には、それぞれ多層膜が凸
面状または凹面状に形成されている。凸面鏡4と凹面鏡
3で使用した多層膜および反射型マスク2の反射部とし
て設けた多層膜には、Mo/Siの組み合わせの多層膜を用
いた。
【0023】このような構成のX線露光装置において、
X線源から出射したX線6は、照明光学系を通ることで
130 Å付近の波長が選択されて反射型マスク2に入射す
る。マスク2で反射した光線6は、シュバルツシルドミ
ラー12を構成する凸面鏡4と凹面鏡3でそれぞれ1回
ずつ反射した後、PMMAレジストを塗布したウエハ5
上にマスク2に形成されたパターンの縮小像を結像させ
る。なお、シュバルツシルドミラー12を通過するX線
6が凸面鏡4に遮られないように、このシュバルツシル
ドミラー12はX線6の入射方向に対して少し傾いた状
態で配置してある。
【0024】本実施例のX線露光装置は、また、その光
学系を構成する光学素子の一部である反射型マスク2と
シュバルツシルドミラー12の凸面鏡4に酸素イオンビ
ーム61を照射できるように構成してある。そして、そ
のための手段として、イオン源1、流量計8、ガス供給
管13およびガス供給源14とを備えている。イオン源
1aは、反射型マスク2の表面部にイオンビームを照射
するもので、真空容器7内部の密閉状態を維持できるよ
うに容器7の壁面にフランジを介して設置されている。
イオン源1bは、凸面鏡4の表面部にイオンビームを照
射するもので、シュバルツシルドミラー12の鏡筒9に
設けられた開口9aに取り付けられている。なお、両イ
オン源1a、1bの設置に際しては、X線6を遮ること
がないようにその取付位置を適宜設定しておく。イオン
源1としては、イオンビームを得る際に一般的に用いら
れるカウフマン型のイオン銃を用いたが、ECR 型等の他
のイオン銃を使用してもよい。これらのイオン銃は、気
体(本実施例においては酸素ガス)をイオン化してこの
イオンを電場、磁場等により加速することで、所望の方
向にビーム状のイオンを照射できるように構成されてい
る。各イオン源1a、1bには、ガス供給源14から供
給された酸素ガス(O2 )が、ガス供給管13を通って
それぞれ流量計8a、8bを介して導入される。イオン
源1a、1bから出射する酸素イオンビーム(O+ )6
1の量はイオン源に導入されるガス圧力によって決まる
ので、流量計8を制御することで所定量の酸素イオンビ
ーム61が反射型マスク2や凸面鏡4に照射される。ま
た、酸素イオンビーム61の加速電圧は、前記カウフマ
ン型イオン銃に設けられたイオンを引き出すための(グ
リッド)電極に与える電圧を制御することで調整でき
る。この加速電圧は、照射したイオンが光学素子やマス
クに影響を与えない程度(数100eV 以下、好ましくは数
10eV以下)に設定することが望ましい。なお、本実施例
では凹面鏡3にはイオンビームを照射していない。この
理由は、凹面鏡3に入射するX線6は既に多層膜で2回
(反射型マスク2と凸面鏡4)反射してある程度減衰し
ているため強度が低下していること、および凹面鏡3が
X線6の光束が広がる部分に設置されているため単位面
積当たりのX線強度が低いこと、により炭素の析出が他
の光学素子(反射型マスク2と凸面鏡4等)に比べてそ
れ程顕著でないことによる。
【0025】本実施例のX線露光装置において、各イオ
ン源1a、1bに流量計8a、8bを介して2sccmの酸
素ガスを導入し、前記イオン源1の駆動電源によって50
0 V、10mAの酸素イオンビーム61を引き出して、それ
ぞれ反射型マスク2および凸面鏡4の表面に酸素イオン
ビーム61を照射した。これにより、真空容器7内には
前記酸素イオンとイオン化しなかった酸素ガスが導入さ
れた。この時の真空容器7内の圧力は、約5×10-5Torr
であった。
【0026】このような環境の下で、レジストを塗布し
たウエハ5を前記ウエハステージに載置してX線による
露光を行い、ウエハ5(レジスト)に到達したX線のド
ーズ量(単位面積当たりのX線強度)を測定した。その
結果、酸素イオンビームを照射しないで2×10-6Torrの
圧力の真空中で露光した場合と同じ露光時間で、露光に
必要な適正なドーズ量が得られ、酸素イオンおよびイオ
ン化しなかった酸素によるX線の吸収は無視できる程度
に小さかった。
【0027】また、反射型マスク2と凸面鏡4に酸素イ
オンビーム61を常時照射しながら、X線によるレジス
トへの露光を1000回行ったところ、最後まで同じ露光時
間で適正なX線のドーズ量が得られ、レジストに到達す
るX線の強度の減少は認められなかった。比較のため
に、酸素イオンビームを照射せずにレジストの露光を行
ったところ、十数回の露光を行うと同じ露光時間では適
正なドーズ量が得られなくなった。そして、50回露光し
た後では適正なドーズ量を得るために露光時間を露光開
始時の2倍程度にまで延ばす必要が生じた。また、露光
されたパターンの解像力も低下した。この状態で、X線
は照射せずに、イオン源1により酸素イオンビーム61
だけを反射型マスク2と凸面鏡4に10分間照射した。そ
して、再びX線を照射してレジストの露光を行ったとこ
ろ、最初の露光時間で適正なドーズ量が得られるように
なった。また、レジストの解像力も始めの状態まで回復
した。この結果から、酸素イオンビームの照射によっ
て、光学素子(反射型マスク2および凸面鏡4)の表面
に析出した炭素が除去されて元の状態に回復したことが
分かる。
【0028】
【実施例2】図2は、前記第1発明の他の実施例を示す
概略構成図であり、透過型マスクを用いた縮小投影型の
X線露光装置の主要部を示している。図2において、図
1と同一機能を有する構成要件については同一符号を付
してその説明を適宜省略する。
【0029】本実施例のX線露光装置は、実施例1のX
線露光装置における反射型マスクの代わりに透過型マス
クを用いた構成となっている。透過型マスク22を透過
した光線6は、シュバルツシルドミラー12を構成する
凸面鏡4と凹面鏡3でそれぞれ1回ずつ反射した後、P
MMAレジストを塗布したウエハ5上にマスク22に形
成されたパターンの縮小像を結像させる。
【0030】本実施例のX線露光装置では、透過型マス
ク22とシュバルツシルドミラー12の凸面鏡4に酸素
イオンビーム62を照射できるように構成してある。そ
して、そのための手段として、イオン源1、流量計8、
ガス供給管13およびガス供給源14とを備えている。
イオン源1aは、透過型マスク22の表面部にイオンビ
ームを照射するもので、真空容器7内部の密閉状態を維
持できるように容器7の壁面にフランジを介して設置さ
れている。イオン源1bは、凸面鏡4の表面部にイオン
ビームを照射するもので、シュバルツシルドミラー12
の鏡筒9に設けられた開口9aに取り付けられている。
なお、両イオン源1a、1bの設置に際しては、X線6
を遮ることがないようにその取付位置を適宜設定してお
く。また、本実施例においても実施例1と同様の理由に
より、凹面鏡3にはイオンビームを照射していない。
【0031】本実施例のX線露光装置において、各イオ
ン源21a、21bに流量計8a、8bを介して2sccm
の酸素ガスを導入し、イオン源21の駆動電源によって
200V、10mAの酸素イオンビーム62を引き出して、そ
れぞれ透過型マスク22および凸面鏡4の表面に酸素イ
オンビーム62を照射した。これにより、真空容器7内
には前記酸素イオンとイオン化しなかった酸素ガスが導
入された。この時の真空容器7内の圧力は、約5×10-5
Torrであった。
【0032】このような環境の下で、レジストを塗布し
たウエハ5を前記ウエハステージに載置してX線による
露光を行い、ウエハ5(レジスト)に到達したX線のド
ーズ量(単位面積当たりのX線強度)を測定した。その
結果、酸素イオンビームを照射しないで2×10-6Torrの
圧力の真空中で露光した場合と同じ露光時間で、露光に
必要な適正なドーズ量が得られ、酸素イオンおよびイオ
ン化しなかった酸素によるX線の吸収は無視できる程度
に小さかった。
【0033】また、透過型マスク22と凸面鏡4に酸素
イオンビーム62を常時照射しながら、X線によるレジ
ストへの露光を1000回行ったところ、最後まで同じ露光
時間で適正なX線のドーズ量が得られ、レジストに到達
するX線の強度の減少は認められなかった。比較のため
に、酸素イオンビームを照射せずにレジストの露光を行
ったところ、十数回の露光を行うと同じ露光時間では適
正なドーズ量が得られなくなった。そして、50回露光し
た後では適正なドーズ量を得るために露光時間を露光開
始時の2倍程度にまで延ばす必要が生じた。また、露光
されたパターンの解像力も低下した。この状態で、X線
は照射せずに、イオン源1により酸素イオンビーム62
だけを透過型マスク22と凸面鏡4に10分間照射した。
そして、再びX線を照射してレジストの露光を行ったと
ころ、最初の露光時間で適正なドーズ量が得られるよう
になった。また、レジストの解像力も始めの状態まで回
復した。この結果から、酸素イオンビームの照射によっ
て、光学素子(透過型マスク22および凸面鏡4)の表
面に析出した炭素が除去されて元の状態に回復したこと
が分かる。
【0034】
【実施例3】図3は、前記第2発明の一実施例を示す概
略構成図である。図3において、図1と同一機能を有す
る構成要件については同一符号を付してその説明を適宜
省略する。本実施例のX線露光装置は、実施例1で用い
た酸素イオンビームの代わりにオゾンガス(O3 )を用
い、このオゾンガスを反射型マスク2とシュバルツシル
ドミラー12の凸面鏡4および凹面鏡3とに吹き付ける
ように構成したものである。そして、そのための手段と
して、オゾン発生装置10、ノズル11、流量計8、ガ
ス供給管13およびガス供給源14とを備えている。オ
ゾン発生装置10は、ガス供給源14から供給された酸
素ガスから高周波放電、直流放電または紫外線による光
解離等の方法によってオゾンガスを生成する。生成され
たオゾンガスは、ガス供給管13を通り各流量計8a、
8b、8cを介してそれぞれノズル11a、11b、1
1cから反射型マスク2、凸面鏡4および凹面鏡3に向
けて吹き付けられる。
【0035】反射型マスク2にオゾンガスを吹き付ける
第1のノズル11aは、真空容器7内部の密閉状態を維
持できるように容器7壁面にフランジ(図示せず)を介
して設置されている。また、シュバルツシルドミラー1
2の凸面鏡4および凹面鏡3にオゾンガスを吹き付ける
第2、第3のノズル11b、11cは、シュバルツシル
ドミラー12の鏡筒9に設けられた開口にそれぞれ取り
付けられている。各ノズル11から真空容器7内に導入
されるオゾンガスの圧力は、それぞれのノズル11に対
応して設けられた流量計8を調整することで制御でき
る。なお、各ノズル11の設置に際しては、X線6を遮
ることがないようにその取付位置を適宜設定しておく。
【0036】以上のような構成のX線露光装置におい
て、ノズル11a、11b、11cからそれぞれ2sccm
のオゾンガス63を反射型マスク2、シュバルツシルド
ミラー12の凸面鏡4および凹面鏡3に吹き付けた。こ
の時の真空容器7内の圧力は、約6×10-5Torrであっ
た。このような環境の下で、レジストを塗布したウエハ
5を前記ウエハステージに載置してX線による露光を行
い、ウエハ5(レジスト)に到達したX線のドーズ量
(単位面積当たりのX線強度)を測定した。その結果、
オゾンガスを吹き付けないで2×10-6Torrの圧力の真空
中で露光した場合と同じ露光時間で、露光に必要な適正
なドーズ量が得られ、オゾンガス63およびオゾン発生
装置10で解離しなかった酸素によるX線の吸収は無視
できる程度に小さかった。
【0037】また、反射型マスク2、凸面鏡4および凹
面鏡3にオゾンガス63を常時照射しながら、X線によ
るレジストへの露光を1000回行ったところ、最後まで同
じ露光時間で適正なX線のドーズ量が得られ、レジスト
に到達するX線の強度の減少は認められなかった。比較
のために、オゾンガスを吹き付けずにレジストの露光を
行ったところ、十数回の露光を行うと同じ露光時間では
適正なドーズ量が得られなくなった。そして、50回露光
した後では適正なドーズ量を得るために露光時間を露光
開始時の2倍程度にまで延ばす必要が生じた。また、露
光されたパターンの解像力も低下した。この状態で、X
線は照射せずに、オゾンガス63だけを反射型マスク
2、凸面鏡4および凹面鏡3に10分間吹き付けた。そし
て、再びX線を照射してレジストの露光を行ったとこ
ろ、最初の露光時間で適正なドーズ量が得られるように
なった。また、レジストの解像力も始めの状態まで回復
した。この結果から、オゾンガスの吹き付けることで、
光学素子(反射型マスク2、凹面鏡3および凸面鏡4)
の表面に析出した炭素が除去されて元の状態に回復した
ことが分かる。
【0038】
【実施例4】図4は、前記第3発明の一実施例を示す概
略構成図である。図4において、図1と同一機能を有す
る構成要件については同一符号を付してその説明を適宜
省略する。本実施例のX線露光装置は、前記縮小投影光
学系として用いたシュバルツシルドミラー12を構成す
る凸面鏡44と凹面鏡43に設けられた多層膜、および
反射型マスク42の反射部として設けた多層膜として、
Mo/C の組み合わせの多層膜を用いている。また、反射
型マスク42と凸面鏡44を加熱する加熱手段として、
赤外線ランプと該ランプから出射した赤外線を反射型マ
スク42または凸面鏡44に向けて反射する反射板から
なる赤外線ヒーター31を備えている。凸面鏡44を加
熱する赤外線ヒーター31bは、シュバルツシルドミラ
ー12の鏡筒9に設けられた開口9aを通して赤外線6
4が凸面鏡44の表面に照射されるように設置されてい
る。反射型マスク42と凸面鏡44には熱電対(図示せ
ず)が取り付けられてそれぞれの温度を検出することが
でき、所望の温度となるように加熱することができる。
なお、これら赤外線ヒーター31および熱電対等の設置
に際しては、X線6を遮ることがないようにその取付位
置を適宜設定しておく。また、本実施例においても実施
例1と同様の理由により、凹面鏡43を加熱する手段は
設けていない。
【0039】以上のような構成のX線露光装置におい
て、赤外線ヒーター3により反射型マスク42と凸面鏡
44とに赤外線64を照射して両者共に約 500℃となる
ように加熱しながら、X線によるレジストへの露光を10
00回行った。その結果、1000回露光した後では、適正な
露光に必要なX線のドーズ量を得るために必要な露光時
間が1回目の露光の時よりも約5%長くなったが、解像
力の変化は認められなかった。これに対して、反射型マ
スク42および凸面鏡44を加熱をしないでレジストの
露光を行ったところ、十数回の露光を行った後では1回
目と同じ露光時間では適正なドーズ量が得られなくな
り、50回露光した後では適正なドーズ量を得るために必
要な露光時間は1回目のほぼ2倍となった。また、パタ
ーンの解像力も低下した。
【0040】なお、加熱手段は赤外線ランプからなる赤
外線ヒーター31に限定されるものではなく、他の加熱
手段を用いても同様の効果を得ることができる。
【0041】
【実施例5】図5は、前記第4発明のX線露光装置に設
置される、表面に炭素を付着し難くする処理が施してあ
る光学素子またはマスクの部分的な概略断面図である。
このような光学素子またはマスクは、例えば、図1の装
置における凹面鏡3、凸面鏡4および反射型マスク2と
して用いるもので、ガラスまたはSiC 等のセラミクスか
らなる基板43と、この基板43上に形成された数10〜
数100 層の多層膜42(図では層数を省略してある)
と、多層膜42上に形成されたPTFE(ポリテトラフ
ルオロエチレン)層41とで構成されている。なお、反
射型マスクとして使用する場合は、多層膜42上にタン
タルから成る吸収体を所望のパターン形状に形成してお
き、その後多層膜42および吸収体上にPTFE層41
を形成した。この場合、前記吸収帯とPTFE層41と
の上下関係は特に限定する必要はないが、パターンを形
成する前記吸収体と多層膜42間の密着性を増すために
はPTFE層41を最上面とした方が好ましい。PTF
E層41は、フッ素系プラスチックの一種で、これを素
子またはマスク上に形成されることで該素子またはマス
クの表面自由エネルギーを低くすることができる。
【0042】これらPTFE層41が形成された光学素
子およびマスクを、X線光学系を構成するシュバルツシ
ルドミラーの凹面鏡と凸面鏡および反射型マスクとして
設置し、X線によるレジストへの露光を1000回行った。
その結果、1000回露光した後では、適正な露光に必要な
X線のドーズ量を得るために必要な露光時間が1回目の
露光の時よりも約5%長くなったが、解像力の変化は認
められなかった。これに対して、PTFE層を設けてい
ない凹面鏡、凸面鏡および反射型マスクを用いた他は同
様の条件を設定してレジストの露光を行ったところ、十
数回の露光を行った後では1回目と同じ露光時間では適
正なドーズ量が得られなくなった。そして、50回露光し
た後では適正なドーズ量を得るために必要な露光時間は
1回目のほぼ2倍となった。また、パターンの解像力も
低下した。
【0043】なお、本実施例では炭素の付着を防止する
表面処理として光学素子およびマスクの表面にPTFE
層を形成した。しかし、表面処理はこれに限定されるも
のではなく、他の有効な処理を施しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、X線露光
装置を構成する光学素子やマスク表面に炭素被膜か析出
するのを防止することができる。そのため、光学素子と
して用いる多層膜ミラーの反射率の低下やマスクのコン
トラストの低下を防ぐことが可能となる。その結果、X
線露光装置において長期間にわたる高いスループットと
高解像力を維持することが可能となる。
【0045】また、酸素イオンビームまたはオゾンを吹
き付ける場合(請求項1および2)では、炭素被膜の析
出を防止するだけでなく、既に析出した炭素被膜を除去
することも可能である。さらに、オゾンを吹き付けるよ
うに構成した場合は、露光装置における真空容器内には
細いノズルを取り付けるだけで済み、該装置を構成する
際に設計の自由度が増すという利点がある。
【0046】なお、各実施例では縮小投影光学系に2枚
の球面鏡からなるシュバルツシルドミラーを用いた場合
について説明したが、さらに球面鏡の枚数の多い光学系
または非球面鏡を用いた光学系に対しても本発明は有効
に機能するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、請求項1記載の発明の一実施例を示す概略
構成図であり、反射型マスクを用いた縮小投影型のX線
露光装置の主要部を示している。
【図2】は、請求項1記載の発明の一実施例を示す概略
構成図であり、透過型マスクを用いた縮小投影型のX線
露光装置の主要部を示している。
【図3】は、請求項2記載の発明の一実施例を示す概略
構成図であり、反射型マスクを用いた縮小投影型のX線
露光装置の主要部を示している。
【図4】は、請求項3記載の発明の一実施例を示す概略
構成図であり、反射型マスクを用いた縮小投影型のX線
露光装置の主要部を示している。
【図5】は、請求項4記載のX線露光装置に設置され
る、表面に炭素を付着し難くする処理が施してある光学
素子またはマスクの部分的な概略断面図である。
【主要部分の符号の説明】
1 イオン源 2 反射型マスク 3 凹面鏡 4 凸面鏡 5 ウエハ 6 X線 7 真空容器 8 流量計 9 鏡筒 10 オゾン発生装置 11 ノズル 12 シュバルツシルドミラー 14 ガス供給源 22 透過型マスク 31 赤外線ヒーター 51 PTFE層 52 多層膜 53 基板 61 酸素イオンビーム 63 オゾンガス 64 赤外線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のパターンが形成されたマスクおよ
    び光学素子からなり、該マスクにX線を照射して前記パ
    ターンをウエハ上に投影するX線光学系と、 該X線光学系を真空空間中に保持する真空容器とを有す
    るX線露光装置において、 前記光学素子およびマスクの表面の少なくとも1つの面
    に酸素のイオンビームを照射する手段を有することを特
    徴とするX線露光装置。
  2. 【請求項2】 所望のパターンが形成されたマスクおよ
    び光学素子からなり、該マスクにX線を照射して前記パ
    ターンをウエハ上に投影するX線光学系と、 該X線光学系を真空空間中に保持する真空容器とを有す
    るX線露光装置において、 前記光学素子およびマスクの表面の少なくとも1つの面
    にオゾンガスを吹き付ける手段を有することを特徴とす
    るX線露光装置。
  3. 【請求項3】 所望のパターンが形成されたマスクおよ
    び光学素子からなり、該マスクにX線を照射して前記パ
    ターンをウエハ上に投影するX線光学系と、 該X線光学系を真空空間中に保持する真空容器とを有す
    るX線露光装置において、 前記光学素子およびマスクの表面の少なくとも1つの面
    を加熱する加熱手段を有することを特徴とするX線露光
    装置。
  4. 【請求項4】 所望のパターンが形成されたマスクおよ
    び光学素子からなり、該マスクにX線を照射して前記パ
    ターンをウエハ上に投影するX線光学系と、 該X線光学系を真空空間中に保持する真空容器とを有す
    るX線露光装置において、 前記光学素子およびマスクの表面の少なくとも1つの面
    に炭素を付着し難くする処理が施してあることを特徴と
    するX線露光装置。
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