JP2003227898A - 多層膜反射鏡、軟x線光学機器、露光装置及びその清掃方法 - Google Patents
多層膜反射鏡、軟x線光学機器、露光装置及びその清掃方法Info
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Abstract
多層膜反射鏡、軟X線光学機器、露光装置及びその清掃
方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の多層膜反射鏡は、軟X線領域で
の屈折率と真空の屈折率との差が大きい物質からなる第
1層3と前記屈折率と真空の屈折率との差が小さい物質
からなる第2層2とを基板4上に交互に積層してなり、
多層膜の最上層上に光触媒材料で形成された保護層1を
具備する。本発明の多層膜反射鏡によれば、表面の炭素
のコンタミネーションを除去できる。
Description
られる多層膜反射鏡、軟X線光学機器、露光装置及びそ
の清掃方法に関するものである。
光の回折限界によって制限される光学系の解像力を向上
させるために、従来の紫外線に代えてこれより短い波長
(11〜14nm)のX線を使用した投影リソグラフィ
技術が開発されている(例えば、D.Tichenor, et al.,
SPIE2437(1995)292参照)。この技術は、最近ではEU
V(Extreme Ultra Violet)リソグラフィと呼ばれてお
り、従来の波長190nm程度の光線を用いた光リソグ
ラフィでは実現不可能な、70nm以下の解像力を得ら
れる技術として期待されている。
は、n=1−δ−ik(δ、k:複素数)で表わされ
る。この屈折率の虚部kはX線の吸収を表す。δ、kは
1に比べて非常に小さいため、この領域での屈折率は1
に非常に近い。したがって従来のレンズのような透過屈
折型の光学素子を使用できず、反射を利用した光学系が
使用される。反射光学系のうち、斜入射光学系の場合
は、反射面に斜め方向から入射したX線を全反射を利用
して反射させるが、全反射臨界角θc(波長10nmで
20°程度以下)よりも垂直に近い入射角度では、反射
率が非常に小さい。なお、ここで入射角度とは、入射面
の法線と入射光がなす角度を示す。
い物質を積層させ、かつ、反射面を多数(一例で数十〜
数百層)設け、それぞれの界面での反射波の位相が合う
ように光干渉理論に基づいて各層の厚さを調整した多層
膜反射鏡が使用される。界面での振幅反射率を上げるた
めに、多層膜反射鏡では、使用されるX線波長域におけ
る屈折率と、真空の屈折率(=1)の差が大きい物質
と、その差が小さい物質とを、基板上に交互に積層して
形成される。多層膜の材料としては、タングステン/炭
素、モリブデン/シリコン等の組み合わせを用いたもの
が知られており、スパッタリングや真空蒸着、CVD等
の薄膜形成技術により成膜されている。なお、多層膜反
射鏡は、垂直にX線を反射することも可能であるため、
全反射を用いた斜入射光学系よりも収差の少ない光学系
を構成することができる。
nθ=nλ(d:多層膜の周期長、θ:斜入射角度、π
/2−入射角度、λ:X線の波長)を満たす場合にX線
を強く反射する波長依存性を有するため、この式を満た
すように各因子を選択する必要がある。
ン(Si)を用いた場合、波長12.6nmのシリコン
のL吸収端の長波長側で高い反射率を示すことが知られ
ている。このため、波長13nm付近で、直入射(入射
角度が0°)で67%以上の高い反射率を有する多層膜
反射鏡を比較的容易に作製することができる。
による吸収を防ぐために真空中で使用されるのが一般的
である。また、縮小投影リソグラフィにおいて軟X線反
射鏡を用いた場合、炭素による光学素子のコンタミネー
ションが問題となっている。以下に、炭素による光学素
子のコンタミネーションの発生のメカニズムを簡単に説
明する。
化水素を含有する残留ガスが含まれていることが多い。
この炭化水素を含有する残留ガスとしては、例えば真空
排気系(真空ポンプ)に用いられるオイルに起因するも
の、装置内部の可動部分の潤滑剤に起因するもの、装置
内部で使用される部品(例えば電気ケーブルの被覆材料
など)に起因するもの等がある。
空中にフォトレジストを塗布したウェハが導入される。
ここにEUV光が照射された場合、装置内に残留してい
る溶剤が蒸発したり、レジストを構成する樹脂が分解脱
離し、このため炭化水素を含むガスが装置内に放出され
ることになる。そして、この炭化水素を含んだ残留ガス
分子は、装置内の多層膜反射鏡の表面に物理吸着する。
ス分子は、表面上で脱離と吸着とを繰り返しており、そ
のままでは厚く成長することはない。しかし、多層膜反
射鏡にEUV光が照射されると、反射鏡の基板内部で二
次電子が発生し、この二次電子が表面に吸着している炭
化水素を含有する残留ガス分子を分解して炭素が析出す
る。このように、吸着したガス分子がどんどん分解され
て析出されていくので、多層膜反射鏡の表面には炭素層
が形成され、その炭素層の厚さはEUV光の照射量に比
例して増加する(K. Boller et al., Nucl. Instr. And
Meth. 208(1983273参照)。
層が形成されると、反射鏡の反射率が低下してしまうと
いう問題がある。図2に、多層膜反射鏡の表面に炭素層
が形成されたときの反射率の影響を示すグラフを示す。
具体的には、Mo/Si多層膜反射鏡(層数45対層、周期
長6.9nm、膜厚比(=Mo層厚/周期長)1/3、最
上層はSi)に波長13.5nmのEUV光を直入射によ
り照射した時の、表面上への炭素層の形成による反射率
の変化(計算値)を示したグラフである。図2におい
て、横軸は炭素層の厚さ(nm)であり、縦軸は反射率
(%)を示す。図2に示すように、炭素層の厚さが2n
m以下では反射率は低下しないが、2nmを越えると反
射率は徐々に低下し、6nmでは反射率が6%以上低下
する。
素層の厚さが2nm以下の場合に反射率の低下が生じな
いのは、多層膜反射鏡の表面に付着した炭素層の光学定
数が、多層膜を構成する重原子層(モリブデン層)の光
学定数と近いので、炭素数が多層膜の重原子層と同様の
役割を果たしているからである。
の反射率がわずかに低下しただけでも露光装置のスルー
プットに大きな影響を与える。図3は、多層膜反射鏡の
反射率の低下によるスループットの影響を示すグラフで
ある。具体的には、実際のEUV露光装置を想定し、6
枚の照明系、1枚の反射マスク、6枚の投影系の合計1
3枚の多層膜反射鏡を用いたシステムにおいて、多層膜
反射鏡1枚あたりの反射率の低下が光学系の透過率(ス
ループット)に対してどの程度影響を及ぼすかを計算し
た結果を示す図である。図3に示すように、例えば多層
膜反射鏡1枚あたりの反射率低下が6%であると、光学
系全体の透過率は元の値の30%程度にまで低下してし
まう。
素層析出による光学素子のコンタミネーションを防止す
る方法として、使用雰囲気中に酸素又は水蒸気を導入す
る技術が開発されている(例えばM. Malinowski et a
l., Proc. SPIE 4343(2001) 347参照)。
V光照射により酸素又は水蒸気が分解されてラジカルが
生成される。生成された酸素ラジカルは光学素子の表面
に物理吸着した炭化水素を含むガス分子、及び表面に析
出した炭素層と反応して炭酸ガスが形成される。形成さ
れる炭酸ガスは気体であるため、真空ポンプにより排気
され炭素のコンタミネーションが除去される。
は酸素ラジカルによる酸化反応を利用するものであり、
表面に析出した炭素だけでなく多層膜表面も酸化してし
まう。多層膜表面を酸化すると、表面酸化による反射率
の低下が起こるという問題が生じる。
酸素又は水蒸気と同時にエタノールを導入する方法が提
案されている(H. Meiling et al, abstract of 2nd I
nternational Workshop on IUV Lithography, San Fran
cisco(2000) p.17参照)。この方法は、炭素の析出と表
面酸化による除去とのバランスを得ようとするものであ
る。原理実験においては効果が示されているが、実際の
光学系においては、多層膜反射鏡の面内にEUV光強度
の分布が存在しており、炭素層の析出速度が一定ではな
いため、全ての場所で析出速度と酸化除去速度とのバラ
ンスをとることは困難であると考えられる。本発明は、
上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、表面の炭素コンタミネーションを抑制しうる
多層膜反射鏡、軟X線光学機器、露光装置及びその清掃
方法を提供することにある。
め、本発明にかかる多層膜反射鏡は、軟X線領域での屈
折率と真空の屈折率との差が大きい物質からなる第1層
と前記屈折率と真空の屈折率との差が小さい物質からな
る第2層とを基板上に交互に積層してなる多層膜を備え
る反射鏡であって、更に、前記多層膜の最上層上に形成
された光触媒材料からなる保護層を具備することを特徴
とする。
層上に光触媒材料からなる保護層を具備しているため、
酸素ガスを含んだガス(例えば酸素、水及び過酸化水素
等)を雰囲気中に導入してEUV光照射されると、上記
光触媒材料で形成された保護層中の光触媒材料による光
触媒反応により、軟X線光学機器中で効率良く酸素ラジ
カルが生成される。また、光触媒材料からなる保護層上
に物理吸着した炭化水素分子が、光触媒反応により生成
した酸素ラジカルと反応して炭酸ガスを生成する。炭酸
ガスは気体であるため、真空ポンプにより排気されて除
去され、結果として保護層上に物理吸着した炭化水素分
子が除去され、表面の炭素のコンタミネーションが除去
されることになる。
は、照射する光のエネルギーは3eV以上であることが
好ましく、波長で表記すると400nm以下のものであ
ることが好ましい。尚、照射光源は、元々装置が備える
EUV光源を用いてもよいし、別の光源を設けてもよ
い。また、その両方を併用することも可能である。
の最上層は、軟X線領域での屈折率と真空の屈折率との
差が小さい物質(本明細書において、以下、軽原子とも
いう)からなる層であることが好ましい。光触媒材料の
光学定数は、軟X線領域での屈折率と真空の屈折率との
差が小さい物質と比較し、軟X線領域での屈折率と真空
の屈折率との差が大きい物質(本明細書において、以
下、重原子ともいう)の光学定数と近いので、多層膜の
最上層上に光触媒材料で形成された保護層が重原子層と
同様の働きをするので、多層膜の最上層を軽原子層とす
ることにより、反射率が低下しないので好ましい。
材料で形成された保護層の厚さが、軟X線領域での屈折
率と真空の屈折率との差が大きい物質からなる層の厚さ
と実質的に等しいことが好ましい。上述したように、光
触媒材料の光学定数は、軟X線領域での屈折率と真空の
屈折率との差が小さい物質と比較し、軟X線領域での屈
折率と真空の屈折率との差が大きい物質(本明細書にお
いて、以下、重原子ともいう)の光学定数と近いので、
多層膜の最上層上に光触媒材料で形成された保護層が重
原子層と同様の働きをするからである。
の多層膜反射鏡と、前記多層膜反射鏡の使用雰囲気中に
酸素を含んだ分子からなる気体を導入する手段と、を具
備することを特徴とする。上記軟X線光学機器によれ
ば、多層膜の最上層上に光触媒材料からなる保護層を具
備する多層膜反射鏡を用い、前記多層膜反射鏡の使用雰
囲気中に酸素を含んだ分子からなる気体を導入する手段
を具備しているので、触媒材料で形成された保護層中の
光触媒反応により、軟X線光学機器中で効率良く酸素ラ
ジカルが生成され、光触媒材料で形成された保護層上に
物理吸着した炭化水素分子が、光触媒反応により生成し
た酸素ラジカルと反応して炭酸ガスを生成する。炭酸ガ
スは気体であるため、真空ポンプにより排気されて除去
され、結果として保護層上に物理吸着した炭化水素分子
が除去され、多層膜反射鏡の表面の炭素のコンタミネー
ションが除去される。
させる軟X線光源と、この軟X線光源からの軟X線をマ
スクに導く照明光学系と、前記マスクからの軟X線を感
応基板に導く投影光学系と、を有し、前記マスクのパタ
ーンを感応基板へ転写する露光装置であって、前記照明
光学系、前記マスク及び/又は前記投影光学系が、軟X
線領域での屈折率と真空の屈折率との差が大きい物質か
らなる第1層と前記屈折率と真空の屈折率との差が小さ
い物質からなる第2層とを基板上に交互に積層し、多層
膜の最上層上に形成された光触媒材料からなる保護層を
具備する多層膜を装備しており、かつ前記多層膜反射鏡
の使用雰囲気中に酸素を含んだ分子からなる気体を導入
する手段を有することを特徴とする。上記露光装置によ
れば、多層膜軟X線領域での屈折率と真空の屈折率との
差が大きい物質からなる第1層と前記屈折率と真空の屈
折率との差が小さい物質からなる第2層とを基板上に交
互に積層し、多層膜の最上層上に形成された光触媒材料
からなる保護層を具備する多層膜を装備する多層膜反射
鏡を用い、かつ前記多層膜反射鏡の使用雰囲気中に酸素
を含んだ分子からなる気体を導入する手段を有している
ので、触媒材料からなる保護層中の光触媒反応により、
軟X線光学機器中で効率良く酸素ラジカルが生成され、
また、光触媒材料からなる保護層上に物理吸着した炭化
水素分子が、光触媒反応により生成した酸素ラジカルと
反応して炭酸ガスを生成する。炭酸ガスは気体であるた
め、真空ポンプにより排気されて除去され、結果として
保護層上に物理吸着した炭化水素分子が除去され、多層
膜反射鏡の表面の炭素のコンタミネーションが除去され
る。
気体が十分に装置内に供給されていれば、光触媒反応は
照射されたEUV光の強度に比例して速く進行するの
で、多層膜反射鏡上でEUV光の強度に分布があって
も、炭素層の析出速度の速い場所では速く除去され、遅
い場所ではゆっくりと除去されるので、反射鏡の全面に
渡って炭素層の析出防止及び除去が可能である。尚、露
光に用いるEUV光だけでは不足する場合は、別途光触
媒反応用の光照射手段を設けることも可能である。
光学系の少なくとも1つに、波長400nm以下の光を
照射する光源を更に設けることが好ましい。また、前記
投影光学系が複数の多層膜反射鏡からなり、感応基板に
入射する軟X線が最後に反射する多層膜反射鏡に、波長
400nm以下の光を照射する光源を設けられているこ
とが好ましい。このような光源を設けることにより、光
触媒反応が更に促進され、光触媒材料からなる保護層上
に物理吸着した炭化水素分子の除去効果がさらに高ま
る。
は、軟X線を発生させる軟X線光源と、この軟X線光源
からの軟X線を反射する多層膜反射鏡と、を備える軟X
線光学機器の清掃方法において、前記多層膜反射鏡は、
軟X線領域での屈折率と真空の屈折率との差が大きい物
質からなる第1層と前記屈折率と真空の屈折率との差が
小さい物質からなる第2層とを基板上に交互に積層し、
多層膜の最上層上に形成された光触媒材料からなる保護
層を具備し、かつ前記多層膜反射鏡の使用雰囲気中に酸
素を含んだ分子からなる気体を導入して前記多層膜反射
鏡の表面のゴミを分解することを特徴とする。
多層膜反射鏡として、軟X線領域での屈折率と真空の屈
折率との差が大きい物質からなる第1層と小さい物質か
らなる第2層とを基板上に交互に積層し、多層膜の最上
層上に光触媒材料で形成された保護層を具備する多層膜
反射鏡を用い、前記多層膜反射鏡の使用雰囲気中に酸素
を含んだ分子からなる気体を導入するので、触媒材料で
形成された保護層中の光触媒反応により、軟X線光学機
器中で効率良く酸素ラジカルが生成され、また、光触媒
材料で形成された保護層上に物理吸着した炭化水素分子
が、光触媒反応により生成した酸素ラジカルと反応して
炭酸ガスを生成する。炭酸ガスは気体であるため、真空
ポンプにより排気されて除去され、結果として保護層上
に物理吸着した炭化水素分子が除去され、多層膜反射鏡
の表面の炭素のコンタミネーションが除去されるので、
多層膜反射鏡の清掃を容易に行うことができる。
施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本
発明の実施の形態に係る多層膜反射鏡を示す概略断面図
である。なお、簡単のために多層膜の積層数を実際より
も少なく記載している。また、多層膜反射鏡は、一般に
曲率を有しているが、図2においては簡略化のために平
面鏡として記載した。
形態に係る多層膜反射鏡は、軟X線領域での屈折率と真
空の屈折率との差が大きい物質からなる第1層(重原子
層)3と前記屈折率と真空の屈折率との差が小さい物質
からなる第2層(軽原子層)2とを基板4上に交互に積
層してなる。基板4は、低熱膨張ガラスである、コーニ
ング社製ULEを用いた。基板4には、その表面粗さに
よる反射率の低下を防止するために、基板4の表面を
0.3nmRMS以下の表面粗さに研磨した。なお、基
板4としては、他にショット社製Zerodur等を用
いることができる。
いてMo/Si多層膜を成膜した。図2において、Moからな
る層3は、軟X線領域での屈折率と真空の屈折率との差
が大きい物質からなる重原子層であり、Siからなる層2
は、軟X線領域での屈折率と真空の屈折率との差が小さ
い物質からなる軽原子層である。軽原子層2の厚さは
4.6nmとし、重原子層3の厚さは2.3nmとし
た。従って、多層膜の周期長(一周期の長さ)は6.9
nmである。
3とを交互に積層して多層膜を形成した。図2に示すよ
うに、基板4上に軽原子層2を成膜し、該軽原子層2上
に重原子層3を成膜し、交互に繰り返し軽原子層2を4
6層、重原子層3を45層とし多層膜とした。46層目
の軽原子層2の上に、光触媒材料である酸化チタン(TI
O2)層からなる保護層1を形成し、多層膜反射鏡を得
た。保護層1の厚さは重原子層3の厚さと同じ厚さ
(2.3nm)とした。
酸化チタンをターゲット材料として用いスパッタリング
法により形成する方法、及びチタンをターゲットとし、
アルゴン及び酸素雰囲気中にてスパッタリング法により
形成する方法が挙げられ、いずれの方法によって保護層
1を形成してもよい。
ては、他の光触媒材料を用いてもよく、そのような光触
媒材料としては、例えばFe2O3、Cu2O、In2O3、Fe2Ti
O3、PbO、V2O5、FeTiO3、Bi2O3、Nb2O3、SrTiO3、ZrO、
BaTiO3、CaTiO3、KTiO3、SnO2及びZrO2等が挙げられ
る。
の、13.5nm近傍の波長における垂直入射反射率を
測定した。なお、比較例として、光触媒材料からなる保
護層1を具備しない多層膜反射鏡についても測定を行っ
た。図4は、入射波長と垂直入射反射率との関係を示す
グラフである。このグラフにおいて、横軸は波長を示
し、縦軸は反射率を示す。グラフから明らかなように、
本発明の実施の形態に係る多層膜反射鏡、及び比較例と
して用いた多層膜反射鏡における測定結果はほぼ同様で
あり、従って、保護層1を設けた場合であっても反射率
が低下しないことがわかる。
真空チャンバー内に設置し、EUV光により照射テスト
を実施した。なお、比較例として、光触媒材料からなる
保護層1を具備しない多層膜反射鏡を用いた。また、E
UV光源としては放射光を用いた。テストは以下のよう
に行った。波長13.5nmのEUV光を、試料上で約
1mW/mm2の強度で5時間照射した。真空チャンバ
ー内には、炭化水素を含んだガスとしてフォトレジスト
の上記を導入した。なお、このガス分圧は約1×10-8
Torrとした。
護層1を形成していない多層膜反射鏡においては、反射
率が約10%低下した。本発明の多層膜反射鏡において
は反射率の低下は認められなかった。多層膜表面をオー
ジェ電子分光法にて分析したところ、比較例として用い
た多層膜反射鏡においては炭素層の析出が認められた
が、本発明の多層膜反射鏡においては炭素層の析出は認
められなかった。
気を導入して同様のテストを行った。なお、水蒸気の分
圧は1×10-6Torrとした。照射後、比較例として
用いた、保護層1を形成していない多層膜反射鏡におい
ては、反射率が約5%低下した。本発明の多層膜反射鏡
においては反射率の低下は認められなかったが。多層膜
表面をオージェ電子分光法にて分析したところ、比較例
として用いた多層膜反射鏡においては軽分子層2の酸化
が認められたが、本発明の多層膜反射鏡においては軽分
子層2の酸化は認められなかった。
してMo/Si多層膜を用いたが、多層膜としては他の材料
からなる多層膜を用いてもよい。例えば、Mo/Be多層膜
を用いた場合、波長11nm付近で高反射率でコンタミ
ネーションに強い多層膜を得ることが可能である。この
例においては、Be層が軽原子層となる。
学機器としてのX線露光装置について図面を参照して説
明する。図5は、図1に示す多層膜反射鏡を搭載したX
線露光装置の全体構成を示す図である。このX線露光装
置は、露光用の照明光として、波長13nm近傍の軟X
線領域の光(以下、EUV光)を用いて、ステップアン
ドスキャン方式により露光動作を行う投影露光装置であ
る。
光源13が配置されている。レーザ光源13は、赤外域
から可視域の波長のレーザ光を供給する機能を有し、例
えば半導体レーザ励起によるYAGレーザやエキシマレ
ーザ等を使用する。レーザ光源13から発せられたレー
ザ光は、集光光学系15により集光され、下部に配置さ
れたレーザプラズマ光源17に達する。レーザプラズマ
光源17は、波長13nm近傍のX線を効率よく発生す
ることができる。
ズルが配置されており、キセノンガスを噴出する。噴出
されたキセノンガスはレーザプラズマ光源17において
高照度のレーザ光を受ける。キセノンガスは、高照度の
レーザ光のエネルギーにより高温になり、プラズマ状態
に励起され、低ポテンシャル状態へ遷移する際にEUV
光を放出する。EUV光は、大気に対する透過率が低い
ため、その光路はチャンバ(真空室)19により覆われ
て外気が遮断されている。なお、キセノンガスを放出す
るノズルからデブリが発生するため、チャンバ9を他の
チャンバとは別に配置する必要がある。
i多層膜をコートした回転放物面反射鏡21が配置され
ている。レーザプラズマ光源17から輻射されたX線
は、放物面反射鏡21に入射し、波長13nm付近のX
線のみが露光装置10の下方に向かって平衡に反射され
る。
0.15nmのBe(ベリリウム)からなる可視光カッ
トX線透過フィルター23が配置されている。放物面反
射鏡21で反射されたX線の内、所望の13nmのX線
のみが透過フィルター23を通過する。透過フィルター
23付近は、チャンバ25により覆われて外気を遮断し
ている。
ンバ43が設置されている。露光チャンバ43内の透過
フィルター23の下方には、照明光学系27が配置され
ている。照明光学系27は、コンデンサー系の反射鏡、
フライアイ光学系の反射鏡等で構成されており、透過フ
ィルター23から入力されたX線を円弧上に整形し、図
の左方に向かって照射する。
鏡29が配置されている。X線反射鏡29は、図の右側
の反射面29aが凹型をした円形の回転放物円ミラーで
あり、保持部材により垂直に保持されている。X線反射
鏡29は、反射面29aが高精度に加工された石英の基
板からなる。反射面29aには、波長13nmのX線の
反射率が高いMoとSiの多層膜が形成されている。なお、
波長が10〜15nmのX線を用いる場合には、Ru
(ルテニウム)、Rh(ロジウム)等の物質、Si、B
e(ベリリウム)、B4C(4ホウ化炭素)等の物質と
を組み合わせた多層膜でも良い。
曲げ反射鏡31が斜めに配置されている。光路折り曲げ
反射鏡31の上方には、反射型マスク33が、反射面が
下になるように水平に配置されている。照明光学系27
から放出されたX線は、X線反射鏡29により反射集光
された後に、光路折り曲げ反射鏡31を介して、反射型
マスク33の反射面に達する。
なる反射鏡が形成されている。この反射膜には、ウェハ
39に転写するパターンに応じたマスクパターンが形成
されている。反射型マスク33は、その上部に図示され
たマスクステージ35に固定されている。マスクステー
ジ35は、少なくともY方向に移動可能であり、光路折
り曲げ反射鏡31で反射されたX線を順次マスク33上
に照射する。
学系37、ウェハ39が配置されている。投影光学系3
7は、複数の反射鏡からなり、反射型マスク33上のパ
ターンを所定の縮小倍率(例えば1/4)に縮小し、ウ
ェハ39上に結像する。ウェハ39は、XYZ方向に移
動可能なウェハステージ41に吸着等により固定されて
いる。
介して予備排気室47(ロードロック室)が設けられて
いる。予備排気室47には真空ポンプ49が接続してお
り、真空ポンプ49の運転により予備排気室47は真空
排気される。
より反射型マスク33の反射面にEUV光を照射する。
その際、反射投影光学系37に対して反射型マスク33
及びウェハ39を投影光学系の縮小倍率により定まる所
定の速度比で相対的に同期走査する。これにより、反射
型マスク33の回路パターンの全体をウェハ39上の複
数のショット領域の各々にステップアンドスキャン方式
で転写する。なお、ウェハ39のチップは例えば25×
25mm角であり、レジスト上で0.07μmL/Sの
ICパターンが露光できる。
光学系27、マスク33及び投影光学系37のうちの少
なくとも1つとして、上述した本発明の多層膜反射鏡を
用いている。また、本発明の実施の形態にかかる露光装
置10は、多層膜反射鏡に軟X線が照射されている間、
その使用雰囲気中に酸素を含んだ分子からなる気体を導
入する手段を有している。図2に示すように、ガス室5
9に、酸素を含んだ分子からなる気体が充填されてお
り、かかる気体は流量制御メーター57及びゲートバル
ブ55を介して露光チャンバ43内に導入される。
ランプ61が複数設けられており、複数のランプ61か
らは可視光、紫外光、軟X線などの波長が400nm以
下の光が照射されるようになっており、各多層膜反射鏡
の反射面に、可視光、紫外光、軟X線などが照射される
ようになされている。可視光、紫外光、軟X線が多層膜
反射鏡に照射されることにより、光触媒反応が更に促進
され、光触媒材料からなる保護層上に物理吸着した炭化
水素分子の除去効果が更に高まる。
なり、感応基板に最も近い多層膜反射鏡に、可視光、紫
外光、軟X線などの波長が400nm以下の光が照射さ
れるようになっている。図6に、投影光学系37を拡大
した図を示す。図6に示す投影光学系37は6枚の多層
膜反射鏡62、63、64、65、66、67からな
る。マスク33から反射されたEUV光は、順次、多層
膜反射鏡62、63、64、65、66、67で反射さ
れ、ウエハ39に到達し、ウエハ39にマスクパターン
が形成される。図6の投影光学系においては、ウエハ3
9に最も近い、すなわち最後にEUV光を反射する多層
膜反射鏡67の近くにランプ61が設けられ、多層膜反
射鏡67に可視光、紫外光、軟X線などの波長が400
nm以下の光が照射されるようになっている。多層膜反
射鏡67は反射面がウェハに対向しており、照射される
EUV光の強度が一番低く、EUVだけではコンタミが
除去されにくいので、ランプ61が設けられている。な
お、ランプ61の照射光はウェハ39に到達しないよう
に配置する。
に酸素、水蒸気又は過酸化水素の上記を1×10-6To
rrの分圧で導入した。保護層1を具備していない多層
膜反射鏡を用いた場合、100時間の露光を行った後、
多層膜表面が酸化されて反射率が低下してしまうため、
ウェハへ到達する光量は、初期値の約半分に低下した。
これに対し、本発明の多層膜反射鏡を用いた場合、10
0時間の露光を行った後においてもウェハへ到達する光
量の低下は認められなかった。
射鏡によれば、多層膜の最上層上に光触媒材料で形成さ
れた保護層を具備しているため、酸素ガスを含んだガス
(例えば酸素、水及び過酸化水素等)を雰囲気中に導入
してEUV光照射されると、上記光触媒材料で形成され
た保護層中の光触媒材料による光触媒反応により、軟X
線光学機器中で効率良く酸素ラジカルが生成される。ま
た、光触媒材料で形成された保護層上に物理吸着した炭
化水素分子が、光触媒反応により生成した酸素ラジカル
と反応して炭酸ガスを生成する。炭酸ガスは気体である
ため、真空ポンプにより排気されて除去され、結果とし
て保護層上に物理吸着した炭化水素分子が除去され、表
面の炭素のコンタミネーションが除去されることにな
る。
れる多層膜反射鏡が光触媒材料で形成された保護層を具
備しているため、酸素ガスを含んだガス(例えば酸素、
水及び過酸化水素等)を雰囲気中に導入してEUV光照
射されると、上記光触媒材料で形成された保護層中の光
触媒材料による光触媒反応により、軟X線光学機器中で
効率良く酸素ラジカルが生成され、結果として表面の炭
素のコンタミネーションを除去できる。
層膜反射鏡が光触媒材料で形成された保護層を具備して
いるため、酸素ガスをを含んだガス(例えば酸素、水及
び過酸化水素等)を雰囲気中に導入してEUV光照射さ
れると、上記光触媒材料で形成された保護層中の光触媒
材料による光触媒反応により、軟X線光学機器中で効率
良く酸素ラジカルが生成され、結果として表面の炭素の
コンタミネーションを除去できるので、多層膜反射鏡の
清掃を容易に行うことができる。
概略断面図である。
の反射率の影響を示すグラフである。
トの影響を示すグラフである。具体的
フである。
えたX線露光装置の一例を示す構成図である。
たX線露光装置の投影光学系の拡大図である。
子層 3 重原子層 4 基板 5 ポジ型レジスト 10 X
線露光装置 13 レーザ光源 15 集
光光学系 17 レーザプラズマ光源 19 チ
ャンバ 21 回転放物面反射鏡 23 X
線透過フィルター 25 チャンバ 27 照
明光学系 29 X線反射鏡 31 光
路折り曲げ反射鏡 33 反射型マスク 35 マ
スクステージ 37 投影光学系 39 ウ
ェハ 41 ウェハステージ 43 露
光チャンバ 45 ゲートバルブ 47 予
備排気室 49 真空ポンプ 55 ゲ
ートバルブ 57 流量制御メーター 59 ガ
ス室 61 ランプ 62 多
層膜反射鏡 63 多層膜反射鏡 64 多
層膜反射鏡 65 多層膜反射鏡 66 多
層膜反射鏡 67 多層膜反射鏡
Claims (8)
- 【請求項1】 軟X線領域での屈折率と真空の屈折率と
の差が大きい物質からなる第1層と前記屈折率と真空の
屈折率との差が小さい物質からなる第2層とを基板上に
交互に積層してなる多層膜を備える反射鏡であって、 更に、前記多層膜の最上層上に形成された光触媒材料か
らなる保護層を備えることを特徴とする多層膜反射鏡。 - 【請求項2】 上記多層膜の最上層は、軟X線領域での
屈折率と真空の屈折率との差が小さい物質からなる層で
ある、請求項1に記載の多層膜反射鏡。 - 【請求項3】 上記保護層の厚さが、軟X線領域での屈
折率と真空の屈折率との差が大きい物質からなる層の厚
さと実質的に等しい、請求項1又は2に記載の多層膜反
射鏡。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の多
層膜反射鏡と、前記多層膜反射鏡の使用雰囲気中に酸素
を含んだ分子からなる気体を導入する手段と、 を具備することを特徴とする軟X線光学機器。 - 【請求項5】 軟X線を発生させる軟X線光源と、この
軟X線光源からの軟X線をマスクに導く照明光学系と、
前記マスクからの軟X線を感応基板に導く投影光学系
と、を有し、 前記マスクのパターンを感応基板へ転写する露光装置で
あって、 前記照明光学系、前記マスク及び/又は前記投影光学系
が、軟X線領域での屈折率と真空の屈折率との差が大き
い物質からなる第1層と前記屈折率と真空の屈折率との
差が小さい物質からなる第2層とを基板上に交互に積層
し、多層膜の最上層上に形成された光触媒材料からなる
保護層を具備する多層膜を装備しており、かつ前記多層
膜反射鏡の使用雰囲気中に酸素を含んだ分子からなる気
体を導入する手段を有することを特徴とする露光装置。 - 【請求項6】 波長400nm以下の光を前記照明光学
系、前記マスク又は前記投影光学系の少なくとも1つに
照射する光源を更に設けた、請求項5に記載の露光装
置。 - 【請求項7】 前記投影光学系が複数の多層膜反射鏡か
らなり、感応基板に入射する軟X線が最後に反射する多
層膜反射鏡に、波長400nm以下の光を照射する光源
を設けた、請求項6に記載の露光装置。 - 【請求項8】 軟X線を発生させる軟X線光源と、この
軟X線光源からの軟X線を反射する多層膜反射鏡と、を
備える軟X線光学機器の清掃方法において、 前記多層膜反射鏡は、軟X線領域での屈折率と真空の屈
折率との差が大きい物質からなる第1層と前記屈折率と
真空の屈折率との差が小さい物質からなる第2層とを基
板上に交互に積層し、 多層膜の最上層上に形成された光触媒材料からなる保護
層を具備し、かつ前記多層膜反射鏡の使用雰囲気中に酸
素を含んだ分子からなる気体を導入して前記多層膜反射
鏡の表面のゴミを分解することを特徴とする軟X線光学
機器の清掃方法。
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