JP5380285B2 - リソグラフィ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属汚染物質を保持するゲッタを備えたリソグラフィ装置に関する。また、本発明は、光エレメントから金属堆積物を洗浄する方法に関する。
リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板上、通常、基板のターゲット部分上に付与する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に用いることができる。その場合、ICの個々の層上に形成される回路パターンを生成するために、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを用いることができる。このパターンは、基板(例えば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、ダイの一部、または1つ以上のダイを含む)に転写することができる。通常、パターンの転写は、基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)層上への結像によって行われる。一般には、単一の基板が、連続的にパターニングされる隣接したターゲット部分のネットワークを含んでいる。公知のリソグラフィ装置としては、ターゲット部分上にパターン全体を一度に露光することにより各ターゲット部分を照射するステッパ、および放射ビームによってある特定の方向(「スキャン」方向)にパターンをスキャンすると同時に、この方向に平行または逆平行に基板をスキャンすることにより各ターゲット部分を照射する、スキャナが含まれる。パターンを基板上にインプリントすることにより、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
リソグラフィ装置では、基板上に結像可能なフィーチャのサイズは、投影放射の波長により制限される。素子の密度が高く、それゆえに作業速度の速い集積回路を作るには、小さなフィーチャを結像できることが望ましい。最近のリソグラフィ投影装置では、水銀ランプまたはエキシマレーザにより生成された紫外線光を採用しているが、一方で、例えば約13nmといった、より短い波長の放射を使用することが提案されている。このような放射は、極端紫外線(EUV)または軟X線と呼ばれ、その放射源としては、例えば、レーザ生成プラズマ源、放電プラズマ源、または、電子蓄積リング(Electron Storage Ring)からのシンクロトロン放射が考えられる。
EUV放射源は、一般にプラズマ源であり、例えば、レーザ生成プラズマ源または放電源である。プラズマ源に共通した特徴は、プラズマから全方向へ放出された高速のイオンおよび原子を生成することである。これらの粒子は、一般に、脆弱表面を有する多層ミラーまたはかすめ入射ミラーである、コレクタまたはコンデンサミラーを損傷することがある。この表面は、プラズマから放出される粒子の衝突やスパッタリングにより徐々に劣化し、このため、ミラーの寿命が減少する。スパッタリング効果は、特に(EUV源に対する相対近接(relative close proximity)の観点から)放射コレクタにおいて問題となる。このミラーの目的は、プラズマ源により全方向へ放出された放射を集め、照明システム内の他のミラーへと誘導することである。放射コレクタは、プラズマ源に非常に近く、かつ、プラズマ源との視準線上に配置されるため、プラズマからの高速粒子の大きな放射束を受ける。システム内の他のミラーは、ある程度遮断され得るため、一般に、プラズマから放出される粒子のスパッタリングから受ける損傷の程度は小さい。
近い将来、極端紫外線(EUV)源は、スズ(Sn)または他の金属蒸気を使用してEUV放射を生成するようになるだろう。スズは、リソグラフィ装置内に漏洩することがあり、リソグラフィ装置内のミラー、例えば(コレクタとも呼ばれる)放射コレクタのミラー)に堆積する。このような放射コレクタのミラーは、例えばルテニウム(Ru)のEUV反射上層を有する。反射ルテニウム層上の約10nmを上回るスズの堆積は、バルクSnと同様にEUV放射を反射する。SnベースのEUV源の近傍には、数nmのSn層が急速に堆積することが想定される。スズの反射係数は、ルテニウムの反射係数よりもかなり低いため、コレクタの全体透過は著しく減少し得る。放射源からのデブリ、またはこのデブリから生成される二次粒子が放射コレクタ上に堆積するのを防止するめに、汚染物質バリアを使用することができる。このような汚染物質バリアは、デブリの一部を取り除くことができるものの、放射コレクタや、かすめ入射ミラー、直入射ミラーなどの他の光エレメント上には、依然としていくらかのデブリが堆積する。さらに、炭素(C)もミラーなどの光エレメント上に堆積する可能性があり、これも、反射等の光学特性の減少を引き起こし得る。
汚染物質の存在が減少するような、または、そのような汚染物質が除去されるか無害化されるような、リソグラフィ装置を提供することが望ましい。
本発明の第1実施形態によれば、放射源を含むリソグラフィ装置が提供され、このリソグラフィ装置は、金属汚染物質を保持する第1表面を有するオブジェクトをさらに含み、前記第1表面は、リソグラフィプロセスの間、前記放射源により生成された放射ビームが横断する領域の実質的に外側に配置される。また、このようなリソグラフィ装置として、金属蒸気ベースのEUV放射源を含むものも提供する。
本発明の他の実施形態によれば、放射源を含むリソグラフィ装置において金属を結合する方法が提供され、この方法は、リソグラフィ装置内のオブジェクトを使用することを含み、前記オブジェクトは、金属汚染物質を保持する前記第1表面を含み、この第1表面は、リソグラフィプロセスの間、前記放射源により生成される放射ビームが横断する領域の実質的に外側に配置される。また、このような方法として、リソグラフィ装置が金属蒸気ベースのEUV放射源を含むものも提供する。
本発明のさらに他の実施形態によれば、放射源を含むリソグラフィ装置において光エレメントを洗浄する方法が提供され、この方法は、前記リソグラフィ装置内のオブジェクトを使用することを含み、前記オブジェクトは、金属汚染物質を保持する第1表面を有し、前記第1表面は、リソグラフィプロセスの間、前記放射源によって生成された放射ビームが横断する領域の実質的に外側に配置され、前記光エレメントは第2表面を有し、前記第2表面から金属堆積物が洗浄され、この方法は、水素含有ガス、水素ラジカル含有ガス、および/またはハロゲン含有ガスからなる群から選択される1つ以上のガスを、前記光エレメントの前記第2表面に提供することをさらに含む。また、このような方法として、リソグラフィ装置が金属蒸気ベースのEUV放射源を含むものも提供する。
他の実施形態では、前記第1表面は、リソグラフィプロセスの間、前記放射源により生成される放射ビームの光路内には配置されない。
他の実施形態では、前記第1表面は、金属蒸気ベースのEUV放射源からの金属汚染物質を保持するように構成され得る。
他の実施形態では、前記第1表面は金属表面を含み、前記金属は、Ru、Rh、Pd、Ag、Re、Os、Ir、Pt、および、Auからなる群から選択される1つ以上の金属である。
本発明のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の概略図を参照して以下に説明する。これらの図面において同じ参照符号は対応する部分を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係るリソグラフィ装置を示す。 図2は、図1のリソグラフィ装置のEUV照明システムおよび投射光学系を示す側面図である。 図3は、金属を保持する表面を持つオブジェクトを有するリソグラフィ装置の一実施形態を示す。 図4a〜図4dは、本発明の実施形態を示す。 図5a〜図5dは、本発明に係るプロセスの実施形態を示す。 図6は、実験に使用した機構を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係るリソグラフィ装置を概略的に示している。このリソグラフィ装置は、放射ビームB(例えば紫外線またはEUV放射)を調整するように構成された照明システム(イルミネータ)ILを備える。サポート(例えば、マスクテーブル)MTは、パターニングデバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構成され、かつ特定のパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置付けるように構成された第1ポジショナPMに連結されている。基板テーブル(例えば、ウェーハテーブル)WTは、基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構成され、かつ特定のパラメータに従って基板を正確に位置付けるように構成された第2ポジショナPWに連結されている。投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSは、パターニングデバイスMAによって放射ビームBに付けられたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ以上のダイを含む)上に投影するように構成されている。
照明システムとしては、放射を誘導し、整形し、または制御するために、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型、またはその他のタイプの光コンポーネント、あるいはそれらのあらゆる組合せなどのさまざまなタイプの光コンポーネントを含むことができる。
サポートは、パターニングデバイスの重量を支えるなどしてパターニングデバイスを支持する。サポートは、パターニングデバイスの配向、リソグラフィ装置の設計、および、パターニングデバイスが真空環境内で保持されているか否かなどの他の条件に応じた態様で、パターニングデバイスを保持する。サポートは、機械式、真空式、静電式またはその他のクランプ技術を使って、パターニングデバイスを保持することができる。サポートは、例えば、必要に応じて固定または可動式にすることができるフレームまたはテーブルであってもよい。サポートは、パターニングデバイスを、例えば、投影システムに対して所望の位置に確実に置くことができる。本明細書において使用される「レチクル」または「マスク」という用語はすべて、より一般的な「パターニングデバイス」という用語と同義であると考えるとよい。
本明細書において使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内にパターンを作り出すように、放射ビームの断面にパターンを与えるために使用できるあらゆるデバイスを指していると、広く解釈されるべきである。なお、留意すべき点として、放射ビームに付与されたパターンは、例えば、そのパターンが位相シフトフィーチャまたはいわゆるアシストフィーチャを含む場合、基板のターゲット部分内の所望のパターンに正確に一致しない場合もある。通常、放射ビームに付けたパターンは、集積回路などのターゲット部分内に作り出されるデバイス内の特定機能層に対応することになる。
パターニングデバイスは、透過型であっても、反射型であってもよい。パターニングデバイスの例としては、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィでは公知であり、バイナリ、レゼンソン型(alternating)位相シフト、およびハーフトーン型(attenuated)位相シフトなどのマスク型、ならびに種々のハイブリッドマスク型を含む。プログラマブルミラーアレイの一例では、小型ミラーのマトリックス配列が用いられており、各小型ミラーは、入射する放射ビームを様々な方向に反射させるように、個別に傾斜させることができる。傾斜されたミラーは、ミラーマトリックスによって反射される放射ビームにパターンを付ける。
本明細書において使用される「投影システム」という用語は、使われている露光放射にとって、あるいは液浸液の使用または真空の使用といった他の要因にとって適切な、屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁型、および静電型光学系、またはそれらのあらゆる組合せを含むあらゆる型の投影システムを包含していると広く解釈されるべきである。本明細書において使用される「投影レンズ」という用語はすべて、より一般的な「投影システム」という用語と同義であると考えるとよい。
本明細書に示されているとおり、リソグラフィ装置は、反射型のもの(例えば、反射型マスクを採用しているもの)である。また、リソグラフィ装置は、透過型のもの(例えば、透過型マスクを採用しているもの)であってもよい。
リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上のマスクテーブル)を有する型のものであってもよい。そのような「マルチステージ」機械においては、追加のテーブルは並行して使うことができ、または予備工程を1つ以上のテーブル上で実行しつつ、別の1つ以上のテーブルを露光用に使うこともできる。
また、リソグラフィ装置は、投影システムと基板との間の空間を満たすように、比較的高屈折率を有する液体(例えば水)によって基板の少なくとも一部を覆うことができるタイプのものであってもよい。また、リソグラフィ装置内の別の空間(例えば、マスクと投影システムとの間)に液浸液を加えてもよい。液浸技術は、投影システムの開口数を増加させるための技術においてよく知られている。本明細書において使用される「液浸」という用語は、基板のような構造物を液体内に沈めなければならないという意味ではなく、単に、露光中、投影システムと基板との間に液体があるということを意味するものである。
図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射を受ける。例えば、放射源がエキシマレーザである場合、放射源とリソグラフィ装置は、別個の構成要素であってもよい。そのような場合には、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているとはみなされず、また放射は、放射源SOからイルミネータILへ、例えば、適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを含むビームデリバリシステムを使って送られる。その他の場合においては、例えば、放射源が水銀ランプである場合、放射源は、リソグラフィ装置の一体部分とすることもできる。放射源SOおよびイルミネータILは、必要ならばビームデリバリシステムBDとともに、放射システムと呼んでもよい。
イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調節するように構成されたアジャスタを含むことができる。一般に、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(通常、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれる)を調節することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータおよびコンデンサといったさまざまな他のコンポーネントを含むことができる。イルミネータを使って放射ビームを調整すれば、放射ビームの断面に所望の均一性および強度分布をもたせることができる。
放射ビームBは、サポート(例えば、マスクテーブルMT)上に保持されているパターニングデバイス(例えば、マスクMA)上に入射して、パターニングデバイスによってパターン形成される。マスクMAを通り抜けた後、放射ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSは、基板Wのターゲット部分C上にビームの焦点をあわせる。第2ポジショナPWおよび位置センサIF2(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、または静電容量センサ)を使って、例えば、さまざまなターゲット部分Cを放射ビームBの経路内に位置付けるように、基板テーブルWTを正確に動かすことができる。同様に、第1ポジショナPMおよび別の位置センサIF1(例えば、干渉デバイス、リニアエンコーダ、または静電容量センサ)を使い、例えば、マスクライブラリからマスクを機械的に取り出した後またはスキャン中に、マスクMAを放射ビームBの経路に対して正確に位置付けることもできる。通常、マスクテーブルMTの移動は、第1ポジショナPMの一部を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を使って達成することができる。同様に、基板テーブルWTの移動も、第2ポジショナPWの一部を形成するロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使って達成することができる。ステッパの場合は、スキャナとは対照的に、マスクテーブルMTは、ショートストロークアクチュエータのみに連結されてもよく、または固定されてもよい。マスクMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1およびM2と、基板アライメントマークP1およびP2とを使って、位置合わせされてもよい。例示では基板アライメントマークが専用ターゲット部分を占めているが、基板アライメントマークをターゲット部分とターゲット部分との間の空間内に置くこともできる(これらは、スクライブラインアライメントマークとして公知である)。同様に、複数のダイがマスクMA上に設けられている場合、マスクアライメントマークは、ダイとダイの間に置かれてもよい。
例示の装置は、以下に説明するモードのうち少なくとも1つのモードで使用できる。
1. ステップモードにおいては、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTを基本的に静止状態に保ちつつ、放射ビームに付けられたパターン全体を一度に(すなわち、単一静止露光)ターゲット部分C上に投影する。その後、基板テーブルWTは、Xおよび/またはY方向に移動され、それによって別のターゲット部分Cを露光することができる。ステップモードにおいては、露光フィールドの最大サイズによって、単一静止露光時に結像されるターゲット部分Cのサイズが限定される。
2. スキャンモードにおいては、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTを同期的にスキャンする一方で、放射ビームに付けられたパターンをターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一動的露光)。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの(縮小)拡大率および像反転特性によって決めることができる。スキャンモードにおいては、露光フィールドの最大サイズよって、単一動的露光時のターゲット部分の幅(非スキャン方向)が限定される一方、スキャン動作の長さによって、ターゲット部分の高さ(スキャン方向)が決まる。
3. 別のモードにおいては、プログラマブルパターニングデバイスを保持した状態で、マスクテーブルMTを基本的に静止状態に保ち、また基板テーブルWTを動かす、またはスキャンする一方で、放射ビームに付けられているパターンをターゲット部分C上に投影する。このモードにおいては、通常、パルス放射源が採用されており、さらにプログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTの移動後ごとに、またはスキャン中の連続する放射パルスと放射パルスとの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、前述の型のプログラマブルミラーアレイといったプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
上述の使用モードの組合せおよび/またはバリエーション、あるいは完全に異なる使用モードもまた採用可能である。
本発明の一実施形態では、放射ビームを調節するように構成された照明システムと、パターニングデバイスを支持するように構成されたサポートと、放射ビームの断面にパターンを付与してパターン付き放射ビームを形成するように構成されたパターニングデバイスを支持するように構成されたサポートと、基板を保持するように構成された基板テーブルと、基板上のターゲット部分へパターン付き放射ビームを投影するように構成された投影システムと、本発明に係る第1の表面を有するオブジェクトと、を含むリソグラフィ装置を提供する。他の実施形態では、このリソグラフィ装置は、EUVリソグラフィのためのEUV放射ビームを生成するように構成されたEUV源を備える。一般に、EUV源は、放射システム内に配置される(下記参照)。照明システムは、EUV源のEUV放射ビームを調整するように構成される。
「レンズ」という用語は、文脈上可能な限り、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型の光コンポーネントを含む、多様な光コンポーネントのうちのいずれか1つか、あるいはそれらの組み合わせを指すことができる。
本明細書で使用される「放射」および「ビーム」という用語は、(例えば、365、248、193、157または126nmの波長λを有する)紫外線(UV)および(例えば、5〜20nmの範囲(例えば13.5nm)の周波数を有する)極端紫外線(EUVまたは軟X線)、ならびに、イオンビームや電子ビームのような粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射を包含する。一般に、約780〜3000nm(または、それ以上)の波長を有する放射は、赤外放射とみなされる。UVは、約100〜400nmの波長を有する放射を指す。通常、リソグラフィでは、それは水銀放電ランプ(G線436nm、H線405nmおよび/またはI線365nm)により生成することができる波長にも適用される。VUVは、真空UV(つまり、空気により吸収されるUV)であって、約100〜200nmの波長を指す。DUVは、深紫外線であって、通常リソグラフィでは、126〜248nmのようなエキシマレーザで生成される波長に対して使用される。例えば5〜20nmの範囲の波長を有する放射は、少なくともその一部が、5〜20nmの範囲にある特定の波長帯域を有する放射に関係することを理解されたい。
「ハロゲン含有ガス」または「水素含有ガス」は、それぞれ、少なくともハロゲンガスまたは水素ガスを含むガスまたは混合ガスを意味する。「ハロゲン含有ガス」という用語における「ハロゲン」は、F、Cl、Br、Iから選択される少なくとも1つ以上を指し、これは原子(ラジカル)としてのものであり、または化合物、例えばF、Cl、Br、I、HF、HCl、HBr、HI、例えばCIFなどのハロゲン間化合物、または、約50〜500°の温度で気相にすることができるF、Cl、Br、Iから選択される一つ以上を有する他の化合物など化合物としてのものでもある。一実施形態では、F、Cl、Br、Iのうち1つ以上が使用可能であり、特にIが使用可能である。
「水素」および「水素ラジカル」という用語は、それらの同位体も含み、特に、重水素も含む。よって、「水素含有ガス」は、Hを含むガス、あるいは、その重水素または三重水素の類似体を指す。一実施形態において、水素含有ガスは、H、HD、D、HT、DTTからなる群から選択される一つ以上を含む。よって、「水素含有ガス」という用語は、H、D、T、HD、HTおよびDTを含有するガスからなる群から選択されるガスを指す。ハロゲン含有ガスまたは水素含有ガスは、さらに、Arなどのバッファガスのような追加的な成分を含有してもよい。「水素ラジカルの流れ」は、ガス流を指し、このガス流において、ガス中にも水素ラジカルが存在する。水素のすべてがラジカルに変換されるわけではないため、かつラジカルが再結合することにより、通常、このようなガスは(H、HD、D、HT、DT、および、Tのうち1つ以上の)水素分子も含むことになる。「水素ラジカル含有ガス」は、水素ラジカル、あるいは、その重水素または三重水素の類似体を含むガスを指す。このようなガスは、解離されていない、または水素ラジカルから再結合された、H等の他の成分をさらに含んでもよい。「水素含有ガス源」という用語は1つ以上のガス源を指し、このガス源において、ガスは少なくとも水素分子(および/またはその類似体、上記参照)を含む。「水素ラジカル源」という用語は、水素ラジカル含有ガスが提供されるように、少なくとも(水素含有ガスの)水素ガスの一部を水素ラジカルに変換するデバイスを指す。ここで、「少なくとも水素含有ガスの一部を水素ラジカル含有ガスに変換する」という文言は、(水素含有ガス源からの)水素含有ガスの水素分子の総量の少なくとも一部が、水素ラジカルに変換され、それにより水素ラジカル含有ガスを形成するプロセスを指す。
「洗浄構成」および「洗浄する方法」という用語は、洗浄プロセスで使用可能な構成および方法を指す。後述するが、水素ラジカルの提供は、酸化スズ(または他の酸化物)のような酸化物を還元するために使用することができ、次プロセスでは(例えばIのような)ハロゲンは、ハロゲン化物の形成によりSn(またはMnやZn)のような金属を除去することができる。よって、本文脈における「洗浄」という用語は、望ましくない堆積物の完全な、または部分的な除去を含意し得るが、還元のような(実質的に堆積物を除去しない)洗浄プロセスをも含意し得る。したがって、「洗浄」という用語は、洗浄プロセスにおける洗浄の過程において、ガスを使って処理すること(処理)も含む。また、一実施形態では、水素ラジカルは、(例えば水素化スズ(または水素化マンガンや水素化亜鉛)の形成による)堆積物を除去するために使用することができる。洗浄プロセスは、(CHのような揮発性炭化水素の形成による)C(炭素)の堆積を、少なくとも部分的に除去するためにも使用することができる。「洗浄される」という文言は、「部分的に洗浄される」ことも指す。
「光エレメント」および「被洗浄面」という語は、それぞれ、複数の「光エレメント」および「被洗浄面」にも関連する。
図2は、投影装置1をより詳細に示し、この投影装置1は、放射システム42と、照明光学ユニット44と、投影システムPSとを含む。放射システム42は、放電プラズマにより形成され得る放射源SOを含む。EUV放射は、内部で非常に高温のプラズマが生成されて電磁スペクトルのEUV帯域の放射を発する、例えばXcガス、Li蒸気、またはSn蒸気などのガスまたは蒸気により、生成し得る。この非常に高温のプラズマは、例えば放電により、少なくとも部分的にイオン化されたプラズマを生じさせることにより生成される。放射を効率的に生成するには、Xe、Li、Sn蒸気や、その他の適切なガスや蒸気の分圧、例えば10Paが必要となり得る。放射源SOにより放出された放射は、放射源チャンバ47から、放射源チャンバ47の内部か後部に配置されるガスバリアまたは汚染トラップ49を介して、コレクタチャンバ48内へと通過する。汚染物質トラップ49は、チャネル構造を有し得る。また、汚染トラップ49は、ガスバリアまたはガスバリアとチャネル構造との組み合わせを含んでもよい。一実施形態では、EUV源としてSn源が適用される。
コレクタチャンバ48は、一実施形態では、かすめ入射コレクタにより構成され得る(コレクタミラーまたはコレクタとも呼ばれる)放射コレクタ50を含む。放射コレクタ50は、放射源SOまたは放射源SOのイメージの近傍に配置され得る。コレクタ50を通過した放射は、格子スペクトルフィルタ51に反射され、コレクタチャンバ48の開口で仮想放射源点52に合焦され得る。コレクタチャンバ48から、放射ビーム56は、照明光学ユニット44内で法線入射リフレクタ53、54を介し、レチクルテーブルまたはマスクテーブルMT上のレチクルまたはマスク上に反射される。パターン付きビーム57が形成され、これが投影システムPS内で反射エレメント58、59を介して、ウェハステージまたは基板テーブルWT上に結像される。照明光学ユニット44および投影システムPS内には、通常、図示されている以上のエレメントが存在し得る。格子スペクトルフィルタ51は、リソグラフィ装置のタイプに応じて、任意で設けてもよい。さらに、図中に示される以上のミラーを設けても良く、例えば58、59以外に1〜4つの反射エレメントを設けてもよい。放射コレクタ50は、従来技術により周知である。
一実施形態において、放射コレクタ50はかすめ入射コレクタであってもよい。放射コレクタ50は、上段側放射コレクタ面50aおよび下段側放射コレクタ面50bを有する。コレクタ50は、光軸Oに沿って位置合わせされる。放射源SOまたはそのイメージは、光軸O上に配置される。放射コレクタ50は、(いくつかのウォルタ型リフレクタを含むウォルタ型リフレクタとしても知られる)リフレクタ142、143、146を含み得る。それらは、シェルと呼ばれることもある。これらのリフレクタ142、143、146は、入れ子式で、かつ、光軸Oに対して回転対称に構成され得る。図2において、内側のリフレクタは符号142で示され、中間のリフレクタは符号143で示され、外側のリフレクタは符号146で示される。放射コレクタ50は、所定のボリューム、つまり外側リフレクタ146内のボリュームを内包する。通常、この外側リフレクタ146内のボリュームは、小さな開口部はあるものの、周方向に閉じられている。全てのリフレクタ142、143、146は、少なくとも一部が単層の反射層または多層の反射層を含む表面を有する。よって、リフレクタ142、143、146(リフレクタがさらに含まれても良く、(コレクタミラーとも呼ばれる)放射コレクタ50が3つ以上のリフレクタまたはシェルを含む実施形態もここに含まれる)は、少なくとも部分的に、放射源SOからのEUV放射を反射および集光するように設計されており、リフレクタの少なくとも一部分は、EUV放射を反射および集光するようには設計されなくてもよい。例えば、リフレクタの裏面の少なくとも一部はEUV放射を反射および集光するようには設計されなくてもよい。後半の部分は、裏面と呼んでもよい。これら反射層の表面上には、保護用もしくはこれら反射層の表面の少なくとも一部に設けられる光学フィルタとして、キャップ層をさらに設けてもよい。参照符号180は、2つのリフレクタ間、例えばリフレクタ142と143との間のスペースを指す。各リフレクタ142、143、146は、少なくとも2つの隣接する反射面を含み得て、これらの反射面は、放射源SOから遠いものほど、放射源SOに近いものに比べ、光軸Oに対して小さい角度で配置されている。このように、かすめ入射コレクタ50は、光軸Oに沿って伝播する(E)UV放射ビームを生成するように構成されている。少なくとも2つのリフレクタが実質的に同軸に、かつ、光軸Oに対して実質的に回転対称に延在し得る。放射コレクタ50は、外側リフレクタ146の外面または外側リフレクタ146の周囲に、例えば保護ホルダやヒータなどのフィーチャをさらに有してもよい。
コレクタミラー50として、かすめ入射ミラーの代わりに、法線入射コレクタも適用することができる。リフレクタ142、143、146を有する入れ子式のコレクタとして一実施形態中に詳述され、かつ図2および3に概略的に示されるように、コレクタミラー50は、本明細書において、コレクタの例としてさらに使用される。よって、適用可能な場合は、かすめ入射コレクタとしてのコレクタミラー50は、一般的なコレクタとしても、また、他の実施形態においては法線入射コレクタとしても、解釈され得る。
さらに、図2に概略的に示される格子51の代わりに、透過性の光学フィルタを適用してもよい。EUVに対して透過性があり、かつ、UVに対しては透過性が低いか、もしくは実質的にUVを吸収する光学フィルタが、従来技術により周知である。よって、本明細書中、「格子スペクトル純度フィルタ」は、さらに、「スペクトル純度フィルタ」とも示され、これには格子または透過性フィルタが含まれる。図2には示さないが、任意の光エレメントとして、例えばコレクタミラー50の上段側に配置されるEUV透過性光学フィルタを含んでもよく、または照明ユニット44および/または投影システムPS内に光学EUV透過性フィルタを含んでもよい。
以下、金属汚染物質として、特にSnを例に本発明を説明する。よって、この金属汚染物質は、しばしば「Sn堆積」または「Sn汚染」とも示される。しかしながら、例えばEUVリソグラフィ用のEUV放射を生成するにあたって、他の金属蒸気源が適用されることもあり、その場合、他の金属汚染物質が生成され、それによる堆積物が生成され得る。金属汚染物質を生成する放射源SOとしての金属源に加え、はんだ、フィラメント、サポートなどの他の生成源(非光学源)からも、金属汚染物質は生じ得る。よって、「Sn堆積」または「Sn汚染」という用語は、特にSnの堆積物や汚染物質を指すものの、他の金属の堆積物や汚染物質も包含することがある。「Sn汚染」(および同様の堆積)は、金属性のSn堆積物も指す。しかし、(微量の)酸素が存在するため、Sn汚染は酸化され酸化Snにもなり得る。酸化Snまたは水酸化Snも、「Sn汚染」および「Sn堆積」という用語に包含される。また、Snのオキシハライドも包含される。これは、MnやZnなどの他の金属にも同様に適用される。よって、他の実施形態において、金属汚染物質は、Sn、MnおよびZnからなる群から選択される1つ以上の元素の、金属、金属酸化物、金属水酸化物、金属水素化物、金属ハロゲン化物および金属のオキシハライドからなる群から選択される。Snは、(Snベースの放射源の場合)放射源SOにより、もしくは、はんだなどの他の発生源から、リソグラフィ装置1に侵入する。ここで、水素化物(この例においては、SnH)の形成によって、ミラーへの金属の望ましくない移動が引き起こされる。同様に、Mn(マンガン)およびZn(亜鉛)は、リソグラフィツールの部品が部分的に加熱されることにより、リソグラフィ装置1内に侵入し得る。第3のメカニズムとして、洗浄作業中の金属酸化物の還元が上げられる。洗浄中に生成される原子としての水素は、金属酸化物を還元し、結果として生じた金属は、酸化金属の蒸気圧に比べて金属蒸気圧が高いため、金属源のように作用する。
さらに、汚染物質は、例えばLi源からのLi汚染物質でもあり得る。Sn、MnおよびZn金属の水素化物またはハロゲン化物は、ゲッタ上に堆積すると考えられる。
「堆積物」という用語は、表面上に保持された(結合された)汚染物質を指す。金属汚染物質は、ガスまたは粒子として、リソグラフィ装置内に存在し得る。表面に接触し、その表面に(例えば、イオン結合、金属結合、または、ヴァンデルワールス結合により)結合すると、金属汚染物質は堆積物を形成し得る。このような堆積物は、汚染物質の、1つ以上の層、島状構造、または(他の)局所的な積層を含み得る。堆積物は、堆積する前のガスや粒子としての特性とは別の特性を有し得る。例えば、水素化スズは、Snの金属堆積物(再堆積物を含む)または酸化スズの堆積物(再堆積物を含む)を形成し得る。
図2に示す全ての光エレメント(および本実施形態の概略図には示されない光エレメント)は汚染物質の堆積に対して脆弱である。特に、金属蒸気源を使用する場合、例えばSn源からのSnのような、放射源SOにより生成される金属、金属粒子または金属化合物は、光エレメント上に堆積し得る。これは、放射コレクタ50および(含まれる場合は)スペクトル純度フィルタ51に該当することであるが、法線入射リフレクタ53、54、反射エレメント58、59、または例えば付加的なミラー、格子、(透過性)光学フィルタ等の他の光エレメントにも該当する。異なる光エレメントは、少なくとも部分的には、例えばSn(またはたの金属)および/またはCの堆積物が洗浄されるか、もしくはゲッタを用いて汚染物質の堆積から保護される必要があるだろう。一実施形態において、光エレメントは、コレクタミラー50、(放射源コレクタモジュールとしても知られる)放射システム42、照明システムIL、および、(投影光ボックスPOBとしても知られる)投影システムPSからなる群から選択される。一実施形態においては、このエレメントはスペクトル純度フィルタ51であってもよい。また、他の実施形態においては、このエレメントはマスク、特に反射多層マスクであってもよい。よって、一実施形態において、光エレメントは、コレクタミラー50(法線入射コレクタまたはかすめ入射コレクタのいずれでも)、スペクトル純度フィルタ51(格子または透過性フィルタ)、放射システム(光)センサ(図示なし)など放射システム42に含まれる光エレメントと、ミラー53、54(または、他にある場合は、その他のミラー)および照明システム(光)センサ(図示なし)など照明システム44に含まれる光エレメントと、ミラー58、59(または、他にある場合は、その他のミラー)および投影システム(光)センサ(図示なし)など投影システムPSに含まれる光エレメントと、からなる群から選択される。他の実施形態では、「光エレメント」という用語は、汚染物質バリア49も含む。したがって、「光エレメント」という用語は、格子スペクトルフィルタ、透過性光学フィルタ、多層ミラー、多層ミラー上のコーティングフィルタ、かすめ入射ミラー、(多層コレクタなどの)法線入射ミラー、かすめ入射コレクタ、法線入射コレクタ、(EUV感知センサなどの)(光)センサ、汚染物質バリア49およびマスクからなる群から選択される1つ以上のエレメントを指す。
さらに、光エレメントだけでなく、壁、ホルダ、サポートシステム、ガスロック、汚染物質バリア49なども、Snなどによって汚染され得る。この堆積物は、光エレメントの光学特性に直接は影響を与えないが、再堆積することにより、この堆積物は光エレメント上に堆積(つまり、再堆積)し得るため、光学特性に影響を及ぼす。よって、光エレメント上に堆積していない堆積物でさえ、後の段階で再堆積によって光エレメント表面の汚染を引き起こし得る。これにより、反射、透過、均等性などの光学性能の低下につながることがある。
このため、他の実施形態において、リソグラフィ装置1内にはゲッタが配置される。図3は、限定的でない実施形態およびその変形例を概略的に示す。図3は、放射システム42の一部を概略的に示す。このモジュール内には、オブジェクト301が配置される。これらのオブジェクトは、どこに配置されても良いが、特に、リソグラフィプロセスにおいて放射源SOから生成される放射ビームBの経路内には配置されない。オブジェクト301は、移動可能であってもよい(下記も参照)。
オブジェクト301は、第1表面として示される表面302を含み、この表面302は、金属蒸気ベースの放射源SO、および/または、リソグラフィ装置1内の他の金属源からの金属を保持するように構成される(つまり、オブジェクト301は、ゲッタ(getter)であり、特に、化学ゲッタ(chemical getter)である)。このような表面は、実質的に平らでもよく、湾曲していても良く、有効表面が増すようにミクロン規模で粗くてもよい。オブジェクト301は、例えば、プレートであってもよい。一実施形態では、表面302の外面積が1〜1000cm、特に5〜500cmであるプレートが使用される。
他の実施形態において、表面301は、表面301の表面積を増加させるようなメッシュ、スポンジ、または、その他の粗目のものを含み、これにより金属分子を保持する機能を高めている。さらに他の実施形態では、表面301は、(例えばエッチングプロセスで得られる)ナノ細孔または(例えばデポジションやスパッタリングで得られる)ナノ粒子などのナノ構造を含む。
他の実施形態では、第1表面302は、光エレメントの表面層ではない。上述したように、一実施形態では、第1表面302は、リソグラフィプロセスの間、放射源SOから生成される放射ビームBが横断する領域の実質的に外側に配置される。特に、表面302とビームBとの間の最短距離は、約0.1mm〜100cmである。他の実施形態では、表面302とビームBとの間の最短距離は、約0.5〜10cmである。
他の実施形態において、第1表面302は金属表面を含み、この金属は、Ru、Rh、Pd、Ag、Re、Os、Ir、PtおよびAuからなる群から選択される1つ以上の金属である。これらの表面、つまりこれらの金属の表面は、Snを除去する(保持する)ことができると考えられる。よって、オブジェクト301を設けることにより、Snは表面302に保持される。表面302は、ゲッタのような役割をする。他の実施形態では、この表面はPtを含む。また、他の実施形態では、この表面はRuを含む。さらに他の実施形態では、表面302は金属表面を含む。さらに他の実施形態では、表面302は金属酸化物を含む。よって、一実施形態において、「金属表面」という用語は、金属酸化物表面も含む。
ここで説明する実施形態では第1表面302が、他の実施形態ではオブジェクト301全体が、(リソグラフィプロセスの間)イメージの形成に寄与する放射経路の実質的な(または完全な)外側に位置する。例えば反射面のエッジなどで、ゲッタ面302がいくらかの放射を受けても、イメージの形成が実質的な影響を受けない限り、重大な問題ではないだろう。他の例を挙げると、放射がシステム内の残りの部分を通って進行しないようにブロックする領域上にゲッタ面を有する開口を設けてもよい。そのような実施形態では、表面302は、少なくとも部分的には放射ビーム内にあるが、放射ビームのうち次段の光コンポーネントに届く部分内にはない。よって、放射経路のうちイメージの形成に寄与する部分は、表面302によって妨害されない。したがって、「リソグラフィプロセスの間、放射源SOから生成される放射ビームBが横断する領域の実質的に外側に配置される」という文言は、ウェーハW上のイメージ形成を妨害せずに、表面302(および、特にオブジェクト301全体)を装置内に配置する配置を指す。しかし、他の実施形態では、第1表面302も、リソグラフィプロセスの間、放射源から生成される放射ビームの経路内にも配置されない、つまり第1表面302は、放射源SOからの放射を実質的に受けず、放射ビームBの側面からさえも受けない。
さらに、水素または水素ラジカル(下記参照)もしくはこれら両方の存在により、Sn(または他の金属)の表面302への堆積が促進し、ゆえに、そのゲッタ機能も促進すると考えられる。よって、他の実施形態では、水素含有ガスまたは水素ラジカル含有ガスは、オブジェクト301(つまり、表面302)が配置されるモジュール内に適用される。リソグラフィ装置1内またはオブジェクト301が配置されるモジュール内のガスは、室温に保つことができ、また表面302も室温に保つことができる。高温、例えば表面302を約250℃まで加熱してもよい。しかし、室温でも、表面302はゲッタ機能を有し、Sn等を回収すると考えられる。前述した金属以外の表面が使用される場合、一般に、ゲッタ機能は弱くなるか、または無くなることさえある。例えば、Si表面を使用する場合、Snの堆積は、一桁以上低下する。
他の実施形態では、オブジェクト301を含むモジュールは、約10−7〜500mbar、特に約10−2〜1mbarの圧力に保たれる。
他の実施形態において、モジュール内の水素(つまり、上述した類似体を含む)の分圧は、約0.01〜500mbar、好ましくは約10〜300mbarである。一実施形態における全ガス圧は、約500mbar以下であり、好ましくは約300mbar以下であり、より好ましくは200mbar以下である(つまり水素ガスを含む)。
他の実施形態では、光エレメントはコレクタミラー50を含み、モジュール42内の水素の分圧は、約0.01〜500mbar、好ましくは約10〜300mbarである。一実施形態における全ガス圧は、約500mbar以下であり、好ましくは約300mbar以下であり、より好ましくは、200mbar以下である(つまり水素ガスを含む)。これらの条件は、コレクタミラー50が、「ウォルタコレクタ」として上述し、かつ図2および3に示すコレクタミラーを含む場合に、特に有用である。
さらに他の実施形態では、光エレメント201は、照明ユニットILまたは投影システムPSに含まれる光エレメントを含む。ILまたはPSのモジュール内の水素の分圧は、約0.01〜100mbarであり、好ましくは約0.01〜1mbarである。一実施形態における全ガス圧は、約100mbar以下であり、好ましくは約1以下である(つまり水素ガスを含む)。同様に、リソグラフィ装置1のうちマスクを含む部分は、このような圧力に保たれる。
図4aを参照すると、水素ラジカルは、流れまたは拡散により存在する。例えば、水素を使用し、かつ意図的に追加し得るガスロックが存在することにより、水素は存在し得る。水素ラジカルは、多くの方法により生成することができる(下記参照)。水素ラジカル含有ガスは、符号96で示される。光エレメント201は、表面202上に望ましくない堆積物302を有し得る。光エレメント201は、例えばレンズ、ミラー、センサなど(上記参照)の光エレメントの表面のような、堆積物(または再堆積物)の影響を受け得るあらゆる表面を表す(上記も参照)。光エレメント201は、コレクタミラー50およびスペクトル純度フィルタ51を指すこともある。オブジェクト301は、表面202に隣接して配置し得る。水素ラジカル96が存在することにより、堆積物は、水素化スズや水素化亜鉛などの揮発性の水素化物を形成する。この揮発性の水素化物は、水素ラジカル含有ガス96の流れの存在により、拡散または移動する。水素化物は、表面302に優先的に堆積する(つまり、再堆積する)と考えられる。このようにして、表面202の洗浄は増進し、および/または、オブジェクト301の表面302によるゲッタリング(つまり、望ましくない汚染物質の保持)は増進する。したがって、このようにして、表面202上の(再)堆積物も減少し得る。すなわち、他の場所からの汚染物質は、表面302上に(再)堆積する。例えば、放射源SO(Snベースの場合)からのSnは、Sn粒子であっても(Snと水素ラジカル96の存在により形成された)水素化Snであっても、表面302上に堆積し得る。この水素化物が表面302に接触すると、SnまたはSnの化合物は堆積(結合)し、水素ラジカルが形成され、再びモジュール内の(光)エレメント上の汚染物質または堆積物との反応に使用され得る。表面302は、一種の化学ゲッタとしての役目を果たす。一実施形態において、これは洗浄構成(の一部)としても機能し得る。
図4bは、他の実施形態を示し、この実施形態では、やはり(光)エレメント201が使用されるが、ここでは移動可能な(任意の特徴)オブジェクト301を使用する。オブジェクト301は、例えば、任意の従来メカニズムにより移動し得る。図4bは、一実施形態を示し、この実施形態において、オブジェクト301は移動可能なアーム360により移動し得る。移動可能なオブジェクト301を使用して、オブジェクト301は、リソグラフィプロセスの間、放射ビームBの外側に配置され得るが、洗浄プロセスの間は(光)エレメント201に隣接して配置され得る(下記も参照のこと)。ここで、一実施形態において、「隣接」という用語は、第2表面302と第1表面202と間の最短距離が約0.1〜20cm、より好ましくは約0.5mm〜10cmであることを示す。
図4bの構成は、さらに水素源700を含む。水素源700は、「付加的な」ソースでもよく、例えば放射モジュール42と照明モジュールILとの間のガスロックのような「自然な」ソースでもよい。一実施形態では、ソース700は、水素ラジカル源103へと導かれる水素含有ガス100源である。ガス100は、チューブ104を介して供給され、水素含有ガス源700から水素含有ガス100を水素ラジカル源103へ供給するように構成される。水素ラジカルは、熱フィラメント、(つまりRF生成された)プラズマ、放射(特にUV放射)およびHを水素ラジカルに変換する触媒からなる群から選択される1つ以上のラジカル形成手段により、H含有ガス100のHから水素ラジカル源103によって生成され得る。したがって、水素ラジカル源103は、(フィラメントの温度を調整するように構成されたデバイスを含む)加熱可能なフィラメント、プラズマジェネレータ、放射源(つまり、放射源SOではない放射源)および触媒からなる群から選択される1つ以上を含む。水素ラジカル源103の実施形態は、参照により本明細書に引用する米国特許出願公報2006/0072084A1に記載されている。他の実施形態では、水素ラジカル源103は、水素の解離に対する触媒作用のある触媒表面を含む。他の実施形態では、この触媒作用表面は、チューブ104の少なくとも一部の内面であってもよい。
さらに他の実施形態では、水素ラジカル源103は放射源SOを含み、例えばUV放射の放射源SOは水素ラジカルを生成するために使用し得る。
チューブ104は、ソース700とガス状接触しており、例えば表面202から数センチメートル内の所定の位置にガス100を供給するように構成される。他の実施形態にでは、アウトレット106は表面202の少なくとも一部から約10cm未満の位置である。
一実施形態において、チューブ104は、例えばコレクタミラー50の2つのシェル間(図2中、参照符号180で示す)の所定の位置に位置付けられるまで移動可能である。
水素含有ガス100は、例えばチューブ104内にガス流を誘発させるように構成されるポンプにより、または光エレメント201が配置されるボリュームの圧力に対してソース700内が過圧になっていることにより、または排気ポンプ400により、少なくとも部分的に表面202の方向に流れる。チューブ104に流れ100を作るように構成されたポンプ、および、光エレメント201が配置されるボリュームからガスを排出するように構成されたポンプ400のように、2つ以上を組み合わせてもよい。図4bに概略的に示す構成では、流れが表面202に提供され得る。この流れは、初期的に流れ100を含み、これは水素含有ガスである。さらに、上記に加え、「流れ」という用語は、水素ガス100の拡散を含んでもよく、かつ適用可能な場合は、水素ラジカル96の拡散も含み得る。よって、水素含有ガス100の流れを使用する場合、この流れは表面200の方向に誘導されることもあるが、これに限られる必要はない。揮発性反応生成物もまた、拡散により、表面202から拡散し得る。
水素ラジカル源103は、水素含有ガス100から水素ラジカル含有ガス96を生成する。この水素ラジカル含有ガス96は、エレメント201の表面202へと誘導される/流れる。水素ラジカルの存在により、表面202上の金属汚染物質および金属堆積物203は、揮発性水酸化物へと変換される(再堆積物の除去)。これは参照符号204で示される。揮発性水酸化物は、ポンプ400などを使って、排気部550から排出される。さらに、揮発性の汚染物質は、オブジェクト302の第1表面301でゲッタリングされるため、移動性が低い、または非移動性の堆積物が表面302上に形成される。
例えば、(CH、SnH等、または、塩化Snやヨウ化Sn等のハロゲン化Snのようなハロゲン化物等の)揮発性水素化物として、汚染物質203の少なくとも一部は除去されるであろうが、(酸化Snが還元されてSnになる場合は)HOも形成され(上記参照)、除去され得る。揮発性の汚染物質は、排気部を介して除去され得る。一実施形態において、揮発性の汚染物質は、少なくとも部分的にポンプ400により排出される。ポンプ400は、開口部107またはインレット(排気開口)または複数の開口部107および排気部550を含む。任意で、開口部107は、ポンプ400とガス状接触するチューブ471内へと設けられてもよい。一実施形態では、チューブ471は、水素ラジカルおよび任意のハロゲンとの処理による揮発性汚染物質204が排出されるような配置となるように、被洗浄面に近い所定の場所へと移動可能であってもよい。
一実施形態では、水素ラジカル含有ガス流96は、少なくとも1m/sである。
代替的に、または追加的に、他のガス源を設けてもよい。これは、参照符号700’として図4bに示し、ハロゲン含有ガス100’のガス源を指す。ハロゲンは、Snなどの金属と揮発性ハロゲン化物を形成する。このようにして、金属も移動可能となり、オブジェクト301の表面302に堆積し得るため、移動性が低い、または非移動性の堆積物が表面302上に形成される。
ガスは、それぞれ、チューブ104、104’およびアウトレット106、106’を介してモジュール内に導入される。しかし、チューブ104、104’は単一でも複数でも良く、またアウトレット106、106’も単一でも複数でもよい。
上述したように、一実施形態では、例えば水素ラジカルおよび/またはハロゲンの存在と組み合わせることにより、表面302はある種の化学ゲッタとしての役割を果たし得る。よって、表面302は、金属汚染物質を保持するように構成され、金属汚染物質を結合するための方法において使用することができる。しかし、他の実施形態では、このゲッタ機能は、洗浄するための方法において使用される。上述したように、表面302を有するオブジェクト301は、光エレメントを洗浄する(処理する)洗浄構成(の一部)としての役割を果たし得る。以下、表面302の後者の機能について、より詳しく説明する。
水素ラジカルおよびハロゲンを使用した金属汚染物質や金属堆積物の洗浄および処理は、組み合わせるか、または交互に使用することができる。一実施形態においては例えばF、Cl、Br、Iなどの(ガスとしての)ハロゲンにより、他の実施形態においては水素ラジカルにより、さらに他の実施形態においては水素ラジカルと一つ以上のハロゲンの組み合わせ(同時に適用される場合、または続いて適用される場合のいずれでも)により、例えばSnなどを含む堆積物などの堆積物は除去し得る。例えばSnを含む堆積物がある場合、少量の酸素が存在することにより、通常ある程度の酸化Snも存在することになる。酸化Snを除去するために、元素としてのSnが除去される前に、還元工程を使用することができる。よって、一実施形態において、被洗浄面の洗浄プロセスは、この被洗浄面に水素ラジカル含有ガスを提供するプロセスを含む。さらに他の実施形態では、洗浄プロセスは、水素ラジカル含有ガスを被洗浄面に提供するプロセスを含み、この水素ラジカル含有ガスは、さらに1つ以上の(上述したような)ハロゲンガスを含む。他の実施形態では、被洗浄面の洗浄プロセスは、被洗浄面に水素ラジカル含有ガスを提供し、その後、水素ラジカル含有ガスを被洗浄面に提供するプロセスを含んでも良く、この水素ラジカル含有ガスは、さらに1つ以上のハロゲンガスを含む。さらに他の実施形態では、被洗浄面の洗浄プロセスは、水素ラジカル含有ガスを被洗浄面に提供し、続いてハロゲン含有ガスを被洗浄面に提供するプロセスを含み得る。これらの実施形態のプロセスは、水素ラジカル含有ガスを被洗浄面に提供する後続のプロセスを任意でさらに含んでも良い。これらのプロセスによって、Sn(または他の金属)および/またはCは除去可能であり、特にSnの除去に適用可能である。
したがって、水素ラジカルは、還元または除去のいずれに使われる場合でも、コレクタの表面の少なくとも一部には提供される必要があり、もしくは、一般には光エレメント201の被洗浄面202の少なくとも一部には提供されなくてはならない。このような表面は、例えばSnのような堆積物により汚染されたリフレクタ142、143、146のEUV反射面である。さらに、水素ラジカルは、揮発性炭化水素を形成することにより、炭素の堆積物を除去するために使用することができる。
他の実施形態では、オブジェクト301を含むモジュールは、洗浄(処理)中、約10−7〜500mbarm、好ましくは10−2〜1mbarの圧力下に維持される。他の実施形態では、モジュール内の(前述した類似体を含む)水素の分圧は、約0.01〜500mbar、好ましくは約10〜300mbarである(上記も参照)。一実施形態において、全ガス圧は、約500mbar以下、好ましくは約300mbar以下、さらに好ましくは約200mbar以下である(つまり水素ガスを含む)。上述した圧力は、洗浄/処理中にも適用される。同様に、一実施形態における水素ラジカル含有ガス流96は、少なくとも1m/sである。
図4bを参照して、本発明は、第1洗浄構成250をさらに含むリソグラフィ装置1に関連し、この第1洗浄構成250は、水素含有ガス源700と、水素ラジカル源103と、任意のハロゲン含有ガス源700’とを含み、このリソグラフィ装置1は、第2の表面202を有するエレメント201(または他のエレメント)をさらに含み、この第2表面202から、放射源SOまたは他のソースや発生源(上記参照)からの金属堆積物(直接堆積物、再堆積物、または直接堆積物および再堆積物の両方、のいずれでも;一実施形態では金属酸化物を含む)が洗浄され、この洗浄構成250は、水素ラジカル含有ガス96、任意のハロゲン含有ガス100’、または水素ラジカル含有ガス96と任意のハロゲン含有ガス100との両方を、光エレメント201の第2表面202へ提供するように構成され、第1表面302を有するオブジェクト301は、(前述したように)さらに金属の再堆積物を保持するように構成される。
他の実施形態では、洗浄構成は、例えば図4a(および図4c)に概略的に示すように、水素ラジカル含有ガス96を第1表面302と第2表面202との間に提供するよう構成される。さらに、オブジェクト301は、第2表面202の方向に移動可能であり、洗浄構成250は、水素ラジカル含有ガス96を第1表面302と第2表面202との間に提供するように構成し得る。ここで、表面302は、水素化Snおよび/または揮発性ハロゲン化Sn204および/または(小さな)Sn粒子のような揮発性水素化物204を除去するゲッタとして使用し得る。
第1表面302は、ゲッタとして使用されるだけでなく、第1表面302は触媒としても使用され得る。特に、金属表面302がRu、Rh、Pd、Ag、Re、Os、Ir、PtおよびAuからなる群から選択される1つ以上の金属である場合、水素含有ガス100内の水素は、表面302上で解離し、水素ラジカルを形成する。これは、室温でも起こりうる。よって、図4cに示すように、第2表面302は、Snなどの汚染物質を保持するだけでなく、水素(および、任意のその類似体)を解離するように構成され得るため、水素ラジカル源103として構成され得る。ここで、第1表面302は、触媒表面を含む、つまり、水素ラジカルジェネレータ103でもある。
したがって、他の実施形態では、洗浄構成250は、第1表面302と第2表面202との間に水素含有ガス100を提供するように構成される。ここでも、オブジェクト201は第2表面202の方向に移動可能であってもよい(それゆえ、リソグラフィプロセスの間、放射源SOにより生成される放射ビームBが横断する領域の外側に配置される)。他の実施形態では、Ru、Rh、Pd、Ir、および、Ptからなる群のうち一つ以上の金属が適用される。変形例では、RuおよびPtのうち1つ以上が選択される。
図4bおよび4cを参照すると、さらに他の実施形態では、リソグラフィ装置1は、第1洗浄構成250をさらに含み、この第1洗浄構成250は水素含有ガス源700’を含み、リソグラフィ装置1は第2表面202を有する光エレメント201を含み、この第2表面202からは、放射源SO、または他のソースや発生源からの金属堆積物203が洗浄され、この洗浄構成250は、ハロゲン含有ガス100’を光エレメント201の第2表面に提供するよう構成され、第1表面302を有するオブジェクトは、さらに金属再堆積物を保持するように構成される。表面302に付着する汚染物質と金属堆積物203は、ハロゲンの存在により、表面302上の再堆積物(通常、金属または金属酸化物)とともに(Sn、ZnまたはMnの塩化物またはヨウ化物などの)揮発性ハロゲン化物を形成する。揮発性ハロゲン化物の少なくとも一部は、排気されてもよい(上記参照の)。洗浄構成250は、第1表面302と第2表面202との間にハロゲン含有ガス100’を提供するように構成され、上述したように、オブジェクト301は、表面302を表面202の方向へと移動することができるように、移動可能であってもよい。このようにして、表面202上の揮発化された堆積物203の表面302上への(再)堆積物は増加し得、堆積物203の減少または除去につながる。揮発化された堆積物は、符号204で示す。
図4dは、さらに他の実施形骸を示す。図4dは、コーティング205を有する光エレメント201、特にミラーまたは格子を概略的に示す。一実施形態では、このコーティングは、Ru、Rh、Pd、Ag、Re、Ps、Ir、PtおよびAuからなる群から選択される1つ以上の金属を含む。このようなコーティングは、キャップ層やスペクトル純度層などとして使用され得る。光エレメント201は、ビームBにより部分的に照射されるように、リソグラフィ装置1に内に配置される。例えば、光エレメント201は、コレクタミラー50またはスペクトル純度フィルタ51などであり、この光エレメントはコーティング205でコーティングされている。この表面の一部がビームBにより照射される。この部分も、一般に、放射源SOから直接発生する金属堆積物203が相当量見られる部分である(これは、光エレメント201としてコレクタミラー50が使用されている場合に、特に当てはまる)。光エレメント201の表面202上の堆積物は、参照符号203で示す。コーティング205の一部は、照射されない。これを斜線領域205’で示す。これらの領域は、堆積物203を全く含まないか、少量のみ含む表面を有する。よって、ビームBにより照射されないこれらの部分、つまり図4d中の領域205’は、表面302として適用される。したがって、一実施形態では、ビームBにより照射されない表面202の部分205’は、表面302として使用されるため、例えば水素100、水素ラジカル96およびハロゲンガス100’の1つ以上との組み合わせによって、ゲッタ(および任意でラジカルジェネレータ103の機能を発揮する。表面202の部分205’は、リソグラフィ装置1においてビームB内に配置されるエレメントの影に入る部分でもある。例えば、汚染トラップ49は、例えばコレクタミラー50上にいくらかの影をもたらし得る。これらの影領域は、領域205’でもあるが、ビームBには照射されず、ゲッタ表面302および/または触媒表面103としても使用し得る。
図4dを参照し、さらに他の実施形態では、表面203の部分205は放射ビームBに照射され得る。この部分は、(装置内にさらに設けられ、図示しない)ウェーハ上へのイメージ形成に使用される。この部分は、放射源SOにより生成される放射ビームBが横断する領域の中にあり、イメージの形成に使用される。しかし、ここで表面202の部分205’として示される第1表面302は、放射ビームBが横断する領域の実質的に外側であり、ビームBが横断しない部分である。ただし、ビームBのサイド/ウィングが表面202の部分205’に照射し得る。よって一実施形態では、部分205’はリソグラフィプロセスの間、放射源SOにより生成される放射ビームBが横断する領域の実質的に外側に配置されるが、放射ビーム全体の外側でなくてもよい。しかし、部分205’間が(図4dに示すよりも)離れている場合は、放射ビームBの外側にも配置され得る。
図4b、4cおよび4dを参照して上述した実施形態は、光エレメント201から堆積物203を洗浄するために使用するだけでなく、代替的に、または追加的に汚染物質の堆積物(特にSnおよびCの堆積物)から光エレメント201の表面202を保護するために使用してもよい、つまり、(上述したように)オブジェクト301は、ゲッタである。ハロゲンおよび/または水素ラジカルの存在により、揮発性の汚染物質が形成され、排気される(ハロゲン化Snまたは水素化Sn、CH)か、もしくは、金属またはその化合物として、オブジェクト301の表面302上に優先的に保持される(ハロゲン化Snまたは水素化Sn)。
本発明の他の実施形態において、放射源SOを含むリソグラフィ装置1内の金属汚染物質を結合する方法が提供され、この放射源SOは、一実施形態では(EUV放射を生成するためのSn放電源のような)金属蒸気ベースのEUV放射源SOであり、この方法は、リソグラフィ装置1において第1表面302を有するオブジェクト301を使用することを含み、この第1表面302は金属表面を含み、一実施形態においてこの金属は、Ru、Rh、Pd、Ag、Re、Os、Ir、Pt、および、Auからなる群から選択する1つ以上の金属であり、第1表面302は、金属蒸気ベースのEUV放射源から、および/または、他のソースや発生源からの金属を保持するように構成され、第1表面3032は、リソグラフィプロセスの間、放射源SOにより生成される放射ビームBが横断する領域の実質的に外側に配置される。この方法は、水素含有ガス100、水素ラジカル含有ガス96、およびハロゲン含有ガス100’からなる群から選択される1つ以上のガスを提供すること、をさらに含む。これらガスの1つ以上の存在により、堆積物は、揮発化され、表面302上に堆積する(上記参照)。
表面302によりゲッタリングされる汚染物質は、金属、金属酸化物、金属水素化物、金属水酸化物、金属ハロゲン化物、および、金属のオキシハライドからなる群から選択される1つ以上の汚染物質である。これらの汚染物質は、揮発性であるか、揮発化されたものでもよく、表面302に堆積して、ここで金属、金属酸化物、金属水素化物、金属水酸化物、金属ハロゲン化物、および、金属のオキシハライドの堆積物を形成する。
他の実施形態では、金属汚染物質を結合する(保持する)方法は、光エレメント201の表面202または他の光エレメントを洗浄する(処理も含む)ために使用される。したがって、提供される方法において、リソグラフィ装置1が第2表面を有する光エレメント201をさらに含み、この表面202から(他からの再堆積物を含む)金属堆積物203が洗浄され、この方法は、水素含有ガス100、水素ラジカル含有ガス96およびハロゲン含有ガス100’からなる群から選択される1つ以上のガスを、光エレメント201の第2表面202へ提供することをさらに含む。特に、リソグラフィ装置1の光エレメント201を洗浄する方法が提供され、この方法は、リソグラフィ装置1がs第1表面302を有するオブジェクト301を使用することを含み、この第1表面302は金属表面を含み、一実施形態では、この金属はRu、Rh、Pd、Ag、Re、Os、Ir、PtおよびAuからなる群から選択される1つ以上の金属であり、第1表面302は、金属蒸気ベースのEUV放射源SOからの金属汚染物質、または第1表面302上に(再)堆積し得る他のソースからの汚染物質を保持するように構成され、第1表面302は、リソグラフィプロセスの間、放射源SOにより生成された放射ビームBが横断する領域の実質的に外側に配置され、光エレメント201は第2表面202を有し、この第2表面202から金属堆積物が洗浄され、この方法は、水素含有ガス100、水素ラジカル含有ガス96、および、ハロゲン含有ガス100’からなる群から選択される1つ以上のガス提供することをさらに含む。
第1表面302は汚染物質をゲッタリングし、水素ラジカル(または水素)およびハロゲンの1つ以上の存在により、光エレメントまたは他のエレメント上の堆積物を除去し、第1表面302上に堆積させる効果をもたらす。第1表面302は、これにより汚染される。例えば、表面302も水素ラジカルを生成するように構成される場合、表面302の汚染(つまり、水素ラジカル源103の汚染)は望ましくないこともある。よって、他の実施形態では、リソグラフィ装置1は第2洗浄構成をさらに含み、この第2洗浄構成は第1表面302から金属堆積物を洗浄するように構成される。さらに、上述したように、第1表面から金属堆積物を洗浄することをさらに含む方法が提供される。この第2洗浄構成は、図示されない。第2洗浄構成は、リソグラフィ装置1のインシチュ(in situ)で設けても、エックスシチュ(ex situ)で設けてもよい。
図5a〜図5cは、実行され得る多くのプロセスを概略的に示す。ステージ191において、オブジェクト301はゲッタとして機能し、汚染物質を除去する。しばらく経過した後、オブジェクト301の表面302は、任意で第2洗浄構成へと搬送され、ステージ192において、オブジェクト301の表面302が洗浄される。オブジェクト301の表面302上の堆積物を実質的に除去した後、オブジェクトは再び使用可能となり、第2洗浄構成から、ゲッタ機能を果たす(汚染物質を保持する)位置まで戻される。例えば、このようなプロセスは、表面302を有する回転ディスク、または、表面302、可動アーム360などを有する並進テープを使用して実行され得る。
図5bは、上述のスキームと同様のものを示す。ただし、オブジェクト301は、放射源からの金属をゲッタリングするのに使用されるだけでなく、光エレメント201のようなリソグラフィ装置のエレメントを洗浄する(つまり、堆積物を除去する)のにも使用される。これは参照符号193として示し、光エレメント201の表面202が(洗浄構成250を用いて)洗浄される洗浄ステージを示す。この洗浄は、水素ラジカルおよび/またはハロゲンの存在によって起こる。これらは堆積物を揮発化し、金属汚染物質はその後表面301に堆積し得る。しばらく経過した後、オブジェクト301の表面302は、任意で第2洗浄構成へと搬送され、ステージ192でオブジェクト301の表面302が洗浄される。オブジェクト301の表面302上の堆積物を実質的に除去した後、オブジェクトは再び使用可能となり、第2洗浄構成から、ゲッタ機能および洗浄機能を果たす(汚染物質を保持する)位置まで戻される。
図5cにおいて、表面302はゲッタだけでなく、水素ラジカル源103としての機能も
有する。これらの機能は、191/194として示され、これらの参照符号はゲッタリングステージと洗浄ステージを示し、ここでオブジェクト301はゲッタ(191)および水素から水素ラジカルを形成するための触媒(194)である。しばらく経過した後、オブジェクト301の表面302は、任意で第2洗浄構成に搬送され、ステージ192でオブジェクト301の表面302が洗浄される。オブジェクト301の表面302上の堆積物が実質的に除去されると、オブジェクトは再び使用可能となり、第2洗浄構成から、ゲッタ機能191、洗浄機能193および水素ラジカル生成機能194を果たす位置まで戻される。
上述したプロセスは、熱を加えることにより促進され得る。よって、他の実施形態では、リソグラフィ装置は、水素含有ガス、水素ラジカル含有ガス、ハロゲン含有ガスおよび光エレメント201からなる群から選択されるひとつ以上を加熱するように構成された加熱構成(図示なし)をさらに含んでもよい。加熱は、例えば、室温〜約250℃、特に約100〜250℃の範囲で行われる。例えば、加熱エレメントは、上述したように洗浄プロセス中にコレクタミラー50を100℃〜250℃まで加熱するため使用することができる。
本発明は、光エレメントや他のエレメントからSnなどを洗浄する際に使用されるだけでなく、炭素堆積物の洗浄において使用してもよい。例えば図4aに示すような別体の水素ラジカル源103によって、または貴金属表面(または白金族の金属の金属表面)によって、水素ラジカル96を形成することにより、炭素の堆積物もまた、CHのような揮発性炭化水素の形成により除去される。これらの炭化水素は、単に排気部550から(ポンプ400を介して)排気し得る。
本発明の他の実施形態では、真空環境用のオブジェクト201を設けており、この真空環境は、0.01〜500mbarの圧力で水素ガス100を含み、このオブジェクト201は、金属原子とその化合物を保持するように構成された第1表面202を含む。
図6を参照し、フローチューブ90の入口に配置したSnの厚い層91と、それぞれ距離d1、d2を置いて、チューブ90内のより下流に配置した清浄なサンプル92、93とを使用して実験を行った。
全ての輸送実験において、全体的にガラスで作られたフローチューブが使用されている。一度目の実験では、圧力は20mbarで、ウィットネスサンプル(witness sample)としてベアシリコンサンプル92及び93を使用した。チューブ入り口のサンプル91は、シリコン基板に堆積させた約50〜60nmのSn層を有する。水素ラジカル96がチューブ90内をサンプル91の上方を流れると、この厚いサンプル91からいくらかのSnが除去される。ウィットネスサンプル92、93は、Snがこれらのサンプル92、93上に再堆積するかどうかを調べるために使用される。この一度目の実験では、約4分間水素ラジカルへ曝した後、ウィットネスサンプル上からSnが検出された。
次に、Ruサンプルをウィットネスサンプル92、93として使用し、同様の実験を繰り返した。このケースでは、Snが移動してウィットネスサンプル上に堆積した明確な証拠が見られた。3分間水素に曝した後、両方のウィットネスサンプル92、93上に0.1nmのSnがあり、一方、厚いSnサンプル91からは約5nmのSnが除去されていた。
これらの2つの実験を比較すると、基板材料92、93の種類が、Snが堆積するか否かに影響を与えていることが明らかである。(AuやAgのような)貴金属および(Ru、Rh、Pd、Os、Ir、および、Ptのような)白金族への堆積は優れ、一方、他の材料への堆積は劣る。表面302は堆積物を保持するように構成されるため、表面302の材料は、特に、本明細書に記載する貴金属および白金族の金属から選択され、Ruおよび/またはPtがより望ましい。
ここで、チューブとは、ガスチューブまたはガスパイプ、つまり水素のようなガスを輸送するチューブを指す。
ガス流の方向は、図示されたものとは異なってもよいことを理解されたい。
本発明は、EUV放射のみに限定されるのではなく、上述したように、他の放射を使用するリソグラフィ装置に使用してもよい。Sn放射源以外の放射源SOから、および、はんだ等の他の発生源から生成される他の汚染物質も、本発明の洗浄構成250および洗浄方法により除去し得る。さらに、上述したSn、Zn、および、Mnベースの金属や金属化合物に加えて、他の金属(または他の金属化合物)も第1表面302により保持され得る。
本発明の洗浄方法は、光エレメントの表面だけでなく、壁、支持構造、ガスロックなどの他の表面を洗浄するのに使用してもよい。同様に、金属汚染物質を保持する方法は、光エレメントの表面だけでなく、壁、支持構造、ガスロックなどの他の表面に堆積しうる金属汚染物質をゲッタリングするのに使用してもよい。ゲッタ(第1表面)は、光エレメント上の堆積を防止または減少させるためだけでなく、壁のような他のエレメント上への堆積も防止または減少させ得る。一実施形態において、エレメント201は光エレメントのみを表す必要は無く、リソグラフィ装置1のいずれのエレメントを表してもよい。リソグラフィ装置1内の各表面は、表面302の存在の利点を享受し得る。
本明細書において、IC製造におけるリソグラフィ装置の使用について具体的な言及がなされているが、本明細書記載のリソグラフィ装置が、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用のガイダンスパターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造といった他の用途を有し得ることが理解されるべきである。そのような別の用途においては、本明細書で使用される「ウェーハ」または「ダイ」という用語はすべて、それぞれより一般的な「基板」または「ターゲット部分」という用語と同義であるとみなしてよいことが理解されるべきである。本明細書に記載した基板は、露光の前後を問わず、例えば、トラック(通常、基板にレジスト層を塗布し、かつ露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジーツール、および/またはインスペクションツールで処理されてもよい。適用可能な場合には、本明細書中の開示内容を上記のような基板プロセシングツールおよびその他の基板プロセシングツールに適用してもよい。さらに基板は、例えば、多層ICを作るために複数回処理されてもよいので、本明細書で使用される基板という用語は、すでに多重処理層を包含している基板を表すものとしてもよい。
光リソグラフィの関連での本発明の実施形態の使用について上述のとおり具体的な言及がなされたが、当然のことながら、本発明は、他の用途、例えば、インプリントリソグラフィに使われてもよく、さらに状況が許すのであれば、光リソグラフィに限定されることはない。インプリントリソグラフィにおいては、パターニングデバイス内のトポグラフィによって、基板上に創出されるパターンが定義される。パターニングデバイスのトポグラフィは、基板に供給されたレジスト層の中にプレス加工され、基板上では、電磁放射、熱、圧力、またはそれらの組合せによってレジストは硬化される。パターニングデバイスは、レジストが硬化した後、レジスト内にパターンを残してレジストの外へ移動される。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、本発明は、上述以外の態様で実施できることが明らかである。例えば、本発明は、上記に開示した方法を表す1つ以上の機械読取可能命令のシーケンスを含むコンピュータプログラムの形態、またはこのようなコンピュータプログラムが記憶されたデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態であってもよい。
上記の説明は、制限ではなく例示を意図したものである。したがって、当業者には明らかなように、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本記載の発明に変更を加えてもよい。

Claims (18)

  1. 放射ビームを提供する放射源と、
    金属汚染物質を保持する第1表面を有するオブジェクトであって、前記第1表面は、リソグラフィプロセスの間、前記放射源により生成された前記放射ビームが横断する領域の実質的に外側に配置される、該オブジェクトと、
    第2表面を有する光エレメントと、
    を含み、
    前記オブジェクトは前記光エレメントとは別に配置され、かつ前記第2表面から金属堆積物が洗浄される洗浄プロセスの間前記光エレメントに隣接して配置されるように移動可能に構成された
    リソグラフィ装置。
  2. 前記洗浄プロセスの間、前記第1表面と前記第2表面との間の距離が0.1〜20cmであり、
    前記第1表面は、リソグラフィプロセスの間、放射源により生成される放射ビームの経路内に配置されない、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記第1表面は、Sn、MnおよびZnからなる群から選択される1つ以上の元素の、金属、金属酸化物、金属水酸化物、金属水素化物、金属ハロゲン化物、および/または、金属のオキシハライドからなる群から選択される金属汚染物質を保持する、請求項1又は2に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記放射源は、金属蒸気ベースのEUV放射源を含み、前記第1表面は、前記金属蒸気ベースのEUV放射源からの金属を保持する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記放射源はSn放射源である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記第1表面は、金属表面を含み、前記金属は、Ru、Rh、Pd、Ag、Re、Os、Ir、PtおよびAuからなる群から選択される1つ以上の金属である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  7. 水素含有ガス源、及び水素ラジカル源を含む第1洗浄構成をさらに含み、
    記第1洗浄構成は、前記光エレメントの前記第2表面へと水素含有ガスを提供し、前記第1表面を有する前記オブジェクトは、さらに金属再堆積物を保持する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  8. 前記第1洗浄構成は、水素含有ガスおよび/または水素ラジカル含有ガスを、前記第1表面と前記第2表面との間に提供する、請求項7に記載のリソグラフィ装置。
  9. 前記オブジェクトは前記第2表面の方向に移動可能であり、前記第1洗浄構成は、前記第1表面と前記第2表面との間に水素含有ガスおよび/または水素ラジカル含有ガスを提供する、請求項7または8に記載のリソグラフィ装置。
  10. 前記第1洗浄構成は、ハロゲン含有ガス源をさらに含む、請求項7〜9のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  11. 前記第1洗浄構成は、前記光エレメントの前記第2表面に水素ラジカル含有ガスおよび/またはハロゲン含有ガスを提供する、請求項10に記載のリソグラフィ装置。
  12. 前記第1洗浄構成は、水素含有ガス、水素ラジカル含有ガス、および/または、ハロゲン含有ガスを前記第1表面と前記第2表面との間に提供する、請求項10に記載のリソグラフィ装置。
  13. 前記第1表面は、触媒表面を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  14. 第2洗浄構成をさらに含み、
    前記第2洗浄構成は、前記第1表面から金属堆積物を洗浄する、請求項1〜13のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  15. ハロゲン含有ガス源を含む第1洗浄構成をさらに含み、
    記第1洗浄構成はハロゲン含有ガスを前記光エレメントの前記第2表面へ提供し、前記第1表面を有する前記オブジェクトはさらに金属再体積物を保持する、請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  16. 前記第1洗浄構成は、前記第1表面と前記第2表面との間にハロゲン含有ガスを提供する、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  17. 前記オブジェクトは前記第2表面の方向に移動可能であり、前記第1洗浄構成は前記ハロゲン含有ガスを前記第1表面と前記第2表面との間に提供する、請求項15または16に記載のリソグラフィ装置。
  18. 放射ビームを提供する放射源と、
    金属汚染物質を保持する第1表面を有するオブジェクトであって、前記第1表面は、リソグラフィプロセスの間、前記放射源によって生成される前記放射ビームが横断する領域の実質的に外側に配置され、前記第1表面は、金属表面を含み、前記金属は、Ru、Rh、Pd、Ag、Re、Os、Ir、Pt、および、Auからなる群から選択される1つ以上の金属であり、前記第1表面は、光エレメントの表面層ではない、該オブジェクトと、
    第2表面を有する光エレメントと、
    を含み、
    前記オブジェクトは前記光エレメントとは別に配置され、かつ前記第2表面から金属堆積物が洗浄される洗浄プロセスの間前記光エレメントに隣接して配置されるように移動可能に構成された
    リソグラフィ装置。
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