JP2691556B2 - 車体および車両組立ラインにおけるワーク搬送装置 - Google Patents
車体および車両組立ラインにおけるワーク搬送装置Info
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- JP2691556B2 JP2691556B2 JP63086038A JP8603888A JP2691556B2 JP 2691556 B2 JP2691556 B2 JP 2691556B2 JP 63086038 A JP63086038 A JP 63086038A JP 8603888 A JP8603888 A JP 8603888A JP 2691556 B2 JP2691556 B2 JP 2691556B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は、車体および車両組立ラインにおけるワーク
搬送装置に関し、特にメイン搬送ラインから分岐する分
岐搬送ラインのメイン搬送ラインへの合流形態を改善し
たものに関する。
搬送装置に関し、特にメイン搬送ラインから分岐する分
岐搬送ラインのメイン搬送ラインへの合流形態を改善し
たものに関する。
従来、自動車工場においてはボディ組立や各種装備品
を組付ける自動車組立を行なうのに、ハンガー式搬送装
置やベルトコンベアなどの搬送ラインを設け、この搬送
ラインでワークを多数のステーションに亙って搬送し各
ステーションで各組立作業を行なっている。
を組付ける自動車組立を行なうのに、ハンガー式搬送装
置やベルトコンベアなどの搬送ラインを設け、この搬送
ラインでワークを多数のステーションに亙って搬送し各
ステーションで各組立作業を行なっている。
ところで、最近では共通の搬送ラインに複数車種のワ
ークを混流して組立てる混流組立ラインが一般に採用さ
れているが、混流組立ラインにおいては、特定の種類の
ワークに対して追加的な組立作業を施すためメインの搬
送ラインから分岐し且つ再びメインの搬送ラインに合流
する分岐搬送ラインが設けられることが少なくない。
ークを混流して組立てる混流組立ラインが一般に採用さ
れているが、混流組立ラインにおいては、特定の種類の
ワークに対して追加的な組立作業を施すためメインの搬
送ラインから分岐し且つ再びメインの搬送ラインに合流
する分岐搬送ラインが設けられることが少なくない。
尚、特開昭57−7772号公報には、２系統の搬送ライン
の合流部に何れか一方の搬送ラインを選択的に切換える
ため、上記合流部よりも上流側でワークが搬送されて来
た方の搬送ラインを検出し、その検出信号に基いて搬送
ライン切換装置を切換えるようにした組立てラインの合
流部におけるライン切換装置が記載されている。
の合流部に何れか一方の搬送ラインを選択的に切換える
ため、上記合流部よりも上流側でワークが搬送されて来
た方の搬送ラインを検出し、その検出信号に基いて搬送
ライン切換装置を切換えるようにした組立てラインの合
流部におけるライン切換装置が記載されている。
従来の組立ラインにおいては、上記メイン搬送ライン
から分岐する分岐搬送ラインは、メイン搬送ラインの搬
送方向に対して交差する方向へ分岐しまたメイン搬送ラ
インの搬送方向に対して交差する方向からメイン搬送ラ
インへ合流するようになっている。
から分岐する分岐搬送ラインは、メイン搬送ラインの搬
送方向に対して交差する方向へ分岐しまたメイン搬送ラ
インの搬送方向に対して交差する方向からメイン搬送ラ
インへ合流するようになっている。
ところで、メイン搬送ラインの途中部にはメイン搬送
ラインを上方の階或いは下方の階へ切換える為の移載ス
テーションを設けることも少なくないが、このように移
載ステーションに近いメイン搬送ラインの部分に分岐搬
送ラインを設ける場合、分岐搬送ラインがメイン搬送ラ
インに合流する合流部は移載ステーションよりも上流側
に設けるか或いは移載ステーションに側方から交差状に
合流するように設けることが必要である。そして、分岐
搬送ラインがメイン搬送ラインから分岐する分岐部は、
合流部よりもある程度上流側に設けなければならないの
で、結局分岐部を移載ステーションよりもかなり上流側
に設けなければならないため、分岐搬送ラインのレイア
ウト上の節約が大きくなり、組立ラインの工場スペース
の有効活用が難しくなる。
ラインを上方の階或いは下方の階へ切換える為の移載ス
テーションを設けることも少なくないが、このように移
載ステーションに近いメイン搬送ラインの部分に分岐搬
送ラインを設ける場合、分岐搬送ラインがメイン搬送ラ
インに合流する合流部は移載ステーションよりも上流側
に設けるか或いは移載ステーションに側方から交差状に
合流するように設けることが必要である。そして、分岐
搬送ラインがメイン搬送ラインから分岐する分岐部は、
合流部よりもある程度上流側に設けなければならないの
で、結局分岐部を移載ステーションよりもかなり上流側
に設けなければならないため、分岐搬送ラインのレイア
ウト上の節約が大きくなり、組立ラインの工場スペース
の有効活用が難しくなる。
本発明に係る車体および車両組立ラインにおけるワー
ク搬送装置は、ワークを搬送するメイン搬送ラインにこ
のメイン搬送ラインからこのメイン搬送ラインが設けら
れた階とは異なる階に設けられた別の搬送ラインにワー
クを移載する移載ステーションを設け、上記メイン搬送
ラインに移載ステーションよりも上流側から分岐して上
記ワークを搬送する分岐搬送ラインを設け、この分岐搬
送ラインがメイン搬送ラインの搬送方向と相反する搬送
方向から移載ステーションに合流するように構成したも
のである。
ク搬送装置は、ワークを搬送するメイン搬送ラインにこ
のメイン搬送ラインからこのメイン搬送ラインが設けら
れた階とは異なる階に設けられた別の搬送ラインにワー
クを移載する移載ステーションを設け、上記メイン搬送
ラインに移載ステーションよりも上流側から分岐して上
記ワークを搬送する分岐搬送ラインを設け、この分岐搬
送ラインがメイン搬送ラインの搬送方向と相反する搬送
方向から移載ステーションに合流するように構成したも
のである。
本発明に係る車体および車両組立ラインにおけるワー
ク搬送装置においては、メイン搬送ラインにこのメイン
搬送ラインが設けられた階とは異なる階に設けられた別
の搬送ラインにワークを移載する移載ステーションが設
けられ、この移載ステーションよりも上流側から分岐し
て上記ワークを搬送する分岐搬送ラインが、メイン搬送
ラインの搬送方向と相反する方向から移載ステーション
に合流するように構成したので、分岐搬送ラインがメイ
ン搬送ラインから分岐する分岐部から移載ステーション
までのライン長を短縮でき、分岐部を設ける位置につい
てのレイアウト上の制約が大幅に緩和され、これに伴な
い分岐搬送ラインを配置する上でのレイアウト上の制約
が大幅に緩和される。
ク搬送装置においては、メイン搬送ラインにこのメイン
搬送ラインが設けられた階とは異なる階に設けられた別
の搬送ラインにワークを移載する移載ステーションが設
けられ、この移載ステーションよりも上流側から分岐し
て上記ワークを搬送する分岐搬送ラインが、メイン搬送
ラインの搬送方向と相反する方向から移載ステーション
に合流するように構成したので、分岐搬送ラインがメイ
ン搬送ラインから分岐する分岐部から移載ステーション
までのライン長を短縮でき、分岐部を設ける位置につい
てのレイアウト上の制約が大幅に緩和され、これに伴な
い分岐搬送ラインを配置する上でのレイアウト上の制約
が大幅に緩和される。
本発明に係る車体および車両組立ラインにおけるワー
ク搬送装置によれば、以上説明した構成により、分岐搬
送ラインの分岐部をメイン搬送ラインの移載ステーショ
ンの近くに設けることができ、分岐搬送ラインがメイン
搬送ラインの搬送方向と相反する方向から移載ステーシ
ョンに合流するため分岐搬送ラインが異なる階の別の搬
送ラインと干渉することがなく、メイン搬送ラインは移
載ステーションの所で終端になるため移載ステーション
の付近に分岐搬送ラインを設けることも可能となる。つ
まり、分岐搬送ラインを配置するときのレイアウト上の
制約が大幅に緩和され、これに伴ない組立ラインを配置
するときのレイアウト上の制約が大幅に緩和される。そ
の結果工場スペースの有効活用、特に複数車種の車体や
車両を組立てる混流生産組立ラインを配置するときの工
場スペースの有効活用を図ることが出来る。
ク搬送装置によれば、以上説明した構成により、分岐搬
送ラインの分岐部をメイン搬送ラインの移載ステーショ
ンの近くに設けることができ、分岐搬送ラインがメイン
搬送ラインの搬送方向と相反する方向から移載ステーシ
ョンに合流するため分岐搬送ラインが異なる階の別の搬
送ラインと干渉することがなく、メイン搬送ラインは移
載ステーションの所で終端になるため移載ステーション
の付近に分岐搬送ラインを設けることも可能となる。つ
まり、分岐搬送ラインを配置するときのレイアウト上の
制約が大幅に緩和され、これに伴ない組立ラインを配置
するときのレイアウト上の制約が大幅に緩和される。そ
の結果工場スペースの有効活用、特に複数車種の車体や
車両を組立てる混流生産組立ラインを配置するときの工
場スペースの有効活用を図ることが出来る。
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第１図は複数車種の自動車のアンダーボディを組立て
る組立ラインの最下流側の部分を示すもので、この組立
ラインには矢印Ａ・Ｂ・Ｃの方向へアンダーボディＷを
搬送するメイン搬送ライン１が設けられ、メイン搬送ラ
イン１には上方の階へ切換える移載ステーションTSが設
けられるとともにその上流側には分岐ステーションDSが
設けられている。
る組立ラインの最下流側の部分を示すもので、この組立
ラインには矢印Ａ・Ｂ・Ｃの方向へアンダーボディＷを
搬送するメイン搬送ライン１が設けられ、メイン搬送ラ
イン１には上方の階へ切換える移載ステーションTSが設
けられるとともにその上流側には分岐ステーションDSが
設けられている。
更に、ハードトップ型自動車のアンダーボディＷにピ
ラー（これはセンタピラーに相当するものでインナピラ
ー部のみからなり上端がルーフパネルに接合されないも
のである）を組付けるため、上記分岐ステーションDSか
ら左方へ分岐して矢印Ｄ・Ｅ・Ｆ・Ｇの方向にアンダー
ボディＷを搬送し且つ移載ステーションTSへ合流する第
１分岐搬送ライン２が設けられており、またメイン搬送
ライン１に流れるアンダーボディＷのうち数10個に１個
の割合でアンダーボディＷに半破壊検査を施すため、分
岐ステーションDSから右方へ分岐して矢印Ｈ・Ｉ・Ｊ・
Ｇの方向にアンダーボディＷを搬送し且つ移載ステーシ
ョンTSに合流する第２分岐搬送ライン３が設けられてい
る。
ラー（これはセンタピラーに相当するものでインナピラ
ー部のみからなり上端がルーフパネルに接合されないも
のである）を組付けるため、上記分岐ステーションDSか
ら左方へ分岐して矢印Ｄ・Ｅ・Ｆ・Ｇの方向にアンダー
ボディＷを搬送し且つ移載ステーションTSへ合流する第
１分岐搬送ライン２が設けられており、またメイン搬送
ライン１に流れるアンダーボディＷのうち数10個に１個
の割合でアンダーボディＷに半破壊検査を施すため、分
岐ステーションDSから右方へ分岐して矢印Ｈ・Ｉ・Ｊ・
Ｇの方向にアンダーボディＷを搬送し且つ移載ステーシ
ョンTSに合流する第２分岐搬送ライン３が設けられてい
る。
フロントパネルとリヤパネルとを接合してなり増打溶
接が施されたアンダーボディＷは図示矢印Ａの位置へ上
流側より搬送され、ピラーを組付けず且つ検査に供しな
いアンダーボディＷはメイン搬送ライン１で搬送され移
載ステーションTSにおいて別の搬送ラインにあたるサイ
ドパネル等をアンダーボディＷに対して組立てるライン
へ搬送されていく。
接が施されたアンダーボディＷは図示矢印Ａの位置へ上
流側より搬送され、ピラーを組付けず且つ検査に供しな
いアンダーボディＷはメイン搬送ライン１で搬送され移
載ステーションTSにおいて別の搬送ラインにあたるサイ
ドパネル等をアンダーボディＷに対して組立てるライン
へ搬送されていく。
このメイン搬送ライン１は、床面上方の所定高さ位置
に配設されたレール部材４に沿って走行し且つ任意位置
で停止可能なハンガー５でアンダーボディＷを吊持して
搬送するようにした既存周知のオーバヘッド式搬送装置
で構成されている。
に配設されたレール部材４に沿って走行し且つ任意位置
で停止可能なハンガー５でアンダーボディＷを吊持して
搬送するようにした既存周知のオーバヘッド式搬送装置
で構成されている。
上記第１分岐搬送ライン１には、分岐ステーションDS
の左方に順に並設された第１待機ステーションWS1及び
第２待機ステーションWS2（これは、第１切換ステーシ
ョンKS1でもある）と、第２待機ステーションWS2の前方
に順に設けられたピラー組付ステーションAS及び第２切
換ステーションKS2と、第２切換ステーションKS2の右方
に位置し且つ移載ステーションTSの前方に位置する第３
切換ステーションKS3とが設けられている。
の左方に順に並設された第１待機ステーションWS1及び
第２待機ステーションWS2（これは、第１切換ステーシ
ョンKS1でもある）と、第２待機ステーションWS2の前方
に順に設けられたピラー組付ステーションAS及び第２切
換ステーションKS2と、第２切換ステーションKS2の右方
に位置し且つ移載ステーションTSの前方に位置する第３
切換ステーションKS3とが設けられている。
また、第２分岐搬送ライン３には、分岐ステーション
DSの右方に設けられた第４切換ステーションKS4と、第
４切換ステーションKS4の前方に設けられた検査ステー
ションESと、検査ステーションESの前方に位置し且つ第
３切換ステーションKS3の右方に位置する第５切換ステ
ーションKS5と、前記第３切換ステーションKS3とが設け
られている。
DSの右方に設けられた第４切換ステーションKS4と、第
４切換ステーションKS4の前方に設けられた検査ステー
ションESと、検査ステーションESの前方に位置し且つ第
３切換ステーションKS3の右方に位置する第５切換ステ
ーションKS5と、前記第３切換ステーションKS3とが設け
られている。
上記分岐ステーションDSから第１切換ステーションKS
1へ或いは分岐ステーションDSから第４切換ステーショ
ンKS4へアンダーボディＷ（以下、ワークという）を搬
送するため、第１切換ステーションKS1と第４切換ステ
ーションKS4に亙って台車式の第１搬送装置10が左右方
向に設けられている。この第１搬送装置10は、第１図・
第２図に示すように２条のレール11とこのレール11上を
自走する台車12とを備え、台車12は油圧シリンダで上昇
位置と下降位置とに亙って切換えられるワーク支持台12
aを備えている。上記第１及び第２待機ステーションWS1
・WS2及び第４切換ステーションKS4には、第１搬送装置
10で搬送されて来たワークＷを載置する複数の受部材13
が夫々設けられている。従って、メイン搬送ライン１の
ハンガー５から台車12のワーク支持台12a上へワークＷ
を移し、台車12のワーク支持台12aを上昇位置に保持し
て台車12を走行させ、第１待機ステーションWS1或いは
第４切換ステーションKS4へ搬送し、ワーク支持台12aを
下降位置へ切換えることによってワークＷを受部材13に
移載、その移載後ワーク支持台12aを下降位置にしたま
ま空の台車12を移動させることが出来る。上記と同様に
して、台車12により第１待機ステーションWS1のワーク
Ｗを第２待機ステーションWS2（第１切換ステーションK
S1）へ移動させることが出来る。
1へ或いは分岐ステーションDSから第４切換ステーショ
ンKS4へアンダーボディＷ（以下、ワークという）を搬
送するため、第１切換ステーションKS1と第４切換ステ
ーションKS4に亙って台車式の第１搬送装置10が左右方
向に設けられている。この第１搬送装置10は、第１図・
第２図に示すように２条のレール11とこのレール11上を
自走する台車12とを備え、台車12は油圧シリンダで上昇
位置と下降位置とに亙って切換えられるワーク支持台12
aを備えている。上記第１及び第２待機ステーションWS1
・WS2及び第４切換ステーションKS4には、第１搬送装置
10で搬送されて来たワークＷを載置する複数の受部材13
が夫々設けられている。従って、メイン搬送ライン１の
ハンガー５から台車12のワーク支持台12a上へワークＷ
を移し、台車12のワーク支持台12aを上昇位置に保持し
て台車12を走行させ、第１待機ステーションWS1或いは
第４切換ステーションKS4へ搬送し、ワーク支持台12aを
下降位置へ切換えることによってワークＷを受部材13に
移載、その移載後ワーク支持台12aを下降位置にしたま
ま空の台車12を移動させることが出来る。上記と同様に
して、台車12により第１待機ステーションWS1のワーク
Ｗを第２待機ステーションWS2（第１切換ステーションK
S1）へ移動させることが出来る。
更に、第１分岐搬送ライン２においては、第１切換ス
テーションKS1のワークＷをピラー組付ステーションAS
へまたピラー組付ステーションASのワークＷを第２切換
ステーションKS2へ搬送するための第２搬送装置20が前
後方向に設けられている。この第２搬送装置20は、第２
図・第３図に示すようにメイン搬送ライン１のオーバヘ
ッド式搬送装置と同様のもので、床面上方の所定高さ位
置に設けられたレール21とレール21に吊設されレール21
に沿って走行するハンガー22とからなる。
テーションKS1のワークＷをピラー組付ステーションAS
へまたピラー組付ステーションASのワークＷを第２切換
ステーションKS2へ搬送するための第２搬送装置20が前
後方向に設けられている。この第２搬送装置20は、第２
図・第３図に示すようにメイン搬送ライン１のオーバヘ
ッド式搬送装置と同様のもので、床面上方の所定高さ位
置に設けられたレール21とレール21に吊設されレール21
に沿って走行するハンガー22とからなる。
上記第２搬送装置20のハンガー22で第１切換ステーシ
ョンKS1のワークＷを吊持してピラー組付ステーションA
Sへ搬送し、該ステーションASの組付け治具23上に移載
する。この組付け治具23はワークＷを載置支持する複数
の受部材23aと受部材23aにワークＷを固定する為の油圧
式クランプ装置23bなどを備え、第１図に図示していな
いがピラー組付ステーションASの左右両側にはピラー組
付けの為の部材ハンドリングロボットや溶接ロボットが
配設されている。
ョンKS1のワークＷを吊持してピラー組付ステーションA
Sへ搬送し、該ステーションASの組付け治具23上に移載
する。この組付け治具23はワークＷを載置支持する複数
の受部材23aと受部材23aにワークＷを固定する為の油圧
式クランプ装置23bなどを備え、第１図に図示していな
いがピラー組付ステーションASの左右両側にはピラー組
付けの為の部材ハンドリングロボットや溶接ロボットが
配設されている。
上記組付け治具23上でアンダーボディＷに左右の１対
のピラーが組付けられ増打溶接が施されると、ワークＷ
はハンガー22によって第２切換ステーションKS2へ搬送
される。
のピラーが組付けられ増打溶接が施されると、ワークＷ
はハンガー22によって第２切換ステーションKS2へ搬送
される。
上記第２切換ステーションKS2から第３切換ステーシ
ョKS3へワークＷを搬送するため、第３搬送装置30と第
４搬送装置40とが設けられるが、第４搬送装置40は第５
切換ステーションKS5から第３切換ステーションKS3へワ
ークＷを搬送する為のものである。
ョKS3へワークＷを搬送するため、第３搬送装置30と第
４搬送装置40とが設けられるが、第４搬送装置40は第５
切換ステーションKS5から第３切換ステーションKS3へワ
ークＷを搬送する為のものである。
上記第３搬送装置30は、第１図・第４図に示すように
第２切換ステーションKS2から第３切換ステーションKS3
の近くまで左右方向に延設されたチェーン式コンベアか
らなり、第２切換ステーションKS2のスプロケット軸31
の前後両端にスプロケット31aが固着され、第３切換ス
テーションKS3の近くのスプロケット軸32の前後両端に
スプロケット32aが固着され、左右に対応する前側の１
対のスプロケット31a・32aに無端チェーン33が掛装さ
れ、また左右に対応する後側の１対のスプロケット31a
・32aに無端チェーン33が掛装され、スプロケット軸32
は図示外の電動モータで回転駆動されるようになってい
る。従って、第２搬送装置20のハンガー22でワークＷを
吊持し、第２切換ステーションKS2上のチェーン33の上
に移載すると、そのワークＷはチェーン式コンベアで第
３切換ステーションKS3の近くまで搬送され、チェーン
式コベアを停止させるとワークＷはその位置に停止す
る。
第２切換ステーションKS2から第３切換ステーションKS3
の近くまで左右方向に延設されたチェーン式コンベアか
らなり、第２切換ステーションKS2のスプロケット軸31
の前後両端にスプロケット31aが固着され、第３切換ス
テーションKS3の近くのスプロケット軸32の前後両端に
スプロケット32aが固着され、左右に対応する前側の１
対のスプロケット31a・32aに無端チェーン33が掛装さ
れ、また左右に対応する後側の１対のスプロケット31a
・32aに無端チェーン33が掛装され、スプロケット軸32
は図示外の電動モータで回転駆動されるようになってい
る。従って、第２搬送装置20のハンガー22でワークＷを
吊持し、第２切換ステーションKS2上のチェーン33の上
に移載すると、そのワークＷはチェーン式コンベアで第
３切換ステーションKS3の近くまで搬送され、チェーン
式コベアを停止させるとワークＷはその位置に停止す
る。
上記第４搬送装置40は、第３搬送装置30の下流部から
第５切換ステーションKS5に亙るオーバヘッド式搬送装
置であり、この第４搬送装置40は第１図・第４図に示す
ように第３搬送装置30の下流部から第４切換ステーショ
ンKS4に亙って床面上方の所定高さ位置に前後に相隔て
て平行に配設された２条のレール41とこれらレール41に
吊設されレール41に沿って自走するハンガー42とからな
り、この第４搬送装置40によって第３搬送装置30の下流
部にあるワークＷを吊持して第３切換ステーションKS3
へ搬送することが出来るようになっている。
第５切換ステーションKS5に亙るオーバヘッド式搬送装
置であり、この第４搬送装置40は第１図・第４図に示す
ように第３搬送装置30の下流部から第４切換ステーショ
ンKS4に亙って床面上方の所定高さ位置に前後に相隔て
て平行に配設された２条のレール41とこれらレール41に
吊設されレール41に沿って自走するハンガー42とからな
り、この第４搬送装置40によって第３搬送装置30の下流
部にあるワークＷを吊持して第３切換ステーションKS3
へ搬送することが出来るようになっている。
更に、第３切換ステーションKS3からメイン搬送ライ
ン１の移載ステーションTSへワークＷを搬送するため、
第３切換ステーションKS3から移載ステーションTSに亙
る第５搬送装置50が前後方向に配設されている（第２図
・第４図参照）。この第５搬送装置50は床面上に２条の
レール51とこのレール51上を自走する台車52とからな
り、上記台車52はワークＷを載置するワーク支持台を備
えている。従って、台車52を第３切換ステーションKS3
に待機させて、第４搬送装置40のハンガー42から台車52
上にワークＷを移載し、次に台車52を移載ステーション
TSへ自走させて移載ステーションTSで停止し、移載ステ
ーションTSで待機していたメイン搬送ライン１のハンガ
ー５で台車52上のワークＷを吊持し、移載ステーション
TSからメイン搬送ライン１によって上方の階へ搬送する
ことが出来る。
ン１の移載ステーションTSへワークＷを搬送するため、
第３切換ステーションKS3から移載ステーションTSに亙
る第５搬送装置50が前後方向に配設されている（第２図
・第４図参照）。この第５搬送装置50は床面上に２条の
レール51とこのレール51上を自走する台車52とからな
り、上記台車52はワークＷを載置するワーク支持台を備
えている。従って、台車52を第３切換ステーションKS3
に待機させて、第４搬送装置40のハンガー42から台車52
上にワークＷを移載し、次に台車52を移載ステーション
TSへ自走させて移載ステーションTSで停止し、移載ステ
ーションTSで待機していたメイン搬送ライン１のハンガ
ー５で台車52上のワークＷを吊持し、移載ステーション
TSからメイン搬送ライン１によって上方の階へ搬送する
ことが出来る。
一方、第２分岐搬送ライン３において、分岐ステーシ
ョンDSから第４切換ステーションKS4までは、第１搬送
装置10によりワークＷが搬送されて第４切換ステーショ
ンKS4の複数の受部材13上に載置される。この第４切換
ステーションKS4のワークＷを検査ステーションESへ搬
送するため、第４切換ステーションKS4から検査ステー
ションESに亙る第６搬送装置60が前後方向に配設されて
いる。この第６搬送装置60は、第２搬送装置20と同様の
オーバヘッド式搬送装置であり、床面上方の所定高さレ
ベルに前後方向に向けて配設されたレール61とこのレー
ル61に吊設されレール61に沿って自走するハンガー62と
からなり、そのハンガー62によって第４切換ステーショ
ンKS4のワークＷを吊持して検査ステーションESまで搬
送し、検査ステーションESの検査用台車72上へ移載する
ようになっている。上記検査ステーションESにてワーク
Ｗの複数の溶接個所について半破壊検査が施される。
ョンDSから第４切換ステーションKS4までは、第１搬送
装置10によりワークＷが搬送されて第４切換ステーショ
ンKS4の複数の受部材13上に載置される。この第４切換
ステーションKS4のワークＷを検査ステーションESへ搬
送するため、第４切換ステーションKS4から検査ステー
ションESに亙る第６搬送装置60が前後方向に配設されて
いる。この第６搬送装置60は、第２搬送装置20と同様の
オーバヘッド式搬送装置であり、床面上方の所定高さレ
ベルに前後方向に向けて配設されたレール61とこのレー
ル61に吊設されレール61に沿って自走するハンガー62と
からなり、そのハンガー62によって第４切換ステーショ
ンKS4のワークＷを吊持して検査ステーションESまで搬
送し、検査ステーションESの検査用台車72上へ移載する
ようになっている。上記検査ステーションESにてワーク
Ｗの複数の溶接個所について半破壊検査が施される。
上記検査ステーションESでの検査の結果、合格品は第
７搬送装置70により検査ステーションESから第５切換ス
テーションKS5へ搬送される。上記第７搬送装置70は、
検査ステーションESから第５切換ステーションKS5に亙
って床面上に前後方向に敷設された２条のレール71とこ
のレール71上を自走する上記検査用台車72とからなり、
検査済の合格品のワークＷは検査用台車72で第５切換ス
テーションKS5へ搬送され、第５切換ステーションKS5に
おいて第４搬送装置40のハンガー42で吊持され、このハ
ンガー42で第３切換ステーションKS3へ搬送され、更に
第５搬送装置50により移載ステーションTSへ搬送され、
移載ステーションTSにおいてメイン搬送ライン１のハン
ガー５へ移載され、メイン搬送ライン１で上方の階へ搬
送されていく。
７搬送装置70により検査ステーションESから第５切換ス
テーションKS5へ搬送される。上記第７搬送装置70は、
検査ステーションESから第５切換ステーションKS5に亙
って床面上に前後方向に敷設された２条のレール71とこ
のレール71上を自走する上記検査用台車72とからなり、
検査済の合格品のワークＷは検査用台車72で第５切換ス
テーションKS5へ搬送され、第５切換ステーションKS5に
おいて第４搬送装置40のハンガー42で吊持され、このハ
ンガー42で第３切換ステーションKS3へ搬送され、更に
第５搬送装置50により移載ステーションTSへ搬送され、
移載ステーションTSにおいてメイン搬送ライン１のハン
ガー５へ移載され、メイン搬送ライン１で上方の階へ搬
送されていく。
上記アンダーボディＷの組立ラインにおいては、移載
ステーションTSの前方に第５搬送装置50を直列状に設
け、第１及び第２分岐搬送ライン２・３のワークＷをメ
イン搬送ライン１の搬送方向と相反する方向から移載ス
テーションTSへ搬送するように構成したので、第１分岐
搬送ライン２の下流端及び第２分岐搬送ライン３の下流
端を、移載ステーションTSよりも上流側のメイン搬送ラ
イン１へ合流させる必要がなく或いは移載ステーション
TSの側方から移載ステーションTSへ合流させる必要がな
い。
ステーションTSの前方に第５搬送装置50を直列状に設
け、第１及び第２分岐搬送ライン２・３のワークＷをメ
イン搬送ライン１の搬送方向と相反する方向から移載ス
テーションTSへ搬送するように構成したので、第１分岐
搬送ライン２の下流端及び第２分岐搬送ライン３の下流
端を、移載ステーションTSよりも上流側のメイン搬送ラ
イン１へ合流させる必要がなく或いは移載ステーション
TSの側方から移載ステーションTSへ合流させる必要がな
い。
従って、分岐ステーションDSを移載ステーションTSの
直ぐ上流側に設けることが可能となり、第１及び第２分
岐搬送ライン２・３のレイアウトの面で非常に有利であ
る。しかも、第５搬送装置50を上記のように配置するこ
とにより第４搬送装置40と第５搬送装置50を第１分岐搬
送ライン２と第２分岐搬送ライン３とに共用し得るので
有利である。更に、第１搬送装置10を第１分岐搬送ライ
ン２と第２分岐搬送ライン３とに共用しているので有利
である。
直ぐ上流側に設けることが可能となり、第１及び第２分
岐搬送ライン２・３のレイアウトの面で非常に有利であ
る。しかも、第５搬送装置50を上記のように配置するこ
とにより第４搬送装置40と第５搬送装置50を第１分岐搬
送ライン２と第２分岐搬送ライン３とに共用し得るので
有利である。更に、第１搬送装置10を第１分岐搬送ライ
ン２と第２分岐搬送ライン３とに共用しているので有利
である。
尚、上記第１〜第７搬送装置10〜70は、一般に広く使
用されている形式・構造のものなので、詳しい説明は省
略したが、これら搬送装置としてはこれら夫々に相当す
る各種搬送装置を適宜使用し得ることは言うまでもな
い。例えば、オーバヘッド式搬送装置としては各種の集
電子型の搬送装置を採用してもよい。
用されている形式・構造のものなので、詳しい説明は省
略したが、これら搬送装置としてはこれら夫々に相当す
る各種搬送装置を適宜使用し得ることは言うまでもな
い。例えば、オーバヘッド式搬送装置としては各種の集
電子型の搬送装置を採用してもよい。
また、上記実施例ではメイン搬送ライン１が移載ステ
ーションTSの位置でレール４を傾斜状に配置して上方の
階へ連続的に切換えるようになっているが、移載ステー
ションTSにおいてメイン搬送ライン１が分断され、異な
る機構の搬送装置に切換えられ、例えばメイン搬送ライ
ン１が鉛直に上方へ立上っていくように構成されること
も有り得る。また、本実施例では、ピラー組付ステーシ
ョンASにアンダーボディＷを搬送する第１分岐搬送ライ
ンと、半破壊を行う検査ステーションESにアンダーボデ
ィＷを搬送する第２分岐搬送ラインとを各々設けたが、
ピラー組付を行わない場合に、半破壊検査を行う分岐ラ
インだけを設けたものでもよいことは言うまでもない。
ーションTSの位置でレール４を傾斜状に配置して上方の
階へ連続的に切換えるようになっているが、移載ステー
ションTSにおいてメイン搬送ライン１が分断され、異な
る機構の搬送装置に切換えられ、例えばメイン搬送ライ
ン１が鉛直に上方へ立上っていくように構成されること
も有り得る。また、本実施例では、ピラー組付ステーシ
ョンASにアンダーボディＷを搬送する第１分岐搬送ライ
ンと、半破壊を行う検査ステーションESにアンダーボデ
ィＷを搬送する第２分岐搬送ラインとを各々設けたが、
ピラー組付を行わない場合に、半破壊検査を行う分岐ラ
インだけを設けたものでもよいことは言うまでもない。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はアンダー
ボディ組立ラインの平面図、第２図は第１図II矢視図、
第３図は第１図III矢視図、第４図は第１図IV矢視図で
ある。 Ｗ……ワーク、１……メイン搬送ライン、２……第１分
岐搬送ライン、TS……移載ステーション、DS……分岐ス
テーション、10……第１搬送装置、20……第２搬送装
置、30……第３搬送装置、40……第４搬送装置、50……
第５搬送装置。
ボディ組立ラインの平面図、第２図は第１図II矢視図、
第３図は第１図III矢視図、第４図は第１図IV矢視図で
ある。 Ｗ……ワーク、１……メイン搬送ライン、２……第１分
岐搬送ライン、TS……移載ステーション、DS……分岐ス
テーション、10……第１搬送装置、20……第２搬送装
置、30……第３搬送装置、40……第４搬送装置、50……
第５搬送装置。
Claims (1)
- 【請求項１】ワークを搬送するメイン搬送ラインに、こ
のメイン搬送ラインからこのメイン搬送ラインが設けら
れた階とは異なる階に設けられた別の搬送ラインにワー
クを移載する移載ステーションを設け、 上記メイン搬送ラインに移載ステーションよりも上流側
から分岐して上記ワークを搬送する分岐搬送ラインを設
け、 この分岐搬送ラインがメイン搬送ラインの搬送方向と相
反する搬送方向から移載ステーションに合流するように
構成したことを特徴とする車体および車両組立ラインに
おけるワーク搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63086038A JP2691556B2 (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 車体および車両組立ラインにおけるワーク搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63086038A JP2691556B2 (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 車体および車両組立ラインにおけるワーク搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01257684A JPH01257684A (ja) | 1989-10-13 |
| JP2691556B2 true JP2691556B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13875502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63086038A Expired - Lifetime JP2691556B2 (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 車体および車両組立ラインにおけるワーク搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2691556B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20090060324A (ko) | 2006-10-06 | 2009-06-11 | 파나소닉 주식회사 | 방전 제어 장치 |
| WO2015075777A1 (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 株式会社安川電機 | ロボットシステムおよび加工品の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62149572A (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-03 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車のボデイメイン組立ライン |
| JPS62166168A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-22 | Mazda Motor Corp | 自動組立ラインにおけるワ−クの位置決め装置 |
-
1988
- 1988-04-06 JP JP63086038A patent/JP2691556B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01257684A (ja) | 1989-10-13 |
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