JP2691334B2 - タイヤチェーンの装着装置 - Google Patents

タイヤチェーンの装着装置

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JP2691334B2
JP2691334B2 JP6219940A JP21994094A JP2691334B2 JP 2691334 B2 JP2691334 B2 JP 2691334B2 JP 6219940 A JP6219940 A JP 6219940A JP 21994094 A JP21994094 A JP 21994094A JP 2691334 B2 JP2691334 B2 JP 2691334B2
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勝好 佐藤
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英樹 相馬
秀男 長谷川
美友紀 和田
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上野輸送株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤチェーンをタイ
ヤに装着する際に用いるタイヤチェーンの装着装置に係
り、特に、サイドチェーンの端部同士を連結するタイヤ
チェーンの装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤチェーンとしては、略長
円リング状のチェーン単体を連結してなるとともにクロ
スチェーンが複数架設されタイヤの略両肩部周上に沿う
二条のサイドチェーンを備えているものがある。このよ
うなタイヤチェーンをタイヤに装着する際には、従来、
例えば、タイヤチェーンをタイヤの上に被せ、タイヤの
外側と内側に位置したサイドチェーンの端部同士を付属
の連結金具により連結し、外側のサイドチェーンにゴム
紐を掛け渡してタイヤチェーンを緊張させるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のタイヤチェーンの装着にあっては、タイヤの内側
にあるサイドチェーンの端部同士の接続は、この端部が
タイヤの内側にあるので、タイヤが邪魔になり手が届き
にくくなって作業がやりにくく、作業効率が悪いという
問題があった。また、例えば大型車にあっては、タイヤ
にタイヤチェーンを被せた後、車両を移動させてタイヤ
を僅かに動かし、連結金具がタイヤの側方あるいは上方
に位置するようにして作業をやり易くすることも行なっ
ているが、逐一車両を動かす分、作業工数が増えるの
で、作業効率が悪くなる。更にまた、例えば小,中型車
等では、車両をジャッキアップして作業をやり易くする
ことも行なっているが、ジャッキアップするとそれだけ
作業工数が増えるので、この場合でも作業効率が悪いと
いう問題があった。
【0004】特に、大型車両にあっては、タイヤが大き
くなるので、一層作業がやりにくく、また特に、タイヤ
が2列になっている所謂ダブルタイヤにおいては、作業
性が悪くなる。更に、路面状況により、チェーンを装着
したり外したりすることを頻繁に行なわなくてはならな
い路面等では、上記のように装着作業が煩雑になってい
ると、作業者に対する負担も多くなってしまうという問
題があった。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、タイヤを設置した状態でサイドチェーンの端部同
士を極めて容易に連結することができるようにし、タイ
ヤチェーンの装着作業効率を向上させるようにしたタイ
ヤチェーンの装着装置を提供する点にある。そして、必
要に応じ、簡易な構造で連結を可能にし、動作を円滑か
つ確実にする点も課題とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明のタイヤチェーンの装着装置は、略長円
リング状のチェーン単体を連結してなるとともにクロス
チェーンが複数架設されタイヤの略両肩部周上に沿う二
条のサイドチェーンを備えたタイヤチェーンをタイヤに
装着する際に、上記サイドチェーンの端部同士を連結す
るタイヤチェーンの装着装置において、上記少なくとも
いずれか一方のサイドチェーンの一端部に設けられ、該
サイドチェーンの他端部の端部チェーン単体を係止する
フック状のフック部を備えた連結杆を用い、該連結杆を
支承する支承部と、上記端部チェーン単体を保持し該保
持した端部チェーン単体が連結杆のフック部に係止され
る係止位置及び該係止位置から離間した離間側位置に移
動可能な保持部と、保持部に設けられ該保持部の移動方
向に沿って延びるロッドと、上記支承部から上記ロッド
に沿って延設され上記保持部を係止位置及び離間側位置
に移動可能に支持するレールと、上記ロッドの後端に設
けられ該ロッドを動かして上記保持部を移動させる手動
レバーとを備えたものである。
【0007】そして、上記支承部を、連結杆の背部を支
承してフック部の開口を略上向きにする底部材と、該連
結杆の側部を拘束する側板とを備えて構成し、上記保持
部を、上記端部チェーン単体の開口が上下方向に向きか
つ該端部チェーン単体の先端側が基端側を支点にして上
下に揺動可能になるように該端部チェーン単体の前位の
チェーン単体を拘束する拘束部と、該拘束部から上記端
部チェーン単体の左右に沿って延びるU字状突片とを備
えて構成し、上記支承部に保持部が係止位置側に移動さ
せられたとき端部チェーン単体の先端側を上側に持ち上
げて上記連結杆のフック部の開口に導くガイド部材を設
けた構成としている。
【0008】また、上記U字状突片に端部チェーン単体
の基端側を支承する支承突起を設けたことが有効であ
る。更に、上記連結杆の背部に保持部の係止位置側の移
動方向に向けて開口する凹所を形成し、上記支承部に該
凹所に係合して連結杆の上記保持部の係止位置側の移動
方向と同じ方向への移動を押えるピンを設けたことが有
効である。
【0009】
【作用】このような構成からなるタイヤチェーンの装着
装置を使用して、タイヤにタイヤチェーンを装着する場
合は、予めサイドチェーンの一端部に連結杆を取付けタ
イヤチェーンを、連結杆が取付けられたサイドチェーン
がタイヤの内側に位置するように、タイヤの上に被せ
る。次に、タイヤの内側に支承部を挿入し、支承部に連
結杆を支承する。次に、手動レバーを操作してロッドを
介して保持部を離間位置側に引き寄せ、適宜の位置でこ
の保持部に端部チェーン単体を保持する。次に、手動レ
バーを操作してロッドを介して保持部を係止位置に移動
させる。これにより、端部チェーン単体が連結杆のフッ
クに係止される。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
に係るタイヤチェーンの装着装置について詳細に説明す
る。図1乃至図5に示す実施例に係る装着装置におい
て、本装置により装着されるタイヤチェーン1は、図4
及び図5に示すように、略長円リング状のチェーン単体
2を連結してなり、タイヤTの略両肩部周上に沿う二条
のサイドチェーン3,3と、このサイドチェーン3間に
所定間隔で複数架設されたクロスチェーン4とを備えて
構成されている。チェーン単体2が連結された状態で
は、チェーン単体2の開口5の向きは交互に90度異な
る。
【0011】実施例に係る装着装置は、図1乃至図3及
び図6乃至図8に示すように、タイヤチェーン1の一方
のサイドチェーン3(通常タイヤTの内側に位置させ
る)の端部同士を連結するためのもので、タイヤチェー
ン1に予め設けられる連結杆10を用いる。この連結杆
10は、板状に形成され、サイドチェーン3の一端部3
aに取付けられる取付部11と、この取付部11に一体
に連続しサイドチェーン3の他端部3bのチェーン単体
2(以下「端部チェーン単体2a」という)を係止する
フック状のフック部12とを備えている。取付部11は
サイドチェーン3の一端部3aのチェーン単体2に係止
されるフック状に形成され、チェーン単体2に係止後、
その開口部においてボルト13及びナット14で締め付
けて開口部を塞ぎ、取付部11からチェーン単体2が抜
け出ないようにしている。尚、図4に示すように、タイ
ヤチェーン1の他方のサイドチェーン3(通常タイヤT
の外側に位置させる)の端部には、周知の連結金具17
が設けられている。
【0012】実施例に係る装着装置において、20は装
置本体である。この装置本体20において、21は連結
杆10を支承する支承部である。この支承部21は、連
結杆10の背部15を支承してフック部12の開口12
aを略上向きにする底部材22と、連結杆10のフック
部12の開口12aが露出するように連結杆10の側部
16を拘束する側板23とを備えている。
【0013】24はサイドチェーン3の他端部3bの端
部チェーン単体2aを連結杆10のフック部12に係止
可能に保持し、この保持した端部チェーン単体2aを連
結杆10のフック部12に係止させうる係止位置A(図
7)及び該係止位置Aから離間した離間側位置B(図
2,図6)に移動可能な保持部である。25は保持部2
4に設けられ該保持部24の移動方向に沿って延びるロ
ッドである。26は支承部21からロッド25に沿って
延設され保持部24を係止位置A及び離間側位置Bに移
動可能に支持するレール26である。ロッド25とレー
ル26の長さは略同程度に設定されている。27はロッ
ド25の後端に設けられ該ロッド25を動かして上記保
持部24を移動させる手動レバーである。
【0014】詳しくは、レール26は、2本のシャフト
26a,26aを所定間隔で並設したものであり、一端
が支承部21に固定され、他端に該シャフト26aに直
角に延びる把手26bが設けられている。一方、ロッド
25の前後にはレール26を両側から挟む一対の脚部2
8が設けら、脚部28間にレール26の一対のシャフト
26aの間に挿通され該シャフト26aにガイドされる
ガイドピン29が架設されている。即ち、レール26
は、このガイドピン29をシャフト26a間に移動可能
にガイドすることによりロッド25を介して保持部24
を移動可能に支持している。
【0015】更に、保持部24は、端部チェーン単体2
aの開口5が上下方向に向きかつ該端部チェーン単体2
aの先端側が基端側を支点にして上下に揺動可能になる
ように該端部チェーン単体2aの前位のチェーン単体2
を拘束する拘束部30を備えている。この拘束部30
は、端部チェーン単体2aの前位の2つのチェーン単体
2を支持する支持部材31と、支持部材31に設けられ
端部チェーン単体2aの1つ前位のチェーン単体2(以
下「チェーン単体2b」という)の両側を押える押え板
32と、支持部材31に立設され端部チェーン単体2a
の2つ前位のチェーン単体2(以下「チェーン単体2
c」という)の開口5が挿入されてチェーン単体2b,
2cを押え板32の背面に対して押えて位置決めする位
置決めピン33とを備えて構成されている。34は押え
板32に垂下され上記レール26のシャフト26aを挟
んで保持部24をレール26に沿って案内する案内板で
ある。
【0016】また、拘束部30には、端部チェーン単体
2aの左右に沿って延び端部チェーン単体2aの左右の
動きを規制するU字状突片35が設けられている。この
U字状突片35には、チェーン単体2の基端側を支承す
る支承突起36が設けられている。
【0017】更に、支承部21には保持部24が係止位
置A側に移動させられたとき端部チェーン単体2aの先
端側を上側に持ち上げて連結杆10のフック部12の開
口12aに導くガイド部材37が設けられている。この
ガイド部材37は、上記支承部21の側板23に一体に
連続して設けられ、その上面が保持部24側から連結杆
10側に向けて上昇する傾斜面38に形成されている。
傾斜面38の頂点は、支承された連結杆10のフック部
12の上面と同一の高さ位置になるように形成されてい
る。
【0018】また、連結杆10の背部15には保持部2
4の係止位置A側の移動方向に向けて開口する凹所40
が形成されており、支承部21には連結杆10の凹所4
0に係合して連結杆10の上記保持部24の係止位置A
側の移動方向と同じ方向への移動を押えるピン41が設
けられている。
【0019】42はレール26の端部に設けられた開閉
可能なスタンドであって、開時にレール26の端部を持
ち上げて地面に支持し、把手26bを持ち易くするもの
である。尚、支承部21及びレール26の結合した全長
は、例えば、大型トラックに対応できるように、例えば
約1m程度に設定される。
【0020】従って、この実施例に係るタイヤチェーン
の装着装置を使用して、タイヤTにタイヤチェーン1を
装着する場合について説明する。予め、タイヤチェーン
1には、タイヤチェーン1の一方のサイドチェーン3の
一端部3aに連結杆10を取付けておく。先ず、図5に
示すように、タイヤチェーン1を、連結杆10が取付け
られた一方のサイドチェーン3がタイヤTの内側に位置
するように、タイヤTの上に被せる、次に、タイヤTの
内側に装置本体20の支承部21を挿入し、図2に示す
ように、支承部21に連結杆10を支承する。この場
合、支承部21をタイヤTよりも前側(あるいは後側
に)位置させれば、タイヤTの内側に手を差し入れなく
ても容易に連結杆10を支承させることができる。
【0021】次に、把手26bを持って連結杆10をタ
イヤTの内側に引っ張り込む。この場合、連結杆10の
凹所40にピン41が係合しているので、連結杆10は
外れることなくタイヤTの内側位置に位置させられる。
また、この状態で、手動レバー27を引っ張ってロッド
25を介して保持部24を離間側位置Bに引き寄せ、適
宜の位置でこの保持部24に端部チェーン単体2aを保
持する。この場合、端部チェーン単体2aの前位の2つ
のチェーン単体2b,2cを支持部材31に支持し、端
部チェーン単体2aの2つ前位のチェーン単体2cの開
口5を位置決めピン33に挿入するとともに、端部チェ
ーン単体2aをU字状突片35内に位置させる。これに
より、端部チェーン単体2aは、その開口5が上下方向
に向きかつ該端部チェーン単体2aの先端側が基端側を
支点にして上下に揺動可能になるように保持される。こ
の場合において、端部チェーン単体2aの基端側は、U
字状突片35に設けた支承突起36によって支承される
ので、先端側が真下に位置するまで下がってしまうこと
がなく、適宜の角度位置に位置決めされる。
【0022】次に、図6に示すように、手動レバー27
を押して、ロッド25を介して保持部24を係止位置A
側に移動させる。この場合、端部チェーン単体2aの先
端側は、ガイド部材37の傾斜面38に当接し、保持部
24の係止位置A側への移動にともなって、上側に持ち
上げられ、図7に示すように、傾斜面38の頂点及びフ
ック部12の上面を通って連結杆10のフック部12の
開口12aに導かれる。このとき、端部チェーン単体2
aの基端側は、U字状突片35に設けた支承突起36に
よって支承され、揺動範囲が規制されて適宜の角度位置
に位置決めされているので、確実に傾斜面38に当接で
き、それだけ作動が円滑かつ確実に行なわれる。
【0023】図7に示すように、端部チェーン単体2a
が連結杆10のフック部12の開口12aに導かれる
と、端部チェーン単体2aの支えがなくなるので、端部
チェーン単体2aの先端がこの開口12aに落ち込む。
その後、図8に示すように、手動レバー27を引っ張っ
てロッド25を介して保持部24を離間側位置Bに引き
寄せると、端部チェーン単体2aの2つ前位のチェーン
単体2b,2cが位置決めピン33により位置決めされ
ているので、端部チェーン単体2aが引っ張られ、フッ
ク部12の開口12a内に係止されていく。
【0024】また、この場合、連結杆10が引っ張られ
るので、連結杆10の凹所40がピン41から外れる。
そのため、スタンド42を閉じて、レール26を地面に
設置させれば、全体が低くなるので、端部チェーン単体
2aの2つ前位のチェーン単体2b,2cが位置決めピ
ン33から容易に外れ、端部チェーン単体2a及びその
前位のチェーン単体2b,2cが保持部24の拘束部3
0から外れ、装置をタイヤT外へ取出すことができるよ
うになる。
【0025】上記の操作において、手動レバー27はタ
イヤTの内側から離れた位置で操作できるので、逐一タ
イヤTの内側に手を差し入れて端部チェーン単体2aを
係止しなくても良く、そのため、作業が容易に行なわれ
る。しかも、車両をジャッキアップしなくても良く、作
業工数が削減される。即ち、タイヤTを設置した状態で
サイドチェーン3の端部同士を極めて容易に連結するこ
とができるようになる。
【0026】その後、タイヤTの外側に位置したタイヤ
チェーン1の他方のサイドチェーン3の端部同士を連結
金具17で連結する。この連結作業は、連結金具17が
タイヤTの外側にあるので、容易に作業が行なわれる。
また、外側のサイドチェーン3にゴム紐を掛け渡してタ
イヤチェーン1を緊張させる。
【0027】このように、タイヤTの内側にあるサイド
チェーン3の端部同士の接続を、タイヤTにタイヤチェ
ーン1を被せた後、車両を移動させてタイヤ1を僅かに
動かしたり、車両をジャッキアップしなくても容易にで
きることから、タイヤチェーン1の装着作業が煩雑にな
ることがなく、特に、大型車両にあっては、有効にな
る。また、路面状況により、チェーンを装着したり外し
たりすることを頻繁に行なわなくてはならない路面等で
は、上記のように装着作業が容易であることから、作業
者に対する負担も軽減される。
【0028】尚、上記実施例において、連結杆10は、
一方のサイドチェーン3のみに取付けたが、必ずしもこ
れに限定されるものではなく、サイドチェーン3の両方
に取付けても差し支えない。この場合には、連結杆10
のタイヤTに対する内外の位置を考えなくても良くなる
ことから、より一層装着作業性が良くなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイヤチ
ェーンの装着装置によれば、手動レバーを操作して、端
部チェーン単体を保持した保持部を係止位置に移動させ
るだけで、端部チェーン単体を連結杆に係止できるの
で、手動レバーはロッドの後端に設けられタイヤの内側
から離間した位置で操作できることから、逐一タイヤの
内側に手を差し入れて端部チェーン単体を係止しなくて
も良く、そのため、作業を容易に行なうことができ、タ
イヤチェーンの装着作業効率を大幅に向上させることが
できる。また、従来のように、タイヤにタイヤチェーン
を被せた後、車両を移動させてタイヤを僅かに動かした
り、車両をジャッキアップしなくても、タイヤを設置し
た状態で、容易にタイヤの内側のタイヤチェーンの連結
ができ、作業工数の削減を図ることができる。特に、大
型車両のように、タイヤが大きく、また、タイヤが2列
になっているような場合に、極めて有用になる。また、
タイヤチェーンの装着作業効率が向上することから、路
面状況により、チェーンを装着したり外したりすること
を頻繁に行なわなくてはならない場合に、作業者に対す
る負担を大幅に軽減することができる。
【0030】また、端部チェーン単体の開口を上下方向
に向きかつ該端部チェーン単体の先端側を基端側を支点
にして上下に揺動可能になるように保持部に保持して、
係止位置において端部チェーン単体の落下により、端部
チェーン単体を連結杆のフック部の開口に導くように
たので、端部チェーン単体を特別に駆動して係止しなく
ても良く、それだけ、装置の構造を複雑にすることなく
簡易に製造できるという効果がある。
【0031】更に、U字状突片にチェーン単体の基端側
を支承する支承突起を設けた場合には、端部チェーン単
体の下側への揺動範囲を規制でき、それだけ、ガイド部
材による持ち上げを容易に行なうようにすることがで
き、装置の動作を円滑かつ確実にすることができる。
【0032】また、連結杆の背部に凹所を設けてピンよ
り連結杆の移動を押えるようにした場合には、連結杆を
支承部から外れることなくタイヤの内側位置に位置さ
せ、かつ、端部チェーン単体の係止後に連結杆を支承部
から容易に外すことができ、それだけ、装置の取り扱い
を容易にでき、この点でも、タイヤチェーンの装着作業
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るタイヤチェーンの装着装
置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るタイヤチェーンの装着装
置をその使用状態とともに示す側面図である。
【図3】本発明の実施例に係るタイヤチェーンの装着装
置を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例に係るタイヤチェーンの装着装
置の連結杆をタイヤチェーンへ取付けた状態をタイヤチ
ェーン全体とともに示す図である。
【図5】本発明の実施例に係る装着装置によるタイヤチ
ェーンの装着状態をタイヤの内側から見て示す図であ
る。
【図6】本発明の実施例に係る装着装置のタイヤチェー
ンの装着時の作用を示す図である。
【図7】本発明の実施例に係る装着装置のタイヤチェー
ンの装着時の作用を示す図である。
【図8】本発明の実施例に係る装着装置のタイヤチェー
ンの装着時の作用を示す図である。
【符号の説明】
T タイヤ 1 タイヤチェーン 2 チェーン単体 2a 端部チェーン単体 2b チェーン単体 2c チェーン単体 3 サイドチェーン 3a 一端部 3b 他端部 4 クロスチェーン 5 開口 10 連結杆 11 取付部 12 フック部 12a 開口 17 連結金具 20 装置本体 21 支承部 22 底部材 23 側板 24 保持部 A 係止位置 B 離間側位置 25 ロッド 26 レール 27 手動レバー 30 拘束部 31 支持部材 32 押え板 33 位置決めピン 34 案内板 35 U字状突片 36 支承突起 37 ガイド部材 38 傾斜面 40 凹所 41 ピン 42 スタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神 力男 青森県青森市大字野内字浦島16番地 上 野輸送株式会社青森営業所内 (72)発明者 佐藤 勝好 青森県青森市大字野内字浦島16番地 上 野輸送株式会社青森営業所内 (72)発明者 成田 誠 青森県青森市大字野内字浦島16番地 上 野輸送株式会社青森営業所内 (72)発明者 中西 一男 青森県青森市大字野内字浦島16番地 上 野輸送株式会社青森営業所内 (72)発明者 相馬 英樹 青森県青森市大字野内字浦島16番地 上 野輸送株式会社青森営業所内 (72)発明者 長谷川 秀男 青森県青森市大字野内字浦島16番地 上 野輸送株式会社青森営業所内 (72)発明者 和田 美友紀 青森県青森市大字野内字浦島16番地 上 野輸送株式会社青森営業所内 (56)参考文献 実開 昭60−117070(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略長円リング状のチェーン単体を連結し
    てなるとともにクロスチェーンが複数架設されタイヤの
    略両肩部周上に沿う二条のサイドチェーンを備えたタイ
    ヤチェーンをタイヤに装着する際に、上記サイドチェー
    ンの端部同士を連結するタイヤチェーンの装着装置にお
    いて、上記少なくともいずれか一方のサイドチェーンの
    一端部に設けられ、該サイドチェーンの他端部の端部チ
    ェーン単体を係止するフック状のフック部を備えた連結
    杆を用い、該連結杆を支承する支承部と、上記端部チェ
    ーン単体を保持し該保持した端部チェーン単体が連結杆
    のフック部に係止される係止位置及び該係止位置から離
    間した離間側位置に移動可能な保持部と、保持部に設け
    られ該保持部の移動方向に沿って延びるロッドと、上記
    支承部から上記ロッドに沿って延設され上記保持部を係
    止位置及び離間側位置に移動可能に支持するレールと、
    上記ロッドの後端に設けられ該ロッドを動かして上記保
    持部を移動させる手動レバーとを備え、 上記支承部を、連結杆の背部を支承してフック部の開口
    を略上向きにする底部材と、該連結杆の側部を拘束する
    側板とを備えて構成し、上記保持部を、上記端部チェー
    ン単体の開口が上下方向に向きかつ該端部チェーン単体
    の先端側が基端側を支点にして上下に揺動可能になるよ
    うに該端部チェーン単体の前位のチェーン単体を拘束す
    る拘束部と、該拘束部から上記端部チェーン単体の左右
    に沿って延びるU字状突片とを備えて構成し、上記支承
    部に保持部が係止位置側に移動させられたとき端部チェ
    ーン単体の先端側を上側に持ち上げて上記連結杆のフッ
    ク部の開口に導くガイド部材を設けた ことを特徴とする
    タイヤチェーンの装着装置。
  2. 【請求項2】 上記U字状突片に端部チェーン単体の基
    端側を支承する支承突起を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のタイヤチェーンの装着装置。
  3. 【請求項3】 上記連結杆の背部に保持部の係止位置側
    の移動方向に向けて開口する凹所を形成し、上記支承部
    に該凹所に係合して連結杆の上記保持部の係止位置側の
    移動方向と同じ方向への移動を押えるピンを設けたこと
    を特徴とする請求項1または2記載のタイヤチェーンの
    装着装置。
JP6219940A 1994-09-14 1994-09-14 タイヤチェーンの装着装置 Expired - Lifetime JP2691334B2 (ja)

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