JP2691190B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

Info

Publication number
JP2691190B2
JP2691190B2 JP63025257A JP2525788A JP2691190B2 JP 2691190 B2 JP2691190 B2 JP 2691190B2 JP 63025257 A JP63025257 A JP 63025257A JP 2525788 A JP2525788 A JP 2525788A JP 2691190 B2 JP2691190 B2 JP 2691190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
level
output
current
pwm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63025257A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01202197A (ja
Inventor
洋 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP63025257A priority Critical patent/JP2691190B2/ja
Priority to US07/306,729 priority patent/US4945298A/en
Publication of JPH01202197A publication Critical patent/JPH01202197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2691190B2 publication Critical patent/JP2691190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/0833Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors for electric motors with control arrangements
    • H02H7/0838Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors for electric motors with control arrangements with H-bridge circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/03Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors
    • H02P7/04Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors by means of a H-bridge circuit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、パルス幅変調信号(以下PWM信号という)
によりモータの通電を制御(以下PWM制御という)する
モータ駆動装置に関し、特に、過電流の防止に関する。
(従来の技術) パワーステアリング装置や産業用ロボット等に駆動源
としてモータを用いたものがある。それらにおいては、
モータの出力トルクを細かく制御するためにPWM制御を
行なうことが多い(例えば、特公昭60−131093号公
報)。
第7図は従来の電動パワーステアリング装置に用いら
れているモータ駆動回路の一例であり、図示を省略した
制御用のマイクロコンピュータに接続される。すなわ
ち、第7図に示したOP0〜9およびIP2はマイクロコンピ
ュータの入出力ポートであり、OP0〜7からはPWM制御の
オンデューティを示すデータ(以下PWMデータという)
が、OP8〜およびOP9からはモータ8の正逆転付勢を制御
する制御信号(以下方向制御信号という)が与えられ
る。ここで、PWMデータは2進数で与えられる0〜100の
データであり、方向制御信号は正転付勢時にはOP8側が
Hレベル,OP9側がLレベルとなり、逆転付勢時にはOP8
側がLレベル,OP9側がHレベルとなり、消勢時にはとも
にLレベルとなる。
PWMデータはPWMユニット210に与えられる。PWMユニッ
ト210は、PWMデータを保持するレジスタ211,1.5%MHzの
クロックパルスを発生するクロックCLK,クロックパルス
をカウントする100進カウンタ212,レジスタ211が保持し
ているPWMデータとカウンタ212のカウントデータとを比
較するコンパレータ213およびアンドゲートAN3よりな
る。カウンタ212は0〜99の値を繰返しカウントし、コ
ンパレータ213はカウントデータがPWMデータ未満のとき
にはHレベルを、カウントデータがPWMデータ以上にな
るとLレベルを出力する。このようにしてオンデューテ
ィの間Hレベルが継続する15kHzのPWM信号が生成され
る。
PWM信号は2入力アンドゲートAN3の一方の入力端子に
入力される。アンドゲートAN3の他方の入力端子には電
流制限ユニット230よりの電流制限信号が入力される
が、いまはこれがHレベルであると想定されたい。
PWMユニット210の出力、すなわちアンドゲートAN3の
出力(以下電流制御信号という)は2入力アンドゲート
AN1およびAN2の各一方の入力端子に与えられる。アンド
ゲートAN1の他方の入力端子は出力ポートOP8に接続され
ており、アンドゲートAN2の他方の入力端子は出力ポー
トOP9に接続されている。つまり、方向制御信号のOP8側
がHレベルであればアンドゲートAN1から電流制御信号
が出力され、OP9側がHレベルであればアンドゲートAN2
から電流制御信号が出力される。
アンドゲートAN1の出力はFETドライバ222に与えら
れ、アンドゲートAN2の出力はFETドライバ224に与えら
れる。FETドライバ222はHレベルが与えられている間FE
T T2をオンドライブし、FETドライバ224はHレベルが与
えられている間FET T4をオンドライブする。
一方、FET T1をドライブするFETドライバ221は出力ポ
ートOP8に接続されており、FET T3をドライブするFETド
ライバ223は出力ポートOP9に接続されている。FETドラ
イバ221はHレベルが与えられている間FET T1をオンド
ライブし、FETドライバ223はHレベルが与えられている
間FET T3をオンドライブする。つまり、方向制御信号の
OP8側がHレベルのときにはFET T1が常時オンとなり、
電流制御信号がHレベルとなる間のみFET T2がオンとな
るのでモータ8に電流制御信号に比例した正転付勢電流
が流れ、方向制御信号のOP9側がHレベルのときにはFET
T3が常時オンとなり、電流制御信号がHレベルとなる
間のみFET T4がオンとなるのでモータ8に電流制御信号
に比例した逆転付勢電流が流れる。
モータ付勢電流IMはシャント抵抗Rの両端の電圧とし
て電流制限ユニット230で検出される。この電圧はサー
ジ等が除去された後、演算増幅器231を中心としてなる
直線増幅器で増幅され、演算増幅器232を中心としてな
るコンパレータ(以下負荷制限コンパレータという)お
よび演算増幅器231を中心としてなるコンパレータ(以
下駆動禁止コンパレータという)にそれぞれ与えられ
る。これらのコンパレータはヒステリシス特性を有して
おり、前者においては負荷制限電圧V1との比較を行な
い、後者においては負荷制限電圧V1より高い駆動禁止電
圧V2との比較を行なっている。つまり、モータ付勢電流
IMが負荷制限値(V1に対応する電流値)を超えると負荷
制限コンパレータの出力がLレベルに転じ、駆動禁止値
(V2に対応する電流値)を超えると駆動禁止コンパレー
タの出力がLレベルに転ずる(なお、駆動禁止コンパレ
ータの出力は入力ポートIP2に与えられて他の制御に用
いられるのでここでは説明を行なわない)。
負荷制限コンパレータの出力はPWMユニット210のアン
ドゲートAN3に与えられているので、これがLレベルに
転ずるとアンドゲートAN3においてPWM信号が阻止され
る。いいかえると、PWM信号のオンデューティであって
もモータ8のロック等によりモータ付勢電流IMが増大
し、負荷制限値を超えたときには強制的にモータ8を消
勢して構成各素子を保護している。
これについて第8図に示した各部の波形図を参照して
詳細に説明する。ラインaを流れるPWM信号のオンデュ
ーティでモータ8の過負荷が発生するとモータ付勢電流
IMが増大し、点bの電位が増大する。この電位が負荷制
限電圧V1を超えると負荷制限コンパレータの出力、すな
わち点cのレベルがLレベルに転じ、アンドゲートAN3
の出力、すなわち点dを通る電流制御信号がLレベルに
なる。これにより、FETドライバ222または224がFET T1
またはT2をオフドライブするのでモータ付勢電流IMがカ
ットされ、点bの電位は減少を開始する。この点bの電
位が負荷制限電圧V1より負荷制限コンパレータのヒステ
リシス特性で定まる所定値αだけ低い値以下になると負
荷制限コンパレータは出力をHレベルに転ずる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、モータ8の過負荷状態が継続しているとき
のオンデューティでは負荷制限コンパレータが出力をH
レベルに転ずることにより点dを通る電流制御信号がH
レベルに戻ると直ちにモータ付勢電流IMが増大を開始す
るので発振状態となり、このモータ駆動回路においては
主として電流制限ユニット230の応答速度に依存する速
度でモータ8のオンオフが繰返されることになる。
一般に、電流制限ユニット230の応答速度は、構成各
素子の保護という面からも高速に設定される(遅いと電
流のオーバシュートにより保護されない)。このため、
モータ8の過負荷状態ではオンオフの周波数はかなり高
い値となる(ただし、第8図では表記の都合から模式的
に粗い波形図で示している)。
一方、PWM信号は、モータ駆動回路を構成する各素子
の応答性等を鑑みて最適の周波数に設定されているた
め、オンデューティが高速でチョップされることによ
り、スイッチング素子のスイッチングロスや放射ノイズ
の増大等を惹起することになる。
本発明は、モータの過負荷時に、最適な状態で通電電
流を制限するモータ駆動装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、モータ;パルス
幅変調された2値信号を発生する信号発生手段;およ
び、該2値信号が第1レベルにあるときに限り前記モー
タに通電する通電制御手段;を備えるモータ駆動装置に
おいて: 前記モータの通電電流を検出する電流検出手段;およ
び、 該通電電流が所定値を超えると所定時間モータの通電
を阻止する、前記2値信号の交番周期に同期して初期化
される通電阻止手段;を備えることを特徴とする。
(作用) これによれば、モータの通電電流が所定値を超えたと
きにモータの通電を所定時間止めるので、構成各素子の
保護を行ないつつ装置が発振状態に陥ることを防ぐこと
が可能になる。更に、パルス幅変調された2値信号の周
期に同期して通電阻止手段が初期化されるので、最適に
設定されたPWM周期(例えば、放射ノイズが聞えにくい1
5KHzの周波数)を変化させることなくモータの過負荷時
の通電電流が制限される。
本発明の他の目的および特徴は以下の図面を参照した
以下の実施例説明より明らかになろう。
(実施例) 第1a図は本発明を一例で実施する電動パワーステアリ
ング装置の電気制御系を示すブロック図であり、第1b図
はその一部を詳細に示すブロック図、第2図は電動パワ
ーステアリング装置の機械構成を示す斜視図である。ま
ず、第2図を参照して機構構成から説明する。
ステアリングホイール1が固着されたステアリングア
ッパーシャフト2にはトルクセンサ3が装着されてお
り、第1ユニバーサルジョイント4、インターミデイエ
ントシャフト5および第2ユニバーサルジョイントを介
してステアリングロワーシャフト7に結合されている。
ステアリングロワーシャフト7には図示されていないピ
ニオンギアが結合されており、このピニオンギアはタイ
ロッド11に固着されたラック11aに噛合っている。タイ
ロッド11はホイール12を固着するナックルから伸びたナ
ックルアーム13に係合されている。ナックルはストラッ
ト14を介して車体に回動および上下動自在に結合されて
いる。
ステアリングホイール1の回動は、ステアリングアッ
パーシャフト2,第1ユニバーサルジョイント4,インター
ミディエイトシャフト5,第2ユニバーサレジョイント6
およびステアリングロワーシャフト7を介してピニオン
ギアに伝達され、ラック11aによりタイロッド11の軸方
向の運動に変換される。ナックルアーム13はストラット
14からずれているため、タイロッド11の軸方向の運動に
より、ホイール12がストラット14回りに回動する。
一方、ラック11aと噛合うピニオンギアには、さらに
減速機10およびクラッチ9を介してモータ8が結合され
ている。つまり、クラッチ9が継がっていればモータ8
の正逆転によりピニオンギアが回動され、上記同様にホ
イール12がストラット14回りに回動する。
モータ8およびクラッチ9は制御ユニット20により制
御される。
制御ユニット20およびその周辺について第1a図を参照
して説明する。
制御ユニット20はマイクロコンピュータ(以下CPUと
いう)100,モータ駆動ユニット200およびトルク検出ユ
ニット300等よりなる。構成各部へは、バッテリBTおよ
びバッテリBTに接続された定電圧ユニット500より所定
の電圧が供給される。
トルク検出ユニット300には、前述したステアリング
アッパーシャフト2に装着されたトルクセンサ3および
車速検出ユニット400が接続されている。
トルクセンサ3は2組の歪抵抗素子でなり、各組には
ステアリングホイール1から加えられたステアリングト
ルクによるステアリングアッパーシャフト2のねじれが
互いに逆に作用する。これらは抵抗ブリッジを構成して
おり、各組の中点電位はトルク検出ユニット300の差動
増幅器310に入力される。差動増幅器310はこれらの間の
電位差を線形増幅し、PID補償回路320および異常検出回
路340に与える。
PID補償回路320はステアリング装置の機械的な構成よ
り生じる検出トルクの位相ずれを補償する回路であり、
その出力はA/Dコンバータ330に与えられる。A/Dコンバ
ータ330ではこれをデジタル変換し、ステアリングホイ
ール1より加えられたステアリングトルクを示すトルク
データとしてCPU100のシリアル入力ポートIP1に転送す
る。
異常検出回路340は、許容範囲を超えるトルク検出で
異常を設定する回路である。つまり、差動増幅器310よ
り出力された検出トルクに対応する電圧信号は正負の値
を含むので絶対値回路341においてこれに絶対値処理を
施し、さらに増幅器342においてレベル調整を施した
後、コンパレータ345において検出トルクの許容値を示
す参照電位と比較する。コンパレータ345は、検出トル
クが許容範囲(絶対値では許容値)を超えるとLレベル
を出力する。
ところで、本実施例においては、この許容範囲を車速
に応じて設定している。具体的には、車速と参照電位と
を対応付したテーブルを備えるコンバータ343に車速検
出ユニット400から与えられた車速データを入力すると
それに対応する参照電位データを出力するので、それを
D/Aコンバータ344においてアナログ変換し、参照電位と
してコンパレータ345に与えている。
コンパレータ345の出力は積分回路346を介してCPU100
の入力ポートIP0に与えられる。この積分回路346では、
路面の状態や振動等によるトルクセンサ3の瞬時的な異
常出力を除去している。
モータ駆動ユニット200の詳細を第1b図に示した。こ
れにおいて、前述した第7図に同じ要素には同一の記号
を用いている。前述の説明に異なる部分についてのみ説
明を行なう。
この実施例においては、PWMユニット210にモノステー
ブルマルチバイブレータ214が備わっている。このモノ
ステーブルマルチバイブレータ214は、セット端子Aに
印加される信号のネガティブエッジでトリガされてQ端
子(図面ではオーバラインで示している:以下同じ)よ
り抵抗rおよび容量Cで定まる次定数τのLレベルパル
スを出力する。この間、RESET端子にLレベルが印加さ
れると出力を初期化する。セット端子Aには前述した電
流制限ユニット230の演算増幅器232を中心としてなる負
荷制限コンパレータの出力が、RESET端子には前述した
コンパレータ213の出力であるPWM信号がそれぞれ印加さ
れている。また、Q端子出力は2入力アンドゲートAN3
に印加される。なお、本実施例においては、時定数τを
PWM信号の周期より長く設定している。
以上の構成によりもたらされる各部の動作を第3図に
示した波形図を参照して説明する。ラインaを流れるPW
M信号(周期t)のオンデューティでモータ8の過負荷
が発生するとモータ付勢電流IMが増大し、点bの電位が
増大する。この電位が負荷制限電圧V1を超えると負荷制
限コンパレータの出力、すなわち点cのレベルがLレベ
ルに転じ、モノステーブルマルチバイブレータ214をト
リガする。これにより、モノステーブルマルチバイブレ
ータ214はQ端子出力をLレベルに転じ、これを受ける
アンドゲートAN3はPWM信号を阻止する。つまり、点dを
通る電流制御信号がLレベルになるので、FETドライバ2
22または224はFET T1またはT2をオフドライブし、モー
タ付勢電流IMがカットされる。
この後、点bの電位が減少してもモノステーブルマル
チバイブレータ214の時定数τがPWM信号の周期tよりも
長く設定されているので、その周期においてモータ8が
再付勢されることはない。また、モノステーブルマルチ
バイブレータ214は、自励的にQ出力をHレベルに転ず
る前にRESET端子に印加されるPWM信号のオフデューティ
でリセットされるので、上記が繰り返し実行される。
すなわち、モータ8は1回のPWM信号の周期におい
て、モータ8の過負荷ありなしにかかわらず1回だけ通
電されるので、常時PWM信号の周期tが維持される。つ
まり、モータ8に過負荷が発生しても最適な状態で通電
電流を制限することが可能になる。
再度第1a図を参照する。
CPU100の出力ポートOP10にはリレードライバDr1が、O
P11にはクラッチドライバDr2が、OP12には異常表示器WN
Gが、それぞれ接続されている。リレードライバDr1はCP
U100の指示に応答してモータ8の電源供給ラインに介挿
されたリレー接点を有するリレーRLを付勢/消勢制御
し、クラッチドライバDr2はCPU100の指示に応答してク
ラッチ9を付勢/消勢制御する。また、異常表示器WNG
はインスツルメントクラスタに備わり、CPU100の指示に
応答して異常表示を行なう。
次に、第4図に示したフローチャートを参照してCPU1
00の制御動作を説明する。
イグニッションスイッチSWが投入されると、S1(フロ
ーチャートに付したステップ番号を示す:以下同義)に
おいて入出力ポートおよび各部の状態を初期化する。次
に、S2においてドライバDr1およびDr2にリレーRLおよび
クラッチ9の付勢をそれぞれ指示すると、S3において入
力の読取りを行なう。これにおいては、前述したトルク
検出ユニット300より与えられるトルクデータおよび検
出トルクの異常を示す信号、ならびに、前述した電流制
限ユニット230の駆動禁止コンパレータより与えられる
モータ付勢電流の異常を示す信号を読み取る。このと
き、検出トルクおよびモータ付勢電流に異常がなけれ
ば、S6においてトルクデータの符号よりモータ8の付勢
方向(ステアリングホィール1の回動方向に対応)を判
別し、S7においてトルクデータの大きさよりモータ8の
オンデューティを算出した後、S8においてモータ駆動ユ
ニット200に向けて方向制御信号およびデューティデー
タを出力する。
検出トルクおよびモータ付勢電流に異常がない限りは
以上のS3〜S8の処理を繰返し実行するので、モータ8か
らドライバがステアリングホィールに加えたステアリン
グトルクの大きさに比例した補助トルクが、その回動方
向に加えられる。
検出したトルクおよび/またはモータ付勢電流に異常
を生ずるとS4あるいはS5からS9に進み、ドライバDr1お
よびDr2にリレーRLおよびクラッチ9の消勢をそれぞれ
指示し、異常表示器WNGに異常表示を指示する。これに
より、モータ8は機構上ステアリング装置から分離さ
れ、また電源ラインからも遮断される。この後は、イグ
ニッションスイッチSWの再投入(エンジンを一旦停止す
る)がない限りCPU100は再動作しない。つまり、トルク
検出の異常やモータ8の異常付勢をもたらすような重大
な異常が発生した場合においては、モータ8のパワーア
シストを完全に遮断し、マニュアルステアリング装置を
構成している。
ところで、上記の第1b図に示したモータ駆動ユニット
200においては、構成上PWM制御の周期tが維持されない
例外的な場合が1つだけ存在することがわかった。それ
は第4図に示すようにオンデューティが100となる場合
である。その場合にはPWM信号によりモノステーブルマ
ルチバイブレータ214がリセットされないためにその時
定数τを周期とするPWM制御が行なわれることになる。
勿論、デューティ100を禁止すれば何ら問題とはならな
いが、モータ8の駆動制御をフルレンジで行ないたい場
合には障害となる。
そこで、上記実施例の一部構成を変更してモータ8の
フルレンジの駆動制御を可能にしたモータ駆動ユニット
200を第5図に示す。これにおいては、PWMユニット210
の100進カウンタ212の最上位ビットの出力を独立に取り
出し、トリガ回路TRGに印加している。トリガ回路TRGは
最上位ビット出力のネガティブエッジ、すなわち、カウ
ンタ212のカウントデータが99から0に変るときにトリ
ガされてリセットパルスを出力する。このリセットパル
スはモノステーブルマルチバイブレータ214のRESET端子
に印加される。
第6図に示した波形図を参照されたい。上記説明に重
複する部分についての説明は省略するが、これによれ
ば、モノステーブルマルチバイブレータ214はPWM信号に
よってリセットされるのではなく、ラインeに乗るPWM
信号の交番周期tに同期したリセットパルスによりリセ
ットされるので、Q端子の出力が周期tで繰り返される
ことがわかる。つまり、モータ8の過負荷ありなしにか
かわらず、いかなる場合にも通電周期がPWM信号の周期
tに維持される。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明によれば、モータの過負
荷発生時においてもPWM信号の周期を維持し、最適な状
態で通電電流を制御することができる。したがって、従
来技術に見られた、モータ駆動回路を構成する各素子の
応答特性等を鑑みてPWM制御の最適周波数を設定してお
いてもモータの過負荷時にそれが高周波に変更されてス
イッチングロスや放射ノイズの増大を生じてしまう欠点
は解決される。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明を一例で実施する電動パワーステアリン
グ装置の電気制御系を示すブロック図、第1b図はその一
部を詳細に示すブロック図、第2図は電動パワーステア
リング装置の機構構成を示す斜視図である。 第3図は第1b図に示したブロック図の各部の動作を示す
波形図である。 第4図は第1a図に示したマイクロコンピュータ100の動
作を示すフローチャートである。 第5図は変形例を示すブロック図、第6図はその各部の
動作を示す波形図である。 第7図は従来例を示すブロック図、第8図はその各部の
動作を示す波形図である。 1:ステアリングホイール 2:ステアリングアッパーシャフト 3:トルクセンサ 4:第1ユニバーサルジョイント 5:インターミディエイトシャフト 6:第2ユニバーサルジョイント 7:ステアリングロワーシャフト 8:モータ(モータ) 9:クラッチ、10:減速機 11:タイロッド、11a:ラック 12:ホイール、13:ナックルアーム 14:ストラット、20:制御ユニット 100:マイクロコンピュータ 200:モータ駆動ユニット 210:PWMユニット、211:レジスタ 212:カウンタ、213:コンパレータ 214:モノステーブルマルチバイブレータ 221,222,223,224:FETドライバ 230:電流制限ユニット 231,232,233:演算増幅器 300:トルク検出ユニット 310:差動増幅器、320:PID補償回路 330:A/Dコンバータ、340:異常検出回路 341:絶対値回路、342:増幅器 343:コンバータ、344:D/Aコンバータ 345:コンパレータ、346:積分回路 400:車速検出ユニット、500:定電圧ユニット BT:バッテリ、Dr1,Dr2:ドライバ RL:リレー、WNG:異常表示器 R:シャンフト抵抗、230,R:(電流検出手段) CLK:クロック 211,212,213,CLK:(信号発生手段) AN1,AN2,AN3:アンドゲート 214,230,AN3:(通電阻止手段) T1,T2,T3,T4:FET 211〜214,T1〜T4,AN1,AN2:(通電制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ;パルス幅変調された2値信号を発
    生する信号発生手段;および、該2値信号が第1レベル
    にあるときに限り前記モータに通電する通電制御手段;
    を備えるモータ駆動装置において: 前記モータの通電電流を検出する電流検出手段;およ
    び、 該通電電流が所定値を超えると所定時間モータの通電を
    阻止する、前記2値信号の交番周期に同期して初期化さ
    れる通電阻止手段;を備えることを特徴とする、モータ
    駆動装置。
JP63025257A 1988-02-05 1988-02-05 モータ駆動装置 Expired - Fee Related JP2691190B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63025257A JP2691190B2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 モータ駆動装置
US07/306,729 US4945298A (en) 1988-02-05 1989-02-06 Motor driving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63025257A JP2691190B2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 モータ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01202197A JPH01202197A (ja) 1989-08-15
JP2691190B2 true JP2691190B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=12160966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63025257A Expired - Fee Related JP2691190B2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 モータ駆動装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4945298A (ja)
JP (1) JP2691190B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2656122B2 (ja) * 1989-10-18 1997-09-24 松下電器産業株式会社 モータの駆動装置
JP2910135B2 (ja) * 1990-03-20 1999-06-23 株式会社豊田自動織機製作所 直流モータ駆動回路の制御装置
JP2659108B2 (ja) * 1991-04-26 1997-09-30 本田技研工業株式会社 モータ駆動制御装置
DE69217280T2 (de) * 1991-07-10 1997-05-28 Koyo Seiko Co Lenkung mit elektrischer Hilfskraft
US5473497A (en) * 1993-02-05 1995-12-05 Franklin Electric Co., Inc. Electronic motor load sensing device
EP0732252A3 (en) * 1995-03-17 1997-05-28 Nippon Denso Co Electric power steering
US5847523A (en) * 1995-05-25 1998-12-08 Papst-Motoren Gmbh & Co. Kg Method of limiting current in a DC motor and DC motor system for implementing said method
JPH09235942A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Tokai Rika Co Ltd モータ駆動制御装置
US5821718A (en) * 1996-05-07 1998-10-13 Chrysler Corporation Robotic system for automated durability road (ADR) facility
US7011326B1 (en) * 1999-09-16 2006-03-14 Delphi Technologies, Inc. Piezoresistive torque sensor
US6864659B2 (en) 2001-07-12 2005-03-08 Varidigm Corporation Variable speed controller for air moving applications using an AC induction motor
JP3967642B2 (ja) * 2002-07-26 2007-08-29 株式会社ジェイテクト 車両用操舵制御システム
JP4027339B2 (ja) * 2004-04-20 2007-12-26 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP4984213B2 (ja) * 2006-03-24 2012-07-25 豊和工業株式会社 直流モータの駆動装置
DE602007010210D1 (de) * 2006-07-25 2010-12-16 Nsk Ltd Elektrische Servolenkung
US8498781B2 (en) * 2007-01-05 2013-07-30 Steven J. Collier-Hallman Methods and motor computer program products for motor control by the implementation of damping for over-speed conditions

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53118358A (en) * 1977-03-25 1978-10-16 Sanyo Electric Co Ltd Delay timer circuit
US4093901A (en) * 1977-05-25 1978-06-06 Rose Ronald N DC Motor speed control circuit
US4290000A (en) * 1979-08-02 1981-09-15 Xerox Corporation Power amplifier with current limiter circuit
US4255694A (en) * 1979-08-02 1981-03-10 Xerox Corporation Power amplifier with power monitor circuit
JPS6035663A (ja) * 1983-08-08 1985-02-23 Aisin Seiki Co Ltd 電動パワ−ステアリング装置
JPS6035664A (ja) * 1983-08-08 1985-02-23 Aisin Seiki Co Ltd 電動パワ−ステアリング装置
JPH0796387B2 (ja) * 1986-03-31 1995-10-18 本田技研工業株式会社 電動式パワーステアリング装置
JPS633630U (ja) * 1986-06-20 1988-01-11
US4780656A (en) * 1987-09-08 1988-10-25 Motorola, Inc. Drive and protection system for variable speed motor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01202197A (ja) 1989-08-15
US4945298A (en) 1990-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2691190B2 (ja) モータ駆動装置
JP3991416B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3484968B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH08119134A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3988065B2 (ja) 直流モータ駆動装置および電動パワーステアリング制御装置
JPH0232185B2 (ja)
JP3036197B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2001260916A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP3598707B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH06183355A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3536487B2 (ja) 電動式パワ−ステアリング装置の制御装置
JP4715302B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2001171538A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP2002053050A (ja) 電気式動力舵取装置
JPH10197367A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3729656B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4599995B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH06144279A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPH05338544A (ja) モータ制御装置
JPS6229466A (ja) 電動パワ−ステアリング装置
JP3084937B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3562053B2 (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP3814680B2 (ja) 電動式パワーステアリングシステム
JPH06316270A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPH10203384A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees