JP2690231B2 - シート状部材の折畳み装置および折畳式面実装型電子部品製造装置 - Google Patents
シート状部材の折畳み装置および折畳式面実装型電子部品製造装置Info
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- JP2690231B2 JP2690231B2 JP32789091A JP32789091A JP2690231B2 JP 2690231 B2 JP2690231 B2 JP 2690231B2 JP 32789091 A JP32789091 A JP 32789091A JP 32789091 A JP32789091 A JP 32789091A JP 2690231 B2 JP2690231 B2 JP 2690231B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状部材の折畳み
装置および折畳式面実装型電子部品製造装置に関するも
のである。
装置および折畳式面実装型電子部品製造装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、リンギングなどを発生することな
く、しかも侵入するノイズを確実に除去できる小型で安
価なLCノイズフィルタが提案されている。
く、しかも侵入するノイズを確実に除去できる小型で安
価なLCノイズフィルタが提案されている。
【0003】このノイズフィルタは折畳式のもので、図
11に示すように、第1の絶縁シート201の片面側に
矩形歯状の第1の導体202を貼り付けるとともに、第
2の絶縁シート203の片面側に矩形歯状の第2の導体
204を貼り付け、そして両絶縁シート201,203
を、しかも両導体202,204が交互にずれるように
折畳んで積層(図12参照)することにより、LCノイ
ズフィルタ(図13参照)205が構成され、第1の導
体202が所定のターン数のコイルとして機能し、第2
の導体204が上記第1の導体202との間でキャパシ
タンスを形成するようにしたものである。
11に示すように、第1の絶縁シート201の片面側に
矩形歯状の第1の導体202を貼り付けるとともに、第
2の絶縁シート203の片面側に矩形歯状の第2の導体
204を貼り付け、そして両絶縁シート201,203
を、しかも両導体202,204が交互にずれるように
折畳んで積層(図12参照)することにより、LCノイ
ズフィルタ(図13参照)205が構成され、第1の導
体202が所定のターン数のコイルとして機能し、第2
の導体204が上記第1の導体202との間でキャパシ
タンスを形成するようにしたものである。
【0004】ところで、上記ノイズフィルタを製造する
に際し、このような絶縁シートを、ジグザグ状に折畳む
装置として、表面に波形状の凹凸部が形成された型を使
用して上下から、絶縁シートを挟み込むようなものが考
えられる。
に際し、このような絶縁シートを、ジグザグ状に折畳む
装置として、表面に波形状の凹凸部が形成された型を使
用して上下から、絶縁シートを挟み込むようなものが考
えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、波形状の凹凸部が形成された型で、絶縁シートを上
下から挟み込むと、絶縁シートの折り目部分が先に固定
された状態となり、したがってこの状態で型を接近させ
ると、折り目間の平面部が伸びてしまうという問題が生
じる。また、絶縁シートを拘束しないで、上記のような
波型状の凹凸部が形成された型で絶縁シートを上下から
挟み込むと、上下型の製作精度により、互いの各山谷部
同士を完全に接触させることが困難となり、したがって
絶縁シートに精度よく折り目をつけることができない。
に、波形状の凹凸部が形成された型で、絶縁シートを上
下から挟み込むと、絶縁シートの折り目部分が先に固定
された状態となり、したがってこの状態で型を接近させ
ると、折り目間の平面部が伸びてしまうという問題が生
じる。また、絶縁シートを拘束しないで、上記のような
波型状の凹凸部が形成された型で絶縁シートを上下から
挟み込むと、上下型の製作精度により、互いの各山谷部
同士を完全に接触させることが困難となり、したがって
絶縁シートに精度よく折り目をつけることができない。
【0006】そこで、本発明は絶縁シートが伸びないよ
うにジグザグ状に折り畳むことができるシート状部材の
折畳み装置および折畳式面実装型電子部品製造装置を提
供することを目的とする。
うにジグザグ状に折り畳むことができるシート状部材の
折畳み装置および折畳式面実装型電子部品製造装置を提
供することを目的とする。
【0007】上記課題を解決するため、本発明の第1の
手段は、シート状部材をジグザグ状に折り畳む折畳み装
置であって、フレームに下側案内部材を介して所定間隔
置きに下側昇降部材を配置するとともに、このフレーム
にかつ上記下側案内部材とは交互の位置となるように上
側案内部材を介して所定間隔置きに上側昇降部材を配置
し、上記下側昇降部材の上端部にシート状部材に折り目
を付ける第1折り目付与材を設けるとともに、上記上側
昇降部材の下端部にシート状部材に折り目を付ける第2
折り目付与材を設け、上記各昇降部材を互いに離間する
方向に付勢する付勢手段を設け、上記各昇降部材を、そ
れぞれの付勢手段に抗して、端から順番に、互いに接近
する方向に移動させる下側カム装置および上側カム装置
を設け、かつ上記第1折り目付与材と第2折り目付与材
との間に配置されるシート状部材の一端部を保持する保
持装置を設けるとともにこのシート状部材の他端部を引
っ張る引張装置を設けたシート状部材の折畳み装置であ
る。
手段は、シート状部材をジグザグ状に折り畳む折畳み装
置であって、フレームに下側案内部材を介して所定間隔
置きに下側昇降部材を配置するとともに、このフレーム
にかつ上記下側案内部材とは交互の位置となるように上
側案内部材を介して所定間隔置きに上側昇降部材を配置
し、上記下側昇降部材の上端部にシート状部材に折り目
を付ける第1折り目付与材を設けるとともに、上記上側
昇降部材の下端部にシート状部材に折り目を付ける第2
折り目付与材を設け、上記各昇降部材を互いに離間する
方向に付勢する付勢手段を設け、上記各昇降部材を、そ
れぞれの付勢手段に抗して、端から順番に、互いに接近
する方向に移動させる下側カム装置および上側カム装置
を設け、かつ上記第1折り目付与材と第2折り目付与材
との間に配置されるシート状部材の一端部を保持する保
持装置を設けるとともにこのシート状部材の他端部を引
っ張る引張装置を設けたシート状部材の折畳み装置であ
る。
【0008】また、本発明の第2の手段は、シート状部
材をジグザグ状に折り畳む折畳み装置であって、フレー
ムに取付部材を介して所定間隔置きに下側シリンダー装
置および上側シリンダー装置をそれぞれ複数個づつ上下
方向で作動するように配置し、上記各下側シリンダー装
置のロッド部にシート状部材に折り目を付ける第1折り
目付与材を取り付け、上記各上側シリンダー装置のロッ
ド部にシード状部材に折り目を付ける第2折り目付与材
を取り付け、かつ上記第1折り目付与材と第2折り目付
与材との間に配置されるシート状部材の一端部を保持す
る保持装置を設けるとともにこのシート状部材の他端部
を引っ張る引張装置を設け、かつ上記シート状部材の折
り畳み時において、下側および上側シリンダー装置を一
端側から順次作動させるようにしたシート状部材の折畳
み装置である。
材をジグザグ状に折り畳む折畳み装置であって、フレー
ムに取付部材を介して所定間隔置きに下側シリンダー装
置および上側シリンダー装置をそれぞれ複数個づつ上下
方向で作動するように配置し、上記各下側シリンダー装
置のロッド部にシート状部材に折り目を付ける第1折り
目付与材を取り付け、上記各上側シリンダー装置のロッ
ド部にシード状部材に折り目を付ける第2折り目付与材
を取り付け、かつ上記第1折り目付与材と第2折り目付
与材との間に配置されるシート状部材の一端部を保持す
る保持装置を設けるとともにこのシート状部材の他端部
を引っ張る引張装置を設け、かつ上記シート状部材の折
り畳み時において、下側および上側シリンダー装置を一
端側から順次作動させるようにしたシート状部材の折畳
み装置である。
【0009】さらに、本発明の第3の手段は、絶縁シー
トの片面または両面に所定形状の導体が形成されてなる
シート状部材を折り畳んで面実装型電子部品を得る折畳
式面実装型電子部品製造装置であって、シート状部材を
ジグザグ状に折り畳む請求項1または2に記載の折畳み
装置と、この折畳み装置により折り畳まれたシート状部
材を押し付けることにより密着させる密着装置とから構
成し、かつこの密着装置を、上記折畳み装置により折り
畳まれたシート状部材を収納する収納凹部が形成された
収納体と、この収納体内の収納凹部に保持されたシート
状部材を密着させる押付装置とから構成した折畳式面実
装型電子部品製造装置である。
トの片面または両面に所定形状の導体が形成されてなる
シート状部材を折り畳んで面実装型電子部品を得る折畳
式面実装型電子部品製造装置であって、シート状部材を
ジグザグ状に折り畳む請求項1または2に記載の折畳み
装置と、この折畳み装置により折り畳まれたシート状部
材を押し付けることにより密着させる密着装置とから構
成し、かつこの密着装置を、上記折畳み装置により折り
畳まれたシート状部材を収納する収納凹部が形成された
収納体と、この収納体内の収納凹部に保持されたシート
状部材を密着させる押付装置とから構成した折畳式面実
装型電子部品製造装置である。
【0010】
【作用】上記第1の手段の構成によると、保持装置と引
張装置とにより緊張した状態でシート状部材を保持して
おき、そしてカム装置を作動させて端から順番に折り目
付与材を互いに接近させるように突出させれば、端から
順番に折り目を精度よく付与することができる。
張装置とにより緊張した状態でシート状部材を保持して
おき、そしてカム装置を作動させて端から順番に折り目
付与材を互いに接近させるように突出させれば、端から
順番に折り目を精度よく付与することができる。
【0011】上記第2の手段の構成によると、保持装置
と引張装置とにより緊張した状態でシート状部材を保持
しておき、そしてシリンダー装置を作動させて端から順
番に折り目付与材をシート状部材側に突出させれば、端
から順番に折り目を精度よく付与することができる。
と引張装置とにより緊張した状態でシート状部材を保持
しておき、そしてシリンダー装置を作動させて端から順
番に折り目付与材をシート状部材側に突出させれば、端
から順番に折り目を精度よく付与することができる。
【0012】また、上記第3の手段の構成によると、上
記の折畳み装置によりジグザグ状に折り畳まれたシート
状部材を収納体の収納凹部内に挿入し、そして押付装置
により、シート状部材を一端側に押し付ければ、シート
状部材をその折り目がくずれることなく薄く密着状態に
することができる。
記の折畳み装置によりジグザグ状に折り畳まれたシート
状部材を収納体の収納凹部内に挿入し、そして押付装置
により、シート状部材を一端側に押し付ければ、シート
状部材をその折り目がくずれることなく薄く密着状態に
することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の折畳式面実装型電子部品製造
装置の一実施例を図1〜図8に基づき説明する。
装置の一実施例を図1〜図8に基づき説明する。
【0014】本発明に係る電子部品製造装置は、従来例
で説明したように、絶縁シートの片面(または両面)に
矩形歯状の導体が貼り付けてなるシート状部材を、ジグ
ザグ状に折り畳んだ後、押圧することにより密着させて
所定厚さのLCノイズフィルタ(面実装型電子部品の一
例)を製造するためのものである。
で説明したように、絶縁シートの片面(または両面)に
矩形歯状の導体が貼り付けてなるシート状部材を、ジグ
ザグ状に折り畳んだ後、押圧することにより密着させて
所定厚さのLCノイズフィルタ(面実装型電子部品の一
例)を製造するためのものである。
【0015】したがって、この電子部品製造装置は、大
きくわけて、シート状部材をジグザグ状に折り畳む折畳
み装置と、この折畳み装置により折り畳まれたシート状
部材を押圧することにより密着させる密着装置とから構
成されている。
きくわけて、シート状部材をジグザグ状に折り畳む折畳
み装置と、この折畳み装置により折り畳まれたシート状
部材を押圧することにより密着させる密着装置とから構
成されている。
【0016】以下、各装置を詳細に説明する。図1〜図
3に示すように、上記折畳み装置1は、直方体状のフレ
ーム2と、このフレーム2の中央フレーム部2aの所定
高さ位置に固定されるとともに、その上面に所定間隔置
きに複数個の三角状の溝部4が形成された細長い(シー
ト状部材に対応して長くされている)下型3と、この下
型3の上方位置の中央フレーム部2aに、昇降可能に保
持されるとともに、その下面に所定間隔置きにかつ下型
3の溝部4とは交互となる位置で三角状の溝部6が複数
個形成された細長い(下型と同様に長くされている)上
型5と、下型3の下方位置の中央フレーム部2aに設け
られるとともに上型5の各溝部6に対応する位置に貫通
穴8が形成された下側案内部材7と、上型5の上方位置
の中央フレーム部2aに設けられるとともに下型3の各
溝部4に対応する位置に貫通穴10が形成された上側案
内部材9と、下側案内部材7の貫通穴8内に昇降可能に
挿入された下側昇降棒(昇降部材)11と、上側案内部
材9の貫通穴10内に昇降可能に挿入された上側昇降棒
(昇降部材)12と、下側昇降棒11の上端に取り付け
られるとともに下型3に形成された貫通穴8に案内さ
れ、かつ上端部に刃先状の折り目付与部(折り目付与
材)14が形成された第1折り目付与棒(折り目付与部
材)13と、上側昇降棒12の下端に取り付けられると
ともに上型5に形成された貫通穴10に案内され、かつ
下端部に刃先状の折り目付与部(折り目付与材)16が
形成された第2折り目付与棒(折り目付与部材)15
と、上記各下側昇降棒11の下端部および上側昇降棒1
2の上端部に取り付けられたカムフォロワ17,18
と、各下側昇降棒11と下側案内部材7との間に装着さ
れて下側昇降棒11を下方に付勢する下側コイルばね1
9と、各上側昇降棒12と上側案内部材9との間に装着
されて上側昇降棒12を上方に付勢する上側コイルばね
20と、上記上型5を下方に押し付けるとともに上方に
押し上げる上型用シリンダー装置21と、上記各カムフ
ォロワ17,18を介して、下側昇降棒11および上側
昇降棒12をそれぞれ上昇および下降させることにより
各折り目付与部14,16を下型3および上型5の表面
から突出させる下側および上側カム装置25,26と、
上側案内部材9に支持されて下型3と上型5との間に挿
入されたシート状部材の一端部を保持開放自在なクラン
プ装置(保持装置)27と、このクランプ装置27によ
り一端部が保持されたシート状部材の他端部を所定の力
で引っ張るための、すなわちシート状部材の他端部に抵
抗を与えてシート状部材のたるみを防ぐための引張装置
28とから構成されている。
3に示すように、上記折畳み装置1は、直方体状のフレ
ーム2と、このフレーム2の中央フレーム部2aの所定
高さ位置に固定されるとともに、その上面に所定間隔置
きに複数個の三角状の溝部4が形成された細長い(シー
ト状部材に対応して長くされている)下型3と、この下
型3の上方位置の中央フレーム部2aに、昇降可能に保
持されるとともに、その下面に所定間隔置きにかつ下型
3の溝部4とは交互となる位置で三角状の溝部6が複数
個形成された細長い(下型と同様に長くされている)上
型5と、下型3の下方位置の中央フレーム部2aに設け
られるとともに上型5の各溝部6に対応する位置に貫通
穴8が形成された下側案内部材7と、上型5の上方位置
の中央フレーム部2aに設けられるとともに下型3の各
溝部4に対応する位置に貫通穴10が形成された上側案
内部材9と、下側案内部材7の貫通穴8内に昇降可能に
挿入された下側昇降棒(昇降部材)11と、上側案内部
材9の貫通穴10内に昇降可能に挿入された上側昇降棒
(昇降部材)12と、下側昇降棒11の上端に取り付け
られるとともに下型3に形成された貫通穴8に案内さ
れ、かつ上端部に刃先状の折り目付与部(折り目付与
材)14が形成された第1折り目付与棒(折り目付与部
材)13と、上側昇降棒12の下端に取り付けられると
ともに上型5に形成された貫通穴10に案内され、かつ
下端部に刃先状の折り目付与部(折り目付与材)16が
形成された第2折り目付与棒(折り目付与部材)15
と、上記各下側昇降棒11の下端部および上側昇降棒1
2の上端部に取り付けられたカムフォロワ17,18
と、各下側昇降棒11と下側案内部材7との間に装着さ
れて下側昇降棒11を下方に付勢する下側コイルばね1
9と、各上側昇降棒12と上側案内部材9との間に装着
されて上側昇降棒12を上方に付勢する上側コイルばね
20と、上記上型5を下方に押し付けるとともに上方に
押し上げる上型用シリンダー装置21と、上記各カムフ
ォロワ17,18を介して、下側昇降棒11および上側
昇降棒12をそれぞれ上昇および下降させることにより
各折り目付与部14,16を下型3および上型5の表面
から突出させる下側および上側カム装置25,26と、
上側案内部材9に支持されて下型3と上型5との間に挿
入されたシート状部材の一端部を保持開放自在なクラン
プ装置(保持装置)27と、このクランプ装置27によ
り一端部が保持されたシート状部材の他端部を所定の力
で引っ張るための、すなわちシート状部材の他端部に抵
抗を与えてシート状部材のたるみを防ぐための引張装置
28とから構成されている。
【0017】なお、上記下型3と上型5との間に対応す
る中央フレーム部2aの引張装置28側の側部には、シ
ート状部材の挿入用開口部29が形成されている。次
に、上記カム装置25,26について説明するが、下側
カム装置25と上側カム装置26とは、同一構成である
ため、下側カム装置25についてだけ説明し、また下側
カム装置25の構成部品に付す番号の後部には記号Aを
付し、上側カム装置26の構成部品には記号Bを付して
その説明を省略する。
る中央フレーム部2aの引張装置28側の側部には、シ
ート状部材の挿入用開口部29が形成されている。次
に、上記カム装置25,26について説明するが、下側
カム装置25と上側カム装置26とは、同一構成である
ため、下側カム装置25についてだけ説明し、また下側
カム装置25の構成部品に付す番号の後部には記号Aを
付し、上側カム装置26の構成部品には記号Bを付して
その説明を省略する。
【0018】すなわち、下側カム装置25は、フレーム
2の下部にシート状部材の長手方向と直交する方向で配
置されたガイドレール31Aと、このガイドレール31
Aにスライド体32Aを介して移動自在に案内される移
動体33Aと、この移動体33Aの上面にかつ各カムフ
ォロワ17に対応してそれぞれ設けられたカム板34A
と、上記移動体33Aの下面に取り付けられたラック体
35Aと、フレーム2の側部に取り付けられるとともに
その出力軸に上記ラック体35Aの歯部に噛合するピニ
オン36Aを有するモータ37Aとから構成されてい
る。
2の下部にシート状部材の長手方向と直交する方向で配
置されたガイドレール31Aと、このガイドレール31
Aにスライド体32Aを介して移動自在に案内される移
動体33Aと、この移動体33Aの上面にかつ各カムフ
ォロワ17に対応してそれぞれ設けられたカム板34A
と、上記移動体33Aの下面に取り付けられたラック体
35Aと、フレーム2の側部に取り付けられるとともに
その出力軸に上記ラック体35Aの歯部に噛合するピニ
オン36Aを有するモータ37Aとから構成されてい
る。
【0019】そして、さらに上記上側および下側カム板
34A,34Bは、図2に示すように、シート状部材の
クランプ装置27が設けられた一端部側から引張装置2
8が設けられた他端側に向かって順次折り目付与部1
4,16が、下型3および上型5の表面から突出するよ
うに、それぞれずらして設けられている。
34A,34Bは、図2に示すように、シート状部材の
クランプ装置27が設けられた一端部側から引張装置2
8が設けられた他端側に向かって順次折り目付与部1
4,16が、下型3および上型5の表面から突出するよ
うに、それぞれずらして設けられている。
【0020】また、上記保持装置27は、上側案内部材
9に支持されたシリンダー装置41と、このシリンダー
装置41のロッド部41aの先端に取り付けられたクラ
ンプ体42とから構成されている。
9に支持されたシリンダー装置41と、このシリンダー
装置41のロッド部41aの先端に取り付けられたクラ
ンプ体42とから構成されている。
【0021】さらに、上記引張装置28は、フレーム2
の側部に形成されたシート状部材の挿入用開口部29側
に配置された支持台51と、この支持台51上にかつシ
ート状部材の長手方向すなわちシート状部材の折畳み方
向で配置されたガイドレール52と、このガイドレール
52にスライド体53を介して移動自在に案内されると
ともに下型3と上型5との間に挿入されたシート状部材
の他端部を保持開放自在な上下一対の保持爪54が取り
付けられたシリンダー装置55と、このシリンダー装置
55の他端部に索体56を介して連結されてこのシリン
ダー装置55を所定の力で引っ張るためのウエイト57
とから構成されている。なお、上記保持爪54はシリン
ダー装置55により開閉動作が行われるものである。ま
た、図1および図3中、58は索体56の案内滑車であ
る。
の側部に形成されたシート状部材の挿入用開口部29側
に配置された支持台51と、この支持台51上にかつシ
ート状部材の長手方向すなわちシート状部材の折畳み方
向で配置されたガイドレール52と、このガイドレール
52にスライド体53を介して移動自在に案内されると
ともに下型3と上型5との間に挿入されたシート状部材
の他端部を保持開放自在な上下一対の保持爪54が取り
付けられたシリンダー装置55と、このシリンダー装置
55の他端部に索体56を介して連結されてこのシリン
ダー装置55を所定の力で引っ張るためのウエイト57
とから構成されている。なお、上記保持爪54はシリン
ダー装置55により開閉動作が行われるものである。ま
た、図1および図3中、58は索体56の案内滑車であ
る。
【0022】次に、上記構成において、シート状部材を
折り畳む動作について説明する。まず、フレーム2の側
部に形成された挿入用開口部29からシート状部材を下
型3と上型5との間に挿入し、その一端部をクランプ装
置27を作動させることにより、クランプ体42により
保持する。そして、この後、シート状部材の他端部を引
張装置28の保持爪54により保持して、所定の力でシ
ート状部材を引っ張る。
折り畳む動作について説明する。まず、フレーム2の側
部に形成された挿入用開口部29からシート状部材を下
型3と上型5との間に挿入し、その一端部をクランプ装
置27を作動させることにより、クランプ体42により
保持する。そして、この後、シート状部材の他端部を引
張装置28の保持爪54により保持して、所定の力でシ
ート状部材を引っ張る。
【0023】次に、下側および上側カム装置25,26
を作動させて、下側および上側カム板34A,34B
を、図2の矢印(イ)で示すように、移動させる。する
と、各カム板34A,34Bが順次ずらして設けられて
いるため、図1の左側から、すなわちクランプ装置27
により保持されている側から、昇降棒11,12が昇降
され、すなわち各折り目付与部14,16が順次突出さ
れてシート状部材の所定箇所をそれぞれ上型5および下
型3の各溝部6,4に押し付け、シート状部材にジグザ
グ状の折り目が付与される。
を作動させて、下側および上側カム板34A,34B
を、図2の矢印(イ)で示すように、移動させる。する
と、各カム板34A,34Bが順次ずらして設けられて
いるため、図1の左側から、すなわちクランプ装置27
により保持されている側から、昇降棒11,12が昇降
され、すなわち各折り目付与部14,16が順次突出さ
れてシート状部材の所定箇所をそれぞれ上型5および下
型3の各溝部6,4に押し付け、シート状部材にジグザ
グ状の折り目が付与される。
【0024】このように、シート状部材が所定の力で引
っ張られている状態で、しかもその一端部側から順番に
下型3および上型5に押し付けて、折り目を付与してい
るので、一度に折り目を付与する場合とは異なり、シー
ト状部材に変形を生じさせることなく、精度よく折り目
を付与することができる。
っ張られている状態で、しかもその一端部側から順番に
下型3および上型5に押し付けて、折り目を付与してい
るので、一度に折り目を付与する場合とは異なり、シー
ト状部材に変形を生じさせることなく、精度よく折り目
を付与することができる。
【0025】なお、折り目を付与した後は、引張装置2
8を外した後、カム板34A,34Bを元の位置に戻
し、次に上型5を押上用シリンダー装置21により上昇
させるとともに、クランプ装置27を解除すればよい。
8を外した後、カム板34A,34Bを元の位置に戻
し、次に上型5を押上用シリンダー装置21により上昇
させるとともに、クランプ装置27を解除すればよい。
【0026】次に、密着装置を、図4〜図8に基づき説
明する。この密着装置61は、大きくわけて、折畳み装
置1によりジグザグ状に折り畳まれたシート状部材Aを
収納する収納装置62と、この収納装置62に収納され
たシート状部材の折り目を保持する折り目保持装置63
と、この折り目保持装置63により折り目が保持された
収納装置62内のシート状部材の一端部を他端側に押し
付ける押付装置64とから構成されている。
明する。この密着装置61は、大きくわけて、折畳み装
置1によりジグザグ状に折り畳まれたシート状部材Aを
収納する収納装置62と、この収納装置62に収納され
たシート状部材の折り目を保持する折り目保持装置63
と、この折り目保持装置63により折り目が保持された
収納装置62内のシート状部材の一端部を他端側に押し
付ける押付装置64とから構成されている。
【0027】上記収納装置62は、シート状部材の密着
方向で配置されるとともに昇降用シリンダー装置71に
より昇降自在にされたガイドレール72と、このガイド
レール72にスライド体73を介して移動自在に案内さ
れるとともに上記折畳み装置1によりジグザグ状に折り
畳まれたシート状部材Aを収納可能な収納凹部74aが
形成された収納ケース(収納体)74と、この収納ケー
ス74を密着方向で移動させる移動用シリンダー装置7
5と、上記収納ケース74の収納凹部74aの上面開口
部の両側側縁部を覆う左右一対のカバー体76と、これ
ら両カバー体76を開放方向に付勢するための開放用引
張ばね77と、この引張ばね77の付勢力に抗してカバ
ー体76を閉方向に移動させるための移動手段(図示し
ないが、例えばシリンダー装置が使用される)とから構
成されている。
方向で配置されるとともに昇降用シリンダー装置71に
より昇降自在にされたガイドレール72と、このガイド
レール72にスライド体73を介して移動自在に案内さ
れるとともに上記折畳み装置1によりジグザグ状に折り
畳まれたシート状部材Aを収納可能な収納凹部74aが
形成された収納ケース(収納体)74と、この収納ケー
ス74を密着方向で移動させる移動用シリンダー装置7
5と、上記収納ケース74の収納凹部74aの上面開口
部の両側側縁部を覆う左右一対のカバー体76と、これ
ら両カバー体76を開放方向に付勢するための開放用引
張ばね77と、この引張ばね77の付勢力に抗してカバ
ー体76を閉方向に移動させるための移動手段(図示し
ないが、例えばシリンダー装置が使用される)とから構
成されている。
【0028】また、上記折り目保持装置63は、収納ケ
ース74の上方位置で設けられた支持体81と、この支
持体81に上下に所定間隔でもってかつシート状部材の
密着方向と平行に複数個(具体的にはシート状部材の谷
部の折り目の個数に等しい数だけ設けられる)設けられ
たガイドレール82と、これら各ガイドレール82にス
ライド体(例えば、非常に摺動抵抗が少ないリニアベア
リングが使用される)83を介して移動自在に案内され
る移動体84と、これら各移動体84から垂下して設け
られるとともに下端部に密着用ガイドプレート(密着用
プレート)85がそれぞれ取り付けられた密着用ガイド
棒86と、上記各移動体84を所定方向にだけ移動させ
ることにより密着用ガイド棒86の位置決めを行うため
の位置決め用シリンダー装置87と、上記各移動体84
から垂下された密着用ガイド棒86をシート状部材の密
着方向に押し付けるための押付用シリンダー装置88と
から構成されている。
ース74の上方位置で設けられた支持体81と、この支
持体81に上下に所定間隔でもってかつシート状部材の
密着方向と平行に複数個(具体的にはシート状部材の谷
部の折り目の個数に等しい数だけ設けられる)設けられ
たガイドレール82と、これら各ガイドレール82にス
ライド体(例えば、非常に摺動抵抗が少ないリニアベア
リングが使用される)83を介して移動自在に案内され
る移動体84と、これら各移動体84から垂下して設け
られるとともに下端部に密着用ガイドプレート(密着用
プレート)85がそれぞれ取り付けられた密着用ガイド
棒86と、上記各移動体84を所定方向にだけ移動させ
ることにより密着用ガイド棒86の位置決めを行うため
の位置決め用シリンダー装置87と、上記各移動体84
から垂下された密着用ガイド棒86をシート状部材の密
着方向に押し付けるための押付用シリンダー装置88と
から構成されている。
【0029】なお、上記各密着用ガイド棒86の下端部
に取り付けられた密着用ガイドプレート85の大きさ
は、収納ケース74の収納凹部74a内を移動し得る大
きさにされるとともに、この密着用ガイドプレート85
のすぐ上方の密着用ガイド棒86の太さは、収納凹部7
4aのカバー体76が閉じられた状態で中央に形成され
る貫通溝部78の幅よりも細くされている。したがっ
て、カバー体76が閉じられた状態でも、密着用ガイド
プレート85が収納凹部74a内を移動させることがで
きる。
に取り付けられた密着用ガイドプレート85の大きさ
は、収納ケース74の収納凹部74a内を移動し得る大
きさにされるとともに、この密着用ガイドプレート85
のすぐ上方の密着用ガイド棒86の太さは、収納凹部7
4aのカバー体76が閉じられた状態で中央に形成され
る貫通溝部78の幅よりも細くされている。したがっ
て、カバー体76が閉じられた状態でも、密着用ガイド
プレート85が収納凹部74a内を移動させることがで
きる。
【0030】さらに、上記押付装置64は、収納ケース
74の下降した位置に対応する位置で架台91にシート
状部材の密着方向で設けられたガイドレール92と、こ
のガイドレール92にスライド体93を介して移動自在
に案内される移動体94と、この移動体94の先端部か
ら収納ケース74の収納凹部74a側に向かって突設さ
れた押付棒95と、上記移動体94の下面に取り付けら
れたラック体96と、上記架台91に設けられて上記ラ
ック体96の歯部に噛合するピニオン97を回転させる
モータ98とから構成されている。
74の下降した位置に対応する位置で架台91にシート
状部材の密着方向で設けられたガイドレール92と、こ
のガイドレール92にスライド体93を介して移動自在
に案内される移動体94と、この移動体94の先端部か
ら収納ケース74の収納凹部74a側に向かって突設さ
れた押付棒95と、上記移動体94の下面に取り付けら
れたラック体96と、上記架台91に設けられて上記ラ
ック体96の歯部に噛合するピニオン97を回転させる
モータ98とから構成されている。
【0031】次に、上記構成において、ジグザグ状に折
り畳まれたシート状部材Aを密着させる動作について説
明する。まず、位置決め用シリンダー装置87により、
各移動体84を所定位置に移動させて密着用ガイドプレ
ート85を、電子部品における所定のターン数に対応す
る谷側の折り目のピッチに応じた位置に予め移動させて
おく。
り畳まれたシート状部材Aを密着させる動作について説
明する。まず、位置決め用シリンダー装置87により、
各移動体84を所定位置に移動させて密着用ガイドプレ
ート85を、電子部品における所定のターン数に対応す
る谷側の折り目のピッチに応じた位置に予め移動させて
おく。
【0032】また、これと並行して、収納ケース74を
下降させて、収納凹部74a内にジグザグ状に折り畳ま
れたシート状部材Aを挿入する。そして、収納ケース7
4の上昇を開始し、密着用ガイドプレート85の下端が
シート状部材Aの山部より下方位置になった時に、各移
動体84の位置決めを行っている位置決め用シリンダー
装置87のロッド部を退入させて、その拘束を解除す
る。
下降させて、収納凹部74a内にジグザグ状に折り畳ま
れたシート状部材Aを挿入する。そして、収納ケース7
4の上昇を開始し、密着用ガイドプレート85の下端が
シート状部材Aの山部より下方位置になった時に、各移
動体84の位置決めを行っている位置決め用シリンダー
装置87のロッド部を退入させて、その拘束を解除す
る。
【0033】こうすることにより、収納凹部74a内の
シート状部材Aの折り目の形状誤差により、密着用ガイ
ドプレート85が斜辺に接触して折り目が変形するとい
う事態を避けて、密着用ガイドプレート85の下端を谷
側の折り目に位置決めすることができる。
シート状部材Aの折り目の形状誤差により、密着用ガイ
ドプレート85が斜辺に接触して折り目が変形するとい
う事態を避けて、密着用ガイドプレート85の下端を谷
側の折り目に位置決めすることができる。
【0034】次に、カバー体76を閉じた後、押付用シ
リンダー装置88のロッド部88aを突出させて端に位
置している密着用ガイド棒86の中間部を一端側に押し
て、各密着用ガイド棒86を順次互いに密着する。な
お、この時のシート状部材Aの谷部間のピッチは密着用
ガイド棒86の幅(b)(図7に示す)に等しい値にな
っている。
リンダー装置88のロッド部88aを突出させて端に位
置している密着用ガイド棒86の中間部を一端側に押し
て、各密着用ガイド棒86を順次互いに密着する。な
お、この時のシート状部材Aの谷部間のピッチは密着用
ガイド棒86の幅(b)(図7に示す)に等しい値にな
っている。
【0035】次に、カバー体76を開いて、収納ケース
74を下降させた後、再度カバー体76を閉じ、そして
押付装置64の押付棒95を突出させて収納凹部74a
内のシート状部材Aを押し付け、シート状部材Aを最終
の厚さまで密着する。
74を下降させた後、再度カバー体76を閉じ、そして
押付装置64の押付棒95を突出させて収納凹部74a
内のシート状部材Aを押し付け、シート状部材Aを最終
の厚さまで密着する。
【0036】この後、収納凹部74aから、密着された
シート状部材Aを取り出し、その周囲をテープなどを巻
き付けて固縛すれはよい。このように、ジグザグ状に折
り畳まれたシート状部材Aを、収納ケース74の収納凹
部74a内に挿入するだけで、自動的に、所定の厚さに
密着されるため、容易に面実装型電子部品を得ることが
できる。
シート状部材Aを取り出し、その周囲をテープなどを巻
き付けて固縛すれはよい。このように、ジグザグ状に折
り畳まれたシート状部材Aを、収納ケース74の収納凹
部74a内に挿入するだけで、自動的に、所定の厚さに
密着されるため、容易に面実装型電子部品を得ることが
できる。
【0037】なお、シート状部材の特性によっては、密
着ガイドプレートを使用せずに、下降した収納ケースに
ジグザグ状に折り畳まれたシート状部材を挿入し、そし
てカバー体を閉じた後、押付装置により、シート状部材
を最終厚さまで密着させるようにしてもよい。
着ガイドプレートを使用せずに、下降した収納ケースに
ジグザグ状に折り畳まれたシート状部材を挿入し、そし
てカバー体を閉じた後、押付装置により、シート状部材
を最終厚さまで密着させるようにしてもよい。
【0038】ところで、上記実施例の折畳み装置におい
ては、それぞれの表面に三角状の溝部が形成された下型
と上型とを使用したが、昇降棒が案内部材により確実に
ガイドされて折り目付与部が常にシート状部材に対して
正しい方向に維持される場合には、溝部すなわち上下型
は必ずしも設ける必要がない。
ては、それぞれの表面に三角状の溝部が形成された下型
と上型とを使用したが、昇降棒が案内部材により確実に
ガイドされて折り目付与部が常にシート状部材に対して
正しい方向に維持される場合には、溝部すなわち上下型
は必ずしも設ける必要がない。
【0039】また、上記実施例の折畳み装置1において
は、下型3および上型5並びに折り目を付与するための
折り目付与棒13,15を昇降させるのに、カム装置2
5,26などを使用したが、図9および図10に示すよ
うに、下型および上型を使用せずに、折り目付与部自体
に上下型の役目を持たせるとともに、その昇降をシリン
ダー装置により行わせるようにしてもよい。
は、下型3および上型5並びに折り目を付与するための
折り目付与棒13,15を昇降させるのに、カム装置2
5,26などを使用したが、図9および図10に示すよ
うに、下型および上型を使用せずに、折り目付与部自体
に上下型の役目を持たせるとともに、その昇降をシリン
ダー装置により行わせるようにしてもよい。
【0040】すなわち、それぞれ折り目の箇所に対応し
て複数個のシリンダー装置101が、下取付部材102
および上取付部材103に支持され、下側のシリンダー
装置101Aのロッド部には上端に幅が広い三角状の折
り目付与部104が形成された第1折り目付与棒105
が取り付けられ、また上側のシリンダー装置101Bの
ロッド部には下端に幅が狭い三角状の折り目付与部10
6が形成された第2折り目付与棒107が取り付けられ
ている。また、各折り目付与棒105,107はそれぞ
れ下案内部材108および上案内部材109に形成され
た第1ガイド穴108a,109aに案内されている。
て複数個のシリンダー装置101が、下取付部材102
および上取付部材103に支持され、下側のシリンダー
装置101Aのロッド部には上端に幅が広い三角状の折
り目付与部104が形成された第1折り目付与棒105
が取り付けられ、また上側のシリンダー装置101Bの
ロッド部には下端に幅が狭い三角状の折り目付与部10
6が形成された第2折り目付与棒107が取り付けられ
ている。また、各折り目付与棒105,107はそれぞ
れ下案内部材108および上案内部材109に形成され
た第1ガイド穴108a,109aに案内されている。
【0041】なお、図10中、110A,110Bは各
折り目付与棒105,107に取り付けられるととも
に、下案内部材108および上案内部材109に形成さ
れた第2ガイド穴108b,109b内に挿通されたガ
イド棒である。
折り目付与棒105,107に取り付けられるととも
に、下案内部材108および上案内部材109に形成さ
れた第2ガイド穴108b,109b内に挿通されたガ
イド棒である。
【0042】したがって、シート状部材の一端部をクラ
ンプ装置27により保持するとともにその他端部を引張
装置により引っ張っている状態において、一端側から順
番にシリンダー装置101A,101Bを作動させて、
各折り目付与棒105,107を突出させていけば、シ
ート状部材はそれぞれの折り目付与部104,106に
より、折り目が付与される。
ンプ装置27により保持するとともにその他端部を引張
装置により引っ張っている状態において、一端側から順
番にシリンダー装置101A,101Bを作動させて、
各折り目付与棒105,107を突出させていけば、シ
ート状部材はそれぞれの折り目付与部104,106に
より、折り目が付与される。
【0043】なお、上記図9および図10に示す構成に
おいて、シリンダー装置101自体に、ガイド装置(例
えば、ロッドの回り止め)が設けられている場合には、
第1ガイド穴108a,109aおよびガイド棒110
A,110Bは不要である。
おいて、シリンダー装置101自体に、ガイド装置(例
えば、ロッドの回り止め)が設けられている場合には、
第1ガイド穴108a,109aおよびガイド棒110
A,110Bは不要である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の折畳み装置による
と、所定位置に設けられた折り目付与材により、保持装
置と引張装置とにより緊張されて保持されたシート状部
材に、端から順番に折り目を付与することができるの
で、一度に全ての折り目を付与する場合に比べて、シー
ト状部材に変形を生じさせることなく、精度よく折り目
を付与することができる。
と、所定位置に設けられた折り目付与材により、保持装
置と引張装置とにより緊張されて保持されたシート状部
材に、端から順番に折り目を付与することができるの
で、一度に全ての折り目を付与する場合に比べて、シー
ト状部材に変形を生じさせることなく、精度よく折り目
を付与することができる。
【0045】また、本発明の電子部品製造装置の構成に
よると、上記の折畳み装置により折畳まれたシート状部
材を、収納体の収納凹部内に挿入して後、押付装置によ
り、シート状部材を一端側に押し付けて密着させるの
で、その折り目がくずれることなく、ジグザグ状にされ
たシート状部材を密着させて、所定の電子部品を容易に
製造することができる。
よると、上記の折畳み装置により折畳まれたシート状部
材を、収納体の収納凹部内に挿入して後、押付装置によ
り、シート状部材を一端側に押し付けて密着させるの
で、その折り目がくずれることなく、ジグザグ状にされ
たシート状部材を密着させて、所定の電子部品を容易に
製造することができる。
【図1】本発明のシート状部材の折畳み装置の一実施例
の正面図である。
の正面図である。
【図2】図1のBーB矢視図である。
【図3】図1の折畳み装置の平面図である。
【図4】本発明の折畳式面実装型電子部品製造装置の一
実施例における密着装置の要部正面図である。
実施例における密着装置の要部正面図である。
【図5】同密着装置における収納装置の平面図である。
【図6】図4の一部切欠CーC矢視図である。
【図7】同密着装置における折り目保持装置の正面図で
ある。
ある。
【図8】図4のDーD矢視図である。
【図9】本発明の他の実施例における折畳み装置の一部
切欠正面図である。
切欠正面図である。
【図10】同折畳み装置の一部切欠側面図である。
【図11】シート状部材の構成を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図12】シート状部材の折畳み状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図13】折畳式面実装型電子部品の斜視図である。
1 折畳み装置 2 フレーム 3 下型 4 溝部 5 上型 6 溝部 7 下側案内部材 9 上側案内部材 11 下側昇降棒 12 上側昇降棒 13 第1折り目付与棒 14 折り目付与部 15 第2折り目付与棒 16 折り目付与部 17,18 カムフォロワ 25 下側カム装置 26 上側カム装置 27 クランプ装置 28 引張装置 29 挿入用開口部 31A,31B ガイドレール 33A,33B 移動体 34A,34B カム板 37A,37B モータ 41 シリンダー装置 42 クランプ体 52 ガイドレール 54 保持爪 55 シリンダー装置 57 ウエイト 61 密着装置 62 収納装置 63 折り目保持装置 64 押付装置 74 収納ケース 74a 収納凹部 82 ガイドレール 84 移動体 85 密着用ガイドプレート 87 位置決め用シリンダー装置 88 押付用シリンダー装置 92 ガイドレール 94 移動体 95 押付棒 101 シリンダー装置 104,106 折り目付与部 105,107 折り目付与棒
Claims (3)
- 【請求項1】シート状部材をジグザグ状に折り畳む折畳
み装置であって、フレームに下側案内部材を介して所定
間隔置きに下側昇降部材を配置するとともに、このフレ
ームにかつ上記下側案内部材とは交互の位置となるよう
に上側案内部材を介して所定間隔置きに上側昇降部材を
配置し、上記下側昇降部材の上端部にシート状部材に折
り目を付ける第1折り目付与材を設けるとともに、上記
上側昇降部材の下端部にシート状部材に折り目を付ける
第2折り目付与材を設け、上記各昇降部材を互いに離間
する方向に付勢する付勢手段を設け、上記各昇降部材
を、それぞれの付勢手段に抗して、端から順番に、互い
に接近する方向に移動させる下側カム装置および上側カ
ム装置を設け、かつ上記第1折り目付与材と第2折り目
付与材との間に配置されるシート状部材の一端部を保持
する保持装置を設けるとともにこのシート状部材の他端
部を引っ張る引張装置を設けたことを特徴とするシート
状部材の折畳み装置。 - 【請求項2】シート状部材をジグザグ状に折り畳む折畳
み装置であって、フレームに取付部材を介して所定間隔
置きに下側シリンダー装置および上側シリンダー装置を
それぞれ複数個づつ上下方向で作動するように配置し、
上記各下側シリンダー装置のロッド部にシート状部材に
折り目を付ける第1折り目付与材を取り付け、上記各上
側シリンダー装置のロッド部にシード状部材に折り目を
付ける第2折り目付与材を取り付け、かつ上記第1折り
目付与材と第2折り目付与材との間に配置されるシート
状部材の一端部を保持する保持装置を設けるとともにこ
のシート状部材の他端部を引っ張る引張装置を設け、か
つ上記シート状部材の折り畳み時において、下側および
上側シリンダー装置を一端側から順次作動させるように
したことを特徴とするシート状部材の折畳み装置。 - 【請求項3】絶縁シートの片面または両面に所定形状の
導体が形成されてなるシート状部材を折り畳んで面実装
型電子部品を得る折畳式面実装型電子部品製造装置であ
って、シート状部材をジグザグ状に折り畳む請求項1ま
たは2に記載の折畳み装置と、この折畳み装置により折
り畳まれたシート状部材を押し付けることにより密着さ
せる密着装置とから構成し、かつこの密着装置を、上記
折畳み装置により折り畳まれたシート状部材を収納する
収納凹部が形成された収納体と、この収納体内の収納凹
部に保持されたシート状部材を密着させる押付装置とか
ら構成したことを特徴とする折畳式面実装型電子部品製
造装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32789091A JP2690231B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | シート状部材の折畳み装置および折畳式面実装型電子部品製造装置 |
US07/978,208 US5300168A (en) | 1991-12-12 | 1992-11-19 | Apparatus and method for folding sheet-form material |
MYPI92002187A MY108131A (en) | 1991-12-12 | 1992-11-27 | Apparatus for folding sheet-form material |
EP92120406A EP0546410B1 (en) | 1991-12-12 | 1992-11-30 | Apparatus for folding sheet-form material |
DE69212125T DE69212125T2 (de) | 1991-12-12 | 1992-11-30 | Faltvorrichtung für Folien |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32789091A JP2690231B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | シート状部材の折畳み装置および折畳式面実装型電子部品製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05166632A JPH05166632A (ja) | 1993-07-02 |
JP2690231B2 true JP2690231B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=18204128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32789091A Expired - Lifetime JP2690231B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | シート状部材の折畳み装置および折畳式面実装型電子部品製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2690231B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP32789091A patent/JP2690231B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05166632A (ja) | 1993-07-02 |
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