JP2689819B2 - アクスルハウジングにおけるデフハウジング - Google Patents
アクスルハウジングにおけるデフハウジングInfo
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- JP2689819B2 JP2689819B2 JP4166879A JP16687992A JP2689819B2 JP 2689819 B2 JP2689819 B2 JP 2689819B2 JP 4166879 A JP4166879 A JP 4166879A JP 16687992 A JP16687992 A JP 16687992A JP 2689819 B2 JP2689819 B2 JP 2689819B2
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- Japan
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- housing
- ring portion
- differential
- axle
- axle housing
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/037—Gearboxes for accommodating differential gearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H1/00—Making articles shaped as bodies of revolution
- B21H1/06—Making articles shaped as bodies of revolution rings of restricted axial length
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/04—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
- B60K17/16—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of differential gearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H2057/02039—Gearboxes for particular applications
- F16H2057/02043—Gearboxes for particular applications for vehicle transmissions
- F16H2057/02052—Axle units; Transfer casings for four wheel drive
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49616—Structural member making
- Y10T29/49622—Vehicular structural member making
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2186—Gear casings
- Y10T74/2188—Axle and torque tubes
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Transportation (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのよう
な産業車両のフロントアクスルハウジングにおけるデフ
ハウジングの改良に関する。
な産業車両のフロントアクスルハウジングにおけるデフ
ハウジングの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フォークリフトに使用されている
フロントアクスルハウジングは、通常の自動車に比べて
大なる強度を必要とする。これは、マスト装置を前後傾
可能に支持するための支持点がアクスルハウジング上に
設定されるからである。また、フロントアクスルハウジ
ングの構成部材は、一般にデフハウジングと車軸管部と
に大別され、それらは個々に製作されたのち、溶接によ
り相互に結合されるのが普通となっている。このような
事情から、従来のフォークリフトのフロントハウジング
におけるデフハウジングは、大なる荷重に耐え得て、し
かも溶接による結合が可能な鋳鋼品をもって構成するの
が普通となっている。図５は及び図６はフォークリフト
に用いられている従来の鋳鋼製デフハウジングを示した
ものであり、デフハウジング１１は概略的には前後方向
を軸方向とする略円筒形に形成され、軸方向の一端には
デフキャリヤ結合用の開口部１２を備え、径方向の左右
両側には車軸管部接続用のフランジ部１３を備えた構造
となっている。なお、図示はしないが車軸管部の外周に
はフロントアクスルハウジングを車体のフレームに取付
けるための取付用ブラケットの他、マストピボットブラ
ケットが取付けられるようになっている。
フロントアクスルハウジングは、通常の自動車に比べて
大なる強度を必要とする。これは、マスト装置を前後傾
可能に支持するための支持点がアクスルハウジング上に
設定されるからである。また、フロントアクスルハウジ
ングの構成部材は、一般にデフハウジングと車軸管部と
に大別され、それらは個々に製作されたのち、溶接によ
り相互に結合されるのが普通となっている。このような
事情から、従来のフォークリフトのフロントハウジング
におけるデフハウジングは、大なる荷重に耐え得て、し
かも溶接による結合が可能な鋳鋼品をもって構成するの
が普通となっている。図５は及び図６はフォークリフト
に用いられている従来の鋳鋼製デフハウジングを示した
ものであり、デフハウジング１１は概略的には前後方向
を軸方向とする略円筒形に形成され、軸方向の一端には
デフキャリヤ結合用の開口部１２を備え、径方向の左右
両側には車軸管部接続用のフランジ部１３を備えた構造
となっている。なお、図示はしないが車軸管部の外周に
はフロントアクスルハウジングを車体のフレームに取付
けるための取付用ブラケットの他、マストピボットブラ
ケットが取付けられるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の鋳鋼製のデフハウジングの場合、下記のような問題
があった。すなわち、鋳鋼製の場合、いわゆる鋳造欠陥
としてのガス巣の発生及び残留応力の問題がある。鋳鋼
品に生ずるガス巣は、当然にその補修が必要となるもの
であって、補修後にはその熱処理を必要とする。そし
て、ガス巣は切削等の加工時に見つかる場合が多いこと
から、加工後に補修作業を実施することになるが、これ
は甚だ煩わしい。また、残留応力の発生があることか
ら、それを除去するための熱処理を必要とする。つま
り、鋳鋼製のデフハウジングの場合は、完成品となるま
でに通常の生産工程のみならず、手直しのための工程が
付加される結果、生産性がすこぶる悪いという点に問題
がある。また、デフハウジング１１には、フランジ部１
３の内径仕上げ、ギヤハウジング結合用の座面仕上げ、
そしてタップ孔１４等の機械加工を施すに当たっての加
工基準面としての座面１５を設定するが、この座面１５
を加工するために図示破線で示す原形から相当量の材料
を落とす結果、材料に無駄が発生している。また、鋳鋼
品を得るに当たっては、押湯や湯道等の製品に直接関与
しない多量の溶湯を必要とする等の点でも無駄が多いも
のである。
来の鋳鋼製のデフハウジングの場合、下記のような問題
があった。すなわち、鋳鋼製の場合、いわゆる鋳造欠陥
としてのガス巣の発生及び残留応力の問題がある。鋳鋼
品に生ずるガス巣は、当然にその補修が必要となるもの
であって、補修後にはその熱処理を必要とする。そし
て、ガス巣は切削等の加工時に見つかる場合が多いこと
から、加工後に補修作業を実施することになるが、これ
は甚だ煩わしい。また、残留応力の発生があることか
ら、それを除去するための熱処理を必要とする。つま
り、鋳鋼製のデフハウジングの場合は、完成品となるま
でに通常の生産工程のみならず、手直しのための工程が
付加される結果、生産性がすこぶる悪いという点に問題
がある。また、デフハウジング１１には、フランジ部１
３の内径仕上げ、ギヤハウジング結合用の座面仕上げ、
そしてタップ孔１４等の機械加工を施すに当たっての加
工基準面としての座面１５を設定するが、この座面１５
を加工するために図示破線で示す原形から相当量の材料
を落とす結果、材料に無駄が発生している。また、鋳鋼
品を得るに当たっては、押湯や湯道等の製品に直接関与
しない多量の溶湯を必要とする等の点でも無駄が多いも
のである。
【０００４】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、生産
性の向上に有効で、かつ材料に無駄のない方法で生産す
ることが可能なアクスルハウジングにおけるデフハウジ
ングを提供することを、解決すべき技術的課題とする。
性の向上に有効で、かつ材料に無駄のない方法で生産す
ることが可能なアクスルハウジングにおけるデフハウジ
ングを提供することを、解決すべき技術的課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、本発明のアクスルハウジングにおけるデフハウジン
グは、前後方向を軸線方向とする両端開放の略円筒形状
をなすリング部と、該リング部の軸方向の一方の開口部
を閉塞するカバーと、前記リング部の外周に設定される
左右のフランジ部との４つの要素に区分設定され、それ
ら各要素を個々に形成後において、前記リング部に対し
てカバー及びフランジ部をそれぞれ結合して一体化した
ことを特徴としている。
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、本発明のアクスルハウジングにおけるデフハウジン
グは、前後方向を軸線方向とする両端開放の略円筒形状
をなすリング部と、該リング部の軸方向の一方の開口部
を閉塞するカバーと、前記リング部の外周に設定される
左右のフランジ部との４つの要素に区分設定され、それ
ら各要素を個々に形成後において、前記リング部に対し
てカバー及びフランジ部をそれぞれ結合して一体化した
ことを特徴としている。
【０００６】
【作用】上述のように構成される本発明のアクスルハウ
ジングにおけるデフハウジングにおいては、その主要部
であるリング部を円筒形状に設定し得ることから、ロー
リング鍛造法により成形することが可能となる。また、
車軸管部接続用のフランジ部も円筒形状であるため、こ
れについても同様にローリング鍛造で成形可能である。
一方、カバーについては、鉄板をプレスにより成形する
ことが可能となる。そして、成形後の各要素を溶接又は
ボルトにより結合することにより所定のデフハウジング
が完成される。なお、リング部は単純な筒形に限らず、
その軸線に対する直角断面がコ字形あるいはヨ字形等で
あればローリング鍛造による成形が可能である。
ジングにおけるデフハウジングにおいては、その主要部
であるリング部を円筒形状に設定し得ることから、ロー
リング鍛造法により成形することが可能となる。また、
車軸管部接続用のフランジ部も円筒形状であるため、こ
れについても同様にローリング鍛造で成形可能である。
一方、カバーについては、鉄板をプレスにより成形する
ことが可能となる。そして、成形後の各要素を溶接又は
ボルトにより結合することにより所定のデフハウジング
が完成される。なお、リング部は単純な筒形に限らず、
その軸線に対する直角断面がコ字形あるいはヨ字形等で
あればローリング鍛造による成形が可能である。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１〜図３に基づい
て具体的に説明する。図１はフォークリフトにおけるフ
ロントアクスルハウジングの平断面図、図２は同じく正
面図であり、それぞれフロントアクスルハウジングのう
ち、デフハウジングを実線で示し、車軸管部を仮想線で
示している。また、図３は複数要素に区分されたデフハ
ウジングを示している。本実施例に係るフロントアクス
ルハウジング７の一方の構成部材であるデフハウジンク
１は、図３に示すようにリング部２と、左右のフランジ
部３と、カバー４との４つの要素から構成されている。
て具体的に説明する。図１はフォークリフトにおけるフ
ロントアクスルハウジングの平断面図、図２は同じく正
面図であり、それぞれフロントアクスルハウジングのう
ち、デフハウジングを実線で示し、車軸管部を仮想線で
示している。また、図３は複数要素に区分されたデフハ
ウジングを示している。本実施例に係るフロントアクス
ルハウジング７の一方の構成部材であるデフハウジンク
１は、図３に示すようにリング部２と、左右のフランジ
部３と、カバー４との４つの要素から構成されている。
【０００８】上記構成要素のうち、デフハウジング１の
主要部となるリング部２は、ディファレンシャルギヤを
収容可能なハウジング本体を構成するものにして、縦断
面が略ヨ型で、軸線方向を前後方向とする両端開放の円
筒形に形成されており、円周上の左右位置には円形の開
口２ａを同芯的に備え、また円周上の底面側となる位置
にはドレンポート２ｂを有している。すなわち、リング
部２はローリング鍛造で成形可能な形状に設定されてお
り、そして、開口２ａ及びドレンポート２ｂは、ローリ
ング鍛造成形後において機械加工により形成される。
主要部となるリング部２は、ディファレンシャルギヤを
収容可能なハウジング本体を構成するものにして、縦断
面が略ヨ型で、軸線方向を前後方向とする両端開放の円
筒形に形成されており、円周上の左右位置には円形の開
口２ａを同芯的に備え、また円周上の底面側となる位置
にはドレンポート２ｂを有している。すなわち、リング
部２はローリング鍛造で成形可能な形状に設定されてお
り、そして、開口２ａ及びドレンポート２ｂは、ローリ
ング鍛造成形後において機械加工により形成される。
【０００９】また、左右のフランジ部３は、それぞれが
円筒形に形成されており、従って前記リング部２と同様
にローリング鍛造で成形可能な形状であって、ローリン
グ鍛造成形後において、図１に示すようにリング部２の
開口２ａに対して同芯的に整合するようにリング部外周
面に突き合わされた状態でその周囲が溶接される。な
お、フランジ部３は左右で長さが異なっているが、これ
はフォークリフトの場合、図１に示すようにデフ中心線
（Ｂ−Ｂ）が車両中心線（Ａ−Ａ）からずれた位置に設
定されるのが普通となっていることから、車両中心線か
らフランジ部先端までの距離Ｌが左右で同一となるよう
に調整するためである。
円筒形に形成されており、従って前記リング部２と同様
にローリング鍛造で成形可能な形状であって、ローリン
グ鍛造成形後において、図１に示すようにリング部２の
開口２ａに対して同芯的に整合するようにリング部外周
面に突き合わされた状態でその周囲が溶接される。な
お、フランジ部３は左右で長さが異なっているが、これ
はフォークリフトの場合、図１に示すようにデフ中心線
（Ｂ−Ｂ）が車両中心線（Ａ−Ａ）からずれた位置に設
定されるのが普通となっていることから、車両中心線か
らフランジ部先端までの距離Ｌが左右で同一となるよう
に調整するためである。
【００１０】一方、前記カバー４はリング部２の後側の
開放端を塞ぎ得る形状のプレートからなり、オイル入口
４ａ及びデフハウジング内のオイルレベル視認用のオイ
ルレベル孔４ｂを備えている。このカバー４は鉄板をプ
レスにより所定形状に成形後、リング部２の後端面に当
接した状態でその周囲が溶接される。
開放端を塞ぎ得る形状のプレートからなり、オイル入口
４ａ及びデフハウジング内のオイルレベル視認用のオイ
ルレベル孔４ｂを備えている。このカバー４は鉄板をプ
レスにより所定形状に成形後、リング部２の後端面に当
接した状態でその周囲が溶接される。
【００１１】なお、図１，２において仮想線で示された
フロントアクスルハウジング７の他方の構成部材ある車
軸管部５は、完成品としてのデフハウジング１の左右の
フランジ部３に対して焼き嵌めされたのち、溶接され
る。かくして、フロントアクスルハウジング７が構成さ
れるが、車軸管部５の外周には、アクスルハウジング７
を車体フレームに取付けるための取付ブラケット６のボ
ス部６ａが嵌合されかつ溶接され、また、このボス部６
ａはその外周に図示省略のマストピボットブラケットを
回動可能に嵌合するための嵌合面６ｂを備えている。
フロントアクスルハウジング７の他方の構成部材ある車
軸管部５は、完成品としてのデフハウジング１の左右の
フランジ部３に対して焼き嵌めされたのち、溶接され
る。かくして、フロントアクスルハウジング７が構成さ
れるが、車軸管部５の外周には、アクスルハウジング７
を車体フレームに取付けるための取付ブラケット６のボ
ス部６ａが嵌合されかつ溶接され、また、このボス部６
ａはその外周に図示省略のマストピボットブラケットを
回動可能に嵌合するための嵌合面６ｂを備えている。
【００１２】上述のように構成された本実施例のデフハ
ウジング１は、要するに、デフハウジング１を４つの要
素に区分し、そしてそのうちの主要部であるリング部２
及び車軸管部接続用の左右のフランジ部３をそれぞれロ
ーリング鍛造により成形できるように設定したものであ
る。従って、従来の鋳鋼製のデフハウジングに比較し
て、成形後の品質が安定しているため、鋳鋼品に見受け
られるようなガス巣の補修のための手直し工程や残留応
力除去のための熱処理等の余分な工程が全く不要となる
ため、たとえ個別的成形後における結合のための溶接工
程があるとしても生産性は遙かに高いものとなる。
ウジング１は、要するに、デフハウジング１を４つの要
素に区分し、そしてそのうちの主要部であるリング部２
及び車軸管部接続用の左右のフランジ部３をそれぞれロ
ーリング鍛造により成形できるように設定したものであ
る。従って、従来の鋳鋼製のデフハウジングに比較し
て、成形後の品質が安定しているため、鋳鋼品に見受け
られるようなガス巣の補修のための手直し工程や残留応
力除去のための熱処理等の余分な工程が全く不要となる
ため、たとえ個別的成形後における結合のための溶接工
程があるとしても生産性は遙かに高いものとなる。
【００１３】また、ローリング鍛造品によるときは、成
形時に材料が鍛練されることから、素材の組織が緻密化
されるとともに強靱となり、鋳鋼品に比べて強度的にも
有利となる。このことは、リング部２及びフランジ部３
の薄肉化が可能となって軽量化にも役立つことになる。
また、デフハウジング１のカバー４は、鉄板から製作さ
れるが、このように製作されるカバー４は、元々平面４
ｃを備えていることから、この平面４ｃを利用して、デ
フハウジング１の組付後において実施される開口２ａや
デフキャリヤ結合用座面２ｃの加工及びフランジ部３の
孔加工等をする場合の加工基準面を容易に得ることがで
きるため、従来のように加工基準面を得るために材料を
多量に削り落とす必要もなくなり、材料の無駄に消費す
ることが回避される。
形時に材料が鍛練されることから、素材の組織が緻密化
されるとともに強靱となり、鋳鋼品に比べて強度的にも
有利となる。このことは、リング部２及びフランジ部３
の薄肉化が可能となって軽量化にも役立つことになる。
また、デフハウジング１のカバー４は、鉄板から製作さ
れるが、このように製作されるカバー４は、元々平面４
ｃを備えていることから、この平面４ｃを利用して、デ
フハウジング１の組付後において実施される開口２ａや
デフキャリヤ結合用座面２ｃの加工及びフランジ部３の
孔加工等をする場合の加工基準面を容易に得ることがで
きるため、従来のように加工基準面を得るために材料を
多量に削り落とす必要もなくなり、材料の無駄に消費す
ることが回避される。
【００１４】図４は本発明の他の実施例を示したもので
ある。この実施例は、カバー４とリング部２との接合面
間にパッキン８を介在したもとで、他数個のボルト９に
より結合する構成としたものであり、そのその他の構成
については前述の実施例と同様となっている。従って、
この実施例の場合は、リング部２に対してカバー４を取
り外すことができるため、必要に応じて適時に実施され
るメンテンナスを楽に行い得るという特徴を有する。
ある。この実施例は、カバー４とリング部２との接合面
間にパッキン８を介在したもとで、他数個のボルト９に
より結合する構成としたものであり、そのその他の構成
については前述の実施例と同様となっている。従って、
この実施例の場合は、リング部２に対してカバー４を取
り外すことができるため、必要に応じて適時に実施され
るメンテンナスを楽に行い得るという特徴を有する。
【００１５】なお、本実施例ではリング部２を断面ヨ字
形で示しているが、必ずしもこの形状に限定するもので
はなく、例えばコ字形でもよく、要するにローリング鍛
造が可能な形状であれば差し支えない。また、フランジ
部３は、ローリング鍛造に限らず他の方法で製作しても
差し支えない。
形で示しているが、必ずしもこの形状に限定するもので
はなく、例えばコ字形でもよく、要するにローリング鍛
造が可能な形状であれば差し支えない。また、フランジ
部３は、ローリング鍛造に限らず他の方法で製作しても
差し支えない。
【００１６】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は従来一体
物であったデフハウジングを幾つかの構成要素に区分設
定し、そしてその主要部であるリング部及びフランジ部
をローリング鍛造による成形を可能とすることにより、
生産性が低かった鋳鋼製デフハウジングの問題を解消し
たものである。また、ローリング鍛造により成形される
リング部及びフランジ部は強度が高められて軽量化が可
能となり、しかも素材から製品に至る過程で生ずる材料
の無駄が極めて少ないことから、鋳鋼品の場合に比べて
歩留りが大幅に向上される。
物であったデフハウジングを幾つかの構成要素に区分設
定し、そしてその主要部であるリング部及びフランジ部
をローリング鍛造による成形を可能とすることにより、
生産性が低かった鋳鋼製デフハウジングの問題を解消し
たものである。また、ローリング鍛造により成形される
リング部及びフランジ部は強度が高められて軽量化が可
能となり、しかも素材から製品に至る過程で生ずる材料
の無駄が極めて少ないことから、鋳鋼品の場合に比べて
歩留りが大幅に向上される。
【図１】本発明の実施例に係るフロントアクスルハウジ
ングの平断面図である。
ングの平断面図である。
【図２】同じく正面図である。
【図３】結合前のデフハウジングの各構成要素を示す断
面図である。
面図である。
【図４】本発明の他の実施例のデフハウジングの平断面
図である。
図である。
【図５】従来の鋳鋼製のデフハウジングを示す平断面図
である。
である。
【図６】同じく正面図である。
１…デフハウジング ２…リング部 ３…フランジ部 ４…カバー部 ７…フロントアクスルハウジング
Claims (1)
- 【請求項１】 前後方向を軸線方向とする両端開放の略
円筒形状をなすリング部と、該リング部の軸方向の一方
の開口部を閉塞するカバーと、前記リング部の外周に設
定される左右のフランジ部との４つの要素に区分設定さ
れ、それら各要素を個々に形成後において、前記リング
部に対してカバー及びフランジ部をそれぞれ結合して一
体化したアクスルハウジングにおけるデフハウジング。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4166879A JP2689819B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | アクスルハウジングにおけるデフハウジング |
| US08/068,984 US5442977A (en) | 1992-06-01 | 1993-05-28 | Differential axle housing |
| FR9306447A FR2692524B1 (fr) | 1992-06-01 | 1993-05-28 | Boîtier de différentiel dans un carter d'essieu. |
| KR1019930009580A KR950007152B1 (ko) | 1992-06-01 | 1993-05-31 | 액슬 하우징에 있어서의 데후 하우징 |
| TW082104318A TW257733B (ja) | 1992-06-01 | 1993-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4166879A JP2689819B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | アクスルハウジングにおけるデフハウジング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330355A JPH05330355A (ja) | 1993-12-14 |
| JP2689819B2 true JP2689819B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=15839316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4166879A Expired - Lifetime JP2689819B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | アクスルハウジングにおけるデフハウジング |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5442977A (ja) |
| JP (1) | JP2689819B2 (ja) |
| KR (1) | KR950007152B1 (ja) |
| FR (1) | FR2692524B1 (ja) |
| TW (1) | TW257733B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0982156A2 (en) | 1998-08-26 | 2000-03-01 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Axle housing assembly |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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