JP2688874B2 - 塗料供給装置 - Google Patents

塗料供給装置

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JP2688874B2
JP2688874B2 JP5096436A JP9643693A JP2688874B2 JP 2688874 B2 JP2688874 B2 JP 2688874B2 JP 5096436 A JP5096436 A JP 5096436A JP 9643693 A JP9643693 A JP 9643693A JP 2688874 B2 JP2688874 B2 JP 2688874B2
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孝男 金子
正光 良知
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィル
ム、紙、金属箔等の可撓性支持体(以下、単に支持体と
いう)上に接着剤、粘着剤、塗液等(以下、塗料等とい
う)を塗布するための塗料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続して搬送される支持体上に塗料等を
供給する装置としてファウンテン式塗料供給装置が知ら
れている。このファウンテン式塗料供給装置は、ロール
タイプ、バータイプ、ブレードタイプ、エアーナイフタ
イプ等各種塗工機に用いられている。例えば、リバース
ロールタイプの塗工機に用いる場合は、図6に示すよう
に、外周面にゴム等の弾性体を巻き付けてなるバッキン
グロールaに支持体bが巻回され、その下方に配設され
たアプリケーターロールcと、該アプリケーターロール
cと対向してメタリングロールdと、ドクターブレード
eが配設され、前記アプリケーターロールcの下方には
ファウンテン式塗料供給装置であるファウンテンマニホ
ールドfとリップノズルgが配設されている。前記ファ
ウンテンマニホールドfに供給された塗料等は、該ファ
ウンテンマニホールドfの頂部に設けられたスリット状
のリップノズルgから前記アプリケーターロールcに過
剰量供給され、該アプケーターロールcとメタリングロ
ールdとの間隙hによって余剰の塗料等が掻き落とされ
計量される。計量された前記アプリケーターロールc上
の塗料等はバッキングロールaに巻回された支持体bに
塗布されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようと課題】上記のような、従来公知の
ファウンテン式塗料供給装置によると、以下のような技
術的課題があった。すなわち、前記のようなロールに塗
料等を吐出して間接的に支持体に塗布するリバースロー
ルタイプのような塗工機においては、塗料等をアプリケ
ーターロールcに対して過剰に供給して塗工する方式で
あるため、リップノズルgから吐出される塗料等はアプ
リケーターロールcに対して塗布幅全体にわたって均一
な圧力で吐出されにくい。この結果、アプリケーターロ
ールc表面上に吐出された塗料等に流動ムラが生じて、
支持体表面上に塗布された塗料等に塗布ムラが生じると
いう問題があった。また、アプリケーターロールc表面
上に供給されなかった余剰塗料は回収され循環使用され
るようになっているため、塗料等の中にアルコール成分
の如き揮発成分が存在する場合は、該揮発成分の揮発に
より塗料濃度の調整不良が生じやすく、その結果、支持
体の塗布厚が不均一になるという問題があった。さら
に、塗料等のアプリケーターロールcに対する濡れ性が
劣る場合は、より顕著な流動ムラをおこし、アプリケー
ターロールcへの均一な塗液層の形成がなしえず支持体
上の塗布ムラの問題を生じさせていた。
【0004】したがって、本発明の目的は上記塗料等の
過剰供給に基づく支持体上の塗布ムラを低減すると同時
に塗布厚を均一に形成することができるようにした塗料
等の供給装置を提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ため、本発明の特徴とする塗料供給装置は、以下のよう
な構成となっている。すなわち、本発明は管状体1の面
長方向にスリット状のノズル2を設け、該ノズル2より
塗料等を吐出するファウンテン式塗料供給装置におい
て、前記ノズル2の先端部が、回転しているロール3の
円弧に添った曲率Rを有した円弧状のノズル2Aと2B
によって形成され、かつ回転しているロール3に塗料等
を供給するよう配設されていることを特徴とする塗料供
給装置である。
【0006】
【作用】 本発明においては、リップノズル先端部が、
回転しているロールの円弧に添った曲率Rを有した円弧
状のノズル2Aと2Bによって形成されているため、該
円弧状部とロール表面との間で吐出された塗料等の整流
化がおこなわれる。その結果、ロール表面上に供給され
た塗料等の流動ムラが低減し、塗液層を均一に形成させ
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図によって本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す塗料供給装置の概要
図であり、図2は図1のY〜Y’の断面図、図3はノズ
ルの取り付け上面図である。
【0008】先ず図1、図2を参照して、管状体1には
ノズル2が設けられ、前記管状体1の一方には塗料供給
部Aが、他方には塗料排出部Bが設けられている。塗料
供給部Aよりポンプ等(図示せず)によって供給された
塗料等は、管状体1のスリット4を通って、ノズル2か
ら吐出されるようになっている。ノズル2から吐出する
液位の微調整は塗料排出部Bを操作することによって行
われる。
【0009】ここで、管状体1の固定は、前記管状体1
に溶接された固定棒5を塗料受けバット6内に設けられ
た固定板7にナット8によって固定することによりなさ
れる。塗料供給部Aは、塗料受けバット6に溶接された
単管9と管状体1に溶接された単管91 とをユニット1
0によって接続されるようになっている。塗料受けバッ
ト6の低部の両端部には固定板71 が溶接されており、
レ−ル11等に載せられるようになっている。塗料排出
部Bは、排出管12とバルブ13よりなっている。管状
体1の面長方向にはスリット4と、該スリット4にノズ
ル2を取り付けるための平坦部14が設けられている。
管状体1とノズル2はネジ15およびネジ16によって
固定されるようになっている。
【0010】以上までの構成は従来公知のファウンテン
式塗料供給装置と同様であるが、本発明ではノズル2の
形状が、ロ−ル3の円弧に添った曲率Rを有した円弧状
のノズル2Aと2Bによって形成されていることに特徴
がある。
【0011】ロ−ル3は、リーバースロールタイプの塗
工機の場合にはアプリケーターロールであり、ブレ−ド
塗工機の場合はバッキングロ−ル、グラビア塗工機の場
合は版ロ−ルである。
【0012】円弧状のノズル2Aは一定のピッチをもっ
てネジ15によって固定されるようになっており、図3
に示すように長穴Gによって管面長方向にわたってスリ
ット幅Sが調整でき又テ−パ−状にすることもできるよ
うになっている。もう一方の円弧状のノズル2Bの取り
付けは、ネジ16によって固定されるようになってい
る。円弧状のノズル2Aと2Bによって形成されるノズ
ル2の両サイドには外管1とノズル2のシ−ルのための
盲リップ17が設けられている。
【0013】図4を参照して、ノズル2の寸法は、ロ−
ル3の径の大きさや回転速度及び塗料等の流動性等によ
って異なり、適宜選定されるものであるが、本発明者等
によれば、円弧状のノズル2Aの弧の長さL1 は、塗料
等の供給量を調整するためのものであることと、あまり
長すぎると塗料等のカスが付着しやすくなり異物混入等
の塗布ムラを起こす原因となるため、ロ−ル3の径が2
00mmから250mmφならば20mmから40mm
程度とすることが好ましい。一方、円弧状のノズル2B
の弧の長さL2 は、短すぎると吐出された塗料等の整流
化の役目をなさず、又、長すぎると塗料等のカスが付着
しやすくなり塗布ムラ等を引き起こす原因となるため、
ロ−ル3の径が200mmから250mmφならば60
mmから100mm程度とすることが好ましい。
【0014】又、円弧状のノズル2Aと2Bによって形
成されるスリット幅Sは最小1mm、最大5mmとする
ことが好ましいが、これらの寸法等も塗料等の流動性及
び供給量等によって適宜選定されるものである。又、円
弧状のノズル2Aと2Bによって形成されるノズルの高
さH1 は10mmから20mm程度とすることが好まし
いが、塗料等の流動性によっては円弧状ノズル2Aの高
さを2Bより若干低く(1mm程度)することが好まし
い場合があり、これらの寸法等も適宜選定されるもので
ある。又、円弧状のノズル2Aと2Bによって形成され
るノズル2とロ−ル3との間隙H2 は1mmから3mm
程度とすることが好ましいが、これらの寸法も塗料等の
流動性及び供給量等によって適宜選定されるものであ
る。
【0015】前記各部品の総ては強度、腐食、洗浄性等
を考慮してすべてステンレス材質を用いることが好まし
い。尚、ロール3の回転方向はスリット幅Sを調節でき
る円弧状ノズル2Aから固定側の円弧状のノズル2Bに
進行するものとなっている。
【0016】以上に説明したものは本発明の一実施例で
あって、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。すなわち、装置に使用する材質としては、上記ステ
ンレスの他に、ポリプロピレン、塩化ビニ−ル、エポキ
シ、フェノ−ル等の各種樹脂管及び鋳鉄、アルミニュウ
ム、ニッケル、銅管等の各種金属材料を使用することが
できる。又、本装置を構成する主要部材としての管状体
1の管径は、2インチ程度のものが好ましいが、これら
の寸法等は塗料の粘性、塗工速度、塗布厚等によって適
宜選定されるものである
【0017】更にまた、本発明はファウンテン式塗料供
給装置において、ノズルの構造としてロールと接する面
を円弧状としたものを用いて塗料等の整流化を生じさせ
ればよいのであって、管状体等の他の構造については何
等限定されるものではない。例えば、図5の塗料供給装
置は、本発明の請求項2にかかる発明であって、その構
成は管状体が、面長方向に円弧状のノズル2Aと2Bと
を設けた外管21と、該外管21の内部に開口部23を
有する内管22を配設してなり、該内管22に塗料等を
供給して外管21のノズル2より塗料等を吐出しロール
に塗料等を供給する構造となっているものである。この
ような管状体を2重構造としたものは、塗料等が内管2
2と外管21との間を流れていくうちに整流化がおこな
われるとともに、円弧状のノズル2Aと2Bによる整流
化がおこなわれて整流化の相乗的効果を生じさせるので
特に好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明の塗料供給装置によれば、過剰供
給に基づく塗料等の流動ムラによって生ずる支持体への
塗布ムラが低減されるとともに塗布厚が均一に形成さ
れ、濡れ性の劣る塗料等でも均一な塗布ができ、支持体
に塗工される塗布面の品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の塗料供給装置を示す概要図で
ある。
【図2】図2は、図1のY〜Y’断面図である。
【図3】図3は、ノズルの取り付け上面図である。
【図4】図4は、ノズルの拡大図である。
【図5】図5は、本発明の他の塗料供給装置を示す断面
図である。
【図6】図6は、従来のファウンテン式塗料供給装置の
塗工状態を示す図である。
【符号の説明】
1 管状体 2 ノズル 2A 円弧状のノズル 2B 円弧状のノズル 3 ロール 4 スリット 5 固定棒 6 塗料受けバット 7 固定板 71 固定板 8 ナット 9 単管 91 単管 10 ユニット 11 レ−ル 12 排出管 13 バルブ 14 平坦部 15 ネジ 16 ネジ 17 盲リップ 21 外管 22 内管 23 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−42759(JP,A) 実開 昭61−102269(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状体1の面長方向にスリット状のノズ
    ル2を設け、該ノズル2より塗料等を吐出するファウン
    テン式塗料供給装置において、前記ノズル2の先端部が
    回転しているロール3の円弧に添った曲率Rを有した円
    弧状のノズル2Aと2Bによって形成され、かつ回転し
    ているロール3に塗料等を供給するよう配設されている
    ことを特徴とする塗料供給装置。
  2. 【請求項2】 管状体1が、面長方向にスリット状の
    ノズル2を設けた外管21と、該外管21の内部に開口
    部23を有する内管22を配設してなり、該内管22に
    塗料等を供給して外管21のノズル2より塗料等を吐出
    しロール3に塗料等を供給するよう構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の塗料供給装置。
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