JP2645970B2 - 塗料供給装置 - Google Patents

塗料供給装置

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JP2645970B2
JP2645970B2 JP5057989A JP5798993A JP2645970B2 JP 2645970 B2 JP2645970 B2 JP 2645970B2 JP 5057989 A JP5057989 A JP 5057989A JP 5798993 A JP5798993 A JP 5798993A JP 2645970 B2 JP2645970 B2 JP 2645970B2
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paint supply
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三郎 梅原
逸雄 鈴木
俊雄 中村
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Tomoegawa Co Ltd
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Tomoegawa Paper Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィル
ム、紙、金属箔等の可撓性支持体(以下、単に支持体と
いう)上に接着剤、粘着剤、塗液等(以下、塗料等とい
う)を塗布するための塗料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続して搬送される支持体上に塗料等を
供給する装置としてファウンテン式塗料供給装置が知ら
れている。このファウンテン式塗料供給装置は、ロ−ル
タイプ、バ−タイプ、ブレ−ドタイプ、エア−ナイフタ
イプ等各種塗工機に用いられている。例えば、バ−タイ
プの塗工機に用いる場合は、図5に示すように、タ−ン
ロ−ルaに巻回されて搬送される支持体bを自由状態に
ある2本の押さえつけロ−ルcで支持し、該2本の押さ
えつけロ−ルcの間に頂部にスリット状のファウンテン
リップeを設けたファウンテンマニホ−ルドdを配設
し、該ファウンテンマニホ−ルドdに加圧供給された塗
料等がファウンテンリップeから支持体bに過剰供給さ
れ、バ−ヘッドfにより余剰の塗料等が掻き落とされて
塗布量が調整されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようと課題】上記のような、従来公知の
ファウンテン式塗料供給装置によると、以下のような技
術的課題があった。すなわち、前記のような余剰の塗料
等を掻き落として塗布量が調整されるバータイプの塗工
機の場合、余剰塗料は回収され循環使用されるようにな
っているため、塗料中に気泡が巻き込まれやすく、気泡
が巻き込まれると気泡部分が塗工されないで白くなる、
いわゆる白抜けといわれる塗布ムラの問題が支持体上の
塗布面に生じていた。この問題を解決するため、従来は
管状体の外径の適性化、脱泡装置の設置、気泡を取り除
くためのフィルターがけ等の方法をおこなっていた。し
かしながら、上記のような手段を講じても気泡の巻き込
みを皆無にすることができず、塗布ムラを完全になくす
ことはできなかった。
【0004】したがって、本発明は上記塗料等の気泡の
巻き込みによって生ずる塗布ムラを低減し、優れた品質
の塗布面を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の特徴とする塗料供給装置は、以下のような
構成となっている。すなわち、本発明は管状体1の面長
方向にスリット状のノズル2を設け、該ノズル2より塗
料を吐出するファウンテン式塗料供給装置において、前
記ノズル2が対向して設けられたリップノズル2Aとフ
ラットノズル2Bからなることを特徴とする塗料供給装
置である。
【0006】
【作用】本発明においては、支持体に供給された塗料中
の気泡は、支持体とフラットノズルとの狭い空間で生じ
る圧力(以下、狭圧現象という)により破壊され、白抜
けによる塗布ムラが低減される。
【0007】
【実施例】以下、図によって本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す塗料供給装置の概要
図であり、図2は図1のY〜Yの断面図、図3はノズル
の取り付け上面図である。
【0008】先ず図1、図2を参照して、管状体1には
ノズル2が設けられ、前記管状体1の一方には塗料供給
部Aが、他方には塗料排出部Bが設けられている。塗料
供給部Aよりポンプ等(図示せず)によって供給された
塗料等は、管状体1のスリット3を通って、ノズル2か
ら吐出されるようになっている。ノズル2から吐出する
液位の微調整は塗料排出部Bを操作することによって行
われる。
【0009】ここで、管状体1の固定は、前記管状体1
に溶接された固定棒4を塗料受けバット5内に設けられ
た固定板6にナット7によって固定されるようになって
いる。 塗料供給部Aは、塗料受けバット5に溶接され
た単管8と管状体1に溶接された単管81 とをユニット
9によって接続されるようになっている。塗料受けバッ
ト5の低部の両端部には固定板61 が溶接されており、
レ−ル10等に載せられるようになっている。塗料排出
部Bは、排出管11とバルブ12よりなっている。管状
体1の面長方向にはスリット3と、該スリット3にノズ
ル2を取り付けるための平坦部13が設けられている。
管状体1とノズル2はネジ14によって固定されるよう
になっている。
【0010】以上までの構成は従来公知のファウンテン
式塗料供給装置と同様であるが、本発明ではノズル2の
形状が左右対象に同一ではなく、塗料等が塗工される支
持体の進行方向に対して手前側のノズル形状がリップノ
ズル2Aの形態を有し、もう一方のノズル形状がフラッ
トノズル2Bの形態をなしていることに特徴がある。ま
た図2、図3に示したようにリップノズル2Aは一定の
ピッチをもってネジ14によって固定されるようになっ
ており、長穴Gによってスリット幅を管状体の面長方向
にわたってテーパー状にすることができるようになって
いる。フラットノズル2Bの取り付けは、スペーサー1
5とネジ16によって固定されるようになっている。
【0011】リップノズル2Aの形状は、リップノズル
部への塗料等のカス付着防止及び掻き落とされた塗料等
を流れ易くするために、片方の三角形の頂点部Wが2m
m以下の平坦部を有し、該三角形の頂点部の角度θが4
5゜以下とすることが好ましい。フラットノズル2Bの
平坦部Lの長さは、支持体の走行速度及び塗料粘度等に
よって適宜選択されるもので特に限定するものではない
が、本発明者らの実験によれば、支持体とフラットノズ
ル2Bとの狭圧現象による気泡の破壊を効果的におこな
え、かつノズル部への塗料カス等の付着のない条件は2
0mm前後であった。更にまた、フラットノズル2Bの
支持体と接する平面部は、支持体と平行に位置するもの
に限らず、支持体の進行方向に対して手前側に位置する
平面部の支持体とフラットノズル2Bとの間隔が広くな
るようなテーパー状となっているものでもよい。
【0012】また、リップノズル2Aとフラットノズル
2Bとの上端部の間隔Hは、上記同様支持体とフラット
ノズル2Bとの狭圧現象による気泡の破壊を効果的にお
こなえるようにするために設けたものであって、その間
隔Hは2mm程度とすることが好ましい。
【0013】前記各部品の総ては強度、腐食、洗浄性等
を考慮してすべてステンレス材質を用いることが好まし
い。尚、支持体はリップノズル側からフラットノズル側
に進行するものとなっている。
【0014】以上に説明したものは本発明の一実施例で
あって、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。すなわち、装置に使用する材質としては、上記ステ
ンレスの他に、ポリプロピレン、塩化ビニ−ル、エポキ
シ、フェノ−ル等の各種樹脂管及び鋳鉄、アルミニュウ
ム、ニッケル、銅管等の各種金属材料を使用することが
できる。又、本装置を構成する主要部材としての管状体
の管径は、2インチ程度のものが好ましいが、これらの
寸法等は塗料の粘性、塗工速度、塗布厚等によって適宜
選定されるものである
【0015】更にまた、本発明はファウンテン式塗料供
給装置において、ノズルの構造として支持体と接する面
を平面としたものを用いて狭圧現象を生じさせればいい
のであって、管状体等の他の構造については何等限定さ
れるものではない。例えば、図4の塗料供給装置は、本
発明の請求項2にかかる発明であって、その構成は管状
体が、面長方向にスリット状のリップノズル2Aとフラ
ットノズル2Bを設けた外管21と、該外管21の内部
に開口部23を有する内管22を配設してなり、該内管
22に塗料を供給して外管21のノズルより塗料を吐出
し支持体に塗料を供給する構造となっているものであ
る。このような管状体を2重構造としたものは支持体の
表面上に均一な圧力の塗料を供給できるので気泡の発生
がより少なくなり、フラットノズルによる狭圧現象とと
もに相乗的効果を生じさせるので特に好ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明の塗料供給装置によれば、支持体
に供給された直後に塗料中の気泡が破壊されるので、従
来のような気泡混入に基づく白抜けによる塗布ムラが低
減され、支持体に塗工される塗布面の品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の塗料供給装置を示す概要図で
ある。
【図2】図2は、図1のY〜Y断面図である。
【図3】図3は、ノズルの取り付け上面図である。
【図4】図4は、本発明の他の塗料供給装置を示す断面
図である。
【図5】図5は、従来のファウンテン式塗料供給装置の
塗工状態を示す図である。
【符号の説明】
1 管状体 2 ノズル 2A リップノズル 2B フラットノズル 3 スリット 4 固定棒 5 塗料受けバット 6 固定板 61 固定板 7 ナット 8 単管 81 単管 9 ユニット 10 レ−ル 11 排出管 12 バルブ 13 平坦部 14 ネジ 15 スペーサー 16 ネジ 21 外管 22 内管 23 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−190870(JP,A) 特開 昭57−153757(JP,A) 特開 昭53−86741(JP,A) 特開 昭48−63008(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状体1の面長方向にスリット状のノズ
    ル2を設け、該ノズル2より塗料を吐出するファウンテ
    ン式塗料供給装置において、前記ノズル2が対向して設
    けられたリップノズル2Aとフラットノズル2Bからな
    り、かつリップノズル2Aとフラットノズル2Bの上端
    部に間隔Hが設けられていることを特徴とする塗料供給
    装置。
  2. 【請求項2】 管状体1が、面長方向にスリット状のノ
    ズル2を設けた外管21と、該外管21の内部に開口部
    23を有する内管22を配設してなり、該内管22に塗
    料を供給して外管21のノズル2より塗料を吐出し支持
    体に塗料を供給することを特徴とする請求項1記載の塗
    料供給装置。
JP5057989A 1993-02-24 1993-02-24 塗料供給装置 Expired - Lifetime JP2645970B2 (ja)

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JPH06246216A JPH06246216A (ja) 1994-09-06
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JPS513806B2 (ja) * 1971-12-03 1976-02-06
JPS5386741A (en) * 1977-01-11 1978-07-31 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Device for coating
JPS57153757A (en) * 1981-03-16 1982-09-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Painting apparatus
JPH04190870A (ja) * 1990-11-26 1992-07-09 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布方法及び装置

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