JP2687738B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JP2687738B2
JP2687738B2 JP3032128A JP3212891A JP2687738B2 JP 2687738 B2 JP2687738 B2 JP 2687738B2 JP 3032128 A JP3032128 A JP 3032128A JP 3212891 A JP3212891 A JP 3212891A JP 2687738 B2 JP2687738 B2 JP 2687738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無段変速機の変速制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無段変速機を搭載した車両が走行中に駆
動輪がロックする程度の急ブレーキを作動させると、車
速センサーによって検出される車速が0又は非常に小さ
い値と判断され、変速比は急速に大側へ変化する。変速
比が大側へ変化した状態でブレーキの作動が解除され、
駆動輪が回転を開始すると、変速比大の状態であるので
大きい駆動力が作動し、車両の走行安定性が損なわれ
る。この対策として急ブレーキが作動した場合に変速比
を急ブレーキ作動時の変速比に固定する方法がある。こ
うすることによって、ブレーキが解除された場合の走行
状態を安定させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように変速比を固定した場合、変速比の固定状態が解除
されないまま車両が停止すると、次に発進する際に変速
比小状態で発進が行われることになり、十分な駆動力を
得ることができず、この場合には発進不良となるため、
運転者は故障と判断する可能性があるが、自己診断機能
には記憶されていないことから、実際に故障であるかど
うかの判断に手間と時間がかかることになる。
【0004】本発明は上記のような課題を解決すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、急ブレーキ作
動時に変速比をその時点の変速比に固定する又は変速比
の指令値が予め設定した値よりも大になるのを制限する
急ブレーキ時制御手段を有する無段変速機の変速制御装
置において、急ブレーキ時制御手段が作動した場合に、
これを自己診断機能用記憶装置に記憶させる記憶手段を
有する。
【0006】急ブレーキ時制御手段が作動すると、変速
比は例えば急ブレーキが作動した時点の状態に固定され
る。このように急ブレーキ時制御手段が作動すると、こ
の情報が自己診断機能用記憶装置に記憶される。したが
って自己診断を行う際にこの現象が発生したことが表示
され、適確な自己判断を迅速に行うことができる。
【0007】
【実施例】図2に無段変速機の動力伝達機構を示す。こ
の無段変速機はフルードカップリング12、前後進切換
機構15、Vベルト式無段変速機構29、差動装置56
等を有しており、エンジン10の出力軸10aの回転を
所定の変速比及び回転方向で出力軸66及び68に伝達
することができる。この無段変速機は、フルードカップ
リング12(ロックアップ油室12a、ポンプインペラ
12b、タービンランナ12c、ロックアップクラッチ
12d等を有している)、回転軸13、駆動軸14、前
後進切換機構15、駆動プーリ16(固定円すい部材1
8、駆動プーリシリンダ室20(室20a、室20
b)、可動円すい部材22、みぞ22a等からなる)、
遊星歯車機構17(サンギア19、ピニオンギア21、
ピニオンギア23、ピニオンキャリア25、インターナ
ルギア27等から成る)、Vベルト24、従動プーリ2
6(固定円すい部材30、従動プーリシリンダ室32、
可動円すい部材34等から成る)、従動軸28、前進用
クラッチ40、駆動ギア46、アイドラギア48、後進
用ブレーキ50、アイドラ軸52、ピニオンギア54、
ファイナルギア44、ピニオンギア58、ピニオンギア
60、サイドギア62、サイドギア64、出力軸66、
出力軸68などから構成されているが、これらについて
の詳細な説明は省略する。なお、説明を省略した部分の
構成については本出願人の出願に係る特開昭61−10
5353号公報に記載されている。
【0008】図3〜図6に無段変速機の油圧制御装置を
示す。この油圧制御装置は、オイルポンプ101、ライ
ン圧調圧弁102、マニアル弁104、変速制御弁10
6、調整圧切換弁108、ステップモータ110、変速
操作機構112、スロットル弁114、一定圧調圧弁1
16、電磁弁118、カップリング圧調圧弁120、ロ
ックアップ制御弁122等を有しており、これらは互い
に図示のように接続されており、また前進用クラッチ4
0、後進用ブレーキ50、フルードカップリング12、
ロックアップ油室12a、駆動プーリシリンダ室20及
び従動プーリシリンダ室32とも図示のように接続され
ている。これらの弁等についての詳細な説明は省略す
る。説明を省略した部分については前述の特開昭61−
105353号公報に記載されている。なお、図2中の
各参照符号は次の部材を示す。ピニオンギア110a、
タンク130、ストレーナ131、油路132、リリー
フ弁133、弁穴134、ポート134a〜e、スプー
ル136、ランド136a〜b、油路138、一方向オ
リフィス139、油路140、油路142、一方向オリ
フィス143、弁穴146、ポート146a〜g、スプ
ール148、ランド148a〜e、スリーブ150、ス
プリング152、スプリング154、変速比伝達部材1
58、油路164、油路165、オリフィス166、オ
リフィス170、弁穴172、ポート172a〜e、ス
プール174、ランド174a〜c、スプリング17
5、油路176、オリフィス177、レバー178、油
路179、ピン181、ロッド182、ランド182a
〜b、ラック182c、ピン183、ピン185、弁穴
186、ポート186a〜d、油路188、油路18
9、油路190、弁穴192、ポート192a〜g、ス
プール194、ランド194a〜e、負圧ダイヤフラム
198、オリフィス199、オリフィス202、オリフ
ィス203、弁穴204、ポート204a〜e、スプー
ル206、ランド206a〜b、スプリング208、油
路209、フィルター211、オリフィス216、ポー
ト222、ソレノイド224、プランジャ224a、ス
プリング225、弁穴230、ポート230a〜e、ス
プール232、ランド232a〜b、スプリング23
4、油路235、オリフィス236、弁穴240、ポー
ト240a〜h、スプール242、ランド242a〜
e、油路243、油路245、オリフィス246、オリ
フィス247、オリフィス248、オリフィス249、
チョーク形絞り弁250、リリーフバルブ251、チョ
ーク形絞り弁252、保圧弁253、油路254、クー
ラ256、クーラ保圧弁258、オリフィス259、切
換検出スイッチ278。
【0009】図7〜図9にステップモータ110及びソ
レノイド224の作動を制御する電子制御装置300を
示す。電子制御装置300は、入力インターフェース3
11、基準パルス発生器312、CPU(中央処理装
置)313、ROM(リードオンリメモリ)314、R
AM(ランダムアクセスメモリ)315及び出力インタ
ーフェース316を有しており、これらはアドレスバス
319及びデータバス320によって連絡されている。
この変速制御装置300には、エンジン回転速度センサ
ー301、車速センサー302、スロットル開度センサ
ー303、シフトポジションスイッチ304、タービン
回転速度センサー305、エンジン冷却水温センサー3
06、ブレーキセンサー307、切換検出スイッチ29
8、駆動輪回転速度センサー391及び従動輪回転速度
センサー393からの信号が直接又は波形成形器30
8、309及び322、及びAD変換器310を通して
入力され、一方増幅器317及び線317a〜dを通し
てステップモータ110へ信号が出力され、またソレノ
イド224へも信号が出力されるが、これらについての
詳細な説明は省略する。なお、説明を省略した部分の構
成については、前述の特開昭61−105353号公報
に記載されている。
【0010】走行中に急ブレーキが作動した場合の制御
については、図10に示す制御フローに従って制御が行
われる。まず、車速センサー302からの信号VSPを
読み込み(ステップ502)、この信号の変化率から減
速度を算出し(同504)、次いで減速度が所定値より
も大きいかどうかを判断する(同506)。減速度が所
定値よりも小さい場合にはそのままステップ510に進
み、一方減速度が所定値よりも大きい場合にはHOLD
を1に設定し(同508)、この設定を行ったことを故
障自己診断用の記憶装置に記憶させ(同509)、ステ
ップ510に進む。ステップ510ではHOLDが1で
あるかどうかを判断し、1に設定されている場合には、
車速センサー302からの信号VSP、すなわち車輪の
回転速度が所定値V1よりも大きいかどうかを判断し、
大きい場合にはHOLDを0とし(同514)、ステッ
プ516で車速VSP及びスロットル開度TVOに基づ
いて目標変速比T・iを検索する。ステップ510でH
OLDが1でない場合及びステップ512で車輪の回転
速度がV1よりも小さい場合にはそのままステップ51
6に進む。次いで、HOLDが1であるかどうかを判断
し(同518)、HOLDが1の場合には目標変速比T
・iが所定値i1よりも大きいかどうかを判断する(同
520)。T・iがi1よりも大きい場合にはT・iの
値としてi1を設定し(同522)、他の制御を行う
(同524)。ステップ518でHOLDが1でない場
合及びステップ520でT・iがi1よりも小さい場合
にはそのままステップ524に進む。
【0011】結局、上記制御によって、急ブレーキによ
って大きい減速度が作用した場合に車輪がロック状態に
なると(HOLD=1の状態)、目標変速比T・iとし
て大きい値が検索されても、これが比較的小さい値のi
1に置き換えられる。すなわち急ブレーキが作動すると
変速比はi1に固定状態となる。このHOLD=1の状
態は車輪の回転速度が所定値V1よりも大きくなった場
合、すなわちブレーキによる車輪のロック状態が解除さ
れた場合に解除される。これにより、通常どおり検索さ
れた目標変速比に基づいて変速制御が行われる。このよ
うに変速比を所定値に固定する制御が開始されても、車
輪が回転する状態となればこの制御が解除されるため、
ブレーキを緩めて車輪が回転する状態になれば変速比固
定の制御が解除されることになる。したがって、変速比
固定状態のまま停止して発進時に駆動力が不足するとい
った事態の発生を防止することができる。なお、上記制
御フローにおいて、ステップ506、508、520、
及び522が急ブレーキ時制御手段を構成し、ステップ
512が駆動輪回転検出手段を構成し、またステップ5
14が解除手段を構成する。また、ステップ509が記
憶手段を構成する。
【0012】上述のように、ステップ509では、変速
比を固定する制御が行われた場合に、この情報を自己診
断用の記憶装置に記憶させてある。この情報を含む故障
情報は図11に示すように自己判断モードとなった場合
に表示される。これにより、自己判断を行う際に変速比
を固定する制御が行われたことを明確に把握することが
できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、急ブレーキ時制御
手段により変速比を例えば固定する制御が行われたこと
を自己診断機能用記憶装置に記憶させることにより、自
己診断を行う際に上記制御が行われたことを簡単に知る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成要素間の関係を示す図である。
【図2】無段変速機の骨組図を示す図である。
【図3】無段変速機の油圧回路の左部を示す図である。
【図4】無段変速機の油圧回路の中央部を示す図であ
る。
【図5】無段変速機の油圧回路の右部を示す図である。
【図6】図3、図4及び図5の配置関係を示す図であ
る。
【図7】無段変速機のコントロールユニットの左部を示
す図である。
【図8】無段変速機のコントロールユニットの右部を示
す図である。
【図9】図7及び図8の配置関係を示す図である。
【図10】第1実施例の制御フローを示す図である。
【図11】自己判断の制御フローを示す図である。
【符号の説明】
300 コントロールユニット 302 車速センサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 急ブレーキ作動時に変速比をその時点の
    変速比に固定する又は変速比の指令値が予め設定した値
    よりも大になるのを制限する急ブレーキ時制御手段を有
    する無段変速機の変速制御装置において、急ブレーキ時
    制御手段が作動した場合に、これを自己診断機能用記憶
    装置に記憶させる記憶手段を有することを特徴とする無
    段変速機の変速制御装置。
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