JPH0814314B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JPH0814314B2
JPH0814314B2 JP1309931A JP30993189A JPH0814314B2 JP H0814314 B2 JPH0814314 B2 JP H0814314B2 JP 1309931 A JP1309931 A JP 1309931A JP 30993189 A JP30993189 A JP 30993189A JP H0814314 B2 JPH0814314 B2 JP H0814314B2
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variable transmission
throttle
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裕 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、無段変速機の変速制御装置に関するもので
ある。
(ロ)従来の技術 従来の無段変速機の変速制御装置として、特開昭62−
110054号公報に示されるものがある。この無段変速機の
変速制御装置は、車両が下り坂を走行する際に一定車速
で走行するように変速比を制御するように構成されてい
る。すなわち、エンジンのスロットル弁が全閉状態にあ
って車両が下り坂を走行している際に運転者がスイッチ
を操作すると、車速が一定となるように変速比が制御さ
れる。これによりセレクトレバーの操作などを行なうこ
となく、下り坂を一定車速で走行することができる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような従来の無段変速機の変速制
御装置では、一定車速走行を実現するためには運転者の
スイッチ操作が必要であり、長い下り坂に来るたびにス
イッチ操作を行なう必要があるという問題点がある。ま
た、下り坂走行中に一定車速となる制御が行なわれるだ
けであり、次第に車速を遅くしていくといった制御を行
なうことはできない。本発明はこのような課題を解決す
ることを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、スロットル全閉状態では、車速をあらかじ
め設定した値に変えていく制御を自動的に行なわせるこ
とにより、上記課題を解決する。すなわち、本発明によ
る無段変速機の変速制御装置は、エンジンのスロットル
弁が全閉となったことを検出するスロットル全閉検出装
置(アイドルスイッチ306)と、スロットル全閉検出装
置がスロットル弁の全閉を検出した時点の車速を記憶す
る車速記憶手段(ステップ508)と、車速記憶手段に記
憶された車速から時間の経過に従って次第に減少するよ
うに変化する目標車速を設定する目標車速設定手段(ス
テップ510)と、スロットル弁の全閉が検出されている
間は目標車速設定手段によって設定された車速に実際の
車速が一致するように変速比を指令する変速比指令手段
(ステップ514)と、を有している。
(ホ)作用 走行中にエンジンブレーキを効かせたいとき、運転者
がスロットル弁を全閉にすると、これがスロットル全閉
検出装置によって検出され、この状態が続く間はスロッ
トル弁を全閉としたときの車速から、時間の経過に従っ
て次第に減少するように設定された車速で走行が行われ
るように変速比が制御される。これにより、惰性走行へ
の移行に伴い確実に安定的にエンジンブレーキを効かせ
ることができる。また、下り坂走行中にスロットル弁を
全閉としたときは、車両が加速されようとする下り坂の
傾斜が大きい場合には変速比を大として強いエンジンブ
レーキ効果を、逆に傾斜の小さい場合には変速比を小と
して比較的弱いエンジンブレーキ効果を発揮させつつ、
車速を次第に低下させていくことができる。
(ヘ)実施例 第2図に無段変速機の動力伝達機構を示す。この無段
変速機はフルードカップリング12、前後進切換機構15、
Vベルト式無段変速機構29、差動装置56等を有してお
り、エンジン10の出力軸10aの回転を所定の変速比及び
回転方向で出力軸66及び68に伝達することができる。こ
の無段変速機は、フルードカップリング12(ロックアッ
プ油室12a、ポンプインペラー12b、タービンランナ12c
等を有している)、回転軸13、駆動軸14、前後進切換機
構15、駆動プーリ16(固定円すい部材18、駆動プーリシ
リンダ室20(室20a、室20b)、可動円すい部材22、みぞ
22a等からなる)、遊星歯車機構17(サンギア19、ピニ
オンギア21、ピニオンギア23、ピニオンキャリア25、イ
ンターナルギア27等から成る)、Vベルト24、従動プー
リ26(固定円すい部材30、従動プーリシリンダ室32、可
動円すい部材34等から成る)、従動軸28、前進用クラッ
チ40、駆動ギア46、アイドラギア48、後進用ブレーキ5
0、アイドラ軸52、ピニオンギア54、ファイナルギア4
4、ピニオンギア58、ピニオンギア60、サイドギア62、
サイドギア64、出力軸66、出力軸68などから構成されて
いるが、これらについての詳細な説明は省略する。な
お、説明を省略した部分の構成については本出願人の出
願に係る特開昭61−105353号公報に記載されている。
第3図に無段変速機の油圧制御装置を示す。この油圧
制御装置は、オイルポンプ101、ライン圧調圧弁102、マ
ニアル弁104、変速制御弁106、変速比指令弁108、ステ
ップモータ110、変速操作機構112、スロットル弁114、
一定圧調圧弁116、電磁弁118、カップリング圧調圧弁12
0、ロックアップ制御弁122等を有しており、これらは互
いに図示のように接続されており、また前進用クラッチ
40、後進用ブレーキ50、フルードカップリング12、ロッ
クアップ油室12a、駆動プーリシリンダ室20及び従動プ
ーリシリンダ室32とも図示のように接続されている。こ
れらの弁等についての詳細な説明は省略する。説明を省
略した部分については前述の特開昭61−105353号公報に
記載されている。なお、第3図中の各参照符号は次の部
材を示す。ピニオンギア110a、タンク130、ストレーナ1
31、油路132、リリーフ弁133、弁穴134、ポート134a〜
e、スプール136、ランド136a〜b、油路138、一方向オ
リフィス139、油路140、油路142、一方向オリフィス14
3、弁穴146、ポート146a〜g、スプール148、ランド148
a〜e、スリーブ150、スプリング152、スプリング154、
変速比伝達部材158、油路164、油路165、オリフィス16
6、オリフィス170、弁穴172、ポート172a〜e、スプー
ル174、ランド174a〜c、スプリング175、油路176、オ
リフィス177、レバー178、油路179、ピン181、変速比指
令スプール182、ランド182a〜b、ラック182c、ピン18
3、ピン185、弁穴186、ポート186a〜d、油路188、油路
189、油路190、弁穴192、ポート192a〜g、スプール19
4、ランド194a〜e、負圧ダイヤフラム198、オリフィス
199、オリフィス202、オリフィス203、弁穴204、ポート
204a〜e、スプール206、ランド206a〜b、スプリング2
08、油路209、フィルター211、オリフィス216、ポート2
22、ソレノイド224、プランジャ224a、スプリング225、
弁穴230、ポート230a〜e、スプール232、ランド232a〜
b、スプリング234、油路235、オリフィス236、弁穴24
0、ポート240a〜h、スプール242、ランド242a〜e、油
路243、油路245、オリフィス246、オリフィス247、オリ
フィス248、オリフィス249、チョーク形絞り弁250、リ
リーフバルブ251、チョーク形絞り弁252、保圧弁253、
油路254、クーラー256、クーラー保圧弁258、オリフィ
ス259、切換検出スイッチ278。
第4図にステップモータ110及びソレノイド224の作動
を制御するコントロールユニット300を示す。コントロ
ールユニット300は、入力インターフェース311、基準パ
ルス発生器312、CPU(中央処理装置)313、ROM(リード
オンリメモリ)314、RAM(ランダムアクセスメモリ)31
5及び出力インターフェース316を有しており、これらは
アドレスバス319及びデータバス320によって連絡されて
いる。このコントロールユニット300には、エンジン回
転速度センサー301、車速センサー302、スロットル開度
センサー303、シフトポジションスイッチ304、タービン
回転速度センサー305、アイドルスイッチ306(スロット
ルが全閉となったときオンとなるスイッチ)、ブレーキ
センサー307、及び切換検出スイッチ298からの信号が直
接又は波形成形器308、309及び322、及びAD変換器310を
通して入力され、一方増幅器317及び線317a〜dを通し
てステップモータ110へ信号が出力され、またソレノイ
ド224へも信号が出力されるが、これらについての詳細
な説明は省略する。なお、説明を省略した部分の構成に
ついては、前述の特開昭61−105353号公報に記載されて
いる。
次にスロットル全閉時の制御については第5図に示す
制御フローに従って制御が行なわれる。すなわち、まず
アイドルスイッチ306がオンであるかどうかを判断し
(ステップ502)、オンでない場合には通常の制御を行
なう(同504)。一方、アイドルスイッチ306がオンの場
合には前回ルーチンでアイドルスイッチ306がオンであ
ったかどうかを判断し(同506)、前回オンでなかった
場合には現在の車速VSPをV0として設定して記憶し(同5
08)、一方前回もオンであった場合にはそのままステッ
プ510に進む。ステップ510ではVT=V0−K×tの演算を
行なう。なお、Kは定数であり、またtはアイドルスイ
ッチ306がオンとなってからの時間である。従って、VT
の値は時間の経過に従って小さくなることになる。次い
で、目標車速VTと実際の車速VSPとの偏差eを演算し
(同512)、ステップ514で偏差を0とするためのステッ
プモータ回転角θmの演算を行ない(同514)、θmま
でステップモータ110を回転させる(同516)。次いで、
他の制御を行ない(同518)、リターンする。
結局、上記制御により、アイドルスイッチ306がオン
となると(すなわち、エンジンのスロットル弁が全閉に
なると)、その時点の車速V0から次第に小さくなってい
く車速VTを目標値として変速比のフィードバック制御が
行なわれる。これにより、下り坂における走行中に車速
を次第に低下させていくことができる。なお、ステップ
510における定数Kを0にすると、目標車速VTが一定値V
0となり、下り坂で一定車速で走行することになる。こ
のような走行を実現するために特別なスイッチの操作な
どは不要である。すなわち、スロットルを全閉とすれば
自動的に上記のような制御が行なわれる。
(ト)発明の効果 以上のように本発明は、スロットル弁が全閉となった
場合に、そのときの車速を基準として時間の経過と共に
車速を次第に減少するように変速比を制御するため、ス
イッチ操作など特別な運転操作を必要とすることなく、
通常走行から惰性走行への移行時に確実かつ安定してエ
ンジンブレーキを効かせることができ、また下り坂走行
中にはその傾斜に応じて、つまり下り坂の傾斜が大きい
場合は強いエンジンブレーキ効果、傾斜が小さい場合は
弱いエンジンブレーキ効果を発揮させつつ、車速を次第
に遅くしていくことができ、下り坂走行時に安全性の高
い車速制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成要素間の関係を示す図、第2図は
無段変速機の骨組図、第3図は無段変速機の油圧回路を
示す図、第4図は無段変速機のコントロールユニットを
示す図、第5図は制御フローを示す図である。 110……ステップモータ、300……コントロールユニッ
ト、306……アイドルスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのスロットル弁が全閉となったこ
    とを検出するスロットル全閉検出装置と、スロットル全
    閉検出装置がスロットル弁の全閉を検出した時点の車速
    を記憶する車速記憶手段と、車速記憶手段に記憶された
    車速から時間の経過に従って次第に減少するように変化
    する目標車速を設定する目標車速設定手段と、スロット
    ル弁の全閉が検出されている間は目標車速設定手段によ
    って設定された車速に実際の車速が一致するように変速
    比を指令する変速比指令手段と、を有する無段変速機の
    変速制御装置。
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JPH09126308A (ja) * 1995-10-30 1997-05-13 Nec Corp 移動体制動制御装置

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