JPH0529139Y2 - - Google Patents

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JPH0529139Y2
JPH0529139Y2 JP1986162248U JP16224886U JPH0529139Y2 JP H0529139 Y2 JPH0529139 Y2 JP H0529139Y2 JP 1986162248 U JP1986162248 U JP 1986162248U JP 16224886 U JP16224886 U JP 16224886U JP H0529139 Y2 JPH0529139 Y2 JP H0529139Y2
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speed
throttle opening
throttle
gear ratio
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、無段変速機の変速制御装置に関する
ものである。
(ロ) 従来の技術 従来の無段変速機の変速制御装置としては、例
えば特開昭57−161346号公報に示されるものがあ
る。これに示される変速パターンはスロツトル開
度及び車速に対して変速比が一義的に決定されて
いるものである。すなわち、スロツトル開度及び
車速が同一の条件であれば指令される変速比は必
ず同一のものとなる。また、変速比は一般にスロ
ツトル開度が大きいほど変速比が大きくなるよう
に設定され、また車速が増大するほど変速比が小
さくなるように設定されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の無段変速機の変速
制御装置には、スロツトル開度を変化させた場合
の運転フイーリングが好ましくないという問題点
がある。すなわち、例えばスロツトル開度を増大
させた場合、変速比は直ちに大側へ移行し、同時
にエンジンの出力トルクも増大する。このため駆
動力は急激に増大することになる。逆にスロツト
ル開度を減少させた場合には、変速比が直ちに小
側に移行し、同時にエンジンの出力トルクも減少
する。このため駆動力が急速に低下する。このよ
うにスロツトル開度の変化に対して駆動力が大き
く変化するため運転者の意図どおりの運転を行う
ことに困難が伴なう。本考案はこのような問題点
を解決することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、スロツトル開度が増大する場合と減
少する場合とで変速パターンを切換えることによ
り上記問題点を解決する。すなわち、本考案によ
る無段変速機の変速制御装置は、スロツトル開度
の変化速度を演算するスロツトル変化速度演算手
段と、スロツトル変化速度演算手段によつて演算
されたスロツトル開度の変化速度の正負を判別す
るスロツトル変化速度判別手段と、他の運転条件
が同一であつてもスロツトル開度の変化速度が正
の場合にはスロツトル開度の変化速度が負の場合
よりも小さい値の変速比を指令する変速比切換指
令手段と、を有している。
(ホ) 作用 運転中にスロツトル開度を増大させると、スロ
ツトル変化速度判別手段はスロツトル変化速度が
正、すなわちスロツトル開度が増大方向にあるこ
とを判別し、変速比切換指令手段によりスロツト
ル開度減少時よりもより小さい変速比を指令す
る。これにより変速比の大側への変化は緩やかな
ものとなり、これに応じて駆動力の増大も緩やか
なものとなる。逆にスロツトル開度を減少させた
場合には比較的大きい変速比が指令されるため変
速比小側への変速比の変化が緩やかなものとな
り、これに応じて駆動力の低下も緩やかなものと
なる。結局、いずれの場合もスロツトル開度の変
化に対する駆動力の変化が緩やかなものとなり、
アクセル操作に対する車両の応答のフイーリング
が向上する。
(ヘ) 実施例 第2図に無段変速機の動力伝達機構を示す。こ
の無段変速機はフルードカツプリング12、前後
進切換機構15、Vベルト式無段変速機構29、
差動装置56等を有しており、エンジン10の出
力軸10aの回転を所定の変速比及び回転方向で
出力軸66及び68に伝達することができる。こ
の無段変速機は、フルードカツプリング12(ロ
ツクアツプ油室12a、ポンプインペラー12
b、タービンランナ12c等を有している)、回
転軸13、駆動軸14、前後進切換機構15、駆
動プーリ16(固定円すい部材18、駆動プーリ
シリンダ室20(室20a、室20b)、可動円
すい部材22、みぞ22a等からなる)、遊星歯
車機構17(サンギヤ19、ピニオンギア21、
ピニオンギア23、ピニオンキヤリア25、イン
ターナルギア27等から成る)、Vベルト24、
従動プーリ26(固定円すい部材30、従動プー
リシリンダ室32、可動円すい部材34等から成
る)、従動軸28、前進用クラツチ40、駆動ギ
ア46、アイドラギア48、後進用ブレーキ5
0、アイドラ軸52、ピニオンギア54、フアイ
ナルギア44、ピニオンギア58、ピニオンギア
60、サイドギア62、サイドギア64、出力軸
66、出力軸68などから構成されているが、こ
れらについての詳細な説明は省略する。なお、説
明を省略した部分の構成については本出願人の出
願に係る特開昭61−105353号公報に記載されてい
る。
第3図に無段変速機の油圧制御装置を示す。こ
の油圧制御装置は、オイルポンプ101、ライン
圧調圧弁102、マニアル弁104、変速制御弁
106、調整圧切換弁108、変速モータ(ステ
ツプモータ)110(変速アクチユエータ)、変
速操作機構112、スロツトル弁114、一定圧
調圧弁116、電磁弁118、カツプリング圧調
圧弁120、ロツクアツプ制御弁122等を有し
ており、これらは互いに図示のように接続されて
おり、また前進用クラツチ40、後進用ブレーキ
50、フルードカツプリング12、ロツクアツプ
油室12a、駆動プーリシリンダ室20及び従動
プーリシリンダ室32とも図示のように接続され
ている。これらの弁等についての詳細な説明は省
略する。説明を省略した部分については前述の特
開昭61−105353号公報に記載されている。なお、
第3図中の各参照符号は次の部材を示す。ピニオ
ンギア110a、タンク130、ストレーナ13
1、油路132、リリーフ弁133、弁穴13
4、ポート134a〜e、スプール136、ラン
ド136a〜b、油路138、一方向オリフイス
139、油路140、油路142、一方向オリフ
イス143、弁穴146、ポート146a〜g、
スプール148、ランド148a〜e、スリーブ
150、スプリング152、スプリング154、
押圧部材158、油路164、油路165、オリ
フイス166、オリフイス170、弁穴172、
ポート172a〜e、スプール174、ランド1
74a〜c、スプリング175、油路176、オ
リフイス177、レバー178、油路179、ピ
ン181、ロツド182、ランド182a〜b、
ラツク182c、ピン183、ピン185、弁穴
186、ポート186a〜d、油路188、油路
189、油路190、弁穴192、ポート192
a〜g、スプール194、ランド194a〜e、
負圧ダイヤフラム198、オリフイス199、オ
リフイス202、オリフイス203、弁穴20
4、ポート204a〜e、スプール206、ラン
ド206a〜b、スプリング208、油路20
9、フイルター211、オリフイス216、ポー
ト222、ソレノイド224、プランジヤ224
a、スプリング225、弁穴230、ポート23
0a〜e、スプール232、ランド232a〜
b、スプリング234、油路235、オリフイス
236、弁穴240、ポート240a〜h、スプ
ール242、ランド242a〜e、油路243、
油路245、オリフイス246、オリフイス24
7、オリフイス248、オリフイス249、チヨ
ーク形絞り弁250、リリーフバルブ251、チ
ヨーク形絞り弁252、保圧弁253、油路25
4、クーラー256、クーラー保圧弁258、オ
リフイス259、切換検出スイツチ278。
第4図にステツプモータ110及びソレノイド
224の作動を制御する変速制御装置300を示
す。変速制御装置300は、入力インターフエー
ス311、基準パルス発生器312、CPU(中央
処理装置)313、ROM(リードオンリメモリ)
314、RAM(ランダムアクセスメモリ)31
5及び出力インターフエース316を有してお
り、これらはアドレスバス319及びデータバス
320によつて連絡されている。この変速制御装
置300には、エンジン回転速度センサー30
1、車速センサー302、スロツトル開度センサ
ー303、シフトポジシヨンスイツチ304、タ
ービン回転速度センサー305、エンジン冷却水
温センサー306、ブレーキセンサー307及び
切換検出スイツチ298からの信号が直接又は波
形成形器308,309及び322、及びAD変
換器310を通して入力され、一方増幅器317
及び線317a〜dを通してステツプモータ11
0へ信号が出力され、またソレノイド224へも
信号が出力されるが、これらについての詳細な説
明は省略する。なお、説明を省略した部分の構成
については、前述の特開昭61−105353号公報に記
載されている。
第5図及び第6図にステツプモータ110の制
御のための制御フローを示す。まず、第5図に示
すように、メインルーチンでは、スロツトル開度
センサー303からスロツトル開度THを読込み
(ステツプ502)、またエンジン回転速度センサー
301からエンジン回転速度NRを読込む(同
504)。次いで、前回ルーチンにおけるスロツトル
開度THの微分値dTHをdTHoとして設定してお
く(同506)。次いで、今回読込んだスロツトル開
度THに基づいてスロツトル開度の変化速度dTH
を演算する(同508)。次いで、目標エンジン回転
速度Neを決定するサブルーチン600を実行す
る。
サブルーチンー600を第6図に示す。まず、
dTHが正であるかどうかを判断し(同602)、
dTHが正の場合すなわちアクセルペダル踏込み
中にはdTHoの正負を判断し(同604)、dTHoが
正の場合はそのまま、また負の場合にはNeoの値
としてNeの値を設定した後(同606)、目標エン
ジン回転速度Neを検索する(同608)。この場合
の目標エンジン回転速度Neは第7図に実線で示
すような特性のものがあらかじめテーブルとして
記憶させてある。次いで、NeがNeoよりも大き
いかどうかを判断し(同610)、NeがNeoよりも
大きい場合はそのまま次のステツプに進み、Ne
がNeoよりも小さい場合はNeoの値をNeとして
設定し(同612)、メインルーチンに戻る。一方、
ステツプ602でdTHが負の場合には、dTHoが負
であるかどうかを判別し(同614)、dTHoが正の
場合にはNeの値をNeoとして設定し、また
dTHoが負の場合はそのまま次のステツプ618に
進み、目標エンジン回転速度Neの検索を行う。
この場合の目標エンジン回転速度Neは第7図に
破線で示すような特性で設定されている。次いで
NeがNeoよりも小さいかどうかを判断し、Neが
Neoよりも大きい場合にはNeoの値をNeとして
設定し、またNeがNeoよりも小さい場合はその
ままメインルーチンに戻る。
上述のようにしてサブルーチン600で目標エ
ンジン回転速度Neが決定されると、実際のエン
ジン回転速度NRと目標エンジン回転速度Neとの
偏差eを算出し(同510)、次いで偏差eに所定の
定数Kiを乗じてこれを積分値Iに加算し(同
512)、更にeに定数Kpを乗じたものをIに加算
してこれをフイードバツク制御信号Xとし(同
514)、これに基づいてステツプモータ110の駆
動信号が出力される(同516)。これにより偏差e
が0となるようにフイードバツク制御が行われ
る。
上記制御により加速度dTHが正の場合には第
7図に実線で示す変速パターンが選択され、また
dTHが負の場合には第7図に破線で示す変速パ
ターンが選択されることになる。なお、ステツプ
604及びステツプ614で前回ルーチンにおけるスロ
ツトル開度の変化速度の正負を判定して正負の切
換わりの際にNeoの設定を行つているのは、スロ
ツトル開度の変化速度が負から正に切換わつた場
合及び正から負に切換わつた場合の急激な目標エ
ンジン回転速度の変化を防止するためである。
上述のようにスロツトル開度増大中は第7図に
実線で示す変速パターンが選択され、またスロツ
トル開度減少中は第7図に破線で示す変速パター
ンが選択される。第7図に実線で示す変速パター
ンは、破線で示す変速パターンと比較すると、同
一の運転条件、すなわち同一の車速及び同一のス
ロツトル開度に対して目標エンジン回転速度がよ
り小さい値となるように設定されている。従つ
て、スロツトル開度増大中は比較的エンジン回転
速度が低くなり(すなわち、変速比が小さくな
り)、逆にスロツトル開度減少中はエンジン回転
速度が高くなる(すなわち、変速比が大きくな
る)。これにより、アクセルペダルを操作した場
合の駆動力の変化が緩やかになり、好ましい運転
フイーリングを得ることができる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、ス
ロツトル開度増大中はスロツトル開度減少中より
も小さい変速比が選択されるようにしたので、ア
クセルペダル操作時の駆動力の変化を円滑にする
ことができ、運転フイーリングが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成要素間の関係を示す図、
第2図は無段変速機の動力伝達機構を示す図、第
3図は無段変速機の油圧制御装置を示す図、第4
図は無段変速機の変速制御装置を示す図、第5図
はメインルーチンを示す図、第6図は目標エンジ
ン回転速度決定のためのサブルーチンを示す図、
第7図はスロツトル開度とエンジン回転速度との
関係を示す図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スロツトル開度信号を1入力信号として目標と
    する変速比を決定し、この目標とする変速比が実
    現されるように変速アクチユエータを作動させる
    信号を出力する変速制御手段と、スロツトル開度
    の変化速度を演算するスロツトル変化速度演算手
    段と、スロツトル変化速度演算手段によつて演算
    されたスロツトル開度の変化速度の正負を判別す
    るスロツトル変化速度判別手段と、他の運転条件
    が同一であつてもスロツトル開度の変化速度が正
    の場合にはスロツトル開度の変化速度が負の場合
    よりも小さい値の変速比を前記変速制御手段に指
    令する変速比切換指令手段と、を有することを特
    徴とする無段変速機の変速制御装置。
JP1986162248U 1986-10-24 1986-10-24 Expired - Lifetime JPH0529139Y2 (ja)

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JP1986162248U JPH0529139Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS6369039U JPS6369039U (ja) 1988-05-10
JPH0529139Y2 true JPH0529139Y2 (ja) 1993-07-27

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