JP2687059B2 - ミクサー - Google Patents

ミクサー

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JP2687059B2
JP2687059B2 JP3298597A JP29859791A JP2687059B2 JP 2687059 B2 JP2687059 B2 JP 2687059B2 JP 3298597 A JP3298597 A JP 3298597A JP 29859791 A JP29859791 A JP 29859791A JP 2687059 B2 JP2687059 B2 JP 2687059B2
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ウオード ミユータースパウフ マツクス
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1408Balanced arrangements with diodes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J3/00Continuous tuning

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機お
よびラジオ受信機において有用な平衡ミクサーに関し、
特に、ミクサーの混合装置をバイアスするバイアス回路
網に関する。
【0002】
【発明の背景】ミクサーは、或る周波数の入力信号を別
の周波数に変換する3個のポートを持った回路網であ
る。この変換を実現するために、入力信号は非線形装置
により別の入力信号とヘテロダインすなわち“混合”さ
れる。この処理により、2つの入力信号の周波数の和と
差に等しい周波数を有する2つの主要な出力信号が発生
される。しかしながら、不要な混合生成物も通常発生さ
れる。テレビジョンまたはラジオ受信機のチューナで
は、RF段から受信される無線周波(RF)信号は、局
部発振器により発生される局部発振器(LO)信号と混
合され、中間周波(IF)信号を発生する。
【0003】種々の型式のミクサー、それらの動作、そ
れらの相対的な長所および短所についての優れた記述
が、ダブリュー・エイチ・ヘイワードの著書、“無線周
波数設計入門”(プレンティス・ホール社出版、版権1
982年)の第232頁〜第245頁にみられる。
【0004】トランジスタのような能動デバイスを増幅
器として使用するミクサーもあり、ダイオードのような
受動デバイスを使用するミクサーもある。受動ミクサー
が能動ミクサーよりも有利な点は、能動ミクサーは不要
な混合生成物を増幅する傾向にあり、これらの生成物を
除去することが一層困難になることである。ミクサーの
混合装置は、“2乗”モードまたは“スイッチング”モ
ードで動作する。スイッチング・モードのミクサーは2
乗モードのミクサーよりも、不要な生成物の発生が少な
い。スイッチング・モードのミクサーの中でも、いわゆ
る“平衡”ミクサーには独特の利点がいくつか有り、こ
れらの利点の中には、2つの入力信号のうち少なくとも
1つがミクサーの他方の入力および出力で省かれること
である。平衡ミクサーのこの利点およびその他の利点は
以下に更に詳しく説明する。
【0005】ミユータースパウフ氏とアンダーソン氏に
より1989年4月13日に出願された米国特許出願第
337,798号には単一平衡ミクサーが開示されてい
る。1989年にアメリカ合衆国インディアナ州インデ
ィアナポリス所在のトムソンコンシューマ エレクトロ
ニクス社が出版した、“RCA/GEカラーテレビジョ
ン・サービスデータ−CTC−156/157”に記載
された、CTC−156および157型シャーシを含ん
でいるRCAカラーテレビジョン受像機は、ミユーター
スパウフ氏とアンダーソン氏の特許出願で開示されたも
のと類似する単一平衡ミクサーを備えたTCCRおよび
TCHR型のチューナを使用している。これらの単一平
衡ミクサーは、1対の混合ダイオードと、LO信号およ
びRF信号を平衡インピーダンス構成で混合ダイオード
に結合する単一のバラン(balun)とを含んでい
る。
【0006】プライス氏に付与された米国特許第4,6
01,063号には二重平衡ミクサーが開示されてい
る。アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス
所在のアールシーエー社が1985年に出版した、“R
CAカラーテレビジョン基礎サービスデータCTC13
3シリーズ”に記述された、CTC−133型シャーシ
を含んでいるRCAカラーテレビジョン受像機は、プラ
イス氏の特許に開示されたものと類似する二重平衡ミク
サーを使用している。これらの二重平衡ミクサーには、
ブリッジ状に構成された2対の混合ダイオードと、LO
信号およびRF信号をそれぞれ平衡インピーダンス構成
で混合ダイオードに結合する2個のバランとが含まれて
いる。各対のダイオードは、電源電圧および電源電圧と
2個のダイオードの間に結合される抵抗を含んでいる電
流源回路網によりバイアスされる。
【0007】
【発明の概要】発明の目的 ミクサーの混合装置を電圧源バイアス回路網によりバイ
アスし、負荷の変動によって、電圧源から供給される電
圧が著しい影響を受けず、局部発振器(LO)信号の整
流に起因して起こる、第1および第2の単方向性導通デ
バイスに供給されるバイアス電圧が変動するのを抑制
し、RF入力への局部発振器信号の漏れを減少させ、L
O信号の振幅範囲を拡大し、局部発振器に必要とされる
電力を減らすことにある。 発明の構成 無線周波(RF)信号を供給する手段と局部発振器(L
O)信号を供給する手段とを含んでいるチューナにおい
て、前記RF信号とLO信号を合成して中間周波(I
F)信号を発生するミクサーであって、 直列に接続され
且つ同じ極性方向に接続された第1および第2の単方向
性導通デバイスと、 前記RF信号およびLO信号のうち
の少なくとも1つを、平衡のとれたインピーダンス構成
で前記直列に接続された第1および第2の単方向性導通
デバイスの両端間に結合させるインピーダンス変成回路
網と、 一定電圧の電圧源(+Vc)と、 前記電圧源と、
前記直列に接続された第1および第2の単方向性導通デ
バイスの接続点との間に接続される第1の抵抗要素と、
第2の抵抗要素と、 基準電位点と、 前記インピーダンス
変成回路網の少なくとも一部分を介して前記基準電位点
を前記第2の抵抗要素に接続する手段とから成り、 前記
第1および第2の抵抗要素は、前記電圧源と前記基準電
位点との間に分圧器を形成して前記第1および第2の単
方向性導通デバイスにバイアス電圧を供給し、 前記分圧
器のテブナン等価回路は、前記バイアス電圧が前記LO
信号の整流に 起因して変動するのを抑制するために比較
的低いソース・インピーダンスを有するテブナン電圧源
を供給するものであり、 前記第1および第2の抵抗要素
は、所定の分圧比を与えるように選定され、該分圧比
は、LO信号の振幅範囲を拡大させ且つ局部発振器に必
要とされる電力を減らすために、前記バイアス電圧が前
記第1および第2の単方向性導通デバイスの導通電圧よ
りも僅かに低くなるように選定される。 発明の効果 負荷の変動によって、電圧源から供給される電圧が著し
い影響を受けず、局部発振器(LO)信号の整流に起因
して起こる、第1および第2の単方向性導通デバイスに
供給されるバイアス電圧が変動するのを抑制することが
でき、RF入力への局部発振器信号の漏れも減少し、L
O信号の振幅範囲が拡大され、局部発振器に必要とされ
る電力を減らすことができる。
【0008】これらの図面において、対応する要素には
同じもしくは類似の参照番号を付けてある。また、図
1,図2,図3の回路図は同じ様に構成されているの
で、これら種々の実施例の類似点と相違点を容易に見分
けられるであろう。
【0009】
【実施例】図1,図2および図3に示すチューナはテレ
ビジョン受像機とラジオ受信機の両方に有効である。し
かしながら、一例として、テレビジョンの環境に関連し
てチューナを説明する。
【0010】図1,図2、図3に示すように、アンテナ
あるいは他のRF(無線周波数)テレビジョン信号源
(例えばケーブル分配システム)から供給されるRF信
号は、RF入力端子10を介して同調可能なRF増幅器
12に結合される。同調可能な局部発振器14は局部発
振器(LO)信号を発生する。増幅されたRF信号とL
O信号は平衡ミクサー16に結合される。ミクサー16
はこれら2つの信号を合成(ヘテロダイン)し、中間周
波(IF)信号を発生する。望ましい方法としては、ミ
クサー16により発生されるIF信号はIF“プレフィ
ルタ”18により濾波されてから、IF出力端子20を
介してテレビジョン受像機のIF部に結合される。後に
続く増幅段で歪み成分を生じることがある第1および第
2の隣接テレビジョン・チャネルの信号並びに不要なミ
クサー生成物を著しく減衰させるために、プレフィルタ
18は、テレビジョン受像機のIF部で用いられる通常
のIFフィルタよりも選択度が良くなるように設計され
ている。プレフィルタ18は複同調バターワースフィル
タ(Butterworth filter)で構成す
ることもできる。プレフィルタ18は、上述した出願係
属中のミユータースパウフ氏外による特許出願の主題で
ある。
【0011】図1と図3に示す単一平衡ミクサー16と
16′はそれぞれ1対の混合ダイオードと1個のインピ
ーダンス変成回路網を有し、RF信号とLO信号を平衡
インピーダンス構成の混合ダイオードに結合する。図1
に示す単一平衡ミクサー16のインピーダンス変成回路
網はバラン22で構成される。バラン22は通常の方法
で形成される2対のバイファイラ巻線(bifila
windings)22,22および22,22
を含み、局部発振器14の出力における不平衡すなわ
ち単終端(シングルエンディド)インピーダンスの構成
を、混合ダイオード24と26を駆動するのに必要とさ
れる平衡すなわち二重終端(ダブルエンディド)インピ
ーダンスの構成に変換する。LO信号は、コンデンサ1
5を介してバイファイラ巻線22と22の接続点に
おいてバラン22の第1入力端子28に結合され、バイ
ファイラ巻線22と22の接続点における第2入力
端子30は接地されている。増幅されたRF信号は、コ
ンデンサ13を介してバイファイラ巻線22,22
の接続点における端子32に結合される。バイファイラ
巻線22と22の接続点における“中央”端子30
は接地されている。ダイオード24と26は、巻線22
の一方の端における第1の出力端子34と巻線22
の一方の端における第2の出力端子36との間に直列に
接続され、極性は同じ向きになっている。IF信号はダ
イオード24と26の接続点に発生され、コンデンサ3
8を介してIFプレフィルタ18に結合される。
【0012】図1に関してこれまで述べたチューナ(以
下に説明するバイアス回路40を備えていない)は、ミ
ユータースパウフ氏とアンダーソン氏の出願に開示され
たチューナに類似しており、また、アメリカ合衆国イン
ディアナ州インディアナポリス所在のトムソン コンシ
ューマ エレクトロニクス社が出版した“RCA/GE
カラーサービスデータ・CTC156/157”に記載
された、CTC156およびCTC157シャーシを含
んでいるRCAカラーテレビジョン受像機に用いられる
TCCR型とTCHR型チューナと類似している。
【0013】先に述べたように、本発明は特に平衡ミク
サー用のバイアス回路網に関するものである。図1に示
す単一平衡ミクサー16のバイアス回路網40は、電源
電圧+Vとダイオード24のアノードとの間に接続さ
れる比較的大きな値の抵抗42と、ダイオード24とバ
ラン22の端子34との間に接続され注目している周波
数範囲でのインピーダンスが無視できるRFバイパス・
コンデンサ44と、コンデンサ44と並列に接続される
比較的小さい値の抵抗46とから成る。しかしながら、
図1に示す単一平衡ミクサー16に用いられている構成
のバイアス回路網40の必要性並びに重要性を述べる前
に、図2に示す二重平衡ミクサー16″の基本構成につ
いて述べる。その理由は、この2つのミクサーに用いら
れるバイアス回路網が類似しているからである。
【0014】図2に示す二重平衡ミクサー16″は2対
の混合ダイオードと2個のインピーダンス変成回路網を
有する。図2に示す二重平衡ミクサー16″に用いられ
る要素のうち、図1に示す単一平衡ミクサーに使用され
る要素と関連する要素には同じ参照番号が付けられてい
るが、ミクサー16″は二重平衡構成なので、記号aお
よびbが付加されている。
【0015】明確に言うと、二重平衡ミクサー16″
は、図1に示す単一平衡ミクサー16に用いるバラン2
2と同じ構成を有する第1のバラン22′を含んでい
る。しかしながら、バラン22′は、平衡インピーダン
スの構成をとり対を成す混合ダイオード24a,26a
および24b,26bに、LO信号ではなく単終端RF
信号を結合するのに用いられる。ミクサー16″は対を
成すバイファイラ巻線48,48および48,4
を有する第2のバラン48も含んでいる。第2のバ
ラン48は単終端LO信号を、平衡インピーダンスの構
成をとり対を成す混合ダイオード24a,26aおよび
24b,26bに結合するのに用いられる。LO信号
は、バイファイラ巻線48と48の接続点にあるバ
ラン48の第1の入力端子50に結合され、バイファイ
ラ巻線48と48の接続点にある第2の入力端子5
2は接地される。第1の出力端子54は、ミクサー1
6″の注目している周波数範囲でインピーダンスが無視
できる直流阻止コンデンサ56bを介してダイオード2
4bと26bの接続点に結合され、第2の出力端子58
は直流阻止コンデンサ56aを介してダイオード24a
と26aの接続点に結合される。IF信号は、バイファ
イラ巻線48と48の接続点にある“中央”端子6
0に発生され、IFプレフィルタ18に結合される。直
流阻止コンデンサ56aと56bが在るので、コンデン
サ38は省略してもよい。
【0016】以下に述べるバイアス回路網40aと40
bを除くと、図2に示す二重平衡ミクサー16″の基本
構成は、プライス氏の特許の図1に示す二重平衡ミクサ
ーと類似しており、また、インディアナ州インディアナ
ポリス所在のアール・シー・エー社が出版した、“RC
Aカラーテレビジョン基礎サービスデータCTC133
シリーズ”に記載された、CTC133型シャーシを含
んでいるRCAカラーテレビジョン受像機に用いられた
MTT007型チューナに使用されるミクサーと類似し
ている。
【0017】平衡ミクサーの動作と長所を簡単に説明す
ることにより、図1と図3にそれぞれ示す単一平衡ミク
サー16と16′のバイアス回路網40と40′および
図2に示す二重平衡ミクサーのバイアス回路網40aと
40bの必要性並びに特有の構成を理解するのが容易と
なるであろう。
【0018】単一平衡ミクサーの主要な特徴は、インピ
ーダンス変成回路網の出力側の平衡のとれた片側に発生
される2つの局部発振器信号成分が相殺されるので、I
F出力端子とRF入力端子におけるLO信号からの寄与
が事実上排除されることである。二重平衡ミクサーで
は、LO信号とRF信号の双方からの寄与はIF出力端
子において事実上排除される。また、LO信号からの寄
与はRF入力端子において事実上排除され、RF信号か
らの寄与はLO入力端子において事実上排除される。し
かしながら、二重平衡ミクサーの費用は、構成要素の数
が比較的多くなるので、単一平衡ミクサーの費用よりも
高くなる。
【0019】典型的には、平衡ミクサーのダイオードは
スイッチとして動作し、このスイッチの導通状態はLO
信号に応答して制御される。図1,図2および図3に示
す例示的実施例では、望ましい混合ダイオードは、日本
の(株)日立製作所より入手できるHSM88Sのよう
なショットキーダイオードであり、“2乗”特性を示す
ダイオードよりも、相対的“非導通”領域と相対的“導
通”領域間において、ずっと急激な遷移を示す。図4
は、HSM88Sダイオードの電圧対電流伝達特性を示
す。
【0020】2乗特性のミクサーは、2つの入力信号を
掛け合わす際に、混合装置(すなわち、ダイオードまた
はトランジスタ)の2乗特性に依存する。或る意味で
は、平衡ミクサーは一種の同期復調器と見なすことがで
き、ダイオードはLO信号に応答して相対的に非導通な
状態と相対的に導通な状態との間でスイッチ制御され、
RF信号を整流した形式でミクサーの出力端子に送る。
スイッチング型式のミクサーの出力信号を表わすフーリ
エ級数の或るより高次の項は、2乗ミクサーの出力信号
を表わすフーリエ級数の同じ項と比較して振幅が無くな
ってはいないが、相当に減少している。その結果、スイ
ッチング型式のミクサーは2乗ミクサーよりも、不要な
生成物が少ない傾向にあり、また生じる歪みも少ない傾
向にある。
【0021】2乗ミクサーの場合、以下の(1)および
(2)の両方を行なう場合、非常に望ましいことが判明
している。(1)LO信号に比較的一定の振幅を与え
る。 (2)不要な生成物に対する比較的低い振幅と一致す
る、出力信号の望ましい生成物に対する比較的大きな振
幅を確保するために、混合ダイオードに対して安定なバ
イアス電圧源を供給する。平衡ミクサーの場合、ダイオ
ードは典型的にはスイッチング装置として働くので、L
O信号の振幅は重要ではないと考えられ、また、LO信
号の振幅がダイオードを非導通状態と導通状態の間で確
実に切り換えるのに十分大きい限り、ダイオードのバイ
アス電源は必要でないと考えられる。しかしながら、V
HFおよびUHF帯のように比較的大きな周波数範囲全
体にわたって、LO信号の振幅を十分に高いレベルに容
易に維持することができないこともある。その場合、ダ
イオードを非導通状態と導通状態の間でより確実に切り
換えるために、ダイオードの電流対電圧伝達特性の非導
通領域と導通領域との間の遷移点もしくは遷移点の付近
でダイオードをバイアスするのが望ましいことが判明し
ている。
【0022】プライス氏の回路ではバイアス電流が各対
の同じ極性のダイオードに供給されており、そのため、
それぞれの抵抗(CTC133型シャーシの場合13キ
ロオーム)を電源電圧(CTCシャーシの場合+18ボ
ルト)と、対を成す同極性のダイオードのうち第1のダ
イオードのアノードとの間に接続している。2個の直流
分離コンデンサは、ミクサーについて注目している周波
数範囲内でのインピーダンスが無視できるので、2つの
バイアス電流路を分離するのに用いられる。バイアス電
流は、RF入力バランの巻線を介して大地に戻される。
比較的高い値の抵抗は、バイアス電流を供給するのみな
らず、RF信号とLO信号が減衰されるのを防ぐ。比較
のために、本発明の図2に示す、電源電圧+Vに結合
される抵抗42aと42bおよびこれに関連するコンデ
ンサ44aと44bは、プライス氏の特許の図1に示す
対応する要素と同じ様に構成されている。しかしなが
ら、本発明によるバイアス回路の他の特徴は著しく異な
り、以下に説明するように、プライス氏の電流源バイア
ス回路網の問題点の解決に向けられている。
【0023】本発明は、プライス氏のミクサー回路はL
O信号の振幅を予め定められる範囲内で維持することが
できるときには十分な性能を発揮するが、その電流源バ
イアス回路は、LO信号の振幅が注目している周波数範
囲(特にVHFとUHF帯)において、また各チューナ
ごとに著しく変動する状況に最適のものではないという
認識に一部基づいている。更に明確に言うと、本発明
は、電流源バイアス回路網の代りに電圧源バイアス回路
を使用すべきであるという認識に一部基づいている。ま
た本発明は、抵抗を1個加えるだけでよいという極めて
簡単な方法で電圧源バイアス回路を提供できる方法に一
部基づいている。
【0024】プライス氏の回路では、各1対の混合ダイ
オード(24a,26bおよび24b,26a)につい
て、ダイオードによりLO信号を整流するため、それぞ
れの直流分離コンデンサ(44aと44b)の両端に、
特にLO信号の高振幅時に、電圧が発生される。このよ
うになる理由は、抵抗と直流分離コンデンサの接続点に
生じる直流インピーダンスが比較的高いためである。整
流された電圧は、LO信号の振幅が変化するにつれて変
化する。この変化は、注目している周波数範囲にわたっ
て、また各チューナごとに非常に大きなものである。そ
の結果、ダイオードのバイアス点は大きく変動し、LO
信号自体の振幅の変化と共に、ダイオードのスイッチン
グ動作は不確実となり、ミクサーの性能は低下する。
【0025】電流源のソース・インピーダンスと比較し
て、電圧源は比較的低いインピーダンスを示す。従っ
て、負荷の変動は、電圧源から供給される電圧に大きな
影響を及ぼさない。しかしながら、プライス氏のミクサ
ー回路の電流源を単に電圧源で置き換えるだけならば、
RF信号は比較的低インピーダンスの電圧源を通って大
地に“分路”されるので、ミクサーの平衡インピーダン
スの構成が損なわれ、ミクサーの性能がひどく悪くな
る。更に、ミクサーの最適の動作のために混合ダイオー
ドをバイアスするのに必要とされる比較的低い電圧を供
給することのできる電圧源は、テレビジョン受像機およ
びラジオ受信機では通常見い出されない。
【0026】図1に示す単一平衡ミクサーでは、比較的
低い値の抵抗46をコンデンサ44の両端に接続するこ
とにより、プライス氏の特許に開示される比較的高イン
ピーダンスの電流源バイアス回路網は比較的低インピー
ダンスの電圧源バイアス回路網に変換される。明確に言
うと、比較的高い値の抵抗42と比較的低い値の抵抗4
6が分圧器を形成し、比較的高い電源電圧+Vから、
ダイオード24と26のために比較的低いバイアス電圧
を発生する。分圧器のための、大地への直流帰路は、バ
ラン22の巻線22,22および22を通る。図
1に示す単一平衡ミクサーでは、コンデンサ44は抵抗
46をバイパスするのに用いられる。これと比較して、
プライス氏のバイアス回路網の対応するコンデンサは、
直流分離のために用いられている。図2に示す二重平衡
ミクサーのバイアス回路網40aと40bの対応する要
素は、同様な分圧器の形式で構成されている。導通電圧
よりも僅かに低いバイアス電圧を各ダイオードに供給す
るように分圧比が選定されることが望ましい。一例とし
て、図4に示す日立HSM88Sショットキーダイオー
ドの伝達特性に関して、分圧比は全バイアス電圧0.4
45ボルト、すなわちダイオード1個当り0.225ボ
ルトを供給するよう選定され、これは導通電圧0.3ボ
ルトよりも少し低い。
【0027】図1と図2に示すミクサーの分圧器バイア
ス回路網のテブナン等価回路は電圧を供給する電圧源
(テブナン電圧源と呼ばれる)である。供給される電圧
は、分圧器を形成する2個の直列抵抗の分圧比で決定さ
れ、テブナン電圧源抵抗は分圧器を形成する2個の並列
抵抗の合成により決定される。図1と図2にそれぞれ示
す電圧源バイアス回路網40,40aおよび40bの抵
抗46,46aおよび46bは比較的低い値を有するの
で、テブナン電圧源抵抗は比較的低い値を有する。その
結果、LO信号をダイオードで整流することによりコン
デンサ44,44aおよび44bに発生する電圧はLO
信号の各サイクルの間に急速に放電されるので、ダイオ
ードのバイアス電圧は著しい影響を受けない。しかしな
がら、分圧器のための、大地への直流帰路はバランのバ
イファイラ巻線を通るので、RF信号とLO信号に関し
ては、大地に対して比較的高いインピーダンスを示す。
その結果、バランにより得られる平衡インピーダンスの
構成は影響を受けない。大地分離インピーダンスはイン
ダクタのような分離要素を追加する必要がないことは注
目すべき重要なことである。インダクタを追加すると、
費用が増大するのみならず、寄生応答も引き起こされ
る。
【0028】図1に示す単一平衡ミクサー16の電圧バ
イアス源40は、バラン22の出力端子34と36の間
の平衡インピーダンスの構成を少しばかり不平衡にす
る。抵抗42とほぼ等しい値を有する抵抗62を出力端
子36と大地との間に接続すると、平衡のとれたインピ
ーダンス構成が回復される傾向にある。抵抗42と62
の抵抗値は、バラン22自体の僅かな不平衡を補正する
ために幾分異なる値に選定されることもある。
【0029】一例として以下の表は、上述したCTC1
56型シャーシを含んでいるRCAカラーテレビジョン
受像機に用いる単一平衡ミクサーに使用したときの、電
圧電源バイアス回路網40に適する構成要素の値を示
す。 構成要素 値 V 17ボルト R42 1500オーム R46 56オーム R62 1200オーム C44 1000ピコファラド
【0030】テストの結果は、電圧源バイアス回路網4
0を追加すると、TCCRチューナの性能はいくつかの
点で著しく改善されることを示す。VHF帯に関して
は、電圧源バイアス回路網40により、局部発振器駆動
電圧を7〜10db低下することができた。このため、
局部発振器に要する電力が有利に減じられ、従って局部
発振器の複雑性と費用を減らすことができる。また、R
F入力への局部発振器信号の漏れも減少し、従って干渉
の可能性も少なくなる。その結果、この目的のために必
要とされる複雑で高価な回路を省くことができる。性能
の改善は、−3〜+7dbm程度で比較的広い局部発振
信号の振幅の範囲にわたって一様に行われる。このた
め、局部発振器に課される制約が更に減少し、従って局
部発振器の複雑性と費用を更に減少することができる。
これと同様な利点はUHF発振器についても期待するこ
とができる。
【0031】図3に示す単一平衡ミクサー16′の有す
る電圧源バイアス回路網40′は、図1と図2に示す電
圧源バイアス回路網40,40aおよび40bと幾分類
似しているが、LO信号とRF信号を混合ダイオード2
4と26に結合させるためにインピーダンス変成器が使
用されるので大地ヘの直流帰路を備える方法が異なって
いる。図1に示す単一平衡ミクサー16と比較して、単
一平衡ミクサ16′はバランの代りにRF変成器64を
使用している。明確に言うと、局部発振器14により発
生されるLO信号は、局部発振器14の出力を第1の入
力端子66に接続し、第2の入力端子68を接地するこ
とにより、変成器64の1次巻線64の両端に結合さ
れる。RF増幅器12により発生される、増幅されたR
F信号は変成器64の2次巻線64の中央タップ端子
74に結合される。混合ダイオード24と26は、出力
端子70と72を介して2次巻線64の両端に互いに
直列に接続される。
【0032】先に説明したように、図1に示すミクサー
16においては、バラン22の巻線22,22およ
び22を端子30を介して接地することにより、RF
信号とLO信号のための平衡インピーダンスの構成と両
立して、電圧バイアス源40のために直流が大地に有効
に戻される。これと比較して、図に示すミクサー1
6′の変成器64の2次巻線64が、電圧バイアス源
40′に直流帰路を供給する目的で直接接地されるなら
ば、2次巻線64の平衡インピーダンスの構成が乱さ
れてしまう。
【0033】平衡のとれたインピーダンスの構成を維持
すると共に電圧源バイアス回路網40′に直流帰路を供
給するためには、比較的高い値の抵抗(図1に示す電圧
源バイアス回路網40に用いられた抵抗42に相当す
る)を1個使用する代りに、実質的に同じ値で比較的高
い値の抵抗を2個(76と78)使用する。抵抗76は
図1に示すバイアス回路網40の抵抗42と同じ回路位
置に接続され、抵抗78は、端子72と大地との間に、
抵抗76と平衡のとれる関係で接続される。抵抗46と
コンデンサ44は図1に示す分圧器40の場合と同じ様
に接続される。抵抗76,46および78は、2次巻線
64により抵抗46と78の間で直流接続が行われる
ので、分圧器を形成する。ダイオード24と26のバイ
アス電圧は抵抗46に発生する。
【0034】ダイオード24と26に関して、分圧器の
等価回路は、抵抗76と78との直列の合成と抵抗46
との間の分圧により決定される電圧を供給しているテブ
ナン電圧源、および抵抗76と78の直列の合成と抵抗
46との並列の合成により決定されるテブナン電源抵抗
から成る電圧源である。この電圧源は、抵抗78によ
り、平衡インピーダンスの構成でRF信号とLO信号に
関しては大地から分離される。
【0035】図1に示す単一平衡ミクサ16のバイアス
回路網40により供給される同じバイアス電圧に関し
て、バイアス回路網40および40′の抵抗42の抵抗
値が同じであるとすると、抵抗76と78の抵抗値はそ
れぞれ抵抗42の抵抗値のほぼ2分の1になるはずであ
る。巻線64が中央タップ端子74を基準として平衡
がとれているならば、平衡のとれたインピーダンスの構
成を維持するために、抵抗76と78は同じ公称抵抗値
を持つべきである。2次巻線が僅かに不平衡であるなら
ば、2次巻線64の不平衡を補正するために、抵抗4
2と62の抵抗値は幾分異なるように選定されるであろ
う。
【0036】電圧源は、比較的低い値の電源抵抗46に
より、比較的低い値のバイアス電圧と比較的低い値の電
源抵抗を供給する。この比較的低いバイアス電圧は、ダ
イオード24と26を導通電圧よりも少し低くバイアス
するのに適している。比較的低い値の電源抵抗により、
バイパス・コンデンサ44の両端に発生するバイアス電
圧が、ダイオード24と26でLO信号を整流すること
により、著しく変化しないことが保証される。しかしな
がら、前に述べたように、電圧源は、抵抗78により、
RF信号とLO信号に関して、平衡インピーダンスの構
成で大地から分離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴に従って構成された単一平衡ミク
サーを含んでいるチューナの概略図である。
【図2】本発明のもう1つの特徴に従って構成された二
重平衡ミクサーの概略図を示すものである。
【図3】本発明の更にもう1つの特徴に従って構成され
た、もう1つの単一平衡ミクサーを含んでいるチューナ
の概略図である。
【図4】図1,図2および図3に示す平衡ミクサーの動
作を理解するのに役立つ、ダイオードの電圧対電流特性
のグラフである。
【符号の説明】
12 RF増幅器 14 局部発振器 16 平衡ミクサー 16″ 二重平衡ミクサー 22 バラン(平衡不平衡変成器) 22 バイファイラ巻線 22 バイファイラ巻線 22 バイファイラ巻線 22 バイファイラ巻線 24 ダイオード 24a 混合ダイオード 24b 混合ダイオード 26 ダイオード 26a 混合ダイオード 26b 混合ダイオード 40 バイアス回路網 40a バイアス回路網 40b バイアス回路網 42 抵抗 44 RFバイパス・コンデンサ 44a 直流分離コンデンサ 44b 直流分離コンデンサ 46 抵抗 48 バイファイラ巻線 48 バイファイラ巻線 48 バイファイラ巻線 48 バイファイラ巻線 62 抵抗 64 変成器 76 抵抗 78 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マツクス ウオード ミユータースパウ フ アメリカ合衆国 インデイアナ州 イン デイアナポリスノース・レイマン・アベ ニユー 7353 (56)参考文献 特開 昭61−212122(JP,A) 特開 昭63−36604(JP,A) 実開 昭63−26117(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線周波(RF)信号を供給する手段と
    局部発振器(LO)信号を供給する手段とを含んでいる
    チューナにおいて、前記RF信号とLO信号を合成して
    中間周波(IF)信号を発生するミクサーであって、 直列に接続され且つ同じ極性方向に接続された少なくと
    も一対の単方向性導通デバイスと、 前記RF信号およびLO信号のうちの少なくとも1つ
    を、平衡のとれたインピーダンス構成で前記直列に接続
    された単方向性導通デバイスの両端間に結合させるイン
    ピーダンス変成回路網と、 電圧源(+Vc)と、 前記電圧源と、前記直列に接続された単方向性導通デバ
    イスとの間に接続される第1の抵抗要素と、 第2の抵抗要素と、 基準電位点と、 前記インピーダンス変成回路網の少なくとも一部分を介
    して前記基準電位点を前記第2の抵抗要素に接続する手
    段とから成り、前記第1の抵抗要素と第2の抵抗要素の接続点は、前記
    第1の抵抗要素と前記直列に接続された単方向性導通デ
    バイスとの接続点に接続され、 前記第1の抵抗要素および第2の抵抗要素は、前記電圧
    源と前記基準電位点との間に分圧器を形成して前記直列
    に接続された単方向性導通デバイスにバイアス電圧を供
    給し、 前記第1および第2の抵抗要素の値は、前記第1の抵抗
    要素と第2の抵抗要素との接続点が比較的低いインピー
    ダンスを呈するように選定される、前記ミクサー。
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