JP2687050B2 - 作業足場 - Google Patents
作業足場Info
- Publication number
- JP2687050B2 JP2687050B2 JP3049883A JP4988391A JP2687050B2 JP 2687050 B2 JP2687050 B2 JP 2687050B2 JP 3049883 A JP3049883 A JP 3049883A JP 4988391 A JP4988391 A JP 4988391A JP 2687050 B2 JP2687050 B2 JP 2687050B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scaffold
- work
- building
- scaffolds
- work scaffold
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Movable Scaffolding (AREA)
Description
【０００１】［発明の目的］
【０００２】
【産業上の利用分野】本発明は、建築工事に用いられる
全天候型の作業足場に関する。
全天候型の作業足場に関する。
【０００３】
【従来の技術】建物の外壁面は常に外部環境に晒されて
いるため、風雨や熱等の影響による汚積が生じ易い。そ
のため定期的に外壁面の清掃や補修を行う必要があり、
これらの作業を行う場合は補修作業用の足場を建築物の
外周に建て込む。
いるため、風雨や熱等の影響による汚積が生じ易い。そ
のため定期的に外壁面の清掃や補修を行う必要があり、
これらの作業を行う場合は補修作業用の足場を建築物の
外周に建て込む。
【０００４】従来の一般的な作業足場には本足場、枠組
み足場、ゴンドラ足場等が知られている。本足場や枠組
み足場は、地上から建物全体の外周を囲うように組上げ
るものである。またゴンドラ足場は建物の屋上から作業
床となるゴンドラを吊下げ、これを作業領域の移動に伴
って移動させるものである。
み足場、ゴンドラ足場等が知られている。本足場や枠組
み足場は、地上から建物全体の外周を囲うように組上げ
るものである。またゴンドラ足場は建物の屋上から作業
床となるゴンドラを吊下げ、これを作業領域の移動に伴
って移動させるものである。
【０００５】ところで、上述した本足場や枠組み足場
は、作業性に優れている反面、組立て及び解体にかなり
の手間と費用を要し、また高さ５０ｍ程度までが安全上
の限界とされている。しかも、建物の外周全体を囲むこ
とから、特に既存建物の外壁改修工事等の場合、各住居
室への日照を妨げ、居住者に対し著しい圧迫感を与える
という難点を抱えている。
は、作業性に優れている反面、組立て及び解体にかなり
の手間と費用を要し、また高さ５０ｍ程度までが安全上
の限界とされている。しかも、建物の外周全体を囲むこ
とから、特に既存建物の外壁改修工事等の場合、各住居
室への日照を妨げ、居住者に対し著しい圧迫感を与える
という難点を抱えている。
【０００６】これに対しゴンドラ足場は、本足場や枠組
み足場では高さ的に対応が困難な高層建築物に適し、し
かも居住者に対する影響も比較的少ない。
み足場では高さ的に対応が困難な高層建築物に適し、し
かも居住者に対する影響も比較的少ない。
【０００７】しかしながら、かかる従来の足場はいずれ
も風雨を防ぐ手段が講じられておらず露出状態で作業が
行われるため、降雨、降雪の場合には作業ができずに工
期の遅延をもたらすという問題があり、また夏季や冬季
には作業環境が悪くなる上に、塗装等の作業条件が著し
く変化するため仕上がりにも悪影響を及ぼすという問題
があった。
も風雨を防ぐ手段が講じられておらず露出状態で作業が
行われるため、降雨、降雪の場合には作業ができずに工
期の遅延をもたらすという問題があり、また夏季や冬季
には作業環境が悪くなる上に、塗装等の作業条件が著し
く変化するため仕上がりにも悪影響を及ぼすという問題
があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
の作業足場は、作業が露出状態で行われるため、降雨、
降雪の場合には作業ができず、また夏季や冬季には作業
環境が悪くなる上に、塗装等の作業条件が著しく変化す
るため施工の仕上がりにも悪影響が生ずるという問題が
あった。
の作業足場は、作業が露出状態で行われるため、降雨、
降雪の場合には作業ができず、また夏季や冬季には作業
環境が悪くなる上に、塗装等の作業条件が著しく変化す
るため施工の仕上がりにも悪影響が生ずるという問題が
あった。
【０００９】本発明はこのような事情に基づきなされた
もので、外部との遮蔽性が高くかつ設営が容易な作業空
間を確保できる作業足場を提供すること目的としてい
る。
もので、外部との遮蔽性が高くかつ設営が容易な作業空
間を確保できる作業足場を提供すること目的としてい
る。
【００１０】［発明の構成］
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するため、建築物の上部に複数の突梁を敷設し、各
突梁からそれぞれ索条を介して昇降自在な吊り足場を前
記建造物の周壁面に沿って吊下げてなる作業足場におい
て、前記吊り足場の作業空間を内外シート間に気体が圧
入された二重の気密シートで覆うとともに、前記作業空
間を大気に対して正圧にしたことを特徴とする。
解決するため、建築物の上部に複数の突梁を敷設し、各
突梁からそれぞれ索条を介して昇降自在な吊り足場を前
記建造物の周壁面に沿って吊下げてなる作業足場におい
て、前記吊り足場の作業空間を内外シート間に気体が圧
入された二重の気密シートで覆うとともに、前記作業空
間を大気に対して正圧にしたことを特徴とする。
【００１２】
【作用】本発明では、吊り足場の作業空間を内外シート
間に気体が圧入された二重の気密シートで覆うととも
に、前記作業空間を大気に対して正圧にしたので、外部
との遮蔽性が高くかつ設営が容易な作業空間を確保でき
る。
間に気体が圧入された二重の気密シートで覆うととも
に、前記作業空間を大気に対して正圧にしたので、外部
との遮蔽性が高くかつ設営が容易な作業空間を確保でき
る。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【００１４】図１は本発明の一実施例の作業足場の構成
を説明するための断面図、図２は第１図の作業足場の全
体を示す斜視図、図３は図２の立面図である。
を説明するための断面図、図２は第１図の作業足場の全
体を示す斜視図、図３は図２の立面図である。
【００１５】これらの図に示すように、本実施例の作業
足場は、建物１の屋上部分において、先端が建物１の壁
面から突出するように付設された複数の支持梁１０から
吊りワイヤロープ２０を介して、吊り足場３０を建物１
の周壁面の隣接する２辺に跨がるような配置状態で吊下
げられている。
足場は、建物１の屋上部分において、先端が建物１の壁
面から突出するように付設された複数の支持梁１０から
吊りワイヤロープ２０を介して、吊り足場３０を建物１
の周壁面の隣接する２辺に跨がるような配置状態で吊下
げられている。
【００１６】上述の各支持梁１０は、例えば建物１の屋
上部分に設けられたパラペット等にほぼ均等な間隔を置
いて仮設的に固定されている。各支持梁１０には、それ
ぞれ２本の吊りワイヤロープ２０が結着されており、各
吊りワイヤロープ２０の下端は、吊り足場３０の架台３
１に巻上げ機３２、３３を介してそれぞれ結着されてい
る。また、吊り足場３０に備えられた全ての巻上げ機３
２、３３はそれぞれ連動式となっており、これらの巻上
げ機３２、３３は屋上や地上または室内からの遠隔操作
で作動するようになっている。そしてこの吊り足場３０
は、全体的にほぼ水平な状態を保ちながら建物１の壁面
に沿って昇降するようになっている。
上部分に設けられたパラペット等にほぼ均等な間隔を置
いて仮設的に固定されている。各支持梁１０には、それ
ぞれ２本の吊りワイヤロープ２０が結着されており、各
吊りワイヤロープ２０の下端は、吊り足場３０の架台３
１に巻上げ機３２、３３を介してそれぞれ結着されてい
る。また、吊り足場３０に備えられた全ての巻上げ機３
２、３３はそれぞれ連動式となっており、これらの巻上
げ機３２、３３は屋上や地上または室内からの遠隔操作
で作動するようになっている。そしてこの吊り足場３０
は、全体的にほぼ水平な状態を保ちながら建物１の壁面
に沿って昇降するようになっている。
【００１７】また、この吊り足場３０は、建物１側を除
く周囲を天井部分を含めて金属パイプ等を用いた骨組３
４で囲っており、この骨組３４の外側には透明合成樹脂
シート３５が被覆されて、骨組３４の建物１側の端部に
は可撓性気密チューブに空気を充填してなるシールを兼
ねたクッション３７が固定されている。これにより、吊
り足場３０は降雨、降雪、寒気、暑気等から遮断される
とともに風等により足場が揺動して建物壁に衝突した場
合でも建物に損傷を与えないようにされている。なお、
この吊り足場３０の架台３１には、この足場３０を建物
１の壁面に沿って円滑に昇降させるためのガイドローラ
３６が取付けられている。このクッション３７は吊り足
場の昇降時には空気を抜いて収縮させ昇降の妨げとなら
ないようにされる。
く周囲を天井部分を含めて金属パイプ等を用いた骨組３
４で囲っており、この骨組３４の外側には透明合成樹脂
シート３５が被覆されて、骨組３４の建物１側の端部に
は可撓性気密チューブに空気を充填してなるシールを兼
ねたクッション３７が固定されている。これにより、吊
り足場３０は降雨、降雪、寒気、暑気等から遮断される
とともに風等により足場が揺動して建物壁に衝突した場
合でも建物に損傷を与えないようにされている。なお、
この吊り足場３０の架台３１には、この足場３０を建物
１の壁面に沿って円滑に昇降させるためのガイドローラ
３６が取付けられている。このクッション３７は吊り足
場の昇降時には空気を抜いて収縮させ昇降の妨げとなら
ないようにされる。
【００１８】また、骨組３４には、所定間隔で送気口を
設けた送気管Ｐが配設されており、作業空間内に夏季に
は冷気を、冬季には暖気を送り作業空間内を空調するよ
うになっている。
設けた送気管Ｐが配設されており、作業空間内に夏季に
は冷気を、冬季には暖気を送り作業空間内を空調するよ
うになっている。
【００１９】そして、本実施例は、図４に示すように骨
組３４上に、内側シート４２ａよりも外側シート４２ｂ
を大面積とした二重の気密シート４２を張設して、内外
シート間に空気を圧入するとともに二重シート４２内の
作業空間も大気に対して正圧にしたものである。
組３４上に、内側シート４２ａよりも外側シート４２ｂ
を大面積とした二重の気密シート４２を張設して、内外
シート間に空気を圧入するとともに二重シート４２内の
作業空間も大気に対して正圧にしたものである。
【００２０】しかして、この実施例では、二重シート４
２の外径が全体として流線形をなし風圧抵抗を緩和する
とともにより高い機密性が得られる効果がある。
２の外径が全体として流線形をなし風圧抵抗を緩和する
とともにより高い機密性が得られる効果がある。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明の作業足場に
よれば、気体が圧入された二重の気密シートにより外部
との遮蔽性が高くかつ設営が容易な作業空間を確保でき
る。
よれば、気体が圧入された二重の気密シートにより外部
との遮蔽性が高くかつ設営が容易な作業空間を確保でき
る。
【図１】本発明の一実施例の作業足場の構成を説明する
ための断面図。
ための断面図。
【図２】図１の作業足場の全体を示す斜視図。
【図３】図２の立面図。
【図４】本発明の一実施例の要部を示す断面図。
【符号の説明】 １…建物 １０…支持梁 ２０…吊りワイヤロープ ３０…吊り足場 ３１…架台 ３２，３３…巻上げ機 ３４…骨組 ３５…透明合成樹脂シート ３７…クッション ４２…二重の気密シート
Claims (1)
- 【請求項１】建築物の上部に複数の突梁を敷設し、各突
梁からそれぞれ索条を介して昇降自在な吊り足場を前記
建造物の周壁面に沿って吊下げてなる作業足場におい
て、前記吊り足場の作業空間を内外シート間に気体が圧
入された二重の気密シートで覆うとともに、前記作業空
間を大気に対して正圧にしたことを特徴とする作業足
場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049883A JP2687050B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 作業足場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049883A JP2687050B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 作業足場 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05263520A JPH05263520A (ja) | 1993-10-12 |
| JP2687050B2 true JP2687050B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12843441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3049883A Expired - Lifetime JP2687050B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 作業足場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2687050B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200453782Y1 (ko) * | 2009-01-23 | 2011-05-26 | 류정달 | 건물 외벽 작업승강 로우프 고정용 거치대 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002349077A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 建物の修復方法 |
| JP2009150185A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Chunichi-Sougyo Corp | 作業用ゴンドラ |
| JP2009155927A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Nihon Bisoh Co Ltd | ゴンドラ用の養生装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6023339A (ja) * | 1983-07-18 | 1985-02-05 | Nitto Kasei Kogyo Kk | 金属石鹸の製造方法 |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3049883A patent/JP2687050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6023339A (ja) * | 1983-07-18 | 1985-02-05 | Nitto Kasei Kogyo Kk | 金属石鹸の製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200453782Y1 (ko) * | 2009-01-23 | 2011-05-26 | 류정달 | 건물 외벽 작업승강 로우프 고정용 거치대 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05263520A (ja) | 1993-10-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970722 |