JP2617382B2 - 建築物の天井構築方法 - Google Patents

建築物の天井構築方法

Info

Publication number
JP2617382B2
JP2617382B2 JP3198932A JP19893291A JP2617382B2 JP 2617382 B2 JP2617382 B2 JP 2617382B2 JP 3198932 A JP3198932 A JP 3198932A JP 19893291 A JP19893291 A JP 19893291A JP 2617382 B2 JP2617382 B2 JP 2617382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
building
unit
floor
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3198932A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0518038A (ja
Inventor
恵一 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP3198932A priority Critical patent/JP2617382B2/ja
Publication of JPH0518038A publication Critical patent/JPH0518038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2617382B2 publication Critical patent/JP2617382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の室内の天井に
天井下地材、照明器具、天井仕上材等の天井内装材を設
置する施工工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家屋、ビル等の各種建築物における天井
部分には、天井下地材、照明器具、天井仕上材、配管等
の天井用建築材料が設置されるが、従来、これらを天井
へ設置する天井工事は、床上に作業用の足場を構築して
作業者がこの足場に乗って手作業で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
天井工事では、工事中常に作業足場を必要とするが、一
般にこの作業足場は組立、移動及び解体に多くの労力や
時間がかかり、また、床上の多くの領域を占有するので
他の作業に支障を及ぼす場合があるという不具合があっ
た。また、前記作業足場に乗って作業を行う場合、作業
者は長時間不自然な姿勢を続けなければならず足元も不
安定であるため、作業環境の面においても好適なものと
は言い難かった。本発明は前記事情に鑑みてなされたも
ので、他の工事に支障を及ぼすことなく作業時間や労力
を省力化することができ、作業者の作業環境を向上させ
ることができる建築物の天井構築方法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、建築物の天井に天井下地材、照明器具、天
井仕上材、配管等の天井用建築材料を取り付ける天井構
築方法であって、前記天井用建築材料をあらかじめ組み
立てて天井ユニットを形成し、該天井ユニットを前記建
築物の床上に載置し、前記床上に載置された天井ユニッ
トを、前記天井の上階階床に設置された吊上手段により
吊り上げて前記天井部分に取り付けるようにした。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明の建築物の天井構築方法の一
実施形態を示す説明図、図2は図1に示す天井工事にお
ける天井ユニットの吊上作業を詳説する説明図、図3及
び図4は図1に示す天井工事の流れを示す説明図であ
る。図1において、10は建築物の室内、11は床、1
2は天井、20は上階の床で、図1に示すように、前記
天井12から上階の床20にかけては床スリーブ25が
数箇所形成されており、該スリーブ25のうちの1つに
は後に詳説する監視センサ26が、前記上階の床20側
から天井12側に先端を延出させて設置されている。ま
た、前記上階の床20には吊上装置45を搭載した自走
車40が複数台配置されており、該自走車40の吊上装
置45から供給される吊りワイヤー46は、前記複数箇
所のスリーブ25を通して前記室内10に垂下されてい
る。
【0006】一方、図2において、51は空調用のダク
ト、52は空調吹出口、53はダクト51と空調吹出口
52とを接続するエアパイプ、54は枠材、55は該枠
材54に嵌め込まれた天井仕上材、56は、その一端が
図1に示すブラケット57を介して枠材54に取り付け
られた支持棒材、58は、該支持棒材56の他端に取り
付けられたハンガー部材であり、これらで天井ユニット
Tを構成している。
【0007】次に、本実施例による天井工事について説
明する。前記室内10には図4に示すように格子状に配
列された9本の支柱Aが立設されており、以下に説明す
る天井工事は、前記室内10の全ての天井12部分を仕
上げるのに縦横1スパン分の領域B1乃至B4毎に分け
て計4回行われる。 まず、図3の左側に示すように、
前記天井ユニットTを前記室内10に搬入する。この場
合、室内10への搬入口(図示せず)の大きさに合わせ
て前記天井ユニットTをいくつかの分割ユニットの状態
で搬入してもよいし、完成された天井ユニットTの状態
で搬入してもよい。或は、天井ユニットTを構成する前
記各資材を個別の状態で搬入して前記室内10で天井ユ
ニットTを組み立ててもよい。
【0008】次に、図3の中央に示すように前記天井ユ
ニットTを床11上に載置し、この状態で、前記天井1
2のスリーブ25から垂下された吊りワイヤー46の先
端に設けられたフック(図示せず)を前記天井ユニット
Tのハンガー部材58に引っ掛け、前記自走車40の吊
上装置45を作動させて天井ユニットTを図3の右側に
示すように床11から天井12に向けて吊り上げる。前
記吊上装置45の駆動は図2に示すように、上階の床2
0にいる作業者Sが持つリモートコントローラRの操作
によって行われ、該リモートコントローラRからの制御
信号は前記自走車40内の受信部(図示せず)で受信さ
れて、吊上装置45の動作制御用の例えばマイクロコン
ピュータ等の制御装置(図示せず)に入力されるように
なっている。そして、本実施例の場合は図2に示すよう
に4台の吊上装置45で天井ユニットTの吊り上げを行
うようにしている。
【0009】この吊上装置45による前記天井ユニット
Tの吊上距離は、前記監視センサ26が例えば天井ユニ
ットTのダクト51の上面部分までの距離を検出するこ
とにより確認されるようになっており、監視センサ26
は検出した距離情報を前記自走車40内の図示しない制
御装置に信号として出力し、各吊上装置45がこれに基
づいて吊上距離の調整や吊上動作の停止等を行うように
している。前記吊上装置45の動作制御に使用される前
記監視センサ26としては、例えば一般にカメラ等の測
距手段として広く用いられている発光、受光素子による
三角測距法で距離を検出するセンサ等が用いられる。こ
のようにして所定の高さまで吊り上げられた前記天井ユ
ニットTは、従来より行われている固定方法で天井12
に固定され、以下、図4に示すように残りの3つの領域
に前記自走車40や監視センサ26を移動させて前述と
同様に配置し、上述した工程を各領域で繰り返して行う
ことにより天井12の全体に仕上工事が施されることと
なる。
【0010】尚、本実施例では前記天井ユニットTを自
走車40に搭載された吊上装置45によって吊り上げる
ものとしたが、その他の手段によって吊り上げるように
してもよい。また、所定の高さまで吊り上げられた前記
天井ユニットTの固定は、吊りワイヤー46の先端に設
けられた図示しないフックを前記スリーブ25内で固定
し、さらにこの状態でスリーブ25をコンクリート材等
で穴埋めして固定するようにしてもよい。また、前記天
井ユニットTを吊り上げる手段は1つでも複数でもよ
く、複数の場合は、各吊上手段を連係させて総合的に集
中制御して作動させてもよく、個別にオペレータの操作
で作動させてもよい。また、これらの吊上手段を作動さ
せるための操作部は、本実施例のようなリモートコント
ローラRに限定されず、遠隔操作されるものでなくても
よい。
【0011】
【発明の効果】上述したように本発明は、建築物の天井
に天井下地材、照明器具、天井仕上材、配管等の天井用
建築材料を取り付ける天井構築方法であって、前記天井
用建築材料をあらかじめ組み立てて天井ユニットを形成
し、該天井ユニットを前記建築物の床上に載置し、前記
床上に載置された天井ユニットを、前記天井の上階階床
に設置された吊上手段により吊り上げて前記天井部分に
取り付けるようにしたので、作業足場等を組んで作業を
行う必要がなくなり、よって、他の工事に支障を及ぼす
ことなく作業時間や労力を省力化することができ、作業
者の作業環境を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物の天井構築方法の一実施形態を
示す説明図である。
【図2】図1に示す天井工事における天井ユニットの吊
上作業を詳説する説明図である。
【図3】図1に示す天井工事の流れを示す説明図であ
る。
【図4】図1に示す天井工事の流れを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 床 12 天井 20 上階の床(上階階床) 45 吊上装置(吊上手段) 51 ダクト(天井用建築材料) 52 空調吹出口(天井用建築材料) 53 エアパイプ(天井用建築材料) 54 枠材(天井用建築材料) 55 天井仕上材(天井用建築材料) 56 支持棒材(天井用建築材料) 57 ブラケット(天井用建築材料) 58 ハンガー部材(天井用建築材料) T 天井ユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の天井に天井下地材、照明器具、
    天井仕上材、配管等の天井用建築材料を取り付ける天井
    構築方法であって、 前記天井用建築材料をあらかじめ組み立てて天井ユニッ
    トを形成し、 該天井ユニットを前記建築物の床上に載置し、 前記床上に載置された天井ユニットを、前記天井の上階
    階床に設置された吊上手段により吊り上げて前記天井部
    分に取り付けるようにした、 ことを特徴とする建築物の天井構築方法。
JP3198932A 1991-07-12 1991-07-12 建築物の天井構築方法 Expired - Lifetime JP2617382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3198932A JP2617382B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 建築物の天井構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3198932A JP2617382B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 建築物の天井構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518038A JPH0518038A (ja) 1993-01-26
JP2617382B2 true JP2617382B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=16399370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3198932A Expired - Lifetime JP2617382B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 建築物の天井構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2617382B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0518038A (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6125289B2 (ja) 立管の施工方法及び立管施工のための仮設治具装置
JP2617382B2 (ja) 建築物の天井構築方法
JP6151528B2 (ja) 空調ユニットの施工方法
JP2954837B2 (ja) 外壁板の取付方法及びこれに使用する見切縁
JP2687050B2 (ja) 作業足場
JP2023129823A (ja) 配管ユニット、作業用台車、及び、施工方法
JPH10292619A (ja) 大空間対応吊り足場構築システムに用いるセルフクライミング吊り足場ユニット
JPH02176075A (ja) 建築版の吊込工法及びその装置
KR20080104429A (ko) 건축 장치 및 방법
JP3018874U (ja) サッシュ取付装置
KR20080100002A (ko) 건축 장치 및 방법
JP7256763B2 (ja) 面材施工装置及び面材施工方法
JPH10152981A (ja) 昇降式足場
KR20080099685A (ko) 건축 장치 및 방법
JPH04237761A (ja) 高所設備施工方法
JPH07232893A (ja) 荷揚装置
JPH0643361Y2 (ja) 吊り上げ用治具
JPH04125381A (ja) 配管先行、設備機器後設置工法
JPH06240873A (ja) 天井の施工方法
JPH07268950A (ja) 屋上バルコニーユニットと吊金具
JPH08302888A (ja) 天井パネルおよび天井パネルを用いた住宅の施工方法
JPH0663299B2 (ja) 天井板張設工法
JPH0657954A (ja) 構造物天井の施工方法
JP2004076525A (ja) 仮設ステージ
JP2579241B2 (ja) 天井部工事の施工法